JP2532654Y2 - 包装体用冷却装置 - Google Patents

包装体用冷却装置

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JP2532654Y2 JP1990010726U JP1072690U JP2532654Y2 JP 2532654 Y2 JP2532654 Y2 JP 2532654Y2 JP 1990010726 U JP1990010726 U JP 1990010726U JP 1072690 U JP1072690 U JP 1072690U JP 2532654 Y2 JP2532654 Y2 JP 2532654Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、所謂ホットパックと称される高温の麺つゆ
とかソース類と云った液体又は粘体を充填した包装体
を、自動包装直後に所定の温度(常温)に冷却する包装
体用冷却装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
包装直後の高温包装体を自動的に冷却する冷却装置と
して、従来、特開昭64-84831号公報並びに特開平1-2545
30号公報に開示されているような冷却装置が存在する。
これ等の冷却装置は、高温液・粘体等の充填物を自動
包装機を用いてシールした直後の未だ高温状態にある連
続帯状包装体を、単体にカットすることなく引続きその
まま冷却槽内に導入し、冷却するように構成されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
従って、上記従来の冷却装置を使用するに当っては、
自動包装機に標準装備されているカッタをいちいち取外
すか、或は、カッタの作動を停止させる一方、冷却機の
出口側に冷却された連続帯状包装体を単体に切断するた
めのカッタを態々取付ける必要があって、甚だ不経済で
あった。
また、上記従来の冷却装置では、連続帯状包装体を冷
却槽内に架設したロール間に伸張状態に掛渡して冷却を
行うため、冷却中に各包装体内に充填した高温液体又は
粘体が充分に移動することができず、従って、これ等高
温液体又は粘体を短時間で所定温度に冷却することがで
きないから、冷却槽を大きくして冷却時間を長くする必
要があり、装置の大型化とコストアップを招く問題があ
った。
而して本考案の技術的課題は、既存の自動包装機をそ
のまま使用して包装体を一個宛単体に切断しながら冷却
できると共に、冷却中に包装体内で高温液体又は粘体を
充分に移動させて、短時間で所定温度に冷却することが
できる包装体用冷却装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案に講じた手
段は以下の如くである。
自動包装機によってシールされた包装体を、エンドレ
スに構成したコンベヤを用いて冷却水槽内を通して冷却
するように構成した包装体用冷却機に於いて、 (1)上記エンドレスのコンベヤのうち、特に往路のコ
ンベヤを冷却水槽内で上下に繰返し 蛇行せしめるこ
と。
(2)コンベヤの長手方向には、自動包装機によって密
封シールされた包装体を1個宛移動可能な状態に収容す
る篭体を多数並べて取付けること。
(3)上記コンベヤの始端部と終端部を夫々冷却水槽の
外に設けて、始端部では篭体が上向きに成り、終端部を
過ぎた反転部では下向きになるように構成し、且つ、始
端部の上側には搬送されて来る篭体の中に密封シールし
た包装体を1個ずつ収納できるように上記の自動包装機
を設置し、反転部の下側には包装体の収納容器又は搬送
用コンベヤを設置すること。
(4)少くとも始端部側と終端部側を除くコンベヤの一
側には、コンベヤによって搬送される各篭体の入口を塞
いで包装体の抜出しを防止する抜出し防止板を沿設する
こと。
(5)前記冷却水槽内のコンベヤの両側には、ジェット
エアーを噴射するノズルを設け、且つ、コンベヤの終端
部にはエアー乾燥器を設けること。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、冷却水槽内に於けるコンベヤの
距離を可及的に長くして、小型に造った冷却水槽内でも
比較的長い時間冷却を行って、冷却効果を高めることを
可能にする。
上記(2)の要素は、自動包装機のカッターで切断し
た包装体を、1個ずつ篭体内に入れて搬送しながら冷却
することができると共に、各篭体内に収容した包装体
は、コンベヤの上下蛇行搬送に従って篭体内で上下に移
動されるから、充填した高温液体・粘体が充分に移動さ
れて、冷却を効果的に行うことを可能にする。
上記(3)の要素は、自動包装機によって密封シール
した包装体を1個ずつ自動的に各篭体の中に入れて冷却
できると共に、冷却水槽を通って冷却された包装体を1
個ずつ自動的に収納容器又はコンベヤ上に取出すことを
可能にする。
上記(4)の要素は、コンベヤの搬送に従って篭体が
冷却水の中に入った時に、抜け出し防止板によって包装
体が篭体から抜け出て浮かび上がることを防止できるか
ら、エアーとかガス類が充填された包装体の冷却を効果
的に行うことを可能にする。
上記(5)の要素は、コンベヤによる搬送中にジェッ
トエアーが篭体内の包装体に向かって噴射されるから、
篭体内の包装体が激しく揺動されて高温液体・粘体の冷
却を効果的に行うことができると共に、上記のジェット
エアーが冷却水槽内の冷却水を対流させるから、上記包
装体の冷却をより効果的に行うことができ、更に、冷却
水槽から搬出された零れた包装体を、エアー乾燥器が乾
燥して周囲に付着した水分を除去すること可能にする。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した
技術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消
することができる。
〔実施例〕
以下に、上述した本考案に係る包装体用冷却装置の好
適に実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
第1図に於いて、1は冷却水Wを収容した冷却水槽で
あって、この冷却水槽1内にはエンドレスに構成したコ
ンベヤ2の往路2aと復路2bの中間部分が収容され、特
に、往路2aは冷却水槽1内で上下に繰返し蛇行する仕組
に成っている。また、2R…はコンベヤ2を掛渡したスプ
ロケット、2Mはコンベヤ駆動用モータを示す。
次に、2cと2dは冷却水槽1の外に設けた上記コンベヤ
2の始端部と終端部、2eは反転部であって、始端部2cの
上部には高温液体・粘体を自動的に密封シールする自動
包装機3が設置され、終端部2dの両側にはエアー乾燥器
4…が設けられ、同じく反転部2eの下側には冷却された
包装体Paの収納容器5が設けられている。尚、図中3aは
自動包装機3の加熱シーラーで、3bはカッタ、3cは高温
液体・粘体用供給パイプを示す。
更に、第1図と第2図に於いて、6…は前記のコンベ
ヤ2(具体的にはコンベヤチェーン2T,2T間)に等間隔
に並べて取付け多数の篭体であって、金属製のネット6N
を用いて上面の入口6aを開口して構成したこれ等の篭体
6は、第2図に示す如く容積が収容する包装体Pよりも
広目に造られていて、搬送中に包装体Pが篭体6内で上
下、左右に移動できる仕組に成っており、且つ、これ等
の各篭体6…は、上記エンドレスのコンベヤ2の反転構
造によって、その始端部2cでは下向きに、終端部2dを過
ぎると下向きになるように構成されている。
また、7は同じく金属ネットを用いて全体を細長く造
った抜出し防止板で、この抜け出し防止板7は少くとも
冷却水槽1内の往路コンベヤ2aに対して、各篭体6…の
入口6aを塞ぐように沿設されている。尚、このガイド7
は細長い金属又はプラスチックの杆を用いて構成しても
よい。
8…は上記冷却水槽1内に於いて、往路コンベヤ2aの
各篭体6…に対してジェットエアーを噴射するノズルで
あって、9はこれ等各ノズル8…と前記エアー乾燥器4
…に対して乾燥用の圧縮エアーを供給するコンプレッサ
ーを示す。
更に第2図に於いて、6b…は篭体6を取付けるための
支持アーム、2Sはスプロケット2Rの回転軸を示す。
本考案に係る包装体用冷却装置は以上述べた如き構成
であるから、コンベヤ2の始端部2cに於いて自動包装機
3の包装作動とコンベヤ2の搬送作動を同調させて行う
ことにより、高温液体・粘体を充填した包装体Pを一個
宛カッタ3bで切断しながら各篭体6…の中に自動的に収
容させることができ、更に、コンベヤ2は上記の包装体
Pを収容した篭体6…を順々に冷却水槽1内に送り込
み、包装体Pを冷却することができる。
また、上記のコンベヤ2の往路2aは、冷却水槽1内で
上下に繰返し蛇行することにより、冷却時間を可及的に
長くする一方、この蛇行の繰返しとノズル8…から噴射
されるジェットエアーとによって、包装体Pが篭体6内
で上下左右に移動し、以って、充填された高温液体・粘
体の移動が活発に行われ、冷却水Wとの熱交換が効果的
に行われて、出口に至る迄の間に液体・粘体を所定の温
度(常温)に冷却することを可能にする。また、各ノズ
ル8…から噴射されるジェットエアーは、冷却水槽1内
の冷却水Wを常に対流させて、水温の上昇を可及的に抑
えて常に一定の冷却効果を発揮可能とする。
以上の様にして冷却された各包装体P…は、コンベヤ
2の終端部2dの部分でエアー乾燥器4…による乾燥を受
けて周囲に付着した水滴が除去された冷却包装体Paと成
り、次いで、末端の反転部2eの部分で篭体6が下向きに
反転して入口6aより下側の収納容器5内に落し込まれる
か、或は、コンベヤ(図示せず)の上に落下、搬送され
る。
〔効果〕
以上述べた次第で、本考案に係る包装体用冷却装置に
よれば、高温液体・粘体をシールした所謂ホットパック
を常温に冷却できるから、そのまま箱詰めとか梱包等を
行うことができるのであるが、本考案では特に、包装体
を自動包装機のカッタで一個宛切断した状態で冷却する
から、冷却後に一個宛切断する手間が省け、且つ、態々
カッタを設置する必要もなくて大変経済的であると共
に、包装体を篭体に入れて上下、左右に移動させながら
冷却するから、比較的小型の冷却水槽を用いて短時間で
効果的な冷却を行える利点も発揮できるものであって、
包装と冷却及び取出しの全ての工程を自動的に行える点
と相俟って、その実用的効果は洵に多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る包装体用冷却装置の全体を示した
構成図で、第2図はその要部を示した斜視図である。 1は冷却水槽、2はコンベヤ、2aは往路、2cは始端部、
2dは終端部、2eは反転部、3は自動包装機、4はエアー
乾燥器、6は篭体、6aは入口、7は抜出し防止板、8は
ジエットエアー噴出用ノズル、Pは包装体。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動包装機によってシールされた包装体
    を、エンドレスに構成したコンベヤを用いて冷却水槽内
    を通して冷却するように構成した包装体用冷却機に於い
    て、 上記エンドレスのコンベヤのうち、特に往路のコンベヤ
    を冷却水槽内で上下に繰返し蛇行せしめ、このコンベヤ
    の長手方向には、自動包装機によって密封シールされた
    包装体を1個ずつ移動可能な状態に収容する篭体を多数
    並べて取付けると共に、上記コンベヤの始端部と終端部
    を夫々冷却水槽の外に設けて、始端部では篭体が上向き
    に成り、終端部を過ぎた反転部では下向きになるように
    構成し、且つ、始端部の上側には搬送されて来る篭体の
    中に密封シールした包装体を1個ずつ収納できるように
    上記の自動包装機を設置し、反転部の下側には包装体の
    収納容器又は搬送用コンベヤを設置する一方、少くとも
    上記始端部側と終端部側を除くコンベヤの一側には、コ
    ンベヤによって搬送される各篭体の入口を塞いで包装体
    の抜出しを防止する抜け出し防止板を沿設したことを特
    徴とする包装体用冷却装置。
  2. 【請求項2】前記冷却水槽内のコンベヤの両側には、ジ
    ェットエアーを噴射するノズルを設け、且つ、コンベヤ
    の終端部にはエアー乾燥器を設けたことを特徴とする前
    記請求項(1)記載の包装体用冷却装置。
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