JP2019064730A - 荷物輸送用パレット - Google Patents

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俊英 後藤
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Abstract

【課題】利便性の向上を図ること。【解決手段】荷物輸送用パレットは、荷物が載置されるパレット本体と、パレット本体に取り付けられる柵ユニット3とを備える。柵ユニット3は、パレット本体に取り付けられるベース部材4と、ベース部材4上にそれぞれ取り付けられる複数の柵部材5とを備える。ベース部材4には、直線状に延在してベース部材4を2つの領域41,42に区画し、2つの領域41,42の一方の領域41に対して他方の領域42を折り曲げる際の当該折り曲げの基点となる折り曲げ部44が設けられている。複数の柵部材5は、他方の領域42にそれぞれ取り付けられている。【選択図】図6

Description

本発明は、アルミサッシを組み立てるアルミ形材等の荷物を載置し、トラック等に積載して輸送するための荷物輸送用パレットに関する。
従来、荷物輸送用パレットとして、荷物が載置されるパレット本体と、パレット本体上に一方向に沿って並設された複数の柵部材とを備えた構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、複数のアルミ形材は、一つに束ねられ、隣接する柵部材同士の間に配置される。これにより、荷崩れの発生が防止される。
ここで、複数の柵部材は、パレット本体に対してそれぞれ独立に起立または傾倒自在に構成されている。すなわち、複数の柵部材は、荷物輸送用パレットを使用する場合(荷物を輸送する場合)に、パレット本体から上方に突出した起立姿勢にそれぞれ設定される。また、複数の柵部材は、荷物輸送用パレットを使用しない場合(荷物を輸送しない場合)には、パレット本体に対して傾倒した傾倒姿勢にそれぞれ設定される。
特開2006−96376号公報
しかしながら、特許文献1に記載の荷物輸送用パレットでは、複数の柵部材は、それぞれ独立に起立または傾倒自在に構成されている。このため、荷物輸送用パレットを使用する場合と使用しない場合とで複数の柵部材を個別に起立姿勢や傾倒姿勢に設定する必要があり、利便性の向上を図ることが難しい、という問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、利便性の向上を図ることができる荷物輸送用パレットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る荷物輸送用パレットは、荷物が載置されるパレット本体と、前記パレット本体に取り付けられる柵ユニットとを備え、前記柵ユニットは、前記パレット本体に取り付けられるベース部材と、前記ベース部材上にそれぞれ取り付けられる複数の柵部材とを備え、前記ベース部材には、直線状に延在して当該ベース部材を2つの領域に区画し、当該2つの領域の一方の領域に対して他方の領域を折り曲げる際の当該折り曲げの基点となる折り曲げ部が設けられ、前記複数の柵部材は、前記他方の領域にそれぞれ取り付けられていることを特徴とする。
本発明では、複数の柵部材は、上述した折り曲げ部で区画された2つの領域のうち他方の領域にそれぞれ取り付けられている。このため、折り曲げ部を基点として一方の領域に対して他方の領域を折り曲げれば、複数の柵部材を一括して、パレット本体に対して傾倒した傾倒姿勢にそれぞれ設定することができる。また、当該折り曲げの前の状態に戻せば、複数の柵部材を一括して、パレット本体から上方に突出した起立姿勢にそれぞれ設定することができる。
したがって、本発明に係る荷物輸送用パレットによれば、複数の柵部材を一括して起立姿勢や傾倒姿勢に設定することができるため、利便性の向上を図ることができる。
特に、折り曲げ部を基点として一方の領域に対して他方の領域を折り曲げているため、例えば、蝶番等を用いて起立姿勢や傾倒姿勢に設定する構成と比較して、構造を簡素化することができる。
また、本発明は、上述した荷物輸送用パレットにおいて、前記ベース部材は、前記2つの領域のうち前記一方の領域のみが前記パレット本体に取り付けられることを特徴とする。
本発明では、ベース部材において、複数の柵部材がそれぞれ取り付けられた他方の領域は、パレット本体に取り付けられていない。このため、荷物をパレット本体に載置すれば、当該荷物からベース部材における他方の領域に加わる荷重により、柵ユニットは、起立姿勢に設定される。一方、荷物をパレット本体から他の場所に移動すれば、当該他方の領域に当該荷物からの荷重が加わらないため、折り曲げ部を基点として一方の領域に対して当該他方の領域を弱い力で折り曲げ、柵ユニットを容易に傾倒姿勢に設定することができる。
また、本発明は、上述した荷物輸送用パレットにおいて、前記ベース部材と前記パレット本体との間には、第1の面ファスナーが設けられ、前記ベース部材は、前記第1の面ファスナーにより前記パレット本体に取り付けられることを特徴とする。
本発明では、ベース部材は、第1の面ファスナーによりパレット本体に取り付けられる。このため、柵ユニットをパレット本体に対して着脱自在とし、パレット本体の任意の位置に柵ユニットを定着させることができる。
また、本発明は、上述した荷物輸送用パレットにおいて、前記柵部材における隣接する他の前記柵部材に対向する対向面は、平面で構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、対向面が平面で構成されているため、当該対向面に対して面ファスナー等の養生部材を容易に取り付ける(接着する)ことができる。そして、当該養生部材を取り付けることで、柵部材と荷物とが直接、接触することを回避し、当該荷物に傷が付いてしまうことを防止することができる。
また、本発明は、上述した荷物輸送用パレットにおいて、前記対向面には、第2の面ファスナーにおける互いに係合する雄体及び雌体の一方が設けられ、前記柵ユニットは、前記雄体及び前記雌体の他方が設けられた仕切部材を備え、前記仕切部材は、前記第2の面ファスナーにより隣接する2つの前記柵部材間に架け渡されることを特徴とする。
本発明では、柵ユニットは、上述した仕切部材を備える。このため、隣接する2つの柵部材間に積み重ねられる荷物同士を仕切部材にて仕切り、例えば、当該荷物の邸別輸送に対応させることができる。
また、仕切部材は、第2の面ファスナーにより、隣接する2つの柵部材間に架け渡される。このため、仕切部材を柵部材に対して着脱自在とし、隣接する2つの柵部材間の任意の位置に仕切部材を定着させることができる。
また、本発明は、上述した荷物輸送用パレットにおいて、前記ベース部材と前記複数の柵部材との間には、第3の面ファスナーが設けられ、前記複数の柵部材は、前記第3の面ファスナーにより前記ベース部材に取り付けられることを特徴とする。
本発明では、複数の柵部材は、第3の面ファスナーによりベース部材に取り付けられる。このため、複数の柵部材をベース部材に対して着脱自在とし、複数の柵部材の数を任意の数に変更することができる。
また、本発明は、上述した荷物輸送用パレットにおいて、前記第3の面ファスナーにおける互いに係合する雄体及び雌体の一方は、前記ベース部材に設けられ、前記複数の柵部材の並設方向に沿って延在することを特徴とする。
本発明によれば、第3の面ファスナーにおける互いに係合する雄体及び雌体の一方がベース部材において複数の柵部材の並設方向に沿って延在しているので、柵部材を当該並設方向の任意の位置に定着させることができる。
また、本発明は、上述した荷物輸送用パレットにおいて、前記ベース部材及び前記複数の柵部材の少なくともいずれかは、内部に中空部とリブとが交互に並列したプラスチックダンボールで構成されていることを特徴とする。
本発明では、ベース部材及び複数の柵部材の少なくともいずれかは、プラスチックダンボールで構成されている。このため、ベース部材及び複数の柵部材の少なくともいずれかを金属で構成した場合と比較して、製造コストを低減することができるとともに、構造を簡素化することができる。
また、本発明は、上述した荷物輸送用パレットにおいて、前記複数の柵部材は、前記プラスチックダンボールでそれぞれ構成され、当該複数の柵部材を結束する結束材が挿通される挿通孔をそれぞれ有することを特徴とする。
ところで、複数の柵部材をプラスチックダンボールで構成した場合には、金属で構成した場合と比較して、当該複数の柵部材は、荷物から受ける荷重により、並設方向に倒れてしまう虞がある。すなわち、荷崩れが生じてしまう虞がある。
本発明では、複数の柵部材は、当該複数の柵部材を結束する結束材が挿通される挿通孔をそれぞれ有する。このため、当該挿通孔を介して結束材により複数の柵部材を相互に結束することで、複数の柵部材が並設方向に倒れてしまうことを防止することができるとともに、荷物を一体化して十分な固縛力を得ることができる。すなわち、荷崩れの発生を回避することができる。
また、本発明は、上述した荷物輸送用パレットにおいて、前記複数の柵部材は、前記プラスチックダンボールでそれぞれ構成され、前記中空部及び前記リブは、前記一方の領域に対して他方の領域を折り曲げる前の起立姿勢で上下方向に延在することを特徴とする。
ところで、長尺状のプラスチックダンボールは、中空部及びリブが当該プラスチックダンボールの長手方向に直交する方向に延在している場合には、比較的に座屈し易いものである。一方、中空部及びリブがプラスチックダンボールの長手方向に沿って延在している場合には、比較的に座屈し難いものである。
本発明では、複数の柵部材における中空部及びリブは、起立姿勢で上下方向に延在する。すなわち、複数の柵部材は、起立姿勢において、荷物から荷重を受けた場合であっても、座屈し難い構造となる。したがって、荷崩れの発生を効果的に回避することができる。
本発明に係る荷物輸送用パレットによれば、利便性の向上を図ることができる。
本実施の形態1に係る荷物輸送用パレットを示す斜視図である。 本実施の形態1に係る荷物輸送用パレットを示す斜視図である。 柵ユニットを示す図である。 柵ユニットを示す図である。 柵ユニットを示す図である。 ベース部材に形成された溝部を示す図である。 図5に示したVII-VII線の断面図である。 図5に示したVIII-VIII線の断面図である。 荷物輸送用パレットに荷物が載置された状態を示す図である。 荷物の一例を示す図である。 荷物結束具の一例を示す図である。 荷物結束具の一例を示す図である。 本実施の形態2に係る柵ユニットを示す図である。 第2雌体の取付位置を示す図である。 図13に示したXV-XV線の断面図である。 本実施の形態3に係る柵ユニットを示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
〔荷物輸送用パレットの概略構成〕
図1及び図2は、本実施の形態1に係る荷物輸送用パレット1を示す斜視図である。なお、図1は、柵ユニット3が起立姿勢(柵部材本体51が載置面21から上方に突出した姿勢)に設定された状態を示した図である。図2は、柵ユニット3が傾倒姿勢(柵部材本体51が載置面21に対して傾倒した姿勢)に設定された状態を示した図である。
以下では、説明の便宜上、パレット本体2の長手方向をX方向と記載し、パレット本体2の幅方向をY方向と記載する。
荷物輸送用パレット1は、パレット本体2と、柵ユニット3とを備える。
パレット本体2は、木材等で構成された平面視矩形状の板体である。そして、パレット本体2の上面は、荷物が載置される載置面21となる。
ここで、載置面21には、第1雌体F1Fが取り付けられている。この第1雌体F1Fは、面ファスナーにおける互いに係合する雄体及び雌体のうち、雌体に相当する。また、第1雌体F1Fは、載置面21におけるX方向の全長に亘って延在し、Y方向に所定の間隔を空けて並設するように複数、設けられている。なお、図では、第1雌体F1Fを2つ設けているが、その他の数だけ設けても構わない。また、載置面21における角隅部分に、特許文献1と同様に、支柱を設けても構わない。
柵ユニット3は、載置面21に設けられ、当該載置面21に載置された荷物の荷崩れを防止する部材である。この柵ユニット3は、X方向に所定の間隔を空けて並設するように複数、設けられている。なお、図では、柵ユニット3を2つ設けているが、その他の数だけ設けても構わない。
複数の柵ユニット3は、同一の構成を有する。このため、以下では、1つの柵ユニット3の構成のみを説明する。
〔柵ユニットの構成〕
図3ないし図5は、柵ユニット3を示す図である。なお、図3は、起立姿勢に設定された柵ユニット3をX方向の一方側から見た図である。図4は、起立姿勢に設定された柵ユニット3を上方側から見た図である。図5は、起立姿勢に設定された柵ユニット3をY方向の一方側から見た図である。
柵ユニット3は、ベース部材4と、柵部材5とを備える。
〔ベース部材の構成〕
図6は、図5に対応した図であって、ベース部材4に形成された溝部44を示す図である。なお、図6では、説明の便宜上、被取付部42をY方向に直交する平面にて切断している。
ベース部材4は、載置面21に取り付けられる部分である。このベース部材4は、定着部41と、被取付部42と、一対の位置決め部43とを備える。
定着部41は、載置面21におけるY方向の全長に亘って延在する長尺状の板体で構成され、各板面が上下方向にそれぞれ向く姿勢で載置面21に取り付けられる(定着される)部分である。
ここで、定着部41の下面には、第1雌体F1Fに係合する第1雄体F1Mが当該下面略全体に亘って取り付けられている。これら第1雌体F1F及び第1雄体F1Mは、本発明に係る第1の面ファスナーF1に相当する。すなわち、柵ユニット3(ベース部材4(定着部41))は、第1の面ファスナーF1により、載置面21に定着される。言い換えれば、柵ユニット3は、第1の面ファスナーF1により、載置面21に対して、着脱自在に構成されている。また、柵ユニット3は、X方向の任意の位置に定着可能である。
被取付部42は、その上面に複数の柵部材5が取り付けられる部分である。この被取付部42は、定着部41におけるX方向の一方側の縁部からX方向に延長した部分であり、載置面21におけるY方向の全長に亘って延在する長尺状の板体で構成されている。
そして、定着部41及び被取付部42の下面には、当該定着部41及び被取付部42の境界位置に、Y方向の全長に亘って延在する溝部44が形成されている。すなわち、定着部41及び被取付部42は、溝部44により区画され、本発明に係る2つの領域に相当する。また、定着部41は、本発明に係る一方の領域に相当する。さらに、被取付部42は、本発明に係る他方の領域に相当する。また、溝部44は、本発明に係る折り曲げ部に相当する。
そして、被取付部42は、図6に示すように、溝部44を折り曲げの基点として、定着部41に向けて折り曲げ可能となる。なお、被取付部42を定着部41に向けて折り曲げることで、柵ユニット3は、傾倒姿勢(図2)に設定される。一方、当該折り曲げる前の状態に戻すことで、柵ユニット3は、起立姿勢(図1)に設定される。
一対の位置決め部43は、パレット本体2に対してベース部材4をY方向に位置決めする部分である。これら一対の位置決め部43は、被取付部42におけるY方向両側の縁部から下方に向けてそれぞれ屈曲して延在し、各板面がY方向にそれぞれ向く板体で構成されている。そして、ベース部材4は、一対の位置決め部43における互いに対向する面がパレット本体2におけるY方向両側の各端面に当接することにより、パレット本体2に対してY方向に位置決めされる。
図7は、図5に示したVII-VII線の断面図である。
本実施の形態1では、ベース部材4は、中空部45及びリブ46が交互に並列したプラスチックダンボール製の一枚の板体を加工することで形成されたものである。
具体的に、当該一枚の板体の下面に溝部44を形成することで定着部41及び被取付部42を区画する。そして、被取付部42におけるY方向両側の折り曲げ位置(被取付部42と一対の位置決め部43との各境界位置)を加熱して被取付部42に対して一対の位置決め部43を下方に向けて略90°折り曲げ、当該折り曲げた角部を熱溶着することで固定する。以上の工程により、ベース部材4が形成される。
また、本実施の形態1では、ベース部材4は、中空部45及びリブ46がY方向に並列するように設計されている。
〔柵部材の構成〕
柵部材5は、載置面21に載置された荷物の荷崩れを防止する部分である。この柵部材5は、各柵部材本体51がY方向に所定の間隔を空けて並設するように複数、設けられている。なお、図では、柵部材5を5つ設けているが、その他の数だけ設けても構わない。
複数の柵部材5は、同一の構成を有する。このため、以下では、1つの柵部材5の構成のみを説明する。
柵部材5は、柵部材本体51と、取付部52とを備える。
柵部材本体51は、起立姿勢(図1)に設定された状態で、上下方向に延在する長尺状の板体で構成され、各板面がY方向にそれぞれ向く姿勢で配置される。そして、柵部材本体51は、隣接する他の柵部材本体51との間に載置された荷物の荷崩れ(Y方向への移動)を防止する。なお、柵部材本体51の幅寸法(X方向の長さ寸法)は、被取付部42の幅寸法(X方向の長さ寸法)と略同一に設定されている。
ここで、柵部材本体51には、表裏を貫通する複数の挿通孔511が上下方向に並設されている。
取付部52は、柵部材5を被取付部42に取り付ける部分である。この取付部52は、起立姿勢(図1)に設定された状態で、柵部材本体51の下方側の縁部からY方向の一方側に向けて略90°屈曲して延在し、各板面が上下方向にそれぞれ向く板体で構成されている。そして、取付部52の下面は、被取付部42の上面に対して、接着剤及び溶着等の固着手法により固定される。
ここで、取付部52の上面には、当該取付部52と略同一の平面サイズを有する板体で構成された緩衝材53が取り付けられている。
図8は、図5に示したVIII-VIII線の断面図である。
本実施の形態1では、柵部材5は、中空部54及びリブ55が交互に並列したプラスチックダンボール製の一枚の板体を加工することで形成されたものである。
具体的に、当該一枚の板体において、折り曲げ位置(柵部材本体51と取付部52との境界位置)を加熱して柵部材本体51に対して取付部52を略90°折り曲げ、当該折り曲げた角部を熱溶着することで固定する。以上の工程により、柵部材5が形成される。
また、本実施の形態1では、柵部材5は、中空部54及びリブ55が柵部材本体51の長手方向に沿うように設計されている。
〔荷物輸送パレットへの荷物の載置例〕
次に、上述した荷物輸送用パレット1への荷物100の載置例について説明する。
図9は、荷物輸送用パレット1に荷物100が載置された状態を示す図である。なお、図9では、当該状態をX方向の一方側から見ている。
荷物100は、隣接する2つの柵部材本体51間のスペースSpにそれぞれ配置されるとともに、上方に積み重ねられた状態で、載置面21に載置される。図9では、Y方向の両側に位置する2つのスペースSpに荷物100が2段でそれぞれ積み重ねられ、中央に位置する2つのスペースSpに荷物100が3段でそれぞれ積み重ねられた状態を例示している。そして、両端の柵部材5同士は、当該柵部材5の挿通孔511に通された樹脂バンド、ゴムバンド、あるいはロープ等の第1結束バンド300にて互いに繋がれる。すなわち、荷物100は、柵部材5にて仕切られつつ、両端の柵部材5、第1結束バンド300、及び載置面21にて囲まれることとなる。なお、第1結束バンド300は、本発明に係る結束材に相当する。
図10は、荷物100の一例を示す図である。
荷物100は、アルミサッシを組み立てる長尺状の複数のアルミ形材101を荷物結束具200により結束した(一つに束ねた)ものを例示することができる。なお、図では、荷物結束具200を3つ設けているが、その他の数だけ設けても構わない。
図11及び図12は、荷物結束具200の一例をそれぞれ示す図である。なお、図11及び図12では、結束対象となるアルミ形材101が8本の場合を例示したものである。
荷物結束具200は、第1,第2梱包部材210,220と、第2結束バンド230とを備える。
第1,第2梱包部材210,220は、平面視矩形状の平板でそれぞれ構成され、外周面同士を互いに組み合わせることで全体略直方体形状を有する。これら第1,第2梱包部材210,220は、発泡ウレタン等の緩衝材でそれぞれ構成されている。
第1梱包部材210の外周面において、互いに対向する面210a,210bの一方の面210aには、他方の面に向けて窪む4つの第1収納凹部211〜214が形成されている。これら4つの第1収納凹部211〜214は、複数のアルミ形材101のうち4本のアルミ形材101a〜101dの断面形状にそれぞれ対応した内面形状を有し、当該4本のアルミ形材101a〜101dがそれぞれ収納される部分である。
また、第1梱包部材210の外周面において、他方の面210bには、4つの突出部215〜218が形成されている。
第2梱包部材220の外周面において、互いに対向する面220a,220bの一方の面220aには、他方の面に向けて窪む4つの第2収納凹部221〜224が形成されている。そして、第1,第2梱包部材210,220を互いに組み立てた際には、4つの突出部215〜218は、4つの第2収納凹部221〜224にそれぞれ挿入される。なお、互いに組み合わされる突出部215〜218及び第2収納凹部221〜224同士は、複数のアルミ形材101のうち4本のアルミ形材101e〜101hの断面形状にそれぞれ対応した内面形状を有し、当該4本のアルミ形材101e〜101hがそれぞれ収納される部分である。
第2結束バンド230は、樹脂バンドやゴムバンドで構成されたベルト状の部材であり、一端側及び他端側に面ファスナーにおける互いに係合する第4雄体F4M及び第4雌体F4Fがそれぞれ設けられている。
そして、8本のアルミ形材101a〜101hは、上述した荷物結束具200にて以下に示すように結束される。
先ず、作業者は、4本のアルミ形材101e〜101hを第2梱包部材220の第2収納凹部221〜224に挿入するとともに、当該第2梱包部材220に対して第1梱包部材210を組み合わせる。次に、作業者は、4本のアルミ形材101a〜101dを第1梱包部材210の第1収納凹部211〜214に挿入する。最後に、作業者は、互いに組み合わされた第1,第2梱包部材210,220の外周に第2結束バンド230を巻き付け、第4雄体F4M及び第4雌体F4Fを互いに係合させる。これにより、第1,第2梱包部材210,220が互いに組み合わされた状態(8本のアルミ形材101a〜101hが結束された状態)が保持される。
なお、本実施の形態1では、第2結束バンド230は、互いに組み合わされた第1,第2梱包部材210,220の外周に巻き付け可能に、予め第1,第2梱包部材210,220の外周面の一部に貼り付けられている(図11)。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2について説明する。
以下の説明では、実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図13は、本実施の形態2に係る柵ユニット3Aを示す図である。
本実施の形態2に係る柵ユニット3Aでは、上述した実施の形態1で説明した柵ユニット3に対して、隣接する柵部材本体51における互いに対向する対向面51aに第2雌体F2Fが取り付けられている。また、隣接する柵部材本体51間に着脱自在に仕切部材6が設けられている。
図14は、第2雌体F2Fの取付位置を示す図である。
第2雌体F2Fは、面ファスナーにおける互いに係合する雄体及び雌体のうち、雌体に相当する。この第2雌体F2Fは、対向面51aにおいて、柵部材本体51の略全長に亘って延在し、複数の挿通孔511を挟んで当該柵部材本体51の幅方向の両側にそれぞれ設けられている。
仕切部材6は、隣接する柵部材本体51間に装着されることで、スペースSpに積み重ねられる荷物100同士を仕切る部材である。なお、図では、仕切部材6を1つのみ設けているが、その他の数だけ設けても構わない。この仕切部材6は、仕切部本体61と、一対の取付部62とを備える。
仕切部本体61は、起立姿勢(図13)に設定された状態で、水平方向に延在する長尺状の板体で構成され、各板面が上下方向にそれぞれ向く姿勢で配置される。そして、仕切部本体61は、スペースSpに積み重ねられる荷物100同士を仕切る。なお、仕切部本体61の幅寸法は、柵部材本体51の幅寸法と略同一に設定されている。
一対の取付部62は、仕切部材6を隣接する柵部材本体51間に取り付ける部分である。これら一対の取付部62は、起立姿勢に設定された状態で、仕切部本体61の長手方向両側の縁部から下方側に向けて略90°屈曲してそれぞれ延在し、各板面がY方向にそれぞれ向く板体で構成されている。
ここで、一対の取付部62における互いに離間する側の面には、第2雌体F2Fに係合する第2雄体F2Mが当該面全体に亘って取り付けられている。これら第2雌体F2F及び第2雄体F2Mは、本発明に係る第2の面ファスナーF2に相当する。すなわち、仕切部材6は、第2の面ファスナーF2により、隣接する柵部材本体51間に定着される。また、仕切部材6は、起立姿勢に設定された状態で、上下方向の任意の位置に定着可能である。
図15は、図13に示したXV-XV線の断面図である。
本実施の形態2では、仕切部材6は、中空部63及びリブ64が交互に並列したプラスチックダンボール製の長尺状の一枚の板体を加工することで形成されたものである。
具体的に、当該一枚の板体において、2つの折り曲げ位置(仕切部本体61と一対の取付部62との各境界位置)を加熱して仕切部本体61に対して一対の取付部62を略90°それぞれ折り曲げる。そして、当該折り曲げた各角部をそれぞれ熱溶着することで固定する。以上の工程により、仕切部材6が形成される。
また、本実施の形態2では、仕切部材6は、中空部63及びリブ64が仕切部本体61の長手方向に沿うように設計されている。
(実施の形態3)
次に、本実施の形態3について説明する。
以下の説明では、実施の形態1と同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図16は、本実施の形態3に係る柵ユニット3Bを示す図である。
上述した実施の形態1に係る柵ユニット3では、柵部材5(取付部52)は、ベース部材4(被取付部42)に対して接着剤及び溶着等の固着手法により固定されていた。
これに対して、本実施の形態3に係る柵ユニット3Bでは、柵部材5は、ベース部材4に対して、第3の面ファスナーF3により、取り付けられる。
具体的に、被取付部42の上面には、第3雌体F3Fが取り付けられている。この第3雌体F3Fは、第3の面ファスナーF3における互いに係合する雄体及び雌体のうち、雌体に相当する。また、第3雌体F3Fは、被取付部42の上面略全体に設けられている。
また、取付部52の下面には、第3雄体F3Mが取り付けられている。この第3雄体F3Mは、第3の面ファスナーF3における互いに係合する雄体及び雌体のうち、雄体に相当する。また、第3雄体F3Mは、取付部52の下面略全体に設けられている。
すなわち、柵部材5(取付部52)は、第3の面ファスナーF3により、ベース部材4(被取付部42)に対して、着脱自在に構成されている。また、ベース部材4に装着する柵部材5の数は、変更可能である。さらに、柵部材5は、Y方向の任意の位置に定着可能である。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態1〜3によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態1〜3では、被取付部42は、載置面21に定着されていなかったが、これに限らない。例えば、被取付部42の下面にも、定着部41と同様に、第1雄体F1Mを設け、当該下面を載置面21に定着する構成を採用しても構わない。
上述した実施の形態1〜3では、定着部41は、第1の面ファスナーF1により、載置面21に定着されていたが、これに限らない。例えば、ネジ等の他の固着手段により、定着部41を載置面21に固着しても構わない。
上述した実施の形態1〜3では、柵ユニット3(3A,3B)は、プラスチックダンボール製で構成されていたが、これに限らず、例えば、中空部45,54,63が設けられていない樹脂製の板体で構成しても構わない。
1 荷物輸送用パレット、2 パレット本体、3,3A,3B 柵ユニット、4 ベース部材、5 柵部材、6 仕切部材、21 載置面、41 定着部(一方の領域)、42 被取付部(他方の領域)、44 溝部(折り曲げ部)、45,54 中空部、46,55 リブ、51a 対向面、100 荷物、300 第1結束バンド(結束材)、511 挿通孔、F1 第1の面ファスナー、F2 第2の面ファスナー、F2F 第2雌体(雌体)、F2M 第2雄体(雄体)、F3 第3の面ファスナー、F3F 第3雌体(雌体)、F3M 第3雄体(雄体)

Claims (10)

  1. 荷物が載置されるパレット本体と、
    前記パレット本体に取り付けられる柵ユニットとを備え、
    前記柵ユニットは、
    前記パレット本体に取り付けられるベース部材と、
    前記ベース部材上にそれぞれ取り付けられる複数の柵部材とを備え、
    前記ベース部材には、
    直線状に延在して当該ベース部材を2つの領域に区画し、当該2つの領域の一方の領域に対して他方の領域を折り曲げる際の当該折り曲げの基点となる折り曲げ部が設けられ、
    前記複数の柵部材は、
    前記他方の領域にそれぞれ取り付けられている
    ことを特徴とする荷物輸送用パレット。
  2. 前記ベース部材は、
    前記2つの領域のうち前記一方の領域のみが前記パレット本体に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷物輸送用パレット。
  3. 前記ベース部材と前記パレット本体との間には、
    第1の面ファスナーが設けられ、
    前記ベース部材は、
    前記第1の面ファスナーにより前記パレット本体に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の荷物輸送用パレット。
  4. 前記柵部材における隣接する他の前記柵部材に対向する対向面は、
    平面で構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の荷物輸送用パレット。
  5. 前記対向面には、
    第2の面ファスナーにおける互いに係合する雄体及び雌体の一方が設けられ、
    前記柵ユニットは、
    前記雄体及び前記雌体の他方が設けられた仕切部材を備え、
    前記仕切部材は、
    前記第2の面ファスナーにより隣接する2つの前記柵部材間に架け渡される
    ことを特徴とする請求項4に記載の荷物輸送用パレット。
  6. 前記ベース部材と前記複数の柵部材との間には、
    第3の面ファスナーが設けられ、
    前記複数の柵部材は、
    前記第3の面ファスナーにより前記ベース部材に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の荷物輸送用パレット。
  7. 前記第3の面ファスナーにおける互いに係合する雄体及び雌体の一方は、
    前記ベース部材に設けられ、前記複数の柵部材の並設方向に沿って延在する
    ことを特徴とする請求項6に記載の荷物輸送用パレット。
  8. 前記ベース部材及び前記複数の柵部材の少なくともいずれかは、
    内部に中空部とリブとが交互に並列したプラスチックダンボールで構成されている
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の荷物輸送用パレット。
  9. 前記複数の柵部材は、
    前記プラスチックダンボールでそれぞれ構成され、当該複数の柵部材を結束する結束材が挿通される挿通孔をそれぞれ有する
    ことを特徴とする請求項8に記載の荷物輸送用パレット。
  10. 前記複数の柵部材は、
    前記プラスチックダンボールでそれぞれ構成され、
    前記中空部及び前記リブは、
    前記一方の領域に対して他方の領域を折り曲げる前の起立姿勢で上下方向に延在する
    ことを特徴とする請求項8または9に記載の荷物輸送用パレット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023105438A (ja) * 2022-01-19 2023-07-31 三菱電機株式会社 エレベータ用ドアの敷居

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