JP3130333B2 - 熱収縮包装方法 - Google Patents

熱収縮包装方法

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JP3130333B2 JP03169317A JP16931791A JP3130333B2 JP 3130333 B2 JP3130333 B2 JP 3130333B2 JP 03169317 A JP03169317 A JP 03169317A JP 16931791 A JP16931791 A JP 16931791A JP 3130333 B2 JP3130333 B2 JP 3130333B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【産業状の利用分野】本発明は、フィルムの表面に空気
抜きの小孔等を開けずに完全に密封させる熱収縮包装方
法に関するものであり、食品等の被包装物の酸化等によ
るライフサイクルの短縮を防止し、しかも、フィルムの
切断や破袋の起こりにくい包装強度の優れた熱収縮包装
体を提供する熱収縮包装方法に関するものである。
【002】
【従来の技術】熱収縮包装におけるシール方法として
は、静電シール、溶着シール及び溶断シール等がある。
これらのシール方法で完全に密封包装した場合、包装体
内部の空気が封じ込められるため、熱収縮時に内部の空
気が膨張し、包装体が膨れ上がり、被包装物にフィット
した包装体が得られない。そのため、通常は予め熱収縮
性フィルムに空気抜きの小孔を開け、熱収縮させる際に
該小孔より包装体内部の空気を排気させるか、又は、包
装体内部の空気を脱気してから熱収縮させる方法が取ら
れていた。
【003】従来の小孔を開けた熱収縮包装体において
は、熱収縮包装時や輸送時に、上記小孔より亀裂が発生
し破袋を生じたり、或は、埃や湿気が侵入し易いと云う
欠点を有していた。更に、ガスバリヤー性に優れた熱収
縮性フィルムで酸素に敏感な食品等の被包装物を熱収縮
包装しても、該小孔より酸素の透過が行われるため、被
包装物が酸化して変色したり腐敗したりして、そのライ
フサイクルは短くなると云う問題点があった。又、包装
体内部の空気を脱気してから熱収縮させる熱収縮包装方
法は、小孔を開けた場合に発生する問題は解決され、気
密性に優れているが、包装体内部の空気を脱気させるた
めの高価な装置や余分な工程が必要になり、しかも、包
装速度が非常に遅くなるため、包装コストが非常に高く
なる。
【004】これらの欠点を解決するために、シール部の
一部に未接合部を設ける方法、又は、空気抜き用の孔を
熱収縮させた後にラベルや粘着テープ等で覆う方法等が
考案されている。しかし、シール部の一部に未接合部を
設ける方法においては、空気抜きに必要な十分な長さの
未接合部を設けた場合、該部分が密封されないために空
気や湿気或は埃等の侵入を防止することが出来ない。
又、空気抜き用の孔をラベルや粘着テープで覆う方法に
おいては、包装装置が複雑になるばかりか、ラベルや粘
着テープが必要になり、包装コストが高く付くと云う欠
点がある。
【005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、密封性に優
れた熱収縮包装体を高速で、しかも、低コストで得られ
る熱収縮包装方法を提供しようとするものである。
【006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、被包装物を
熱収縮性フィルムで熱収縮包装する方法において、被包
装物を熱収縮性フィルムで覆い、開放部をシールする際
に該シールの一部に凸状の排気口を設け、それ以外の開
放部は完全密封シールし、熱収縮トンネル内に送り込み
熱収縮させた後、該排気口を密封させることを特徴とす
る熱収縮包装方法が、上記課題を解決する方法として好
ましいことを見出した。そして、凸状の排気口の密封方
法としては、包装体が熱収縮トンネルを通過した直後で
冷却される前に凸状の排気口を押し圧部材で折り曲げて
包装体に押し圧し、包装体表面に密着させると共に排気
口の内面も密着させる方法が、排気口の突起がなく美観
に優れ、しかも、密封性にも優れている。更に、熱収縮
性フィルムとしてガスバリヤー性に優れたフィルムを用
いると、密封性が更に増し、被包装物のライフサイクル
をより長くするのに効果的である。
【007】即ち、本発明においては、熱収縮時に包装体
内部の空気が凸状の排気口から排出されるので熱収縮性
フィルムの表面には空気の排出用小孔が必要でない。そ
して、熱収縮性フィルムが熱収縮トンネル内で熱収縮を
起こし、包装体内部の空気が排出された後は、該排気口
を密封する。該排気口は、凸状を形成しているので包装
体から突出しており、その排気口が押し圧部材により折
り曲げられ、しかも、その内面が密着するので、良好な
る密封性を呈する。
【008】以下、図面により本発明を具体的に説明す
る。図1は、従来の方法による熱収縮包装体の一例を示
す斜視図である。図2は、本発明の凸状の排気口の一部
拡大図である。凸状の排気口(4)は、熱収縮時に空気
抜きをスムーズに行うために、更には、熱収縮性フィル
ムが熱収縮して被包装物にフィットさせるために、その
幅(D)は被包装物の形状や大きさにより適宜選定され
ればよい。尚、一般には、凸状の排気口を設けるシール
部の長さの5%〜30%程度である。排気口の幅が小さ
すぎると、空気の排気が不十分なまま熱収縮が完了する
ため、熱収縮性フィルム(2)が被包装物(1)にフィ
ットした包装体が得られない。又、排気口の幅が大き過
ぎると、熱収縮が完了する前に熱収縮性フィルムが被包
装物に密着し、熱収縮に必要な熱収縮量が被包装物に奪
われてしまうために、該部分はそれ以上の熱収縮が起こ
らず、熱収縮が不均一になってしまう恐れがある。
【009】凸状の排気口(4)の長さ(L)は、被包装
体の形状等によって適宜選定されればよい。尚、一般に
は、10mm〜70mm程度である。
【010】シール部(3)に凸状の排気口(4)を設け
るには、図3に示すようなヒートシールバー(5)によ
ってシールする方法がある。即ち、シールする際の溶着
又は溶断シールバーの形状としては、図3に示すよう
に、凸状の排気口となる部分を寸法(D)だけ開けて2
本のL型シールバー(5)を設置することによって得ら
れる。尚、凸状の排気口は、ヒートシールされた後回転
式のカッターによって必要な長さだけ残して先端をカッ
トすることが出来る。
【011】凸状の排気口を押し圧部材で折り曲げて包装
体に押し圧し包装体表面に密着させると共に、該排気口
の内面も密封させる方法は、熱収縮トンネル通過直後で
熱収縮性フィルムが冷却される前に、熱収縮された包装
体を回転式のロール間に通して、凸状の排気口を折り曲
げると共に押し圧すること等により、図4のような、本
発明の方法による熱収縮包装体が得られる。本発明の方
法によると、凸状の排気口の突起がなく美観に優れ、し
かも、密封性も良好である。尚、ロールは、加熱ロール
を用いるのが好ましい。
【012】
【作用】本発明の方法による熱収縮包装体は、熱収縮さ
れた後に、包装体から突起している凸状の排気口が折り
曲げられ、しかも、その内面が密着しているので密着性
が良好である。
【013】
【効 果】本発明の熱収縮包装方法は、高速でしかも高
価な装置を必要としないので包装コストを下げることが
出来る。又、本発明による熱収縮包装体は、空気抜き用
の小孔が包装体の表面にないので、一般的な取り扱い時
や輸送時に破袋を生じることがなく、しかも、完全な密
封性を呈している。そのため、埃や湿気により汚染され
ないので高級品の包装に好適に利用され、又、空気遮断
性を有しているので腐敗しやすい食品等の包装において
は長期間の保存が可能になる。特に、熱収縮性フイルム
としてガスバリヤー性に優れたフィルムを用いる際に、
特にその効果が顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の方法による熱収縮包装体の一例を示す斜
視図
【図2】凸状の排気口の一部拡大図
【図3】シール部に凸状の排気口を設けるシールバーの
形状例を示す斜視図
【図4】凸状の排気口を押し圧部材で折り曲げて包装体
に押し圧する本発明の方法によって得られた熱収縮包装
体の一例を示す斜視図
【符号の説明】
1 被包装物 2 熱収縮性フィルム 3 シール部 4 凸状の排気口 5 シールバー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被包装物(1)を熱収縮性フィルム
    (2)で熱収縮包装する方法において、被包装物を熱収
    縮性フィルムで覆い、開放部をシール(3)する際、該
    シールの一部に凸状の排気口(4)を設け、それ以外の
    開放部は完全密封シールし、熱収縮トンネル内に送り込
    み熱収縮させた後、熱収縮トンネル通過直後で冷却され
    る前に凸状の排気口を押し圧部材で折り曲げて包装体に
    押し圧し、包装体表面に密着させると共に該排気口の内
    面も密着させることを特徴とする熱収縮包装体。
  2. 【請求項2】 熱収縮性フィルムが、ガスバリヤー性を
    有するフィルムであることを特徴とする請求項1記載の
    熱収縮包装体。
JP03169317A 1991-06-13 1991-06-13 熱収縮包装方法 Expired - Fee Related JP3130333B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7959855B2 (en) 2006-10-19 2011-06-14 Heru Budihartono White precious metal alloy

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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