JP3210501B2 - 貼着ラベル、及び該ラベル付包装体、並びにその包装方法 - Google Patents

貼着ラベル、及び該ラベル付包装体、並びにその包装方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品等の内容物を包被
する熱収縮性フィルムに設けられた脱気孔を閉塞して密
封包装可能とした包装体及び包装方法と、該包装体及び
包装方法に使用される貼着ラベルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カップ麺,スナック菓子,生菓子
のような食品等の包装体として、内容物B'を熱収縮性フ
ィルム11でシュリンク包装した包装体本体A'からなるも
のがあった。
【0003】この包装体本体A'には、図6に示すよう
に、熱収縮性フィルム11に熱収縮する際に空気抜きでき
るよう、脱気孔12が設けられていると共に、前記内容物
B'を取り出す時に熱収縮性フィルム11の開封がスムーズ
になるよう、予め、開封する方向に適合させて、開封方
向に破封誘導線を有する形状の半円状(図示省略)或い
はU字状、コの字状(図示省略)等の切欠線13を刻設し
て形成した破切片14が設けられ、その破切片14を被覆す
るように接着剤を介して開封用ラベル15が貼着されたも
のがあった。
【0004】前記熱収縮性フィルム11の開封に際して
は、開封用ラベル15の一端を引張ることで、前記破切片
14を起点に、熱収縮性フィルム11と開封用ラベル15とが
一体的に引き裂かれることとなり、容易に前記熱収縮性
フィルム11が開封できるように構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記包装体
では、脱気孔12が包装後も開口状態であるので、気密性
が損なわれ、場合によっては内容物B'中に埃や塵が侵入
したり、空気の流入によって内容物B'の酸化や劣化が生
じたり、水分の吸湿によって重量増加の原因となってい
た。
【0006】特に、乾燥食品においての吸湿や生菓子等
においての表面乾燥が生じると該食品の鮮度や味の著し
い劣化となり、商品価値の低下が激しかった。
【0007】そこで、前記脱気孔12が1ヵ所に集中させ
て設け、加熱収縮後に該脱気孔12を閉塞するため、更
に、その部分にタックラベル等を貼着する作業を導入
し、密封包装を完成させていた。
【0008】ところが、前記のように加熱収縮後、タッ
クラベルを貼着する包装方法であれば、該加熱収縮によ
って前記脱気孔12の位置は夫々移動し、一定位置に定ま
ることが殆どないので、自動化的に前記タックラベルを
貼着することはできず、手作業にて該タックラベルの貼
着作業を行わなくてはならなかった。
【0009】そこで、本発明では、前記問題点に鑑み、
シュリンク包装の加熱収縮のために事前に包装素材であ
る熱収縮性フィルムに設けられた脱気孔による気密性の
損失を簡単、且つ確実に防止すると共に、包装後の内容
物の取り出し時に、前記フィルムの開封が容易、且つス
ムースにできるようにした包装体、及び包装方法を提供
すること、更には該包装体, 或いは包装方法にて使用さ
れる貼着ラベルを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、次の技術的手段を講じる。
【0011】即ち、貼着ラベルとしては、外層シート6
と該外層シート6 より熱膨張率の大きい内層シート7 と
からなる積層シート体8 と、該積層シート体8 の内層シ
ート7 側に設けられた接着層3 とから構成され、且つ前
記接着層3 は、少なくともその一部に感熱性接着剤が布
設された感熱性接着部10が設けられると共に、他部に粘
着剤が布設された粘着部9 が設けられてなることを特徴
としている。
【0012】また、包装体においては、内容物B を包被
した熱収縮性フィルム1 の所定位置に脱気孔2 が設けら
れた包装体本体A に、外層シート6 と該外層シート6 よ
り熱膨張率の大きい内層シート7 とからなる積層シート
体8 と、該積層シート体8 の内層シート7 側に設けられ
た接着層3 とから構成された貼着ラベル4 が設けられて
なり、且つ前記貼着ラベル4 の接着層3 は、前記脱気孔
2 を被覆すべく設けられた感熱性接着剤が布設された感
熱性接着部10と、前記熱収縮性フィルム1 に接着される
粘着部9 とから構成されてなることを特徴としている。
【0013】更に、包装方法としては、所定位置に脱気
孔2 が設けられた熱収縮性フィルム1 で内容物B を熱収
縮包装にて全覆する包装方法において、外層シート6 と
該外層シート6 より熱膨張率の大きい内層シート7 とか
らなる積層シート体8 と、該積層シート体8 の内層シー
ト7 側に設けられ、且つ粘着部9 と感熱性接着部10とを
有する接着層3 とから構成されてなる貼着ラベル4 の該
粘着部9 を、前記熱収縮性フィルム1 の、前記脱気孔2
の近傍位置で、且つ前記感熱性接着部10が該脱気孔2 を
被覆する位置に適合させて接着し、次に、内容物B を包
被した前記熱収縮性フィルム1 を加熱収縮して前記脱気
孔2 から空気抜きをすると共に、前記貼着ラベル4 の感
熱性接着部10を活性化し、その後、前記脱気孔2 を閉塞
すべく、その周囲の前記熱収縮性フィルム1 に、前記活
性化された感熱性接着部10を接着して密閉することを特
徴としている。
【0014】
【作用】本発明に係る、所定位置に脱気孔2 が設けられ
た熱収縮フィルム1 でシュリンク包装された包装体にお
いては、貼着ラベル4 の感熱性接着部10は熱収縮前の常
温では活性化されないので接着性がなく、粘着部9 のみ
が前記熱収縮フィルム1の脱気孔2 の近傍位置に、且つ
前記脱気孔2 の上部に感熱性接着部10が位置するように
接着されている。
【0015】この状態の熱収縮フィルム1 にて内容物B
が包被された包装体本体A を加熱すると、該貼着ラベル
4 を構成させている積層シート体8 の内層シート7 の熱
膨張率が、外層シート6 の熱膨張率より大きいので、金
属のバイメタルの動作原理と同じように、内層シート7
が膨張率の小さい外層シート6 の方へ、即ち外方に反り
返る。
【0016】従って、前記加熱収縮の際の温度上昇によ
って、貼着ラベル4 は、図4で示すように、未接着の感
熱性接着部10を有する部分が反り返ることになる。
【0017】そこで、予め、前記反り返るラベル部分を
前記脱気孔2 の上部位置となるように設置させておく
と、該加熱時にはラベル4 が脱気孔2 を閉塞することが
ないので、確実に該脱気孔2 より空気抜きを施すことが
できる。
【0018】更に、加熱後、常温に戻ると前記反り返っ
たラベル部分は再びフラットな状態に戻るので、該反り
返った部分を軽く押圧することにて感熱性接着部10を介
し、前記脱気孔2 を上部から閉塞することができ、該包
装体は完全密封されたものとなる。
【0019】また、前記のように、貼着ラベル4 が接着
層3 を介して貼着されている包装体は、前記脱気孔2
が、通常設けられている破切部となって開封時の起点と
なり、前記貼着ラベル4 を引っ張るだけで、簡単に前記
熱収縮性フィルム1 を開封することができるようにな
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る貼着ラベル、及び該ラベ
ル付包装体、並びにその包装方法についての一実施例を
図面に基づき説明する。
【0021】図1で示すように、本発明の包装体は、イ
ンスタント食品や、レンジ用食品等の内容物B を熱収縮
フィルム1 にて包囲し、加熱収縮させて緊張状態にシュ
リンク包装した包装体本体A からなるものである。
【0022】前記本体A における熱収縮フィルム1 の所
定位置には、シュリンク包装時に同時に施される空気抜
きのための脱気孔2 (1つの孔であっても、図で示すよ
うに複数個の小孔であっても、更に、開封性の良いU字
状やV字状のもの(図示省略)であっても良い。)が設
けられている。
【0023】また、熱収縮フィルム1 には、前記脱気孔
2 を閉塞するように、且つ前記フィルム1 を自在に開封
できるように、開封用の貼着ラベル4 が該ラベル4 の一
端部(未貼着部5 )を残して貼着されている。
【0024】前記熱収縮性フィルム1 は、例えばポリプ
ロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等通常の熱可
塑性樹脂よりなる単層のフィルムや、ガスバリアー性に
優れたエチレン・ビニルアルコール共重合樹脂、ポリ塩
化ビニリデン樹脂等が積層さたものから構成されてい
る。
【0025】前記開封用の貼着ラベル4 は、図2〜図4
で示すように、外側に設けられた熱膨張率の小さい外層
シート6 と、その内側に設けられ、且つ前記外層シート
6 の熱膨張率より大きいの内層シート7 とからなる2層
の積層シート体8 にて構成されている。
【0026】従って、加熱することにて、金属のバイメ
タルの動作原理と同じように、前記内層シート7 が膨張
率の小さい外層シート6 の方へ反り返るような構成とな
っている。
【0027】また、前記積層シート体8 の裏面部、即ち
内層シート7 には、その一部分に粘着剤が布設された粘
着部9 が設けられ、且つ該粘着部9 とは別の他の部分
に、粘着性が加熱によって生じ、ある一定時間持続可能
な感熱接着剤が布設された感熱性接着部10が設けられて
なる接着層3 が設けられている。
【0028】前記粘着部9 と感熱性接着部10は、図2
(イ)で示すように、並設させて内層シート7 の裏面全
体に設けられたものであっても、また同図(ロ)で示す
ように、内層シート7 の裏面に間隔を於いて部分的に設
けられたものであっても、同図(ハ)で示すように、内
層シート7 の裏面全面に感熱性接着部10が設けられて、
該感熱性接着部10の端部に粘着部9 を積層させたもので
あっても、更に、各部分9,10が斑点状に設けられたもの
であっても良く、特にその設け方に限定はない。
【0029】前記外層シート6 としては25μm 程度のポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルムやポリエ
ステル系のフィルムシート、或いは非収縮性を有する紙
シート等が使用され、また内層シート7 としては20μm
程度のポリプロピレンフィルム等が使用されている。
尚、これらの夫々のシート6,7 は単層であっても多層体
であっても、また、内外シートが同種の素材のものであ
って良く、要は加熱によって外層シート6 側に反り返る
ものであれば特に限定はない。
【0030】また、前記感熱性接着部10に使用される接
着剤としてはディレイトタック接着剤やホットメルト接
着剤等を挙げることができる。特に、ディレイトタック
接着剤は、塗布、乾燥後の接着剤面に常温では粘着性が
ないのであるが、加熱することによって結晶性の固体可
塑剤がポリマーを軟化させて、粘着力を発生し、その粘
着力を冷却後も数時間〜数日間持続させることができる
ので非常に好ましい。
【0031】前記構成のラベル4 を、前記感熱性接着部
10が脱気孔2 の上部位置となるように設置させると、該
ラベル4 の粘着部9 においてはその近傍位置の熱収縮性
フィルム1 に粘着された状態となっているが、感熱性接
着部10においては粘着性がないのでその部分は可動状態
となっている。
【0032】この際、前記加熱収縮によるシュリンク包
装を行うと、該貼着ラベル4 は、前記感熱性接着部10を
有する部分が非接着状態となっているので、外層シート
6 と内層シート7 の熱膨張率の違いにより、図4及び図
5で示すように外方に反り返る。
【0033】よって、その下部に設けられている前記脱
気孔2 は完全に開放状態となり、加熱収縮の際に必要な
空気抜きを非常にスムースにすることができる。
【0034】一方、この際の加熱によって、前記感熱性
接着部10における接着剤は、粘着性がない状態から粘着
性を有する活性化状態となり得る。
【0035】従って、加熱後、温度が低下し、常温に戻
ると前記ラベル4 の反り返った部分はフラットな状態に
戻ると共に、前記活性化された感熱性接着部10を軽く押
圧するだけで前記脱気孔2 を覆ってその周囲の熱収縮性
フィルム1 に感熱接着される。
【0036】このようにして、前記脱気孔2 は貼着ラベ
ル4 の感熱性接着部10にて完全に閉塞されるので、該脱
気孔2 から水蒸気や酸素、埃等が侵入することがなく、
ガスバリヤー性、水蒸気バリヤー性が向上し、内容物B
に対する気密性に非常に優れた商品価値の高い包装体と
なり得る。
【0037】前記包装体を開封する際は、ラベル4 の未
貼着部5 を引っ張ると、前記脱気孔2 が起点となって、
前記熱収縮性フィルム1 とラベル4 とが一体的に引き裂
かれることとなり、容易に前記熱収縮性フィルム1 が開
封されるようになる。
【0038】尚、前記脱気孔2 の形状は、開封の際にそ
の起点となり易い形状にて構成されると共に、前記貼着
ラベル4 の貼着方向も前記熱収縮性フィルム1 が引き裂
かれ易い方向に適合させて設けられている。
【0039】本実施例の包装体は以上のような構成から
なり、次にその包装方法について簡単に説明する。
【0040】先ず、包装装置に、ロールに巻回されたポ
リプロピレン等からなる長帯体の熱収縮性フィルム1 を
セットし、そのフィルム1 を引出しつつ、所定位置に、
所定間隔をおいて連続的に脱気孔2 を穿設する。
【0041】前記脱気孔2 の穿設と同時、或いはその後
に、前記構成の貼着ラベル4 における接着層3 の粘着部
9 を、前記脱気孔2 の近傍で、且つ該脱気孔2 をラベル
4 の感熱性接着部10が被覆可能な位置に適合させて粘着
する。
【0042】次に、前記装置にセットされたロール状の
熱収縮性フィルム1 を送り出し搬送して、フォーマーに
より内容物B の形状に適合させて、該内容物B を包囲さ
せると共に、その端部をヒートシールし、内容物B を被
覆する前記フィルム1 の前後端部をヒートカッター等で
適宜寸法に溶断, 溶着し、更に、熱収縮機によりフィル
ム1 を加熱収縮させてシュリンク包装する。
【0043】この際、加熱により、貼着ラベル4 の感熱
性接着部10を有する積層シート体8部分が、その貼着ラ
ベル4 を構成する外層シート6 と内層シート7 の熱膨張
率の違いにより反り返った状態となるので、前記脱気孔
2 より非常にスムースに空気抜きができ、加熱収縮は確
実、且つ容易に施されることになり得る。
【0044】加熱後、冷却して常温にすると、前記反り
返った貼着ラベル4 はフラットな状態に戻ると共に、前
記感熱性接着部10が、この際の加熱にて活性化されてい
るので、該感熱性接着部10を軽く押圧するだけで、該脱
気孔2 を閉塞するようにその周囲の熱収縮性フィルム1
に感熱接着され、これによって内容物B を完全に全覆
し、密封された包装体を完成することができる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る、所定位置に脱気孔を有す
る熱収縮性フィルムからなる包装体には、該脱気孔を閉
塞するために、外層シートと該外層シートより熱膨張率
の大きい内層シートとからなる積層シート体と、該積層
シート体の内層シート側に設けられた接着層とから構成
され、且つ前記接着層は、少なくともその一部に感熱性
接着剤が布設された感熱性接着部が設けられると共に、
他部に粘着剤が布設された粘着部が設けられてなる貼着
ラベルが貼着されているので、気密性に富み、埃や塵が
侵入したり、空気の流入によって内容物の酸化や劣化が
生じたりしない。
【0046】従って、内容物が食品である場合などは、
前記脱気孔の閉塞によって、水分の吸湿や表面乾燥によ
る鮮度や風味の低下となることは全くなく、ガスバリヤ
ー性や水蒸気バリヤー性に優れ、賞味期間も長く保持す
ることが可能となり、非常に商品価値の向上したものと
なり得る。
【0047】また、加熱収縮の際は前記貼着ラベルの感
熱性接着部は接着されておらず、その部分の積層シート
体は外層シートと内層シートの熱膨張率の相違により外
層シート側、即ち外方に反れ返っているので、前記脱気
孔は閉塞されることなく、熱収縮時の空気抜きは非常に
スムースに行うことができる。
【0048】更に、前記貼着ラベルの熱性接着部には、
加熱後粘着性が一定時間持続する感熱接着剤が設けられ
ているので、前記加熱後、常温に戻った際は前記反れ返
ったラベルはフラットな状態となると共に、前記感熱性
接着部の活性化にて、前記脱気孔を閉塞するようにその
周辺の熱収縮性フィルムに感熱接着される。
【0049】この際、たとえ加熱収縮時の熱によって前
記脱気孔の位置がずれてしまっていても、既に、貼着ラ
ベルの粘着部が熱収縮性フィルムに接着されているの
で、最後に機械的作業にて感熱性接着部を押圧するだけ
で、確実に前記脱気孔を閉塞することができる。
【0050】また、更に前記脱気孔の上部に貼着された
ラベルは、該脱気孔が開封の際の起点となって、該ラベ
ルを引っ張ることでフィルムを容易に開封することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装体の一実施例を示す斜視図。
【図2】同、貼着ラベルを裏面部から示す、(イ)は一
実施例の斜視図、(ロ)は他の実施例の斜視図、(ハ)
は他の実施例の斜視図。
【図3】同、本発明の包装体を示す断面図。
【図4】同、本発明の貼着ラベルを示す要部拡大断面
図。
【図5】同、本発明の包装方法の一工程を示す断面図。
【図6】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 熱収縮フィルム 2 脱気孔 3 接着層 4 貼着ラベル 6 外層シート 7 内層シート 8 積層シート体 9 粘着部 10 感熱性接着部 A 包装体本体 B 内容物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河田 治慶 大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目5番 26号 株式会社フジシール大阪支店内 (56)参考文献 特開 平3−200529(JP,A) 特開 平1−199871(JP,A) 実開 昭58−34510(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 71/08 B65B 53/00 B65B 61/18

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外層シート(6) と該外層シート(6) より
    熱膨張率の大きい内層シート(7) とからなる積層シート
    体(8) と、該積層シート体(8) の内層シート(7) 側に設
    けられた接着層(3) とから構成され、且つ前記接着層
    (3) は、少なくともその一部に感熱性接着剤が布設され
    た感熱性接着部(10)が設けられると共に、他部に粘着剤
    が布設された粘着部(9) が設けられてなることを特徴と
    する貼着ラベル。
  2. 【請求項2】 内容物(B) を包被した熱収縮性フィルム
    (1) の所定位置に脱気孔(2) が設けられた包装体本体
    (A) に、外層シート(6) と該外層シート(6) より熱膨張
    率の大きい内層シート(7) とからなる積層シート体(8)
    と、該積層シート体(8) の内層シート(7) 側に設けられ
    た接着層(3) とから構成された貼着ラベル(4) が設けら
    れてなり、且つ前記貼着ラベル(4) の接着層(3) は、前
    記脱気孔(2) を被覆すべく設けられた感熱性接着剤が布
    設された感熱性接着部(10)と、前記熱収縮性フィルム
    (1) に接着される粘着部(9) とから構成されてなること
    を特徴とする貼着ラベル付包装体。
  3. 【請求項3】 所定位置に脱気孔(2) が設けられた熱収
    縮性フィルム(1) で内容物(B) を熱収縮包装にて全覆す
    る包装方法において、外層シート(6) と該外層シート
    (6) より熱膨張率の大きい内層シート(7) とからなる積
    層シート体(8) と、該積層シート体(8) の内層シート
    (7) 側に設けられ、且つ粘着部(9) と感熱性接着部(10)
    とを有する接着層(3) とから構成されてなる貼着ラベル
    (4) の該粘着部(9) を、前記熱収縮性フィルム(1) の、
    前記脱気孔(2) の近傍位置で、且つ前記感熱性接着部(1
    0)が該脱気孔(2) を被覆する位置に適合させて接着し、
    次に、内容物(B) を包被した前記熱収縮性フィルム(1)
    を加熱収縮して前記脱気孔(2)から空気抜きをすると共
    に、前記貼着ラベル(4) の感熱性接着部(10)を活性化
    し、その後、前記脱気孔(2) を閉塞すべく、その周囲の
    前記熱収縮性フィルム(1)に、前記活性化された感熱性
    接着部(10)を接着して密閉することを特徴とする包装方
    法。
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