JP3458468B2 - 板状体へ樹脂成形部を形成するための成形装置及び成形方法 - Google Patents

板状体へ樹脂成形部を形成するための成形装置及び成形方法

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JP3458468B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板状体に樹脂成形部を
成形する装置及び樹脂成形部を成形する方法に関し、詳
しくは窓ガラス等の板状体表面の任意の位置に、容易に
所望の形状の樹脂成形部を成形できる装置及び方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車用窓ガラスを自動車の
車体開口フランジに取付ける際には、窓ガラスを開口フ
ランジの所定位置への位置決め、は開口フランジに塗
布されたウレタン系等の接着剤が充分な接着力を発現す
るまでの間の仮止め用として、クリップやボルト等の窓
ガラス取付け部材を窓ガラス内面側に配置している。こ
れらの取付け部材は、それ自身直接窓ガラスに接着され
ることもあり、台座となる樹脂成形部を介して窓ガラス
に備えられることもある。
【0003】また、自動車のフロントガラスに用いるガ
ラス板には、運転者が後方を視認するバックミラーやル
ームミラー等のインナーミラーが取付けられることがあ
る。この場合、インナーミラーをガラス板に取付けるた
めのミラーベースと呼ばれる取付け部材がガラス板に固
定され、このミラーベースを介してインナーミラーがガ
ラス板に取付けられる。
【0004】これらの取付け部材の板状体への取付け方
法には、次のようなものがある。
【0005】(1)窓ガラス支持具等で支持した窓ガラ
スの所定位置に、窓ガラス取付け部材を両面テープ又は
ウレタン等の接着部材等を介して直接貼り付ける。
【0006】(2)窓ガラス周辺部にモール部分を一体
的に成形するモール一体成形窓ガラスにおいて、その作
製時に使用するモール一体成形用金型の形状を、取付け
部材等を備えることができるように工夫して、モールと
一体化させるように取付け部材を窓ガラス内面側に同時
に精度良く取付ける。
【0007】(3)自動車用窓ガラスがフロントガラス
である場合には、ミラーベースを、シリコン接着剤やウ
レタン接着剤等を介して、ガラス支持具等で支持してガ
ラスの内面側に貼り付ける。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の技術の
うち、前記(1)の方法では、一般的には平面又は曲面
の窓ガラス表面の法線方向の向き以外には、取付け部材
を取付けられないという問題点がある。取付け部材の向
きを特別に所望の向きに設定しようとすれば、取付け部
材そのものの形状を工夫する必要がある。また、取付け
部材を複数個使用する際には、使用する数だけの部品の
種類が必要となる場合が多くなるという問題点がある。
【0009】付け部材を窓ガラスへ接着させるための
接着剤としてウレタンシーラントを用いる場合には、ウ
レタンシーラントが硬化するのに長時間を要するという
問題点及び取付け部材を接着した後の窓ガラスのストッ
ク場所の確保が必要になるという問題点がある。
【0010】さらにこの方法では、窓ガラスに取付け部
材を直接貼り付けるため、取付け部材の向きが取付け部
位の窓ガラス曲率に左右されやすい。そのため、取付け
部材の向きの精度を上げようとする場合には、取付け部
材の取付け部位の窓ガラスの曲率を従来以上に厳格に管
理することが必要となるほかに、接着のための治工具も
専用化しなければならない場合もある
【0011】前記(2)の方法では、通常、取付け部材
を窓ガラス外周部分のモールと同時に精度良く取付ける
ことができる。しかし、取付け部材のみを窓ガラスに取
付けたい場合には、モール一体成形用金型等が高価であ
るため、該方法をそのまま利用すると、(1)の方法以
上に製造コストが高くなる場合があるという問題点があ
る。
【0012】また、モール一体成形用金型は、通常板状
体の周縁部と金型の内壁とによってキャビティが形成さ
れるものである。このため、取付け部材の取付け位置に
制限があり、板状体の比較的内周側に取付け部材を取付
ける場合には、板状体面に樹脂の橋渡し部分が形成され
こともあった。
【0013】前記(3)の方法では、ミラーベースの製
造、フィルム状シリコン接着剤の製造及び窓ガラスの製
造工程がそれぞれ独立的に存立しており、また、ミラー
ベースとシリコン接着剤の接着工程及びシリコン接着剤
接着済みのミラーベースと窓ガラスの接着工程がそれ
ぞれ独立的に存立している
【0014】以上の問題点は、自動車用の窓ガラスに限
らず、他の種々の板状体においても同様に生じている。
【0015】したがって、本発明の目的は、上記従来技
術の問題点を解決し、窓ガラス等の板状体表面の任意の
位置に、容易に所望の形状の樹脂成形部を成形できる装
置及び方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。すなわち、本発明は、一つの面に
任意の形状の凹部を有し、前記一つの面を板状体の面に
密着するように配したときに、前記凹部と板状体表面と
により所望のキャビティを形成する成形型と、該成形型
に樹脂を注入する樹脂注入機と、これらの成形型、又は
成形型及び樹脂注入機の位置を任意に変更して板状体面
の樹脂成形部形成領域に成形型、又は成形型及び樹脂注
入機を配置可能な移動手段とからなる板状体へ樹脂成形
部を形成するための成形装置であって、前記凹部は深さ
が異なる少なくとも2つの部分を有していて、深さの浅
い方から前記樹脂をキャビティに注入されるものである
成形装置を提供する。
【0017】また、本発明は、一つの面に任意の形状の
凹部を有する成形型を、該成形型を所定の位置に移動さ
せる移動手段によって板状体表面の樹脂成形部形成領域
に移動させ、前記成形型の一つの面を板状体表面に密着
するように配し、前記成形型の凹部と板状体表面とによ
って形成されるキャビティに、前記成形型に連通した樹
脂注入機から樹脂を注入し固化させる板状体へ樹脂成形
部を形成するための成形方法であって、前記凹部は深さ
が異なる少なくとも2つの部分を有していて、深さの浅
い方から前記樹脂をキャビティに注入する成形方法を提
供する。
【0018】
【実施例】次に図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0019】本発明の装置の一実施例は、図1〜図3に
図解的に示すように、下面に任意の形状の凹部1を有
し、下面を単板のガラス板からなる板状体2の面に配し
たときに、上記凹部1と板状体2の表面とにより所望の
キャビティ3を形成する成形型Aと、成形型Aに樹脂4
を注入する樹脂注入機Bと、これらの成形型A及び樹
注入機Bの位置を所定の位置に移動させるロボットCと
からなることを特徴としている。なお、この実施例では
成形型Aが樹脂注入機Bに固定されているが、これらの
成形型Aと樹脂注入機Bとは個別にロボットCによって
操作されるようになっていてもよい。
【0020】また、この例では板状体2の上面から成形
型Aを置させるため、簡単のために凹部1の備えられ
ている部分を便宜上成形型Aの下面と呼ぶものであり、
板状体の下面から成形型Aを置させるのであれば、凹
部1は上面に位置することになり、その他の場合も同様
に位置が変わるだけである。
【0021】凹部1は縦断面が略階段状となっていて、
深さの深い部分22aと浅い部分22bとを有してい
る。樹脂4をキャビティ3に注入する樹脂注入機Bのノ
ズル9は、浅い部分22bに備えられている。また、凹
部1の深い部分22aには必要に応じて仮止め部材や位
置決め部材等の取付け部材11が装着される。
【0022】上記装置により、板状体2の端面から所定
の距離だけ内周側の任意の位置に樹脂成形部を成形する
方法を説明する。
【0023】図4を用いてその一例を説明する。一般に
広く使用されているように、一定の時間間隔を置いて駆
動するコンベア41によって搬送される任意の形状の板
状体42を板状体位置決めステーション43上に搬送
し、ここで位置決めストッパ及び押しつけプッシャ44
を作動させて、板状体42を所定位置に精度良く固定
する。この際、板状体42の樹脂成形部形成領域には必
要に応じて接着剤層、プライマー層、両面テープ等の接
着部材45が設けられていてもよい。
【0024】板状体42の位置決めが終了するととも
に、成形型A及び樹脂注入機Bがロボット50によって
所定位置に設定される。なお、板状体42の固定には、
ストッパ及びプッシャ44に代えて、真空吸着チャック
等の他の固定機構も使用できる。また、成形型を所定位
置に設定する前に、成形されるべき樹脂成形部47に仮
止め部材や位置決め部材等の他の部材を同時に設ける場
合には、部品装着ステーション48において、型内に所
望の部品を装填する。
【0025】成形型の下面は板状体42面に緊密に密着
させることが望ましいが、板状体の微妙な曲がりやうね
り等によって、両者の間には隙間が生じる場合がある。
このような隙間の発生を防止するためには、板状体に接
触する成形型の面に、溶融樹脂の熱に耐えられる弾性部
材(不図示)を設け、成形型と板状体との間に隙間が発
生するのを防止することが好ましい。樹脂の注入圧や注
入量の制御状態により実際には完全な両者の密着は困難
であり、樹脂成形部の端部に多少のバリが発生すること
がある。このようなバリの発生を低減するには、成形
と板状体との接触面の隙間が0.3mm以下であること
が好ましい。
【0026】成形型の置又は樹脂の成形中には、図1
〜図3に示すように、成形型Aが固定される位置の板状
体2の下方に、樹脂の注入圧等によって板状体がたわ
み、破損するのを防止するためのバックアップ部材5を
位置させることが好ましい。図の例ではコンベアがバ
ックアップ部材を兼ねている。板状体2が成形型とバッ
クアップ部材5とによってしっかりと挟持された後、樹
脂供給ステーション49から樹脂注入機46に樹脂が
給される。図2に示すように、モーター6の起動によっ
て樹脂注入機Bのスクリュー7が回転し、加熱シリンダ
ー8中で溶融された樹脂4がノズル9を経由して成形
と板状体とによって形成されたキャビティ3内に注入さ
れる。
【0027】樹脂の注入はモーター6の電流計や電圧計
等の計器に連動したコンピュータによって自動的に制御
される。樹脂の注入が完了後、成形型Aの温度が所定温
度以下に冷えた後、図3に示すように、樹脂注入機Bは
同時に板状体2の面から上昇して、樹脂成形部10が板
状体2の所定位置に成形される。
【0028】上記樹脂成形部の成形に際し、型中に予め
位置決め部材11等の如き他の部材を設置しておくこと
によって、成形される樹脂成形部10に任意の位置決め
部材11を同時に設けることができる。また、板状体2
と樹脂成形部10との密着性は使用する樹脂によって異
なるので、板状体と樹脂の組み合わせに応じて、板状体
2の樹脂成形部形成領域に予め接着部材12を設けてお
くこともできる。
【0029】樹脂成形部10の成形が完了した板状体
は、図4に示すように、コンベア41によってガラス位
置決めステーション43を離れ、次の板状体42が位置
決めステーション43上搬送され前記操作が繰り返さ
れる。
【0030】次に、本発明の別の実施例を図5〜図7を
用いて説明する。板状体2の樹脂成形部形成領域に孔1
3が存在する場合には、樹脂成形型を上下一対の成形
A、A’とし、これら一対の成形型A、A’によって孔
13を含む板状体2面を挟持して、一対の成形型A、
A’の凹部1と板状体2によってキャビティ3を形成
し、前記方法と同様に樹脂成形部10を成形できる。こ
の場合には一対の成形型A、A’からなるキャビティ3
内に、自動車のワイパー等の種々の装置の取付け台とな
る適当な他の部材14を設けてくことによって、図8
に示すように板状体2の面を横断した部材14を有する
樹脂成形部10を成形できる。
【0031】また、部材14を成形後に樹脂成形10
から抜き取れるようにしておくことによって、板状体2
の孔部周辺にのみ樹脂成形部10を成形し、上記したワ
イパー等を取付けることができる周囲を樹脂で覆われた
所望の径の孔15を、板状体2に成形することもでき
る。
【0032】以上の如き本発明において使用する成形型
は、所望のキャビティを形成し得る形状を有するもので
あればよく、樹脂が熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の場
合には、耐熱性に優れた金属製であることが好ましい。
成形時に高温高圧が要求されない場合、例えば、反応性
プレポリマーやPVCペーストゾル等の液状樹脂を使用
する場合には、セラミック、樹脂、ゴム等の材料から形
成してもよい。
【0033】本発明で使用する樹脂注入機は、ロボット
で把持しかつ操作するために比較的小型であることが好
ましく、例えば、付属部品等も含めて30kg以下の重
量であることが好ましい。樹脂注入機としては、樹脂注
入機自身がシリンダー又はピストンを前後することによ
り樹脂の供給及び注入等を行う装置、シリンダー内でス
クリューを回転させて樹脂を所定量押し出す装置等が利
用される。特に好ましい樹脂注入機は、中にスクリュー
を内蔵したシリンダーとノズルとを有し、スクリューの
回転とシリンダーの加熱によって樹脂を計量・可塑化・
溶融・射出する射出成形機が好ましい。
【0034】本発明装置において、樹脂注入機及び/
又は成形型を上下及び左右等に移動させて操作する手段
は、コンピュータ制御されているロボット等が有用であ
る。
【0035】本発明において使用される板状体とは、単
板ガラス、複層ガラス、有機ガラス、ガラス板と他の材
料例えば合成樹脂板やフィルムとの複合物等である。こ
れらの板状体は平板状のものに限られず、曲面状であっ
てもよく、形状的にも特に制限はない。例えば、各種車
両のフロント、リヤ、サイド、ルーフ等の窓ガラス、そ
の他、一般住居、ビル等に使用される各種ガラス板等が
包含される。
【0036】本発明において使用する樹脂としては、塩
化ビニル樹脂、ウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂等の熱硬化性樹
脂、ポリウレタン用プレポリマー等の反応性プレポリマ
、塩化ビニル樹脂ペーストゾルの如き液状樹脂等、成
形可能な樹脂であればいずれの樹脂であってもよい。
【0037】成形型に設けられる凹部の形状は、取付け
部材の形状や窓開口フランジの形状等に応じて適宜決定
される。したがって、上記の一例のように縦断面が略階
段状であることに限定されない。上記例のように凹部に
深さの深い部分と浅い部分とを設ける、すなわち成形さ
れる樹脂成形部の高さが高い部分と低い部分とが形成さ
れるような深さを凹部に設れば、成形された樹脂成形部
に後仕上げ不要になるので好ましい。
【0038】後仕上げが不要である理由は以下のとおり
である。一般にノズル部分には、樹脂成形部の成形の
後、樹脂のはみ出し固化による小突起ができあがる。こ
の小突起が樹脂成形部の頂上、すなわち樹脂成形部の取
付け部材等が取付けられている位置と同じ高さにある
と、窓開口フランジに板状体を取付けた際に両者の密着
性が乏しくな。そのためこの小突起を除去する必要が
生じて、煩雑な工程が増加する
【0039】形される樹脂成形部の取付け部材等より
も一段下に小突起が形成されるのであれば、上記の後仕
上げは不要である。そのために凹部に深さの深い部分
と浅い部分とを設け、深い部分に取付け部材等を装着
し、樹脂流路出口を浅い部分に備えることが好ましい。
また、場合によっては凹部の側面に樹脂流路出口を備え
ることによっても後仕上げを不要にできるが、上記の浅
い部分に樹脂流路出口を備える方が、樹脂の流動性に鑑
みて好ましい。
【0040】この際、取付け部材等の好ましい形状とし
て、上方の取付け部材等の本体部21aが略円錐状をな
し、底部21bに平板状部分を有することによって、こ
の平板状部分がキャビティの上面を区画する蓋として機
能し、凹部の取付け部材等の装着部分22cである上方
への樹脂材料の流入を防止できる。また、略円錐状であ
ることによって、取付け部材等は凹部に確実に装着され
る。なお、上記の蓋の機能、取付け部材等自身に備え
るかわりに、別途取付け部材等装着部分22cへの樹脂
材料の流入を防止する手段を備えてもよく、いずれかの
手段によって上記の流入防止がなされる。
【0041】
【発明の効果】本発明においては、板状体の任意の位置
に、ロボット等を用いて成形型と樹脂注入機とを
し、樹脂注入機から成形型と板状体とによって形成され
るキャビティ内に樹脂を注入及び充填して任意の形状の
樹脂成形部を容易に成形できる。
【0042】要とする主要な設備は、ロボット及びそ
れに付属するもの程度であるために省スペースであり、
いかなる場所でも比較的に自由に生産工程を構成できる
という効果がある。さらに、コンピュータ等を用いた集
中制御を行えば多品種の混流生産もできるという効果が
ある。
【0043】形する樹脂成形部の形状に段差を設ける
ように成形型のキャビティを形成し、樹脂成形部の段差
の低い所に相当する部分からキャビティに樹脂を注入す
ることによって、成形された樹脂成形部にできあがる小
突起を取り除く作業も不要となる。
【0044】さらに本発明によれば、成形型への取付け
部材等の装着の仕方に制約がないため、取付け部材等の
びる方向は板状体の法線方向に限定されず、窓開口部
や板状体の設計に応じて適宜の方向に向けることができ
る。取付け部材等を取付ける位置も、仮止め、本固定等
の目的や板状体の大きさ等に応じて、必要な位置に必要
な数だけ、板状体に取付けることができ、樹脂成形部を
板状体に製造する製品設計上の自由度を増加させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置及び方法を説明する概略断面図。
【図2】本発明の装置及び方法を説明する概略断面図。
【図3】本発明の装置及び方法を説明する概略断面図。
【図4】本発明の装置及び方法を説明する概略上面図。
【図5】本発明の装置及び方法を説明する概略断面図
(a)及び板状体の斜視図(b)。
【図6】本発明の装置及び方法を説明する概略断面図。
【図7】本発明の装置及び方法を説明する概略断面図。
【図8】本発明における樹脂成形部を有する板状体を説
明する概略断面図(a)、(b)及び上面図(c)。
【符号の説明】
A:成形型 B:樹脂注入機 C:ロボット 1:凹部 2:板状体 3:キャビティ 4:樹脂 5:バックアップ部材 6:モーター 7:スクリュー 8:シリンダー 9:射出ノズル 10:樹脂成形部 11:取付け部材 12:接着部材 13:孔 14:部材 15:孔 41:コンベア 42:板状体 43:板状体位置決めステーション 44:ストッパ及びプッシャ 45:接着部材 46:樹脂注入機 47:樹脂成形部 48:部品装着ステーション 49:樹脂供給ステーション 50:ロボット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−167265(JP,A) 特開 昭63−67131(JP,A) 特開 昭63−159127(JP,A) 特開 昭63−184344(JP,A) 特開 平4−184944(JP,A) 特開 平5−315513(JP,A) 実開 平2−51146(JP,U) 特公 昭61−3648(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/00 - 39/44 B29C 45/00 - 45/84 B60J 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つの面に任意の形状の凹部を有し、前記
    一つの面を板状体の面に密着するように配したときに、
    前記凹部と板状体表面とにより所望のキャビティを形成
    する成形型と、該成形型に樹脂を注入する樹脂注入機
    と、これらの成形型、又は成形型及び樹脂注入機の位置
    を任意に移動させて板状体面の樹脂成形部形成領域に成
    形型、又は成形型及び樹脂注入機を配置可能な移動手段
    とからなる板状体へ樹脂成形部を形成するための成形装
    置であって、前記凹部は深さが異なる少なくとも2つの
    部分を有していて、深さの浅い方から前記樹脂をキャビ
    ティに注入されるものである成形装置。
  2. 【請求項2】前記移動手段が、コンピュータ制御されて
    いるロボットである請求項1に記載の成形装置。
  3. 【請求項3】前記成形型が配される板状体の面と反対側
    面に配される、一つの面に任意の形状の凹部を有する第
    2の型を備え、板状体の樹脂成形部形成領域に設けられ
    た孔を包含して板状体を挟持する請求項1又は2に記載
    の成形装置。
  4. 【請求項4】一つの面に任意の形状の凹部を有する成形
    型を、該成形型を所定の位置に移動させる移動手段によ
    って板状体表面の樹脂成形部形成領域に移動させ、前記
    成形型の一つの面を板状体表面に密着するように配し、
    前記成形型の凹部と板状体表面とによって形成されるキ
    ャビティに、前記成形型に連通した樹脂注入機から樹脂
    を注入し固化させる板状体へ樹脂成形部を形成するため
    の成形方法であって、前記凹部は深さが異なる少なくと
    も2つの部分を有していて、深さの浅い方から前記樹脂
    をキャビティに注入する成形方法。
  5. 【請求項5】キャビティ内に所望の部材を装着後、樹脂
    を注入する請求項4に記載の成形方法。
  6. 【請求項6】板状体の樹脂成形部形成領域に予め接着部
    材を設ける請求項4又は5に記載の成形方法。
  7. 【請求項7】板状体の樹脂成形部形成領域に設けられた
    孔を包含するように前記成形体を板状体表面に配し、一
    つの面に任意の形状の凹部を有する第2の型を前記板状
    体表面と反対側の面に前記孔を包含するように配して板
    状体を挟持し、これら一対の成形型と板状体とによって
    キャビティを形成する請求項4、5又は6に記載の成形
    方法。
JP17888894A 1994-03-23 1994-07-29 板状体へ樹脂成形部を形成するための成形装置及び成形方法 Expired - Fee Related JP3458468B2 (ja)

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