JP3216043B2 - 円板体の揚送装置 - Google Patents
円板体の揚送装置Info
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Description
を上方に揚げて送り出す、円板体の揚送装置に関する。
本発明は、具体的には、貨幣である円板形のコイン、あ
るいは、ゲーム等に使用される円板形のメダルなどの円
板体を複数個、上方に送り出すための円板体揚送装置に
関する。本発明は、さらに具体的には、メダルの貸出し
機を含む自動販売機、通貨の両替機、メダル使用のゲー
ム装置などに使用される、円板体の揚送装置に関する。
は、たとえば、米国特許第4、518、001号公報に
記載された、ものがある。この米国特許公報に開示され
ている、揚送装置は、概略的に説明すると、ホッパーに
よるコインの支払いアセンブリィを含むと共に、前後パ
ネル、第1と第2の縁パネルをもつ長手なダクトを含
み、さらに、下方の入口端と上方の出口端との間に、単
一のエッジからエッジへの列で並べられた、コインを受
け入れるためのチャネルを含み、このチャネルの入口端
が、前記ホッパーの支払いシュートと連通し、そして、
前記出口端の第1の縁パネルに、単一の出口スロットを
含むコイン処理装置に関する。
放出アセンブリィを備え、このアセンブリィは、前記出
口スロットを通るコインを、強制的に放出するための放
出部材を含み、この放出部材は、前記出口端近くの前記
チャネルに突出して、前記前後パネルにほぼ直角な軸ま
わりに回転可能であり、かつ、前記第1の縁パネルより
も前記第2の縁パネルの近くで、前記チャネルの幅に関
して、前記出口スロットから離れる方向に中心ずれして
いる、第1の位置と、この第1の位置よりも前記出口ス
ロットから離れている、第2の位置との間を移動可能で
ある、ローラを備えると共に、前記第1の位置に、前記
放出部材を強制するための、バイアス手段を備え、これ
によって、前記放出手段が、前記コインを前記出口スロ
ット方向に強制し、そこを通して、これらを強制的に放
出する、ことを特徴としている。
した従来の、コイン処理装置は、長手な帯板状のダクト
の上方から、コインを板方向の一方向、たとえば、右方
向のみに放出するため、放出されるコインの受け入れ装
置が、一個しか設置できないという問題点があった。言
い換えると、従来、上述の装置を使用すると、コインの
受け入れ装置の一個に対して、一個の揚送装置が必要に
なるという欠点があった。本発明は、帯板状ダクトの各
サイドに、コインの受け入れ装置をそれぞれ設置できる
ようにする目的から、開発されたものである。本発明は
具体的には、帯板状のダクトの上方からコインを、たと
えば、帯板状ダクトの背面側に放出するようにすると共
に、背面の左右両方向に自在に振り分けできるようにす
る目的から開発されたものである。
数個の円板体(1〜9)が平らに一列に整列して押し上
げられ、上方の開口(10)から当該円板体が放出され
るようにした通路(12)と、この通路の前記上方の開
口(10)を開閉するようにした手段(23)と、この
開閉手段によって、前記通路上方の開口(10)を閉じ
るようにした弾性手段(22)と、前記通路上方の開口
(10)を通過して落下する前記円板体を、当該通路の
左右いずれかのサイドにガイドするようにした振り分け
体(51)と、を備えていることを特徴とした円板体の
揚送装置である。また本発明は、前記開閉手段が球体
(23)であることを特徴とした円板体の揚送装置であ
る。加えて本発明は、前記弾性手段が板バネ(22)で
あることを特徴とした円板体の揚送装置である。
いて、添付の図面を参照して説明する。図1は、本発明
による一実施例の要部を、サイドから見た、概略的な端
面図である。図2は、図1の要部を右側から見た概略的
な斜面図である。図3は、図2の上部を取り除いた、概
略的な拡大斜視図である。図4は、図3の正面図であ
る。図5は、図1の要部を左側から見た概略的な斜面図
である。
矩形板は背板11で、この背板11は、図1に示される
ように、下方から、同じ姿勢で、一列に整列して押し上
げられてくる、同形の円板体1、2、3、4を通過させ
るための、通路12の一部を、構成している。図2の、
背板11に並行に形成されている帯板は、正面板13
で、円板体1〜4の通路12の一部を構成し、背板11
と正面板13との間隔は、円板体1〜4の一個の厚みに
ほぼ相当している。なお、正面板13の上縁は、背板1
1よりもやや低く形成され、正面板13の中央には、細
長孔14が形成されている。さらに、背板11と正面板
13との問には、細長い一対の縁板15、16が配設さ
れていて、通路12の一部を構成している。
板体1〜4の一個の直径にほぼ相当している。また、縁
板15、16は、背板11よりもやや高く、上方まで形
成されている。上述のことから、背板11、正面板1
3、一対の縁板15、16は、円板体1〜4を上方に通
過させるための通路手段を、構成しており、この通路手
段の上方の開口10(図1を参照)は、後記するよう
に、背板11の上縁レベルになる。図2上方に示され
る、屈曲された、A字を逆にした形の薄板は、規制板1
7で、この規制板17の下縁は、図1に示されるよう
に、屈曲されて、正面板13の上縁に固定されている。
規制板17の中央には、丸孔18(図1参照)が形成さ
れ、規制板17の上方には、長孔19(図2参照)が形
成されている。
字形の小板は保持板21で、この保持板21の下方は、
規制板17の下縁に固定されている。保持板21の上に
示される、やや小さなL字形に屈曲された板は、板ばね
22で、この板ばね22の下方は、保持板21の下方に
固定されている。図1、図2上方の球体23は、板ばね
22の弾性力に抗して、保持板21内に遊嵌状態に挿入
され、通常は、規制板17の丸孔18と板ばね22とに
よって保持されている。なお、保持板21は、図2から
明らかなように、球体23が、左右にこぼれないように
保持するためのものである。背板11の裏面上縁部に
は、図3、図4に示されるように、小形の一対の厚板2
4、25が、それぞれ固定されて、円板体5、6、7、
8、9を振り分けるための通路26R、26Lの一部で
ある、ガイド面24A、25Aを、構成している。
きな矩形板は、取り付け板27であり、一対の厚板2
4、25に架け渡されて固定され、円板体5〜9の振り
分け通路26R、26Lの一部を、構成している。な
お、背板11と取り付け板27との間隔は、円板体1〜
9の二個分の厚みにほぼ相当している。したがって、円
板体1〜9の厚みに応じて、通路12を調整する必要が
ある場合にも、通路26R、26Lの調整は必要がない
場合が多い。なお、取り付け板27の上方中央には長孔
28が形成され、中央には切り起こし片29が形成され
ている。また、長孔28の左右寄りの取り付け板27に
は、一対のワッシャ27L、27Rが回転自在に配設さ
れている。ワッシャ27L、27Rは、通路26R、2
6Lのスペイサであると共に、ガイド体でもある。図
3、図4の31は、端面半円形の検出片で、この検出片
31は、長孔28を抜け止めスライド自在になり、検出
片31の裏側には、図5に示されるように、ほぼZ字形
の可動片33が固定されている。
リングで、このスプリング34は、可動片33と切り起
こし片29とに架け渡されて、可動片33を切り起こし
片29の方向に引きつけている。35は横向きUの字形
のセンサで、可動片33の移動通過を検出する。センサ
35は、図示の場合、近接スイッチであるが、光セン
サ、磁気センサなどであっても良いことは勿論である。
なお、検出片31、可動片33、スプリング34、セン
サ35などは、検出手段を構成していることになる。図
3、図4の中央に示される、J字形の振り分け体51
は、図の上方で、切り起こし片29に枢軸52され、上
端面に、左右の振り分け通路26L、26Rを構成する
ための、ガイド面53が形成されている。振り分け体5
1の下方外側には、ピン54が起立されている。
5は、先端部にピン54を遊嵌すると共に、ほぼ中央部
が、略三角形の取り付け板56に枢軸57され、この取
り付け板56は、背板11に固定されている。図面下方
の箱形はソレノイド58で、プランジャ59の先端にピ
ン60を備え、このピン60は、アーム55の元端部に
遊嵌されている。なお、ソレノイド58は、取り付け板
56に配設されている
略したが、良く知られている、メダルのホッパ装置など
の、円板体の送出装置によって、円板体1、2、3、4
が、通路12内に押し上げられてくると、最も上の位置
にある円板体4の上縁が、図1に示されるように、球体
23に当たり、さらに押し上げられると、板ばね22の
弾性力に抗して、球体23が、図1の鎖線で示されるよ
うに、図1の右側に移動して、通路12の開口10が、
開かれることになる。
くる円板体4は、さらに上方に移動されることになる。
円板体4の下縁が、背板11の上縁である開口10から
外れると、板ばね22の弾性復元力によって、図1の実
線で示されるように、球体22が元の位置に戻り、円板
体を、円板体5の位置に押し、通路12の開口10を塞
ぐことになる。押し出された円板体5は、自由になっ
て、このときのガイド面53の位置によって、左右の通
路26L、26Rに振り分けられることになる。すなわ
ち、図4から明らかなように、たとえば、ソレノイド5
8が作動されて、振り分け体51が、実線の位置にある
と、ガイド面53は、右下がりに傾斜することになっ
て、円板体5は、図4の右方向に誘導されることにな
り、円板体6、8の位置と、右方向に落下することにな
る。
ると、ガイド面53は、左下がりに傾斜することになっ
て、円板体5は、図4の左方向に誘導されることにな
り、円板体7、9の位置と、左方向に落下することにな
る。したがって、振り分け体5L、アーム55、ソレノ
イド58などは、振り分け手段を構成していることにな
る。一方、図1において、円板体4の位置から円板体5
の位置に移動するとき、円板体4は、検出片31を押し
上げることになるから、スプリング34に抗して、可動
片33が上方に移動して、センサ35により検出される
ことになる。かくして、球体23によって押し出された
円板体5は、自由になり、通路26R、26Lのいずれ
かに誘導されて、自然落下することになるが、スプリン
グ34の復元力が働いて、スピードが増すことになる。
の開口10を開閉する手段を構成している。したがって
此等を一体的に形成して例えば球体23をもつ板バネ2
2として正面板13の上縁に固定しても良い。また図示
を省略したが球面部分をもつ板バネとして正面板13の
上縁に固定しても良いことは勿論である。
合わせによって大きな実用的な効果が得られる。たとえ
ば本発明は、帯板状通路の上方から円板体を一個ずつ確
実に当該通路の背面側に放出できる。加えて本発明は一
個ずつ放出された円板体を、一個の振り分け体によって
帯板状通路の左右いずれのサイドにも振り分けできる。
言い換えると本発明は、帯板状通路の上方から円板体を
一個ずつ確実に、しかも当該通路の左右いずれのサイド
にも振り分けて放出できる。とくに本発明は、一個のメ
ダル揚送装置によって二個のメダルゲーム装置を扱え得
るという大きな効果がある。
見た、概略的な端面図である。
ある。
図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】少なくとも、 複数個の円板体(1〜9)が平らに一列に整列して押し
上げられ、上方の開口(10)から当該円板体が放出さ
れるようにした通路(12)と、 この通路の前記上方の開口(10)を開閉するようにし
た手段(23)と、 この開閉手段によって、前記通路上方の開口(10)を
閉じるようにした弾性手段(22)と、 前記通路上方の開口(10)を通過して落下する前記円
板体を、当該通路の左右いずれかのサイドにガイドする
ようにした振り分け体(51)と、 を備えていることを特徴とした円板体の揚送装置。 - 【請求項2】請求項1の記載において、前記開閉手段が
球体(23)であることを特徴とした円板体の揚送装
置。 - 【請求項3】請求項1あるいは請求項2の記載におい
て、前記弾性手段が板バネ(22)であることを特徴と
した円板体の揚送装置。
Priority Applications (6)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1049725A JPH1049725A (ja) | 1998-02-20 |
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-
1996
- 1996-08-06 JP JP23710596A patent/JP3216043B2/ja not_active Expired - Fee Related
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