JP3216593U - 梱包体および梱包済み板材 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を削減できる梱包体および梱包済み板材を提供する。【解決手段】ベース部41は、第2方向Yに間隔をあけて配置された一対のベース本体44と、一対のベース本体44の各上面に、第1方向Xに間隔をあけて複数形成され、複数の板材30の各下端部が差し込まれる差込口45と、を備え、差込口45は、一対のベース本体44それぞれにおいて第2方向Yの外側を向く外側面56aに開口し、第2方向Yの内側を向く内側面56bに閉じている一対の外凹溝54を備える第1差込口45aと、一対のベース本体44それぞれにおける内側面56bに開口し、外側面56aに閉じている一対の内凹溝55を備える第2差込口45bと、を備え、サイド部42は、複数の板材30に第2方向Yの外側から対向するサイド本体57と、サイド本体57から第2方向Yの内側に突出し、第1方向Xに隣り合う板材30同士の間に差し込まれる凸部と、を備え、凸部は、上方に向かうに従い第1方向Xに大きくなる。【選択図】図1

Description

本考案は、梱包体および梱包済み板材に関する。
従来から、下記特許文献1に記載されているような梱包体が知られている。この梱包体は、立ち姿勢で複数枚の薄板状部品を並行に梱包することに用いられる。梱包体は、底ケースと、第1の受け壁と、一対の下縁部支持部材と、受け部材と、を備える。第1受け壁は、底ケースに立設されている。一対の下縁部支持部材は、立ち姿勢の薄板状部品の両側下縁部をそれぞれ支持するために底ケースに隔離して配置される。受け部材は、第1の受け壁に水平方向に取り付けられる。
この梱包体では、薄板状部品が、一対の下縁部支持部材と受け部材により支持される。
特開2010−95298号公報
しかしながら、前記従来の梱包体では、底ケースや第1の受け壁が必要となり、部品点数が多い。
本考案は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、部品点数を削減することを目的とする。
前記課題を解決するために、本考案は以下の手段を提案している。
(1)本考案に係る梱包体は、立ち姿勢にした複数の板材を、水平方向のうちの第1方向に並列させて梱包する梱包体であって、前記複数の板材を下方から支持するベース部と、前記複数の板材を、水平方向のうちの前記第1方向に直交する第2方向の外側から支持するサイド部と、を備え、前記ベース部は、前記第2方向に間隔をあけて配置された一対のベース本体と、前記一対のベース本体の各上面に、前記第1方向に間隔をあけて複数形成され、前記複数の板材の各下端部が差し込まれる差込口と、を備え、前記差込口は、前記一対のベース本体それぞれにおいて前記第2方向の外側を向く外側面に開口し、かつ、前記第2方向の内側を向く内側面に閉じている一対の外凹溝を備える第1差込口と、前記一対のベース本体それぞれにおける前記内側面に開口し、かつ、前記外側面に閉じている一対の内凹溝を備える第2差込口と、を備え、前記サイド部は、前記複数の板材に前記第2方向の外側から対向するサイド本体と、前記サイド本体から前記第2方向の内側に突出し、前記第1方向に隣り合う板材同士の間に差し込まれる凸部と、を備え、前記凸部は、上方に向かうに従い前記第1方向に大きくなる。
この場合、ベース部の差込口が、第1差込口と第2差込口とを備えている。
第1差込口は、一対の外凹溝を備えており、この第1差込口(一対の外凹溝)に板材を差し込むと、一対のベース本体が、一対のベース本体に対して第2方向の外側から位置決めされる。
第2差込口は、一対の内凹溝を備えており、この第2差込口(一対の内凹溝)に板材を差し込むと、一対のベース本体が、一対のベース本体に対して第2方向の内側から位置決めされる。
以上から、第1差込口および第2差込口それぞれに板材を差し込むことで、一対のベース本体が、第2方向の外側および内側の両側から位置決めされる。これにより、例えば、前記従来技術に記載されたような底ケースなどがなくても、一対のベース本体(ベース部)を第2方向に位置決めすることができる。
サイド部の凸部が、上方に向かうに従い第1方向に大きくなる。したがって、第1方向に隣り合う板材の間に凸部を差し込んだとき、凸部において第1方向を向く両側面のうち、少なくとも一方を、板材によって下方から支持することができる。その結果、例えば、前記従来技術に記載されたような第1の受け壁などがなくても、サイド部を上下方向に位置決めすることができる。
以上より、例えば、前記従来技術に記載されたような底ケースや第1の受け壁などがなくても、ベース部やサイド部を位置決めすることができる。これにより、部品点数を削減することができる。
(2)上記(1)に係る梱包体は、前記複数の板材を上方から支持するトップ部を更に備え、前記トップ部は、前記第1方向に並列された前記複数の板材の各上端部を前記第1方向に貫くように形成された窪み内に配置される。
この場合、トップ部が、前記窪み内に配置されるので、複数の板材をより安定して支持することができる。
(3)本考案に係る梱包済み板材は、前記複数の板材と、前記複数の板材を梱包する上記(1)または(2)に記載の梱包体と、を備える。
この場合、前記梱包体が複数の板材を梱包するので、梱包体の部品点数を抑えつつ、板材を確実に梱包することができる。
(4)上記(3)に係る梱包済み板材では、前記複数の板材それぞれは、前記第1方向の第1側に向けて凸をなすように湾曲し、前記第1方向に隣り合う板材同士では、前記第1側に位置する板材の湾曲によって形成される湾曲凹部内に、前記第1方向の第2側に位置する板材の湾曲によって形成される湾曲凸部の少なくとも一部が位置する。
この場合、第1方向に隣り合う板材同士で、第1側に位置する板材の湾曲凹部内に、第2側に位置する板材の湾曲凸部の少なくとも一部が位置する。したがって、板材が第1側に向けて凸をなすように湾曲していても、多くの板材を第1方向に積層させることができる。
(5)上記(4)に係る梱包済み板材では、前記複数の板材それぞれは、前記第1側に向けて凸をなすように湾曲する主面部と、前記主面部の外縁から突出する突出部と、を備え、前記第1方向に隣り合う板材同士では、前記突出部の上下方向の向きが互い違いになる。
この場合、第1方向に隣り合う板材同士で、突出部の上下方向の向きが互い違いになる。したがって、例えば、板材が精度よく並列されているか否かを判断し易くすること等ができる。
(6)上記(3)から(5)のいずれか1つに係る梱包済み板材では、前記複数の板材は、自動車用部品である。
この場合、複数の板材が自動車用部品であるので、例えば、付加価値が高い板材を確実に梱包すること等ができる。
本考案によれば、部品点数を削減することができる。
本考案の一実施形態に係る梱包済み板材の斜視図である。 図1に示す梱包済み板材を構成する第1板材を表面から見た斜視図である。 図1に示す梱包済み板材を構成する第2板材を裏面から見た斜視図である。 図2および図3に示す第1板材および第2板材を第1方向に並列させた状態を示す斜視図である。 図4に示す第1板材および第2板材の側面図である。 図1に示す梱包済み板材を構成するベース部の斜視図である。 図6に示すベース部の分解斜視図である。 図6に示すベース部の平面図である。 図1に示す梱包済み板材を構成するサイド部の斜視図である。 図9に示すサイド部の分解斜視図である。 図9に示すサイド部の第1方向における端部の拡大図である。 図1に示す梱包済み板材を構成するトップ部を上方から見た斜視図である。 図12に示すトップ部を下方から見た斜視図である。 図13に示すトップ部の分解斜視図である。 図1に示す梱包済み板材を形成する板材の梱包方法を説明する図であって、第1工程を説明する斜視図である。 図1に示す梱包済み板材を形成する板材の梱包方法を説明する図であって、第2工程を説明する斜視図である。 図16に示す梱包途中の板材を第1方向から見た背面図である。
以下、図1から図17を参照し、本考案の一実施形態に係る梱包体および梱包済み板材を説明する。
多くの分野で、製造部門から組み立て部門へ部品を梱包し輸送することが行われる。例えば、立ち姿勢で自立できない薄板状部品(板材)の多数枚を、輸送効率を上げるために立ち姿勢に梱包して輸送することが行われる。梱包体は、例えばこの種の輸送や、部品の保管に用いられる。梱包体は、例えば自動車のフードアウターに代表されるような、比較的大型でありながら剛性が低く、かつそれ単独では立ち姿勢で自立できない薄板状部品の多数枚を梱包する。なお、多数枚の薄板状部品が梱包体により梱包されることで、本考案に係る梱包済み部品(梱包済み板材)が形成される。
図1に示すように、梱包済み板材20は、かご10に収容される。かご10は、底板11と、底板11に設けられた複数の柱材12と、複数の柱材12間に架け渡された棒材13と、を備えている。底板11は、平面視矩形状に形成されている。柱材12は、底板11の4つの角部それぞれに1つずつ設けられている。棒材13は、底板11の4つの辺部に沿って1つずつ設けられ、各辺部を挟んで隣り合う一対の角部に配置された一対の柱材12を連結している。棒材13は、上下方向Zに間隔をあけて複数(図示の例では3つ)配置されている。
なお、梱包済み板材20がかご10に収容されることに代えて、例えば、梱包済み板材20の周囲に、板材30を保護するためのフィルムが巻き付けられる等してもよい。
梱包済み板材20は、立ち姿勢にされた状態で、水平方向のうちの第1方向Xに並列された複数の板材30と、複数の板材30を梱包する梱包体40と、を備えている。複数の板材30は、前述したフードアウターのような自動車用部品である。
なお以下では、水平方向のうちの板材30が並列される方向を第1方向Xといい、水平方向のうちの第1方向Xに直交する方向を第2方向Yという。図示の例では、第1方向Xは、底板11がなす矩形状の4つの辺部のうちの2つの辺部と平行であり、第2方向Yは、前記4つの辺部のうちの残りの2つの辺部と平行である。図1に示すように、立ち姿勢の板材30では、表裏面が水平方向(第1方向X)を向き、板材30が上下方向Zに延びている。
図1から図5に示すように、複数の板材30は、互いに同等の形状かつ同等の大きさに形成されている。複数の板材30では、第1方向Xに隣り合う板材30同士において上下方向Zの向きが互い違いになっている。
図2から図4に示すように、各板材30は、第1方向Xに凸をなすように湾曲する主面部31と、主面部31の外縁から突出する突出部32と、を備えている。
主面部31は、上下方向Zの第1端部31a(本実施形態では、フードアウターとして前方に位置することになる端部)から第2端部31b(本実施形態では、フードアウターとして後方に位置することになる端部)に向かうに従い第2方向Yに拡幅している。
複数の板材30では、それぞれの主面部31がいずれも第1方向Xの第1側X1に向けて共通して凸をなしている。言い換えると、図2に示すように、複数の板材30の各主面部31において第1側X1を向く表面は、第1側X1に向けて凸をなす湾曲凸部33を形成する。図3に示すように、各主面部31において第2側X2を向く裏面は、第1側X1に向けて凹をなす湾曲凹部34を形成する。
図2および図3に示すように、突出部32は、各板材30に、第2方向Yに間隔をあけて一対設けられている。一対の突出部32は、主面部31の前記第2端部31bにおける第2方向Yの両端部に設けられている。
図4に示すように、第1方向Xに隣り合う板材30同士では、突出部32の上下方向Zの向きが、互い違いになっている。言い換えると、複数の板材30は、突出部32が主面部31から下方に突出する第1板材30aと、突出部32が主面部31から上方に突出する第2板材30bと、を備えている。第1板材30aと第2板材30bとは、第1方向Xに交互に配置されている。
図5に示すように、第1方向Xに隣り合う板材30同士では、第1側X1に位置する板材30(図示の例では、第1板材30a)の湾曲によって形成される前記湾曲凹部34内に、第2側X2に位置する板材30(図示の例では、第2板材30b)の湾曲によって形成される前記湾曲凸部33の少なくとも一部が位置する。本実施形態では、第1板材30aの湾曲凹部34内に、第2板材30bの湾曲凸部33のうち、上下方向Zの中央よりも下方に位置する部分が配置されている。
また本実施形態において、第1方向Xに隣り合う板材30同士では、第1側X1に位置する板材30(図示の例では、第1板材30a)および第2側X2に位置する板材30(図示の例では、第2板材30b)の少なくとも一部同士が、上方に向かうに従って第1方向Xに離間している。図示の例では、第1板材30aおよび第2板材30bそれぞれにおいて、上下方向Zの中央よりも上方に位置する部分(以下、「上部」という。)が、上方に向かうに従って第1方向Xに離間している。第1板材30aおよび第2板材30bの上部は、第2方向Yから見た側面視において、V字状をなす。
更に本実施形態では、複数の板材30には、図4に示すような窪み35が形成されている。窪み35は、複数の板材30の各上端部を第1方向Xに貫くように形成されている。本実施形態では、第1板材30aの第1端部31aが、第2板材30bの一対の突出部32に対して、第2方向Yの内側に配置されている。その結果、第1板材30aの第1端部31aに対する第2方向Yの両外側に、一対の窪み35が形成される。各窪み35は、第1板材30aの第1端部31aと、第2板材30bの突出部32と、の間に形成される。
なお第2方向Yの内側とは、第2方向Yに沿って、立ち姿勢の板材30における第2方向Yの中央に近づく側を意味し、第2方向Yの外側とは、第2方向Yに沿って、立ち姿勢の板材30における第2方向Yの中央から離れる側を意味する。
図1に示すように、梱包体40は、複数の板材30を下方から支持するベース部41と、複数の板材30を第2方向Yの外側から支持するサイド部42と、複数の板材30を上方から支持するトップ部43と、を備えている。
図6から図8に示すように、ベース部41は、第2方向Yに間隔をあけて配置された一対のベース本体44と、一対のベース本体44の各上面に、第1方向Xに間隔をあけて複数形成され、複数の板材30の各下端部が差し込まれる差込口45と、を備えている。
図6および図7に示すように、ベース本体44は、下部材46と、上部材47と、を備えている。
図1に示すように、下部材46は、かご10の底板11上に配置される。下部材46は、平面視において第2方向Yよりも第1方向Xに長い矩形状をなす扁平直方体状に形成されている。下部材46における第2方向Yの外側の角部は、かご10の柱材12が突き当て可能に構成されている。
図6および図7に示すように、第2方向Yに間隔をあけて配置された一対の下部材46は、同等の形状かつ同等の大きさに形成されている。一対の下部材46は、第2方向Yに線対称になるように対向して配置されている。一対の下部材46は、第2方向Yのどちら側に位置するベース本体44にも共通の形状をなす構成を適用することができる。
下部材46には、第1装着部48と、第1凹部49と、突条部50と、第2凹部51と、が更に設けられている。
第1装着部48には、上部材47が装着される。第1装着部48は、下部材46における第2方向Yの中央部に設けられている。第1装着部48は、下部材46の上面から上方に突出する複数の突起48aを備えている。
第1凹部49は、下部材46の上面に形成されている。第1凹部49には、第1板材30aの突出部32が差し込まれる。第1凹部49は、第1装着部48に対して第2方向Yの外側に形成されている。第1凹部49は、第1方向Xに間隔をあけて複数(図示の例では4つ)設けられている。第1凹部49は、第1方向Xに線対称に形成されている。第1凹部49は、大凹部52と、一対の小凹部53と、を備えている。
図8に示すように、大凹部52は、平面視において第2方向Yの外側に向けて凸となる頂角を有する二等辺三角形状に形成されている。
一対の小凹部53は、平面視において、前記頂角から第2方向Yの外側に向けてV字状をなすように形成されている。一対の小凹部53のうち、一方の小凹部53に第1板材30aの突出部32が配置される。他方の小凹部53には、この下部材46を第2方向Yの反対側のベース本体44において使用した場合に、第1板材30aの突出部32が差し込まれる。
図6および図7に示すように、突条部50は、下部材46における第2方向Yの内側の端部に設けられている。突条部50は、上方に向けて突出し、第1方向Xに直線状に延びている。図8に示すように、突条部50は、第1方向Xに複数(図示の例では4つ)の分割突部50aに分割されている。突条部50は、突条部50を第2方向Yに横断する凹条部50bによって、分割突部50aに分割されている。
図6および図7に示すように、第2凹部51は、突条部50の上面に形成されている。第2凹部51には、第2板材30bにおける主面部31の第1端部31aが差し込まれる。第2凹部51が、突条部50から第2方向Yの内側に向けて開口している。第2凹部51は、第1方向Xに間隔をあけて複数形成されている。
図8に示すように、第2凹部51は、各分割突部50aに設けられている。第2凹部51は、各分割突部50aに、第1方向Xに間隔をあけて一対設けられている。共通の分割突部50aに設けられた一対の第2凹部51は、平面視において第1方向Xに線対称をなす。一対の第2凹部51のうちの一方の第2凹部51に、第2板材30bの第1端部31aが差し込まれる。他方の第2凹部51には、この下部材46を第2方向Yの反対側のベース本体44において使用した場合に、第2板材30bの第1端部31aが差し込まれる。
図6および図7に示すように、上部材47は、下部材46に装着される。上部材47は、各ベース本体44に2つずつ設けられている。上部材47は、第1方向Xに並んで2つ配置されている。上部材47は、下部材46に対して第1方向Xおよび第2方向Yに小さく、上下方向Zに大きい直方体状に形成されている。なお図6から図8、および後述する図15から図17では、2つの上部材47のうちの第2側X2に位置する上部材47の図示を省略している。
上部材47の下面には、図示しない第2装着部が設けられている。第2装着部は、第1装着部48に装着される。第2装着部は、図示しない複数の凹部を備えている。各凹部には、第1装着部48の凸部58が嵌合される。
上部材47の上面には、外凹溝54と、内凹溝55と、が設けられている。外凹溝54と内凹溝55とは、第1方向Xに交互に設けられている。外凹溝54は、上部材47において第2方向Yの外側を向く外側面56aに開口している。外凹溝54は、上部材47において第2方向Yの内側を向く内側面56bに閉じている。外凹溝54は、下部材46の第1凹部49と第1方向Xに同等の位置に設けられている。内凹溝55は、内側面56bに開口し、外側面56aに閉じている。内凹溝55は、下部材46の第2凹部51と第1方向Xに同等の位置に設けられている。
なお本実施形態において、凹溝が側面に閉じている形態は、凹溝のうち、凹溝の深さ方向に沿った少なくとも一部が側面に開口していない形態を含み、言い換えると、凹溝の深さ方向の全長にわたって凹溝が側面に開口している形態を除いている。図示の例では、外凹溝54が、内側面56bの上端部では第2方向Yの内側に向けて開口しているが、内側面56bの上端部よりも下方に位置する部分では開口していない。内凹溝55は、その深さ方向の全長にわたって外側面56aに開口していない。
差込口45は、第1板材30aの下端部が差し込まれる第1差込口45aと、第2板材30bの下端部が差し込まれる第2差込口45bと、を備えている。
第1差込口45aは、一対のベース本体44それぞれに設けられた一対の前記第1凹部49および一対の前記外凹溝54を備える。図1に示すように、第1差込口45aには、第1板材30aの一対の突出部32が差し込まれる。
図6および図7に示すように、第2差込口45bは、一対のベース本体44それぞれに設けられた一対の前記第2凹部51および一対の前記内凹溝55を備える。図1に示すように、第2差込口45bには、第2板材30bの主面部31における第1端部31aが差し込まれる。
図9から図11に示すように、サイド部42は、複数の板材30に第2方向Yの外側から対向するサイド本体57と、サイド本体57から第2方向Yの内側に突出し、第1方向Xに隣り合う板材30同士の間に差し込まれる凸部58と、を備えている。
サイド本体57は、第2方向Yに一対配置されている。図11に示すように、各サイド本体57の第1方向Xの両端部は、かご10の棒材13に突き当て可能に構成されている。
図10に示すように、サイド本体57は、第1方向Xに複数(図示の例では3つ)のサイド分割体59に分割される。サイド分割体59は、第1サイド分割体59aと、第2サイド分割体59bと、を備えている。第1サイド分割体59aは、複数の板材30に対して第2方向Yに対向する。第2サイド分割体59bは、複数の板材30に対して第1方向Xにずらされている。第2サイド分割体59bは、サイド本体57の第1方向Xの長さを調整する役割を担っており、無くてもよい。本実施形態では、第1サイド分割体59aが2つ設けられ、第2サイド分割体59bが1つ設けられている。
凸部58は、第1板材30aと第2板材30bとの間に差し込まれる。本実施形態では、凸部58が、第1板材30aおよび第2板材30bの前述した上部同士の間に差し込まれる。凸部58は、第1サイド分割体59aに設けられている。凸部58は、上方に向かうに従い第1方向Xに大きくなる。凸部58において第1方向Xを向く両側面60は、上下方向Zに対して傾斜する傾斜面とされている。両側面60は、上方に向かうに従い互いに第1方向Xに離間している。両側面60は、第1側X1を向く第1側面60aと、第2側X2を向く第2側面60bと、を備えている。第1側面60aは第1板材30aに当接する。第2側面60bは、第2板材30bに当接する。
図1に示すように、トップ部43は、前記窪み35内に配置される。トップ部43は、一対の窪み35内にそれぞれはめ込まれるトップ本体61を備えている。トップ本体61は、第2方向Yに一対配置されている。各トップ本体61の第1方向Xの両端部は、かご10の棒材13に突き当て可能に構成されている。
図12から図14に示すように、トップ本体61は、第1方向Xに複数(図示の例では3つ)のトップ分割体62に分割される。トップ分割体62は、第1トップ分割体62aと、第2トップ分割体62bと、を備えている。第1トップ分割体62aは、複数の板材30に対して上下方向Zに対向する。第2トップ分割体62bは、複数の板材30に対して第1方向Xにずらされている。第2トップ分割体62bは、トップ本体61の第1方向Xの長さを調整する役割を担っており、無くてもよい。本実施形態では、第1トップ分割体62aが2つ設けられ、第2トップ分割体62bが1つ設けられている。
次に、板材30の梱包方法(梱包済み板材20の製造方法)について説明する。
図15に示すように、梱包の作業者は、かご10とベース部41とを準備し、ベース部41を底板11上に配置する(第1工程)。このとき作業者は、一対のベース本体44間に、距離調整用の治具70を配置する。治具70は、一対のベース本体44に第2方向Yに挟み込まれる。治具70の第2方向Yの大きさは、一対のベース本体44が第2方向Yに適切な距離を確保できるように予め調整されている。本実施形態では、治具70は、板状に形成されている。一対のベース本体44に第2方向Yに挟み込まれた状態で、治具70の表裏面は第1方向Xを向く。治具70の正面視形状は、矩形状に形成されていて、正面視形状における4つの角部のうち、長辺側で対をなす下側の一対の角部には、ベース部41の突条部50(凹条部50b)が嵌め込まれる切り欠き部71が設けられている。
図16および図17に示すように、その後、作業者は、板材30をベース部41の差込口45に差し込む(第2工程)。このとき作業者は、例えば、板材30を第1方向Xの第1側X1または第2側X2から順に差し込んでいく。なお図17に示すように、治具70に、板材30との相対的な位置関係が適切であるか否かを示す表示部72が設けられていてもよい。図示の例では、表示部72は、治具70を第1方向Xに貫通し、かつ治具70の上端縁に開口する貫通孔により形成されている。この場合、例えば、表示部72(貫通孔)内に、板材30の特定の部分(例えば突起)が配置されていることを作業者が確認できるか否かによって、治具70と板材30との位置関係が適切であるか否かを作業者が判断することができる。
最後に、作業者は、図1に示すように、サイド部42およびトップ部43を複数の板材30に取り付ける。その結果、複数の板材30が梱包体40により梱包される。このとき作業者は、例えば、かご10における棒材13の間からかご10の内部にサイド本体57を進入させてもよく、かご10の上方からかご10の内部にサイド本体57を進入させてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る梱包体40および梱包済み板材20では、ベース部41の差込口45が、第1差込口45aと第2差込口45bとを備えている。
第1差込口45aは、一対の外凹溝54を備えており、この第1差込口45a(一対の外凹溝54)に板材30を差し込むと、一対のベース本体44が、一対のベース本体44に対して第2方向Yの外側から位置決めされる。
第2差込口45bは、一対の内凹溝55を備えており、この第2差込口45b(一対の内凹溝55)に板材30を差し込むと、一対のベース本体44が、一対のベース本体44に対して第2方向Yの内側から位置決めされる。
以上から、第1差込口45aおよび第2差込口45bそれぞれに板材30を差し込むことで、一対のベース本体44が、第2方向Yの外側および内側の両側から位置決めされる。これにより、例えば、前記従来技術に記載されたような底ケースなどがなくても、一対のベース本体44(ベース部41)を第2方向Yに位置決めすることができる。
サイド部42の凸部58が、上方に向かうに従い第1方向Xに大きくなる。したがって、第1方向Xに隣り合う板材30の間に凸部58を差し込んだとき、凸部58において第1方向Xを向く両側面60のうち、少なくとも一方(本実施形態では両方)を、板材30によって下方から支持することができる。その結果、例えば、前記従来技術に記載されたような第1の受け壁などがなくても、サイド部42を上下方向Zに位置決めすることができる。
以上より、例えば、前記従来技術に記載されたような底ケースや第1の受け壁などがなくても、ベース部41やサイド部42を位置決めすることができる。これにより、部品点数を削減することができる。
トップ部43が、前記窪み35内に配置されるので、複数の板材30をより安定して支持することができる。
第1方向Xに隣り合う板材30同士で、第1側X1に位置する板材30の湾曲凹部34内に、第2側X2に位置する板材30の湾曲凸部33の少なくとも一部が位置する。したがって、板材30が第1側X1に向けて凸をなすように湾曲していても、多くの板材30を第1方向Xに積層させることができる。
第1方向Xに隣り合う板材30同士で、突出部32の上下方向Zの向きが、互い違いになる。したがって、例えば、板材30が精度よく並列されているか否かを判断し易くすること等ができる。
なお、本考案の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、トップ部43がなくてもよい。
梱包体40が、自動車用部品以外の板材30を梱包してもよい。
板材30が、突出部32を備えていなくてもよい。
凸部58において第1方向Xを向く両側面60のうちの一方が、傾斜面でなくてもよく、上下方向Zに平行な平坦面であってもよい。この場合であっても、両側面60のうちの他方が、板材30によって下方から支持される。
その他、本考案の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
20 梱包済み板材
30 板材
31 主面部
32 突出部
33 湾曲凸部
34 湾曲凹部
40 梱包体
41 ベース部
42 サイド部
43 トップ部
44 ベース本体
45 差込口
45a 第1差込口
45b 第2差込口
54 外凹溝
55 内凹溝
57 サイド本体
58 凸部
X 第1方向
X1 第1側
X2 第2側
Y 第2方向
Z 上下方向

Claims (6)

  1. 立ち姿勢にした複数の板材を、水平方向のうちの第1方向に並列させて梱包する梱包体であって、
    前記複数の板材を下方から支持するベース部と、
    前記複数の板材を、水平方向のうちの前記第1方向に直交する第2方向の外側から支持するサイド部と、を備え、
    前記ベース部は、
    前記第2方向に間隔をあけて配置された一対のベース本体と、
    前記一対のベース本体の各上面に、前記第1方向に間隔をあけて複数形成され、前記複数の板材の各下端部が差し込まれる差込口と、を備え、
    前記差込口は、
    前記一対のベース本体それぞれにおいて前記第2方向の外側を向く外側面に開口し、かつ、前記第2方向の内側を向く内側面に閉じている一対の外凹溝を備える第1差込口と、
    前記一対のベース本体それぞれにおける前記内側面に開口し、かつ、前記外側面に閉じている一対の内凹溝を備える第2差込口と、を備え、
    前記サイド部は、
    前記複数の板材に前記第2方向の外側から対向するサイド本体と、
    前記サイド本体から前記第2方向の内側に突出し、前記第1方向に隣り合う板材同士の間に差し込まれる凸部と、を備え、
    前記凸部は、上方に向かうに従い前記第1方向に大きくなる梱包体。
  2. 前記複数の板材を上方から支持するトップ部を更に備え、
    前記トップ部は、前記第1方向に並列された前記複数の板材の各上端部を前記第1方向に貫くように形成された窪み内に配置される請求項1に記載の梱包体。
  3. 前記複数の板材と、
    前記複数の板材を梱包する請求項1または2に記載の梱包体と、を備える梱包済み板材。
  4. 前記複数の板材それぞれは、前記第1方向の第1側に向けて凸をなすように湾曲し、
    前記第1方向に隣り合う板材同士では、前記第1側に位置する板材の湾曲によって形成される湾曲凹部内に、前記第1方向の第2側に位置する板材の湾曲によって形成される湾曲凸部の少なくとも一部が位置する請求項3に記載の梱包済み板材。
  5. 前記複数の板材それぞれは、
    前記第1側に向けて凸をなすように湾曲する主面部と、
    前記主面部の外縁から突出する突出部と、を備え、
    前記第1方向に隣り合う板材同士では、前記突出部の上下方向の向きが互い違いになる請求項4に記載の梱包済み板材。
  6. 前記複数の板材は、自動車用部品である請求項3から5のいずれか1項に記載の梱包済み板材。
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