JP2011012937A - 空調用室内ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換効率を向上するとともに、騒音を低減することのできる空調用室内ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】空調用室内ユニット11の室内熱交換器22の内側表面22bに整流部材50Aを設けることで、ターボファン19から送り出される空気を整流部材50Aに衝突させて流れの方向を下方(斜め下方)に向けて変換する。
これにより、室内熱交換器22の内側表面22b側において、ターボファン19から送り出される空気の流速分布を平均化して改善する。
【選択図】図3

Description

本発明は、建物室内に設置される空気調和機の空調用室内ユニットに関する。
建物室内に設置される空気調和機の空調用室内ユニットとして、例えば天井設置型のものがある。
図12は、天井面内に埋設された天井埋込型空気調和機の空調用室内ユニット110の断面図である。図12において、空調用室内ユニット110は、ケーシング111と、ケーシング111に固定されたモータ112と、モータ112で駆動されるターボファン113と、室内の空気を吸込む吸込口114と、吸込んだ空気をターボファン113に導くベルマウス115と、ターボファン113の外周側に設けられて空気を加熱または冷却する室内熱交換器116と、熱交換した空気の出口である吹出口117とを主な要素として構成されている。
モータ112は、ケーシング111の天板118の略中央に、主軸119を略鉛直下方に向けて固定されている。主軸119には、ターボファン113が接続され、このターボファン113は、天板118に対向した主板120と、その下方で主板120に対向したシュラウド121と、主板120とシュラウド121との間に環状配置された羽根122とで構成されている。
上記の構成において、室内の空気は、吸込口114から空調用室内ユニット110内に流入し、ベルマウス115を通って、モータ112によって駆動されるターボファン113に導かれる。ターボファン113に導かれた空気は、昇圧され、室内熱交換器116に送り出される。室内熱交換器116において、空気は、加熱または冷却されることによって、所望の温度に調節され、吹出口117から室内に戻される。
このような空調用室内ユニットにおいては、熱交換効率の向上と、騒音低減が常に大きな課題となっており、これまでも様々な工夫がなされている(例えば特許文献1〜7参照)。
例えば、特許文献1に開示された技術においては、ターボファン113の羽根車による流路を二以上に区画する仕切り板を備える構成が開示され、これにより、ターボファン113の周囲の室内熱交換器116に向けた送風量を増大させて熱交換能力を高めている。
また、特許文献2〜7においては、騒音低減のために、付加物を設ける等の手法が開示されている。
特開2007−154685号公報 特開2007−162467号公報 特許第4005016号公報 特開2006−233877号公報 特開2004−77047号公報 特開2004−156885号公報 特開2004−156886号公報
しかしながら、上述したように、熱交換効率の向上と、騒音低減は、常に求められている課題であり、さらなる改善が常に望まれている。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、熱交換効率を向上するとともに、騒音を低減することのできる空調用室内ユニットを提供することを目的とする。
上記のような目的のもとに鋭意検討を行った本発明者らは、空調用室内ユニット110内の室内熱交換器116における熱交換効率を向上させるには、ターボファン113によって生じる空気の流れが室内熱交換器116に流入するときの流速分布を改善するのが有効であると推測した。これは、室内熱交換器116はターボファン113の外周側に設けられているが、空調用室内ユニット110の下部は、ターボファン113からの吹き出し方向よりも下方に位置しており、さらに、空調用室内ユニット110の下方(設置した状態で下方に位置する側)には、凝縮水を回収するドレンパン130が設けられており、このドレンパン130が障害となって、空気の流れが室内熱交換器116に流入するときの流速分布が不均一になっているからである。
そこでなされた本発明の空調用室内ユニットは、空気を流入させる吸込口を有するケーシングと、ケーシング内の中央部に配置され、鉛直軸周りに回転することで、吸込口から吸込んだ空気を昇圧して外周側に送り出すファンと、ファンの外周側に設けられ、ファンにより送り出された空気を加熱または冷却する室内熱交換器と、室内熱交換器に対してファンに対向する側に設けられ、ファンにより送り出された空気を室内熱交換器の下部に向けて導くガイド部材と、を備えていることを特徴とする。
ガイド部材により、ファンから送り出された空気を室内熱交換器の下部に向けて導くことで、空気の当たりにくい室内熱交換器の下部に流れを当てて熱交換を効率よく行える。
このようなガイド部材は、室内熱交換機においてファンに対向する側の表面に沿って設けられるとともに、ファンにより送り出された空気の流れの上流側に位置する上流側端部が、流れの下流側に位置する下流側端部よりも上方に位置するよう設ける。
さらに、ガイド部材において、ファンに対向する側の端部は、ファンにより送り出された空気の流れの剥離防止のためR断面とするのが好ましい。
また、ガイド部材は、上方または下方に凸となる湾曲面を下面に有しているのが好ましい。湾曲面を上方に凸とすれば、ファンからの空気の流れをガイド部材により確実に捕捉できる。また、湾曲面を下方に凸とすれば、ファンからの空気の流れをガイド部材により広く拡散させることができる。
ガイド部材は、上流側端部の幅に対し、下流側端部の幅を小さく形成することもできる。これにより、室内熱交換器においてファンからの空気が当たりやすい部位の流れの向きを有効に変換できる。
もちろん、上流側端部の幅に対し、下流側端部の幅を大きく形成することもできる。
また、ガイド部材に、その両面を貫通するスリットまたは孔を形成することも有効である。
ガイド部材は、ファンおよび室内熱交換器の下方に設けられたドレンパンにおいて、ファンの外周側であって、室内熱交換器の下部に対向する位置に設けることもできる。
本発明によれば、ガイド部材により、ファンから送り出された空気を、空気の当たりにくい室内熱交換器の下部に向けて導くことで、ファンから送り出されて室内熱交換器に当たる空気の流れの流速分布を平均化し、室内熱交換器の熱交換効率を向上するとともに、騒音を低減することが可能となる。
本実施の形態における空調用室内ユニットを備えた天井埋込型空気調和機の概略構成を示す図である。 第一の実施形態を示す図であり、空調用室内ユニットの断面図である。 空調用室内ユニットの要部を示す斜視断面図である。 第一の実施形態の変形例を示す図である。 整流部材による整流効果を示すための図である。 第二の実施形態を示す図であり、室内熱交換器に備えた整流部材の断面形状の複数例を示す図である。 第三の実施形態を示す図であり、空調用室内ユニットの要部を示す斜視断面図である。 第四の実施形態を示す図であり、空調用室内ユニットの要部を示す斜視断面図である。 第五の実施形態を示す図であり、空調用室内ユニットの要部を示す斜視断面図である。 第六の実施形態を示す図であり、空調用室内ユニットの要部を示す斜視断面図である。 第七の実施形態を示す図であり、空調用室内ユニットのドレンパンに設けた整流部材を示す斜視断面図である。 従来の空調用室内ユニットの断面図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
〔第一の実施形態〕
図1は、本実施の形態における空調用室内ユニットの概略構成を示すための図である。
図1において、天井埋込型空気調和機10は、空調用室内ユニット11と、空調用室外ユニット12と、冷媒配管13とを主な要素として構成されている。
空調用室外ユニット12は、冷媒を圧縮するための圧縮機(図示省略)と、冷媒と室外の空気と熱交換を行う室外熱交換器(図示省略)と、室外の空気を室外熱交換器(図示省略)に吹き付ける室外ファン16とを備えている。
冷媒配管13は、空調用室内ユニット11および空調用室外ユニット12の間で冷媒を循環できるように配置されている。
空調用室内ユニット11は、図1および図2に示すように、ケーシング17と、ケーシング17内に配置された、モータ(駆動部)18と、モータ18により回転されるターボファン(ファン)19と、室内の空気が流入する吸込口20と、空気を吸込口20からターボファン19に導くベルマウス21と、空気を加熱または冷却する室内熱交換器22と、空気を室内に流出させる吹出口23と、を主な要素として構成されている。
図2に示すように、ケーシング17は、鉄板からなる構造部17Aと、その外側に設けられた、発泡材などからなる断熱部17Bとを備えて構成されている。また、ケーシング17の上部は、略平面をなす天板24が形成されている。
ケーシング17の下部(図1において下方)には、図示しない化粧パネル25が設けられており、化粧パネルの中央部に吸込口20が形成され、外周部に吹出口23が形成されている。
天板24の略中央には、モータ18が、その主軸18aを略鉛直下方に向けるように固定され、主軸18aの端部には、ターボファン19が固定されている。
ターボファン19は、主軸18aに固定された主板26と、主板26に対向するシュラウド27と、主板26とシュラウド27との間に、羽根29が円環状に配置されている。
ベルマウス21は、ターボファン19の下方に配置され、ベルマウス21の下方に、室内空気の吸込口20が配置されている。ベルマウス21の上面には、モータ18や、吹出口23などを、制御等する電子機器30を納める電装箱31が設けられ、電装箱31は円環状に形成され、例えばベルマウス21の上面に配置されている。
ターボファン19の周囲には、室内熱交換器22が、全体として略四角形状に配置されている。室内熱交換器22は、フィン・アンド・チューブ方式で、チューブ内を流れる冷媒と、チューブの外表面およびチューブの外表面に接合されたフィンに接触する空気との間で、チューブ及びフィンを介して熱エネルギ交換を行う。
上記の構成からなる天井埋込型空気調和機10においては、図1に示すように、冷媒は、空調用室外ユニット12内の圧縮機(図示省略)により圧縮され、室外熱交換器(図示省略)において室外空気に熱が放出されて液化し、冷媒配管13を通り、空調用室内ユニット11に流入する。空調用室内ユニット11に流入した冷媒は、膨張弁(図示せず)により減圧され、室内熱交換器22に流入し、室内空気の熱を吸収して蒸発する。蒸発した冷媒は、冷媒配管13を通り、再び圧縮機(図示省略)に戻り圧縮される。
または、冷媒は、空調用室外ユニット12内の圧縮機(図示省略)により圧縮され、冷媒配管13を通って、空調用室内ユニット11の室内熱交換器22に流入して、室内空気に熱を放出して液化する。液化した冷媒は、膨張弁(図示せず)により減圧され、冷媒配管13を通って、空調用室外ユニット12の室外熱交換器(図示省略)に流入し、室外空気の熱を吸収し、蒸発する。蒸発した冷媒は、再び圧縮機(図示省略)に戻り、圧縮される。
空調用室内ユニット11においては、図2に示すように、室内の空気は、モータ18により回転駆動されるターボファン19の働きで、吸込口20から空調用室内ユニット11に流入する。吸込口20から流入した空気は、ベルマウス21により、ターボファン19内部に導かれ、主板26とシュラウド27との間の羽根29により昇圧される。つまり、羽根29により、そこを通過した空気にエネルギが与えられる。
このようにしてターボファン19により昇圧されることで、エネルギを高められて送り出された空気は、半径方向からターボファン19の回転方向へ偏向した方向へ送り出される。室内熱交換器22内部の冷媒と熱交換を行いながら、室内熱交換器22を通過する。
その後、室内熱交換器22を通り抜けて、その内部の冷媒と熱交換し、任意の温度に調節された空気は、吹出口23から室内に流出する。
さて、図3に示すように、上記のような室内熱交換器22の下部には、室内熱交換器22において空気中の水分が凝縮した水を受けるためのドレンパン40が設けられている。このドレンパン40は、ベルマウス21等と一体に形成することもできる。
ドレンパン40は、室内熱交換器22の底面22aを支持する支持面41aと、室内熱交換器22において空調用室内ユニット11の中心部側を向く内側表面22bに沿って立ち上がる内側立ち上がり壁41bと、室内熱交換器22において空調用室内ユニット11の外側を向く外側表面22cに沿って立ち上がる外側立ち上がり壁41cと、をからなる断面略U字状の溝部41を少なくとも有している。
このような空調用室内ユニット11において、室内熱交換器22の内側表面22b側には、ターボファン19から送り出される空気の流速分布を平均化するための、整流部材(ガイド部材)50Aが設けられている。
整流部材50Aは、ターボファン19から送り出される空気の流れの上流側に位置する上流側端部50aが、前記流れの下流側に位置する下流側端部50bに対し、上方に位置するよう、傾斜して設けられている。
本実施形態において、整流部材50Aは、室内熱交換器22の内側表面22bに対して直交する面内に位置する帯板状をなしている。なお、整流部材50Aにおける空気の捕捉効率を高めるため、図4に示すように、整流部材50Aを、室内熱交換器22の内側表面22bに対して、ターボファン19から送り出される空気の流れの上流側に向けて傾斜させても良い。
図5に示すように、このような整流部材50Aによれば、ターボファン19から送り出される空気が整流部材50Aに衝突すると、その流れの方向を下方(斜め下方)に向けて変換する。
これにより、ターボファン19のシュラウド27よりも下方に位置し、さらにドレンパン40の溝部41に収容された室内熱交換器22の下部に向けて、ターボファン19から送り出された空気の流れを導くことができる。これにより、室内熱交換器22の内側表面22b側において、これまで空気の流れが当たりにくかった室内熱交換器22のドレンパン40の近傍にも空気を導いてその流速を向上させ、ターボファン19から送り出される空気の流速分布を平均化して改善することができる。
その結果、室内熱交換器22における圧力損失を低下させて熱交換能力を向上させることができ、また空力騒音を低減することができる。しかも、簡易な構成の整流部材50Aを付加するのみで良いので、低コストで上記効果を得ることができる。
〔第二の実施形態〕
次に、本発明に係る空調用室内ユニットにおける整流部材の上記第一の実施形態に対する変形例を第二〜第六の実施形態として示す。
ここで、以下に示す各実施形態と上記第一の実施形態との差異は、整流部材のみであるため、以下においては整流部材の構成を中心に説明を行い、上記第一の実施形態と共通する構成についてはその説明を省略する。
図6(a)に示すように、本実施形態の空調用室内ユニット11における整流部材(ガイド部材)50Bは、整流部材50Bにおいて、ターボファン19に対向する側(空調用室内ユニット11の中心側)に位置する一辺を形成する端部に、空気の流れが衝突したときに流れの剥離を軽減するため、R(アール)部52が形成されている。
このR部52は、剥離を有効に軽減するために、その曲率半径rを、例えば2〜5mm程度とするのが好ましい。
このようなR部52は、図6(a)、(b)に示すように、帯板状の整流部材本体53の一辺に沿って断面水滴形状、または断面円形の棒状部材54を設けても良いし、図6(c)に示すように、整流部材50Bを、厚さ2r(r:R部52の曲率半径)の厚板状として、その端部を丸めることでR部52を形成しても良い。
このように先端にR部52を設けることで、ターボファン19から送り出された空気の流れが整流部材50Bに衝突するときに、流れが整流部材50Bから剥離するのを防ぐことができ、上記第一の実施形態における流速分布改善による効果が一層顕著なものとなる。
〔第三の実施形態〕
図7に示す整流部材(ガイド部材)50Cは、その断面形状を、上方に凸となる湾曲面55を下面に有したものとしている。
このような整流部材50Cによれば、その下面に、上方に凸となる湾曲面55が形成されているので、ターボファン19から送り出される空気の流れを捕捉しやすくなる。その結果、上記第一の実施形態における流速分布改善による効果が一層顕著なものとなる。
〔第四の実施形態〕
図8に示す整流部材(ガイド部材)50Dは、その断面形状を、下方に凸となる湾曲面55を下面に有したものとしている。
このような整流部材50Dによれば、その下面に、下方に凸となる湾曲面55が形成されているので、ターボファン19から送り出される空気の流れが湾曲面55に衝突したときに広く拡散する。これにより、室内熱交換器22の内側表面22bのドレンパン40側にも空気の流れを拡散することで流速分布を平均化することができる。その結果、上記第一の実施形態における流速分布改善による効果が一層顕著なものとなる。
〔第五の実施形態〕
図9(a)に示す整流部材(ガイド部材)50Eは、その幅(室内熱交換器22の内側表面22bからの突出寸法)wが、ターボファン19から送り出される空気の流れの上流側に位置する上流側端部50aから、前記流れの下流側に位置する下流側端部50bに向けて漸次小さくなる形状とされている。
このような整流部材50Eによれば、その幅が上流側端部50aに行くほど大きいので、ターボファン19から送り出される空気の流量が大きい部位において、その流れの向きを有効に変えることができる。その結果、上記第一の実施形態における流速分布改善による効果が一層顕著なものとなる。
なお、本実施形態とは逆に、図9(b)に示すように、整流部材50Eの幅wを、上流側端部50aから、前記流れの下流側に位置する下流側端部50bに向けて漸次大きくすることもできる。
さらには、上流側端部50aと下流側端部50bとの間の位置においてその幅wが最大となる形状とすることもできるし、事前に整流部材50Eを設けない状態で流速分布を測定し、流速の大きな部位ほど整流部材50Eの幅wを大きくすることも可能である。
〔第六の実施形態〕
図10に示す整流部材(ガイド部材)50Fは、上流側端部50aと下流側端部50bとの間において、室内熱交換器22の内側表面22bに近接する側に、整流部材50Eの両面を貫通するスリット56が形成されたものとなっている。
このような整流部材50Fによれば、上記第一の実施形態と同様の効果に加え、スリット56を通して、整流部材50Fの背面(ターボファン19から送り出される流れ方向において下流側の面)50c側に、ターボファン19から送り出される空気を送ることができ、この部分の室内熱交換器22を有効活用して熱交換を行える。
これにより、上記第一の実施形態と同様の効果に加え、さらに室内熱交換器22の全体の流速分布を均一化して、さらに有効な効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、整流部材50Fにスリット56を形成することで、整流部材50Fの背面側にも空気を送るようにしたが、スリット56の長さ・幅や数等は適宜変更することができ、また、スリット56に代えて、整流部材50Fを貫通する孔等を設けるようにしても良い。
ところで、上記第一〜第六の実施形態で示した構成は、適宜組み合わせて採用することが可能である。
〔第七の実施形態〕
本実施形態は、上記第一〜第六の実施形態で整流部材50A〜50Fとは別に、ドレンパン40の表面に整流部材(ガイド部材)60を設けるものである。整流部材60以外については、上記第一の実施形態と同様の構成であるので、整流部材60以外の構成についてはその説明を省略する。
図11に示すように、整流部材60は、ドレンパン40において、ターボファン19の外周側に設けられている。
整流部材60は、ターボファン19から送り出される空気の流れを、ドレンパン40の表面において、外周側の室内熱交換器22に向けて変換するものである。このため、整流部材60は、平面視した状態で、ターボファン19から送り出される空気の流れ方向に対し、外周側に傾斜して設けられている。このような整流部材60は、図11に示すように、外周側に向けて湾曲しても良いし、平板状としても良い。
また、整流部材60は、室内熱交換器22の全体にターボファン19から送り出される空気を分散させるため、ターボファン19の外周側において、その周方向に間隔を隔てて複数設けるのが好ましい。
上述したような整流部材60をドレンパン40の表面に設けることでも、上記第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記第七の実施形態に示した整流部材60は、上記第一〜第六の実施形態で示した整流部材50A〜50Fと組み合わせて設けても良いし、単独で設けても良い。
また、上記各実施形態において、整流部材50A〜50F、60以外の構成については何ら限定するものではなく、空調用室内ユニット11の他の部分の構成については適宜変更することが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
10…天井埋込型空気調和機、11…空調用室内ユニット、17…ケーシング、18…モータ、19…ターボファン(ファン)、20…吸込口、21…ベルマウス、22…室内熱交換器、22a…底面、22b…内側表面、40…ドレンパン、41…溝部、50A〜50F…整流部材(ガイド部材)、50a…上流側端部、50b…下流側端部、52…R部、55…湾曲面、56…スリット、60…整流部材(ガイド部材)

Claims (7)

  1. 空気を流入させる吸込口を有するケーシングと、
    前記ケーシング内の中央部に配置され、鉛直軸周りに回転することで、前記吸込口から吸込んだ空気を昇圧して外周側に送り出すファンと、
    前記ファンの外周側に設けられ、前記ファンにより送り出された前記空気を加熱または冷却する室内熱交換器と、
    前記室内熱交換器に対して前記ファンに対向する側に設けられ、前記ファンにより送り出された前記空気を前記室内熱交換器の下部に向けて導くガイド部材と、
    を備えていることを特徴とする空調用室内ユニット。
  2. 前記ガイド部材は、前記室内熱交換機において前記ファンに対向する側の表面に沿って設けられるとともに、前記ファンにより送り出された前記空気の流れの上流側に位置する上流側端部が、前記流れの下流側に位置する下流側端部よりも上方に位置するよう設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空調用室内ユニット。
  3. 前記ガイド部材において、前記ファンに対向する側の端部が、前記ファンにより送り出された前記空気の流れの剥離防止のため、R断面とされていることを特徴とする請求項2に記載の空調用室内ユニット。
  4. 前記ガイド部材が、上方または下方に凸となる湾曲面を下面に有していることを特徴とする請求項2または3に記載の空調用室内ユニット。
  5. 前記ガイド部材は、前記上流側端部の幅に対し、前記下流側端部の幅が小さく形成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載の空調用室内ユニット。
  6. 前記ガイド部材に、その両面を貫通するスリットまたは孔が形成されていることを特徴とする請求項2から5のいずれか一項に記載の空調用室内ユニット。
  7. 前記ファンおよび前記室内熱交換器の下方にドレンパンが設けられ、
    前記ガイド部材は、前記ドレンパンにおいて、前記ファンの外周側であって、前記室内熱交換器の下部に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の空調用室内ユニット。
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