JP3213790B2 - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置及びその製
造方法に係り、特にエッチング端部形状及び段差部分の
付周りが良好な透明導電膜を用いて、歩留りを改善した
液晶表示装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置においては、透明導電膜を
配線、または画素電極、または端子の一部として使用し
ている。透明導電膜のパタ−ニング方法としては、透明
導電膜を形成後、フォトリソグラフィ−法によりレジス
トパタ−ンを形成し、ウエットエッチングにより膜をパ
タ−ニングする方法が用いられる。
【0003】透明導電膜としては、通常酸化インジウム
に酸化スズが添加された酸化インジウムスズ(ITO)膜
が用いられる。酸化インジウムスズ膜は一般にスパッタ
法により形成されるが、スパッタ方式の違い、スパッタ
パワ−やガス圧、基板温度、雰囲気ガスの種類等により
膜の性質が変わりやすいことが知られている。
【0004】透明導電膜の膜質の違いは、膜をウエット
エッチングする際のエッチング速度のばらつきの原因と
なるが、最適なエッチング速度を決定する要因が定かで
ないために、透明導電膜のパターンニング不良が発生
し、液晶表示装置の歩留りが低下することが知られてい
た。
【0005】透明導電膜のウエットエッチングに関し
て、例えば特開平3−166518においては、透明導
電膜を遷移温度以下で形成してアモルファス状態でパタ
−ニング後、遷移温度以上でアニ−ル処理をして多結晶
化することにより、膜のエッチング速度を大きくしてパ
タ−ニングすることが提案されている。
【0006】また、酸化インジウムスズ膜は酸化インジ
ウムの結晶構造である立方晶bixbyite型の構造をとるが
(ASTM Card 6−0416)、特開平4−48516にお
いては、特定配向の多結晶膜を形成することにより、膜
のエッチング速度を大きくしてパタ−ニングすることが
提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のように、
アモルファス状態の膜を用いる、あるいは特定配向の多
結晶膜を用いることにより、透明導電膜のエッチング速
度は大きくなる。
【0008】しかしながら、実際に膜のエッチング速度
を大きくすると、エッチング時間の制御が難しくなり、
再現性良く透明導電膜パタ−ンを形成することはかえっ
て難しくなる。
【0009】また、上記従来例の様にアモルファス状態
でパタ−ニングする場合には、膜中に少しでも結晶成分
を含むとエッチングが不均一となり、エッチング後に残
渣を生じてしまうという問題がある。
【0010】特定配向の多結晶膜を用いる場合において
も同様に、結晶粒界に沿ってエッチングが不均一に進行
するという問題がある。このような膜では、膜厚方向及
び膜の横方向に不均一にエッチングされるため、エッチ
ング端部の形状が膜厚方向に切り立った形状となり、極
端な場合はオ−バ−ハングの逆テ−パ−形状となる。
【0011】また膜の横方向の凹凸も激しくなり、パタ
−ンの仕上がり寸法のバラツキも大きくなる。透明導電
膜のパタ−ニング不良は、その上に積層する膜の付周り
不良をも誘発する。液晶表示装置、特にアクティブマト
リックス基板を用いる液晶表示装置においては、透明導
電膜を画素電極、または配線、またはこれらの端子の一
部として使用しているが、透明導電膜パタ−ン上に直
接、または絶縁膜を介して配線、半導体膜等が接続、ま
たは交差する場所では、下層となる透明導電膜パタ−ン
のエッチング端部の段差形状が上述のように膜の断面方
向に切り立った形状であると、上層の配線、半導体、及
び絶縁膜の透明導電膜パタ−ン端部での段差付周りが悪
くなり、断線や短絡不良を生じてしまっていた。
【0012】また、反対に配線、半導体膜、絶縁膜、ま
たは絶縁膜と半導体膜の積層膜の段差部分を透明導電膜
パタ−ンが乗り越える場所においても、段差部分での前
記透明導電膜自身の付周りが悪いために、段差部分と交
差する透明導電膜パタ−ンのエッチング端部から横方向
に段切れを起し、前記透明導電膜の断線不良を生じてし
まっていた。従って、上記従来例においては、前記透明
導電膜パタ−ンのエッチング端部の形状、及び段差部分
での前記透明導電膜パタ−ン自身の付周りに関して全く
考慮されておらず、結果としてこれを用いる液晶表示装
置の歩留りを低下させる原因となっていた。加えて、ア
モルファス状態の膜では比抵抗、透過率等の透明導電膜
としての基本特性が悪くなるために、エッチング後にア
ニ−ル処理をして多結晶化しなければならず、工程も複
雑化していた。
【0013】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、液晶表示装置の透明電極膜のパターン形成
に係る工程を増やすことなく、エッチングによるパター
ン形成を改善して、歩留りの向上を図ることを課題とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために,本発明では以下の手段を講じた点に特徴があ
る。
【0015】(1)少なくとも一部に透明導電膜パタ−ン
を設けた液晶表示装置において、前記透明導電膜は、酸
化インジウムに酸化スズが添加された多結晶酸化インジ
ウムスズ(ITO)膜であって、各結晶粒は柱状晶であ
り、各結晶粒の結晶方位は特定方向に偏っていない、す
なわちランダム配向しているものを用いた。
【0016】(2)上記(1)の液晶表示装置において、前
記透明導電膜として、(222)面に対する(400)面の
X線回折ピ−ク強度比が25〜75%の範囲内でランダ
ム配向した多結晶酸化インジウムスズ(ITO)膜を用い
ることが好ましい
【0017】(3)上記(1)、(2)の液晶表示装置におい
て、前記透明導電膜の膜厚は30〜500nmの範囲と
することができる
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】()上記(1)〜()の液晶表示装置におい
て、前記液晶表示装置の一部に、前記透明導電膜パタ−
ン上の少なくとも一部分に絶縁膜を積層した構造とする
ことが好ましい
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】()上記(4)の液晶表示装置において、前
記金属膜、合金膜、または金属シリサイド膜として、A
l、Cr、Ta、Ti、Mo等の金属膜、合金膜、金属
シリサイド膜、またはこれらの積層膜を、前記絶縁膜と
して窒化シリコン膜、酸化シリコン膜、または前記金属
の一部表面を酸化して形成した酸化膜、またはこれらの
積層膜を、前記半導体膜として非晶質シリコン、または
多結晶シリコン膜をそれぞれ用いることができる
【0031】
【0032】
【0033】
【作用】上記(1)、(2)、(3)の膜構造の多結晶酸化イ
ンジウムスズ膜を液晶表示装置の透明導電膜として用い
ることで、透明導電膜パタ−ンの端部の段差形状をテ−
パ角が45度以下の順テ−パ−形状にすることができ、
好なエッチング端部形状が容易に得られる。
【0034】
【0035】具体的には上記()〜()の構成によれ
ば、透明導電膜パタ−ン上に絶縁膜、配線、半導体を積
層する場合においても、透明導電膜パタ−ン端部での段
差付周りが良くなり、短絡や断線不良がない液晶表示装
置が得られる。
【0036】また、絶縁膜、配線、半導体、及び絶縁膜
と半導体膜の積層膜の段差部分を透明導電膜パタ−ンが
乗り越える場合においても、段差部分での前記透明導電
膜自身の付周りが改善されるため、前記透明導電膜の断
線不良がない液晶表示装置が得られる。
【0037】
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0039】本発明の発明者逹が,酸化インジウムスズ
膜の膜構造とエッチング挙動との関係を調査したとこ
ろ、これらの間に強い相関を有することを発見した。実
施例の説明に先立ち、初めに図1〜図4を参照して、膜
の配向性(基板面に対する結晶の成長方位の依存性)、
結晶粒径、表面の凹凸等の膜構造とエッチング端部形
状、エッチング速度、サイドエッチ量との関係について
新たに見出した事実について説明する。
【0040】図1は多結晶酸化インジウムスズの膜構造
とエッチング端部形状との関係を、膜の配向、具体的に
はX線回折スペクトル測定により得られるピ−ク強度比
に着目してまとめた結果を示している。多結晶酸化イン
ジウムスズ膜はRFスパッタリング法、またはDCスパ
ッタリング法において条件を変えて形成した。例えば、
タ−ゲットは酸化スズの添加量が3〜12重量%の酸化
インジウムスズを用い、スパッタガスはAr、または約
5%の酸素添加Arを用いた。スパッタパワ−は100
〜1000W、スパッタガス圧力は2〜10mTorr、基
板温度180〜350℃とした。膜厚は30〜500nm
である。エッチャントは塩化第二鉄/塩酸溶液、または
塩酸、シュウ酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン酸、または
王水を用いた。図1中のエッチング端部の表面形状、及
び断面形状において、符号101は多結晶酸化インジウ
ムスズ膜、102はガラス基板、103は良好なエッチ
ング端部形状を示す部分である。
【0041】多結晶酸化インジウムスズ膜のエッチング
は結晶粒内、及び結晶粒界に沿って進行するが、結晶粒
界に沿ったエッチングが支配的になると、膜厚方向及び
膜の横方向(膜厚方向に垂直な方向)にエッチングの不均
一を生じるため、良好なエッチング端部形状が得られな
い。具体的には,膜の(222)配向が強くなると(領域
A)、(222)配向粒子が突起状の異常成長を起す。こ
のような膜では粒界に沿ってエッチングが進み、異常成
長粒子104の脱離が起こるためにエッチングが不均一
となり、良好なエッチング端部形状が得られない。エッ
チング端部の断面は逆テ−パ−形状となる。また突起状
の異常成長粒子104のために、膜表面の凹凸が膜厚の
30%以上になり、透過率の低下を招く。
【0042】一方、膜の(400)配向が強くなると(領
域C)、結晶粒界105の明瞭な膜となる。この場合に
結晶粒界に沿ってエッチャントがしみ込むため、結晶粒
単位の急激な剥離状エッチングが起り、エッチング端部
形状を全く制御できなくなる。パタ−ンのエッチング端
部は横方向に細かい亀裂状の凹凸106が生じ、端部の
断面も逆テ−パ−形状となる。
【0043】これらのことから逆に、透明導電膜として
基板に対して、各結晶粒の結晶方位が特定方向に偏って
いない、すなわちランダム配向した多結晶酸化インジウ
ムスズ膜を用いることにより、上述のような異常エッチ
ングを防止でき、良好なエッチング端部形状103を得
ることができることがわかる。
【0044】このような透明導電膜のランダム配向の度
合いは、(222)面に対する(400)面のX線回折ピ−
ク強度比((400)/(222))が25〜75%の範囲(領
域B)である。この範囲内では均一な大きさの結晶粒が
緻密に充填される膜構造となり、そのため、結晶粒内及
び結晶粒界が均一にエッチングされて、良好なエッチン
グ端部形状103が得られる。この場合のエッチング端
部形状103は、傾斜角45度以下の順テ−パ−とな
る。
【0045】また、結晶粒界に沿ったエッチャントの横
方向のしみ込みがなくなるため、パタ−ン端部に生じる
亀裂状の凹凸106も低減される。下地であるガラス基
板102との密着性も良好である。なお、完全なランダ
ム配向を示す粉末標準試料の(400)/(222)ピ−ク
強度比は30%であり(ASTM Card 6−0416)、良好
なエッチング端部形状103を示す本発明の範囲(領域
B)は、標準試料の0.8〜2.5倍のピ−ク強度比の
範囲内にあたる。
【0046】また、(222)面に対する(400)面以外
の面、例えば(440)面の(222)面に対するX線回折
ピ−ク強度比は、(222)面に対する(400)面のX線
回折ピ−ク強度比の大きさに係らず30〜40%付近で
一定であり、ほぼランダム配向を示していることも追確
認した。なお、完全なランダム配向を示す、粉末標準試
料の(440)/(222)ピ−ク強度比は35%であり(AS
TM Card 6−0416)、30〜40%の範囲は標準試
料の0.85〜1.15倍のピ−ク強度比にあたる。
【0047】図2に(400)/(222)ピ−ク強度比と
結晶粒径の関係を示す。(400)/(222)ピ−ク強度
比が本発明の範囲内(領域B)にある膜は、結晶粒径は1
7〜23nmの範囲内であり、均一な大きさの結晶粒が
緻密に充填された膜構造を示している。
【0048】図3に(400)/(222)ピ−ク強度比と
膜のエッチング速度との関係を、図4に(400)/(22
2)ピ−ク強度比とサイドエッチ量との関係をそれぞ
れ、示す。これらの図において本発明の範囲内(領域B)
の膜のエッチング速度は、50℃の塩化第二鉄/塩酸溶
液(38%FeCl3:36%HCl=1:1)を用いた
場合で1〜4nm/sである。サイドエッチ量は120
sのエッチングで1μm以下である。この範囲を外れる
と、膜のエッチング速度、及びサイドエッチ量は急激に
大きくなり、パタ−ンの寸法精度も急激に低下する。
【0049】以上、図1〜図4で説明した酸化インジウ
ムスズ膜の膜構造とエッチング挙動との関係は,検討の
範囲内で酸化インジウムスズの膜厚、及び酸化スズの添
加量には依存しない。例えば、酸化スズの添加量が3〜
12重量%、膜厚が30〜500nmの範囲においても膜
の配向が等しければ同じエッチング挙動を示すことを確
認した。
【0050】また、エッチャントとして塩化第二鉄/塩
酸溶液、または塩酸、シュウ酸、ヨウ化水素酸等のハロ
ゲン酸、または王水を用いたが、エッチング速度の絶対
値は変わるものの、得られたエッチング挙動はエッチャ
ントの種類、組成及び濃度、液温には依存しないことを
確認した。
【0051】以下、図5〜図17を用いて、アクティブ
マトリックス基板を例にとり、液晶表示装置において、
透明導電膜が関与する各段差部分の付周りへの本発明の
適用例について説明する。
【0052】図5は、上記した透明導電膜をアクティブ
マトリックス基板の一部に利用した、カラ−液晶表示装
置の構成を示した斜視図である。同図において、ガラス
基板102上には前記した透明導電膜からなる画素電極
501、スイッチング素子である薄膜トランジスタ(T
FT)502、TFT502を駆動するための信号を各
TFT502に伝達、保持するための走査配線503、
信号配線504等が形成されてアクティブマトリックス
基板505を構成している。
【0053】アクティブマトリックス基板505の表面
には、液晶層506を介して対向電極507上にカラ−
フィルタ508が形成され、カラ−フィルタ508上に
は絶縁基板509が形成されている。前記ガラス基板1
02及び絶縁基板509の外部に露出した主表面には偏
光板510が形成されている。このような構成のアクテ
ィブマトリックス基板では、TFT502を介して画素
電極501へ電圧を印加し、光源からの光を調整するこ
とによってカラ−表示が可能になる。
【0054】本実施例では、本発明の透明導電膜を画素
電極501に用いているため、画素電極501が関与す
る段差部分の付周りを改善することができる。この場合
の付周りとしては大別して次の2通りがあるが、そのど
ちらにおいても次の改善効果が得られ、従って段差部分
での断線、短絡不良を低減することができる。画素電
極501の段差を他の膜が乗り越える場合においても、
画素電極501が均一な大きさの結晶粒が緻密に充填さ
れた膜構造となるため、結晶粒内及び結晶粒界が均一に
エッチングされ、画素電極501のエッチング端部は順
テ−パ−の良好なエッチング端部形状となる。これによ
り、画素電極501の段差の上を他の膜が乗り越える場
合においても、良好な付周りが確保できる。反対に他
の膜の段差を画素電極501が乗り越える場合において
も、画素電極501が均一な大きさの結晶粒が緻密に充
填された膜構造となり、結晶粒内及び結晶粒界が均一に
エッチングされるため,結晶粒界に沿ったエッチャント
の横方向のしみ込みを防止でき、従って、パタ−ンの交
差部分のように粒界の生じやすい段差部分においても、
画素電極501のエッチング端部からの段切れを低減で
きる。下地との密着性も良好となり、段差部分での画素
電極501自身の付周りが確保できる。
【0055】次に、図5で述べたアクティブマトリック
ス基板において、本発明の透明導電膜を、透明導電膜が
関与する各段差部分の付周りに適用した実施例の具体例
を示す。
【0056】図6は逆スタガ型のTFTをスイッチング
素子に用いたアクティブマトリックス基板の、一画素の
断面の実施例を示す。図6において、ガラス基板102
上の一部にゲ−ト電極601、本発明の透明導電膜から
なる画素電極501が形成され、その上にゲ−ト絶縁膜
602が全面に形成される。ゲ−ト電極601上には、
ゲ−ト絶縁膜602を介してTFT502のチャネル半
導体層となる非晶質シリコン膜603、及びコンタクト
を補償するためにリン等の不純物をド−プした非晶質シ
リコン膜からなる電極層604を積層した島が形成され
る。この島上の一部に、ソ−ス/ドレイン電極605が
形成される。ソ−ス/ドレイン電極605のパタ−ンを
マスクに、不純物をド−プした非晶質シリコン膜からな
る電極層604の一部分が除去され、TFT502のチ
ャネル部分606が形成される。
【0057】また画素電極501上のゲ−ト絶縁膜60
2の一部に開口部607が設けられ,この開口部607
を介して画素電極501とソ−ス/ドレイン電極605
が接続される。
【0058】さらにTFT502、及び画素電極501
上の全面を覆うように、パッシベ−ション膜608が形
成される。ゲ−ト電極601、及びソ−ス/ドレイン電
極605は、延長部分でそれぞれ図5中の走査配線50
3,信号配線504になる。ゲ−ト電極601、及びソ
−ス/ドレイン電極605は、例えばスパッタリング、
または蒸着法等で形成されたAl、Cr、Ta、Ti、
Mo等の金属,合金または金属シリサイド、またはこれ
らの積層膜で構成されている。
【0059】ゲ−ト絶縁膜602、及びパッシベ−ショ
ン膜608は、例えばプラズマCVD、またはスパッタ
リング法等で形成された窒化シリコン膜、または酸化シ
リコン膜等の絶縁膜で構成される。ゲ−ト絶縁膜602
は、ゲ−ト電極601、及び走査配線503の一部表面
を酸化して形成しても良い。
【0060】また、これらの酸化膜と窒化シリコン膜、
または酸化シリコン膜等との積層膜で構成しても良い。
【0061】配線または、ゲ−トチャネル半導体層60
3、及び電極層604は、例えばプラズマCVD法で形
成された非晶質シリコン膜、または熱処理によって多結
晶化した多結晶シリコン膜で構成される。
【0062】本実施例において、画素電極501のエッ
チング端部の形状609は順テ−パ−の良好なエッチン
グ端部形状となるため、ゲ−ト絶縁膜602を介してソ
−ス/ドレイン電極605のエッチング端部での段差付
周りが良くなり、端部での段切れによる断線不良を防止
できる。
【0063】また、画素電極501の反対側のエッチン
グ端部610においても、ゲ−ト絶縁膜602、及びパ
ッシベ−ション膜608の段差付周りが良くなり、端部
での絶縁破壊による短絡不良を防止できる。
【0064】図7は、図6の実施例における走査配線5
03と信号配線504の交差部分の断面の構成例を示し
ている。同図において走査配線503と信号配線504
はゲ−ト絶縁膜602を挟んで互いに直交している。
【0065】図8は,図6の実施例における走査配線5
03の、外部駆動回路との接続のための引出し端子部分
の断面の構成例を示す。走査配線503の露出部分は、
大気に曝されると容易に腐食されてしまうため、露出部
分を透明導電膜で被覆する端子構成となる。具体的には
ガラス基板102上の一部に走査配線503が形成さ
れ、その上に端子の露出部分を覆うように、本発明の透
明導電膜からなる保護電極801が形成される。
【0066】保護電極801は画素電極と同時に形成さ
れ、ゲ−ト絶縁膜602、及びパッシベ−ション膜60
8は、保護電極801が露出するように、保護電極80
1上の一部分がエッチングにより除去される。
【0067】走査配線503の端部段差部分802にお
いても、透明導電膜からなる保護電極801の付周りが
確保されるため、端子の被覆保護が完全となり、従っ
て、腐食による走査配線503の端子部分での断線を防
止できる。
【0068】図9は、図6の実施例における信号配線5
04の端子部分の断面の構成例を示している。図8で述
べた走査配線503の端子部分の構成と同じ理由で、信
号配線504を露出させることはできない。そこで,走
査配線503を形成する際に、信号配線504の端子部
分に信号配線引出用の引き出し電極901が形成され
る。信号配線504は引き出し電極901に接続され、
引き出し電極901を中継して外部へ露出される。引き
出し電極901の表面には、図8で述べた走査配線50
3の端子部分の構成と同じように、本発明の透明導電膜
からなる保護電極801が形成される。
【0069】引き出し電極901の端部段差部分902
部分においても、図8と同様に保護電極801の付周り
が確保されるため、腐食による信号配線504の端子部
分での断線を防止できる。
【0070】また、保護電極801のエッチング端部の
段差部分は良好な端部形状が確保されるため、信号配線
504が引き出し電極901へ接続する部分903にお
いても、ゲ−ト絶縁膜602を介した信号配線504の
段切れによる断線を防止できる。
【0071】図6〜図9の実施例では、画素電極501
はゲ−ト電極601と同層で、最下層に形成されていた
が、画素電極501はゲ−ト電極601より上層に形成
されてもよい。
【0072】図10は画素電極501がチャネル半導体
層となる非晶質シリコン膜603と同層にある場合の実
施例である。この場合、画素電極501のエッチング端
部の段差1001をソ−ス/ドレイン電極605が直接
乗り越えることになる。
【0073】図11は画素電極501がソ−ス/ドレイ
ン電極605の上層にある場合の実施例である。この場
合、図10の実施例とは反対にソ−ス/ドレイン電極6
05の段差1101を画素電極501が直接乗り越える
ことになる。図10、図11のいずれの実施例において
も、本発明の透明導電膜を適用することによりソ−ス/
ドレイン電極605、または画素電極501の断線を防
止できる。
【0074】図6〜図11の実施例では、本発明の透明
導電膜を画素電極501、及び端子部分の保護電極80
1のみに適用しているが、配線に適用しても良い。
【0075】図12は、画素電極501と、例えばソ−
ス/ドレイン電極605及び信号配線504を兼用し
て、本発明の透明導電膜を適用した実施例である。図1
2において、1201は画素電極501とソ−ス/ドレ
イン電極605が一体となったパタ−ンである。この場
合、透明導電膜パタ−ン1201は、チャネル半導体層
となる非晶質シリコン膜603、及び不純物をド−プし
た非晶質シリコン膜からなる電極層604を積層した島
パタ−ンの端部1202を直接乗り越えるとともに、ゲ
−ト電極601の端部1203をゲ−ト絶縁膜602、
チャネル半導体層となる非晶質シリコン膜603、及び
不純物をド−プした非晶質シリコン膜からなる電極層6
04を介して乗り越えることになる。透明導電膜を配線
と兼用することにより、透明導電膜が関与する段差の付
周り部分が多くなるが、本発明の透明導電膜を適用する
ことで付周り部分の断線、短絡不良を防止できる。
【0076】図13は、図12の実施例における走査配
線503と信号配線504の交差部分の断面の構成例を
示す。図7で説明したように、走査配線503と信号配
線504はゲ−ト絶縁膜602を挟んで互いに直交する
が、信号配線504に本発明の透明導電膜を適用するこ
とにより、信号配線504の断線不良を防止できる。
図14は、図12の実施例における走査配線503の端
子部分の断面の構成例、図15は、図12の実施例にお
ける信号配線504の端子部分の断面の構成例をそれぞ
れ、示している。
【0077】図14において、透明導電膜からなる保護
電極801は、走査配線の段差部分1401、及びゲ−
ト絶縁膜602の段差部分1402を乗り越えることに
なる。 また、図15において、透明導電膜からなる信
号配線504は、ゲ−ト絶縁膜602の段差部分150
1を乗り越えることになる。図14、図15の実施例の
いずれの場合も、透明導電膜が関与する付周り部分の断
線、短絡不良を防止できる。
【0078】図6〜図15の実施例では、本発明の透明
導電膜を、逆スタガ型のTFTをスイッチング素子に用
いたアクティブマトリックス基板に適用した例を説明し
たが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、例
えば正スタガ型のTFT等、異なる構造のTFTを用い
た場合にも適用可能である。
【0079】図16は正スタガ型のTFTをスイッチン
グ素子に用いたアクティブマトリックス基板の、一画素
の断面の実施例を示す。図16において、ガラス基板1
02上の一部に、層間絶縁膜1601を介して、裏面か
らの光照射を遮るための遮光膜1602を設ける。遮光
膜1602は、例えばスパッタリング、または蒸着法等
で形成されたAl、Cr、Ta、Ti、Mo等の金属、
合金または金属シリサイド膜等で構成されている。
【0080】層間絶縁膜1601上には、本発明の透明
導電膜からなる画素電極501、及びソ−ス/ドレイン
電極605が形成される。ソ−ス/ドレイン電極605
の上部表面には、チャネル半導体層603とのコンタク
トを補償するためにリン等の不純物をド−プした電極層
1603が形成される。その上にゲ−ト絶縁膜602を
介して、TFT502のチャネル半導体層となる非晶質
シリコン膜603の島が形成される。この島上の一部に
ゲ−ト電極601が形成される。
【0081】さらにTFT502、及び画素電極501
上の全面を覆うように、パッシベ−ション膜608が形
成される。ゲ−ト電極601、及びソ−ス/ドレイン電
極605は、延長部分でそれぞれ走査配線503、信号
配線504になる。
【0082】本実施例においても、画素電極501のエ
ッチング端部の形状1604、1605は順テ−パ−の
良好なエッチング端部形状となるため、ソ−ス/ドレイ
ン電極605、ゲ−ト絶縁膜602、及びパッシベ−シ
ョン膜608のエッチング端部での段差付周りが良くな
り、端部での断線、絶縁破壊による短絡不良を防止でき
る。
【0083】図17は、図16において画素電極501
と、ソ−ス/ドレイン電極605及び信号配線504を
兼用して、本発明の透明導電膜を適用した実施例であ
る。図17において、1701は画素電極501とソ−
ス/ドレイン電極605が一体となったパタ−ンであ
る。この場合、透明導電膜パタ−ン1701のエッチン
グ端部1702を、チャネル半導体層となる非晶質シリ
コン膜603の島パタ−ンが直接乗り越えることにな
る。
【0084】また、透明導電膜パタ−ン1701は、層
間絶縁膜1601を介して遮光膜1602の段差部分1
703を乗り越えることになる。本実施例においても、
本発明の透明導電膜を適用することで付周り部分の断
線、短絡不良を防止できる。
【0085】以上の実施例において、絶縁膜、または金
属膜、合金膜、金属シリサイド膜、または半導体膜、ま
たはこれらの積層膜からなる段差部分での、前記透明導
電膜パタ−ン自身の付周りの改善効果は、透明導電膜パ
タ−ンが乗り越える段差部分の形状に依存し、テ−パ−
角が90度以下の順テ−パ−形状において有効であるこ
とを確認した。
【0086】以上の実施例では、本発明の透明導電膜
を、図5に示したカラ−液晶表示装置のアクティブマト
リックス基板505に適用した例を説明したが、本発明
はこれのみに限定されるものではなく、例えば透明導電
膜をパタ−ニングした電極構成を一部に有する液晶表示
装置であれば、本発明を適用することによって、透明導
電膜が関与する段差の付周り改善に対して同様の効果を
得ることができる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、透明導電膜として、基
板に対してランダム配向した多結晶酸化インジウムスズ
膜を用いることにより、均一な大きさの結晶粒が緻密に
充填される膜構造が得られる。そのため、結晶粒内、及
び結晶粒界が均一にエッチングされて良好なエッチング
端部形状が得られる。これにより透明導電膜パタ−ン上
に絶縁膜、配線、半導体を積層する場合においても、透
明導電膜パタ−ン端部での段差付周りが良くなり、短絡
や断線不良がない液晶表示装置が得られる。
【0088】また、絶縁膜、配線、半導体、及び絶縁膜
に開口したスル−ホ−ルの段差部分を透明導電膜パタ−
ンが乗り越える場合においても、段差部分での前記透明
導電膜自身の付周りが改善されるため、前記透明導電膜
の断線不良がない液晶表示装置が得られる。
【0089】以上のように、本発明によれば前記透明導
電膜が関与する、段差部分での付周りが改善されるた
め、配線の断線、短絡不良を低減でき、歩留りの向上を
図った液晶表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】多結晶酸化インジウムスズの膜構造とエッチン
グ端部形状の関係を示す模式図である。
【図2】本発明に係る液晶表示装置に使用される多結晶
酸化インジウムスズ膜の(222)面に対する(400)面
のX線回折ピ−ク強度比と結晶粒径の関係を示す説明図
である。
【図3】本発明に係る液晶表示装置に使用される多結晶
酸化インジウムスズ膜の(222)面に対する(400)面
のX線回折ピ−ク強度比とエッチング速度の関係を示す
特性図である。
【図4】本発明に係る液晶表示装置に使用される多結晶
酸化インジウムスズ膜の(222)面に対する(400)面
のX線回折ピ−ク強度比とサイドエッチ量の関係を示す
特性図である。
【図5】透明導電膜としてランダム配向の多結晶酸化イ
ンジウムスズ膜をアクティブマトリックス基板の一部に
用いたカラ−液晶表示装置の一実施例の構成を示す斜視
図である。
【図6】本発明に係る液晶表示装置におけるアクティブ
マトリックス基板の一画素の断面構成の第1の例を示す
断面図である。
【図7】図6に示す本発明に係る液晶表示装置のアクテ
ィブマトリックス基板における走査配線と信号配線の交
差部分の断面構成例を示す断面図である。
【図8】図6に示す本発明に係る液晶表示装置のアクテ
ィブマトリックス基板における走査配線の端子部分の断
面構成例を示す断面図である。
【図9】図6に示す本発明に係る液晶表示装置のアクテ
ィブマトリックス基板における走査配線の端子部分の断
面構成例を示す断面図である。
【図10】本発明に係る液晶表示装置におけるアクティ
ブマトリックス基板の一画素の断面構成の第2の例を示
す断面図である。
【図11】本発明に係る液晶表示装置におけるアクティ
ブマトリックス基板の一画素の断面構成の第3の例を示
す断面図である。
【図12】本発明に係る液晶表示装置におけるアクティ
ブマトリックス基板の一画素の断面構成の第4の例を示
す断面図である。
【図13】図12に示す本発明に係る液晶表示装置のア
クティブマトリックス基板における走査配線と信号配線
の交差部分の断面構成例を示す断面図である。
【図14】図12に示す本発明に係る液晶表示装置のア
クティブマトリックス基板における走査配線の端子部分
の断面構成例を示す断面図である。
【図15】図12に示す本発明に係る液晶表示装置のア
クティブマトリックス基板における信号配線の端子部分
の断面構成例を示す断面図である。
【図16】本発明に係る液晶表示装置におけるアクティ
ブマトリックス基板の一画素の断面構成の第5の例を示
す断面図である。
【図17】本発明に係る液晶表示装置におけるアクティ
ブマトリックス基板の一画素の断面構成の第6の例を示
す断面図である。
【符号の説明】
101 多結晶酸化インジウムスズ(ITO)膜 102 ガラス基板 103 良好なエッチング端部形状を示す部分 104 異常成長粒子 105 結晶粒界 501 画素電極 502 TFT 503 走査配線 504 信号配線 505 アクティブマトリックス基板 506 液晶層 507 対向電極 508 カラ−フィルタ 509 絶縁基板 510 偏向板 601 ゲ−ト電極 602 ゲ−ト絶縁膜 603 非晶質シリコン膜 604 不純物をド−プした非晶質シリコン膜 605 ソ−ス/ドレイン電極 606 TFTのチャネル部分 607 開口部 608 パッシベ−ション膜 801 端子部分の保護電極 901 端子部分の引き出し電極 1201 透明導電膜パタ−ン 1701 透明導電膜パタ−ン 1601 層間絶縁膜 1602 遮光膜, 1603 不純物をド−プした電極層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼沢 賢一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社 日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−183809(JP,A) 特開 昭63−184726(JP,A) 特開 平4−48516(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1343 G02F 1/1362 G02F 1/13 101

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の一主面上の少なくとも一部に
    透明導電膜パタ−ンを設けてなる絶縁基板と、絶縁基板
    の一主面上の少なくとも一部に対向電極を設けてなる絶
    縁基板を、互いの一主面側が対向するように向い合わせ
    て得られる間隙に液晶を挟持した構造を有する液晶表示
    装置において、 前記透明導電膜は、酸化インジウムに酸化スズが添加さ
    れた多結晶酸化インジウムスズ(ITO)膜であって、各
    結晶粒は柱状晶で、(222)面に対する(400)面のX
    線回折ピ−ク強度比が25〜75%の範囲内でランダム
    配向していることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記透明導電膜の膜厚は、30〜500
    nmであることを特徴とする請求項に記載の液晶表示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記透明導電膜パタ−ンの端部の段差形
    状は、テ−パ−角が45度以下の順テ−パ−形状である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記透明導電膜の結晶粒径は、17〜2
    3nmであることを特徴とする請求項1乃至のいずれ
    かに記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 絶縁基板の一主面上の少なくとも一部に
    透明導電膜パタ−ンを設けてなる絶縁基板と、絶縁基板
    の一主面上の少なくとも一部に対向電極を設けてなる絶
    縁基板を、互いの一主面側が対向するように向い合わせ
    て得られる間隙に液晶を挟持した構造を有する液晶表示
    装置の製造方法において、 前記透明導電膜を、酸化インジウムに酸化スズが添加さ
    れた多結晶酸化インジウムスズ(ITO)膜であって、各
    結晶粒は柱状晶で、(222)面に対する(400)面のX
    線回折ピ−ク強度比が25〜75%の範囲内でランダム
    配向するように形成し、該透明導電膜をウエットエッチ
    ング法によりパタ−ニングすることを特徴とする液晶表
    示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記ウエットエッチング法のエッチャン
    トとして、塩化第二鉄/塩酸溶液、または塩酸、シュウ
    酸、ヨウ化水素酸等のハロゲン酸、または王水を用いる
    ことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置の製造
    方法。
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