JP3213593B2 - 熱交換ユニット - Google Patents

熱交換ユニット

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建彦 新村
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行雄 相沢
猛 小川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、騒音の発生を抑え
た熱交換ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ユニット本体の通風路内に遠心
ファンと、この遠心ファンを囲むように配置された略四
角形状の熱交換器とを備えてなる熱交換ユニットは知ら
れている(例えば、特公昭63−19779号公報)。
【0003】この種のものでは、天井内にユニット本体
を埋込み、その上に通風化粧パネルを取り付け、この通
風化粧パネルの中央開口から室内空気を吸入して、この
パネルの全周側部から室内に調和空気を吸出すように形
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、遠心ファンを介して吸入された室内空気が、
略四角形状の熱交換器の吸込側の4隅部にまわり込む際
に、そこに渦流を生じさせるので、高い騒音が発生する
という問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、高い騒音の発生を抑える
ことのできる熱交換ユニットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ユニット本体と、このユ
ニット本体に収納された遠心ファンと、この遠心ファン
の周辺に環状に配設され、環状の一部が継ぎ板で形成さ
れ且つ略四角形状の熱交換器とを備えた熱交換ユニット
において、前記熱交換器の内側で、前記継ぎ板の後流且
つ近傍に設けられ、風の流れを整流する整流板を備える
ようにしたものである。
【0007】又、請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の整流板は、継ぎ板に隣り合い且つこの板の後流側
の熱交換器の直線部においてこの直線部と直交する遠心
ファンの中心線よりも風下側に位置させたものである。
【0008】更に、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載の略四角形状の熱交換器は4つの直線部と3つの
コーナー部とからなる一連のプレートフィン型熱交換器
で構成され、継ぎ板はこの熱交換器の残りの開放された
コーナー部に位置し略直線的に配置され、この継ぎ板に
対して風下側に位置する熱交換器の直線部には整流板を
備えるようにしたものである。
【0009】本発明によれば、遠心ファンを介して中央
部から吸込まれた室内空気は、通風路内を流れながら、
熱交換器の吸込側から吐出側に流出する。この際、制御
板が空気の流れを整える。従って、遠心ファンから吐出
された空気はスムーズに熱交換器に流れ込むので、ユニ
ットからの騒音の発生が抑えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を添付図
面を参照して説明する。
【0011】図1は熱交換ユニットの通風化粧パネルを
取外した状態を示している。図1において、1はユニッ
ト本体を示し、このユニット本体1は天井3内に埋設さ
れている。ユニット本体1の中央部には遠心ファン5が
回転自在に設けられ、この遠心ファン5のまわりには通
風路7が形成されている。この通風路7内には略四角形
状に形成された熱交換器9が遠心ファン5を囲むように
配置されている。尚、11は外装板、13はドレンポン
プである。
【0012】ここで、ユニット本体1と熱交換器9と遠
心ファン5との関係をもう少し詳細に述べると次の通り
である。
【0013】熱交換器9は遠心ファン5の周辺に環状に
配設されており、4つの直線部9aと3つのコーナー部
(隅部)9cとからなる一連のプレートフィン型熱交換
器で構成され、継ぎ板はこの熱交換器の残りの開放され
たコーナー部(隅部)40には継ぎ板41が略直線的に
配置されている。この継ぎ板41はその両端が熱交換器
9に取り付けられている。このように熱交換ユニットは
環状の一部が継ぎ板41で形成された熱交換器9を備え
ている。
【0014】図2はユニット本体1の一部を示す断面図
である。遠心ファン5の回転によって、矢印14で示す
ように、ユニット本体1の中央部から流入し、遠心ファ
ン5の吸込み口に吸込まれる室内空気は、遠心ファン5
の外周から放出され、熱交換器9の吸込側から吐出側に
流出し、該熱交換器9で熱交換された後に、調和空気と
なってユニット本体1の吹出口15から吹出される。
尚、17は発泡スチロール製のドレンパン、19はファ
ンモータである。
【0015】しかして本実施例によれば、図1及び図2
からも明らかなように、熱交換器9の吸込側の直線部9
aには、内側へ延びる即ち遠心ファン5側へ延びる整流
板(以下「制御板」と言う。)211、212、21
3、214がそれぞれ取付けられている。
【0016】ここで、これら制御板211、212、2
13、214と熱交換器9との関係について詳述すると
次の通りである制御板211は前記継ぎ板41の後流且
つ近傍に設けられており、風の流れを整流する。また、
別の見方をすれば、制御板211は継ぎ板41に隣り合
い且つこの板の後流側の熱交換器9の直線部9aにおい
てこの直線部9aと直交する遠心ファン5の中心線10
0よりも風下側に位置している。
【0017】これらの制御板211,212,213,
214には、図3に示すように、フォーク状のホルダ2
3が設けられており、これら制御板211〜214はホ
ルダ23を熱交換器9のチューブ9bに嵌め込むことに
より、該熱交換器9の吸込側に取付けられている。これ
ら制御板211〜214は短手方向に湾曲し、通風路7
内の空気の流れに対しては、その凸面側21aが上流側
に位置するように配置されている。
【0018】このように構成された熱交換ユニットにお
いて、遠心ファン5を介して中央部から吸込まれる室内
空気は、図1からも明らかなように、制御板211〜2
14の凸面側21aを乗り越えるようにして、矢印の方
向へ流れながら熱交換器9の吸込側から吐出側に流出す
る。この際、制御板211〜214は空気の流れに対し
て適度な抵抗となるので、制御板211〜214間の空
間A〜D内の圧力は均一化される。従って、空間内A〜
Dでの渦流の発生、その中でも、とくに熱交換器9の隅
部9cでの渦流の発生が抑えられるので、ユニットから
発生する騒音は大幅に減衰する。
【0019】また、熱交換ユニット内の空気の全体の流
れに着目すると次のことが考えられる。遠心ファン5を
介して中央部から吸込まれた室内空気は、通風路7内を
流れながら、熱交換器9の吸込側から吐出側に流出す
る。この際、これらの制御板211,212,213,
214が空気の流れを整え遠心ファン5から吐出された
空気はスムーズに環状の一部が継ぎ板で形成された一連
の熱交換器9に流れ込むので、熱交換ユニットからの騒
音の発生が抑えられると考えられる。即ち、これら制御
板211,212,213,214がいわゆる整流板と
して作用している。特に、制御板211は継ぎ板41の
後流且つ近傍に設けられており、風の流れを整流する。
【0020】また制御板211〜214は熱交換器9の
直線部9aの中心からわずかにずれた位置であって、互
いの間隔が等間隔にならないような位置に取り付けられ
ている。図示の例では、空間Aの終端の制御板214
は、遠心ファン5の中心線l00上に取り付けられ、空
間Bの終端の制御板211は、中心線l00からαだけ
離れた位置に取り付けられ、空間Cの終端の制御板21
2は、中心線l00からβだけ離れた位置に取り付けら
れており、空間Dの終端の制御板213は、中心線l0
0からγだけ離れた位置に取り付けられている(ただ
し、α>γ>βである)。
【0021】図4乃至図6はそれぞれ騒音測定値を示し
ている。図4は図1に示すような間隔で、即ち不等間隔
で制御板211〜214を取付けた場合、図5は等間隔
で制御板を取付けた場合、図6は制御板を取付けなかっ
た場合の測定値を示している。図6の場合と比較して見
ると、図4の場合は例えば1.6〜2.5KHz成分a
の騒音が大きく減衰していることが判明した。また図5
の場合は1.6〜2.5KHz成分aの騒音は減衰する
(但し、70Hz成分b前後の騒音が増加に転じること
が判明した)。
【0022】以上、一実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでないことは明ら
かである。
【0023】例えば、制御板21の形状は図3に示すも
のに限定されるものではなく、図7及び図8に示すよう
に、種々の形状に変更することが可能である。図7中で
Aは制御板21の本体を矩形状にした例であり、Bは本
体をメッシュにした例であり、Cは中空にした例であ
り、Dは本体及びホルダを共にメッシュにした例であ
る。また図8中でEは制御板21の本体を奥細り状にし
た例であり、Fは本体の幅Wを小さくした例であり、G
はその反対に本体の幅Wを大きくした例である。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、環状の一部が継ぎ板で形成され且つ略四角形
状の熱交換器の直線部の吸込側に遠心ファン側へ延びる
制御板(特に一つの制御板は継ぎ板の後流且つ近傍に設
けられている制御板)を設けたので、この制御板が適度
な抵抗となって、しかもユニット内の空気の整流作用を
行わせて、熱交換器の吸込側の渦流の発生を抑えるの
で、ユニットからの騒音の発生を低く抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による熱交換ユニットの一実施例を示す
平面図である。
【図2】本発明の要部を示す断面図である。
【図3】制御板を示す斜視図である。
【図4】騒音の測定値を示す線図である。
【図5】騒音の測定値を示す線図である。
【図6】騒音の測定値を示す線図である。
【図7】A乃至Dは制御板の他の例を示す正面図であ
る。
【図8】E乃至Gは制御板の他の例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ユニット本体 5 遠心ファン 9 熱交換器 9a 直線部 40 コーナー部 211〜214 制御板(整流板) 41 継ぎ板 100 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相沢 行雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 小川 猛 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−126351(JP,A) 特開 平5−187649(JP,A) 実開 平5−3816(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 306 F24F 1/00 401

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニット本体と、このユニット本体に収納
    された遠心ファンと、この遠心ファンの周辺に環状に配
    設され、環状の一部が継ぎ板で形成され且つ略四角形状
    熱交換器とを備えた熱交換ユニットにおいて、前記熱
    交換器の内側で、前記継ぎ板の後流且つ近傍に設けら
    れ、風の流れを整流する整流板を備えたことを特徴とす
    る熱交換ユニット。
  2. 【請求項2】ユニット本体と、このユニット本体に収納
    された遠心ファンと、この遠心ファンの周辺に環状に配
    設され、環状の一部が継ぎ板で形成され且つ略四角形状
    熱交換器とを備えた熱交換ユニットにおいて、前記継
    ぎ板に隣り合い且つこの板の後流側の熱交換器の直線部
    に設けられる整流板は、前記直線部においてこの直線部
    と直交する前記遠心ファンの中心線よりも風下側に位置
    していることを特徴とする熱交換ユニット。
  3. 【請求項3】ユニット本体と、このユニット本体に収納
    された遠心ファンと、この遠心ファンの周辺に環状に配
    設され、環状の一部が継ぎ板で形成され且つ略四角形状
    熱交換器とを備えた熱交換ユニットにおいて、前記熱
    交換器は4つの直線部と3つのコーナー部とからなる一
    連のプレートフィン型熱交換器で構成され、前記継ぎ板
    はこの熱交換器の残りの開放されたコーナー部に位置し
    略直線的に配置され、この継ぎ板に対して風下側に位置
    する熱交換器の直線部には整流板を備えたことを特徴と
    する熱交換ユニット。
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