JP4258751B2 - 転動式コインセレクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は投入されたコインを転がしながら真正か否かを選別するためのコインセレクタに関する。
とくに本発明はパチンコ・スロットいわゆるパチスロなどのゲーム機に使用される転動式コインセレクタに関する。
なお此の明細書に使用される用語「コイン」には通貨である小円板形の硬貨を含むことは勿論である。
また本明細書の用語「コイン」にはゲームに使用される円板形のメダルやトークンなどを含むことは勿論である。
【0002】
【従来の技術】
従来からメダルゲーム機やパチスロ・マシーン等にはコイン転動式セレクタが使用されている
コイン転動式セレクタは例えば本件出願人による実願平4−23240号に開示されている。
なお実願平4−23240号に記載された転動式セレクタは実開平6−25963号公報によって公開されている。
また実願平4−23240号に記載された転動式セレクタは米国特許5,293,981号によって特許されている。
【0003】
実願平4−23240号に開示された転動式セレクタが図14の斜面図に概略的に示されている。
なお図14には当該コイン転動式セレクタの断面図も示されている。
図14に示された転動式セレクタはコインが上部の投入口1に投入される。
投入されたコインは大きなフレーム4の下縁に形成された直線レール7を転がりながら落下する。
コインAが真正である場合は薄板のガイド10とドア板5とに挟まれて更に転動が続けられる(図14の断面図を参照)。
コインAが真正でなく直径が小さいときにはガイド10あるいはドア板5から外れて落下する。
【0004】
コインAが真正でなく直径が大きいときはガイド10などに止められて転動しなくなる。
この場合、ドア板5をスプリング(図示略)に抵抗して動かすと枢軸8を介在してアーム11も動くことになる。
かくしてガイド10などで止められていたコインは落下する。
【従来の技術】
大幅に改良された転動式セレクタが本件出願人による特願平10−324355号に開示されている。
なお特願平10−324355号に記載された転動式セレクタは特開2000−123217号公報によって公開されている。
【0005】
特願平10−324355号に開示された転動式セレクタの正面図が添付の図15に概略的に示されている。
なお図16は図15を左サイドから見た概略的な断面図である。
特願平10−324355号に開示された転動式セレクタは図16に示された状態で使用される。
すなわち一対のローラ53と55によって断面略V形の小溝56が形成されて使用される。
この状態においてコインCがセレクタ上部の開口21に投入される。
投入されたコインCは円弧通路22によってガイドされ転動される(図15を参照)。
【0006】
そして当該コインCが選別される真正コインである場合は円弧通路22を通過することになる。
すなわち真正コインCの下縁は円弧通路22によってガイドされる。
同時に真正コインCの上縁は一対のローラ53と55の小溝56によってガイドされる。
したがってコインCが真正コインである場合には円弧通路22をスムーズに通過することになる。
なお此の実施例では一対のローラ53と55は回転自在である。
この結果、真正コインCはスムーズに且つスピーディに円弧通路22を通過することになる。
【0007】
開口21に投入されたコインが真正でない場合には円弧通路22を通過しないことになる。
たとえば投入されたコインの直径が小である場合には円弧通路22を通過しないことになる。
すなわち投入されたコインの直径が小である場合には上方の小溝56から外れて落下する。
なお直径が小さなコインでも振動していると見かけが大きくなって恰も真正コインのようになる。
この場合にはスプリング57が作用する(図16を参照)。
【0008】
すなわちスプリング57がコインの振動を吸収することになる。
この結果、直径小のコインは一対のローラ53と55から外れて落下する。
開口21に投入されたコインの直径が大である場合にも円弧通路22を通過しないことになる。
たとえば直径大のコインの上縁が一対のローラ53と55に当たって停止されることになる。
この場合、ドア31を上方の枢軸32回りに開閉することによって直径の大きいコインが落下する。
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら上述した従来のコイン転動式セレクタは横方向に大きいという問題点があった。
言い換えると従来の転動式コインセレクタは全体的にサイズが大きくなるという問題点があった。
加えて従来の転動式コインセレクタは部品が殆ど金属製であるため重くなるという問題点があった。
本発明は上記の問題点を解消する目的から開発されたものである。
すなわち本発明はセレクタ全体のサイズを出来るだけ小さくすることを目的に開発されたものである。
【0010】
また本発明は合成樹脂成型品を使用してセレクタ全体を軽量にする目的から開発されたものである。また本発明は選別コインの変更に伴うサイズ変更を簡単にする目的から開発されたものである。
【課題を解決するための手段】
本発明は、樹脂成型品からなる基体と、前記基体の一方の面に形成されて上方から投入されたコインを転動させるための円弧状の通路と、前記円弧状の通路の上面に添設した金属製のレールと、前記レールと対応してその上方位置に設けた突軸に回転自在にかつ取り外し自在に外装され、かつ外周部全周に前記レールを転動するコインの上縁をガイドするための溝( 33 )が形成されている樹脂成型品からなるローラと、
前記円弧状の通路の上流側位置において、当該通路に対し前記レールの上方の位置で出没自在となるように前記基体の前記レールと反対の他方の面に揺動自在に枢軸され、前記通路への突出作動時に投入コインをキャンセル通路に導く樹脂成型品からなるサブゲートと、
前記円弧状の通路の下流側の位置において、当該通路に対し前記レールの上方の位置で出没自在となるように前記基体の前記サブゲートと同じ面に揺動自在に枢軸され、前記通路への突出作動時に投入コインをキャンセル通路に導くようになると共に、かつ前記通路外への退出作動時には前記サブゲートをも通路外へと連れ動かすように前記サブゲートと係合関係に配置形成されている樹脂成型品からなるゲートと、前記ゲートを作動させるゲート駆動手段と、を備えることを特徴とする転動式コインセレクタとしたものである。
【0011】
また本発明は、前記ローラが合成樹脂成型品からなって前記基体に取り外し自在に配設されていることを特徴とした転動式コインセレクタである。
【発明の実施の形態】
以下に本発明を其の実施について添付の図面を参照しつつ説明する。図1は本発明による一実施例を正面斜め上から見た概略的な斜面図である。図2は図1の正面図である。図3は図1の実施例を背面斜め下から見た概略的な斜面図である。
【0012】
図4は図1の背面図である。
図5は図1の実施例の一部を取り除いて示した概略的な斜面図である。
図6は図5の正面図である。
図7は図5を上から見た断面図である。
図8も図5を上から見た断面図である。
本発明の一実施例である転動式コインセレクタは全体が縦形の平箱状態になっている(図1を参照)。
そして本実施例は概略正方形の基体20上部に概略五角形のカバー体50が枢軸51されている。
【0013】
カバー体50は中空の合成樹脂成型品から成っておりカバー体50を取り除いて示したのが図5である。
コインはセレクタの上角部に形成された開口21から投入される。
なお開口21の近くにはコインの直径に応じて調整できるガイド片19がネジ止めされている。
開口21から投入されたコインは下に湾曲されたレール22によって出口24にガイドされる(図5を参照)。
すなわちセレクタの上角部から投入されたコインは最も遠くの下角部に向かって起立転動される。
【0014】
そしてセレクタの上角部から投入されたコインの転動がストップされると最も近い下角部に落下される。
すなわち開口21から投入されたコインの転動が阻止されると其の下のキャンセル路28に落下する。
なお細長い金属製のレール22は樹脂成型品から成る基体20に取り外し可能に固定されている。
基体20の上角部から遠い下角部に向けて下に湾曲された細溝にレール22が弾力に抗して填め込まれる。
開口21近くの基体20には概略扇形の少し大きな窪みをもつ窓23が開口されている(図6を参照)。
【0015】
そして此の窓23の下縁部には少し大きな概略十字形のキャンセル体25が26で枢軸されている(図3を参照)。
なおキャンセル体25の一横端部である三日月片25Mは窓23を開閉するように配置されている。
樹脂成型品のキャンセル体25は装置内で詰まったコインを取り外してキャンセルするためのものである。
またキャンセル体25のL形になる上端部25T先端には突起25Pが形成されている(図9を参照)。
この突起25Pはカバー体50をスプリングに抗して開閉するための操作片として使用される。
【0016】
なおキャンセル体25の上端部25Tは基体20に溝付き角ケース25C内にほぼ入れられている。
扇形の窓23の要位置である基体20には金属製の突軸31がカバー体50に向けて固定されている。
また図3上部に示される概略L形の27は適宜に配設される樹脂成型品のキャンセルレバーである。
このキャンセルレバー27は突軸31の外端に回転自在に外装されている。
なお此のレバー27を突軸31まわりに回転するとキャンセル体25が枢軸26中心に回転される。
【0017】
この結果、窓23がキャンセル体25の三日月片25Mによって開閉される。
突軸31の内端部には樹脂成型品のローラ32が回転自在かつ取り外し自在に外装されている。
そして此のローラ32の外端部全周に断面概略U形の溝33が形成されている(図5を参照)。
この溝33はレール22を転動する起立コインの周囲縁上部をガイドするためのものである。
なお溝33の外サイドの頂面は傾斜面に形成されている。
コインの外縁がローラ32の溝33にガイドされるようにするためである。
【0018】
さきに述べたようにカバー体50は中空の概略五角形の樹脂成形品によって形成されている。
またカバー体50の上部は枢軸51とスプリングによって基体20の上部に開閉自在に取り付けられている。
さらにカバー体50には少し小さなJ形の押し付け片53が各上部にて枢軸55されている(図2の右サイドを参照)。
樹脂成形品の押し付け片53はカバー体50を揺動自在に貫通している。
この押し付け片53は通過するコインを基体20に軽く押し付けてコインの振動を吸収する。
【0019】
したがって小さなスプリング56がカバー体50と押し付け片53との間に配置されている(図2を参照)。
枢軸55には更に少し大きなΓ形の押さえ片57が揺動自在に垂下されている。この樹脂成形品の押さえ片57は其の突起54によってローラ32を基体20に軽く押さえる。
言い換えると押さえ片57中央部の突起54によってローラ32は正確に位置決めされている。
したがって押さえ片57とカバー体50との間には小さなスプリング58が配置されている(図2を参照)。
【0020】
また長手の押さえ片57は此のスプリング58によってカバー体50から自由にになっている。
すなわちキャンセル時などにカバー体50が開閉されても押さえ片57は静止している。
かくしてカバー体50が開閉されても押さえ片57によってコインはキャンセル路28にガイドされる。
またカバー体50の中央部内側には小さな球面体59が配置されている(図2を参照)。
この球面体59は基体20に対して接離可能に配設されている。
【0021】
球面体59は真正コインの厚みに対応したコイン通路の幅を調整するために使用される。
図3の左下部に示される小さな矩形体はソレノイド61である。
ソレノイド61のプランジャには長円形の小さなリンク62が枢着されている。さらに此のリンク62の先端部には縦軸63が枢着されている。
そして縦軸63の下端部には合成樹脂成型品から成る概略F形のゲート65が固定されている。
またゲート65の下元端部は基体20に枢軸66されている(図4を参照)。
このゲート65の上先端部67はレール22の上方に突出自在である(図7と図8を参照)。
【0022】
前記の枢軸26には更に概略弓形のサブゲート72が枢着されている(図3を参照)。
なお樹脂成型品のサブゲート72とキャンセル体25との間には小さなスプリング(図示略)が配置されている。
そしてF形ゲート65の中央片はサブゲート72の元端部71と接触自在になっている。
かくしてソレノイド61がオンされるとスプリングに抗してゲート65が枢軸66を中心に回動される。
この結果、ゲート65の上先端部67はレール22の上方から離れる(図7を参照)。
【0023】
同時にゲート65の中央片がサブゲート72の元端部71と接触して当該サブゲートを移動する(図7の鎖線を参照)。
かくして投入されたコインはゲート72と67に阻止されることなくレール22を通過することになる。
すなわちソレノイド61がオンのときはコインはレール22を転動して出口24にガイドされる。
なお出口24にガイドされたコインは例えば金庫(図示略)内に収納される。
ソレノイド61がオフにされるとスプリングが作用してゲート65が枢軸66を中心に回動される。
【0024】
この結果、ゲート65の上先端部67はレール22の上方に位置する(図8を参照)。
同時にゲート65の中央片がサブゲート72の元端部71から離れる。
サブゲート72は自由になってスプリング(図示略)の作用によりレール22の上方に位置する。
かくして開口21から投入されたコインはサブゲート72によってキャンセル路28にガイドされる(図5を参照)。
したがってゲート65の上先端部67はコインによって損傷されることが無い。また投入されたコインがサブゲート72の位置を通過していたときにキャンセルされる場合がある。
【0025】
この場合でもゲート65の上先端部67によってコインは確実にキャンセル路28にガイドされる。
すなわちソレノイド61がオフのときはレール22を動く真正コインもストップされて落下する。
またレール22の下端部近くにはコイン計数用のセンサSが適宜に配置されている(図6を参照)。
これらのセンサSはレール22を通過するコインを例えば磁気的に或いは光学的に検出する。
【実施例】
【0026】
上述の構成からなる本実施例の転動式セレクタは通常、ソレノイド61をオンにして使用する。
すなわちゲート65の上先端部67とサブゲート72をレール22の上方から取り除いて使用する(図7を参照)。
上記の状態においてコインが開口21に投入されるとコインはレール22に沿って起立転動する。
かくして起立転動するコインが真正の場合にはレール22を通り抜ける。
すなわちコインが選別されるコインである場合にはレール22を通り抜ける。
転動するコインの下縁はレール22によって其の上縁はローラ32の溝33によってガイドされる(図5を参照)。
【0027】
したがってコインが真正の場合にはレール22をスムーズに通過して更に下方に転動することになる。
なお此の場合、ローラ32は回転自在であるから真正コインはスムーズかつスピーディに通過する。
したがってスプリング56と58は弱い弾力性のものが望ましいことは勿論である(図2を参照)。
なお開口21に投入されたコインが真正ではなく直径が小である場合にはレール22を通過しない。
この場合、コインの下縁はレール22によってガイドされるものの其の上縁はガイドされない。
【0028】
したがって直径小のコインはレール22を外れてカバー体50内すなわちキャンセル路28に落下される。
なお直径が小さなコインでも振動していると見かけ上、直径が大きくなって恰も真正コインのようになる。
この場合はスプリング56が作用してコインの振動を吸収することになる。
かくしてコインの直径が小の場合はローラ32から外れて確実にキャンセルされることになる。
開口21に投入されたコインが真正ではなく直径が大である場合も長いレール22を通過しない。
【0029】
直径大のコイン下縁はレール22によってガイドされるものの当該コインの上縁はローラ33に当たる。
言い換えるとコインの直径が大の場合はレール22とローラ32との間に詰まりって転動しなくなる。
この場合、キャンセル体25を枢軸26中心に動かすことによってコインはキャンセル路28に落下される。
すなわちキャンセル体25の操作によって三日月板25が動かされる。
同時に操作片25Pを介在してカバー体50が開閉される。
なお本実施例ではローラ32の溝33のガイド傾斜面が一個であるが二個にしても良いことは勿論である。
【0030】
また本実施例において選択コインを変更する場合は、ローラ32を取り替えるだけで行え得る。
たとえば選択コインの直径を変更する場合、ローラ32の取り替えによって行え得ることは勿論である。
また選択コインの厚みを変更する場合にも、ローラ32の取り替えによって行え得ることは勿論である。
またソレノイド61は使用時にオンにされてトラブルがあるとオフにされ得ることは勿論である。
この場合、開口21に投入されたコインが真正であってもキャンセルされることは勿論である。
【0031】
【実施例】
図9は本発明による第二の実施例を概略的に示す正面図である。
図10は図9を分解して示す斜面図である。
なお図中の符号は図1から図8にかけて使用された符号が使用されている。
すなわち第二の実施例の部分が第一の実施例と同じである部分には同じ符号が使用されている。
この第二実施例の特徴は図面から明らかなように概略尾鰭形のシュート体10である。
このシュート体10は少し弾力がある合成樹脂成型品から成って基体20に取り付け自在である。
【0032】
なおシュート体10は基体20の出口24から放出されるコインを所望位置にガイドするために使用される。
シュート体10は大きく分けると底板部9と此の底板部9に起立連成されるガイド板部7とからなる。
細長い底板部9は開口24側のレール22と面一に成るように斜めに形成されている(図9を参照)。
少し長いガイド板部7は底板部9の一サイドに起立連成され其の下端部は湾曲されている。
そしてガイド板部7の上端部には連結手段を構成する一対の雄部6が連成されている。
【0033】
各雄部6はそれぞれ中空の三角台錐形を形成するような一対のガイド片5を有している。
さらに各雄部6はそれぞれ一対のガイド片5の間に少し小さなL形のフック片3を有している(図10を参照)。
なお此等のガイド片5とフック片3はそれぞれ弾力を有している。
上述の連結手段を構成する一対の雌部は基体20の出口24近くにそれぞれ形成されている。
各雌部はそれぞれ一対のガイド片5を受け入れるための台形の孔12を有している。
【0034】
そして各雌部はそれぞれ挿入される一対のガイド片5をガイドするための一対のテーパ壁13を有している。
さらに各雌部はそれぞれ雄部6を抜け止め保持するためのストッパ壁15を有している。
かくしてシュート体10を基体20に取り付ける場合には先ず各雄部6を各孔12内に挿入する。
具体的には中空の錐形状になる一対のガイド片5が弾力に抗して台形の孔12内に挿入される。
したがってシュート体10は表裏を考慮することなく基体20に正確に取り付けられ得る。
【0035】
つぎにシュート体10を基体20に押し付けながらフック片3の先端部を押さえて孔12内に入れる。
言い換えるとシュート体10を押しつつフック片3の先端部を弾力に抗して孔12内に入れる。
フック片3の先端部が孔12内に入れられると雄部6のほぼ全体が孔12内を貫通する。
かくして孔12内を通り抜けたフック片3が弾性の復元力によりストッパ壁15に掛け止められる。
すなわちフック片3がストッパ壁15に引っ掛かってシュート体10は基体20から抜け止めになる。
【0036】
シュート体10を基体20から取り外す場合には先ずシュート体10を基体20から離すように維持する。
この状態でフック片3の先端部を弾力に抗して押し下げる。
言い換えるとフック片3の先端部を押し下げつつストッパ壁15から外して孔12内に入れる。
フック片3の先端部が孔12内に入ると雄部6は雌部からスムーズに離れる。
この結果、シュート体10は基体20から取り外される(図10を参照)。
【実施例】
図11は本発明による第三の実施例を概略的に示す正面図である。
【0037】
図12は図11を右サイド少し下からみた概略的な断面図である。
図13は上記第三実施例の要部を示す斜面図と正面図である。
なお図中の符号は図1から図8にかけて使用された符号が使用されている。
すなわち第三の実施例の部分が第一の実施例と同じである部分には同じ符号が使用されている。
この第三実施例の特徴は概略屋根形のプリズムである(図13を参照)。
このプリズムは透明な合成樹脂成形品から成り矩形薄板の取り付け板部P0を有する。
取り付け板部P0の一端部には端面が概略直角三角形になる第一の反射部P1が連成されている。
【0038】
さらに第一反射部P1の先縁部には端面が概略直角三角形になる第二の反射部P2が連成されている。
言い換えると矩形の取り付け板部P0中央部上方に屋根形の第二反射部P2が位置されている。
すなわち取り付け板部P0の上に通路PSを介在して屋根形の第二反射部P2が位置されている。
プリズム取り付け板部P0は少し大きな電子回路の基板体CB上に弾力に抗して取り付けられる(図16を参照)。
基板体CBは其の表面に三個の発光素子LEと三個の受光素子R1、R2、R3を露呈している。
【0039】
これら三個の発光素子LEはそれぞれ第一反射部P1に光りを放射する。
各発光素子によって放射された光りはそれぞれ先ず第一反射部P1によって反射される。
第一反射部P1によって反射された光りは更に第二反射部P2によって反射される。
第二反射部P2によって反射された各光りはそれぞれ通路PSを通過する。
通路PSを通過して各光りはそれぞれ受光素子R1、R2、R3によって検知される。
なおプリズムをもつ基板体CBはローラ32後方の基体20に弾力に抗して取り付けられる(図11を参照)。
【0040】
レール22を上方から起立転動して来る真正コインは其の上縁が通路PSを通過することになる。
真正コインが通路PSを通過するときはコイン計数用の二個の受光素子R1とR2を通り抜ける。
第三の受光素子R3は悪戯などによる不正防止に使用される。
この第三受光素子R3が何かを検知すると例えば当該セレクタを設置した装置(図示略)がストップされる。
またプリズム付きの基板体CBの下に示される長いZ形のものは不正防止用の金属板MTである。
【0041】
この金属板MTは其の上端部がプリズムの通路PSを形成するように固定されている(図12を参照)。
金属板MTはキャンセルなどでカバー体50が開かれたときに通路PS近くに空間が出来るのを防止する。
言い換えると金属片MTを設置してコイン計数用受光素子R1とR2が外部から悪戯されないようにする。
【発明の効果】
上述したように本発明は簡単な構成を組み合わせるだけでセレクタ全体のサイズを小型化できる。
【0042】
また本発明は簡単な構成を組み合わせるだけでセレクタ全体を軽量化できることになる。
また本発明によるとコインガイド用のローラを取り替えるだけで簡単に選別コインのサイズを変更できる。
また本発明によるとレールを取り外しできるため汚れが生じても簡単に取り替えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による一実施例を正面斜め上から見た概略的な斜面図である。
【図2】図2は図1の正面図である。
【図3】図3は図1の実施例を背面斜め下から見た概略的な斜面図である。
【図4】図4は図1の背面図である。
【図5】図5は図1の実施例の一部を取り除いて示した概略的な斜面図である。
【図6】図6は図5の正面図である。
【図7】図7は図5を上から見た断面図である。
【図8】図8も図5を上から見た断面図である。
【図9】図9は本発明による第二の実施例を概略的に示す正面図である。
【図10】図10は図9を分解して示す斜面図である。
【図11】図11は本発明による第三の実施例を概略的に示す正面図である。
【図12】図12は図11を右サイド少し下からみた概略的な断面図である。
【図13】図13は上記第三実施例の要部を示す斜面図と正面図である。
【図14】図14は従来例を示す斜面図と其の断面図である。
【図15】図15は第二の従来例を概略的に示す正面図である。
【図16】図16は図15を左サイドからみた概略的な断面図である。
【符号の説明】
20:基体。
22:レール。
32:ローラ。
33:溝。
Claims (1)
- 樹脂成型品からなる基体( 20 )と、前記基体( 20 )の一方の面に形成されて上方から投入されたコインを転動させるための円弧状の通路と、前記円弧状の通路の上面に添設した金属製のレール( 22 )と、前記レール( 22 )と対応してその上方位置に設けた突軸( 31 )に回転自在にかつ取り外し自在に外装され、かつ外周部全周に前記レールを転動するコインの上縁をガイドするための溝( 33 )が形成されている樹脂成型品からなるローラ( 32 )と、
前記円弧状の通路の上流側位置において、当該通路に対し前記レール( 22 )の上方の位置で出没自在となるように前記基体( 20 )の前記レール( 22 )と反対の他方の面に揺動自在に枢軸され、前記通路への突出作動時に投入コインをキャンセル通路( 28 )へ導く樹脂成型品からなるサブゲート( 72 )と、
前記円弧状の通路の下流側の位置において、当該通路に対し前記レール( 22 )の上方の位置で出没自在となるように前記基体( 20 )の前記サブゲート( 72 )と同じ面に揺動自在に枢軸され、前記通路への突出作動時に投入コインをキャンセル通路( 28 )に導くようになると共に、かつ前記通路外への退出作動時には前記サブゲート( 72 )をも通路外へと連れ動かすように前記サブゲートと係合関係に配置形成されている樹脂成型品からなるゲート( 65 )と、前記ゲート( 65 )を作動させるゲート駆動手段( 61 )と、を備えることを特徴とする転動式コインセレクタ。
Priority Applications (2)
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Publications (3)
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