JP3348082B2 - 枠体付きパネルの製造方法 - Google Patents

枠体付きパネルの製造方法

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JP3348082B2
JP3348082B2 JP2000254278A JP2000254278A JP3348082B2 JP 3348082 B2 JP3348082 B2 JP 3348082B2 JP 2000254278 A JP2000254278 A JP 2000254278A JP 2000254278 A JP2000254278 A JP 2000254278A JP 3348082 B2 JP3348082 B2 JP 3348082B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は枠体付きパネルの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用ウインドガラスのようなパ
ネルの周縁部に装着される枠体(シール体とか、モール
ディングとか、ウエザーストリップとか、ガスケットと
か、ファスナーとかで呼ばれている)は、合成樹脂、ゴ
ム等によって一直線上に押出成形されるものがある。そ
して、直線上に押出成形された枠体は、パネルの各コー
ナ部において屈曲されながらパネルの周縁部に嵌込まれ
て接着される。前記したように枠体が一直線上に押出成
形されるものにあっては、パネルの周縁部に対し枠体を
嵌込んで接着する作業に多くの手間を必要とするばかり
でなく、パネルのコーナ部やその近傍において、枠体に
「しわ」や「浮上り」が生じ、見栄えが損なわれるとい
う問題点があった。
【0003】パネルの周縁部に対し、枠体を装着する煩
しさを解消すために、例えば特開昭63−15716号
公報に開示されたものが知られている。これにおいて
は、射出成形用の一対の金型内にパネルをセットした
後、両金型を型締めする。そして、両金型内において、
パネルの周縁部に形成されたキャビティに樹脂、ゴム等
の枠体材料を射出することで、パネルの周縁部に枠体が
形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出成形に
あっては、特にパネルが大型化した場合に、その金型の
製作費が多大となり、コスト高となる。また、一対の金
型内にパネルをセットし、型締めするときに、その両金
型の型締めによる圧力がパネルに作用し、そのパネルが
破損される場合がある。さらに、破損されたパネルによ
って金型の型面が損傷され、枠体の表面に凹凸の傷とな
って現われ、不良品となる等の問題点があった。
【0005】この発明の目的は、上記した従来の問題点
に鑑み、パネルの周縁部に対する枠体の嵌込み作業を解
消し、かつパネルのコーナ部やその近傍における枠体の
「しわ」や「浮上り」の発生を防止することができる
体付きパネルを容易かつ安価に製造することができる枠
体付きパネルの製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した従来の問題点を
解決するために、この発明の請求項1に係る枠体付きパ
ネルの製造方法は、パネルとダイ装置とを相対的に移動
させながら、枠体を押出成形すると同時に前記パネル周
縁部に前記枠体を一体化することによって枠体付きパネ
ルを製造する方法であって、前記パネルは、その平面視
において、外周縁の一部に曲線状部を有し、前記パネル
と前記ダイ装置とを相対的に移動させる際、前記パネル
の曲線状部に対応した旋回移動を行い、しかも、前記パ
ネルのパネル面は、横断面において曲面をなし、前記パ
ネルと前記ダイ装置とを相対的に移動させる際、前記パ
ネルのパネル面の曲面に対応した傾動移動を行うことを
特徴とする。
【0007】また、請求項2に係る枠体付きパネルの製
造方法は、パネルとダイ装置とを相対的に移動させなが
ら、枠体を押出成形すると同時に前記パネル周縁部に前
記枠体を一体化することによって枠体付きパネルを製造
する方法であって、前記パネルは、その平面視におい
て、外周縁の一部に曲線状部を有し、前記パネルと前記
ダイ装置とを相対的に移動させる際、前記パネルの曲線
状部に対応した旋回移動を行い、前記パネルの周縁部に
対し前記枠体の長手方向の両端部を所定距離を隔てて形
成し、その後、前記枠体の長手方向の端部において、同
枠体に形成された形状不安定部分を削除することを特徴
とする。請求項3に係る枠体付きパネルの製造方法は、
請求項2に記載の枠体付きパネルの製造方法であって、
形状不安定部分の削除は、枠体の長手方向の両端部にお
いて実施されることを特徴とする。
【0008】また、請求項4に係る枠体付きパネルの製
造方法は、パネルとダイ装置とを相対的に移動させなが
ら、枠体を押出成形すると同時に前記パネル周縁部に前
記枠体を一体化することによって枠体付きパネルを製造
する方法であって、前記パネルは、その平面視におい
て、外周縁の一部に曲線状部を有し、前記パネルと前記
ダイ装置とを相対的に移動させる際、前記パネルの曲線
状部に対応した旋回移動を行い、前記パネルの周縁部に
対し前記枠体の長手方向の両端部を所定距離を隔てて形
成し、前記枠体の両端部の間に、前記枠体と別個に形成
されて同枠体をほぼ環状につなぐ別部品が装着されるこ
とを特徴とする。また、請求項5に係る枠体付きパネル
の製造方法は、請求項4に記載の枠体付きパネルの製造
方法であって、別部品を装着するに際し、枠体の端部に
形成された形状不安定部分を削除することを特徴とす
る。また、請求項6に係る枠体付きパネルの製造方法
は、請求項4に記載の枠体付きパネルの製造方法であっ
て、別部品を装着する位置は、パネルの平面視におい
て、その外周縁の一部に設けられたほぼ直線状部である
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項7に係る枠体付きパネルの製
造方法は、請求項2、又は4に記載の枠体付きパネルの
製造方法であって、パネルのパネル面は、その横断面に
おいて曲面をなし、前記パネルとダイ装置とを相対的に
移動させる際、前記パネルの曲面に対応に対応した傾動
移動が行われることを特徴とする。また、請求項8に係
る枠体付きパネルの製造方法は、請求項1、又は2、又
は4に記載の枠体付きパネルの製造方法であって、枠体
をパネルに一体化するに際し、事前にパネルの周縁部に
プライマー処理が施されることを特徴とする。また、請
求項9に係る枠体付きパネルの製造方法は、請求項1、
又は2、又は4に記載の枠体付きパネルの製造方法であ
って、枠体をパネルに一体化するに際し、事前にパネル
の周縁部に接着剤の塗布が施されていることを特徴とす
る。また、請求項10に係る枠体付きパネルの製造方法
は、請求項1、又は2、又は4に記載の枠体付きパネル
の製造方法であって、パネルとダイ装置との相対的 な移
動は、前記ダイ装置が固定状態のもとで前記パネルが移
動されることによって実現されることを特徴とする。ま
た、請求項11に係る枠体付きパネルの製造方法は、請
求項10に記載の枠体付きパネルの製造方法であって、
パネルの移動は、同パネルが保持装置によって吸着され
た状態で行われることを特徴とする。
【0010】また、請求項12に係る枠体付きパネルの
製造方法は、請求項1、又は2、又は4に記載の枠体付
きパネルの製造方法であって、枠体が押出成形によって
造形される速度と、パネルの周縁部に対する同パネルと
ダイ装置との相対移動の速度がほぼ等しいことを特徴と
する。また、請求項13に係る枠体付きパネルの製造方
法は、請求項1、又は2、又は4に記載の枠体付きパネ
ルの製造方法であって、枠体の装着部の横断面形状は、
パネル外周の周縁部の表面、裏面及び端面を覆うほぼコ
の字状であることを特徴とする。また、請求項14に係
る枠体付きパネルの製造方法は、請求項1、又は2、又
は4に記載の枠体付きパネルの製造方法であって、パネ
ルは、車両のウインドパネルであり、枠体は前記ウイン
ドパネル外周の周縁部の表面を覆う装飾機能を兼ね備え
ていることを特徴とする。
【0011】また、請求項15に係る枠体付きパネルの
製造方法は、請求項1、又は2、又は4に記載の枠体付
きパネルの製造方法であって、パネルは、車両のウイン
ドパネルであり、枠体は前記ウインドパネル外周の周縁
部から延びるリップ状部を有していることを特徴とす
る。また、請求項16に係る枠体付きパネルの製造方法
は、請求項1、又は2、又は4に記載の枠体付きパネル
の製造方法であって、パネル、車両のウインドパネルで
あり、枠体は、前記ウインドパネル外周の周縁部の表面
を覆う装飾部と、車体側に向かうリップ状部とを有し、
かつ前記ウインドパネルと車体との間をシールするウイ
ンドモールディングとして造形されることを特徴とす
る。
【0012】また、請求項17に係る枠体付きパネルの
製造方法は、請求項1、又は2、又は4に記載の枠体付
きパネルの製造方法であって、枠体の長手方向におい
て、その横断面が実質的に一定であることを特徴とす
る。また、請求項18に係る枠体付きパネルの製造方法
は、請求項17に記載の枠体付きパネルの製造方法であ
って、パネル外周の周縁部の一部とダイ装置の一部をな
す口金の押出口とにより枠体の横断面に対応する押出用
開口が構成される際、前記口金に対する前記パネル外周
の周縁部端面の位置を一定の関係に保つことを特徴とす
る。また、請求項19に係る枠体付きパネルの製造方法
は、請求項18に記載の枠体付きパネルの製造方法であ
って、口金の押出口はその口金の側方開口部に連通して
設けられ、パネル外周の周縁部は、前記側方開口部から
前記押出口に差し込まれかつ一定の差込深さを保つこと
を特徴とする。
【0013】また、請求項20に係る枠体付きパネルの
製造方法は、請求項1、又は2、又は4に記載の枠体付
きパネルの製造方法であって、ダイ装置から離れた所定
位置にパネルが配置される工程と、前記所定位置に配置
されたパネルが吸引されながら前記ダイ装置に向けて移
送される工程と、を備えていることを特徴とする。ま
た、請求項21に係る枠体付きパネルの製造方法は、請
求項20に記載の枠体付きパネルの製造方法であって、
パネルが枠体と一体化されて枠体付きパネルとなった
後、その枠体付きパネルが吸引されながらダイ装置から
離反するように移送される工程を備えていることを特徴
とする。また、請求項22に係る枠体付きパネルの製造
方法は、請求項1、又は2、又は4に記載の枠体付きパ
ネルの製造方法であって、パネルは車両のフロント又は
リヤのウインドパネルであり、そのウインドパネルと一
体化された枠体の長手方向両端部は、車両装着状態にお
いて水平方向に延びる辺において存在することを特徴と
する。また、請求項23に係る枠体付きパネルの製造方
法は、請求項1、又は2、又は4に記載の枠体付きパネ
ルの製造方法であって、ダイ装置の一部をなす口金にお
いて、パネルと対面する部位には弾性圧縮可能な保護部
材が設けられているこ とを特徴とする。
【0014】
【作用】上記したように構成される各請求項の枠体付き
パネルの製造方法によれば、パネルの周縁部に枠体が押
出成形されると同時に接合されるため、パネルの周縁部
に沿って枠体を装着する煩しさを解消することができ
る。さらに、パネルのコーナ部やその近傍における枠体
の「しわ」や「浮上り」の発生を解消することができ
る。
【0015】特に、請求項1に記載の枠体付きパネルの
製造方法によれば、パネル面の横断面形状が曲面をなす
パネルであっても、そのパネルの周縁部に枠体が一体化
して接合された枠体付きパネルが容易にかつ良好に製造
される。また、請求項2に記載の枠体付きパネルの製造
方法によれば、枠体の長手方向の端部の形状不安定部分
が削除されるため、その形状不安定部によって見栄えが
悪化される不具合が解消される。また、請求項4に記載
の枠体付きパネルの製造方法によれば、パネルの周縁部
のうち、押出成形によって枠体が形成されない部分に対
し、別部品が装着されることによって、パネルの全周縁
部に対し枠体と別部品とがほぼ環状をなしてつながれ
る。
【0016】
【実施例】この発明の一実施例の枠体付きパネルを図1
〜図3に従って説明する。この実施例においては枠体付
きパネルが車両のフロント用モールディング付きウイン
ドガラスである場合を例示するものである。車両を斜視
図で表わした図3及びフロント用モールディング付きウ
インドガラスを正面から表わした図1において、車体1
の窓開口部に装着されるモールディング付きウインドガ
ラス2は、そのウインドガラス3のガラス面が意匠や空
力特性を考慮して曲面に形成されている。すなわち、ウ
インドガラス3のガラス面は、その横断面において曲面
をなしている。また、ウインドガラス3は、図1に向
平面視において、同ウインドガラス3の周縁部の4辺に
ほぼ直線状部を有し、コーナ部分に曲線状部を有してい
る。
【0017】ウインドガラス3の周縁部の端面及び表裏
両面はプライマ処理された後、そのプライマ処理部分に
は図2に示すように樹脂系接着剤4が塗布されている。
前記ウインドガラス3の周縁部には、その接着剤4の塗
布部分において、枠体としてのモールディング5が、そ
の装着部5aにおいて接合されて一体化されている。モ
ールディング5は、合成樹脂、ゴム等よりなり、ウイン
ドガラス3周縁部に沿って連続しかつ同ウインドガラス
3の周縁部に押出成形されると同時に前記接着剤4によ
って接合されている。そしてモールディング5はウイン
ドガラス3の周縁に沿って枠状をなしかつ均一断面に形
成されている。そして、図2に示すように、モールディ
ング3には、ウインドガラス3から車体側に延びるリッ
プ状のシール部5bと、ウインドガラス3の周縁部の表
面側を覆う装飾部5cとを一体に有している。
【0018】上記したように構成されるモールディング
付きウインドガラス2において、モールディング5は、
ウインドガラス3の周縁部に沿って連続する均一断面に
形成されるため、意匠的に優れたものとなる。また、モ
ールディング5はウインドガラス3の周縁部に押出成形
されると同時に同ガラス3の周縁部に接着剤4によって
接着されて一体化されるため、ウインドガラス3に対
し、別個に形成されたモールディングをウインドガラス
の周縁部に嵌込んで装着する煩しさを解消することがで
きる。さらに、ウインドガラス3のコーナ部分やその近
傍においてモールディング5に「しわ」や「浮上り」が
発生することを解消することができ、見栄えの向上を図
ることができる。
【0019】次に、上記したように構成されるモールデ
ィング付きウインドガラス2の製造装置を図4〜図11
に従って説明する。製造装置全体を斜視図で表わした図
4において、製造装置は押出成形機10の前端に組付け
るダイ装置11と、ダイ装置11の側方に配置されたパ
ネル保持装置60と、該パネル保持装置60に対するパ
ネル投入装置64と、パネル取出し装置95と、パネル
投入装置64に対するパネル供給用受棚装置96と、パ
ネル取出し装置95に対するパネル搬出用受棚装置10
3とを主体として構成されている。
【0020】前記押出成形機10のダイ装置11を分解
斜視図で表わした図5において、押出成形機10の先端
部には固定バー12によってダイ本体13が取付けられ
ている。ダイ本体13には一端部がジョイントパイプ1
4によって押出成形機10の材料流路に連通し、他端部
がダイ本体13の前端面に凹設された出口16に開口す
る材料給送路15が形成されている。ダイ本体13の側
面にはウインドガラス3の周縁部が差込まれた状態で同
ガラス3を移動案内する案内溝17が凹設されており、
その案内溝17の溝面には弾性圧縮可能なゴム材よりな
る保護層18が接着されている。
【0021】ダイ本体13の前端面には口金20が所定
数のボルト19によって着脱交換可能に定着されてい
る。口金20には、前記材料給送路15の出口16に連
通する押出口21が貫設されている。さらに、口金20
には、その押出口21を口金20の側方に開口してウイ
ンドガラス3の周縁部の一部が押出口21に差込み可能
な側方開口部22が形成されている。そして前記側方開
口部22から押出口21に差込まれるウインドガラス3
の周縁部と口金20の押出口21の周壁面によってモー
ルディング5の断面形状に対応する成形空間23が構成
されている。そして、成形空間23は、ダイ本体13の
前端面の口金20の前面に開口し、その開口部をモール
ディング5の断面形状に対応するモール押出用開口とし
ている。
【0022】また、前記口金20の側方開口部22の対
向面には弾性圧縮可能なゴム材よりなる保護片22aが
接着されている。前記ダイ装置11の側方に配置される
パネル保持装置60は移動装置24に組付けられてい
る。前記パネル保持装置60が組付けられる移動装置2
4を拡大して斜視図で表わした図6、移動装置24の駆
動系を側断面で表わした図7、及び正断面で表わした図
8において、フロア上に固定された基台25上には、ス
ライドテーブル26がレール27に沿って摺動可能に組
付けられている。前記スライドテーブル26は、スライ
ド用モータ28を駆動源とする送りねじ29の正逆回転
によって進退動されるもので、スライドテーブル26の
下面には、前記送りねじ29に対するナット30が設け
られている。
【0023】スライドテーブル26上には、支持台31
が取付けられており、その支持台31の上板には昇降筒
32が回り止めされた状態で昇降可能に組付けられてい
る。前記昇降筒32は昇降用モータ33を駆動源とする
昇降ねじ34の正逆回転によって昇降されるもので、昇
降筒32の下端開口部には昇降ねじ34に対するナット
35が組付けられている。
【0024】昇降筒32の上部には同昇降筒32と一体
に昇降される第1旋回アーム36が昇降筒32の筒回り
に旋回可能に組付けられている。前記第1旋回アーム3
6は第1の旋回用モータ37を駆動源として旋回される
もので、同第1旋回アーム36の内部には昇降筒32の
上部外周面に形成された固定歯車38に対し中間歯車3
9を介して噛合う駆動歯車40が内設されている。さら
に、前記駆動歯車40は第1の旋回用モータ37の出力
軸37aの軸回りにトルク伝達可能に組付けられてお
り、前記出力軸37aと一体に駆動歯車40が正逆回転
されることで、第1旋回アーム36が昇降筒32を中心
として旋回されるようになっている。
【0025】第1旋回アーム36の先端寄り上面には第
2旋回アーム41が、その基端部寄りにおいて遊星歯車
機構42によって旋回可能に組付けられている。すなわ
ち、第1旋回アーム36の先端寄り部分には、第2の旋
回用モータ43の出力軸43aと一体に回転される太陽
歯車44と、その太陽歯車44に噛合う所定数の遊星歯
車45とが内設されている。一方、第2旋回アーム42
の基端部寄り下面には前記各遊星歯車45に噛合う外輪
歯車46が突設されている。そして、第2旋回アーム4
1は、その外輪歯車46が第1旋回アーム36の先端寄
り部分に回転自在に軸支された所定数のガイドローラ4
7によって案内されながら太陽歯車44を中心として旋
回されるようになっている。
【0026】第2旋回アーム41の先端寄り上面には、
図8に示すように回転台48が遊星歯車機構49によっ
て回転可能に組付けられている。すなわち、第2旋回ア
ーム41の先端寄り部分には、回転用モータ50の出力
軸50aと一体に回転される太陽歯車51と、その太陽
歯車51に噛合う所定数の遊星歯車52とが内設されて
いる。一方、回転台48の下面には前記各遊星歯車52
に噛合う外輪歯車53が突設されている。そして、回転
台48はその外輪歯車53が第2旋回アーム41の先端
寄り部分に回転自在に軸支された所定数のガイドローラ
54によって案内されながら太陽歯車51を中心として
回転されるようになっている。
【0027】回転台48には、十字状に直交する縦横の
両軸55,56によって傾動台57が前後及び左右方向
に傾動可能に支持されている。前記縦軸55は、図7に
示すように回転台48の両側壁の間に軸受によって回転
可能に支持されており、同縦軸55の一端部は回転台4
8の一方の側壁外面に取付けられた第1傾動モータ58
の出力軸に直結されている。
【0028】前記横軸56は、図8に示すように、縦軸
55を貫通して同縦軸55に一体に固着されるととも
に、傾動台57の両側壁の間に軸受によって回転可能に
支持されている。さらに、横軸56の一端部は傾動台5
7の一方の側壁外面に取付けられた第2傾動モータ59
の出力軸に直結されている。そして、第1傾動モータ5
8を作動することで、縦軸55と共に傾動台57が左右
方向へ傾動され、第2傾動モータ59を作動すること
で、横軸56の軸回りに第2傾動モータ59の本体側と
共に傾動台57が前後方向へ傾動されるようになってい
る。
【0029】前記傾動台57の上面にはパネル保持装置
60が組付けられている。パネル保持装置60は傾動台
57の上面に固着されかつ十字状に延出された4本のア
ーム62をもつ保持部材61と、その保持部材61の各
アーム62の先端部にそれぞれ上向きに取付けられた吸
引カップ63とを主体として構成されている。前記各吸
引カップ63は負圧発生源に接続されている。そして、
前記吸引カップ63上にウインドガラス3が位置決めさ
れて載置された状態において、各吸引カップ63内が負
圧にされることで、前記ウインドガラス3を吸着保持す
るようになっている。
【0030】前記移動装置24の側方には、該装置に組
付けられたパネル保持装置60に対してウインドガラス
3を投入するパネル投入装置64が配置されている。前
記パネル投入装置64を斜視図で表わした図9及びその
装置の駆動系を側断面で表わした図10において、フロ
ア上に固定された台盤65上には支持台66が取付けら
れている。支持台66の上面には旋回台67が遊星歯車
機構68によって旋回可能に組付けられている。すなわ
ち、支持台66には旋回用モータ69の出力軸69aと
一体に回転される太陽歯車70と、その太陽歯車70に
噛合う所定数の遊星歯車71とが内設される。一方、旋
回台67の下面には、前記各遊星歯車71と噛合う外輪
歯車72が突設されている。そして、旋回台67は支持
台66に回転自在に軸支された所定数のガイドローラ7
3によって案内されながら太陽歯車70を中心として旋
回されるようになっている。
【0031】前記旋回台67には長尺な進退用アーム7
4と、短尺な昇降用アーム75とが所定間隔をおいて個
々の駆動軸76,77を中心としてそれぞれ回動可能に
支持されている。さらに、短尺な昇降用アーム75の先
端には、追従アーム78がその基端部においてピン79
によって枢着されている。さらに前記進退用アーム74
と追従アーム78との各先端部にわたってブーム80が
ピン81,82によって枢着されている。そして、前記
進退用アーム74の駆動軸76が進退用モータ83によ
って回動されることで、ブーム80が進退動され、前記
昇降用アーム76の駆動軸77が昇降用モータ84によ
って回動されることでブーム80がピン81を支点とし
て上下方向へ傾動されるようになっている。
【0032】前記ブーム80の先端に固着された取付部
材85には、ウインドガラス3を着脱可能に吸引するパ
ネル吸引ユニット86が、そのユニット本体87におい
て、傾動用モータ89を駆動源とする駆動軸88を中心
として傾動可能に組付けられている。ユニット本体87
の下面には回転用モータ91を駆動源とする回転軸90
が突出されており、その回転軸90下端のフランジ面に
は、アーム支持体92が吊下状に取付けられている。ア
ーム支持体92には4本のアーム93が十字状に突設さ
れている。さらに各アーム93の先端部下面にはウイン
ドガラス3を着脱可能に吸着する吸引カップ94が取付
けられている。
【0033】ダイ装置11によってウインドガラス3の
周縁にモールディング5が押出成形されたモールディン
グ付きウインドガラス2をパネル保持装置60から取出
すパネル取出し装置95は、前記パネル投入装置64と
隣接して配置されている。前記パネル取出し装置95
は、前記パネル投入装置64と同様に構成されるもの
で、図4において、主要部材、部分に対して同一符号を
付記し、その説明は省略する。
【0034】前記パネル投入装置64の側方に配置され
るパネル供給用受棚装置96を斜視図で表わした図11
において、フロア上に移動可能に設置されるパレットベ
ース97は、左右の側枠98と、これら両側枠98の後
端部を連結している後枠99とにより平面形U字状に形
成されている。パレットベース97の両側枠98の上面
には左右一対をなす支持フレーム100が後方に傾斜し
て突設されている。両支持フレーム100の前側面上下
方向には複数対をなすパネル受けアーム101が支軸1
02を中心としてそれぞれ起倒可能に組付けられてい
る。さらに、各対をなすパネル受けアーム101は水平
状をなすパネル受け位置と垂直状をなす待機位置とに図
示しない作動装置によって作動される。そして、最下段
で対をなすパネル受けアーム101から順次上段のパネ
ル受けアーム101に対してウインドガラス3が積層状
に載置されるようになっている。
【0035】前記パネル取出し装置95によってパネル
保持装置60から取出されたモールディング付きウイン
ドガラス2を積層状に載置するためのパネル搬出受棚装
置103は、前記パネル供給用受棚装置96と同様に構
成されるもので、図4において主要部材に対して同一符
号を付記してその説明は省略する。
【0036】次に、上述したように構成されるこの実施
例の製造装置の作用とともに製造方法を説明する。(前
処理工程)予め、ウインドガラス3は、その周縁部の端
面及び表裏両面がプライマ処理された後、そのプライマ
処理部分に、図3に示すように樹脂系接着剤4が塗布さ
れる。前記したように前処理されたウインドガラス3
は、パネル供給用受棚装置96の各対をなすパネル受け
アーム101上に順次積層状に載置される。そして、パ
ネル供給用受棚装置96は、図4に示すようにパネル供
給装置まで移動される。
【0037】(パネル投入工程)パネル供給用受棚装置
96がパネル供給位置まで移動されたところで、パネル
投入装置64が作動される。そして、旋回台67の旋回
によってブーム80がパネル供給受棚装置96に対して
指向したところで、進退用モータ83並びに昇降用モー
タ84によってブーム80がパネル供給受棚装置96の
最上層にあるウインドガラス3に向けて前進及び下方へ
傾動される。このとき、ブーム80先端のパネル吸引ユ
ニット86の傾動用モータ89によって前記ブーム80
とは逆方向にアーム支持体92が傾動されることで同ア
ーム支持体92の各アーム93が水平状態に保たれる。
【0038】前記ブーム80の前進及び下傾によってパ
ネル吸引ユニット86の各吸引カップ94が最上層のウ
インドガラス3上面に当接したところで、各吸引カップ
94が負圧にされる。そして、各吸引カップ94によっ
てウインドガラス3が吸着される。各吸引カップ94に
よってウインドガラス3が吸着されたところで、パネル
吸引ユニット86のアーム支持体92の各アーム93が
水平状態に保たれながら、ブーム80が後退及び上傾動
される。これによってウインドガラス3が水平状態で吊
上げられる。
【0039】その後、ブーム80はパネル保持装置60
に向けて旋回されるとともにパネル保持装置60の保持
部材61に向けて前進及び下方へ傾動される。このと
き、パネル吸引ユニット86に吸着されたウインドガラ
ス3がパネル保持装置60の保持部材61に対して所定
の向き、この実施例ではウインドガラス3周縁の下側縁
がダイ装置11に対向する向きとなるようにパネル吸引
ユニット86のアーム支持体92が回転用モータ91に
よって回転される。そしてウインドガラス3はパネル保
持装置60の保持部材61の各アーム62上に配設され
た吸引カップ63上に載置される。なお、移動装置24
のスライドテーブル26は予め後方位置まで後退されて
いる。
【0040】パネル保持装置60の各吸引カップ63上
にウインドガラス3が載置されると、前記各吸引カップ
63が負圧にされる一方、パネル投入装置64の各吸引
カップ94は大気圧に戻される。そして、ウインドガラ
ス3はパネル保持装置60の各吸引カップ63に吸着さ
れ、ここでパネル保持装置60に対するウインドガラス
3の投入が完了する。その後、前記パネル投入装置60
は前記パネル供給用受棚装置96の次のウインドパネル
3を受取りに行き、図4に示す待機状態で停止される。
【0041】(押出成形工程) パネル保持装置60の各吸引カップ63によって吸着さ
れたウインドガラス3のガラス面が曲面である場合に
は、前記ダイ装置11の口金20の側方開口部22に対
向する側のウインドガラス3周縁の下側縁の部分が水平
となるように、図7に示すように、第2傾動モータ59
によって傾動台57と共にパネル保持装置60の保持部
材61及びウインドガラス3が横軸56回りに傾動され
る。さらに、前記ウインドガラス3周縁の下側縁がダイ
装置11の口金20の側方開口部22に対応する高さ位
置となるように移動装置24の昇降筒32が昇降用モー
タ33によって昇降調整される。
【0042】ここで、スライドテーブル26が前進さ
れ、パネル保持装置60によって保持されたウインドガ
ラス3周縁部の下側縁の略中央部が前記口金20の側方
開口部22から同口金20の押出口21内に一定量だけ
差込まれる。前記したようにウインドガラス3が口金の
押出口21に差込まれることで、前記ウインドガラス3
の周縁部と口金20の押出口21の内周壁との間にモー
ルディング5の断面形状に対応する成形空間23が構成
される。前記成形空間23が構成されると、ダイ装置1
1の材料給送路15にモールディング材料が供給され、
その材料が前記成形空間23を経て口金20の前面に開
口するモール押出用開口から押出される。
【0043】前記口金20の前面に開口するモール押出
用開口からモールディング材料が押出されると、第1,
第2の両旋回アーム36,41がそれぞれ所定方向へ旋
回され、その押出し速度とほぼ同速度において、ウイン
ドガラス3の周縁の下側縁が移動される。これによっ
て、図12及び図13に示すようにウインドガラス3周
縁の下側縁の中央部分から第1コーナ部に向けてモール
ディング5が順次に押出成形される。図13に示すよう
に、ウインドガラス3周縁の第1コーナ部が口金20に
達したところで、第1,第2の両旋回アーム36,41
の旋回と同時に回転台48が回動され、ウインドガラス
3の第1コーナ部のアール面に沿ってダイ装置11が相
対的に移動される。さらに、第1コーナ部におけるガラ
ス面の横断面の曲率に対応して傾動台57が縦軸55及
び横軸56回りにそれぞれ傾動されることから、口金2
0に対しウインドガラス3の第1コーナ部が水平状態に
保たれる。
【0044】ウインドガラス3の第1コーナ部が口金2
0を通過し、同ウインドガラス3周縁の右側縁が口金2
0に達したところで、ウインドガラス3の周縁の右側縁
の部分の曲率に対応して傾動台57が傾動され、口金2
0に対し、ウインドガラス3周縁の右側縁が水平状態に
保たれながら、第1,第2の両旋回アーム36,41に
よってウインドガラス3周縁の右側縁が移動されること
で、ウインドガラス3の右側縁にモールディング5が押
出成形される。
【0045】このようにして、パネル保持装置60によ
って保持されたウインドガラス3の周縁部が移動装置2
4によって水平状態に保たれながら、常に一定の差込み
深さで口金20の押出口21に差込まれ、口金20の前
面に開口するモール押出用開口に対するモールディング
材料の押出し速度とほぼ同速度で移動される。これによ
って、ウインドガラス3の周縁部に均一断面のモールデ
ィング5が押出成形されると同時にウインドガラス3の
周縁部に塗布された接着剤4によって同ウインドガラス
3の周縁部にモールディング5が一体化して接着され
モールディング付きウインドガラス2が製造される。前
記したようにしてウインドガラス3の周縁部に沿ってモ
ールディング5が押出成形されると、ダイ装置11の材
料供給路に対するモールディング材料の供給が一旦断た
れる。
【0046】(取出し工程) 前記モールディング材料の供給が断たれたところで、ス
ライドテーブル26が元の位置まで後退される。そし
て、口金20の側方開口部22からモールディング付き
ウインドガラス2が脱抜される。その後、モールディン
グ付きウインドガラス2は前記パネル取出し装置95に
よって前記パネル搬出用受棚装置103の対のパネル受
けアーム101上に載置される。
【0047】前述したようにして、前処理工程において
パネル供給受棚装置96の各対をなすパネル受けアーム
101上に順次積層状に載置されたウインドガラス3
は、パネル投入工程を経て、押出成形工程においてモー
ルディング付きウインドガラス2となる。そして、モー
ルディング付きウインドガラス2は取出し工程を経て、
パネル搬出用受棚装置103の最下段のパネル受けアー
ム101から上段のパネル受けアーム101上に順次積
層状に載置される。そして、パネル搬出用受棚装置10
3の最上段のパネル受けアーム101上にモールディン
グ付きウインドパネル2が載置されたところで、パネル
搬出用受棚装置103と共にモールディング付きウイン
ドパネル2が搬出される。
【0048】(後処理工程) 前記したようにウインドガラス3の周縁部にダイ装置1
1によってモールディング5が押出成形される際、その
押出し開始直後と完了直前においてモールディング5の
押出し形状が不安定となる場合があるので、図15に示
すように、前記押出し形状が不安定となる部分を捨て代
6とし、その捨て代6の部分が削除される。車両のフロ
ント用ウインドガラス3においては、その下縁部分にモ
ールディング5が付けられない構造のため、ウインドガ
ラス3周縁の下縁部分からモールディング5を順次押出
成形することで、その後ウインドガラス3の下縁部分に
対応するモールディング5の一部を捨て代6として削除
しても支障がない。
【0049】また、リヤ用のウインドガラスのように全
周にモールディングを装着する必要性のある場合には、
図15に示すように、ウインドガラス3周縁の下縁部分
の中央部と捨て代6として削除された部分とを加えた長
さLに対応する図示しないモールディング片、すなわ
ち、別部品が別個に形成される。そして、そのモールデ
ィング片(別部品)は前記部分に後付けされる。
【0050】なお、前記実施例においては、パネルが車
両用ウインドガラス3であり、枠体がモールディング5
である場合を例示したがこれに限るものではない。例え
ばパネルが樹脂製又は金属製のパネルであってもよい。
【0051】また、前記実施例においてはパネル保持装
置60を移動装置24に対して組付けたが、パネル保持
装置60は固定とし、ダイ装置11をウインドパネル3
の周縁部に沿って移動させる図示しない移動装置に組付
けてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、この発明に係る枠体
付きパネルの製造方法によれば、パネルの周縁部に沿っ
て枠体を嵌込んで装着する煩しさを解消することができ
るとともに、パネルのコーナ部やその近傍における枠体
の「しわ」や「浮上り」の発生を解消することができ、
見栄えの向上を図ることができる枠体付きパネルを容易
にかつ安価に製造することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】モールディング付きウインドガラスを示した正
面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】モールディング付きウインドガラスを車両に装
着した状態を示す斜視図である。
【図4】モールディング付きウインドガラスの製造装置
を示す斜視図である。
【図5】製造装置の一部を構成するダイ装置を分解して
示す斜視図である。
【図6】製造装置の一部を構成する移動装置にパネル保
持装置を組付けた状態を示す斜視図である。
【図7】移動装置の駆動系を示す側断面図である。
【図8】同じく移動装置の駆動系を示す正断面図であ
る。
【図9】パネル投入装置を示す斜視図である。
【図10】パネル投入装置の駆動系を示す側断面図であ
る。
【図11】パネル供給受棚装置を示す斜視図である。
【図12】ウインドガラス周縁の下側縁にモールディン
グを押出成形する状態を示す作用説明図である。
【図13】ウインドガラス周縁の第1コーナ部にモール
ディングを押出成形する状態を示す作用説明図である。
【図14】ウインドパネル周縁の右側縁にモールディン
グを押出成形する状態を示す作用説明図である。
【図15】ウインドパネル周縁にモールディングが押出
成形された状態を示す正面図である。
【符号の説明】
2 モールディング付きウインドガラス(枠体付きパネ
ル) 3 ウインドガラス(パネル) 5 モールディング(枠体) 11 ダイ装置 15 材料給送路 20 口金 21 押出口 22 側方開口部 23 成形空間 24 移動装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B62D 65/08 B62D 65/08 E06B 3/62 E06B 3/62 A // B29L 31:30 B29L 31:30 (56)参考文献 特開 昭57−158479(JP,A) 特開 昭63−49520(JP,A) 特開 昭51−127180(JP,A) 特開 平1−122722(JP,A) 特開 平4−226321(JP,A) 特開 平4−151225(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96 B60J 1/00 - 1/20 B62D 41/00 - 67/00 E06B 3/54 - 3/88

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルとダイ装置とを相対的に移動させ
    ながら、枠体を押出成形すると同時に前記パネル周縁部
    に前記枠体を一体化することによって枠体付きパネルを
    製造する方法であって、 前記パネルは、その平面視において、外周縁の一部に曲
    線状部を有し、 前記パネルと前記ダイ装置とを相対的に移動させる際、
    前記パネルの曲線状部に対応した旋回移動を行い、 しかも、前記パネルのパネル面は、横断面において曲面
    をなし、前記パネルと前記ダイ装置とを相対的に移動さ
    せる際、前記パネルのパネル面の曲面に対応した傾動移
    動を行うことを特徴とする枠体付きパネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 パネルとダイ装置とを相対的に移動させ
    ながら、枠体を押出成形すると同時に前記パネル周縁部
    に前記枠体を一体化することによって枠体付きパネルを
    製造する方法であって、 前記パネルは、その平面視において、外周縁の一部に曲
    線状部を有し、 前記パネルと前記ダイ装置とを相対的に移動させる際、
    前記パネルの曲線状部に対応した旋回移動を行い、前記
    パネルの周縁部に対し前記枠体の長手方向の両端部を所
    定距離を隔てて形成し、 その後、前記枠体の長手方向の端部において、同枠体に
    形成された形状不安定部分を削除することを特徴とする
    枠体付きパネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の枠体付きパネルの製造
    方法であって、 形状不安定部分の削除は、枠体の長手方向の両端部にお
    いて実施されることを特徴とする枠体付きパネルの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 パネルとダイ装置とを相対的に移動させ
    ながら、枠体を押出成形すると同時に前記パネル周縁部
    に前記枠体を一体化することによって枠体付きパネルを
    製造する方法であって、 前記パネルは、その平面視において、外周縁の一部に曲
    線状部を有し、 前記パネルと前記ダイ装置とを相対的に移動させる際、
    前記パネルの曲線状部 に対応した旋回移動を行い、前記
    パネルの周縁部に対し前記枠体の長手方向の両端部を所
    定距離を隔てて形成し、 前記枠体の両端部の間に、前記枠体と別個に形成されて
    同枠体をほぼ環状につなぐ別部品が装着されることを特
    徴とする 枠体付きパネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の枠体付きパネルの製造
    方法であって、 別部品を装着するに際し、枠体の端部に形成された形状
    不安定部分を削除することを特徴とする枠体付きパネル
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の枠体付きパネルの製造
    方法であって、 別部品を装着する位置は、パネルの平面視において、そ
    の外周縁の一部に設けられたほぼ直線状部であることを
    特徴とする枠体付きパネルの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2、又は4に記載の枠体付きパネ
    ルの製造方法であって、 パネルのパネル面は、その横断面において曲面をなし、
    前記パネルとダイ装置とを相対的に移動させる際、前記
    パネルの曲面に対応に対応した傾動移動が行われること
    を特徴とする枠体付きパネルの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠体
    付きパネルの製造方法であって、 枠体をパネルに一体化するに際し、事前にパネルの周縁
    部にプライマー処理が施されることを特徴とする枠体付
    きパネルの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠体
    付きパネルの製造方法であって、 枠体をパネルに一体化するに際し、事前にパネルの周縁
    部に接着剤の塗布が施されていることを特徴とする枠体
    付きパネルの製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造方法であって、 パネルとダイ装置との相対的な移動は、前記ダイ装置が
    固定状態のもとで前記パネルが移動されることによって
    実現されることを特徴とする枠体付きパネルの製造方
    法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の枠体付きパネルの
    製造方法であって、 パネルの移動は、同パネルが保持装置によって吸着され
    た状態で行われることを特徴とする枠体付きパネルの製
    造方法。
  12. 【請求項12】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造方法であって、 枠体が押出成形によって造形される速度と、パネルの周
    縁部に対する同パネルとダイ装置との相対移動の速度が
    ほぼ等しいことを特徴とする枠体付きパネルの製造方
    法。
  13. 【請求項13】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造方法であって、 枠体の装着部の横断面形状は、パネル外周の周縁部の表
    面、裏面及び端面を覆うほぼコの字状であることを特徴
    とする枠体付きパネルの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造方法であって、 パネルは、車両のウインドパネルであり、 枠体は前記ウインドパネル外周の周縁部の表面を覆う装
    飾機能を兼ね備えていることを特徴とする枠体付きパネ
    ルの製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造方法であって、 パネルは、車両のウインドパネルであり、 枠体は前記ウインドパネル外周の周縁部から延びるリッ
    プ状部を有していることを特徴とする枠体付きパネルの
    製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造方法であって、 パネル、車両のウインドパネルであり、 枠体は、前記ウインドパネル外周の周縁部の表面を覆う
    装飾部と、車体側に向かうリップ状部とを有し、かつ前
    記ウインドパネルと車体との間をシールするウインドモ
    ールディングとして造形されることを特徴とする枠体付
    きパネルの製造方法。
  17. 【請求項17】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造 方法であって、 枠体の長手方向において、その横断面が実質的に一定で
    あることを特徴とする枠体付きパネルの製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の枠体付きパネルの
    製造方法であって、パネル外周の周縁部の一部とダイ装
    置の一部をなす口金の押出口とにより枠体の横断面に対
    応する押出用開口が構成される際、前記口金に対する前
    記パネル外周の周縁部端面の位置を一定の関係に保つこ
    とを特徴とする枠体付きパネルの製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の枠体付きパネルの
    製造方法であって、 口金の押出口はその口金の側方開口部に連通して設けら
    れ、 パネル外周の周縁部は、前記側方開口部から前記押出口
    に差し込まれかつ一定の差込深さを保つことを特徴とす
    る枠体付きパネルの製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造方法であって、 ダイ装置から離れた所定位置にパネルが配置される工程
    と、 前記所定位置に配置されたパネルが吸引されながら前記
    ダイ装置に向けて移送される工程と、を備えていること
    を特徴とする枠体付きパネルの製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の枠体付きパネルの
    製造方法であって、 パネルが枠体と一体化されて枠体付きパネルとなった
    後、その枠体付きパネルが吸引されながらダイ装置から
    離反するように移送される工程を備えていることを特徴
    とする枠体付きパネルの製造方法。
  22. 【請求項22】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造方法であって、 パネルは車両のフロント又はリヤのウインドパネルであ
    り、そのウインドパネルと一体化された枠体の長手方向
    両端部は、車両装着状態において水平方向に延びる辺に
    おいて存在することを特徴とする枠体付きパネルの製造
    方法。
  23. 【請求項23】 請求項1、又は2、又は4に記載の枠
    体付きパネルの製造方法であって、 ダイ装置の一部をなす口金において、パネルと対面する
    部位には弾性圧縮可能 な保護部材が設けられていること
    を特徴とする枠体付きパネルの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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