JP2802977B2 - 硬貨選別装置 - Google Patents

硬貨選別装置

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JP2802977B2
JP2802977B2 JP6032981A JP3298194A JP2802977B2 JP 2802977 B2 JP2802977 B2 JP 2802977B2 JP 6032981 A JP6032981 A JP 6032981A JP 3298194 A JP3298194 A JP 3298194A JP 2802977 B2 JP2802977 B2 JP 2802977B2
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謙一 中島
哲郎 上原
稔 中村
泰生 中村
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謙一 中島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特定の1種の硬貨
と、その他の硬貨あるいは偽硬貨とを、特に電子部品を
使用せずに機械的に選別する硬貨選別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】硬貨の投入を受けて物品の販売を行う自
動販売機や、硬貨の投入を受けてゲームを提供するゲー
ム機などにおいては、投入された硬貨が、その硬貨投入
口から投入されるべき硬貨(以下これを選別対象硬貨と
いう)であるか、他の硬貨あるいは偽硬貨(以下、これ
らを他の硬貨等という)であるかを選別することが重要
である。
【0003】このように、特定の1種の選別対象硬貨
と、他の硬貨等とを選別する場合に、電子部品を使用す
るときには、そのための電源が必要となると共に、特
に、自動販売機などを屋外に設置する場合には、電子回
路の保護のための措置が必要になり、その保守管理が厄
介になる。
【0004】そこで、上記のような場合には、電子部品
を使用せずに、機械的に硬貨の選別をする手法が好適で
ある。この種の機械的硬貨選別装置としては、従来、図
21に示すような装置が、提供されている。
【0005】図21において、1は硬貨投入口であり、
この場合、この硬貨投入口1は、図22に示すように、
縦長の開口である。この硬貨投入口1の寸法d,wは、
選択対象硬貨の直径、厚さより僅かに大きく選定され
て、選択対象硬貨よりも大きいサイズの他の硬貨等の投
入ができないようにしている。
【0006】硬貨投入口1の奥には、硬貨選別軌道2が
形成される。この硬貨選別軌道中2には、硬貨選別機構
3が設けられて、硬貨投入口1から投入可能な選択対象
硬貨と、当該硬貨より小さいサイズの他の硬貨等との選
別が行われる。
【0007】硬貨選別機構3は、所定角度間隔を持って
連結部11で連結された2本のアーム12a、12bに
より構成されている。連結部11は、この硬貨選別機構
3の側面図である図23にも示すように、硬貨選別軌道
2の壁2aに取り付けられた軸13に対して回転自在に
取り付けられている。
【0008】アーム12a、12bの先端には、その回
動方向に直交する方向に軸15a、15bが取り付けら
れ、この軸15a、15bにローラー16a、16bが
回転自在に取り付けられている。
【0009】また、これら2本のアーム12、13は、
例えばバネ17により、常にストッパ14側に偏倚させ
られて、アーム12aの先端のローラー16aの位置よ
りも、アーム12bの先端のローラー16bの位置が若
干低い位置をホームポジションとするようにされてい
る。
【0010】そして、このホームポジションの位置にお
いて、ローラー16aと16bの互いに対向する内側面
間の水平方向の距離r0 が、選別対象硬貨の直径より僅
かに小さく選定されている。
【0011】このような構成においては、硬貨投入口1
から投入された硬貨が選別対象硬貨であるときには、そ
の直径Rは、ローラー16a、16b間の距離r0 より
も大きいため、図24に示すように、当該選別対象硬貨
18は、2本のアーム12a,12bにより支持され
る。そして、この硬貨18の重みによりアーム12a,
12bが矢印方向に回動し、その回動の過程で、硬貨1
8は、正貨軌道4に落下し、例えば当該選別対象硬貨が
有する所定の重みより所定の機械的スイッチなどを起動
する。なお、硬貨18がアーム12a,12bから離れ
て落下すると、これらアーム12a,12bは、偏倚バ
ネ17によりホームポジションに戻る。
【0012】一方、硬貨投入口1から硬貨選択軌道に入
ってきたのが、選別対象硬貨よりも小さい直径r1の他
の硬貨等19であったときには、図24Bに示すよう
に、この他の硬貨等19は、ローラー16a、16b間
を通り抜け、返却軌道5に導かれ、例えば返却口に戻さ
れる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにして、図
21〜図24に示した従来の硬貨選別装置によれば、1
枚ごとに硬貨等が投入された場合には、選択対象硬貨
と、これとサイズの異なる他の硬貨等とを、機械式で選
別することができる。
【0014】しかしながら、硬貨投入口1から連続的に
硬貨等が投入されて、偏倚バネ17による偏倚力により
アーム12a,12bがホームポジションに戻る前の図
24Cに示すような位置において、これらアーム12
a,12bの部分に硬貨等が落下してくる場合には、ロ
ーラー16a、16bの内側の側面の水平方向の距離r
2は、r2<r0 となるため、選択対象硬貨よりもサイ
ズの小さい他の硬貨等19であっても、アーム12a,
12b間において支持されて正貨軌道4に導かれてしま
う誤選別をしてしまう。
【0015】また、上述した従来の硬貨選別装置の場合
には、他の硬貨等が選択対象硬貨と同サイズである場合
には、これを選別することができないという欠点もあっ
た。
【0016】この発明は、上記のような欠点のない機械
式の硬貨選別装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による硬貨選別装置は、後述の実施例の参
照符号を対応させると、特定のサイズの選別対象硬貨よ
りも大きいサイズの投入を阻止する開口を有する硬貨投
入口21と、この硬貨投入口21を通り抜けた硬貨等が
移動する所定の下降スロープを有する硬貨通路31と、
上記硬貨通路31に沿って設けられ、硬貨の移動をガイ
ドするガイド壁33と、このガイド壁33の上記硬貨通
路31の途中に設けられ、選別対象硬貨よりも小さいサ
イズの硬貨等を第1の硬貨軌道41に導くための第1の
開口35と、硬貨投入口21から見て、第1の開口35
より先行するガイド壁33の位置に設けられ、選別対象
硬貨を第2の硬貨軌道42に導くための第2の開口38
とを備える。
【0018】硬貨投入口21から見て、第1の開口35
よりも手前に、硬貨投入口21を通り抜けた硬貨等の、
硬貨通路31上での移動経路を第1の開口35側に偏倚
させる移動経路規制板36を設けるとよい。
【0019】また、選別対象の硬貨が非磁性材料からな
る場合には、この発明においては、永久磁石60を用い
て、さらに偽硬貨の選別を行うようにする。すなわち、
非磁性材料からなる特定のサイズの選別対象硬貨よりも
大きいサイズの投入を阻止する開口を有する硬貨投入口
21と、この硬貨投入口21を通り抜けた硬貨等が移動
する所定の下降スロープを有する硬貨通路31と、硬貨
通路31に沿って設けられ、硬貨の移動をガイドするガ
イド壁33と、このガイド壁33の硬貨通路31の途中
に設けられ、選別対象硬貨よりも小さいサイズの硬貨等
を、返却口23に連なる返却軌道43に導くための第1
の開口35と、硬貨投入口21から見て、第1の開口3
5より先行するガイド壁33の位置に設けられ、選別対
象硬貨と同サイズの硬貨等を材質選別軌道42に導くた
めの第2の開口38と、材質選別軌道42中に設けら
れ、選別対象硬貨と、他の硬貨等とを磁気的に選別し、
非磁性材料の選別対象硬貨は、正貨軌道に導き、磁性材
料からなる他の硬貨等は、返却軌道43に導くようにす
る永久磁石60を備える材質選別手段とを備える。
【0020】
【作用】上記の構成のこの発明による硬貨選別装置にお
いては、硬貨投入口からは選別対象硬貨よりも大きいサ
イズの他の硬貨等は投入できないため、投入時点で選別
される。
【0021】硬貨投入口から投入された硬貨等の内、選
別対象硬貨よりも小さいサイズの他の硬貨等は、第1の
開口から、例えば返却軌道とされる第1の硬貨軌道に導
かれて、選別される。このとき、硬貨投入口から第1の
開口までの間に移動経路規制板が設置されているときに
は、硬貨等は、常に第1の開口側に偏倚した移動経路を
とるので、選別対象硬貨よりも小さいサイズの他の硬貨
等は、確実に第1の開口から第1の硬貨軌道に導かれ
る。
【0022】したがって、この第1の開口よりも先行す
る位置にある第2の開口から第2の硬貨軌道に導かれる
のは、選別対象硬貨と同サイズの硬貨等となる。
【0023】そして、第2の開口により導かれる第2の
硬貨軌道が材質選別軌道である場合には、この材質選別
軌道中に設けられた永久磁石を備える材質選別手段によ
り、選別対象硬貨と同サイズの他の硬貨等が磁性体であ
るときに、当該他の硬貨等は、永久磁石により吸引さ
れ、返却軌道に導かれる。
【0024】当該選別対象硬貨と、同サイズで、同じ重
みを有する偽硬貨を作成する場合には、硬貨の流通価格
値と制作コストとを勘案すると、磁性体である安価な鉄
などが材料として用いられるのが殆どであると考えられ
る。したがって、永久磁石を用いた材質選別手段によ
り、磁性体材料からなる偽硬貨等は確実に選別されて、
返却軌道に導かれる。
【0025】
【実施例】以下、この発明による硬貨選別装置の第1の
実施例を図1〜図8を参照しながら説明する。
【0026】図8は、この発明による硬貨選別装置が適
用される自動販売機の一例の正面図である。この例の自
動販売機は、500円硬貨の専用機である。すなわち、
この自動販売機では、500円硬貨を硬貨投入口21か
ら投入すると、例えば当該500円硬貨の重みを利用し
た商品提供機構が起動して、ボタン22が飛び出す。購
入者がこのボタン22を押し込むと、価格500円の商
品が商品取出口23に出てくる。この500円硬貨の重
みを利用してボタン22を飛び出させ、ボタン22を押
し込むことによる商品を商品取出口23に排出する商品
提供機構は、周知の機構を用いることができる。
【0027】この場合も、硬貨投入口21の開口の寸法
d0 及びw0 は、500円硬貨の直径r及び厚さtより
も、僅かに大きく選定されている。このため、500円
硬貨よりも大きいサイズの他の硬貨等は、硬貨投入口2
1には入らず、排除される。しかし、500円硬貨だけ
でなく、500円硬貨よりもサイズの小さい他の硬貨
等、また、500円硬貨と同サイズであるが磁性体材料
で作成された偽硬貨も、硬貨投入口21よりは投入され
てしまうが、以下に説明するこの例の硬貨選別装置の要
部の機構により、正貨の500円硬貨とは選別される。
【0028】なお、500円硬貨と同サイズであって、
非磁性体材料からなる偽硬貨であっても、500円硬貨
よりも重さが軽量の場合には、商品提供機構は起動せ
ず、ボタン22は飛び出さないため、商品の提供を受け
ることができない。
【0029】図1は、この発明による硬貨選別装置の要
部の側面図、図2はその正面図であり、後述する永久磁
石を除く部分は、非磁性体、この例では、プラスチック
が用いられている。また、図3は、図1のA部断面図、
図4は、図1のB部断面図、図5は、図1のC部断面
図、図6は、図1のD部断面図、図7は、図1のE部断
面図である。ここで、A〜E部断面図は、それぞれ矢線
で示す位置の断面をA〜Eの方向から見た図を意味して
いる。以下の説明においても同様である。
【0030】これらの図において、31は所定の長さの
硬貨通路で、硬貨投入口21から投入された硬貨等30
は、この硬貨通路31上に着地する。この硬貨通路31
は、図1及び図2に示すように、500円硬貨の厚さt
よりも大きい幅t1、例えばt1=4mmの幅の通路で
あって、自動販売機の筐体内においては、硬貨等が回転
等によりこの通路31上を降下移動するように、所定の
傾斜を有する構成とされている。
【0031】この硬貨通路31の幅方向の両側に沿って
ガイド壁32及び33が形成されている。これらガイド
壁32、33は、硬貨投入口21から投入された硬貨等
の、通路31上の移動の際のガイドとなる。また、硬貨
通路31の最下端の先端部分は、ガイド壁32、33の
間を壁34により閉塞して、それより先に硬貨が降下し
ないようにされている。
【0032】そして、この例の場合、自動販売機の筐体
内においては、ガイド壁32は、ほぼ垂直に設けられて
いるが、ガイド壁33は、垂直方向に対して所定の角
度、例えば30度程度傾いて形成されている。そして、
硬貨通路31の上面は、ガイド壁33に対して垂直とな
るように形成されている。つまり、硬貨通路31は、
2に示すように、その幅方向にも傾いている。したがっ
て、硬貨投入口21から投入された硬貨等は、ガイド壁
33に沿って硬貨通路31上を回転移動するようにな
る。
【0033】そして、ガイド壁33の硬貨通路31の中
ほどの位置には、図1、図4及び図6に示すように、第
1の開口35が穿かれている。この第1の開口35は、
この例では、矩形状に形成されており、図4に示すよう
に、硬貨通路31の上面と、開口35の上端の辺35u
とは、平行とされていると共に、これら硬貨通路31の
上面と、第1の開口35の上端辺35uとの距離r3
は、500円硬貨の直径R(26.5mm)よりも僅か
に小さい値、この例ではr3=26mmとされている。
なお、開口35の下端の辺35dは、この例の場合、硬
貨通路31の上面より若干、例えば1mmだけ高くなっ
ている。
【0034】したがって、硬貨投入口21から投入され
た硬貨等の内、500円硬貨よりも0.5mm以上、直
径が小さい他の硬貨等は、硬貨通路31上をガイド壁3
3に沿って下降移動するとき、この第1の開口35の部
分を通ると、この第1の開口35から図4において一点
鎖線で示すように回転してガイド壁33の外側に落下す
る。これにより、500円硬貨よりも小さい他の硬貨等
を選別することができる。
【0035】この場合、図1、図2、図6及び図7に示
すように、硬貨投入口21から見て、第1の開口35よ
りも手前の硬貨通路31の部分のガイド壁32からは、
移動経路規制板36がガイド壁32側に張り出して設け
られている。この移動経路規制板36は、三角形状とさ
れており、ガイド壁33と、この移動経路規制板36と
の先端とにより、硬貨等が通り抜けることができる程度
の隙間37が形成される。この移動経路規制板36によ
り、硬貨投入口21から投入され、入ってきた硬貨等
は、常に隙間37を通るようになり、このため、常にガ
イド壁33に沿って硬貨等が硬貨通路31上を移動する
ようになる。したがって、確実に、第1の開口35によ
り、小さいサイズの他の硬貨等の選別を行うことができ
る。
【0036】また、硬貨投入口21から見て、第1の開
口35よりも先行する硬貨通路31の位置の部分のガイ
ド壁33には、図1及び図3に示すように第2の開口3
8が穿かれている。この第2の開口38も、この例で
は、矩形状に形成されており、この第2の開口38の下
端の辺38dは、硬貨通路31の上面と面一となるよう
にされている。このように硬貨通路31の上面と、第2
の開口38の下端の辺38dとが面一となっているた
め、第1の開口35で選別されることなく、硬貨通路3
1上をガイド壁33に沿って、この第2の開口38の部
分まで下降移動してきた硬貨等は、図3において一点鎖
線で示すようにして、この第2の開口38からガイド壁
33の外側に滑り落ちる。
【0037】この例の場合、硬貨通路31の上面と、第
2の開口38の上端の辺38uとは、平行とされている
が、これら硬貨通路31の上面と、第2の開口38の上
端辺38uとの距離r4は、硬貨等がガイド壁33の外
側に滑り落ちるのに十分な大きさであればよく、この例
ではr4=23mmとされている。
【0038】図1に示すように、この例においては、第
1の開口35から落下した500円硬貨より小さいサイ
ズの他の硬貨等は、小サイズ硬貨軌道41に導かれ、ま
た、第2の開口38から滑り落ちた500円硬貨及び5
00円硬貨と同サイズの硬貨等は、材質選別軌道42に
導かれる。
【0039】これら軌道41及び42は、所定の間隔を
隔てて対面する壁板部51、52と、仕切り部53とで
構成される。
【0040】すなわち、図2に示すように、ガイド壁3
3の外側は、ガイド壁32と平行で、第1の開口35と
第2の開口38の硬貨通路31に沿う方向の部分な含む
幅の壁板部51とされている。この壁板部51は、開口
35及び38の位置から下方に延長されている。この壁
板部51に対して所定間隔を隔てて、壁板部52が形成
されている。前述したように、これら壁板部51と、壁
板部52とは、第1及び第2の開口35及び38から降
下する硬貨軌道を形成するもので、壁板部51と、壁板
部52との間隔は、投入される硬貨等の厚さを規制して
いる硬貨投入口21の寸法w0と等しいか、それより若
干大きくされている。
【0041】これら壁板部51及び52は、その幅方向
(図の左右方向)の端部で、連結されている。また、壁
板部52は、第1及び第2の開口35及び38の部分の
硬貨通路31を形成する部分に、図2〜図4に示すよう
に、所定の曲面部52aを介して連結されている。
【0042】図4に示すように、この例の場合、ガイド
壁32と、壁板部51との距離Lは、図示のように、硬
貨等が回転可能なように、これら硬貨等の直径Rより大
きく選定されており、この例の場合には、第1の開口3
5の上辺35uと硬貨通路31との距離に等しく、L=
26mmとされている。
【0043】仕切り部53は、これら壁板部51と壁板
部52との間の空間において、第1の開口35と第2の
開口38との堺目の部分から下方に楔形に設けられてお
り、この仕切り部53により、壁板部51と壁板部52
との間の空間の内、第1の開口35に連なる部分は小サ
イズ硬貨軌道41となり、第2の開口38に連なる部分
は材質選別軌道42となるように構成されている。
【0044】小サイズ硬貨軌道41は返却軌道43に連
通され、また、材質選別軌道42は正貨軌道44に連通
されている。返却軌道43と正貨軌道44とは、図1に
示すように、それぞれ独立の軌道となるように二股に分
けられているが、二股の分かれ目のところでは、両軌道
が合流する合流部45とされている。そして、この合流
部45の上方の、楔形の仕切り部53の部分には、永久
磁石60が設けられている。この永久磁石60は、非磁
性体からなる500円硬貨と、磁性体からなる偽硬貨と
を選別するためのに設けられている。
【0045】この例の永久磁石60は、図5に示すよう
に、偏平円板形であり、壁板部51と52とにより挟持
されると共に、楔形の仕切り部53によりその周囲の部
分が囲まれて、図示の位置に固定される。この場合、円
板形の永久磁石60の周囲の全部が囲まれるのではな
く、材質選別軌道42側及び合流部45に面する部分は
露呈するようにされている。
【0046】このように、円板形の永久磁石60の周囲
の一部のみを、軌道42に対してを露呈するのは、磁石
60の全周を露呈したときに磁性体の偽硬貨等がこの永
久磁石60に吸着されたまま、離脱しなくなって、返却
口に返却されなくなるのを防止すると共に、偽硬貨が吸
着されたまま次に硬貨投入口21から投入されると、偽
硬貨等が正貨軌道に落下されてしまう誤動作を防止する
ためである。
【0047】また、この例では、永久磁石60に吸着さ
れた磁性体材料の偽硬貨等を確実に永久磁石60から離
脱させるようにするための爪部61が、合流部45ない
しは返却軌道43に面する永久磁石60の周囲部分に対
して設けられる。
【0048】この爪部61は、この例では、仕切り部5
3で永久磁石60を覆う部分の内の、合流部45側に位
置する部分の先端部で構成されている。仕切り部53の
一部として爪部61を構成するのではなく、仕切り部5
3とは独立して爪部61を設けても、もちろんよい。
【0049】この爪部61の作用効果を図9について説
明する。材質選別軌道42を降下してきた磁性体材料の
偽硬貨Cnは、永久磁石60に吸着される。そして、永
久磁石60に吸着されたまま、当該磁性体の偽硬貨Cn
等は、この永久磁石60の周囲に沿って回転し、爪部6
1の部分までくると、自分自身の回転の慣性力のため、
当該偽硬貨Cn等は、爪部61を乗り上げるように、あ
るいは強く爪部61衝突する状態になる。このため、こ
の爪部61の位置で偽硬貨Cn等は、永久磁石60から
離脱する。
【0050】永久磁石60の、露呈する周側面部分の角
範囲α(図9参照)は、永久磁石60の大きさ及びその
起磁力の大きさに応じて定められる。この場合、永久磁
石60の起磁力としては、材質選別軌道42を落下して
くる磁性体からなる偽硬貨等を吸引して返却軌道43に
導くことができるものであればよく、500〜3000
ガウス程度のものが使用可能である。この例では、直径
が15mm、厚さが4.8mmの円板形のもので、20
00ガウスの永久磁石が使用されている。
【0051】正貨軌道44と、返却軌道43とを分ける
V字状の分岐部の先端46の位置は、この例では、若
干、材質選別軌道42側に変位した位置とされて、永久
磁石60により確実に磁性体材料の偽硬貨等を返却軌道
43の延長部に導くことができるようにしている。50
0円硬貨は、この先端46にぶつかるが、硬貨の重心位
置が正貨軌道44側にあるので、500円硬貨は、正貨
軌道44側に跳ね返り、正貨軌道44側に導かれる。
【0052】正貨軌道44の先端は、開口となってお
り、図示しないが、この開口の先には、例えば500円
硬貨の重みにより起動する前述した商品排出機構が設置
されている。また、返却軌道43の先端は、硬貨等の返
却口23となる開口を備える箱状部47が設けられてい
る。
【0053】以上のように構成されているので、前述も
したように、硬貨投入口21から投入された500円硬
貨及びこれより小さいサイズの他の硬貨等は、硬貨通路
31上を、回転しながら下降して行く。この下降の途中
で、移動経路規制板38により、硬貨等は、ガイド壁3
3に沿って回転下降するように移動経路が規制される。
そして、ガイド壁33の第1の開口35の部分を通過す
るとき、500円硬貨よりも小さいサイズの他の硬貨等
は、当該第1の開口35から小サイズ硬貨軌道41に倒
れ込み、返却軌道43を介して箱状部47に落ちる。つ
まり、500円硬貨より小さいサイズの他の硬貨等は、
返却口23に戻される。
【0054】500円硬貨及び500円硬貨と同サイズ
の偽硬貨等は、第1の開口35の部分は通過するが、第
2の開口38から材質選別軌道42に落下する。そし
て、磁性体からなる偽硬貨等は、永久磁石60に吸引あ
るいは吸着され、吸着された偽硬貨等は、爪部61のと
ころから返却軌道43側に導かれ、返却口23となる箱
状部47内に落ちる。
【0055】500円硬貨は、非磁性体であるので、永
久磁石60には、吸引されずに、材質選別軌道42に連
なる正貨軌道44を介して、商品排出装置の起動部を作
用する位置に落下する。
【0056】以上の例では、第1の開口35により50
0円硬貨よりも小さいサイズの硬貨等は、硬貨通路31
を支点として転倒回転するため、硬貨通路31から壁板
部51までの間隔として開口35の高さと等しい長さ、
この例では、26mmが必要になり、硬貨選別装置の厚
さが比較的厚くなってしまう。
【0057】図10〜図17は、この点を改良した第2
の実施例である。
【0058】図10は、この第2の実施例の硬貨選別装
置の要部の側面図、図11はその正面図であり、永久磁
石60を除く部分は、非磁性体、この例では、プラスチ
ックが用いられている。また、図12は、図10のF部
断面図、図13は、図10のG部断面図、図14は、図
10のH部断面図、図15は、図10のI部断面図、図
16は、図10のJ部断面図、図17は、図10におい
て、矢印K方向から見た部分図である。
【0059】この第2の実施例においては、所定の長さ
の硬貨通路31と、この硬貨通路31の幅方向の両側に
沿ってガイド壁32及び33が形成されているのは、第
1の実施例と同様である。さらに、ガイド壁33に第1
の開口35が設けられるのも前述の例と同様である。
【0060】しかし、この例の場合には、ガイド壁33
に平行に壁板部71が設けられて、小サイズ選別軌道7
2とされる。この小サイズ選別軌道72は、図10に示
すように返却軌道43に連通している。この例の場合の
小サイズ選別軌道72を構成する壁板部71は、図11
に示すように、独立したものであって、この小サイズ選
別軌道72のみが図11に示すように、外方に出っ張る
ようになる。
【0061】さらに、この例の場合の第1の開口35の
下端辺35dの一部35fは、図10及び図15に示す
ように、硬貨通路31と面一とされ、500円硬貨より
も小サイズの他の硬貨等は、この一部35fのところか
ら、硬貨通路31から壁板部71とガイド壁33との間
の小サイズ選別軌道72に、移動経路を変更し、返却軌
道43に導かれる。
【0062】また、この例においては、ガイド壁33に
は第2の開口38は、形成されず、その代わりに、図1
3及び図17に示すように、前述例の第2の開口38が
形成された部分に相当する部分の硬貨通路31を消失さ
せて、開口73となっている。したがって、第1の開口
35によっては返却軌道に導かれるように選別されない
500円硬貨及び同サイズの他の硬貨等は、この開口7
3から材質選別軌道42に即座に落ち込む。
【0063】返却軌道43と材質選別軌道42との合流
部45に、磁性体材料の偽硬貨等と、非磁性体からなる
500円硬貨とを選別するための永久磁石60が設けら
れる点や、その他の点は、第1の実施例とほぼ同様であ
る。
【0064】この第2の実施例の場合にも、500円硬
貨及びこれと同サイズの硬貨と、500円硬貨よりも小
サイズの他の硬貨等とを選別した後の軌道の形成方法
が、第1の実施例と異なるほかは、第1の実施例と同様
の作用効果が得られるものである。
【0065】以上の実施例においては、材質選別軌道4
2を落下してくる硬貨等の内、500円硬貨の正貨は、
返却軌道43と正貨軌道44との二股部の先端46に衝
突するため、返却軌道43側に落ち込むおそれが僅かに
ある。これを防止して、確実に500円硬貨を正貨軌道
44側に導くようにする方法の一例について説明する。
【0066】この方法は、図18A及びBに示すよう
に、500円硬貨等の硬貨は、通常、その周縁部は18
aは、内部18bよりも僅かに厚さが厚くなっている点
を利用する。
【0067】図19及び図20は、その要部の構成例で
ある。すなわち、この例では、図20に示すように、合
流部45の近傍の正貨軌道44側の位置であって、軌道
42または軌道44の中央部よりも左側の位置となる壁
板部51、52の所定位置に、壁板部51、52内の硬
貨の軌道空間に、弾性的に突出する引っ掛け突起81、
82を設ける。この引っ掛け突起81、82は、壁板部
51、52に設けられた小部屋83、84内に収納され
ており、かつ、バネ85、86により、常に硬貨の軌道
側に偏倚させられている。
【0068】したがって、500円硬貨が、材質選別軌
道42から合流部45の部分まで落下してくると、その
周縁部18aにより、一旦、引っ掛け突起81、82は
小部屋83、84に押し戻されるが、500円硬貨の内
部18bの凹部のところになると、引っ掛け突起81、
82がバネ85、86の偏倚力により飛び出し、500
円硬貨の当該内部18bに当接するようになる。そし
て、さらに硬貨が落下して再びその周縁部18aの位置
になると、今度は、この引っ掛け突起81、82に当該
周縁部18aが引っ掛かるため、500円硬貨は、正貨
軌道44側に引っ張られるように落下する。
【0069】一方、500円硬貨のように周縁18aが
内部18bよりも厚くなく、平らな偽硬貨等に対して
は、引っ掛け突起81、82は、その用を成さないた
め、これら偽硬貨等が、正貨軌道44に強制的に導かれ
ることはない。
【0070】なお、以上の例は、硬貨が500円硬貨の
場合を例にとったが、100円硬貨や、他の硬貨とはサ
イズを異にする硬貨の選別にこの発明は適用可能であ
る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、硬貨投入口からは選別対象硬貨よりも大きいサイズ
の他の硬貨等は投入できないため、この選別対象硬貨よ
りも大きいサイズの他の硬貨等はこの投入時点で選別さ
れる。
【0072】そして、硬貨投入口から投入された硬貨等
の内、選別対象硬貨よりも小さいサイズの他の硬貨等
は、第1の開口から、例えば返却軌道とされる第1の硬
貨軌道に導かれて、選別される。このとき、硬貨投入口
から第1の開口までの間に移動経路規制板が設置されて
いるときには、硬貨等は、常に第1の開口側に偏倚した
移動経路をとるので、選別対象硬貨よりも小さいサイズ
の他の硬貨等は、確実に第1の開口から第1の硬貨軌道
に導かれる。
【0073】そして、第2の開口により導かれる第2の
硬貨軌道が材質選別軌道である場合には、この材質選別
軌道中に設けられた永久磁石を備える材質選別手段によ
り、選別対象硬貨と同サイズの他の硬貨等が磁性体であ
るときに、当該他の硬貨等は、永久磁石により吸引さ
れ、返却軌道に導かれる。
【0074】当該選別対象硬貨と、同サイズで、同じ重
みを有する偽硬貨を作成する場合には、硬貨の流通価格
値と制作コストとを勘案すると、磁性体である安価な鉄
などが材料として用いられるのが殆どであると考えられ
ることを考慮すると、この発明によれば、永久磁石を用
いた材質選別手段により、磁性体材料からなる偽硬貨等
は確実に選別されて、返却軌道に導かれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による硬貨選別装置の一実施例の要部
の側面図である。
【図2】この発明による硬貨選別装置の一実施例の要部
の正面図である。
【図3】図1のA部断面図である。
【図4】図1のB部断面図である。
【図5】図1のC部断面図である。
【図6】図1のD部断面図である。図1のA部断面図で
ある。
【図7】図1のE部断面図である。
【図8】この発明による硬貨選別装置が適用される自動
販売機の一例の正面図である。
【図9】この発明による硬貨選別装置における材質選別
動作の説明他のための図である。
【図10】この発明による硬貨選別装置の他の実施例の
要部の側面図である。
【図11】この発明による硬貨選別装置の他の実施例の
要部の正面図である。
【図12】図10のF部断面図である。
【図13】図10のG部断面図である。
【図14】図10のH部断面図である。
【図15】図10のI部断面図である。
【図16】図10のJ部断面図である。
【図17】図10において、K方向から見た部分図であ
る。
【図18】選別対象硬貨の特徴を説明するための図であ
る。
【図19】選別対象硬貨の特徴を利用した選別方法の一
実施例の要部を示す図である。
【図20】選別対象硬貨の特徴を利用した選別方法の一
実施例の要部を示す図である。
【図21】従来の硬貨選別装置の一例を説明するための
図である。
【図22】硬貨投入口を説明するための図である。
【図23】図21の従来例の一部を示す図である。
【図24】図21の従来例の硬貨選別動作を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
21 硬貨投入口 31 硬貨通路 33 ガイド壁 35 第1の開口 36 移動経路規制板 37 隙間 38 第2の開口 41 小サイズ選別軌道 42 材質選別軌道 43 返却軌道 44 正貨軌道 51 壁板部 52 壁板部 53 仕切り部 60 永久磁石 61 爪部
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭50−63092(JP,U) 実開 昭57−95669(JP,U) 実開 昭50−7495(JP,U) 実開 昭60−192065(JP,U) 特公 昭39−21870(JP,B1) 実公 平4−35980(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07D 1/00 - 9/06 G07F 1/00 - 9/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性材料からなる特定のサイズの選別対
    象硬貨よりも大きいサイズの投入を阻止する開口を有す
    る硬貨投入口と、 この硬貨投入口を通り抜けた硬貨等が移動する所定の下
    降スロープを有する硬貨通路と、上記硬貨通路と連結されており、上記選別対象硬貨を、
    自重による落下によって導く材質選別軌道と、 上記材質選別軌道の下部に当該材質選別軌道のほぼ延長
    方向に連通して設けられる正貨軌道と、 上記材質選別軌道の延長方向に対して所定の角度をもっ
    て交差するように上記材質選別軌道に連通して設けられ
    る返却軌道と、 上記正貨軌道と上記返却軌道とがそれぞれ独立の軌道と
    なるように二股に分けるために設けられる、重力方向に
    対してほぼ逆V字状の分岐部と、 上記材質選別軌道から上記返却軌道に分岐する部分に設
    けられ、上記選別対象硬貨と、他の硬貨等とを磁気的に
    選別し、非磁性材料の上記選別対象硬貨はそのまま正貨
    軌道に落下させ、磁性材料からなる他の硬貨等は、上記
    返却軌道に導くようにする永久磁石を備える材質選別手
    段と、 を備え、 上記正貨軌道と上記返却軌道とを分ける上記分岐部は、
    その先端位置が、 上記材質選別軌道を落下してくる上記非磁性材料の上記
    選別対象硬貨が、この先端に衝突するが、その衝突時の
    上記選別対象硬貨の重心位置の重力方向の位置が上記分
    岐部の先端位置よりも正貨軌道側に偏倚しているような
    位置となるように設けられ、 上記材質選別手段は、上記永久磁石の円弧状部分を上記
    材質選別軌道および返却軌道側に露呈させると共に、上
    記永久磁石の他部分は上記材質選別軌道および返却軌道
    側に露呈させない状態で、非磁性材料により上記永久磁
    石を保持するものであることを特徴とする 硬貨選別装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の硬貨選別装置において、 上記硬貨通路に沿って設けられ、硬貨等の移動をガイド
    するガイド壁と、 このガイド壁の上記硬貨通路の途中であって、上記材質
    選別軌道よりも上記硬貨投入口側に設けられ、上記選別
    対象硬貨よりも小さいサイズの他の硬貨等を上記返却軌
    道に連通する軌道に導くための開口と、 を備えることを特徴とする 硬貨選別装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の硬貨選別装置において、 上記永久磁石は、円板状形状のものであって、上記非磁
    性材料により、その一部が上記材質選別軌道および返却
    軌道側に露呈するように覆われて保持されるものである
    と共に、 上記永久磁石の露呈部分に吸着された上記他の硬貨等を
    上記永久磁石から離脱させるための爪部を上記非磁性材
    料で構成したことを特徴とする 硬貨選別装置。
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