JP3210972B2 - 被加温物または被冷却物の液体浴式加温・冷却装置 - Google Patents
被加温物または被冷却物の液体浴式加温・冷却装置Info
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- JP3210972B2 JP3210972B2 JP08664793A JP8664793A JP3210972B2 JP 3210972 B2 JP3210972 B2 JP 3210972B2 JP 08664793 A JP08664793 A JP 08664793A JP 8664793 A JP8664793 A JP 8664793A JP 3210972 B2 JP3210972 B2 JP 3210972B2
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- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットパック、常温パ
ックまたは低温パックなどにより例えば麺つゆ、ソー
ス、ミソ、その他適宜調味料および適宜の食品あるいは
飲料水、医薬品、化粧品などを内容物として充填したプ
ラスチックフイルムからなる包装物またはプラスチック
成型容器、ビン、金属容器(缶詰缶も含む)などを、循
環する加温用または冷却用液体に浮遊回転させて加温ま
たは冷却させるようにした被加温物または被冷却物の液
体浴式加温・冷却装置に関するものである。
ックまたは低温パックなどにより例えば麺つゆ、ソー
ス、ミソ、その他適宜調味料および適宜の食品あるいは
飲料水、医薬品、化粧品などを内容物として充填したプ
ラスチックフイルムからなる包装物またはプラスチック
成型容器、ビン、金属容器(缶詰缶も含む)などを、循
環する加温用または冷却用液体に浮遊回転させて加温ま
たは冷却させるようにした被加温物または被冷却物の液
体浴式加温・冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホットパック、常温パックまた
は低温パックなどにより例えば麺つゆ、ソース、その他
適宜の食品を内容物として封入し、所要量および所要大
きさ毎に区分けしてプラスチックフイルムなどで熱シー
ルし、カットされた個別包装物を冷却するようにした装
置、または前記内容物を封入し、所要量および所要大き
さ毎に区分けしてプラスチックフイルムなどで熱シール
された袋状部からなる連続包装物を加温または冷却する
ようにした装置としては、例えば特開平2−19112
9号公報に示すものが従来例として周知である。
は低温パックなどにより例えば麺つゆ、ソース、その他
適宜の食品を内容物として封入し、所要量および所要大
きさ毎に区分けしてプラスチックフイルムなどで熱シー
ルし、カットされた個別包装物を冷却するようにした装
置、または前記内容物を封入し、所要量および所要大き
さ毎に区分けしてプラスチックフイルムなどで熱シール
された袋状部からなる連続包装物を加温または冷却する
ようにした装置としては、例えば特開平2−19112
9号公報に示すものが従来例として周知である。
【0003】この公報には、例えば前記個別包装物をベ
ルトコンベア上に山積状に堆積して気体によって冷却す
るようにした装置や、前記個別包装物を所要数の山積状
もしくは一個づつネット状ベルトコンベア上に載架した
状態で冷却水槽内を通過させて所要温度に冷却するよう
にした装置が所載されている。また、前記連続包装物は
熱処理装置の熱処理タンク内に収納された水,冷却ガ
ス,湯,または蒸気などの熱処理媒体中を連続して通過
することにより熱処理される。この場合の通過は、例え
ば熱処理タンク内に上下に配設されたドラムの周面を螺
旋状に複数回巻回するか、または8の字状に複数回巻回
して移送され、その間に前記ドラムによって前記連続包
装物が圧扁作用と部分的な屈曲作用とを同時に受けて、
内容物が強制的に流動攪拌され、全面的に加温または冷
却される装置が所載されている。
ルトコンベア上に山積状に堆積して気体によって冷却す
るようにした装置や、前記個別包装物を所要数の山積状
もしくは一個づつネット状ベルトコンベア上に載架した
状態で冷却水槽内を通過させて所要温度に冷却するよう
にした装置が所載されている。また、前記連続包装物は
熱処理装置の熱処理タンク内に収納された水,冷却ガ
ス,湯,または蒸気などの熱処理媒体中を連続して通過
することにより熱処理される。この場合の通過は、例え
ば熱処理タンク内に上下に配設されたドラムの周面を螺
旋状に複数回巻回するか、または8の字状に複数回巻回
して移送され、その間に前記ドラムによって前記連続包
装物が圧扁作用と部分的な屈曲作用とを同時に受けて、
内容物が強制的に流動攪拌され、全面的に加温または冷
却される装置が所載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来例の加温・冷却装置によれば、いずれも広い加温・冷
却スペースを要していた。また前記個別包装物または前
記連続包装物の全面に対する加温・冷却処理が、いずれ
も包装物の芯部にまで達し難く、加温・冷却処理効率が
甚だ悪かったばかりでなく、フイルムに傷も付きやす
く、特に前記連続包装物を熱処理装置の熱処理タンク内
に収納された水,冷却ガス,湯,または蒸気などの熱処
理媒体中のドラムの周面を螺旋状に複数回巻回するか、
または8の字状に複数回巻回して移送させる装置にあっ
ては、この連続包装物の袋状部が小さい場合(例えば5
〜10cm×5〜10cm以下)はよいが、大きい場合
(例えば10〜15cm×10〜15cm以上)には装
置が大型となり、広い設置面積を必要とし、コスト高と
なるばかりでなく、容積が大となるため、より一層加温
・冷却処理効率が悪くなるという問題点があった。
来例の加温・冷却装置によれば、いずれも広い加温・冷
却スペースを要していた。また前記個別包装物または前
記連続包装物の全面に対する加温・冷却処理が、いずれ
も包装物の芯部にまで達し難く、加温・冷却処理効率が
甚だ悪かったばかりでなく、フイルムに傷も付きやす
く、特に前記連続包装物を熱処理装置の熱処理タンク内
に収納された水,冷却ガス,湯,または蒸気などの熱処
理媒体中のドラムの周面を螺旋状に複数回巻回するか、
または8の字状に複数回巻回して移送させる装置にあっ
ては、この連続包装物の袋状部が小さい場合(例えば5
〜10cm×5〜10cm以下)はよいが、大きい場合
(例えば10〜15cm×10〜15cm以上)には装
置が大型となり、広い設置面積を必要とし、コスト高と
なるばかりでなく、容積が大となるため、より一層加温
・冷却処理効率が悪くなるという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の被加温物または
被冷却物の液体浴式加温・冷却装置は、上記課題を解決
することを目的とし、加温用または冷却用液体を流通さ
せる水流経路体を設けると共に、前記水流経路体内にそ
れぞれ供給し前記加温用または冷却用液体に浮遊させた
被加温物または被冷却物を、前記水流経路体内でそれぞ
れ回転移送させる回転移送手段を複数個設け、かつ前記
水流経路体の一方側に被加温物または被冷却物を供給す
る供給口を設けると共に、前記水流経路体の他方側に被
加温物または被冷却物を取り出す取出口を設け、前記取
出口の後方にメッシュ状ベルトコンベア又はロールコン
ベアを配設し、このメッシュ状ベルトコンベア又はロー
ルコンベアの上方に洗浄用ノズルを配設すると共に、前
記洗浄用ノズルの後方に水切りブロアーを配設したこと
を特徴とするものである。
被冷却物の液体浴式加温・冷却装置は、上記課題を解決
することを目的とし、加温用または冷却用液体を流通さ
せる水流経路体を設けると共に、前記水流経路体内にそ
れぞれ供給し前記加温用または冷却用液体に浮遊させた
被加温物または被冷却物を、前記水流経路体内でそれぞ
れ回転移送させる回転移送手段を複数個設け、かつ前記
水流経路体の一方側に被加温物または被冷却物を供給す
る供給口を設けると共に、前記水流経路体の他方側に被
加温物または被冷却物を取り出す取出口を設け、前記取
出口の後方にメッシュ状ベルトコンベア又はロールコン
ベアを配設し、このメッシュ状ベルトコンベア又はロー
ルコンベアの上方に洗浄用ノズルを配設すると共に、前
記洗浄用ノズルの後方に水切りブロアーを配設したこと
を特徴とするものである。
【0006】
【実施例】図1および図2は、本発明による被加温物ま
たは被冷却物の液体浴式加温・冷却装置の一実施例を示
す図であり、図1は本発明装置の動作原理を説明するた
め略示的に示す概略断面図、図2は本発明装置の水流経
路体および回転手段の実施例を略示的に示す概略断面図
である。
たは被冷却物の液体浴式加温・冷却装置の一実施例を示
す図であり、図1は本発明装置の動作原理を説明するた
め略示的に示す概略断面図、図2は本発明装置の水流経
路体および回転手段の実施例を略示的に示す概略断面図
である。
【0007】各図において、10は加温用または冷却用
液体を循環させる例えばU字状の水流経路体で、少なく
とも下方部10aは、円弧形状になっている。この水流
経路体10の一方側には、被加温物または被冷却物11
を供給する供給口10bが設けられ、すのこ状の移送部
材12が取り付けられている。この被加温物または被冷
却物11は、例えばホットパック、常温パックまたは低
温パックなどにより例えば麺つゆ、ソース、ミソ、その
他適宜調味料および適宜の食品あるいは飲料水、医薬
品、化粧品などを内容物として充填したプラスチックフ
イルムなどからなる包装物またはプラスチック成型容
器、ビン、金属容器(缶詰缶も含む)などである。
液体を循環させる例えばU字状の水流経路体で、少なく
とも下方部10aは、円弧形状になっている。この水流
経路体10の一方側には、被加温物または被冷却物11
を供給する供給口10bが設けられ、すのこ状の移送部
材12が取り付けられている。この被加温物または被冷
却物11は、例えばホットパック、常温パックまたは低
温パックなどにより例えば麺つゆ、ソース、ミソ、その
他適宜調味料および適宜の食品あるいは飲料水、医薬
品、化粧品などを内容物として充填したプラスチックフ
イルムなどからなる包装物またはプラスチック成型容
器、ビン、金属容器(缶詰缶も含む)などである。
【0008】前記水流経路体10の他方側には、前記被
加温物または被冷却物11を取り出す取出口10cが設
けられている。この取出口10cには、すのこ状の移送
部材12が取り付けられている。また前記水流経路体1
0の他方側に設けた前記移送部材12の下方部には、前
記加温用または冷却用液体の溜め部10dが前記水流経
路体10の一部に一体に設けられている。この溜め部1
0dには、蒸気管13が設けられており、加温用液体を
使用する際は、この蒸気管13にホールド温調用蒸気ま
たは温水15が調節バルブ14を介して供給される。1
6は温調用センサーである。冷却用液体を使用する際
は、ホールド温調用蒸気または温水15の代わりに冷却
水17が前記水流経路体10に調節バルブ18を介して
供給される。
加温物または被冷却物11を取り出す取出口10cが設
けられている。この取出口10cには、すのこ状の移送
部材12が取り付けられている。また前記水流経路体1
0の他方側に設けた前記移送部材12の下方部には、前
記加温用または冷却用液体の溜め部10dが前記水流経
路体10の一部に一体に設けられている。この溜め部1
0dには、蒸気管13が設けられており、加温用液体を
使用する際は、この蒸気管13にホールド温調用蒸気ま
たは温水15が調節バルブ14を介して供給される。1
6は温調用センサーである。冷却用液体を使用する際
は、ホールド温調用蒸気または温水15の代わりに冷却
水17が前記水流経路体10に調節バルブ18を介して
供給される。
【0009】前記溜め部10dと前記水流経路体10の
一方側との間には、ホールド温調用兼冷却用主水流循環
ポンプ19と調節バルブ20を介して配管されている。
前記水流経路体10内の被加温物または被冷却物11の
流速をコントロールするべく調節バルブ20により、前
記ホールド温調用兼冷却用主水流循環ポンプ19の循環
水量を調整しておくことにより加温または冷却のスピー
ドコントロールが容易に行うことができる。
一方側との間には、ホールド温調用兼冷却用主水流循環
ポンプ19と調節バルブ20を介して配管されている。
前記水流経路体10内の被加温物または被冷却物11の
流速をコントロールするべく調節バルブ20により、前
記ホールド温調用兼冷却用主水流循環ポンプ19の循環
水量を調整しておくことにより加温または冷却のスピー
ドコントロールが容易に行うことができる。
【0010】21は前記水流経路体10の供給口10b
から水流経路体10内に供給し、前記循環する加温用ま
たは冷却用液体に浮遊している被加温物または被冷却物
11を移送回転させるための複数の移送回転用ノズル
で、前記溜め部10dとの間に、ノズル用循環ポンプ2
2と調節バルブ23を介して配管されている。このノズ
ル21の先端は、移送回転時前記加温用または冷却用液
体に挿入している。このノズル21は、被加温物または
被冷却物11の形状や大きさおよび比重などの条件によ
って流量および吹き出し角度、長さを任意設定してい
る。前記循環する加温用または冷却用液体に浮遊してい
る被加温物または被冷却物11を、前記ノズル21で図
8のように回転させると、前記水流経路体10の下方部
10aは円弧形状になっているので、被加温物または被
冷却物11の表面および内容物に傷がつくことなく、急
速に連続加温または冷却されることになる。なお、前記
水流経路体10の大きさおよび長さを変えることによ
り、多種のホールド加温(温度維持)および冷却条件に
対応することができる。
から水流経路体10内に供給し、前記循環する加温用ま
たは冷却用液体に浮遊している被加温物または被冷却物
11を移送回転させるための複数の移送回転用ノズル
で、前記溜め部10dとの間に、ノズル用循環ポンプ2
2と調節バルブ23を介して配管されている。このノズ
ル21の先端は、移送回転時前記加温用または冷却用液
体に挿入している。このノズル21は、被加温物または
被冷却物11の形状や大きさおよび比重などの条件によ
って流量および吹き出し角度、長さを任意設定してい
る。前記循環する加温用または冷却用液体に浮遊してい
る被加温物または被冷却物11を、前記ノズル21で図
8のように回転させると、前記水流経路体10の下方部
10aは円弧形状になっているので、被加温物または被
冷却物11の表面および内容物に傷がつくことなく、急
速に連続加温または冷却されることになる。なお、前記
水流経路体10の大きさおよび長さを変えることによ
り、多種のホールド加温(温度維持)および冷却条件に
対応することができる。
【0011】24は前記取出口10cの後方に配設した
第1のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベア
で、25はこの第1のメッシュ状ベルトコンベア又はロ
ールコンベア24の上方に配設した前記冷却水17が調
節バルブ26を介して供給される冷却された被加温物ま
たは被冷却物11の表面11aを洗浄する第1の洗浄用
ノズルである。27は前記第1の洗浄用ノズル25の後
方に配設したこの第1の洗浄用ノズル25で洗浄された
被加温物または被冷却物11の表面11aおよび裏面1
1bの水分を除去する一対の水切りブロアーである。2
8は第1のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベ
ア24の後方に配設した第2のメッシュ状ベルトコンベ
ア又はロールコンベアである。前記第1および第2のメ
ッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベア24,28
は、適宜の駆動機構により駆動するようになっている。
第1のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベア
で、25はこの第1のメッシュ状ベルトコンベア又はロ
ールコンベア24の上方に配設した前記冷却水17が調
節バルブ26を介して供給される冷却された被加温物ま
たは被冷却物11の表面11aを洗浄する第1の洗浄用
ノズルである。27は前記第1の洗浄用ノズル25の後
方に配設したこの第1の洗浄用ノズル25で洗浄された
被加温物または被冷却物11の表面11aおよび裏面1
1bの水分を除去する一対の水切りブロアーである。2
8は第1のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベ
ア24の後方に配設した第2のメッシュ状ベルトコンベ
ア又はロールコンベアである。前記第1および第2のメ
ッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベア24,28
は、適宜の駆動機構により駆動するようになっている。
【0012】29は前記第2のメッシュ状ベルトコンベ
ア又はロールコンベア28の上方に配設した前記第1の
メッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベア24によ
り移送される被加温物または被冷却物11をさらに洗浄
する第2の洗浄用ノズルである。30はこの第2の洗浄
用ノズル29の後方に配置したこの洗浄用ノズル29で
洗浄された被加温物または被冷却物11の裏面11bの
水分を除去する第2の水切りブロアーである。31は前
記第1および第2のメッシュ状ベルトコンベア又はロー
ルコンベア24,28の下方に配置したタンクである。
ア又はロールコンベア28の上方に配設した前記第1の
メッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベア24によ
り移送される被加温物または被冷却物11をさらに洗浄
する第2の洗浄用ノズルである。30はこの第2の洗浄
用ノズル29の後方に配置したこの洗浄用ノズル29で
洗浄された被加温物または被冷却物11の裏面11bの
水分を除去する第2の水切りブロアーである。31は前
記第1および第2のメッシュ状ベルトコンベア又はロー
ルコンベア24,28の下方に配置したタンクである。
【0013】このようにすれば、前記第1のメッシュ状
ベルトコンベア又はロールコンベア24により移送され
る洗浄された被加温物または被冷却物11は、裏返され
て裏面11bが上向きになって第2のメッシュ状ベルト
コンベア又はロールコンベア28上に載置され矢印方向
に移送される。第2のメッシュ状ベルトコンベア又はロ
ールコンベア28によって矢印方向に移送される被加温
物または被冷却物11の裏面11bが、第2の洗浄用ノ
ズル29により洗浄され、第2の水切りブロアー30に
より水切りしながら適宜位置に取出される。
ベルトコンベア又はロールコンベア24により移送され
る洗浄された被加温物または被冷却物11は、裏返され
て裏面11bが上向きになって第2のメッシュ状ベルト
コンベア又はロールコンベア28上に載置され矢印方向
に移送される。第2のメッシュ状ベルトコンベア又はロ
ールコンベア28によって矢印方向に移送される被加温
物または被冷却物11の裏面11bが、第2の洗浄用ノ
ズル29により洗浄され、第2の水切りブロアー30に
より水切りしながら適宜位置に取出される。
【0014】このように冷却された内容物を封入した被
加温物または被冷却物11は、前記第1および第2の洗
浄用ノズル25,29と第1および第2の水切りブロア
ー27,30とにより被加温物または被冷却物11の表
裏面が洗浄されるとともに、水分が除去され、品質良好
な被加温物または被冷却物11を完成させることができ
る。
加温物または被冷却物11は、前記第1および第2の洗
浄用ノズル25,29と第1および第2の水切りブロア
ー27,30とにより被加温物または被冷却物11の表
裏面が洗浄されるとともに、水分が除去され、品質良好
な被加温物または被冷却物11を完成させることができ
る。
【0015】次に本発明の被加温物または被冷却物の液
体浴式加温・冷却装置の作用について説明する。加温用
液体を使用して被加温物11をホールド加温(温度維
持)する際は、ホールド温調用蒸気または温水15を前
記水流経路体10の溜め部10dに蒸気管13を介して
供給し、この溜め部10dから前記水流経路体10の一
方側にホールド温調用兼冷却用主水流循環ポンプ19に
よって循環するホールド温調用蒸気または温水15を水
流経路体10内で一方側から他方側方向に流しておく。
体浴式加温・冷却装置の作用について説明する。加温用
液体を使用して被加温物11をホールド加温(温度維
持)する際は、ホールド温調用蒸気または温水15を前
記水流経路体10の溜め部10dに蒸気管13を介して
供給し、この溜め部10dから前記水流経路体10の一
方側にホールド温調用兼冷却用主水流循環ポンプ19に
よって循環するホールド温調用蒸気または温水15を水
流経路体10内で一方側から他方側方向に流しておく。
【0016】そして前記被加温物11をこの水流経路体
10の一方側の供給口10bから供給し、ホールド温調
用蒸気または温水15に浮遊させ、かつこのホールド温
調用蒸気または温水15を前記ノズル21により回転さ
せながら前記被加温物11を前記水流経路体10の他方
側の取出口10c方向に回転移送させる。前記ホールド
温調用蒸気または温水15は、すのこ状の移送部材12
の下方部に設けられた溜め部10dに流れ、前記被加温
物11は、すのこ状の移送部材12によって第1のメッ
シュ状ベルトコンベア又はロールコンベア24上に取り
出され、この第1のメッシュ状ベルトコンベア又はロー
ルコンベア24によって矢印方向に移送されながら第1
の洗浄用ノズル25により洗浄され、一対の第1の水切
りブロアー27により表裏面から水切りが行われて、第
2のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベア28
上に取り出される。この第2のメッシュ状ベルトコンベ
ア又はロールコンベア28上に取り出された前記被加温
物11は、この第2のメッシュ状ベルトコンベア又はロ
ールコンベア28によって矢印方向に移送されながら第
2の洗浄用ノズル29により洗浄され、第2の水切りブ
ロアー30により表裏面から水切りが行われて適宜取り
出される。このように、加温用液体を使用して被加温物
11を任意の時間ホールド加温(温度維持)することに
より、容器内面の殺菌効果を得ることができる。
10の一方側の供給口10bから供給し、ホールド温調
用蒸気または温水15に浮遊させ、かつこのホールド温
調用蒸気または温水15を前記ノズル21により回転さ
せながら前記被加温物11を前記水流経路体10の他方
側の取出口10c方向に回転移送させる。前記ホールド
温調用蒸気または温水15は、すのこ状の移送部材12
の下方部に設けられた溜め部10dに流れ、前記被加温
物11は、すのこ状の移送部材12によって第1のメッ
シュ状ベルトコンベア又はロールコンベア24上に取り
出され、この第1のメッシュ状ベルトコンベア又はロー
ルコンベア24によって矢印方向に移送されながら第1
の洗浄用ノズル25により洗浄され、一対の第1の水切
りブロアー27により表裏面から水切りが行われて、第
2のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベア28
上に取り出される。この第2のメッシュ状ベルトコンベ
ア又はロールコンベア28上に取り出された前記被加温
物11は、この第2のメッシュ状ベルトコンベア又はロ
ールコンベア28によって矢印方向に移送されながら第
2の洗浄用ノズル29により洗浄され、第2の水切りブ
ロアー30により表裏面から水切りが行われて適宜取り
出される。このように、加温用液体を使用して被加温物
11を任意の時間ホールド加温(温度維持)することに
より、容器内面の殺菌効果を得ることができる。
【0017】また、冷却用液体を使用して被冷却物11
を冷却する際は、冷却水17を前記水流経路体10に供
給すると、冷却水17は溜め部10dに流れる。この溜
め部10dから前記水流経路体10の一方側にホールド
温調用兼冷却用主水流循環ポンプ19によって循環する
冷却水17を水流経路体10内で一方側から他方側方向
に流しておく。そして前記被冷却物11をこの水流経路
体10の一方側の供給口10bから供給し、冷却水17
に浮遊させ、かつこの冷却水17を前記ノズル21によ
り回転させながら前記被冷却物11を前記水流経路体1
0の他方側の取出口10c方向に回転移送させる。前記
冷却水17は、すのこ状の移送部材12の下方部に設け
られた溜め部10dに流れ、前記被冷却物11は、すの
こ状の移送部材12によってメッシュ状ベルトコンベア
又はロールコンベア24上に取り出され、このメッシュ
状ベルトコンベア又はロールコンベア24によって矢印
方向に移送されながら洗浄用ノズル25により洗浄さ
れ、一対の水切りブロアー27により表裏面から水切り
が行われて取り出される。この第2のメッシュ状ベルト
コンベア又はロールコンベア28上に取り出された前記
被冷却物11は、この第2のメッシュ状ベルトコンベア
又はロールコンベア28によって矢印方向に移送されな
がら第2の洗浄用ノズル29により洗浄され、第2の水
切りブロアー30により表裏面から水切りが行われて適
宜取り出される。このように、冷却用液体を使用して被
冷却物11を冷却することにより、フイルムのシール強
度を向上させることができる。
を冷却する際は、冷却水17を前記水流経路体10に供
給すると、冷却水17は溜め部10dに流れる。この溜
め部10dから前記水流経路体10の一方側にホールド
温調用兼冷却用主水流循環ポンプ19によって循環する
冷却水17を水流経路体10内で一方側から他方側方向
に流しておく。そして前記被冷却物11をこの水流経路
体10の一方側の供給口10bから供給し、冷却水17
に浮遊させ、かつこの冷却水17を前記ノズル21によ
り回転させながら前記被冷却物11を前記水流経路体1
0の他方側の取出口10c方向に回転移送させる。前記
冷却水17は、すのこ状の移送部材12の下方部に設け
られた溜め部10dに流れ、前記被冷却物11は、すの
こ状の移送部材12によってメッシュ状ベルトコンベア
又はロールコンベア24上に取り出され、このメッシュ
状ベルトコンベア又はロールコンベア24によって矢印
方向に移送されながら洗浄用ノズル25により洗浄さ
れ、一対の水切りブロアー27により表裏面から水切り
が行われて取り出される。この第2のメッシュ状ベルト
コンベア又はロールコンベア28上に取り出された前記
被冷却物11は、この第2のメッシュ状ベルトコンベア
又はロールコンベア28によって矢印方向に移送されな
がら第2の洗浄用ノズル29により洗浄され、第2の水
切りブロアー30により表裏面から水切りが行われて適
宜取り出される。このように、冷却用液体を使用して被
冷却物11を冷却することにより、フイルムのシール強
度を向上させることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体循環
による被加温物または被冷却物の浴式加温・冷却方法お
よび浴式加温・冷却装置によれば、水流経路体内で循環
させる前記加温用または冷却用液体を回転攪拌させるこ
とにより被加温物または被冷却物の表面温度の変化を早
めさせて、加温・冷却作用を被加温物または被冷却物の
芯部にまで迅速に波及させることができるので、狭いス
ペースにおいても多量の前記被加温物または被冷却物の
表面温度および芯部の温度(芯温)を急速に加温・冷却
させることができるとともに、機械による無理な引っぱ
り作用がないので、表面および内容物が損傷することな
く、加温・冷却処理効率を良好にすることができ、かつ
加温・冷却温度も容易にコントロールすることができる
ばかりでなく、前記被加温物または被冷却物はメッシュ
状ベルトコンベア又はロールコンベアによって移送しな
がら洗浄され、かつ水切りが行われて品質良好な被加温
物または被冷却物を迅速にして確実に得ることができる
などの効果を有する。
による被加温物または被冷却物の浴式加温・冷却方法お
よび浴式加温・冷却装置によれば、水流経路体内で循環
させる前記加温用または冷却用液体を回転攪拌させるこ
とにより被加温物または被冷却物の表面温度の変化を早
めさせて、加温・冷却作用を被加温物または被冷却物の
芯部にまで迅速に波及させることができるので、狭いス
ペースにおいても多量の前記被加温物または被冷却物の
表面温度および芯部の温度(芯温)を急速に加温・冷却
させることができるとともに、機械による無理な引っぱ
り作用がないので、表面および内容物が損傷することな
く、加温・冷却処理効率を良好にすることができ、かつ
加温・冷却温度も容易にコントロールすることができる
ばかりでなく、前記被加温物または被冷却物はメッシュ
状ベルトコンベア又はロールコンベアによって移送しな
がら洗浄され、かつ水切りが行われて品質良好な被加温
物または被冷却物を迅速にして確実に得ることができる
などの効果を有する。
【図1】本発明による被加温物または被冷却物の液体浴
式加温・冷却装置の一実施例の動作原理を説明するため
略示的に示した概略断面図である。
式加温・冷却装置の一実施例の動作原理を説明するため
略示的に示した概略断面図である。
【図2】本発明装置の水流経路体および回転手段の実施
例を略示的に示す概略断面図である。
例を略示的に示す概略断面図である。
10 水流経路体、10a 下方部、10b 供給口、
10c 取出口、10d 溜め部、11 被加温物また
は被冷却物、11a 被加温物または被冷却物の表面、
11b 被加温物または被冷却物の裏面、12 移送部
材、13蒸気管、14,18,20,23,26 調節
バルブ、15 ホールド温調用蒸気または温水、16
温調用センサー、17 冷却水、19 ホールド温調用
兼冷却用主水流循環ポンプ、21 複数のノズル、22
ノズル用循環ポンプ、24 第1のメッシュ状ベルト
コンベア又はロールコンベア、25 第1の洗浄用ノズ
ル、27 第1の水切りブロアー、28 第2のメッシ
ュ状ベルトコンベア又はロールコンベア、29 第2の
洗浄用ノズル、30 第2の水切りブロアー、31 タ
ンク。
10c 取出口、10d 溜め部、11 被加温物また
は被冷却物、11a 被加温物または被冷却物の表面、
11b 被加温物または被冷却物の裏面、12 移送部
材、13蒸気管、14,18,20,23,26 調節
バルブ、15 ホールド温調用蒸気または温水、16
温調用センサー、17 冷却水、19 ホールド温調用
兼冷却用主水流循環ポンプ、21 複数のノズル、22
ノズル用循環ポンプ、24 第1のメッシュ状ベルト
コンベア又はロールコンベア、25 第1の洗浄用ノズ
ル、27 第1の水切りブロアー、28 第2のメッシ
ュ状ベルトコンベア又はロールコンベア、29 第2の
洗浄用ノズル、30 第2の水切りブロアー、31 タ
ンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−21584(JP,A) 特開 昭61−41865(JP,A) 実開 平3−31272(JP,U) 実開 平4−43776(JP,U) 特公 昭46−43063(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 1/02 A23L 3/04 A23L 3/36
Claims (5)
- 【請求項1】 加温用または冷却用液体を流通させる水
流経路体を設けると共に、前記水流経路体内に供給し前
記加温用または冷却用液体に浮遊させた被加温物または
被冷却物を、前記水流経路体内で回転移送させる回転移
送手段を複数個並べて設け、かつ前記水流経路体の一方
側に被加温物または被冷却物を供給する供給口を設ける
と共に、前記水流経路体の他方側に被加温物または被冷
却物を取り出す取出口を設け、前記取出口の後方にメッ
シュ状ベルトコンベア又はロールコンベアを配設し、こ
のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベアの上方
に洗浄用ノズルを配設すると共に、前記洗浄用ノズルの
後方に水切りブロアーを配設したことを特徴とする被加
温物または被冷却物の液体浴式加温・冷却装置。 - 【請求項2】 加温用または冷却用液体を流通させる水
流経路体を設けると共に、前記水流経路体内に供給し前
記加温用または冷却用液体に浮遊させた被加温物または
被冷却物を、前記水流経路体内で回転移送させる回転移
送手段を複数個並べて設け、かつ前記水流経路体の一方
側に被加温物または被冷却物を供給する供給口を設ける
と共に、前記水流経路体の他方側に被加温物または被冷
却物を取り出す取出口を設け、前記取出口の後方に第1
のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベアを配設
し、この第1のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコ
ンベアの上方に洗浄用ノズルを配設すると共に、前記洗
浄用ノズルの後方に水切りブロアーを配設し、前記第1
のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベアの後方
に第2のメッシュ状ベルトコンベア又はロールコンベア
を配設したことを特徴とする被加温物または被冷却物の
液体浴式加温・冷却装置。 - 【請求項3】 請求項1および請求項2における水流経
路体の供給口と取出口とに、被加温物または被冷却物を
移送させる移送部材をそれぞれ配設したことを特徴とす
る被加温物または被冷却物の液体浴式加温・冷却装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載の被加温物
または被冷却物の液体浴式加温・冷却装置において、回
転移送手段は、水流経路体内の加温用または冷却用液体
に先端を挿入しうる回転移送用ノズルによって構成した
ことを特徴とする被加温物または被冷却物の液体浴式加
温・冷却装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載の水流経路
体の少なくとも下方部を円弧形状としたことを特徴とす
る被加温物または被冷却物の液体浴式加温・冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08664793A JP3210972B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 被加温物または被冷却物の液体浴式加温・冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08664793A JP3210972B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 被加温物または被冷却物の液体浴式加温・冷却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06257921A JPH06257921A (ja) | 1994-09-16 |
JP3210972B2 true JP3210972B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=13892830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08664793A Expired - Fee Related JP3210972B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 被加温物または被冷却物の液体浴式加温・冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3210972B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3933786B2 (ja) * | 1998-03-18 | 2007-06-20 | 川澄化学工業株式会社 | 連続オートクレーブ滅菌装置及び連続オートクレーブ滅菌方法 |
KR100536057B1 (ko) * | 1998-07-31 | 2006-03-23 | 정희도 | 청과물냉각장치 |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP08664793A patent/JP3210972B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06257921A (ja) | 1994-09-16 |
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