JP3212010B2 - 枠体付きパネルおよびその製法 - Google Patents

枠体付きパネルおよびその製法

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JP3212010B2
JP3212010B2 JP31980194A JP31980194A JP3212010B2 JP 3212010 B2 JP3212010 B2 JP 3212010B2 JP 31980194 A JP31980194 A JP 31980194A JP 31980194 A JP31980194 A JP 31980194A JP 3212010 B2 JP3212010 B2 JP 3212010B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル、ことに無機質
ならびに有機質のガラス板状体、例えば平板状または曲
げ板状を有する生あるいは強化された単板、合せあるい
は複層ガラスなどのパネルに、押出成形によって枠体を
成形一体化する際における枠体成形開始部と終末部の両
端部分間の仕上げに係わる枠体付きパネルおよびその製
に関する。
【0002】本発明は、建築用ならびに車輌用等種々の
窓部材あるいは扉部材等に採用し得る有用な枠体付きパ
ネルおよびその製法を提供するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、例えば車輌用窓ガラスのようなパ
ネルの周縁部に、枠体を一体的に押出成形する手段で装
着する方法としては、例えば本出願人が既に出願した特
開平4-261822号公報に記載した枠体付きパネルの製造方
法及び製造装置などを提案している。また一方では特開
平3-193643号公報に記載されたガラス板、ガラス板の製
造方法及びこの方法を実施する装置などが提案されてい
る。
【0004】しかしながら、パネルの周縁部の全周に一
周連続して枠体をダイスの厚み分でもって、充分に安定
確実に生産性よく成形することは必ずしも容易ではな
く、例えば、後処理としてスポット的に成形するなどに
よって繋ぎ加工を行うこととなって、部分的成形でもパ
ネル全体を操作する必要が生じ容易ではない。
【0005】例えば特開平3-193643号公報には、特に自
動車のための、窓開口部のフレームに直接接着されるよ
うになっているガラス板であって、パネルに対面するガ
ラスの表面上に適当な重合体を押出すことにより、重合
体に突出部がもたらされ、ガラス板を固定させる接着剤
の固まる間保護及び中心合わせ部材として用いられる外
郭フレームが設けられているガラス板において、その周
縁に沿って置かれた外郭フレームの保護及び中心合わせ
突出部が、ガラス板から突出するリップであり、このリ
ップはガラスの表面に実質的に平行であり、またガラス
板が取付けられた時ガラス板の縁に平行な開口部パネル
に当接するガラス板であることが記載されている。
【0006】さらに上記ガラス板を製造する方法とし
て、成形押出しノズルがガラス板の縁上に置かれガラス
板に沿って動かされ、またガラス板に重合体が規則正し
く供給され、続いてその流れを停止しそしてノズルがそ
の出発位置にほぼ到達するとガラス板から離れるように
動き、押出しのために、ガラス板の周縁から突出するリ
ップが何らの支持体なしに所定位置に保持されるような
粘性と揺変性を持った重合体が用いられること、またさ
らに押出された外郭の始端と終端との間の変移領域が、
所定大きさの工具によってまっすぐにされ又は調整され
ること、ならびに薄いフイルムで表面を養生すること等
が開示されている。
【0007】また例えば、本出願人が既に出願した特開
平4-261822号公報には、枠体付きパネルの製造方法及び
製造装置について記載しており、パネルの周縁部に枠体
を装着してなる枠体付きパネルを製造する方法にあって
は、押出し成形用ダイ装置の口金に形成された押出口に
対し、その側方開口部からパネルの周縁部の一部分を差
し込んで、そのパネルの周縁部と口金の押出口との間に
枠体の断面形状に対応する成形空間を構成し、次に前記
ダイ装置の材料給送路から給送される枠体材料を成形空
間を経て押出口から押出しながら、パネルとダイ装置と
をパネル周縁部に沿って相対的に移動させることで、パ
ネルの周縁部に沿って連結する均一断面の枠体を形成す
ると同時にパネル周縁部に枠体を接合して一体化するこ
とを提案している。
【0008】さらに例えば、本出願人が既に出願した特
開平6-126804号公報では、ガラスプレート等の物品の周
縁表面に合成樹脂物品を形成するため、成形枠体の始発
部と最終部を一体化する繋ぎ成形となるよう押出成形が
できる方法について記載しており、ことにパネルとダイ
装置とをパネル周縁部に沿って相対的に移動する中で、
該移動中前記成形空間を3次元的に閉塞している押出口
と対応する反対側の閉塞部を、前記移動開始部に到る
際、閉塞部を開口するとともに、移動開始部の成形され
た枠体の先端を挿通することで3次元的に閉塞し、前記
成形空間に続いて枠体材料を供給し、移動開始部の枠体
と一体化することを提案している。
【0009】またさらに例えば、特開平6-278186号公報
では、枠体付きパネルの製造法について記載しており、
枠体材料を押出口から押出しながら、パネルとダイ装置
とをパネル周縁部に沿って相対的に移動する中で、移動
の終末部または/および開始部に、パネル周縁部と同一
状断面形状をなして該周縁部と連続しかつ周縁部から離
れるようにした周縁部であって枠体が連続成形できるカ
セットを、周縁部に着脱自在にセットし、枠体を一体成
形した後、カセットを取り外すとともに離脱したカセッ
ト部の成形枠体をパネル周縁部に取り付け、接着または
/および融着仕上げをすることを提案している。
【0010】他に例えば、特開昭62-286827 号公報に
は、板ガラスの端部に、成形された鋸歯状突起を設けた
仕上げ面を接着固定して、これに連結される帯状の押し
込み型の異形材のU字状断面に、仕上げ面に対応する溝
形状の成形部を形成し、異形材を押し込み係合すること
が記載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする問題点】前述したように、例
えば特開平3-193643号公報に記載のガラス板、ガラス板
の製造方法およびこの方法を実施する装置では、成形押
出しノズルを動かし、単にガラス裏面の表面上のみに、
ガラス板の周縁から突出するリップが何らの支持体なし
に所定位置に保持されるような粘性と揺変性を持った重
合体を用い、しかもノズルがその出発位置にほぼ到達す
るとガラス板から離れるように動かすものであって、ノ
ズルの構成が単純ですむわりには調整がスムーズではな
く、結果として、押出された外郭の始端と終端との間の
変移領域を所定大きさの工具によってまっすぐにする調
整が必要であり、さらに薄いフイルムで表面を養生する
こと等が必要となるものであって、外視されるような品
位にはなり難いものである。
【0012】また一方、例えば本出願人が既に出願した
特開平4-261822号公報では、パネルの周縁部に枠体を押
出し法で一体成形する際において、その一体成形した枠
体付きパネルを効率的かつ確実に押出成形するための手
段およびその装置について開示したものであり、パネル
の周縁部全周に枠体を設ける際には、成形枠体の開始部
と終末部の間における部分において、例えば仕上げ作業
等別途何らかの手段を施すことが必要である。
【0013】さらに、例えば本出願人が既に出願した特
願平6-126804号公報では、成形枠体の始発部と最終部を
一体化した繋ぎ成形となるよう押出成形する際におい
て、パネルとダイ装置とをパネル周縁部に沿って相対的
に移動する中で、該移動中前記成形空間を3次元的に閉
塞している押出口と対応する反対側の閉塞部を、前記移
動開始部に到る際、閉塞部を開口するとともに、移動開
始部の成形された枠体の先端を挿通することで3次元的
に閉塞し、続いて成形空間に枠体材料を供給し、移動開
始部の枠体と一体化するのであるので、ことにパネルの
周縁部全周に枠体を装備する際には有効であるものの、
より速いタクトの要求に対してはその制御が微妙になっ
て高度の技術と充分な経験を必要とするものである。
【0014】またさらに、例えば本出願人が既に出願し
た特開平6-278186号公報では、カセットという補助手段
を用いて行うため、カセット部分の成形枠体を接着する
ことが必要であるが、押出成形によって枠体を成形一体
化する際における枠体成形開始部と終末部の両端部分間
の仕上げには充分改善した強力な手段である。しかしよ
り複雑な枠体の形状や枠体に必要とする各種機能の達成
やその仕上げには、充分安定確実に生産性よくなし得る
ものとは必ずしも言い難く、カセット方式に代わる何ら
かの仕上げ手段を用意しておくことを必要とするもので
ある。
【0015】
【問題点を解決するための手段】本発明は、従来のかか
る問題点に鑑みてなしたものであって、押出成形によっ
て枠体をパネル周縁部に成形一体化する枠体の多様化に
対応すべく、例え枠体が形状変化しても、所期の枠体付
きパネルを押出成形によって製造する際、成形枠体の成
形開始部と成形終末部の間に未成形部を設け、該未成形
部において金属体とパネル周縁部の少なくとも一部とを
接合固着せしめて枠体部材を既に成形した枠体と整合す
るよう繋ぎ接合し仕上げるようにしたことで、既に成形
済の枠体との整合性に自在性ができ、同様な均一状断面
で高品位である枠体を簡単に確実に仕上げることができ
るようになり、しかも高表面性で寸法精度がよいものと
なり、さらに終末部あるいは終末部と開始部における接
着強度が向上し、シワや浮上り等の発生を防止すること
ができ、格段の仕上がりとなり、しかも簡単で効率的な
取付けができるようになり、建築用窓材または扉等はも
ちろん、自動車用窓材などに充分採用し得る有用な枠体
付きパネルおよびその製造法を提供するものである。
【0016】すなわち、本発明は、周縁が直線部とコー
ナー曲線部から成るパネルの周縁表面と端面を含む周縁
部に、枠体を押出成形によって形成した枠体付きパネル
において、押出成形の成形開始部と成形終末部との間に
設けた枠体の未成形部に、別途成形した枠体部材を、パ
ネルの周縁部に接合固着せしめた金属体を介して固着せ
しめ、該枠体部材の両端を枠体の成形開始部および成形
終末部に繋げてあることを特徴とする枠体付きパネル。
【0017】さらに、前述の枠体付パネルにおいて、別
途成形した枠体部材は、金属体を包み込むようにした部
材であること、また、別途成形した枠体部材は、金属体
を備え、別途押出成形し切り出したリップ付き部材であ
り、該枠体部材は、黒枠を周辺部に施したガラス板状体
の未成形部の黒枠上に接合固着されていること、また、
別途成形した枠体部材は、金属体を備え、かつ車体の支
持部に嵌合せしめるための凹部を設け、別途押出成形し
切り出した部材であり、該枠体部材は、ガラス板状体の
周縁部の未成形部の裏面に接合固着されていることを特
徴とする枠体付きパネル。 さらにまた、金属体とパネル
とを固着せしめる接着剤が、エポキシ変性シリコ ン系で
あることを特徴とする枠体付きパネルである。
【0018】また、周縁が直線部とコーナー曲線部から
成るパネルの周縁表面と端面を含む周縁部に、枠体付き
パネルを押出成形によって製造する方法において、枠体
の成形開始部と成形終末部との間に未成形部を設けるよ
うに押出成形し、該未成形部のパネル周縁部に別途成形
した枠体部材を金属体を介して固着せしめることを特徴
とする枠体付きパネルの製法。
【0019】さらに、別途成形した枠体部材は、パネル
周縁部に接合固着せしめる金属体を備える部材であるこ
とを特徴とする枠体付きパネルの製法である。
【0020】ここで、前記したように、成形枠体の成形
開始部と成形終末部の間に未成形部を設け、金属体とパ
ネル周縁部の少なくとも一部とを接合固着せしめて前記
未成形部を既に成形した枠体と整合するよう仕上げるこ
ととしたのは、未成形部にセットする別途成形した枠体
部材(モールピース)のセット操作がスムーズにでき、
しかもパネルと枠体との後付けより、特にガラス体と金
属体との接着は強力なものとでき、かつ枠体材料と金属
体との接着も力強いものとでき、該枠体部材と連続押出
成形した前記終末部と前記開始部の接合を併せても全体
として密着力アップに繋がることとなるためである。
【0021】さらに、既に成形済の枠体との整合性に自
在性ができ、同様な均一状断面で高品位である枠体を簡
単に仕上げることができるようになり、しかも高表面性
で寸法精度がよいものとなり、さらに終末部あるいは終
末部と開始部における接着強度が向上し、シワや浮上り
等の発生を防止することができ、格段の仕上がりとな
り、しかも簡単で効率的な取付けができ、高い信頼性を
確保できるようになって枠体の多様化に答えることがで
きることとなる。
【0022】また、前記した枠体ならびに枠体部材の材
料としては、種々のゴムあるいは樹脂有機重合体、なが
でも塩化ビニル系樹脂等である。さらに枠体部材は射出
成形品あるいは押出成形品のカット等によって得ること
ができる。
【0023】また、前記金属体としては、ステンレス
鋼、なかでもSUS430等が好ましいものである。また、前
記金属体とガラスとを接合固着せしめる接着剤として
は、エポキシ変性シリコン系の接着剤が好ましいもので
ある。他に例えば変性アクリル系接着剤、変性エポキシ
系接着剤等が挙げられる。
【0024】また、前記枠体部材を例えばガラス面ある
いはガラス面と金属体面との接合時には、プライマーと
しての接着剤を塗布した後接合を行うことが好ましく、
接着剤としては PES(ポリエーテルスルホンサン)等が
挙げられる。
【0025】
【作用】上述したとおり、本発明の枠体付きパネルの製
造法によれば、パネル周縁部の枠体成形開始部と成形終
末部の間に枠体未成形部を設け、別途成形した枠体部材
を金属体を介して該未成形部分に接合し固着するように
し、成形開始部と成形終末部の枠体と該枠体部材が整合
し一体的に繋ぎ仕上げるようにすることで、パネルの破
損やキズはもちろん枠体のシワや浮上り等の発生を気に
することなく仕上げ作業ができ、優れた表面性で見栄え
の向上が図れ、さらに均一状断面で全体寸法も精度よく
でき、接着強度も向上する等、効率的かつ確実に仕上げ
作業ができることとなる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって具
体的に説明する。ただし本発明は係る実施例に限定され
るものではない。
【0027】実施例1 図1は、本発明の枠体付きパネルの製法において、金属
体を備えた枠体部材をガラス板状体周縁部の未成形部に
接合する方法の一実施例を示す斜視図である。
【0028】図1に示すように、本実施例における枠体
付きパネルは枠体付き自動車用窓ガラス1であって、モ
ールである枠体4がパネルであるガラス板状体2(ウイ
ンドガラスともいう)の周縁部3に沿って周縁部の成形
開始部5と成形終末部6の間の未成形部9を除き連続す
る均一状の断面に形成されており、車体に取り付けた際
にシール性、空力特性あるいは意匠性に優れるものとな
る。また枠体付き自動車用窓ガラスの未成形部9にお
いて、前記ガラス板状体2の周縁部3に接合する前の状
態にある金属体8を備えた枠体部材7(モールピースと
もいう)を示すものである。
【0029】先ず、図1に示した金属体を備えた枠体部
材を、図2の部分拡大した側断面図で示すような射出成
形用の金型を用い、別途成形した。上型10と下型11なら
びに枠体材料の注入口12等からなる前記射出成形用の金
型において、上型10と下型11を開き、本実施例に用いる
ガラス板状体2と同形の仮ガラス板状体2’を下型11上
で左右方向に抜き差し自在にスライドするように載置し
た状態にした。
【0030】次いで、図3は、図1に示した金属体を備
えた枠体部材に用いる金属体の一例を斜視図で示したも
のであって、略コ字状形状である金属体8は厚みが約1m
m 程度のSUS430を用いた。
【0031】次に、図4は、図2において仮ガラス板状
体をスライドし、図3に示す金属体を仮ガラス板状体周
縁部に嵌合した後、金型内にセットし、型締めした状態
を部分拡大して示す側断面図である。
【0032】仮ガラス板状体2’を金型の枠体部材7の
成形空間13側方向にスライドさせ、仮ガラス板状体2’
の周縁部に離型フイルム14を被せて金属体8を嵌合し、
前記未成形部に接合した際と同様の枠体形状になるよう
金型内にセットし、上下型10、11を型締めすることで枠
体部材用の成形空間13を形成した。なお、離型フイルム
は金属体部分はもちろん図のように枠体材料が及ぶ部分
ならびに上下型10と11とガラス面の間の一部分にまで到
るようにした。
【0033】図5は、図4に示す状態にある金型内の成
形空間13に枠体材料を射出注入し、金属体8を備えた枠
体部材7の成形状態を部分拡大して示す側断面図であ
る。なお、枠体材料としては塩化ビニル樹脂(PVC)を用
いた。
【0034】図6は、図5に示す状態から型出し、離型
フイルム14とともに仮ガラス板状体2’を除去して完成
した金属体8を備えた枠体部材7であって、図1に示し
た金属体を備えた枠体部材7の側断面図である。
【0035】図7は、図1に示した状態から図6に示す
金属体を備えた枠体部材7をパネル周縁部の未成形部に
接合した状態を接着層を省略して部分拡大して示す側断
面図である。図8は、図7に示した状態において、円印
内の部分を部分拡大し接合固着した状態を示す説明図で
あって、ガラス板状体(フロートガラス)2と金属体
(SUS430)8との接着にはエポキシ変性シリコーン系接
着剤(接着層15)を用い、金属体(SUS430)8と枠体
(塩ビ)7との接着にはPES (接着層16)を用いた。
【0036】その結果、図9に部分拡大した斜視図で示
すように、図7に示した接合固着完了後でも、接合繋ぎ
部17がほとんど判別できないように良好なものであっ
た。なお、接合面となる部分はプライマ処理をした。ま
た熱可塑性エラストマーである塩ビ系がより好ましい枠
体材料であるが、ウレタン系等の合成樹脂またはゴム等
でもよい。
【0037】次に、上記したように構成する枠体付き自
動車窓ガラスの枠体4に係わる製造装置およびその方
法について以下に説明する。図1に示すような枠体4付
き自動車窓ガラスの製造を実施するにあたり主要装置
としては、図示してないが、押出成形機の前端に組付け
るダイ装置と、該ダイ装置の側方に配置したパネル保持
装置と、該パネル保持装置を回転可能に組付ける回転台
と、該回転台を旋回可能に組付ける旋回装置と、該旋回
装置を昇降可能に組付ける支持台、該支持台に組付ける
移動装置ならびに前記パネル保持装置を傾動可能にする
傾動装置等から成る。
【0038】さらに、図示していないが、製造装置全体
としては上記した以外に、例えば前記パネル保持装置に
対するパネル投入装置、パネル取出し装置、パネル投入
装置に対するパネル供給用受棚装置、ならびに前記パネ
ル取出し装置に対するパネル搬出用受棚装置等を備えて
用いる。
【0039】また、さらに、前記押出成形機のダイ装置
には、押出成形機の先端部に固定バーによってダイ本体
が取付けられている。該ダイ本体には一端部がジョイン
トパイプによって押出成形機の材料流路に連通し、他端
部がダイ本体の前端面に凹設された出口に開口し口金の
押出口に連通する材料給送路、該材料給送路でもあるキ
ャビティ空間を内部に形成している。
【0040】ダイ本体の側面にはガラス板状体の周縁部
が差込まれた状態で該ガラスを移動案内する案内溝が凹
設されており、その案内溝の溝面には例えば弾性圧縮可
能なゴム材より成る保護層を設けている。
【0041】ダイ本体の前端面には口金が例えば所定数
のボルト等によって着脱交換可能に定着されている。前
記口金には前記材料給送路の出口に連通する押出口が貫
設され、該押出口を口金の側方に開口してガラス板状体
の周縁部の一部が押出口に差込み可能な側方開口部を形
成している。そして前記側方開口部から押出口に差込ま
れるガラス板状体の周縁部と口金の押出口の周壁面によ
って枠体4の断面形状に対応する成形空間を構成してい
る。なお前記口金の側方開口部の対向面には、例えば弾
性圧縮可能なゴム材よりなる保護片を設けている。
【0042】次いで、前記ダイ装置の側方に配置され前
記ガラス板状体を載持するパネル保持装置は、前記ガラ
ス板状体の周縁部の差込みあるいは引出し等にあたって
前記移動装置によって移動する。該移動装置は、フロア
に固定した基台上に、スライドテーブルをレールに沿っ
て摺動可能に組付け、該スライドテーブルはスライド用
モータを駆動源とする送りねじの正逆回転によって進退
動するもので、スライドテーブルの下面には前記送りね
じに対するナットを設けている。
【0043】なお、前記旋回装置は第1旋回アームおよ
び第2旋回アームによって自在に旋回するようになって
いる。また、傾動装置によって前後および左右方向に傾
動可能にして前記ガラス板状体の位置決めを確かなもの
としている。
【0044】次に、上述したように構成した各装置を用
いて実施した製造法について説明する。先ず、予め大き
さ約1350mmx950mm 程度で板厚約3.5mm 程度の曲げ成形
したフロートガラスである前記ガラス板状体周縁の枠体
(モールディング)を施す表裏両面および端面を含む周
縁部をプライマで処理し、該プライマ処理したガラス板
状体を前記パネル投入装置によって前記パネル保持装置
の保持部材に対して所定の向き、すなわち該プライマ処
理したガラス板状体周縁がダイ装置に対向する向きとな
るように、前記保持部材の各アーム上に配設した吸引カ
ップ上に載置する。なお前記移動装置のスライドテーブ
ルは予め後方位置まで後退しておいた。
【0045】次いで、上記の載置した前記プライマ処理
ガラス板状体は前記各吸引カップに吸着し投入を完了す
る。さらに次いで、前記ダイ装置の口金の側方開口部に
対向する側の吸着した前記プライマ処理ガラス板状体周
縁部が常に水平となるように、傾動ならびに昇降自在に
調整しつつ、前記プライマ処理ガラス板状体周縁部を前
記口金の側方開口部から該口金の押出口内に所期の一定
量だけ差込み、該プライマ処理ガラス板状体の周縁部と
該口金の押出口の内周壁との間に枠体の断面形状に対応
する前記成形空間を構成するようセットした。
【0046】構成後、前記ダイ装置の材料給送路に枠体
材料である塩ビ系樹脂を供給し、該樹脂を前記キャビテ
ィ空間ならびに成形空間を経て前記押出口から押出す。
【0047】しかして、ガラス板状体周縁部の押出成形
開始部および終末部の間に、枠体と同形の軽量で耐熱性
樹脂製カセツトをセツトしてから押出成形を開始し、カ
セットまで辿り着いた時に押出成形を完了し、カセット
を取り除きバリ等の処理をし、枠体の成形と未成形部を
同時に形成した。
【0048】なお枠体を成形する部分には、例えば型内
に離型剤等を塗布しておくとよいことは言うまでもな
い。またなお、以上の一連の作業でもって、前記ガラス
板状体周縁部に沿って、種々のカセツトを用い、ガラス
板状体の一部を除く周縁に連裝し所期の均一状断面形状
の枠体を固着一体化押出成形した時点で、前記したダイ
本体と口金の型部下側部分を下側へ下げることで型開き
をし、前記移動装置のスライドテーブルを後方位置まで
後退して枠体の押出成形を完了した。さらに前記型開き
した部分は型締めして次回に備えた。またなお、相対的
移動速度等の制御については、例えば3次元ティーチン
グ法あるいはオフラインティーチング法等でもよいもの
である。
【0049】得られた枠体付き自動車用窓ガラスは、
例えば図1から図9に示すように、枠体を設けた外観の
完成品となって、ガラス板状体における破損やキズの発
現等のトラブルがないことはもとより、成形した枠体で
の表面シワやキズ等の発現もなく優れた表面性で高品位
となり、さらに枠体の形状も均一状断面を呈し見栄えも
よく、枠体付き自動車用窓ガラス全体等の寸法精度も
よいものであり、枠体部材(モールピース)7の接合部
ならびに繋ぎ部において接着強度(kgf /cm2)が格段
に向上した等、所期のものを効率よく確実に得ることが
できた。
【0050】実施例2 図10は、本発明の他の実施例であって、別途押出成形し
切り出した金属体8を備えたリップ19付き枠体部材7
を、黒枠18を周辺部3に施したガラス板状体2の未成形
部9の黒枠上に接合固着した状態を部分拡大して示す側
断面図である。
【0051】図1に示すような未成形部を備えるもの
の、図10に示す枠体部材7と外面同形で金属体がない側
断面形状を有する枠体(図示せず)を、ガラス板状体の
裏面側の黒枠18に備えた枠体付き自動車用窓ガラス
場合であって、実施例1と同様にして、図10に示す金属
体8を備えた枠体部材7を接着剤により未成形部に接合
し繋いで完成する。
【0052】得られた枠体付き自動車用窓ガラスは実
施例1と同様なものとなり、所期のめざす格段なものを
効率よく確実に得ることができた。 実施例3 図11は、また本発明の他の実施例であって、別途押出成
形し切り出した金属体8を備えかつ車体等の支持部に嵌
合せしめるための凹部20を設けた枠体部材7をガラス板
状体2の周縁部3の未成形部9の裏面に接合固着した状
態を部分拡大して示す側断面図である。
【0053】図1に示すような未成形部9を備えるもの
の、図11に示す枠体部材7と外面同形で金属体がない側
断面形状を有する枠体(図示せず)を、ガラス板状体2
の裏面に備えた枠体付き自動車用窓ガラスの場合であ
って、実施例1と同様にして、図10に示す枠体部材7を
未成形部に接合し繋いで完成する。
【0054】得られた枠体付き自動車用窓ガラスは実
施例1と同様なものとなり、特に枠体部材(モールピー
ス)7の接合部ならびに繋ぎ部において引張による接着
強度が約40kgf /cm2 程度となり、金属体を用いない場
合の約2乃至5程度と格段に向上し、所期のめざす格段
なものを効率よく確実に得ることができた。
【0055】実施例4 さらに、未成形部 の所定位置に予め金属体を固着し、次
いで別途押出成形し切断処理した枠体部材を、既に一体
化した樹脂からなる枠体と面するよう未成形部に埋め込
み繋ぎ接合することを実施した。その結果、前記各実施
例と同様の結果を得ることができた。
【0056】実施例5 また、さらに、未成形部の所定位置に予め金属体を固着
し、次いで該未成形部に部分射出注入成形を実施した。
その結果、前記各実施例と同様の結果を得ることができ
た。
【0057】
【発明の効果】以上前述したように、本発明によれば、
曲げ成形パネル等各種パネルを特異にセットし、複雑な
断面形状を有するような枠体を全周に設けようとする
際、ことにパネルの周縁部の周縁に未成形部を設け、該
未成形部で金属体を介して枠体部材を適宜接合繋ぎで固
着連続化するようにすることで、より効率的で、シワや
浮上りがなく高品位であってしかも強度アップでき、か
つ均一状断面で全体寸法等を精度よく確実に安定して製
造できて取り付けられ、建築用の窓あるいは扉等をはじ
め、自動車用窓等にとくに有用な枠体付きパネルの製法
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の枠体付きパネルの製法において、金属
体を備えた枠体部材をガラス板状体周縁部の未成形部に
接合する前の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示した金属体を備えた枠体部材を別途成
形するための射出成形用の金型を部分拡大して示す側断
面図である。
【図3】図1に示した金属体を備えた枠体部材に用いる
金属体の一例を示す斜視図である。
【図4】図2において仮ガラス板状体をスライドし、図
3に示す金属体を仮ガラス板状体周縁部に嵌合した後、
金型内にセットし、型締めした状態を部分拡大して示す
側断面図である。
【図5】図4に示す状態において、金型内の成形空間に
枠体材料を射出注入し、金属体を備えた枠体部材の成形
状態を部分拡大して示す側断面図である。
【図6】図5に示す状態から型出し仮ガラス板状体を除
去し完成した、図1に示した金属体を備えた枠体部材を
示す側断面図である。
【図7】図1に示した状態から図6に示す金属体を備え
た枠体部材をパネル周縁部の未成形部に接合した状態を
部分拡大して示す側断面図である。
【図8】図7に示した状態において、円印内の部分を部
分拡大し接合固着した状態を示す説明図である。
【図9】図7に示した接合固着完了後、接合繋ぎ部の状
態を示す部分拡大した斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例であって、別途押出成形
した金属体を備えたリップ付き枠体部材を、黒枠を周辺
部に施したガラス板状体の未成形部の黒枠上に接合固着
した状態を部分拡大して示す側断面図である。
【図11】本発明の他の実施例であって、別途押出成形
した金属体を備えた凹部を設けた枠体部材を、ガラス板
状体周縁部の未成形部裏面に接合固着した状態を部分拡
大して示す側断面図である。
【符号の説明】 枠体付き自動車用窓ガラス 2 ガラス板状体 2’仮ガラス板状体 3 周縁部 4 枠体 5 成形開始部 6 成形終末部 7 枠体部材 8 金属体 9 未成形部 10 上型 11 下型 12 注入口 13 成形空間 14 離型フイルム 15 接着層 16 接着層 17 接合繋ぎ部 18 黒枠 19 リップ 20 凹部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B29K 27:06 B29K 27:06 B29L 31:10 B29L 31:10 31:30 31:30 (72)発明者 中田 邦雄 三重県松阪市大口町1510 セントラル硝 子株式会社 硝子研究所内 (56)参考文献 特開 平4−261822(JP,A) 特開 昭58−113482(JP,A) 特開 平6−191269(JP,A) 特開 平6−278186(JP,A) 特開 平6−126804(JP,A) 特開 平3−193643(JP,A) 特開 平6−134835(JP,A) 特開 昭62−286827(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周縁が直線部とコーナー曲線部から成るパ
    ネルの周縁表面と端面を含む周縁部に、枠体を押出成形
    によって形成した枠体付きパネルにおいて、押出成形の
    成形開始部と成形終末部との間に設けた枠体の未成形部
    に、別途成形した枠体部材を、パネルの周縁部に接合固
    着せしめた金属体を介して固着せしめ、該枠体部材の両
    端を枠体の成形開始部および成形終末部に繋げてあるこ
    とを特徴とする枠体付きパネル。
  2. 【請求項2】別途成形した枠体部材は、金属体を包み込
    むようにした部材であることを特徴とする請求項1記載
    の枠体付きパネル。
  3. 【請求項3】別途成形した枠体部材は、金属体を備え、
    別途押出成形し切り出したリップ付き部材であり、該枠
    体部材は、黒枠を周辺部に施したガラス板状体の未成形
    部の黒枠上に接合固着されていることを特徴とする請求
    項1に記載の枠体付きパネル。
  4. 【請求項4】別途成形した枠体部材は、金属体を備え、
    かつ車体の支持部に嵌合せしめるための凹部を設け、別
    途押出成形し切り出した部材であり、該枠体部材は、ガ
    ラス板状体の周縁部の未成形部の裏面に接合固着されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の枠体付きパネ
    ル。
  5. 【請求項5】金属体とパネルとを接合固着せしめる接着
    剤が、エポキシ変性シリコン系であることを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の枠体付きパネル。
  6. 【請求項6】周縁が直線部とコーナー曲線部から成るパ
    ネルの周縁表面と端面を含む周縁部に、枠体付きパネル
    を押出成形によって製造する方法において、枠体の成形
    開始部と成形終末部との間に未成形部を設けるように押
    出成形し、該未成形部のパネル周縁部に別途成形した枠
    体部材を金属体を介して固着せしめることを特徴とする
    枠体付きパネルの製法。
  7. 【請求項7】別途成形した枠体部材は、パネル周縁部に
    接合固着せしめる金属体を備える部材であることを特徴
    とする請求項6に記載の枠体付きパネルの製法
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