JP3214949B2 - 印章作成装置 - Google Patents

印章作成装置

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JP3214949B2
JP3214949B2 JP09101893A JP9101893A JP3214949B2 JP 3214949 B2 JP3214949 B2 JP 3214949B2 JP 09101893 A JP09101893 A JP 09101893A JP 9101893 A JP9101893 A JP 9101893A JP 3214949 B2 JP3214949 B2 JP 3214949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印章作成装置に関し、特
に、囲み罫を有する印影模様の印章作成を考慮したもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、専門家以外でも印章を作成するこ
とができる印章作成装置(厳密にはキットと呼ぶに相応
しい)が既に市販されている。
【0003】この従来の印章作成装置は、図示は省略す
るが、紫外線感光型のフィルムと、紫外線照射装置と、
平面状の紫外線硬化樹脂部材と、台木とを備え、以下の
ようにして印章を作成するものであった。なお、紫外線
照射装置は、紫外線螢光灯を内蔵した筐体と、紫外線螢
光灯の点灯時間をユーザによって設定させるためのタイ
マと、上記筐体上面に設けられた紫外線を透光させる透
明載置板と、この透明載置板を透過した紫外線が外部に
洩れることを防止するための開閉自在な蓋体とから構成
されたものである。また、紫外線硬化樹脂部材は、紫外
線に無反応なベース層と紫外線硬化樹脂層とからなるも
のであり、ベース層は紫外線硬化樹脂層より薄いもので
ある。
【0004】この従来の印章作成装置によって印章を作
成しようとした場合には、まず、トレーシングペーパー
等の紫外線透光紙に、押捺によって紙に転写される文字
や図柄(以下、印影模様と呼ぶ)を筆記して原画を作成
する。
【0005】その後、紫外線照射装置の透明載置板に、
原画及び紫外線感光型のフィルムとを重ね合わせて載置
した後蓋体を閉成し、原画の描かれた紙質に応じた照射
時間をタイマでセットし、紫外線螢光灯からの紫外線を
所定時間だけ照射させる。このようにして露光されたフ
ィルムを所定の液体(市販されている装置では水)で洗
って印影模様をポジネガ反転したネガフィルムを得る。
すなわち、印影模様部分が紫外線に対して透明で、他の
部分が茶(紫外線カット色)のネガフィルムを得る。
【0006】次に、紫外線照射装置の透明載置板に、こ
のネガフィルム及び紫外線硬化樹脂部材とを重ね合わせ
て載置した後蓋体を閉成し、紫外線螢光灯からの紫外線
を所定時間だけ照射させる。この照射によって、紫外線
硬化樹脂部材における紫外線照射部分(印影模様に対応
している)は硬化し、他の部分は硬化しない。このよう
な硬化処理後、紫外線硬化樹脂部材を所定の液体(市販
されている装置では水)で洗って硬化されていない部分
を除去することで印影模様部分の紫外線硬化樹脂層が他
の部分のベース層より突出した印面部材が完成される。
このようにして完成された印面部材にさらに紫外線を照
射して印面を固定化する。
【0007】そして、この印面部材を台木に取り付ける
ことで印章が完成される。
【0008】しかしながら、上述した従来の印章作成装
置によれば、原画を作成する作業まで含めると、非常に
多くの作業を印章作成者が実行しなければならず、作業
性が悪く、作成時間が長期になるという問題を有するも
のであった。原画自体に印影模様が存在するにも拘ら
ず、この情報を印面部材の作成に直接使用できず、すな
わち、ネガフィルムを中間部材として印章作成者自身が
作成することを要しており、このネガフィルムの作成が
上述の問題の大きな原因になっている。また、原画を意
図して手書きで作成する場合を除き、原画を所定の字体
で作成しようとすると、いわゆるワープロ等を使用する
ことになり、ワープロで作成した印影模様を電子複写機
などを用いて紫外線透光紙に複写することを要して、原
画作成にも多くの手間及び時間がかかるものであった。
さらに、紫外線透光紙の厚さや原稿の濃さ等に応じてタ
イマ時間を設定する必要があり、ある程度の習熟を要す
るものであった。
【0009】そこで、本願出願人によって、印章作成専
門家以外でも簡単かつ短時間で所望の印章を作成するこ
とができる印章作成装置が種々提案されている。例え
ば、特願平5−54090号、特願平5−54091
号、特願平5−69499号、特願平5−69500号
及び特願平5−76565号の明細書及び図面に開示さ
れているものが提案されている。
【0010】これらに開示された印章作成装置はいずれ
も、所定物理特性が加わった部分が他の部分と状態が異
なるようになって、所定流体との作用によって凹凸面を
形成できる樹脂製印面部材(例えば紫外線硬化樹脂)に
対して、所定物理特性の印加手段(紫外線照射構成やネ
ガフィルムの作成構成:ネガフィルムの作成構成がない
ものもある)が、情報処理手段(ワープロやパソコンや
テープ印刷装置やイメージスキャナ装置等の情報処理構
成と同様なもの)が取込んだ印影模様に応じて所定物理
特性の印加を行なうものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7(A)
に示すように、形成された印章の印面における印影模様
に応じた凸部が中央部側に固まっていて印面の周囲が大
きく空いていると、印肉(インク)を付着させた場合
に、図7(B)に示すように、凸部以外の周囲の空き領
域にも印肉が付着し、押捺したときに、図7(C)に示
すように、空き領域の印肉も汚れとして紙などの押捺対
象物に転写されることも生じる。
【0012】このような印肉汚れが付くことを防止しよ
うとすると、印影模様凸部を印面の周囲側にも位置させ
ることが考えられる。しかし、情報処理手段によって印
影模様情報を取込んでネガフィルムとして機能する部分
を自動的に作成する印章作成装置において、例えばキー
入力部を用いた文字入力によって印影模様情報を取込む
ときには、文字間ピッチや行間ピッチや文字の大きさな
どを指定するが、実際上、これらパラメータの選択肢は
段階的であり、必ずしも印面周囲に印影模様凸部を位置
させることができない。
【0013】また、図7(D)に示すように、印影模様
に囲み罫を含めることによって、押捺時に押捺対象物に
印肉汚れが付くことを防止することも考えられる。情報
処理手段によって印影模様情報を取込んでネガフィルム
として機能する部分を自動的に作成する印章作成装置の
場合、その情報処理手段によって囲み罫を印影模様に含
ませることができる。例えば、印章作成装置の情報処理
手段が、いわゆるワープロの情報処理構成と同様なもの
の場合には、印影模様の取込み時(作成時)に、印影模
様を構成する文字の入力が終了した後に、入力モードを
罫線入力モードに変え、始点や終点などを指示しながら
囲み罫を形成させていく。
【0014】従って、印章作成者が、囲み罫を有する印
影模様を入力することは時間及び手間がかかるものであ
った。
【0015】なお、囲み罫を印影模様に含ませるのは、
上述のように押捺時の印肉汚れを防止することを意図し
た場合だけでなく、印章種類によっては当然の場合もあ
る。印面が円形や小判形の氏名用印章では、印影模様に
囲み罫が含まれることは自然である。この場合であって
も、印章作成者が囲み罫を入力操作しなければならず、
時間及び手間がかかるものであった。
【0016】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、所望する印影模様が囲み罫を有するものであ
っても、印章作成者が印影模様の入力を短時間かつ簡単
に行なうことができる印章作成装置を提供しようとした
ものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
、本発明においては、所定物理特性が加わった部分が
他の部分と状態が異なるようになって、所定流体との作
用によって凹凸面を形成できる樹脂製印面部材に対し
て、所定物理特性の印加手段が、情報処理手段が取込ん
だ印影模様に応じて所定物理特性の印加を行なう印章作
成装置(特願平5−54090号、特願平5−5409
1号、特願平5−69499号、特願平5−69500
号及び特願平5−76565号の明細書及び図面参照)
を、以下のようにした。
【0018】すなわち、請求項1、請求項5及び請求項
の本発明においては、印影模様に囲み罫を付加しない
ことを指示する囲み罫禁止指示手段を設け、この囲み罫
禁止指示手段が印影模様に囲み罫を付加しないことを指
示している場合を除き、情報処理手段が、取込んだ印影
模様に自動的に囲み罫を付加して最終的な印影模様とす
ることとした。なお、請求項5及び請求項6の本発明
は、請求項1の本発明より印章作成構成を限定したもの
である。
【0019】請求項2の本発明においては、印影模様に
囲み罫を付加しないことを指示する囲み罫禁止指示手段
を設け、この囲み罫禁止指示手段が印影模様に囲み罫を
付加しないことを指示している場合を除き、所定物理特
性の印加手段が、樹脂製印面部材に対して印加処理する
際に囲み罫を付加して印加処理することとした。
【0020】請求項3、請求項7及び請求項8の本発明
においては、印影模様に囲み罫を付加するか否かを指示
する囲み罫指示手段を設け、この囲み罫指示手段が印影
模様に囲み罫を付加することを指示している場合に、情
報処理手段が取込んだ印影模様に自動的に囲み罫を付加
して最終的な印影模様とすることとした。なお、請求項
7及び請求項8の本発明は、請求項3の本発明より印章
作成構成を限定したものである。
【0021】請求項4の本発明においては、印影模様に
囲み罫を付加するか否かを指示する囲み罫指示手段を設
け、この囲み罫指示手段が印影模様に囲み罫を付加する
ことを指示している場合に、所定物理特性の印加手段が
樹脂製印面部材に対して印加処理する際に囲み罫を付加
して印加処理することとした。
【0022】
【作用】請求項1乃至請求項の本発明は共に、所定物
理特性が加わった部分が他の部分と状態が異なるように
なって、所定流体との作用によって凹凸面を形成できる
樹脂製印面部材(例えば紫外線硬化樹脂)に対して、所
定物理特性の印加手段(紫外線照射構成やネガフィルム
の作成構成:ネガフィルムの作成構成がないものもあ
る)が、情報処理手段(ワープロやパソコンやテープ印
刷装置やイメージスキャナ装置等の情報処理構成と同様
なもの)が取込んだ印影模様に応じて所定物理特性の印
加を行なう印章作成装置に関する。そして、印章作成者
が囲み罫がない印影模様を入力して情報処理手段に取込
むようにさせた場合でも、必要に応じて作成された印章
(印面部材)の印影模様が囲み罫を有するようにさせた
ものである。
【0023】請求項1、2、5及び6の本発明は、印影
模様に囲み罫を付加しないことを指示されない限りする
囲み罫を自動的に付加するものであり、請求項1、5及
び6の本発明は、情報処理手段が印影模様を取込んだ際
に囲み罫を自動的に付加し、請求項2の本発明は、印影
模様の取込み時には囲み罫の付加動作は行なわず、所定
物理特性の印加手段が樹脂製印面部材に対して印加処理
する際に囲み罫を付加するものである。
【0024】請求項3、4、7及び8の本発明は、印影
模様に囲み罫を付加するか否かの指示に応じて囲み罫の
自動付加を決定するものであり、囲み罫の付加を、請求
項3、7及び8の本発明は、情報処理手段が印影模様を
取込んだ際に行ない、請求項4の本発明は、所定物理特
性の印加手段が樹脂製印面部材に対して印加処理する際
に行なうものである。
【0025】ここで、所定物理特性の印加手段とは、所
定物理特性を印加する構成のみならず、印章作成装置の
種類によっては、ネガフィルム等の中間部材の作成構成
も含むものである。
【0026】
【実施例】以下、本発明による印章作成装置の一実施例
を図面を参照しながら詳述する。この実施例の印章作成
装置は、印章本体と印章作成機とからなり、印章作製機
は、大きくは、図2に示す電気的構成部(情報処理部や
印影転写制御部など)と、図3に示す機構的光学的構成
部(印刷部や光線照射部など)とから構成されている。
なお、図3は印章本体の構成も示している。
【0027】まず、この実施例の電気的構成部を図2を
参照しながら説明する。
【0028】この電気的構成部は、主として、印影模様
情報を取り込んで機構的光学的構成部を制御するための
ものであって、一種の情報処理装置に該当するものであ
り、他の情報処理装置と同様に、大きくは、入力部1
0、制御部20及び出力部30から構成されている。制
御部20は、入力部10からの情報やその時点の処理段
階等に応じた処理を実行し、その処理結果等に応じて出
力部30を介して機構的光学的構成部を制御するもので
ある。
【0029】入力部10は、詳細の構成は省略するが押
下キーやダイヤルキー等を備えたキー入力部11と、画
像読取部12と、印章種類や印刷ヘッド位置やインクリ
ボン位置などを検出する各種センサ群13と、囲み罫オ
フ指示部14とから構成されている。
【0030】キー入力部11は、制御部20に与える文
字コードデータや各種の制御データを発生するものであ
る。画像読取部12は、原稿を読み取って画像データを
制御部20に与えるものである。印章種類検出センサ
は、装填されている印章の種類を検出して印章種類情報
を制御部20に与えるものである。例えば、印章本体や
その装着治具には印章種類を規定する孔等の物理的な識
別要素が設けられており、印章種類検出センサはこの物
理的な識別要素を読み取って印章種類情報を出力する。
なお、印章種類検出センサを設けないものであっても良
い。印刷ヘッド位置検出センサは、後述するような可動
型印刷ヘッドの位置を検出するものである。インクリボ
ン位置検出センサは、後述するようなインクが選択的に
付着されているインクリボンの位置を検出するものであ
る。
【0031】囲み罫オフ指示部14は、この実施例で初
めて設けられたものである。この実施例の場合、印章作
成者によって入力された印影模様には、後述するように
自動的に囲み罫を付加するようになされており、囲み罫
オフ指示部14は囲み罫の自動付加を禁止する場合に操
作されるものであり、例えば、これから作成しようとす
る1個の印章に対してのみ有効な指示である。囲み罫オ
フ指示部14は、例えば自動復帰形のプッシュボタンで
実現される。
【0032】出力部30は、後述する機構的光学的構成
部の各部を駆動制御する機構的光学的構成部駆動回路群
31と、表示装置33の駆動回路32とから構成されて
おり、各駆動回路31、32は制御部20の制御下で対
応する構成部分を駆動する。表示装置33は、情報処理
装置における表示装置に該当するものであり、印章作成
者に対するガイダンスメッセージや、印章作成者が入力
している印影模様情報などを表示したりするものであ
る。
【0033】なお、機構的光学的構成部駆動回路群31
は、種々の駆動回路からなっているが、ここではまとめ
て示している。機構的光学的構成部の要素の内には、後
述するように、駆動制御が必要な構成要素が種々あり、
実際上は、その各構成要素毎に駆動回路は存在する。
【0034】制御部20は、例えばマイクロコンピュー
タによって構成されており、CPU21、ROM22、
RAM23、キャラクタジェネレータROM(CG−R
OM)24、入力インタフェース部25及び出力インタ
フェース部26がシステムバス27を介して接続されて
構成されている。
【0035】ROM22には、CPU21が実行する印
章作成のための各種の処理プログラム(図1及び図6参
照)や、かな漢字変換用辞書データ等の固定データが格
納されている。
【0036】RAM23は、CPU21によってワーキ
ングメモリとして用いられるものであり、また、ユーザ
入力に係る固定データが格納されるものである。例え
ば、囲み罫オフフラグ等も格納される。
【0037】CG−ROM24は、当該印章作成機に用
意されている文字や記号のドットパターンを格納してい
るものであり、文字や記号を特定するコードデータが与
えられたときに対応するドットパターンを出力するもの
である。なお、表示用と印影用とで別個のCG−ROM
が設けられていても良い。
【0038】入力インタフェース部25は、入力部10
及び制御部20間のインタフェースを行なうものであ
り、出力インタフェース部26は、出力部30及び制御
部20間のインタフェースを行なうものである。
【0039】CPU21は、入力部10からの入力信号
やそのときの処理段階に応じて定まるROM22内の処
理プログラムを、RAM23をワーキングエリアとして
利用しながら、また、必要ならばROM22やRAM2
3に格納されている固定データを適宜用いて処理するも
のであり、その処理状況や処理結果等を表示装置33に
表示させたり、機構的光学的構成部(図3)の各部を駆
動して印章を作成させたりする。
【0040】次に、機構的光学的構成部及び印章本体の
構成を、図3を参照しながら説明する。
【0041】印章本体40は、棒状の台木(木製でなく
ても良い)41と、この台木41の一端部に取り付けら
れた、押捺時に押圧力や押圧抗力を吸収して印面部材凸
部と紙面とのなじみを高めるためのスポンジ部材43
と、このスポンジ部材43の表面に設けられた平板状の
印面部材42とから構成されている。印面部材42は、
紫外線に無反応なベース層42aと紫外線硬化樹脂層4
2bとからなり、紫外線硬化樹脂層42bが外部に露出
するようになされている。紫外線硬化樹脂層42bの厚
さは、印面の印肉が付着する凸部に求められている突起
量に選定されている。
【0042】従来と同様に、紫外線硬化樹脂層42b
は、硬化した部分以外が所定の液体(例えば水:気体で
あっても良い)によって除去できるものである。
【0043】印章本体40は、図示しない取付け機構に
よって印章作製機に着脱自在に取り付けられる。例え
ば、断面が矩形形状の印章本体40は、矩形の1個の角
が基準点に一致する直交座標系(X−Y座標系)に従う
ように取り付けられ、断面が円形や小判形の印章本体4
0は例えば取付け治具を介して装填されることにより断
面が矩形形状の印章本体40と同様にして印章作製機に
取り付けられる。なお、この印章取付時に、紫外線が外
部に洩れないようにすることは好ましい。
【0044】図3に示す機構的光学的構成部は、大きく
は、印刷構成と紫外線照射構成とからなっている。
【0045】印刷構成は、例えば熱転写方式に従うもの
であり、紫外線硬化樹脂層42bを印刷対象物としてい
るものである。印刷構成は、可動型印刷ヘッド50と、
インクリボン51と、インクリボン51の供給リール5
2と、巻取リール53と、インクリボン51の進行方向
変換用のローラ54、55などからなっている。
【0046】可動型印刷ヘッド50は、制御部20から
の制御下で、発熱駆動回路(図2符号31参照)が駆動
動作したときに発熱してインクリボン51のインクを紫
外線硬化樹脂層42bに転写させるものであり、また、
制御部20からの制御下で、移動駆動回路(図2符号3
1参照)が駆動動作したときに移動を行なうものであ
る。なお、この実施例の場合、可動型印刷ヘッド50の
印刷待機中のホームポジションPは、紫外線硬化樹脂層
42bと後述する紫外線照射光源56とを結ぶ領域から
離れた位置に選定され、後述する照射動作を邪魔しない
ようになされている。
【0047】インクリボン51は、図4の平面図に示す
ように、紫外線に対する透光性を有するシート部材51
a上に選択的にインク51bが付着されて構成されてお
り、また、図示しないインクリボン位置検出センサによ
って検出されて紫外線硬化樹脂層42bに対向する領域
がインク付着領域R1かそれ以外の透光領域R2かを識
別させるためのマーク51cが設けられている。ここ
で、インク51bは、紫外線の透過を阻止するもの(例
えば黒)に選定されている。また、インク付着領域R1
の大きさは、例えば、最大の印章本体40の紫外線硬化
樹脂層42bの面積に等しく又は大きくなされており、
透光領域R2の大きさはインク付着領域R1の大きさに
等しく又は大きくなされている。
【0048】なお、印章本体40の取付け構造にもよる
が、シート部材51aに対して印章本体40から押圧力
が加わるので、一般的なインクリボンのシート部材の材
質より垂直方向の押圧力に対する耐性が高いものを適用
することが好ましい。
【0049】紫外線照射構成としては、例えば螢光灯構
成の紫外線照射光源56が例えば固定的に設けられてお
り、制御部20によって点灯及び消灯が制御される。な
お、照射光を紫外線硬化樹脂層42b上に集光させるよ
うなレンズ系やミラー系が適宜設けられていても良い。
【0050】上述した図2に示す電気的構成部と図3に
示す機構的光学的構成部とを有する印章作成装置は、例
えば、図5に示すような外観を有する。図5に示す外観
例においては、操作パネル面にはキー入力部11と、表
示装置33と、印章本体40の取付け構造60とが適宜
の位置に配置され、画像読取部12はケーブルを介して
印章作成機本体61に接続されている。また、印章作成
機本体61の側面には、囲み罫オフ指示部(プッシュボ
タン)14が設けられている。
【0051】次に、図1を参照しながら、CPU21が
中心として行う印影模様情報の取込処理の一例を説明す
る。
【0052】例えば、キー入力部11によって印影模様
情報の取込処理が指示されると、CPU21は、ROM
22に格納されている図1に示す印影模様情報の取込処
理プログラムを開始し、まず、表示装置33に印章種類
情報を表示させ、キー入力部11から印章作成者が選択
した印章種類の情報を取込む(ステップ100)。ここ
で、印章種類は、矩形、円形、小判形などの印面形状
や、大形、中形、小形などの大きさで規定されるもので
あり、当該印章作成装置が取扱うことができるものが予
め定められている。
【0053】次に、CPU21は、表示装置33に、囲
み罫が必要ない場合には囲み罫オフ指示部14を操作し
た後印影模様情報の入力をキー入力で行なうかイメージ
入力で行なうかを指示すること、必要ならば直ちに印影
模様情報の入力をキー入力で行なうかイメージ入力で行
なうかを指示することを求めるメッセージを表示させ、
印章作成者による操作情報を取込んでその内容を判断す
る(ステップ101〜103)。囲み罫オフ指示部14
が操作された場合には、囲み罫オフフラグをセットして
印影模様情報の入力方法の判断に進む(ステップ10
3)。
【0054】印影模様情報の入力方法としてイメージ入
力が選択されると、画像読取部12に原稿をセットして
画像読取部12を起動することを求めるメッセージを表
示装置33に表示させ、画像読取部12が読み取った画
像データを取込む(ステップ104)。そして、その読
み取った画像と、指示された印章種類に係る印面の外形
輪郭とを表示装置33に重畳表示させ、読取り画像の内
で印影模様に用いる部分の指定を求め、指示された印影
模様部分を取込む(ステップ105)。例えば、印章作
成者がキー入力部11のカーソルキーを操作すると、指
示された印章種類に係る印面の外形輪郭表示をその方向
に移動させ、キー入力部11の確定キーを操作すると、
その時点の印面の外形輪郭表示によって囲繞されている
読取り画像の部分が印影模様として指定されたものとし
て取込む。
【0055】その後、囲み罫オフフラグの値を確認し
(ステップ106)、囲み罫の付与を拒否していない場
合には、そのときの印章種類等に応じて定まる囲み罫を
取込んだ印影模様に追加して最終的な印影模様イメージ
を得て表示装置33に表示させて印影模様情報の取込処
理を終了する(ステップ107、108)。これに対し
て、囲み罫オフフラグの値が囲み罫の付与を拒否してい
る場合(セットされている場合)には、囲み罫オフフラ
グをリセットして、他の印影模様の取込時にも基本的に
は囲み罫を付加するようにし、その後、取込んだ印影模
様をそのまま最終的な印影模様イメージとして表示装置
33に表示させて印影模様情報の取込処理を終了する
(ステップ109、108)。
【0056】他方、印影模様情報の入力方法としてキー
入力方法が選択されたと認識すると、CPU21は、印
影模様の属性情報を指定することを求めるメッセージを
表示装置33に表示させ、指定された印影模様の属性情
報を取込む(ステップ110)。印影模様の属性として
は、例えば、枠付き印影か否か、縦書きか横書きか、行
数、文字の大きさ(絶対値指定でも相対値指定でも良
い)、陰刻(表示でいうところの反転表示に対応)か陽
刻(表示でいうところの非反転表示に対応)か、文字の
書体、円形印章等で文字の外形変換処理(円形化処理な
ど)を行うか否か、全体をかすれぎみで作成するか否
か、印影模様部分の外形の大きさ等があり、これらの情
報を取込む。指定印章の大きさ等の制約から指定を認め
ない属性もある。例えば、小形印章の場合には多行を禁
止することなどを行なう。
【0057】その後、CPU21は、文字情報の入力
を、表示装置33による表示によって印章作成者に求
め、いわゆるワープロ等の情報処理装置と同様な処理に
よってキー入力部11を介して入力された文字情報を取
込む(ステップ111)。なお、この入力処理における
表示は印影模様イメージ的な表示ではない。そして、文
字情報の入力終了が指示されると、CPU21は、入力
された文字情報を、指定された各種属性に従って印影模
様イメージに変換し(ステップ112)、その後は上述
のステップ106に進む。
【0058】なお、入力文字表示と、その時点まで入力
された文字の印影模様イメージ表示とをユーザのキー操
作に応じて切替えるようにしても良い。
【0059】取込んだ印影模様に囲み罫を付加する方法
としては、例えば、取込んだ印影情報を格納しているR
AM23の印影情報バッファにおける囲み罫に係る位置
のドットの論理レベルを背景レベルから印影構成レベル
に自動的に反転させていく方法がある。
【0060】以上のように、この実施例においては、印
章作成者が囲み罫オフ指示部14を操作して囲み罫の付
与を拒否した場合を除き、囲み罫を除いた印影模様に対
する入力操作を実行すれば自動的に囲み罫が付与された
印影模様が格納される。
【0061】印章作成者は、印影模様情報の入力操作を
終了すると、直ちに印面部材42への転写処理を起動し
ても良く、また、一旦RAM23(や外部記憶装置)に
記憶させるようにすることもできる。
【0062】例えば、表示装置33に印影模様イメージ
が表示されている状態で(記憶されているものを読出し
て表示させた場合を含む)、印章作成者は、キー入力部
11を用いて印面部材42への転写を指令することがで
きる。このときには、CPU21は、ROM22に格納
されている図6に示す印面部材42への転写処理プログ
ラムを開始する。
【0063】そしてまず、CPU21は、印章種類検出
センサからの情報を取込んで、印章本体40が印章作成
機に装着されていること、装着されている印章本体40
の種類が指定されたものであることを確認する(ステッ
プ200)。
【0064】ここで、未装着や装着間違いという結果を
得た場合には、表示装置33に、装着を求めるメッセー
ジや装着している印章本体40を取り替えることを求め
るメッセージなどを表示するエラー処理を行なう(ステ
ップ201)。
【0065】これに対して装着されている印章本体40
の妥当性が確認されると、インクリボン51をインク付
着領域R1が紫外線硬化樹脂層42bに重ね合われるよ
うに移動させた後、印刷ヘッド50を駆動して、印影模
様を白黒反転、鏡像反転したイメージに応じた紫外線硬
化樹脂層42bの部分にインク51bを付着させる(ス
テップ202、203)。このようにして紫外線硬化樹
脂層42b表面に付着したインク51bは、ネガフィル
ムとして機能する。次いで、インクリボン51を透光領
域R2が紫外線硬化樹脂層42bに重ね合われるように
移動させた後、紫外線照射光源56を所定時間点灯させ
る(ステップ204、205)。
【0066】そして最後に、CPU21は、転写処理が
終了したことや、印章本体40の紫外線硬化樹脂層42
bを所定液体(水)で洗浄することなどを指示したメッ
セージを表示装置33に表示して一連の印影模様の転写
処理を終了する(ステップ206)。
【0067】印章作成者が、このような転写処理後の印
章本体40の紫外線硬化樹脂層42bを所定液体で洗う
ことによって、印影模様以外の部分が除去されて印影模
様を構成する凹凸が形成され、また、この洗浄の際に付
着しているインク51bも除去されて印章が完成する。
【0068】なお、この後に印章本体40を再度印章作
成機に取り付けて紫外線を照射させ、樹脂硬化を確実の
ものにすることは好ましい。
【0069】従って、上記実施例によれば、印章作成者
が囲み罫を有する印影模様の印章の作成を行なう場合で
も、印章作成者は囲み罫のない印影模様に対する入力操
作を実行すれば良く、従来に比べて印影模様の入力に要
する手間及び時間を削減することができる。
【0070】また、上記実施例によれば、囲み罫を拒否
する場合だけ指示を行ない、指示がなければ自動的に囲
み罫を付与するようにしたので、囲み罫を有する印章の
印影模様を次々と入力する場合の作成効率を高いものに
することができる。実際上、スタンプに実現されている
印影としては囲み罫を有するものが多く囲み罫を自動付
加することを前提としていることは非常に有用であり、
また、押捺時の汚れ防止の面からも囲み罫を自動付加す
ることを前提としていることは非常に有用である。
【0071】なお、本発明は、上記実施例のものに限定
されるものではなく、種々の変形が可能であり、その変
形実施例のいくつかを例示すると以下の通りである。
【0072】(1) 上記実施例においては、印影模様を取
込んだ際に囲み罫を自動的に付加するものを示したが、
印影模様の取込み時には囲み罫の付加処理を実行せず
に、ネガフィルムの作成時(上記実施例について言うと
印面部材42への印刷処理時)に囲み罫の付加処理を行
なうようにしても良い。
【0073】(2) 上記実施例においては、囲み罫を付加
することを前提とし、付加しない場合だけ指示するもの
を示したが、ディップスイッチ等によって囲み罫の付加
又は拒否の指示を同程度の重みで指示できるようにして
も良い。また、各印影模様毎に囲み罫を付加するか否か
を指示できるようにしても良い。
【0074】(3) 囲み罫の自動付加機能を、印影模様の
入力方法として画像読取方法だけを採用している印章作
成装置や、印影模様の入力方法としてキー入力方法だけ
を採用している印章作成装置に設けるようにしても良
い。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明の印章作成装置に
よれば、入力された印影模様に囲み罫がない場合でも、
印章に実現された印影模様が囲み罫を有するようにする
ことを自動的に行なうようにしたので、所望する印影模
様が囲み罫を有するものであっても、印章作成者が印影
模様の入力を短時間かつ簡単に行なうことができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の印影模様情報の取込処理を示すフロー
チャートである。
【図2】実施例の電気的構成部を示すブロック図であ
る。
【図3】実施例の機構的光学的構成部を示す配置図であ
る。
【図4】実施例のインクリボンの構成を示す平面図であ
る。
【図5】実施例の外観構成例を示す斜視図である。
【図6】実施例の印面部材への印面模様の転写処理を示
すフローチャートである。
【図7】囲み罫の必要性の説明図である。
【符号の説明】
10…入力部、14…囲み罫オフ指示部、20…制御
部、21…CPU、22…ROM、23…RAM、30
…出力部、40…印章本体、42…印面部材、42b…
紫外線硬化樹脂層、50…印刷ヘッド、51…インクリ
ボン、56…紫外線照射光源、R1…インク付着領域、
R2…透光領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 健二 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (72)発明者 市川 智之 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (72)発明者 谷口 雄一郎 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (72)発明者 会田 智恵子 東京都千代田区東神田2丁目10番18号 株式会社キングジム内 (56)参考文献 特開 昭62−73273(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41K 1/00 - 5/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定物理特性が加わった部分が他の部分
    と状態が異なるようになって、所定流体との作用によっ
    て凹凸面を形成できる樹脂製印面部材に対して、所定物
    理特性の印加手段が、情報処理手段が取込んだ印影模様
    に応じて所定物理特性の印加を行なう印章作成装置にお
    いて、 印影模様に囲み罫を付加しないことを指示する囲み罫禁
    止指示手段を設け、 この囲み罫禁止指示手段が印影模様に囲み罫を付加しな
    いことを指示している場合を除き、上記情報処理手段
    が、取込んだ印影模様に自動的に囲み罫を付加して最終
    的な印影模様とすることを特徴とした印章作成装置。
  2. 【請求項2】 所定物理特性が加わった部分が他の部分
    と状態が異なるようになって、所定流体との作用によっ
    て凹凸面を形成できる樹脂製印面部材に対して、所定物
    理特性の印加手段が、情報処理手段が取込んだ印影模様
    に応じて所定物理特性の印加を行なう印章作成装置にお
    いて、 印影模様に囲み罫を付加しないことを指示する囲み罫禁
    止指示手段を設け、 この囲み罫禁止指示手段が印影模様に囲み罫を付加しな
    いことを指示している場合を除き、所定物理特性の上記
    印加手段が上記樹脂製印面部材に対して印加処理する際
    に囲み罫を付加して印加処理することを特徴とした印章
    作成装置。
  3. 【請求項3】 所定物理特性が加わった部分が他の部分
    と状態が異なるようになって、所定流体との作用によっ
    て凹凸面を形成できる樹脂製印面部材に対して、所定物
    理特性の印加手段が、情報処理手段が取込んだ印影模様
    に応じて所定物理特性の印加を行なう印章作成装置にお
    いて、 印影模様に囲み罫を付加するか否かを指示する囲み罫指
    示手段を設け、 この囲み罫指示手段が印影模様に囲み罫を付加すること
    を指示している場合に、上記情報処理手段が、取込んだ
    印影模様に自動的に囲み罫を付加して最終的な印影模様
    とすることを特徴とした印章作成装置。
  4. 【請求項4】 所定物理特性が加わった部分が他の部分
    と状態が異なるようになって、所定流体との作用によっ
    て凹凸面を形成できる樹脂製印面部材に対して、所定物
    理特性の印加手段が、情報処理手段が取込んだ印影模様
    に応じて所定物理特性の印加を行なう印章作成装置にお
    いて、 印影模様に囲み罫を付加するか否かを指示する囲み罫指
    示手段を設け、 この囲み罫指示手段が印影模様に囲み罫を付加すること
    を指示している場合に、所定物理特性の上記印加手段
    が、上記樹脂製印面部材に対して印加処理する際に囲み
    罫を付加して印加処理することを特徴とした印章作成装
    置。
  5. 【請求項5】 所定波長成分の光線を受光した部分が他
    の部分と状態が異なるようになって、所定流体との作用
    によって凹凸面を形成できる樹脂性印面部材と、 印影模様情報を取込む情報処理手段と、 取込まれた印影模様情報を有するネガフィルムを印刷処
    理を通じて作成するネガフィルム作成手段と、 作成されたネガフィルムを照射位置に又は照射位置から
    搬送するネガフィルム搬送手段と、 上記樹脂性印面部材に、上記所定波長成分の光線を上記
    ネガフィルムを介して照射する光線照射手段とを備えた
    印章作成装置において、 印影模様に囲み罫を付加しないことを指示する囲み罫禁
    止手段を設け、 この囲み罫禁止手段が印影模様に囲み罫を付加しないこ
    とを指示している場合を除き、上記情報処理手段が取込
    んだ印影模様に自動的に囲み罫を付加して、最終的な印
    影模様とすることを特徴とする印章作成装置。
  6. 【請求項6】 所定波長成分の光線を受光した部分が他
    の部分と状態が異なるようになって、所定流体との作用
    によって凹凸面を形成できる樹脂性印面部材と、 印影模様情報を取込む情報処理手段と、 取込まれた印影模様情報に応じた上記樹脂製印面部材の
    部分又はその他の部分に、所定波長成分の光線の透過を
    阻止する、除去可能なインクを塗布する印刷手段と、 上記情報処理手段が取込んだ印影模様情報に応じて、上
    記印刷手段を制御する印影模様転写制御手段と、 インク塗布後の樹脂性印面部材に、上記所定波長成分の
    光線を照射する光線照射手段とを備えた印章作成装置に
    おいて、 印影模様に囲み罫を付加しないことを指示する囲み罫禁
    止手段を設け、 この囲み罫禁止手段が印影模様に囲み罫を付加しないこ
    とを指示している場合を除き、上記情報処理手段が取込
    んだ印影模様に自動的に囲み罫を付加して最終的な印影
    模様とすることを特徴とする印章作成装置。
  7. 【請求項7】 所定波長成分の光線を受光した部分が他
    の部分と状態が異なるようになって、所定流体との作用
    によって凹凸面を形成できる樹脂性印面部材と、 印影模様情報を取込む情報処理手段と、 取込まれた印影模様情報を有するネガフィルムを印刷処
    理を通じて作成するネガフィルム作成手段と、 作成されたネガフィルムを照射位置に又は照射位置から
    搬送するネガフィルム搬送手段と、 上記樹脂性印面部材に、上記所定波長成分の光線を上記
    ネガフィルムを介して照射する光線照射手段とを備えた
    印章作成装置において、 印影模様に囲み罫を付加するか否かを指示するか囲み罫
    指示手段を設け、 この囲み罫指示手段が印影模様に囲み罫を付加すること
    を指示している場合に、上記情報処理手段が取込んだ印
    影模様に自動的に囲み罫を付加して、最終的な印影模様
    とすることを特徴とする印章作成装置。
  8. 【請求項8】 所定波長成分の光線を受光した部分が他
    の部分と状態が異なるようになって、所定流体との作用
    によって凹凸面を形成できる樹脂性印面部材と、 印影模様情報を取込む情報処理手段と、 取込まれた印影模様情報に応じた上記樹脂性印面部材の
    部分又はその他の部分に、所定周波数成分の光線の透過
    を阻止する、除去可能なインクを塗布する印刷手段と、 上記情報処理手段が取込んだ印影模様情報に応じて、上
    記印刷手段を制御する印影模様転写制御手段と、 インク塗布後の樹脂性印面部材に、上記所定波長成分の
    光線を照射する光線照射手段とを備えた印章作成装置に
    おいて、 印影模様に囲み罫を付加するか否かを指示する囲み罫指
    示手段を設け、 この囲み罫指示手段が印影模様に囲み罫を付加すること
    を指示している場合に、上記情報処理手段が取込んだ印
    影模様に自動的に囲み罫を付加して、最終的な印影模様
    とすることを特徴とする印章作成装置。
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