JP3527019B2 - 流動食品入り容器の殺菌方法及び殺菌装置 - Google Patents
流動食品入り容器の殺菌方法及び殺菌装置Info
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Description
る容器に流動食品を充填し封止してなる流動食品入り容
器の殺菌方法及び殺菌装置に関する。
ば果汁飲料、ゼリーなどは、レトルト殺菌等を要求され
ないため、加熱殺菌した流動食品を加熱状態で容器に充
填して口部を封止し、容器を転倒させて流動食品の熱で
容器内壁及び口部を殺菌する方法、いわゆるホットパッ
クといわれる充填方法が採用されている。
充填し封止した後、容器全体を熱水に浸漬して殺菌する
方法が採用されることもある。更に、容器に流動食品を
充填し封止した後、容器に熱水や蒸気を吹きつけて殺菌
する方法も行われている。
として、可撓性シートからなる袋体にストロー状の口部
を挿着し、口部の先端にキャップを螺着させたものから
なるものが使用されるようになってきた。
し、プラスチックフィルムと金属箔とをラミネートした
シート等からなる袋体12の一端縁に、ストローのよう
な形状の口部13を挿入して、ヒートシール等の手段で
袋体12に接合し、口部13の突出端部にキャップ14
を螺着させるようにしたものからなる。
以下、通常1cm以下となっており、また、口部13の長
さLは1cm以上、通常2cm以上となっている。また、口
部13及びキャップ14は、ポリエステル等の合成樹脂
からなる。
性のある袋体12からなるため、口部13をストロー代
わりにして内部の流動食品を吸い込むことができ、例え
ばゼリー飲料などに多用されつつある。
ゆるホットパックという方法で、図8に示したような細
長い口部13を有する容器11に流動食品を充填した場
合、加熱された流動食品を充填した後、容器11を転倒
させて口部13まで殺菌しようとしたとき、流動食品が
口部13に流入しにくく、流入しても口部13の先端部
に到達するまでに温度低下してしまうため、口部13及
びキャップ14の内壁の殺菌が不十分となることがある
という問題点があることがわかった。
11に流動食品を充填した後、容器11全体を熱水等に
浸漬して、再加熱することが考えられるが、内容物であ
る流動食品を必要以上に加熱することとなり、果汁飲料
等においてはフレーバーの劣化等が起こりやすく、ゼリ
ー飲料においてはゼリー強度の低下等をきたして、品質
が低下するという問題点があった。
容器11の口部13及びキャップ14に熱水や加熱蒸気
を吹きつけて殺菌することも考えられるが、熱エネルギ
ーの消費が大きく、加熱蒸気が周囲に立ち込めて作業環
境が悪くなり、周囲の設備にも悪影響を及ぼし、口部1
3及びキャップ14の加熱温度が一定せず、安定した加
熱殺菌効果が得られないという問題点があった。
を有する容器に流動食品を充填し封止して流動食品入り
容器を得るに際して、口部の殺菌を十分に行うことがで
きると共に、内容物である流動食品の品質劣化を防止で
きるようにした流動食品入り容器の殺菌方法及び殺菌装
置を提供することにある。
になされた本発明の第1は、細長い口部を有する容器に
流動食品を充填し封止してなる流動食品入り容器の殺菌
方法において、前記流動食品を加熱した状態で前記容器
に充填して前記口部を封止した後、前記容器の前記口部
を下方に向けて、前記口部近辺のみを熱水槽に浸漬する
ことを特徴とする流動食品入り容器の殺菌方法である。
部の内径が1.5 cm以下、前記口部の長さが1cm以上であ
る流動食品入り容器の殺菌方法である。
ベアに逆さに挿入して支持させ、前記容器の前記口部を
下方に向けて移動させながら、前記口部近辺のみを熱水
槽に浸漬して取り出す流動食品入り容器の殺菌方法であ
る。
以下の酸性飲料又はゼリーである流動食品入り容器の殺
菌方法である。
〜98℃であり、前記熱水槽への前記口部の浸漬時間が
1〜10分である流動食品入り容器の殺菌方法である。
トからなる袋体にストロー状の口部を挿着し、口部の先
端にキャップを螺着させたものからなる流動食品入り容
器の殺菌方法である。
に流動食品を充填し封止してなる流動食品入り容器の殺
菌装置において、前記流動食品入り容器を逆さに支持し
て搬送するバケットコンベアと、このバケットコンベア
の始端部において前記流動食品入り容器を逆さにして各
バケットに挿入する供給コンベアと、前記バケットコン
ベアの搬送経路に沿って配置され、前記バケットコンベ
アに逆さに支持された前記流動食品入り容器の口部近辺
が浸漬されるように熱水を貯留できる熱水槽とを備えて
いることを特徴とする流動食品入り容器の殺菌装置であ
る。
記流動食品入り容器の移動を制止して所定のタイミング
で送出させるタイミングゲートが、所定間隔で複数設け
られている流動食品入り容器の殺菌装置である。
各バケットが、前記流動食品入り容器の口部を突出させ
る透孔を底部に有する流動食品入り容器の殺菌装置であ
る。
を有する板で形成された熱水槽本体と、この熱水槽本体
内を長手方向に所定間隔で仕切るように、少なくとも深
さ方向の中間部分に配置された仕切り板と、前記熱水槽
本体内に配設された加熱蒸気噴出管とを有する流動食品
入り容器の殺菌装置である。
た状態で容器に充填して口部を封止した後、容器の口部
を下方に向けて、口部近辺のみを熱水槽に浸漬すること
により、細長いため殺菌しにくい口部を十分に殺菌でき
ると共に、内容物の流動食品の必要以上の加熱を避けて
品質の劣化を防止できる。また、口部に熱水や蒸気を吹
きつける方法に比べて、熱エネルギーの損失が少なく、
口部の加熱温度が一定となるため、確実な殺菌処理がな
される。
しにくかった容器に適用することにより、そのような容
器を用いた製品の殺菌処理を作業性よく、確実に行うこ
とが可能となるため、産業上の意義がより高められる。
ンベアに逆さに挿入して支持させ、容器の口部を下方に
向けて移動させながら、口部近辺のみを熱水槽に浸漬し
て取り出すことにより、口部近辺のみの熱水浸漬を作業
性よく自動化して行うことができる。
る流動食品を、いわゆるホットパックが可能なpH4.2
以下の酸性飲料又はゼリーに限定したことにより、産業
上の意義がより高められる。
5〜98℃、熱水槽への口部の浸漬時間を1〜10分と
することにより、流動食品入り容器の口部の殺菌をより
確実に行うことができる。上記水温が85℃未満、ある
いは上記浸漬時間が1分未満では、殺菌が不十分となる
虞れがある。また、上記水温が98℃を超えると蒸気発
生量が多くなって熱水槽周辺の環境管理が難しくなる。
更に、浸漬時間が10分を超えると、必要以上に加熱さ
れることとなって、作業性が悪くなると共に、熱エネル
ギーの損失となる。
不十分となりやすかったストロー状の口部を有する可撓
性袋体からなる容器に適用したことにより、そのような
容器を安心して使用できるようになる。
って流動食品入り容器を搬送し、バケットコンベアに逆
さに挿入して支持させ、容器の口部を下方に向けた状態
で熱水槽に口部近辺のみを浸漬しながら移動させて取り
出すことができるので、前記第1の発明を工業的に自動
化して実施することができる。
設けたタイミングゲートで、移動してくる流動食品入り
容器を一次停止させ、バケットコンベアの回動タイミン
グに合わせて送出することができるので、容器をバケッ
トコンベアの各バケットに確実に挿入させることができ
る。
の各バケットの底部から、流動食品入り容器の口部を突
出させることにより、口部の加熱をより効果的に行わせ
るこができる。
熱材を有する板で形成されていることにより、熱エネル
ギーの損失を低減することができ、また、熱水槽本体内
を長手方向に仕切る仕切り板によって、熱水の温度を段
階的に変化させたりして殺菌条件の調整ができる。
食品入り容器の殺菌装置の一実施例が示されている。図
1は同装置の正面断面図、図2は同装置の平面図、図3
は供給コンベアを示す側面図、図4は図2のIV−IV線に
沿った断面図、図5はバケットコンベアの部分平面図、
図6はバケットコンベアの部分断面図、図7はバケット
コンベアの1つのバケットの側断面図である。
は、第1供給コンベア110と、第1供給コンベア11
0の終端に隣接する第2供給コンベア120と、第2供
給コンベア120の終端に隣接するバケットコンベア2
00と、このバケットコンベア200の搬送ラインに沿
って配設された熱水槽300とを備えている。
たライン111、112、113、114を有し、各ラ
イン111、112、113、114の始端部には、図
示しない流動食品の容器への充填装置がそれぞれ対応し
て配置されている。各充填装置は、容器に流動食品を充
填して封止した後、上記第1供給コンベア110の各ラ
イン111、112、113、114に流動食品入り容
器を供給する。
始端部を隣接させて配置された第2供給コンベア120
は、第1供給コンベア110よりも搬送速度が速くされ
ており、それによって第1供給コンベア110に載って
移動してきた容器が第2供給コンベア120に載ると、
それぞれの間隔を広げて搬送される。また、第2供給コ
ンベア120も、第1コンベア110の各ライン11
1、112、113、114に対応する4つの並列した
ライン121、122、123、124を有している。
ア120上には、所定間隔で3つのタイミングゲート1
30、140、150が設けられている。各タイミング
ゲート130、140、150は、エアシリンダ13
1、141、151と、その作動ロッドに連動するシャ
ッタ132、142、152と、容器11の通過を検出
するセンサ133、143、153とを有している。
は、バケットコンベア200の作動タイミングに合わせ
て、すなわちバケットコンベア200のバケット210
が第2供給コンベア120の終端の投入位置にくると、
シャッタ132、142、152を開き、各センサ13
3、143、153が容器11の通過を検出すると、シ
ャッタ132、142、152を閉じるように作動す
る。なお、タイミングゲート130、140、150
は、各ライン121、122、123、124毎に個別
に設けられている。
の一端に支持された回転軸220に装着されたスプロケ
ット221と、ケース400の他端に支持された回転軸
230に装着されたスプロケット231と、これらのス
プロケット221、231に張設されたチェーン240
とを備えている。なお、スプロケット221、231及
びチェーン240は、熱水槽300の両側に一対設けら
れている。また、図1に示すように、チェーン240の
上方走行部分は、チェーンガイド241、242によ
り、熱水槽300の内部に入るように支持されている。
0の両側に設けられたチェーン240は、それぞれ熱水
槽300の上下を通るようにループ状に配設されてい
る。一対のチェーン240の間には、バケット支持材2
11が架設され、このバケット支持材211に4つのバ
ケット210が設けられている。各バケット210は、
容器の前後が当接する前後板212、213と、容器の
両側が当接する仕切り板214と、底壁215と、底壁
215に形成された透孔216とで構成されている。特
に図7に示すように、前後板212、213と、底壁2
15とは、側方からみてJ字状に屈曲された一枚板で構
成され、その下端に透孔216が形成されていて、容器
11を逆さに挿入したとき、透孔216を通して容器1
1の口部13及びキャップ14が下方に突出するように
なっている。
ム、硝子繊維等の断熱材を金属板で覆ってなる断熱板で
形成されている。図4に示すように、熱水槽300の下
方には、水受けトレイ410が配置されている。また、
熱水槽300及びバケットコンベア200を囲むように
ケース400が配置され、このケース400の天部には
排気口420が設けられている。
の搬送経路に沿って細長い形状をなし、その長手方向に
所定間隔をおいて仕切り板311、312、313が設
けられている。仕切り板311、312、313は、熱
水槽300の深さ方向の中間部分に設けられ、その上下
部分は熱水が流通するようになっている。ただし、仕切
り板311、312、313によって熱水槽300内を
完全に仕切るようにしてもよい。この仕切り板311、
312、313によって、熱水槽300内の熱水の温度
を徐々に変化させたりすることが可能となる。
には、多数の孔321を有するパンチングメタル等の多
孔板320が水平に配設されている。そして、この多孔
板320の下方に加熱蒸気噴出管330が所定間隔で配
設されている。上記多孔板320は、バケットコンベア
200から落下するものを受けるという役割の他、バケ
ットコンベア200の流動食品入り容器11の移送によ
って熱水表面が波立つ(ゆれる)ことを防止する役割を
なす。
の流動食品入り容器の殺菌方法の実施例を説明する。
汁飲料等の飲料や、ゼリー等の流動性のある食品であれ
ばよいが、いわゆるホットパックによる充填が可能なも
のであることが好ましく、そのためpH4.2 以下となる
ように調製される酸性飲食品が好ましい。
いものであればよく、その材質は、プラスチック、ラミ
ネートフィルム、びん、缶などいずれであってもよい。
ただし、通常のホットパックによる方法に比べると口部
の殺菌という工程が増えることになるので、通常のホッ
トパックによる方法では口部が殺菌しにくいものに適用
することが好ましい。そのような容器として、具体的に
は、口部の内径が1.5cm以下、口部の長さが1cm以上の
ものが好ましい。
は、図8に示したようなラミネートフィルムの袋体12
の一端縁に、ストロー状の口部13を挿入して袋体12
に接合し、口部13にキャップ14を螺着した容器11
である。この容器11は、ストロー状の口部13を有す
るため、通常の容器に比べて口部13及びキャップ14
の殺菌が特に困難であり、本発明の方法を適用する利点
が大きい。
加熱殺菌された後、そのまま高温状態で容器に充填され
る。このとき、容器の本体部の内壁、図8の容器11に
ついて言えば袋体12の内壁は、加熱された流動食品に
速やかに接するため、効果的に殺菌される。しかし、口
部13やキャップ14の内壁は、流動食品が直ちには流
入せず、流入しても途中で温度低下してしまうため、こ
の時点ではまだ十分な殺菌がなされない。
した容器を、図2の第1供給コンベア110の各ライン
111、112、113、114に移送させる。第1供
給コンベア110に載って移動した容器は、第1供給コ
ンベア110の終端から、第2供給コンベア120の対
応するライン121、122、123、124に移送さ
れ、第2供給コンベア120によってより速い速度で移
送されることにより、それぞれの間隔を離される。
0上に配設された3つのタイミングゲート130、14
0、150は、移動してくる流動食品入り容器11を一
次停止させ、最前方のタイミングゲート150からタイ
ミングをとって、バケットコンベア200のバケット2
10に逆さに投入して支持させる。なお、タイミングゲ
ートを所定間隔で複数設けた理由は、容器11が一個ず
つバケットコンベア200に投入されるようにするため
である。
に投入された容器は、図6、7に示すように、口部13
及びキャップ14をバケット210の底壁215に形成
された透孔216を通して下方に突出させ、熱水槽30
0の熱湯H中に口部13近辺のみを浸漬させた状態で、
熱水槽300の長手方向に移送される。その結果、容器
11の口部13及びキャップ14の内壁も十分に加熱殺
菌することができ、しかも、容器11に充填された流動
食品が再加熱されることがないので、必要以上の加熱に
よって流動食品の風味が劣化したり、ゲル強度が低下し
たりすることが防止される。
Hの温度は、85〜98℃が好ましく、90〜95℃が
更に好ましい。また、熱水槽300への容器11の口部
13の浸漬時間、すなわちこの例ではバケットコンベア
200による熱水槽300中の移動時間は、1〜10分
が好ましく、1〜5分が更に好ましい。
200により熱水槽300中に容器11の口部13を浸
漬させながら移動させるようにしたが、本発明の殺菌方
法の実施に際しては、容器11を逆さに吊して移動させ
るような搬送手段を用いることもでき、更には、容器1
1を適宜の枠体に逆さに保持してバッチ式で熱水槽30
0に浸漬させてもよい。
れて熱水槽300中を移動した容器11は、バケットコ
ンベア200の終端においてバケット210から放出さ
れ、図1における排出コンベア500に載って次の工程
に運ばれる。なお、図7に示すように、バケット210
の前後板212、213のうち、前方の板212の方が
短くされて、容器11の排出方向に大きな開口部217
ができるようにされており、バケットコンベア200の
終端においてバケット210から容器11が落下しやす
くされている。
汁、寒天、クエン酸、増粘多糖類、クエン酸ナトリウ
ム、香料、塩化カリウム、ビタミンC、ナイアシン、パ
ントテン酸カルシウム、ビタミンB2 、ビタミンB1 を
水に添加し加熱溶解してゼリー飲料を調製した。
で図8に示したような容器11に充填し、図1〜7に示
した殺菌装置100によって口部13及びキャップ14
の殺菌を行った。なお、熱水槽300の熱水Hの温度は
93℃、バケットコンベア200により熱水槽300を
移動する時間、すなわち熱水Hへの浸漬時間は3分とし
た。
00個について25℃で7日間放置した後、微生物によ
る腐敗が発生した数を検査したところ、0個であった。
料180 gを90℃の加熱状態で図8に示したような容器
11に充填した後、直ちに逆さにして口部13及びキャ
ップ14の内面にゼリー飲料を接触させて殺菌を行っ
た。
00個について25℃で7日間放置した後、微生物によ
る腐敗が発生した数を検査したところ、3個であった。
によれば、細長い口部を有する容器に流動食品を充填し
た際に、熱エネルギーをできるだけ消費することなく、
口部内面の殺菌を確実に行うことができ、必要以上の加
熱によって流動食品の品質の低下をきたすことも防止で
きる。また、本発明の殺菌装置によれば、上記本発明の
殺菌方法を工業的に自動化して行うことができる。
例を示す正面断面図である。
である。
面図である。
面図である。
バケットの側断面図である。
ある。
Claims (10)
- 【請求項1】 細長い口部を有する容器に流動食品を充
填し封止してなる流動食品入り容器の殺菌方法におい
て、前記流動食品を加熱した状態で前記容器に充填して
前記口部を封止した後、前記容器の前記口部を下方に向
けて、前記口部近辺のみを熱水槽に浸漬することを特徴
とする流動食品入り容器の殺菌方法。 - 【請求項2】 前記容器の前記口部の内径が1.5 cm以
下、前記口部の長さが1cm以上である請求項1記載の流
動食品入り容器の殺菌方法。 - 【請求項3】 前記容器をバケットコンベアに逆さに挿
入して支持させ、前記容器の前記口部を下方に向けて移
動させながら、前記口部近辺のみを熱水槽に浸漬して取
り出す請求項1又は2記載の流動食品入り容器の殺菌方
法。 - 【請求項4】 前記流動食品がpH4.2 以下の酸性飲料
又はゼリーである請求項1〜3のいずれか1つに記載の
流動食品入り容器の殺菌方法。 - 【請求項5】 前記熱水槽の水温が85〜98℃であ
り、前記熱水槽への前記口部の浸漬時間が1〜10分で
ある請求項1〜4のいずれか1つに記載の流動食品入り
容器の殺菌方法。 - 【請求項6】 前記容器が、可撓性シートからなる袋体
にストロー状の口部を挿着し、口部の先端にキャップを
螺着させたものからなる請求項1〜5のいずれか1つに
記載の流動食品入り容器の殺菌方法。 - 【請求項7】 細長い口部を有する容器に流動食品を充
填し封止してなる流動食品入り容器の殺菌装置におい
て、前記流動食品入り容器を逆さに支持して搬送するバ
ケットコンベアと、このバケットコンベアの始端部にお
いて前記流動食品入り容器を逆さにして各バケットに挿
入する供給コンベアと、前記バケットコンベアの搬送経
路に沿って配置され、前記バケットコンベアに逆さに支
持された前記流動食品入り容器の口部近辺が浸漬される
ように熱水を貯留できる熱水槽とを備えていることを特
徴とする流動食品入り容器の殺菌装置。 - 【請求項8】 前記供給コンベアには、前記流動食品入
り容器の移動を制止して所定のタイミングで送出させる
タイミングゲートが、所定間隔で複数設けられている請
求項7記載の流動食品入り容器の殺菌装置。 - 【請求項9】 前記バケットコンベアの各バケットは、
前記流動食品入り容器の口部を突出させる透孔を底部に
有する請求項7又は8記載の流動食品入り容器の殺菌装
置。 - 【請求項10】 前記熱水槽は、断熱材を有する板で形
成された熱水槽本体と、この熱水槽本体内を長手方向に
所定間隔で仕切るように、少なくとも深さ方向の中間部
分に配置された仕切り板と、前記熱水槽本体内に配設さ
れた加熱蒸気噴出管とを有する請求項7〜9のいずれか
1つに記載の流動食品入り容器の殺菌装置。
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