JP3035101B2 - 電極基板及びその製造方法 - Google Patents

電極基板及びその製造方法

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JP3035101B2 JP1765193A JP1765193A JP3035101B2 JP 3035101 B2 JP3035101 B2 JP 3035101B2 JP 1765193 A JP1765193 A JP 1765193A JP 1765193 A JP1765193 A JP 1765193A JP 3035101 B2 JP3035101 B2 JP 3035101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置等の表示
装置に使用される電極基板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に、液晶表示装置に用いられる従来
のマトリクス電極基板の一例の部分平面図を示し、図4
に、図3に示すマトリクス電極基板のB−B線による断
面図を示す。このマトリクス電極基板は、ガラス基板か
らなる絶縁基板31上に、互いに平行な複数のゲート配
線33及び互いに平行な複数のソース電極配線39bが
交差するように配設されている。ゲート配線33とソー
ス電極配線39bとの交差部近傍には、薄膜トランジス
タ(以下「TFT(Thin Film Transistor)」と呼ぶ)
3が対応する各々の配線33、39bと接続されて配置
されている。隣合う2本のゲート配線33及び隣合う2
本のソース電極配線39bで囲まれる領域にはTFT3
と接続してそれぞれ絵素電極40aが形成されている。
【0003】マトリクス電極基板の構造を、図4を参照
して更に詳細に説明する。このマトリクス電極基板は、
絶縁基板31上に、Ta25からなるベース絶縁膜32
が全面に形成され、ベース絶縁膜32上に所定のパター
ンを有するゲート配線33が形成されている。ゲート配
線33の材料には陽極酸化可能な金属タンタルが使用さ
れており、その表層部は電解液にて陽極酸化処理が行わ
れ、TaOxからなる陽極酸化膜34が形成されてい
る。このゲート配線33が形成された基板31上全面を
覆って、SiNxからなるゲート絶縁膜35が形成され
ている。このゲート絶縁膜35上には、ゲート配線33
の所定部分を覆うように、真性アモルファスSi半導体
からなる半導体層36及びSiNxからなるエッチング
ストッパ膜37が、ゲート絶縁膜35側からこの順にC
VD(Chemical Vapor Deposit
ion)法により形成されている。半導体層36及びエ
ッチングストッパ膜37上には、nにドープされたア
モルファスSiからなるn+型半導体層38が形成され
ており、n+型半導体層38はエッチングストッパ膜3
7上で2つに分離され、TFT3のドレイン部38a及
びソース部38bが構成されている。このドレイン部3
8a及びソース部38b上には、それぞれドレイン電極
配線39a及びソース電極配線39bが形成されてい
る。ドレイン電極配線39a上とゲート絶縁膜35の所
定部分上とに、例えばITO薄膜等の透明導電膜でドレ
イン電極配線39aの補助配線及び絵素電極40aが形
成されるとともに、ソース電極配線39b上には同じく
透明導電膜でソース電極配線39bの補助配線40bが
形成されている。以上TFT3が形成された基板31上
に、絵素電極40aの表示に寄与する部分以外の全面を
覆って保護膜41が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成のマト
リクス電極基板では、ドレイン電極配線39a及びソー
ス電極配線39b上に直接、絵素電極40a及び補助配
線40bである透明導電膜、例えばITO薄膜が積層さ
れている。このため、このITO薄膜をエッチング液に
よってパターニングするとき、エッチング液によりドレ
イン電極配線39a及びソース電極配線39bが侵食さ
れることを防止するために、各電極配線39a、39b
にはチタン等の高融点高抵抗の金属材料が使用されてい
る。しかしながら、このような高融点高抵抗の金属材料
を各電極配線39a、39bとして用いると、この配線
39a、39bを送信される信号に遅延が生じるという
問題がある。この信号遅延の問題は、特に表示装置が大
型高精細化するとより顕著に現れる。この問題を解決す
るために、各電極配線39a、39bにチタンに比べ低
抵抗であるアルミニウム配線を使用すると、各電極配線
39a、39bにおけるマイグレーション、及び透明導
電膜からなる絵素電極40a等と各電極配線39a、3
9bとの間の電気腐食等の問題が発生する。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、電極配線の低抵抗化を実
現すると共に、電極配線におけるマイグレイションを抑
え、腐食しない不動態性を有する電極基板を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電極基板は、基
板と、該基板上に形成された透明導電性材料からなる電
極と、該基板上にアルミニウム合金膜と、窒化アルミニ
ウム合金膜との2層構造をなし、且つ該アルミニウム合
金膜を該基板側として形成され、一部が該電極に接続さ
れた電極配線とを備え、前記アルミニウム合金膜が、窒
化化合物を形成する金属を5at%以下含有したものか
らなり、且つ前記窒化アルミニウム合金膜の窒素濃度
が、25mol%以上であり、そのことにより上記目的
が達成される。
【0007】
【0008】本発明の電極基板の製造方法は、基板上に
透明導電性材料からなる電極を形成する工程と、該電極
が形成された該基板上に、該基板側からアルミニウム合
金膜と窒化アルミニウム合金膜との積層膜を形成する工
程と、該積層膜をパターニングして電極配線を形成する
工程とを包含し、前記アルミニウム合金膜が、窒化化合
物を形成する金属を5at%以下含有したものからな
り、且つ前記窒化アルミニウム合金膜の窒素濃度が、2
5mol%以上であり、そのことにより上記目的が達成
される。
【0009】前記窒化アルミニウム合金膜が、アルゴン
と窒素との混合ガス中でアルミニウム合金ターゲットを
スパッタリングして成膜されてもよい。
【0010】前記窒化アルミニウム合金膜が、アルゴン
ガス中で窒化アルミニウム合金ターゲットをスパッタリ
ングして成膜されてもよい。
【0011】前記窒化アルミニウム合金ターゲットとし
て、窒化アルミニウム合金粉末とアルミニウム合金粉末
とを混合し、高温高圧状態で焼成固化して得られる窒化
アルミニウム合金を用いてもよい。
【0012】アルゴンガス中でアルミニウム合金ターゲ
ットをスパッタリングしてアルミニウム合金膜を成膜し
た後、該アルミニウム合金膜の上層にイオンドーピング
法により注入して、該アルミニウム合金膜の上層を窒化
アルミニウム合金膜にすることにより、前記積層膜を形
成してもよい。
【0013】
【作用】本発明の電極基板は、透明導電性材料からなる
電極上に、アルミニウム合金と窒化アルミニウム合金と
の2層構造を有する電極配線が形成されているので、電
極配線の低抵抗化を図れ、電極配線における信号遅延を
防止できる。窒化アルミニウム合金は不動態化されてい
るため、製造工程における電極と電極配線との間には電
気腐食反応は起こらなくなる。
【0014】更に、アルミニウム合金膜が、窒化化合物
を形成する金属を5at%以下含有しているので、配線
の低抵抗が実現でき、且つ窒化アルミニウム合金膜の窒
素濃度が、25mol%以上であるので、窒化アルミニ
ウム合金膜が不動態化する。その結果、電極配線におけ
るマイグレーションが抑制できる。
【0015】尚、アルミニウムの比抵抗は265×10
-4Ωcmであり、添加物等により比抵抗が大きくなって
も2000×10-4Ωcmが使用できる限界である。即
ち、アルミニウム合金膜の添加物を5at%より大きく
すると、比抵抗が大きくなり、他の金属、例えばMo等
と変わらなくなる。
【0016】
【実施例】本発明を実施例について以下に説明する。
【0017】図1に、本発明の一実施例である液晶表示
装置に用いられるマトリクス電極基板の部分平面図を示
す。図2に、図1に示す電極基板のA−A線による断面
図を示す。この電極基板は、ガラス基板からなる絶縁基
板11上に、互いに平行な複数のゲート配線13及び互
いに平行な複数のソース電極配線20bが交差するよう
に配設されている。ゲート配線13とソース電極配線2
0bとの交差部近傍には、TFT1が対応する各々の配
線13、19bと接続されて配置されている。隣合う2
本のゲート配線13及び隣合う2本のソース電極配線2
0bで囲まれる領域にはTFT1と接続してそれぞれ絵
素電極が形成されている。
【0018】マトリクス電極基板の構造を、図1を参照
して更に詳細に説明する。このマトリクス電極基板は、
絶縁基板11上に、Ta25からなるベース絶縁膜12
が全面に形成され、ベース絶縁膜12上に所定のパター
ンを有するゲート配線13が形成されている。ゲート配
線13の材料には陽極酸化可能な金属タンタルが使用さ
れており、その表層部は電解液にて陽極酸化処理が行わ
れ、TaOxからなる陽極酸化膜14が形成されてい
る。このゲート配線13が形成された基板11上全面を
覆って、SiNxからなるゲート絶縁膜15が形成され
ている。このゲート絶縁膜15上には、ゲート配線13
の所定部分を覆うように、真性アモルファスSi半導体
からなる半導体層16及びSiNxからなるエッチング
ストッパ膜17が、ゲート絶縁膜15側からこの順にプ
ラズマCVD法により形成されている。半導体層16及
びエッチングストッパ膜17上には、n+にリンをドー
プされたアモルファスSiからなるn+型半導体層18
が形成されており、n+型半導体層18はエッチングス
トッパ膜17上で2つに分離され、TFT1のドレイン
部18a及びソース部18bが構成されている。又、ゲ
ート絶縁膜15の所定部分には、TFT1とは分離し
て、例えばITO薄膜等の透明導電膜から絵素電極19
が形成されている。上記ドレイン部18a及びソース部
18b上には、それぞれドレイン電極配線20a及びソ
ース電極配線20bが形成され、ドレイン電極配線20
aの一部は絵素電極19と接続している。ドレイン電極
配線20a及びソース電極配線20bは、2層構造をし
ており、下層がアルミニウム合金薄膜で、上層が窒化ア
ルミニウム合金薄膜である。さらに、以上TFT1が形
成された基板11上に、絵素電極19の表示に寄与する
部分以外の全面を覆って保護膜21が形成されている。
【0019】このような構造を有する電極基板の絵素電
極19、ドレイン電極配線20b及びソース電極配線2
0bの製造方法を説明する。
【0020】<第1方法>先ず、TFT1が形成された
絶縁基板11のゲート絶縁膜15上に、絵素電極19と
なる、例えばITO等の透明導電膜をスパッタリングに
より成膜し、従来通りにフォトリソグラフィによってパ
ターニングする。
【0021】次に、TFT1及び絵素電極19を覆って
基板11上に、窒化化合物を形成する金属を、全体に対
して5at%以下含有するアルミニウム合金ターゲット
をアルゴンガス中でスパッタリングして、アルミニウム
合金薄膜を成膜し、連続して、同じく窒化物を形成する
金属を5at%以下含有するアルミニウム合金ターゲッ
トをアルゴンガスに窒素ガスを混合したガスでスパッタ
ガス圧が0.40Pa前後でスパッタリングして、窒化
アルミニウム合金薄膜を成膜する。多くの遷移元素にお
ける窒化化合物は、組成が原子価則に従わない、つまり
これらの元素は容易に窒化化合物になる。又、窒化化合
物になると高融点、高硬度な物質になる。従って、例え
ばAl、Si、Ti、Ta、Nb、V、Mg、Mo、H
f、Zr等の窒化化合物を形成しやすい金属が好まし
い。このようにして積層したアルミニウム合金薄膜及び
窒化アルミニウム合金薄膜をフォトリソグラフィにより
パターニングし、ドレイン電極配線20a及びソース電
極配線20bを形成する。
【0022】最後に、保護膜21を従来通りの方法で形
成することにより、マトリクス電極基板が製造される。
【0023】<第2方法>先ず、TFT1が形成された
絶縁基板11のゲート絶縁膜15上に、絵素電極19と
なる、例えばITO等の透明導電膜をスパッタリングに
より成膜し、従来通りにフォトリソグラフィによってパ
ターニングする。
【0024】次に、アルミニウム合金ターゲットと窒化
アルミニウム合金ターゲットとをそれぞれ用い、アルゴ
ンガス中でスパッタリング法によりアルミニウム合金薄
膜と、25mol%以上の窒素濃度の窒化アルミニウム
合金薄膜とを連続成膜する。このとき、窒化アルミニウ
ム合金ターゲットには50mol%の窒素濃度の窒化ア
ルミニウム合金を装着する。窒化アルミニウム合金薄膜
の成膜には、50mol%の窒化アルミニウム合金粉末
とアルミニウム合金粉末とを混合し、高温高圧状態で焼
成固化して得られる25mol%以上の窒素濃度の窒化
アルミニウム合金等を用いてもよい。上述のようにして
積層したアルミニウム合金薄膜及び窒化アルミニウム合
金薄膜をフォトリソグラフィによりパターニングし、ド
レイン電極配線20a及びソース電極配線20bを形成
する。
【0025】最後に、保護膜21を従来通りの方法で形
成することにより、マトリクス電極基板が製造される。
【0026】<第3方法>先ず、TFT1が形成された
絶縁基板11のゲート絶縁膜15上に、絵素電極19と
なる、例えばITO等の透明導電膜をスパッタリングに
より成膜し、従来通りにフォトリソグラフィによってパ
ターニングする。
【0027】次に、アルミニウム合金ターゲットを2枚
用いてアルゴンガス中でスパッタリング法により2層の
アルミニウム合金薄膜を連続成膜した後、イオンドーピ
ング法により上層のアルミニウム合金薄膜に窒素イオン
を注入し、上層のアルミニウム合金薄膜を窒化アルミニ
ウム合金薄膜とする。このようにして形成したアルミニ
ウム合金薄膜及び窒化アルミニウム合金薄膜をフォトリ
ソグラフィによりパターニングし、ドレイン電極配線2
0a及びソース電極配線20bを形成する。
【0028】最後に、保護膜21を従来通りの方法で形
成することにより、マトリクス電極基板が製造される。
【0029】上記方法で形成されたドレイン電極配線2
0a及びソース電極配線20bは、アルミニウム合金薄
膜と窒化アルミニウム合金薄膜との2層構造をしてお
り、上層の窒化アルミニウム合金薄膜は不動態化されて
いるため、フォトリソグラフィ工程に於て、ドレイン電
極配線20aとITO薄膜からなる絵素電極19との間
には電気腐食反応は起こらなくなる。又、アルミニウム
合金薄膜と窒化アルミニウム合金薄膜を連続して形成し
た積層膜をドレイン電極配線20a及びソース電極配線
20bとして用いているために、低抵抗配線が可能とな
り信号遅延を抑制することができる。
【0030】さらに、ドレイン電極配線20a及びソー
ス電極配線20bに使用されるアルミニウム合金に、窒
化物を形成する金属が5at%以下含まれ、且つ窒化ア
ルミニウム合金の窒素濃度が25mol%以上であるこ
とによって、フォトリソグラフィ工程における電気腐食
の抑制及び配線の低抵抗化に加えて、マイグレーション
を抑制することができる。
【0031】又、本発明のように、電極配線を形成する
2層の膜が、同じ組成及び添加物から形成されているの
で、熱膨張及び収縮に強く、膜同士の密着性がよくな
る。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電極基板の製造方法によれば、電極配線の低抵抗化を
実現すると共に、電極配線におけるマイグレイションを
抑え、電極配線は腐食しない不動態性を有するように製
造することができる。本発明の電極基板においては、電
極配線が低抵抗であるので、電極配線を細く長くするこ
とができ、表示装置の大型化高精細化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極基板の部分平面図である。
【図2】図1に示す電極基板のA−A線による断面図で
ある。
【図3】従来の電極基板の部分平面図である。
【図4】図3に示す電極基板のB−B線による断面図で
ある。
【符号の説明】
1 TFT 11 絶縁基板 12 ベース絶縁膜(Ta25) 13 ゲート配線 14 陽極酸化膜 15 ゲート絶縁膜 16 アモルファスSi半導体層 17 エッチングストッパー膜 18 n+半導体層 18a ドレイン部 18b ソース部 19 絵素電極 20a ドレイン電極配線 20b ソース電極配線 21 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊達 昌浩 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 永安 孝好 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 片山 幹雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−130312(JP,A) 特開 平1−223750(JP,A) 特開 平4−186838(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1343 G02F 1/1362 G02F 1/13 101 H01L 29/78

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 該基板上に形成された透明導電性材料からなる電極と、 該基板上にアルミニウム合金膜と、窒化アルミニウム合
    金膜との2層構造をなし、且つ該アルミニウム合金膜を
    該基板側として形成され、一部が該電極に接続された電
    極配線とを備え 前記アルミニウム合金膜が、窒化化合物を形成する金属
    を5at%以下含有したものからなり、且つ前記窒化ア
    ルミニウム合金膜の窒素濃度が、25mol%以上であ
    電極基板。
  2. 【請求項2】 基板上に透明導電性材料からなる電極を
    形成する工程と、 該電極が形成された該基板上に、該基板側からアルミニ
    ウム合金膜と窒化アルミニウム合金膜との積層膜を形成
    する工程と、 該積層膜をパターニングして電極配線を形成する工程と
    を包含し、 前記アルミニウム合金膜が、窒化化合物を形成する金属
    を5at%以下含有したものからなり、且つ前記窒化ア
    ルミニウム合金膜の窒素濃度が、25mol%以上であ
    電極基板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記窒化アルミニウム合金膜が、アルゴ
    ンと窒素との混合ガス中でアルミニウム合金ターゲット
    をスパッタリングして成膜される請求項記載の電極基
    板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記窒化アルミニウム合金膜が、アルゴ
    ンガス中で窒化アルミニウム合金ターゲットをスパッタ
    リングして成膜される請求項記載の電極基板の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記窒化アルミニウム合金ターゲットと
    して、窒化アルミニウム合金粉末とアルミニウム合金粉
    末とを混合し、高温高圧状態で焼成固化して得られる窒
    化アルミニウム合金を用いる請求項記載の電極基板の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 アルゴンガス中でアルミニウム合金ター
    ゲットをスパッタリングしてアルミニウム合金膜を成膜
    した後、該アルミニウム合金膜の上層にイオンドーピン
    グ法により注入して、該アルミニウム合金膜の上層を窒
    化アルミニウム合金膜にすることにより、前記積層膜を
    形成する請求項記載の電極基板の製造方法。
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