JP4005016B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

この発明は、天井裏に埋設された天井埋込型または天井から吊り下げられた天井吊下型空気調和機に係り、特に低騒音化、熱交換器の熱交換性能向上に関するものである。
従来の天井埋込型または天井吊下げ型の空気調和機本体の下方には略四角形状の化粧パネルが取付けられ部屋に面している。化粧パネルの中央付近には空気調和機本体への空気の吸込口である吸込グリルと、化粧パネルの各辺に沿って形成されたパネル吹出口を有し、さらに各パネル吹出口には風向ベーンを備えている。
また、空気調和機本体の内部にはターボファン、ターボファンの吸込風路を形成するベルマウス、ターボファンを回転駆動するモータ、熱交換器を備える。熱交換器は、空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に延びた長方形形状の1枚のアルミフィンが複数空気調和機本体水平方向に積層され、空気調和機本体の水平方向に延びた伝熱管がアルミフィンを貫通するように構成された熱交換器一列分が複数列一体で折り曲げられ、ターボファンを囲むように略C字形状の熱交換器を立設している。さらに略C字形状の熱交換器の2つの端部は開口部がない熱交換器連結板で連結し全体として略四角形状に形成されている。
そして略C字形状の熱交換器の2つの端部から伸びた伝熱管にはヘッダーや分配器を収納するための熱交換器連結板と本体吹出風路側壁と空気調和機本体側板と空気調和機本体天板、そしてドレンパンで囲まれた配管収納スペースを形成している。
さらに、空気調和機本体の下面中央部に本体吸込口と本体吸込口の周囲には本体吹出口を有し、化粧パネルの吸込グリル、パネル吹出口に連通するように配置されている。
また別の例として、熱交換器の2つの端部を連結する熱交換器連結板を配設しないものもある。これは熱交換器連結板を削除しコストダウンを図りたいが、単純に削除すると空気調和機の騒音が悪化するというものである。熱交換器連結板を削除すると配管収納スペース及びその近傍にターボファンの外周側の他のターボファン吹出風路に比べて圧力の高い高圧部が生じる。この高圧部はターボファンから吹出される空気の回転対称性を損ない、ターボファンの所定の運転特性が得られなくなり騒音悪化する。そこでターボファンの外周部における圧力分布を均一化するため、配管収納スペース及びその近傍に低圧部を形成させ、高圧部の空気を低圧部に向かって流すような整流部材を設けている。これにより、ターボファン吹出風路の少なくとも一部をターボファンの外周側の第一風路と第二風路とに区分するようにしている。すると第二風路の高圧部の近傍に低圧部が形成されて、高圧部の空気を低圧部に向かって流すことができるようになる。その結果、熱交換器連結板を削除してもターボファンの外周部における圧力分布を均一化して騒音を抑制できるというものである(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−97820号公報
従来の天井埋込型または天井吊下げ型空気調和機は上述のように構成されているので低騒音化が可能である。しかしターボファンから吹出された旋回流れが熱交換器へ流入する時、アルミフィンに対し斜め方向に迎角αをもって流入するため、アルミフィンのファン側端部で剥離が生じる。
また、熱交換器連結板付近において、熱交換器の熱交換器連結板のファン回転方向の上流側の辺の熱交換器のアルミフィンを通過しきれなかった流れは熱交換器連結板の表面を増速しながら通過後、熱交換器の熱交換器連結板のファン回転方向の下流側の辺に流れる。この流れもアルミフィンに対し斜め方向に迎角をもって流入するため、アルミフィンのファン側先端部で剥離が生じる。その結果、ヒュルヒュルという流体異常音が発生するため耳障りとなり聴感が悪化する。
また、アルミフィンのファン側先端部での剥離により熱交換器のアルミフィンの間の流路が狭くなるため熱交換器の通風抵抗が増加し騒音が悪化する。
そして、従来の空気調和機で熱交換器連結板を削除した場合の配管収納スペースの空間において流れの現象を2次元的な現象でおさえているが、3次元流れ現象であり、ターボファンからの吹出流れは、ファン回転方向と同様に旋回しながら熱交換器へ向け流れ、熱交換器を通過しきれなかった流れとターボファンから直接配管収納スペースへ向く流れの二つの流れが配管収納スペースの上部(空気調和機本体の天板側)へ流入する。その後、空気調和機本体側板に衝突し空気調和機本体の下方(ドレンパン側)へ増速されながらUターンし、風路へ再流出する流れがターボファンの方向へ向かう。その結果、ターボファン吹出流れと干渉し通風抵抗が増加するとともに、その圧力変動がターボファンの翼に伝播し騒音が悪化する。
この発明は上述のような問題点を解消するためになされたもので、流体異常音がなく聴感が良く耳障りでなく、騒音値が低く、さらに熱交換性能が高く省エネルギーな天井埋込型または天井吊下げ型の空気調和機を得ることを目的とする。
この発明に係る空気調和機は、下面中央部に本体吸込口と、この本体吸込口の周囲に本体吹出口を有する空気調和機本体と、この空気調和機本体の内部に設けられ、送風を行うターボファンと、このターボファンを囲むように立設された、アルミフィンを用いた複数列の略C字形状の熱交換器と、空気調和機本体下部に設けられ、本体吸込口及び本体吹出口に連通する位置にパネル吸込口、パネル吹出口を有する化粧パネルとを有する天井裏に埋設された天井埋込型または天井から吊り下げられた天井吊下型の空気調和機において、少なくともターボファンと熱交換器の近接する領域の熱交換器のターボファン側表面上に設けられ、空気調和機本体の水平方向に延びる平板が複数枚、所定の間隔で積層された整流板を備えたことを特徴とする。
この発明に係る空気調和機は、少なくともターボファンと熱交換器の近接する領域の熱交換器のターボファン側表面上に設けられ、空気調和機本体の水平方向に延びる平板が複数枚、所定の間隔で積層された整流板を備えたことにより、ターボファンからのファン回転方向に旋回する吹出流れが整流板、熱交換器に流入する時、整流板に対し迎角が小さく剥離が生じないとともに、熱交換器の積幅方向の風速成分が整流板により減衰されることにより、アルミフィンの方向へ風向が変更され熱交換器のアルミフィンのファン側先端部でも剥離が生じない。そのため広周波数帯域に現れるヒュルヒュルという流体異常音が抑制され聴感が改善される。その結果、異常音が発生しない静粛な空気調和機を得ることができる。
実施の形態1.
図1〜8は実施の形態1を示す図で、図1は空気調和機の外観斜視図、図2は空気調和機の内部を示す縦断面図、図3は空気調和機の内部を示す水平断面図、図4は空気調和機内部の整流板付近を見た斜視図、図5は図3の熱交換器6と整流板24付近の拡大図、図6は騒音周波数特性図、図7は整流板24の板間ピッチFP1、整流板24の下流側に配設される熱交換器6のアルミフィン6cのフィンピッチFP3の比率FP1/FP3と流体異常音の最大値Mの関係図、図8は整流板24の板間ピッチFP1、板幅T1の比率T1/FP1とヒュルヒュルという流体異常音の最大値Mの関係図である。
図1に示すように、空気調和機本体1の下部に略四角形状の化粧パネル2が取付けられ部屋15に面している。化粧パネル2の中央付近には空気調和機本体吸込口11への空気の吸込口であり部屋15のホコリを除去するフィルタ14が取付けられた吸込グリル2aと、化粧パネル2の各辺に沿って形成されたパネル吹出口2bを有し、さらに各パネル吹出口2bには風向ベーン2cを備えている。
また、図2〜図4に示すように、空気調和機本体1の内部には、ターボファン3、ターボファン吸込風路23aを形成するベルマウス5、ターボファン3を回転駆動するモータ4、熱交換器6を備える。
熱交換器6は、空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に延びた長方形形状の1枚のフィン幅T3のアルミフィン6cが複数空気調和機本体1水平方向に所定間隔FP3で積層され、空気調和機本体1の水平方向に延びた伝熱管6bがアルミフィン6cを貫通するように構成された熱交換器一列分6gを複数密着させ一体で折り曲げられ、ターボファン3を囲むように略C字形状に形成、立設している。
さらに、略C字形状の熱交換器の2つの端部6aは開口部を有さない熱交換器連結板7で連結し全体として略四角形状に形成されている。
また、熱交換器6のターボファン3側のアルミフィン先端部6d上に空気調和機本体1の水平方向(熱交換器積幅方向L)に延びる板幅T1の整流板の1枚の板24aが複数枚、所定の間隔の板間ピッチFP1で積層された整流板24を配設している。そして整流板24の熱交換器積幅方向Lの長さL24は、ファン外径D2の1/3の長さでターボファンと熱交換器の近接点6hを含む位置に配置されている。
そして略C字形状の熱交換器の2つの端部6aから伸びた伝熱管6bにはヘッダー8や分配器9を収納するため、熱交換器連結板7、空気調和機本体側板1aに伸びた本体吹出風路側壁16a、空気調和機本体側板1a、空気調和機本体天板1b、そして熱交換器6下部の冷房運転時に生じる凝縮水(ドレン水)を一時貯めるドレンパン12で囲まれた配管収納スペース10を形成している。
さらに、熱交換器連結板7により配管収納スペース10と、ターボファン3から熱交換器6までの空間であるターボファン吹出風路23bが二分されている。
また、熱交換器6の下流側から空気調和機本体天板1b、空気調和機本体側板1a、本体吹出風路側壁16aに囲まれ化粧パネル2のパネル吹出口2bへ連通する本体吹出風路16が形成されている。
また、ドレンパン12に貯まったドレン水を機外へ排出するドレンポンプ17、モータ4の運転や風向ベーン2cの角度制御、室外機との制御信号の受送信等を行う制御基板を収納する電気品箱13が配設され、ターボファン3はモータ4の回転軸を固定するハブ3cと一体に形成された主板3bに、ターボファン3のファン回転方向Aに対し逆向きの後向き羽根である翼3aが取付けられ、主板3bに対向して翼3aへの空気の案内流路を形成する漏斗状のシュラウド3dにより構成されターボファン3全体が回転する。
運転時、図1〜4に示すように、モータ4に駆動され矢印A方向に回転するターボファン3によって部屋15の空気が吸込グリル2aから吸い込まれ、フィルタ14でホコリ等を除去された後、ターボファン吸込風路23a、ベルマウス5を通りターボファン3に吸い込まれる。その後ターボファン3から吹出された、吹出流れCは熱交換器6により加熱、冷却・除湿され本体吹出風路16を通過後、化粧パネル2のパネル吹出口2bから風向ベーン2cにより風向を変更されながら部屋15へ吹出され空調する。
このように、空気調和機を構成することにより、図3及び図3の熱交換器6と整流板24付近の拡大図である図5に示すように、ターボファン3からのファン回転方向A方向に旋回する吹出流れCが整流板24、熱交換器6に流入する時、整流板の1枚の板24aに対し迎角αが小さく剥離が生じないとともに、熱交換器積幅方向Lの風速成分が整流板24の通風抵抗により減衰されると共に熱交換器6の上流側と下流側の圧力勾配により、アルミフィン6cの方向へ風向が変更されて、熱交換器6のファン側のアルミフィン先端部6dでも剥離が生じないため図6の騒音周波数特性図のように広周波数帯域に現れるヒュルヒュルという流体異常音が抑制され聴感が改善される。
整流板24がなく、ターボファン3からのファン回転方向A方向に旋回する吹出流れCが減速されずに熱交換器6に流入する時は、熱交換器6の上流側と下流側の圧力勾配があっても風向は、アルミフィン6cの方向へ変更されない。
このとき、整流板24の熱交換器積幅方向Lの長さL24は少なくともファン外径D2の1/3以上の長さであれば流体異常音は抑制される。しかしファン外径D2の1/3以下だとターボファン吹出流れCを整流しきれず流体異常音は抑制できない。
また、整流板24の板間ピッチFP1、板幅T1、整流板24の下流側に配設される熱交換器6のアルミフィン6cのフィンピッチFP3、フィン幅T3の関係が、図7、図8のFP1/FP3、T1/FP1とヒュルヒュルという流体異常音の最大値Mの関係図のようにFP1/FP3が大きすぎたり、またT1/FP1が大きすぎ、小さすぎるとターボファン3からの吹出流れCが整流しきれず流体異常音が解消できない。
よってFP1/FP3≦3で、かつ6≦T1/FP1≦13の範囲であれば図6のヒュルヒュルという流体異常音の最大値Mが低減し抑制される。その結果、異常音が発生しない静粛な空気調和機を得ることができる。
実施の形態2.
図9〜11は実施の形態2を示す図で、図9は空気調和機の内部を示す縦断面図、図10は空気調和機の内部を示す水平断面図、図11は空気調和機のファン側から熱交換器を見た斜視図である。
図9〜図11に示すように、空気調和機本体1の内部に配設される熱交換器6は、長方形状の1枚のアルミフィン6cが所定フィンピッチで積層され、複数の伝熱管6bが直交、貫通した熱交換器一列分6gが複数列密着し、この熱交換器6のターボファン3の近傍の、熱交換器のファン側一列分6eは空気調和機本体1の水平方向に延びた長方形形状の1枚のフィン幅T2のアルミフィン6cが複数空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に所定フィンピッチFP2で積層され、空気調和機本体の高さH方向に延びた伝熱管6bがアルミフィン6cを貫通するように構成されている。
また、熱交換器6の複数列のうち、ターボファン3の近傍一列である熱交換器のファン側一列分6eより下流側の、熱交換器のファン側一列分から下流側の列6fは、空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に延びた長方形形状の1枚のフィン幅T3のアルミフィン6cが複数空気調和機本体水平方向に所定フィンピッチFP3積層され、空気調和機本体1の水平方向に延びた伝熱管6bがアルミフィン6cを貫通するように構成されている。
そして熱交換器のファン側一列分6e、熱交換器のファン側一列分から下流側の列6fは、それぞれ折り曲げられ、ターボファン3を囲むように略C字形状の熱交換器6を一体で形成、立設している。さらに略C字形状の熱交換器6の2つの端部6aは開口部を有さない熱交換器連結板7で連結し全体として略四角形状に形成されている。
このように、空気調和機を構成することにより、図10のようにターボファン3からのファン回転方向A方向に旋回する吹出流れCが熱交換器6へ流入する時、少なくとも熱交換器6のターボファン3の近傍の熱交換器のファン側一列分6eは、空気調和機本体1の水平方向に延びた長方形形状の1枚のアルミフィン6cが複数空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に積層され、空気調和機本体の高さH方向に延びた伝熱管6bがアルミフィン6cを貫通するように構成されているので、従来の例で説明したファン側のアルミフィン先端部6dで剥離渦が本実施の形態により抑制され、熱交換器6へ流入する流れの熱交換器積幅方向L成分が減衰するため、図12の周波数特性図のように高周波数の広帯域で発生するヒュルヒュルという流体異常音が抑制され聴感が改善される。
また、従来のようにファン側のアルミフィン先端部6dでの剥離による熱交換器のアルミフィン6cの間の流路縮小が防止できる。そのため、図13の送風量と騒音値の関係図のように、熱交換器6の通風抵抗が減少し従来のようなアルミフィンのファン側一列が空気調和機本体の高さH方向に延びた形態に比べ低騒音化が図れる。
さらに、上記実施の形態1の整流板24の代わりに熱交換器6を用いているので熱交換器6のアルミフィン6cの面積が増加することにより、熱交換性能が向上し省エネになる。
さらに、熱交換器のファン側一列分6eのアルミフィン6cのフィンピッチFP2、フィン幅T2、熱交換器のファン側一列分から下流側の列6fのアルミフィン6cのフィンピッチFP3、フィン幅T3において、上記実施の形態1の整流板の1枚の板24aの代わりにアルミフィン6cを用いており、整流板24での板間ピッチFP1、板幅T1と下流側熱交換器のフィンピッチFP3との比率同様、FP2/FP3≦3で、かつ6≦T2/FP2≦13の範囲であれば図12のヒュルヒュルという流体異常音の最大値Mが低減し抑制される。その結果、異常音が発生しない静粛な空気調和機を得ることができる。
そして、冷房、除湿運転等の熱交換器のアルミフィン6cの表面に凝縮水が付着する運転時、空気調和機本体1の水平方向に延びる熱交換器のファン側一列分6eに対し、熱交換器のファン側一列分から下流側の列6fのアルミフィン6cは垂直方向に延びているので、アルミフィン表面の凝縮水は熱交換器6表面に沿って空気調和機下方のドレンパン12へ流れ回収される。熱交換器6の下流側の本体吹出風路16、パネル吹出口2bに滴下しないので部屋15を汚すことがなく高品質である。
以上のことから、異常音が発生せず静粛で低騒音で、かつ省エネルギーでさらに高品質な空気調和機を得ることができる。
実施の形態3.
図14〜16は実施の形態3を示す図で、図14は空気調和機の縦断面図、図15は空気調和機の内部を示す水平断面図、図16は空気調和機の内部を示す斜視図である。
図14〜16において、空気調和機本体1の下方には略四角形状の化粧パネル2が取付けられ部屋15に面している。化粧パネル2の中央付近には空気調和機本体吸込口11への空気の吸込口であり部屋15のホコリを除去するフィルタ14が取付けられた吸込グリル2aと、化粧パネル2の各辺に沿って形成されたパネル吹出口2bを有し、さらに各パネル吹出口2bには風向ベーン2cを備えている。
また、空気調和機本体1の内部にはターボファン3、ターボファン吸込風路23aを形成するベルマウス5、ターボファンを回転駆動するモータ4、熱交換器6を備える。熱交換器6は空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に延びた長方形形状の1枚のアルミフィン6cが複数空気調和機本体水平方向に積層され、空気調和機本体1の水平方向に延びた伝熱管6bがアルミフィン6cを貫通するように構成された熱交換器一列分6gを複数密着させ一体で折り曲げられ、ターボファン3を囲むように略C字形状に形成、立設している。
そして略C字形状の熱交換器の2つの端部6aから伸びた伝熱管6bに接続されたヘッダー8や分配器9を収納するため、熱交換器連結板7、空気調和機本体側板1aに伸びた本体吹出風路側壁16a、空気調和機本体側板1a、空気調和機本体天板1b、そして熱交換器6下部の冷房運転時に生じる凝縮水(ドレン水)を一時貯めるドレンパン12で囲まれた配管収納スペース10を形成している。
さらに、略C字形状の熱交換器の2つの端部6aは、平板形状で空気調和機本体の高さHの上部に比べ下部の方が小さい所定の開口率の開口部7aを有する熱交換器連結板7で連結し全体として略四角形状に形成されている。
整流装置は、熱交換器連結板7に空気調和機高さ方向上部に比べ下部が小さい所定の開口率の開口部7aを形成して配管収納スペース10に連通するように構成したものである。
さらに、熱交換器連結板7の開口部7aにより配管収納スペース10と、ターボファン3から熱交換器6までの空間であるターボファン吹出風路23bが連通している。
また、熱交換器6の下流側から空気調和機本体天板1b、空気調和機本体側板1a、本体吹出風路側壁16aに囲まれ化粧パネル2のパネル吹出口2bへ連通する本体吹出風路16が形成されている。
また、ドレンパン12に貯まったドレン水を機外へ排出するドレンポンプ17、モータ4の運転や風向ベーン2cの角度制御、室外機との制御信号の受送信等を行う制御基板を収納する電気品箱13が配設され、ターボファン3はモータ4の回転軸を固定するハブ3cと一体に形成された主板3bに、ターボファンのファン回転方向Aに対し逆向きの後向き羽根である翼3aが取付けられ、主板3bに対向して翼3aへの空気の案内流路を形成する漏斗状のシュラウド3dにより構成されターボファン3全体が回転する。
運転時、図14〜図16のように、モータ4に駆動され矢印A方向に回転するターボファン3によって部屋15の空気が吸込グリル2aから吸い込まれ、フィルタ14でホコリ等が除去された後、ターボファン吸込風路23a、ベルマウス5を通りターボファン3に吸い込まれる。そしてターボファン3からファン回転方向Aと同方向に旋回しながら熱交換器6へ向け流れ熱交換器6を通過する流れの他に、熱交換器6を通過しきれず熱交換器の積幅方向Lに向く流れC2とターボファン3から直接熱交換器連結板方向へ向く流れC1の二つの流れが熱交換器連結板7の上部(空気調和機本体天板1b側)の開口部7aへ主に流入し、その後配管収納スペース10に流入する。そして空気調和機本体側板1aに衝突し空気調和機本体1の下部(ドレンパン12側)へUターンし、熱交換器連結板7の上部に比べ開口率の小さい熱交換器連結板7の下部の開口部7aにより減速され再びターボファン吹出風路23bへ流出する。熱交換器6を通過した流れは、熱交換器6で加熱、冷却・除湿され本体吹出風路16を通過後、化粧パネル2のパネル吹出口2bから風向ベーン2cにより風向を変更されながら部屋15へ吹出され空調する。
このとき、従来のような配管収納スペースからターボファン吹出風路への再流出流れがターボファンへ向かう時の増速流れ現象が解消されるので、ターボファン吹出流れCとの干渉が抑制される。そのため、ターボファン吹出流れCの通風抵抗が減少するとともに、その圧力変動も無くなるため低騒音化できる。
また、熱交換器6を通過しきれず熱交換器の積幅方向Lに向く流れC2は、本実施の形態により一度配管収納スペース10へ取り込まれ減速するので、従来のような熱交換器連結板の表面を通過するとき増速され、熱交換器連結板の下流側直後の熱交換器の一辺へ向かう流れによる熱交換器アルミフィンのファン側先端部での剥離渦が本実施の形態により抑制され、ヒュルヒュルという流体異常音が低減される。よって聴感がよく低騒音な空気調和機が得られる。
実施の形態4.
図17〜19は実施の形態4を示す図で、図17は空気調和機の縦断面図、図18は空気調和機の内部を示す水平断面図、図19は空気調和機の内部を示す斜視図である。
図17〜19において、空気調和機本体1の下方には略四角形状の化粧パネル2が取付けられ部屋15に面している。化粧パネル2の中央付近には空気調和機本体吸込口11への空気の吸込口であり部屋15のホコリを除去するフィルタ14が取付けられた吸込グリル2aと、化粧パネル2の各辺に沿って形成されたパネル吹出口2bを有し、さらに各パネル吹出口2bには風向ベーン2cを備えている。
また、空気調和機本体1の内部に配設される熱交換器6は、長方形状の1枚のアルミフィン6cが積層され、複数の伝熱管6bが直交、貫通した熱交換器一列分6gが複数列密着し、この熱交換器のファン側一列分6eは空気調和機本体1の水平方向に延びた長方形形状の1枚のアルミフィン6cが複数空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に積層され、空気調和機本体の高さH方向に延びた伝熱管6bがアルミフィン6cを貫通するように構成されている。
また、熱交換器6の複数列のうち、熱交換器のファン側一列分から下流側の列6fは、空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に延びた長方形形状の1枚のアルミフィン6cが複数空気調和機本体水平方向に積層され、空気調和機本体1の水平方向に延びた伝熱管6bがアルミフィン6cを貫通するように構成されている。
そして熱交換器のファン側一列分6e、熱交換器のファン側一列分から下流側の列6fはそれぞれ折り曲げられ、ターボファン3を囲むように略C字形状の熱交換器6を一体で形成、立設している。
そして略C字形状の熱交換器の2つの端部6aから伸びた伝熱管6bに接続されたヘッダー8や分配器9を収納するため、熱交換器連結板7、空気調和機本体側板1aに伸びた本体吹出風路側壁16a、空気調和機本体側板1a、空気調和機本体天板1b、そして熱交換器6下部の冷房運転時に生じる凝縮水(ドレン水)を一時貯めるドレンパン12で囲まれた配管収納スペース10を形成している。
さらに、略C字形状の熱交換器の2つの端部6aは、平板形状で空気調和機本体の高さHの上部に比べ下部の方が小さい所定の開口率の開口部7aを有する熱交換器連結板7で連結し、全体として略四角形状に形成されている。一例として、熱交換器連結板の開口部7aは金網状の部材で形成されている。
さらに、熱交換器連結板7の開口部7aにより配管収納スペース10と、ターボファン3から熱交換器6までの空間であるターボファン吹出風路23bが連通されている。
また、熱交換器6の下流側から空気調和機本体天板1b、空気調和機本体側板1a、本体吹出風路側壁16aに囲まれ化粧パネル2のパネル吹出口2bへ連通する本体吹出風路16が形成されている。
また、ドレンパン12に貯まったドレン水を機外へ排出するドレンポンプ17、モータ4の運転や風向ベーン2cの角度制御、室外機との制御信号の受送信等を行う制御基板を収納する電気品箱13が配設され、ターボファン3はモータ4の回転軸を固定するハブ3cと一体に形成された主板3bに、ターボファンのファン回転方向Aに対し逆向きの後向き羽根である翼3aが取付けられ、主板3bに対向して翼3aへの空気の案内流路を形成する漏斗状のシュラウド3dにより構成されターボファン3全体が回転する。
運転時、図17〜19に示すように、モータ4に駆動され矢印A方向に回転するターボファン3によって部屋15の空気が吸込グリル2aから吸い込まれ、フィルタ14でホコリ等を除去された後、ターボファン吸込風路23a、ベルマウス5を通りターボファン3に吸い込まれる。
そしてターボファン3からファン回転方向Aと同方向に旋回する吹出流れCが熱交換器6へ流入する時、少なくとも熱交換器のファン側一列分6eは、空気調和機本体1の水平方向に延びた長方形形状の1枚のアルミフィン6cが複数空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に積層され、空気調和機本体の高さH方向に延びた伝熱管6bがアルミフィン6cを貫通するように構成されているのでアルミフィン6cに対し迎角αは小さい状態で流入し、さらに熱交換器6へ流入する流速の熱交換器積幅方向L成分が減衰する。
さらに、配管収納スペース10へ流入する流れは主にターボファン3から直接熱交換器連結板方向へ向く流れC1で、熱交換器連結板7の上部(空気調和機本体天板1b側)の開口部7aへ主に流入し、その後配管収納スペース10に流入する。そして空気調和機本体側板1aに衝突し空気調和機本体1の下部(ドレンパン12側)へUターンし、熱交換器連結板7の上部に比べ開口率の小さい熱交換器連結板7の下部の開口部7aにより減速され再びターボファン吹出風路23bへ流出する。熱交換器6を通過した流れは熱交換器6で加熱、冷却・除湿され本体吹出風路16を通過後、化粧パネル2のパネル吹出口2bから風向ベーン2cにより風向が変更されながら部屋15へ吹出され空調する。
このように構成された空気調和機において、少なくとも熱交換器のファン側一列分6eのアルミフィン6cに対し流入流れは迎角αが小さい状態なので剥離せずアルミフィン6cを通過するため、剥離に起因するヒュルヒュル音と通風抵抗を抑制するため低騒音化が図れる。
さらに、従来のような配管収納スペースからターボファン吹出風路への再流出流れがターボファンへ向かう時、増速されることはないのでターボファン吹出流れとの干渉が抑制される。その結果、ターボファン吹出流れの通風抵抗が減少するとともに、その圧力変動も無くなるためさらに低騒音化できる。
以上のことから、本実施の形態により、さらにヒュルヒュル音が抑制でき聴感が良く静粛で、低騒音な空気調和機を得ることができる。
なお、図20のように熱交換器連結板7の開口部7aが複数の丸穴状で、熱交換器連結板7の開口率が金網状部材と同等であれば同様の効果が得られ低騒音化が図れる。さらに丸穴でよいので従来の平板状熱交換器連結板7を流用し開口すればよいので、部品点数の増加が無くコストアップを抑制できる。
また、図21のように熱交換器連結板7の開口部7aの中、空気調和機本体1下部の開口部7aに、熱交換器連結板の下流側直後の熱交換器の一辺6iと略平行に延出する導風板7bを形成した場合でも、熱交換器連結板7の開口率が金網状部材と同等であれば同様の効果が得られ低騒音化が図れるとともに、導風板7bにより開口部7aからターボファン吹出風路23bへ再流入する流れのターボファン3の方へ向かおうとするのをさらに抑制するため、さらに低騒音化が図れ、従来の平板状熱交換器連結板を流用し開口、導風板を形成すればよいので、部品点数の増加が無くコストアップを抑制できる。
上述の実施の形態では、熱交換器のファン側一列分6eは空気調和機本体1の水平方向に延びた長方形形状の1枚のアルミフィン6cが複数空気調和機本体の高さH方向(垂直方向)に積層され、空気調和機本体の高さH方向に延びた伝熱管6bがアルミフィン6cを貫通するように構成されているものに、整流装置を組み合わせたものを示したが、実施の形態1のものに、整流装置を組み合わせても良く、同様の効果を奏する。
実施の形態1を示す図で、空気調和機の外観斜視図である。 実施の形態1を示す図で、空気調和機の内部を示す縦断面図である。 実施の形態1を示す図で、空気調和機の内部を示す水平断面図である。 実施の形態1を示す図で、空気調和機内部の整流板付近を見た斜視図である。 実施の形態1を示す図で、熱交換器と整流板付近の拡大図である。 実施の形態1を示す図で、騒音周波数特性図である。 実施の形態1を示す図で、整流板の板間ピッチFP1、整流板の下流側に配設される熱交換器のアルミフィンのフィンピッチFP3の比率FP1/FP3と流体異常音の最大値Mの関係図である。 実施の形態1を示す図で、整流板の板間ピッチFP1、板幅T1の比率T1/FP1とヒュルヒュルという流体異常音の最大値Mの関係図である。 実施の形態2を示す図で、空気調和機の内部を示す縦断面図である。 実施の形態2を示す図で、空気調和機の内部を示す水平断面図である。 実施の形態2を示す図で、空気調和機のファン側から熱交換器を見た斜視図である。 実施の形態2を示す図で、騒音周波数特性図である。 実施の形態2を示す図で、送風量と騒音値の関係図である。 実施の形態3を示す図で、空気調和機の縦断面図である。 実施の形態3を示す図で、空気調和機の内部を示す水平断面図である。 実施の形態3を示す図で、空気調和機の内部を示す斜視図である。 実施の形態4を示す図で、空気調和機の縦断面図である。 実施の形態4を示す図で、空気調和機の内部を示す水平断面図である。 実施の形態4を示す図で、空気調和機の内部を示す斜視図である。 実施の形態4を示す図で、熱交換器連結板の開口部形状が、複数の丸穴状の場合を示した外観図である。 実施の形態4を示す図で、熱交換器連結板の開口部の中、空気調和機本体下部の開口部に熱交換器連結板の下流側直後の熱交換器の一辺と略平行に延出する導風板を形成した場合を示した外観図である。
符号の説明
1 空気調和機本体、1a 空気調和機本体側板、1b 空気調和機本体天板、2 化粧パネル、2a 吸込グリル、2b パネル吹出口、2c 風向ベーン、3 ターボファン、3a 翼、3b 主板、3c ハブ、3d シュラウド、4 モータ、5 ベルマウス、6 熱交換器、6a 端部、6b 伝熱管、6c アルミフィン、6d アルミフィン先端部、6e 熱交換器のファン側一列分、6f 熱交換器のファン側一列分から下流側の列、6g 熱交換器一列分、6h ターボファンと熱交換器の近接点、6i 熱交換器連結板の下流側直後の熱交換器の一辺、7 熱交換器連結板、7a 開口部、7b 導風板、8 ヘッダー、9 分配器、10 配管収納スペース、11 空気調和機本体吸込口、12 ドレンパン、13 電気品箱、14 フィルタ、15 部屋、16 本体吹出風路、16a 本体吹出風路側壁、17 ドレンポンプ、23a ターボファン吸込風路、23b ターボファン吹出風路、24 整流板、24a 整流板の1枚の板、A ファン回転方向、C 吹出流れ、C1 熱交換器連結板方向へ向く流れ、C2 熱交換器の積幅方向Lに向く流れ、C3 ターボファン吹出風路への再流出流れ、H 空気調和機本体の高さ、L 熱交換器積幅方向、L24 整流板の熱交換器積幅方向Lの長さ、M 流体異常音の最大値、S ヒュルヒュル音発生周波数領域、α 迎角。

Claims (6)

  1. 下面中央部に本体吸込口と、この本体吸込口の周囲に本体吹出口を有する空気調和機本体と、この空気調和機本体の内部に設けられ、送風を行うターボファンと、このターボファンを囲むように立設された、アルミフィンを用いた複数列の略C字形状の熱交換器と、前記空気調和機本体下部に設けられ、前記本体吸込口及び本体吹出口に連通する位置にパネル吸込口、パネル吹出口を有する化粧パネルとを有する天井裏に埋設された天井埋込型または天井から吊り下げられた天井吊下型の空気調和機において、
    前記熱交換器は、空気調和機本体の高さ方向に伸びた長方形形状の1枚のアルミフィンが複数空調機本体の水平方向に所定間隔で積層され、前記空気調和機本体の水平方向に延びた伝熱管が前記アルミフィンを貫通するよう構成されたものであり、少なくとも前記ターボファンと近接する領域の前記ターボファン側表面上に設けられ、前記空気調和機本体の水平方向に延びる平板が複数枚所定の間隔で積層された整流板を備え、
    前記整流板の板間ピッチをFP1、板幅をT1、前記熱交換器のアルミフィンピッチをFP3としたとき、FP1/FP3≦3、かつ6≦T1/FP1≦13を満たすことを特徴とする空気調和機。
  2. 下面中央部に本体吸込口と、この本体吸込口の周囲に本体吹出口を有する空気調和機本体と、この空気調和機本体の内部に設けられ、送風を行うターボファンと、このターボファンを囲むように立設された、アルミフィンを用いた複数列の略C字形状の熱交換器と、前記空気調和機本体下部に設けられ、前記本体吸込口及び本体吹出口に連通する位置にパネル吸込口、パネル吹出口を有する化粧パネルとを有する天井裏に埋設された天井埋込型または天井から吊り下げられた天井吊下型の空気調和機において、
    前記熱交換器の少なくとも前記ターボファン近傍の一列分の前記アルミフィンが前記空気調和機本体の水平方向に配置され、且つ前記アルミフィンを貫通するように伝熱管が空気調和機本体高さ方向に立設し形成されるとともに、
    前記アルミフィンが前記空気調和機本体の水平方向に配置された熱交換器列の下流側に前記空気調和機本体の垂直方向に延びたアルミフィンが複数配置され、且つ前記空気調和機本体の水平方向に延びた伝熱管が前記アルミフィンを貫通するように構成されることを特徴とする空気調和機。
  3. 前記ターボファン近傍の熱交換器のアルミフィンピッチをFP2、フィン幅をT2、前記下流側の列の熱交換器のアルミフィンピッチをFP3としたとき、FP2/FP3≦3、かつ6≦T2/FP2≦13を満たすことを特徴とする請求項記載の空気調和機。
  4. 下面中央部に本体吸込口と、この本体吸込口の周囲に本体吹出口を有する空気調和機本体と、この空気調和機本体の内部に設けられ、送風を行うターボファンと、このターボファンを囲むように立設され、複数列の略C字形状に形成され、この略C字形状の二つの端部が熱交換器連結板で連結された熱交換器と、前記略C字形状の二つの端部から伸びた伝熱管に接続されたヘッダーや分配器を収納するための前記熱交換器連結板と本体吹出風路側壁と空気調和機本体側壁で囲まれた配管収納スペースと、前記空気調和機本体下部に設けられ、前記本体吸込口及び本体吹出口に連通する位置にパネル吸込口、パネル吹出口を有する化粧パネルとを有する天井裏に埋設された天井埋込型または天井から吊り下げられた天井吊下型の空気調和機において、
    前記ターボファン吹出流れの主流を前記熱交換器連結板の上部から前記配管収納スペースへ一部取り込み、前記本体吹出風路側壁に衝突後下部へ風向を変更し、再び前記熱交換器連結板の下部から風路内へ再流出させる際の流量または風向を変更する整流装置を備え、
    前記整流装置は、前記熱交換器連結板に空気調和機高さ方向上部に比べ下部が小さい所定の開口率の開口部を形成して配管収納スペースに連通するように構成したことを特徴とする空気調和機。
  5. 前記略C字形状の熱交換器の二つの端部を連結する熱交換器連結板と、前記略C字形状の二つの端部から伸びた伝熱管に接続されたヘッダーや分配器を収納するための前記熱交換器連結板と本体吹出風路側壁と空気調和機本体側壁で囲まれた配管収納スペースとを備え、
    前記ターボファン吹出流れの主流を前記熱交換器連結板の上部から前記配管収納スペースへ一部取り込み、前記本体吹出風路側壁に衝突後下部へ風向を変更し、再び前記熱交換器連結板の下部から風路内へ再流出させる際の流量または風向を変更する整流装置を備え、
    前記整流装置は、前記熱交換器連結板に空気調和機高さ方向上部に比べ下部が小さい所定の開口率の開口部を形成して配管収納スペースに連通するように構成したことを特徴とする請求項1または請求項記載の空気調和機。
  6. 熱交換器連結板の開口部は金網状、または複数の丸穴により開口し形成するとともに、
    前記所定開口率で開口した熱交換器連結板の開口部において、下部の開口部に前記熱交換器連結板の下流側の熱交換器一辺と略平行に延出する導風板を形成したことを特徴とする請求項4または請求項5記載の空気調和機。
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