JP3214711B2 - ストロークアキュムレータ - Google Patents

ストロークアキュムレータ

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JP3214711B2
JP3214711B2 JP16279291A JP16279291A JP3214711B2 JP 3214711 B2 JP3214711 B2 JP 3214711B2 JP 16279291 A JP16279291 A JP 16279291A JP 16279291 A JP16279291 A JP 16279291A JP 3214711 B2 JP3214711 B2 JP 3214711B2
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芳洋 浦井
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誠 堀内
龍二 堀内
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Nissin Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダ体と、その
リンダ体に摺動自在に嵌合されるアキュムレータピスト
ンと、そのアキュムレータピストンの一端とシリンダ体
との間に画成される蓄圧室と、そのアキュムレータピス
トンの他端とシリンダ体との間に画成され大気に開放し
たばね室と、そのばね室内に縮設されて蓄圧室の容積を
縮小する方向にアキュムレータピストンを付勢するアキ
ュムレータばねとを備え、前記蓄圧室は、操作部材に連
動、連結される反力ピストンの前進に応じて容積を縮小
すべく該反力ピストンの前面に臨んで画成された反力室
に連通されるストロークアキュムレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるストロークアキュムレータ
は、たとえば特開平1−244956号公報、特開平2
−175361号公報および特開平2−299966号
公報等により知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ものでは、アキュムレータピストンのシリンダ体内での
がたつきを回避するために、アキュムレータばねのセッ
ト荷重をある程度大きく設定しており、そのセット荷重
に打ち勝ってアキュムレータピストンを移動させるに必
要な流体圧が蓄圧室に作用するまではストロークアキュ
ムレータの蓄圧作用が開始されず、初期作動が円滑であ
るとは言い難い。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、アキュムレータピストンのシリンダ体内での
がたつきを回避しながら、該ピストンに作用する初期ば
ね荷重を小さくして初期作動を円滑とし得るストローク
アキュムレータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の特徴によれば、シリンダ体と、その
シリンダ体に摺動自在に嵌合されるアキュムレータピス
トンと、そのアキュムレータピストンの一端とシリンダ
体との間に画成される蓄圧室と、そのアキュムレータピ
ストンの他端とシリンダ体との間に画成され大気に開放
したばね室と、そのばね室内に縮設されて蓄圧室の容積
を縮小する方向にアキュムレータピストンを付勢するア
キュムレータばねとを備え、前記蓄圧室は、操作部材に
連動、連結される反力ピストンの前進に応じて容積を縮
小すべく該反力ピストンの前面に臨んで画成された反力
室に連通されるストロークアキュムレータにおいて、ア
キュムレータピストンのシリンダ体内でのがたつきを回
避しながら該ピストンに作用する初期ばね荷重を小さく
するために、シリンダ体およびアキュムレータピストン
間には、アキュムレータばねのセット荷重を低減する方
向のばね力を発揮する荷重低減ばねが縮設される。
【0006】また本発明の第2の特徴によれば、上記第
1の特徴の構成に加えて、シリンダ体およびアキュムレ
ータピストン間には、蓄圧室の容積を増大させる方向の
該ピストンの移動限を規制するストッパが設けられ,
重低減ばねは、アキュムレータピストンがストッパによ
り前記移動限で移動を規制された状態でも,該ピストン
に対しばね付勢力を発揮すべく構成される。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明を前輪駆動車両のブ
レーキ装置に適用したときの一実施例について説明す
る。
【0008】先ず図1において、車両の駆動輪としての
左前輪および右前輪には左前輪用ブレーキ装置BFLおよ
び右前輪用ブレーキ装置BFRがそれぞれ装着され、従動
輪としての左後輪および右後輪には左後輪用ブレーキ装
置BRLおよび右後輪用ブレーキ装置BRRがそれぞれ装着
される。一方、操作部材としてのブレーキペダル1に
は、該ブレーキペダル1の踏込み量に応じて流体圧力源
3の出力圧を制御可能な流体圧力制御ユニット2が連結
されており、通常制動時には、流体圧力制御ユニット2
から出力される増幅流体圧が流体圧力伝達手段4FL,4
FRを介して各前輪用ブレーキ装置BFL,BFRに与えられ
るとともに、流体圧力制御ユニット2からの増幅流体圧
が流体圧力伝達手段4R および比例減圧弁5を介して各
後輪用ブレーキ装置BRL,BRRに与えられる。また流体
圧力源3が不調になったときにはブレーキペダル1の操
作量に対応して流体圧力制御ユニット2から出力される
非増幅流体圧が各ブレーキ装置BFL,BFR,BRL,BRR
に与えられる。さらに各前輪用ブレーキ装置BFL,BFR
に個別に対応して設けられる流入弁6FL,6FRおよび流
出弁7FL,7FRならびに両後輪用ブレーキ装置BRL,B
RRに共通に設けられる流入弁6R および流出弁7R によ
り各ブレーキ装置BFL,BFR,BRL,BRRの制動流体圧
を保持あるいは減圧してアンチロック制御を行なうこと
ができ、トラクション制御用切換制御弁8により駆動輪
である両前輪用ブレーキ装置BFL,BFRの制動流体圧を
増大してトラクション制御を行なうことができる。
【0009】流体圧力源3は、リザーバ9から作動油を
汲上げる流体圧ポンプ10と、その流体圧ポンプ10に
接続されるアキュムレータ11と、流体圧ポンプ10の
作動を制御するための圧力スイッチ12とを備える。
【0010】各ブレーキ装置BFL,BFR,BRL,B
RRは、シリンダ14と該シリンダ14内に摺動可能に嵌
合される制動ピストン15とをそれぞれ備え、シリンダ
14および制動ピストン15間に画成された制動流体圧
室16に作用する流体圧に応じた制動ピストン15の移
動により制動力を発揮すべく構成される。
【0011】流体圧力伝達手段4FL,4FR,4R は、流
体圧力源3から流体圧力制御ユニット2を経てブレーキ
装置BFL,BFR,BRL,BRRに至る流体圧経路の途中に
設けられるものであり、各流体圧力伝達手段4FL
FR,4R は、流体圧力源3からの流体圧が正常である
ときには流体圧力制御ユニット2からの増幅流体圧を各
ブレーキ装置BFL,BFR,BRL,BRRに伝達するが、流
体圧力源3の流体圧が異常に低下したときには各ブレー
キ装置BFL,BFR,BRL,BRRから流体圧力制御ユニッ
ト2側に作動流体が逆流するのを阻止し得る機能を有す
るものであり、基本的に同一の構成を有するものである
ので、代表して流体圧力伝達手段4FLの構成について次
に述べる。
【0012】流体圧力伝達手段4FLは、入力流体圧室1
9および出力流体圧室20に両端を臨ませながらフリー
ピストン21がシリンダ体22に摺動可能に嵌合され、
フリーピストン21を入力流体圧室19側に付勢するば
ね23が出力流体圧室20に収納配置されて成る。
【0013】このような流体圧力伝達手段4FLの構成に
よれば、入力流体圧室19に作用する流体圧に応じた流
体圧を出力流体圧室20から出力することが可能である
とともに出力流体圧室20の作動流体が入力流体圧室1
9側に流れることはない。而して流体圧力伝達手段
FL,4FRの出力流体圧室20はブレーキ装置BFL,B
FRの制動流体圧室16に個別にそれぞれ連通され、流体
圧力伝達手段4R の出力流体圧室20は共通の比例減圧
弁5を介してブレーキ装置BRL,BRRの制動流体圧室1
6に接続される。
【0014】前輪用ブレーキ装置BFL,BFRに対応する
流体圧力伝達手段4FL,4FRの入力流体圧室19には、
流入弁6FL,6FRおよび流出弁7FL,7FRが並列してそ
れぞれ接続され、後輪用ブレーキ装置BRL,BRRに対応
する流体圧力伝達手段4R の入力流体圧室19には流入
弁6R および流出弁7R が並列に接続される。
【0015】流入弁6FL,6FR,6R は励磁時に閉弁す
る常開型電磁弁であり、また流出弁7FL,7FR,7R
励磁時に開弁する常閉型電磁弁である。而して流出弁7
FL,7FR,7R は流体圧力伝達手段4FL,4FR,4R
入力流体圧室19およびリザーバ9間にそれぞれ介設さ
れる。また流入弁6FL,6FRは流体圧力伝達手段4FL
FRの入力流体圧室19および流体通路17間にそれぞ
れ介設され、流入弁6 R は流体圧力伝達手段4Rの入力
流体圧室19と流体圧力制御ユニット2の第2出力ポー
ト402に連なる流体通路18との間に介設される。
【0016】比例減圧弁5は、従来周知の構造を有する
ものであり、流体圧力伝達手段4R の出力流体圧室20
から出力される流体圧を比例的に減圧してブレーキ装置
RL,BRRの制動流体圧室16に作用せしめる働きをす
る。
【0017】トラクション制御用切換制御弁8は、流体
圧力制御ユニット2の第1出力ポート401 に連なる流
体通路25ならびに流体圧力源3に連なる流体通路26
と、前記流体通路17との間に介設される電磁切換弁で
あり、消磁状態で流体通路25を流体通路17に連通さ
せる態様と、励磁状態で流体通路26を流体通路17に
連通させる態様とを択一的に切換可能である。
【0018】流体圧力制御ユニット2は、増幅流体圧力
を出力可能な第1および第2出力ポート401 ,402
と、ブレーキペダル1の操作力に対応する非増幅流体圧
力を出力可能な第3出力ポート403 とを備えるもので
あり、第1出力ポート401 は前記流体通路25に連通
され、第2出力ポート402 は流体通路18に連通さ
れ、第3出力ポート403 は中間部にストロークアキュ
ムレータ30が接続された流体通路28に連通される。
而して流体通路28は、バイパス弁30FLを介して左前
輪用ブレーキ装置BFLおよび流体圧力伝達手段4FL間に
接続され、バイパス弁30FRを介して右前輪用ブレーキ
装置BFRおよび流体圧力伝達手段4FR間に接続され、バ
イパス弁30R を介して比例減圧弁5および流体圧力伝
達手段4R 間に接続される。各バイパス弁30FL,30
FR,30R は同一の構成を有するものであり、バイパス
弁30FLの構成についてのみ以下に説明する。
【0019】バイパス弁30FLは、両端が閉塞された円
筒状のバイパス弁本体31と、流体圧力伝達手段4FL
出力流体圧室20に連通しながらバイパス弁本体31の
一端壁に穿設される弁孔32と、その弁孔32を閉塞可
能な弁体33を一端に有するとともにバイパス弁本体3
1の他端壁との間に画成したパイロット室34側にばね
付勢されてバイパス弁本体31に摺動可能に嵌合される
ピストン35とを備え、バイパス弁本体31の一端壁お
よびピストン35間には流体通路28に連通する弁室3
6が画成される。
【0020】かかるバイパス弁30FLによれば、パイロ
ット室34の流体圧が一定値よりも低いときには弁体3
3が弁孔32を開放する位置までピストン35がパイロ
ット室34側に移動して開弁しており、パイロット室3
4の流体圧が前記一定値以上となると、ピストン35が
弁体33で弁孔32を閉塞するように移動して閉弁状態
となる。
【0021】各バイパス弁30FL,30FR,30R のパ
イロット室34には流体通路17から分岐した通路17
aがそれぞれ連通される。したがってバイパス弁3
FL,30FRは、流体圧力源3の出力圧が正常で流体圧
力制御ユニット2の第1出力ポート401から正常な増
幅流体圧が出力される場合には閉弁して第3出力ポート
403 およびブレーキ装置BFL,BFR間を遮断し、流体
圧力源3の出力圧が異常に低下して第1出力ポート40
1 からの出力圧が低い場合には開弁して第3出力ポート
403 およびブレーキ装置BFL,BFR間を連通する。ま
たバイパス弁30R は、流体圧力源3の出力圧が正常で
流体圧力制御ユニット2の第1出力ポート401 から正
常な増幅流体圧が出力される場合には閉弁して第3出力
ポート403 およびブレーキ装置BRL,BRR間を遮断
し、流体圧力源3の出力圧が異常に低下して第1出力ポ
ート401からの出力圧が低い場合には開弁して第3出
力ポート403 およびブレーキ装置BRL,BRR間を連通
する。
【0022】図2において、流体圧力制御ユニット2の
ハウジング41は、流体通路26を介して流体圧力源3
に接続される入力ポート38と、リザーバ9に通じる流
体通路37に共通に連通される第1および第2解放ポー
ト391 ,392 と、流体通路25に連通される第1出
力ポート401、流体通路18に連通される第2出力ポ
ート402 、ならびに流体通路28に連通される第3出
力ポート403 とを備える。
【0023】このハウジング41には、ブレーキペダル
1による操作力に対応する非増幅流体圧を発生可能な操
作圧発生手段42と、流体圧力源3の出力圧をブレーキ
ペダル1の操作量に応じて制御して増幅流体圧を出力可
能な倍力制御弁手段43とが配設される。
【0024】ハウジング41は、第1シリンダ孔44
と、第1シリンダ孔44に段部46を介して同軸に連な
る第2シリンダ孔45とを有して基本的に円筒状に形成
される。
【0025】倍力制御弁手段43は、第1シリンダ孔4
4にスプール弁50を摺動自在に嵌合して構成される。
第1シリンダ孔44の前端は第2出力ポート402 を備
える端壁で閉じられており、基本的に円柱状に形成され
るスプール弁50は、第1シリンダ孔44の前端壁との
間に圧力室51を画成して第1シリンダ孔44に摺動自
在に嵌合される。圧力室51内には戻しばね52が収納
されており、この戻しばね52はスプール弁50を後方
側に向けて付勢するばね力を発揮する。一方、入力ポー
ト38、第1出力ポート401 および第1解放ポート3
1 は、第1シリンダ孔44の内面に軸方向に間隔をあ
けた位置で開口されており、スプール弁50の外面に
は、該スプール弁50が前進位置にあるときに入力ポー
ト38および第1出力ポート401 間を連通し、後退位
置にあるときには第1出力ポート401 および第1解放
ポート391 間を連通する環状溝53が設けられる。
【0026】ところで、第1および第2出力ポート40
1 ,402 間は、第1出力ポート401 の流体圧が第2
出力ポート402 の流体圧よりも所定値以上大きくなる
のに応じて開弁して第1出力ポート401 から第2出力
ポート402 への作動流体の流通のみを許容する第1差
圧弁54を介して接続され、この第1差圧弁54には、
第2出力ポート402 から第1出力ポート401 側に向
けての作動流体の流通のみを許容する第1一方向弁55
が並列に接続されており、第1一方向弁55の開弁差圧
は極めて小さく設定される。
【0027】また図1で示すように、流体通路17に
は、トラクション制御用切換制御弁8側の流体圧が両流
入弁6FL,6FR側の流体圧よりも所定値以上大きくなる
のに応じて開弁してトラクション制御用切換制御弁8側
から両流入弁6FL,6FR側への作動流体の流通のみを許
容する第2差圧弁56が介設されており、極めて小さく
設定された開弁差圧で開弁して両流入弁6FL,6FR側か
らトラクション制御用切換制御弁8側への作動流体の流
通のみを許容する第2一方向弁57が第2差圧弁56に
並列に接続される。しかも各バイパス弁30FL,3
FR,30R のパイロット室34に通じる通路17a
は、前記第2差圧弁56および第2一方向弁57から成
る並列回路よりも上流側で流体通路17から分岐され
る。
【0028】而して第1差圧弁54は、制動操作初期に
第1出力ポート401 の出力圧が或る値に達するまでは
圧力室51に圧力を発生させないことにより、制動操作
初期において操作反力が生じないうちに第1出力ポート
401 の出力圧を或る値まで増大させる働きをするとと
もに、第1出力ポート401 の出力圧によりバイパス弁
30R が閉じるまでは流体圧力伝達手段4R に通じる第
2出力ポート402 の流体圧出力を抑えるものであり、
また第2差圧弁56は、制動操作初期に第1出力ポート
401 の出力圧によりバイパス弁30FL,30FRが閉じ
るまでは第1出力ポート401 の出力圧を流体圧力伝達
手段4FL,4FRに作用させないようにするものである。
したがって制動操作初期には、先ずバイパス弁30FL
30FR,30R が閉弁し、その後で第1出力ポート40
1 の出力圧が流体圧力伝達手段4 FL,4FRに、また第1
差圧弁54により第1出力ポート401 よりも低く抑え
られた第2出力ポート402 の出力圧が流体圧力伝達手
段4R にそれぞれ作用する。さらに第1および第2一方
向弁55,57は非制動操作時に流体通路17,18の
作動流体をリザーバ9に逃がす働きをする。
【0029】操作圧発生手段42は、スプール弁50に
連動、連結されて第2シリンダ孔45に摺動自在に嵌合
される連動ピストン60と、ブレーキペダル1に連動、
連結されるとともに連動ピストン60の背面との間に画
成される反力室62に前面を臨ませて第2シリンダ孔4
5に摺動自在に嵌合される反力ピストン61と、前記反
力室62に収納配置されるばね63とを備える。
【0030】反力ピストン61の外面には第2シリンダ
孔45の内面に摺接する一対のシール部材64が嵌着さ
れ、連動ピストン60の外面には第2シリンダ孔45の
内面に摺接するシール部材65が嵌着される。
【0031】第2シリンダ孔45の後端には、反力ピス
トン61の後端に当接して該反力ピストン61の後退限
を規制する規制鍔66が半径方向内方に張出して設けら
れる。一方、ブレーキペダル1には、プッシュロッド6
7が連結されており、前記規制鍔66を移動自在に貫通
するプッシュロッド67の前端が揺動自在にして反力ピ
ストン61に連結される。したがってブレーキペダル1
の踏込み操作に応じて反力ピストン61が反力室62の
容積を縮小する方向に前進作動することになる。
【0032】反力ピストン61の前端部にはカップ状の
リテーナ69が嵌挿され、連動ピストン60の背面には
円盤状のリテーナ70が当接され、両リテーナ69,7
0間にばね63が縮設される。
【0033】スプール弁50および連動ピストン60間
でハウジング41内には第2解放ポート392 および流
体通路37を介してリザーバ9に通じる解放室48が形
成されており、該解放室48と、前記反力室62との間
には、ばね63を収縮させて反力ピストン61が連動ピ
ストン60に所定量以上近接するのに応じて閉弁する開
閉弁71が介設されており、この開閉弁71は、前記解
放室48に連通して連動ピストン60に設けられる弁孔
72を開閉可能な弁体73が弁ばね74で閉弁方向に付
勢されて成り、弁体73は後端をリテーナ69に係合可
能な弁棒75の前端に設けられる。連動ピストン60の
後部とリテーナ70との間には弁室76が形成される。
また弁棒75は連動ピストン60に対する後退限位置を
リテーナ70で規制されるようにして該リテーナ70を
移動自在に貫通し、弁室76内で弁棒75およびリテー
ナ70間に弁ばね74が縮設される。さらに弁棒75の
後端は、連動ピストン60および反力ピストン61間の
距離が所定値以上となったときにリテーナ69に係合す
るものである。したがって開閉弁71は、連動ピストン
60および反力ピストン61間の間隔が所定値以上であ
る図2の状態では開弁しており、ばね63を収縮させて
反力ピストン61が連動ピストン60に対して所定量以
上前進するのに応じて閉弁することになり、この開閉弁
71の閉弁後には、連動ピストン60に対する反力ピス
トン61の前進に応じて反力室62に流体圧が発生する
ことになる。
【0034】解放室48には、前端をスプール弁50の
後端に当接させるとともに後端部を連動ピストン60の
前端部に緩やかに挿入するロッド77がスプール弁50
および連動ピストン60と同軸に配置されており、この
ロッド77の軸方向中間部外面には制限された範囲での
軸方向相対移動を可能として相互に対向する一対のリテ
ーナ78,79が係合され、両リテーナ78,79間に
はばね80が縮設される。而してロッド77の軸方向に
沿う後方側のリテーナ79は連動ピストン60の前端に
当接可能であり、連動ピストン60の前進作動は、リテ
ーナ79、ばね80、リテーナ78およびロッド77を
介してスプール弁50に伝達されることになる。
【0035】しかも戻しばね52のセット荷重をF1
ばね63のセット荷重をF2 、ばね80のセット荷重を
3 としたときに、F3 >>F2 >F1 となるように設
定されている。したがってブレーキペダル1による制動
操作初期には、反力ピストン61、ばね63、連動ピス
トン60、ロッド77およびばね80の相対位置関係を
そのままとしてスプール弁50が戻しばね52を収縮さ
せながら前進作動することになり、ばね63のセット荷
重F2 は、スプール弁50が入力ポート38を第1出力
ポート401 に連通させる位置まで前進したときの戻し
ばね52のばね荷重と等しいか大であるように設定され
る。すなわち倍力制御弁手段43が圧力制御を開始する
までは反力ピストン61の連動ピストン60に対する相
対位置関係は開閉弁71を開弁した状態に保持され、倍
力制御弁手段43の圧力制御開始後にばね63を収縮さ
せる操作力が入力されるのに応じて反力ピストン61の
連動ピストン60に対する前進動作が開始され、それに
よって開閉弁71が閉弁することになる。
【0036】第3出力ポート403 は、反力室62に常
時連通する位置でハウジング41に穿設されており、こ
の第3出力ポート403 に通じる流体通路28の途中に
ストロークアキュムレータ30が接続される。
【0037】ストロークアキュムレータ30は、シリン
ダ体81と、シリンダ体81内に摺動自在に嵌合される
アキュムレータピストン82と、シリンダ81およびア
キュムレータピストン82間に縮設されるアキュムレー
タばね83および荷重低減ばね84とを備える。
【0038】アキュムレータピストン82の一端および
シリンダ体81間には流体通路28を介して反力室62
に通じる蓄圧室85が画成され、アキュムレータピスト
ン82の他端およびシリンダ体81間には大気に開放し
たばね室86が画成される。而してばね室86内でシリ
ンダ体81およびアキュムレータピストン82間には蓄
圧室85の容積を縮小する方向にアキュムレータピスト
ン82を付勢するばね力を発揮するアキュムレータばね
83が縮設され、蓄圧室84内でシリンダ体81および
アキュムレータピストン82間にはアキュムレータばね
83のセット荷重を低減する方向のばね力を発揮する荷
重低減ばね84が縮設される。
【0039】またアキュムレータピストン82には、蓄
圧室85の容積を最大限増大させる方向のアキュムレー
タピストン82の移動限を規制すべくシリンダ体81に
当接するストッパロッド87と、蓄圧室85の容積を最
大限縮小させる方向のアキュムレータピストン82の移
動限を規制すべくシリンダ体81に当接するストッパロ
ッド88とが同軸にかつ一体に突設される。
【0040】このようなストロークアキュムレータ30
において、アキュムレータばね83のばね荷重f1 およ
び荷重低減ばね84のばね荷重f2 を図3で示すように
設定する。すなわちアキュムレータばね83のセット荷
重f10および荷重低減ばね84のセット荷重f20を等し
く設定しておく。そうすると両ばね83,84のばね荷
重の総和は図3の(f1 +f2 )で示すようになり、蓄
圧室85に作用する流体圧によりアキュムレータピスト
ン82に作用する荷重Fは、図3で示すように、{−
(f1 +f2 )}となる。
【0041】しかも荷重低減ばね84は、ストッパロッ
ド87がシリンダ体81に当接して蓄圧室85の容積を
最大としたストロークSM にアキュムレータピストン8
2の移動を規制した状態でも、自由長とならず、ばね荷
重f2Mを発揮する状態となるように構成される。
【0042】次にこの実施例の作用について説明する
と、先ず流体圧力源3が正常に作動している状態での通
常の制動操作時を想定すると、流入弁6FL,6FR,6R
および流出弁7FL,7FR,7R は消磁状態(図1の状
態)にあり、またトラクション制御用切換制御弁8も消
磁状態(図1の状態)にある。したがって流体圧力制御
ユニット2の第1出力ポート401 は、各バイパス弁3
FL,30FR,30R のパイロット室34に連通すると
ともに第2差圧弁56を介して流体圧力伝達手段4 FL
FRの入力流体圧室19に接続された状態にあり、第2
出力ポート402 は流体圧力伝達手段4R の入力流体圧
室19に連通した状態にある。
【0043】この状態でブレーキペダル1を踏込むと、
反力ピストン61が前進作動するが、戻しばね52のセ
ット荷重F1 <ばね63のセット荷重F2 <<ばね80
のセット荷重F3 であるので、反力ピストン61、連動
ピストン60、ばね80、ロッド77およびスプール弁
50は、それらの相対位置関係を一定として戻しばね5
2を収縮しながら前進作動する。
【0044】スプール弁50が、その環状溝53を介し
て入力ポート38を第1出力ポート401 に連通させる
位置まで前進して第1出力ポート401 の出力圧が或る
値に達するまでは第1差圧弁54の働きにより操作反力
は発生せず、制動操作初期に第1出力ポート401 から
は急激に増大する流体圧が出力される。しかも第1およ
び第2差圧弁54,56により先ずバイパス弁30FL
30FR,30R が閉弁し、次いで第1差圧弁54の開弁
により第1出力ポート401 よりも低く抑えられた第2
出力ポート402 の出力流体圧が流体圧力伝達手段4R
に作用するとともに、第2差圧弁56の開弁により流体
圧力伝達手段4FL,4FRに第1出力ポート401 の出力
流体圧が作用することになる。
【0045】上記入力ポート38の第1出力ポート40
1 への連通時に戻しばね52のばね力≦ばね63のセッ
ト荷重となるように設定されており、開閉弁71は開弁
したままであり、反力室62に流体圧は発生していな
い。而して戻しばね52のばね力と、圧力室51の流体
圧をスプール弁50の断面積に乗じて得られる力との和
である後退方向の力が、ばね63のセット荷重F2 より
も大きくなると、ばね63を収縮させながら反力ピスト
ン61が連動ピストン60に対して前進作動し、開閉弁
71の閉弁作動が開始される。
【0046】開閉弁71が閉弁すると反力ピストン61
の前進作動に応じて反力室62に流体圧が発生し、スプ
ール弁50には反力室62の流体圧が前方に向けて作用
することになる。すなわち制動操作初期には、反力ピス
トン61の前進作動がばね63、連動ピストン60、ば
ね80およびロッド77を介してスプール弁50に機械
的に伝達されることになり、その間、シール部材64,
65には流体圧が作用していないので、シール部材6
4,65のフリクションロスを比較的小さくして、操作
初期入力を低減し、操作フィーリングの向上を図ること
ができる。しかも操作ストロークを確保するためのスト
ロークアキュムレータ30の蓄圧室85が反力室62に
連通されているにもかかわらず、初期の操作ストローク
がストロークアキュムレータ30で吸収されて無効スト
ロークとなることもない。
【0047】開閉弁71が閉弁した後では、バイパス弁
30R も閉弁しているので、反力室62の流体圧がスト
ロークアキュムレータ30の蓄圧室85に蓄圧されるこ
とになり、ストロークアキュムレータ30におけるばね
力(f1 +f2 )に対抗する操作力により反力ピストン
61がさらに前進し、ストロークアキュムレータ30に
より操作ストロークを確保することができる。しかもス
トロークアキュムレータ30では、シリンダ体81およ
びアキュムレータピストン82間に、アキュムレータば
ね83のセット荷重を低減する方向のばね力を発揮する
荷重低減ばね84が縮設されているので、アキュムレー
タピストン82に作用する初期ばね荷重を小さくし、ス
トロークアキュムレータ30の初期作動を円滑にするこ
とができる。
【0048】反力室62での流体圧発生後、スプール弁
50は圧力室51の流体圧による後退方向の力と、反力
室62の流体圧による前進方向の力とが均衡するように
前後に移動し、それにより流体圧力源3の出力圧が制御
され、第1および第2出力ポート401 ,402 からブ
レーキペダル1の操作量に応じた増幅流体圧が出力さ
れ、各ブレーキ装置BFL,BFR,BRL,BRRで増幅流体
圧による制動力が得られることになる。
【0049】このようにして制動操作量に応じて流体圧
力源3からの流体圧を制御して各ブレーキ装置BFL,B
FR,BRL,BRRに与えることができるが、流体圧力伝達
手段4FL,4FR,4R ではフリーピストン21により、
各ブレーキ装置BFL,BFR,BRL,BRRと、入力流体圧
室19から流体圧力源3までの流体圧回路とが隔絶され
るので、流体圧力源3で作動流体に混入する可能性のあ
るガスが各ブレーキ装置BFL,BFR,BRL,BRRに悪影
響を及ぼすことはない。
【0050】かかる制動時に、ブレーキペダル1による
踏力が過大となり、車輪がロックしそうになったときに
は、ロックしそうになっている車輪に対応する流入弁6
FL,6FR,6R を励磁して、第1出力ポート401 およ
び流体圧力伝達手段4FL,4 FR間、ならびに第2出力ポ
ート402 および流体圧力伝達手段4R 間を遮断する。
これにより車輪がロック状態になることを回避すべく制
動力の増大が抑えられる。これでも車輪がロック状態に
入りそうであるときには、対応する流出弁7FL,7FR
R を励磁して流体圧力伝達手段4FL〜4R の入力流体
圧室19をリザーバ9に連通し、制動圧を低下させるこ
とにより車輪のロック傾向を解消することができる。
【0051】上記制動時に流体圧ポンプ10等の故障に
より流体圧力源3の出力圧が異常に低下した場合を想定
する。この場合、流体圧力制御ユニット2の第1出力ポ
ート401 からの出力流体圧低下に応じてバイパス弁3
FL,30FR,30R が開弁する。したがってブレーキ
ペダル1の踏込み操作による反力ピストン61の前進作
動に応じて、戻しばね52のばね力とばね63のセット
荷重とが等しくなった時点でばね63の収縮による開閉
弁71の閉弁作動が開始され、反力室62に流体圧が発
生し、この流体圧は第3出力ポート403 からバイパス
弁30FL,30 FRを介して両前輪用ブレーキ装置BFL
FRにそれぞれ与えられるとともにバイパス弁30R
よび比例減圧弁5を介して後輪用ブレーキ装置BRL,B
RRに与えられることになる。したがって流体圧力源3の
出力圧が異常に低下した状態でも、操作圧発生手段42
で発生させた流体圧を各ブレーキ装置BFL,BFR
RL,BRRに作用させることができる。
【0052】さらに非制動時に、エンジンの駆動力が過
大となり、駆動輪が過剰スリップを生じそうになると、
トラクション制御用切換制御弁8が励磁される。これに
より流体圧力源3の出力流体圧が流体圧伝達手段4FL
FRの入力流体圧室19に作用し、駆動輪である左右前
輪のブレーキ装置BFL,BFRで制動力が発生し、過剰ス
リップの発生が回避される。この後は、前述のアンチロ
ック制御時と同様に、流入弁6FL,6FRおよび流出弁7
FL,7FRの励磁および消磁制御により、制動力を制御可
能である。
【0053】しかもストロークアキュムレータ30にお
いて、蓄圧室85の容積を最大限増大させた位置にアキ
ュムレータピストン82が在る状態にあっても、荷重低
減ばね84はばね荷重f2Mを発揮しているので、アキュ
ムレータピストン82を一定のばね定数でストロークさ
せることができ、さらにアキュムレータピストン83の
フルストローク状態での荷重低減ばね84のがたつきを
防止することができる。
【0054】上記実施例では、荷重低減ばね84のセッ
ト荷重f20をアキュムレータばね83のセット荷重f10
に等しく設定したが、セット荷重f20はアキュムレータ
ピストン82に作用する初期ばね荷重を低減する値であ
ればよい。
【0055】また本発明は、ブレーキペダル1の踏込み
操作に応じて各ブレーキ装置BFL,BFR,BRL,BRR
倍力ブレーキ圧を作用させるようにした車両用ブレーキ
装置に用いられるストロークアキュムレータだけでな
く、操作部材に連動、連結される反力ピストンの前面を
臨ませた反力室に通じる蓄圧室の容積を縮小する方向に
アキュムレータピストンがアキュムレータばねで付勢さ
れるストロークアキュムレータについて広く適用可能で
ある。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、シリンダ体およびアキュムレータピストン間に、ア
キュムレータばねのセット荷重を低減する方向のばね力
を発揮する荷重低減ばねを縮設したので、アキュムレー
タピストンに作用する初期ばね荷重を小さくして初期作
動を円滑とすることができる。しかもアキュムレータピ
ストンは,荷重低減ばねとアキュムレータばねとの間に
弾性保持されるため、該ピストンとシリンダ体内壁との
衝接が効果的に回避でき、従って初期ばね荷重が小さく
ても、アキュムレータピストンがシリンダ体内でがたつ
いて振動,騒音を発することを効果的に防止できる。
【0057】また本発明の第2の特徴によれば、上記第
1の特徴の構成に加えて、シリンダ体およびアキュムレ
ータピストン間には、蓄圧室の容積を増大させる方向の
該ピストンの移動限を規制するストッパが設けられ,
重低減ばねは、アキュムレータピストンがストッパによ
り前記移動限で移動を規制された状態でも,該ピストン
に対しばね付勢力を発揮すべく構成されるので、アキュ
ムレータピストンを一定のばね定数でストロークさせる
ことができ、またアキュムレータピストンのフルストロ
ーク状態での荷重低減ばねのがたつきを防止することが
でき、さらにアキュムレータばねの座屈防止にも有効で
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用ブレーキ装置の流体圧回路図である。
【図2】流体圧力制御ユニットおよびストロークアキュ
ムレータの縦断面図である。
【図3】ストロークアキュムレータの荷重およびストロ
ークの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 操作部材としてのブレーキペダル 30 ストロークアキュムレータ 61 反力ピストン 62 反力室 81 シリンダ体 82 アキュムレータピストン 83 アキュムレータばね 84 荷重低減ばね 85 蓄圧室86 ばね室 87 ストッパとしてのストッパロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 和利 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 堀内 誠 長野県上田市大字国分840番地 日信工 業株式会社内 (72)発明者 堀内 龍二 長野県上田市大字国分840番地 日信工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−299966(JP,A) 実開 昭61−36701(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/40 B60T 13/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ体(81)と、そのシリンダ体
    (81)に摺動自在に嵌合されるアキュムレータピスト
    ン(82)と、そのアキュムレータピストン(82)の
    一端とシリンダ体(81)との間に画成される蓄圧室
    (85)と、そのアキュムレータピストン(82)の他
    端とシリンダ体(81)との間に画成され大気に開放し
    たばね室(86)と、そのばね室(86)内に縮設され
    蓄圧室(85)の容積を縮小する方向にアキュムレー
    タピストン(82)を付勢するアキュムレータばね(8
    3)とを備え、前記蓄圧室(85)は、操作部材(1)
    に連動、連結される反力ピストン(61)の前進に応じ
    て容積を縮小すべく該反力ピストン(61)の前面に臨
    んで画成された反力室(62)に連通されるストローク
    アキュムレータにおいて、アキュムレータピストン(82)のシリンダ体(81)
    内でのがたつきを回避しながら該ピストン(82)に作
    用する初期ばね荷重を小さくするために、 シリンダ体
    (81)およびアキュムレータピストン(82)間に
    は、アキュムレータばね(83)のセット荷重を低減す
    る方向のばね力を発揮する荷重低減ばね(84)が縮設
    されることを特徴とする、ストロークアキュムレータ。
  2. 【請求項2】 シリンダ体(81)およびアキュムレー
    タピストン(82)間には、蓄圧室(85)の容積を増
    大させる方向の該ピストン(82)の移動限を規制する
    ストッパ(87)が設けられ,荷重低減ばね(84)
    は、アキュムレータピストン(82)がストッパ(8
    7)により前記移動限で移動を規制された状態でも,該
    ピストン(82)に対しばね付勢力を発揮すべく構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載のストロークアキ
    ュムレータ。
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