JP2893234B2 - 被加温物もしくは被冷却物の加温もしくは冷却方法および加温もしくは冷却装置 - Google Patents

被加温物もしくは被冷却物の加温もしくは冷却方法および加温もしくは冷却装置

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JP2893234B2
JP2893234B2 JP5311018A JP31101893A JP2893234B2 JP 2893234 B2 JP2893234 B2 JP 2893234B2 JP 5311018 A JP5311018 A JP 5311018A JP 31101893 A JP31101893 A JP 31101893A JP 2893234 B2 JP2893234 B2 JP 2893234B2
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和彦 田中
慎一 上田
省吾 田中
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホットパック、常温パ
ックまたは低温パックなどにより例えば麺つゆ、ソー
ス、ミソ、その他適宜調味料および適宜の食品あるいは
飲料水、医薬品、化粧品などを内容物として充填したプ
ラスチックフイルムからなる包装物、または前記内容物
がプラスチックフイルムなどに充填されている小袋包装
物を多数収容した網袋、その他プラスチック成型容器
(ポリ容器)、ビン、缶詰缶、20K缶・10K缶など
の金属容器などを、回転させて加温もしくは冷却させる
ようにした被加温物もしくは被冷却物の加温もしくは冷
却方法および加温もしくは冷却装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ホットパック、常温パックまた
は低温パックなどにより例えば麺つゆ、ソース、その他
適宜の食品を内容物として封入し、所要量および所要大
きさ毎に区分けしてプラスチックフイルムなどで熱シー
ルし、カットされた個別包装物を冷却する方法、または
前記内容物を封入し、所要量および所要大きさ毎に区分
けしてプラスチックフイルムなどで熱シールされた袋状
部からなる連続包装物を加温または冷却する方法として
は、例えば特開平2−191129号公報に示すものが
従来例として周知である。
【0003】この公報には、例えば前記個別包装物をベ
ルトコンベア上に山積状に堆積して気体によって冷却す
る方法や、前記個別包装物を所要数の山積状もしくは一
個づつネット状ベルトコンベア上に載架した状態で冷却
水槽内を通過させて所要温度に冷却する方法が所載され
ている。また、前記連続包装物は熱処理装置の熱処理タ
ンク内に収納された水,冷却ガス,湯,または蒸気など
の熱処理媒体中を連続して通過することにより熱処理さ
れる。この場合の通過は、例えば熱処理タンク内に上下
に配設されたドラムの周面を螺旋状に複数回巻回する
か、または8の字状に複数回巻回して移送され、その間
に前記ドラムによって前記連続包装物が圧扁作用と部分
的な屈曲作用とを同時に受けて、内容物が強制的に流動
攪拌され、全面的に加温または冷却される方法が所載さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来例の加温・冷却方法によれば、いずれも広い加温・冷
却スペースを要していた。また前記個別包装物または前
記連続包装物の全面に対する加温・冷却処理が、いずれ
も包装物の芯部にまで達し難く、加温・冷却処理効率が
悪かったばかりでなく、フイルムに傷も付きやすく、特
に前記連続包装物を熱処理装置の熱処理タンク内に収納
された水,冷却ガス,湯,または蒸気などの熱処理媒体
中のドラムの周面を螺旋状に複数回巻回するか、または
8の字状に複数回巻回して移送させる方法にあっては、
この連続包装物の袋状部が小さい場合(例えば5〜10
cm×5〜10cm以下)はよいが、大きい場合(例え
ば10〜15cm×10〜15cm以上)には装置が大
型となり、広い設置面積を必要とし、コスト高となるば
かりでなく、装置全体の容積が大となるため、加温・冷
却処理効率が悪くなるという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の被加温物もしく
は被冷却物の加温もしくは冷却方法および加温もしくは
冷却装置は、上記課題を解決することを目的とし、その
被加温物もしくは被冷却物の加温もしくは冷却方法とし
ては、上方開口部から被加温物もしくは被冷却物を供給
する断面U字形の主浴槽内に加熱媒体もしくは冷却水を
供給し、この主浴槽の一側面部に配設した複数のノズル
によって下方に向けて噴流させた回転流で前記被加温物
もしくは被冷却物を回転加温もしくは回転冷却するよう
にしたことを特徴とするものである。
【0006】また、被加温物もしくは被冷却物の加温も
しくは冷却装置としては、加熱媒体もしくは冷却水を供
給する断面U字形の主浴槽と、この主浴槽の一側面部に
固設した副槽と、この副槽内に配設した複数のノズルと
よりなり、前記主浴槽の上方に被加温物もしくは被冷却
物を供給するための開口部を設け、かつ前記一側面部の
ほぼ中間位置に複数の水流孔を穿設すると共に、この複
数の水流孔の下方部に所定ピッチをもって複数の小孔を
穿設し、この複数の小孔内に前記ノズルの先端部を挿設
したことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】図1は、本発明による被加温物もしくは被冷
却物の加温もしくは冷却方法および加温もしくは冷却装
置の好適な一実施例を説明するための一部切欠した正面
図であり、図2は本発明の方法および装置における回転
手段の実施例を示す概略断面図である。
【0008】図1および図2において、10は所定の長
さと幅とを有し、上方に被加温物もしくは被冷却物11
を供給するための開口部10aを設け、かつ底部10b
を断面U字形(ほぼ円弧形状)とし、一側面部10cの
ほぼ中間位置に複数の水流孔10dを穿設すると共に、
この複数の水流孔10dの下方部に所定ピッチをもって
複数の小孔10eを穿設した蒸気もしくは温水17(以
下加熱媒体と称する)または冷却水19を供給する断面
U字形の主浴槽である。12はこの主浴槽10の一側面
部10cに固設した副槽である。13はこの副槽12内
に配設した複数のノズルであり、これらノズル13の先
端部は、前記主浴槽10の底部10b(下方向)に向け
て複数の小孔10e内に挿設されている。なお、前記水
流孔10dは、前記ノズル13のノズル用ポンプ21に
供給される加熱媒体17もしくは冷却水19を均一に循
環させるためのものである。
【0009】前記被加温物もしくは被冷却物11として
は、例えばホットパック、常温パックまたは低温パック
などにより例えば麺つゆ、ソース、ミソ、その他の適宜
調味料および適宜の食品あるいは飲料水、医薬品、化粧
品などを内容物として充填したプラスチックフイルムか
らなる包装物、または前記内容物がプラスチックフイル
ムなどに充填されている小袋包装物を多数収容した網
袋、その他、プラスチック成型容器(ポリ容器)、ビン
詰、缶詰、20K缶・10K缶などの金属容器などが使
用される。
【0010】前記主浴槽10内には、蒸気もしくは温水
供給管14(以下加熱媒体供給管と称する)および冷却
水供給管15が配管され、前記副槽12内には、温調用
センサー16が設けられている。前記主浴槽10内に加
熱媒体17を供給し使用する際は、加熱媒体用の調節バ
ルブ18および加熱媒体供給管14を介して加熱媒体1
7を前記主浴槽10内に供給する。また、前記主浴槽1
0内に冷却水19を供給し使用する際は、冷却水供給用
の調節バルブ20および冷却水供給管15を介して冷却
水19を前記主浴槽10内に供給する。なお、前記温調
用センサー16は、前記主浴槽10内の必要とする温度
を感知し、前記加熱媒体用の調節バルブ18または冷却
水供給用の調節バルブ20を制御して、適宜の温度を得
るものである。
【0011】前記複数のノズル13は、各先端部が所定
ピッチをもって分割されて前記複数の小孔10e内にそ
れぞれ挿設されているが、その各基部は一本の共通配管
13aに固設されている。そして、主浴槽10の開口部
10aから主浴槽10内に供給し、前記加熱媒体17も
しくは冷却水19に浮遊させた被加温物もしくは被冷却
物11を、噴流で図2示の矢印方向に回転させるため
に、前記複数のノズル13の一本の共通配管13aは、
ノズル用ポンプ21と調節バルブ22を介して連結配管
されている。前記ノズル13は、被加温物もしくは被冷
却物11の形状や大きさおよび比重などの条件によって
流量および吹き出し角度、長さを任意設定している。
【0012】このように、前記ノズル13によって被加
温物もしくは被冷却物11を図2示のように噴流により
回転させると、前記主浴槽10の底部10bはほぼ断面
円弧形状になっているので、前記被加温物もしくは被冷
却物11の表面および内容物は、傷がつくことなく、急
速に連続回転加温もしくは連続回転冷却されることにな
る。なお、前記主浴槽10の長さ、幅および大きさを変
えることにより、多種の大きさの被加温物もしくは被冷
却物11や加温(温度維持)もしくは冷却条件に対応す
ることができる。23は主浴槽10に設けた水抜き口で
あり、24はキャスターである。
【0013】次に本発明の被加温物もしくは被冷却物の
加温もしくは冷却方法について説明する。まず、前記加
熱媒体17を使用して被加温物11を加温(温度維持)
する際は、加熱媒体17を前記主浴槽10内に調節バル
ブ18および加熱媒体供給管14を介して供給してお
く。しかる後、被加温物11を主浴槽10の開口部10
aから供給し、前記加熱媒体17に浮遊させ、かつこの
加熱媒体17を前記複数のノズル13からの噴流により
所要時間回転させると、前記被加温物11は、この噴流
により図2示の矢印方向に回転する。このように、加熱
媒体17を使用して被加温物11を任意の所要時間ホー
ルド加温(温度維持)することにより、殺菌効果を得る
ことができる。
【0014】また、冷却水19を使用して被冷却物11
を冷却する際は、前記水抜き口23、24から前記加熱
媒体17を全部抜き、冷却水19を調節バルブ20およ
び冷却水供給管15を介して前記主浴槽10内に供給す
る。しかる後、被冷却物11を主浴槽10の開口部10
aから供給し、前記冷却水19に浮遊させ、かつこの冷
却水19を前記複数のノズル13からの噴流により所要
時間回転させると、前記被冷却物11は、この噴流によ
り図2示の矢印方向に回転する。このように前記冷却水
19を使用して被加温物11を短時間冷却することによ
り、被冷却物11の内容物の褐変(変色)防止効果を得
ることができる。
【0015】上述のように一台の装置によって加熱媒体
17もしくは冷却水19を使用して被加温物もしくは被
冷却物11を回転させると、この被加温物もしくは被冷
却物11の表面温度の変化を早めさせ、加温・冷却作用
を芯部にまで迅速に波及させることができるので、狭い
スペースにおいて前記被加温物もしくは被冷却物11の
表面温度および芯部の温度(芯温)を急速に加温・冷却
させることができるとともに、機械による無理な引っぱ
り作用がないので、表面および内容物が損傷することな
く、加温・冷却処理効率を良好にすることができ、かつ
加温・冷却温度も容易にコントロールすることができる
ものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の被加温物
もしくは被冷却物の加温もしくは冷却方法および加温も
しくは冷却装置によれば、一台の装置によって加熱媒体
と冷却水とを取り替えることにより被加温物では殺菌効
果を、被冷却物では褐変防止効果をそれぞれ簡単に得る
ことができるので、品質上の効果を有すると共に、狭い
場所でも簡単に使用することができ、構造および取扱い
も極めて簡単であり、被加温物もしくは被冷却物の種類
や大きさ、形状如何に拘らず適宜適用でき、コスト低廉
となるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による被加温物もしくは被冷却物の加温
もしくは冷却方法および加温もしくは冷却装置の好適な
一実施例を説明するための一部切欠した正面図である。
【図2】本発明の方法および装置における回転手段の実
施例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 主浴槽、 10a 開口部、 10b 底部、 10c 一側面部、 10d 水流孔、 10e 小孔、 11 被加温物、被冷却物、 12 副槽、 13 ノズル、 13a 共通配管、 14 加熱媒体供給管、 15 冷却水供給管、 16 温調用センサー、 17 加熱媒体、 18 調節バルブ、 19 冷却水、 20 調節バルブ、 21 ノズル用ポンプ、 22 調節バルブ、 23 水抜き口、 24 キャスター。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 3/14 A23L 3/36 A61L 2/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方開口部から被加温物もしくは被冷却
    物を供給する断面U字形の主浴槽内に加熱媒体もしくは
    冷却水を供給し、この主浴槽の一側面部に配設した複数
    のノズルによって下方に向けて噴流させた回転流で前記
    被加温物もしくは被冷却物を回転加温もしくは回転冷却
    するようにしたことを特徴とする被加温物もしくは被冷
    却物の加温もしくは冷却方法。
  2. 【請求項2】 加熱媒体もしくは冷却水を供給する断面
    U字形の主浴槽と、この主浴槽の一側面部に固設した副
    槽と、この副槽内に配設した複数のノズルとよりなり、
    前記主浴槽の上方に被加温物もしくは被冷却物を供給す
    るための開口部を設け、かつ前記一側面部のほぼ中間位
    置に複数の水流孔を穿設すると共に、この複数の水流孔
    の下方部に所定ピッチをもって複数の小孔を穿設し、こ
    の複数の小孔内に前記ノズルの先端部を挿設したことを
    特徴とする被加温物もしくは被冷却物の加温もしくは冷
    却装置。
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