JPH0113088Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0113088Y2
JPH0113088Y2 JP1984099082U JP9908284U JPH0113088Y2 JP H0113088 Y2 JPH0113088 Y2 JP H0113088Y2 JP 1984099082 U JP1984099082 U JP 1984099082U JP 9908284 U JP9908284 U JP 9908284U JP H0113088 Y2 JPH0113088 Y2 JP H0113088Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical seal
film
seal part
shrink
perforation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984099082U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6114658U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9908284U priority Critical patent/JPS6114658U/ja
Publication of JPS6114658U publication Critical patent/JPS6114658U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0113088Y2 publication Critical patent/JPH0113088Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は被包装物を熱収縮性フイルムにて包装
してなる包装体、即ちフイルムを加熱収縮させて
該フイルムが被包装物に密着したシユリンク包装
体を得るための包装体に関する。
(従来の技術) 周知の如く、シユリンク包装手段は被包装物の
全面包装を高速且つ安価に行える利点を有するも
のであるが、シユリンク包装物はフイルムの全面
が被包装物に密着するために開封性に於いて難点
を有する。よつて、従来ではこれを解消する手段
として、例えば実公昭52−10652号公報に所載の
手段が存在する。
即ち、この手段は第4図の如く、被包装物2の
包装を行つた際に形成される所謂縦シール部3の
位置に沿つてミシン目8aを刻設したものであ
る。当該手段によれば、縦シール部量3を摘んで
引つ張ることによりミシン目8aからフイルム1
eを破断開封できるのである。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、上記包装体はその後フイルムを加熱
収縮させて被包装物に密着させることにより、そ
の包装を完了させる場合に於いて次の様な問題点
を生じていた。
すなわち、従来のものはミシン目8aが縦シー
ル部3に沿つて只漠然と形成されているだけであ
つて、ミシン目8aの各孔は全て開口した状態で
ある。ところが、これでは同図ロの如くフイルム
1eを加熱する際に、包装体内のエアがミシン目
8aを介して急激に外部に排気され、フイルム1
eの全体が被包装物2の外面に密着する以前に、
フイルム1eの一部が部分的に被包装物2に接触
する。その結果、該接触したフイルム部位は被包
装物2にて冷却される等して他のフイルム部位と
の間に収縮差が生じて、フイルム1eの全面に多
大な皺が発生し、シユリンク包装体の外嵌体裁が
損なわれて商品価値の低下を来たす難点を生じる
のである。
尚、当該難点を解消せんとして、例えばミシン
目8aの刻設長さを短くしてエアの急激な排気を
阻止すれば、ミシン目8aが短くなる分だけ開封
作業性が悪化し、解決には至らない。
また、前記従来のものでは、フイルム1eを加
熱収縮させた際に縦シール部3が収縮して他のフ
イルム部位に密着する事態を生じる。よつて、シ
ユリンク包装体の開封を行う際の縦シール部3の
摘み上げが非常に困難となつて、その開封性に於
いても難点を生じていた。
それ故、本考案は包装体をシユリンク加熱した
際の外観体裁を損なわせることなく、その開封性
を向上させることを、その目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は縦シール部に沿つて刻設されたミシン
目からのシユリンク加熱時に於けるエア排気が急
激に行われない様に該ミシン目を適当に閉塞さ
せ、又シユリンク包装体の開封を行う際の縦シー
ル部の摘み上げが容易に行える様にシユリンク加
熱によつて縦シール部が他のフイルムに密着する
ことを阻止する手段を講じることにより、上記従
来の課題を解決せんとするものである。
すなわち、本考案は、被包装物2を包囲する熱
収縮性フイルム1の両側端部が重合接着されて外
方に突出した縦シール部3が形成され、且つ該縦
シール部3が被包装物2を包囲する他のフイルム
部位の外面に沿う状態に屈曲されてなるシユリン
ク包装用の包装体に於いて、前記縦シール部3の
近傍の縦シール部3の屈曲方向と同一側のフイル
ム位置にミシン目8が縦シール部3に沿つて刻設
されて、該ミシン目8が縦シール部3にて覆われ
てなり、且つ前記屈曲された縦シール部3の内面
側の位置には、シユリンク加熱による縦シール部
3と他のフイルム部位との接着を阻止すべく非熱
収縮性又は前記フイルム1よりも熱収縮率の小さ
い材質からなる摘用小片4が縦シール部3の外端
面5と同面又はそれ以上に突出した状態で貼着さ
れてなる、シユリンク包装用の包装体である。
(作用) 上記構成の包装体をシユリンク加熱させれば、
先ずフイルム1が熱収縮し且つ包装体内のエアが
膨張して当該エアがミシン目8を介して外部に排
気されることとなるが、該ミシン目8は縦シール
部3にて覆われてなるために、ミシン目8が長寸
法に渡つて形成されていても当該ミシン目8から
急激なエア排気が行われない。よつて、フイルム
1は急激なエア排気に原因する被包装物2との部
分的な接触を行わず、フイルム全体が略均等に熱
収縮して、多大な皺を生じることなく体裁良く被
包装物2に密着するのである。
また、縦シール部3がシユリンク加熱により熱
収縮すれば他のフイルム部位に接着する事態を生
じるが、非熱収縮性或いは熱収縮率の小さい摘用
小片4が貼着された縦シール部3の部位はその熱
収縮が阻止されて他のフイルム部位への接着が阻
止される。従つて、当該未接着状態の摘用小片4
の部位の摘み上げが非常に容易に行えて、その後
これを引つ張つてミシン目8からフイルム1を破
断させる作業が非常に簡易に行えるのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は所謂ピロー包装等の手段によつて得ら
れる包装体を示すが、同図中、1は被包装物2の
全面を覆う様に該被包装物2を包囲した熱収縮性
のフイルムを示す。3は該フイルム1の両側端部
が重合シールされてフイン状に突出形成された縦
シール部で、該縦シール部3は被包装物2の前後
方向のフイルム部位と共に横シールされること等
によつて被包装物2を包囲する包囲フイルム1a
の外面に沿う様に何れか一方に屈曲されるもので
ある。
4は第2図の如く縦シール部3の屈曲方向と同
一側の内側面に貼着された摘用小片で、非熱収縮
性の材質からなる小片にて構成され、又その先端
部4aは縦シール部3の外端面5よりも外方に突
出している。7は該摘用小片4の基部側に塗布さ
れた接着用糊、6は該接着用糊7が塗布されてい
ない摘用小片4の先端側の部位を示す。
8は縦シール部3の近傍の該縦シール部3が屈
曲された側の位置の包囲フイルム1aに縦シール
部3と同方向に沿つて刻設されたミシン目で、縦
シール部3にて覆われる様に形成されている。
本実施例は以上の構成からなるが、上記包装体
はその後例えば第2図イの如くコンベア9等の搬
送装置でシユリンク加熱装置に移送させて加熱さ
れ、これによつてシユリンク包装が完了されるの
である。
而して、包装体のフイルム1はシユリンク加熱
により軟化され、又該フイルム1と被包装物2と
の間に存在するエアが膨張するが、フイルム1に
刻設されたミシン目8は該ミシン目8側に屈曲さ
れた縦シール部3に覆われてその孔部が閉塞され
てなるために、前記包装体内のエアがミシン目8
を介して外部に急激に排気されることが防止され
る。包装体内のエアはミシン目8及び縦シール部
3と包囲フイルム1aとの僅かな間隙部から徐々
に外部に排気されるのである。
上記のシユリンク加熱によれば、前記加熱され
たフイルム1は熱収縮して被包装物2に密着する
迄の期間中その内側にエアが存在し、収縮するフ
イルム1の部分的な被包装物2への接触が防止さ
れて被包装物2の全面に均一に密着するのであ
る。その結果、多大な皺を有しない外観体裁の良
好な第3図の様なシユリンク包装体が得られるの
である。
また、シユリンク加熱の際には縦シール部3の
フイルム部分も熱収縮して、他の包囲フイルム1
aの外面側に接着するが、該縦シール部3の非熱
収縮性の摘用小片4が貼着された部位は収縮せ
ず、包囲フイルム1aの外面側に接着しない。従
つて、当該摘用小片4の部位を容易に摘み上げる
ことができ、その後該摘用小片4を摘んだまま縦
シール部3を引つ張れば、ミシン目8からフイル
ム1を容易に破断開封することができるのであ
る。
尚、上記実施例では、摘用小片4の基部に接着
用糊7を塗布して該糊7を介して縦シール部3を
他のフイルム部位に接着させることができるため
に、縦シール部3の不用意な立ち上がり等を適切
に防止できる利点が得られる。しかるに、本考案
はこの様な手段は必須要件ではない。
また、上記実施例では、摘用小片4の先端部を
縦シール部3の外端面位置よりも外方に突出させ
たが、本考案はこれに限定されない。摘用小片4
の先端と縦シール部3の外端面が同面であつて
も、当該摘用小片4が貼着された縦シール部3の
部位が他のフイルム部位に収縮密着することを防
止できるのである。
更に、本考案は摘用小片4の具体的な大きさ、
形状、材質等は問わず、その素材としては必ずし
も完全な非熱収縮性素材からなるものに限定され
るものではない。要はシユリンク加熱による縦シ
ール部3の包囲フイルム1a側への接着を阻止し
得る様に被包装物2を包囲するフイルム1よりも
熱収縮率の小さいものであればよい。
更に、本考案はミシン目8の具体的な構成も上
記の如く限定されない。ミシン目8の具体的な刻
設長さやピツチ寸法等は問わない他、ミシン目8
を複数条刻設してもよい。又、ミシン目8の具体
的な刻設手段も問わず、ミシン目孔は従来既知の
溶断孔であつてもよい。要は、縦シール部3の近
傍の縦シール部3の屈曲方向と同一側のフイルム
位置に縦シール部3に沿つて刻設されて、縦シー
ル部3にて覆われておればよい。尚、第2図ロの
様に縦シール部3の幅を中央部lよりも両端側L
を大きくすれば、エア排気の容易な両端部からの
エア排気を抑制できて一層好ましいものにできる
が、これは条件ではなく、又縦シール部3の具体
的な幅寸法等も問うものではない。
その他、本考案は具体的なフイルムの材質、被
包装物の種類、包装手段等は問わず、各部の具体
的な構成は全て本考案の意図する範囲内で任意に
設計変更自在である。
(考案の効果) 叙上の様に、本考案は屈曲された縦シール部の
近傍の縦シール部の屈曲方向と同一側の位置にミ
シン目を刻設して、該ミシン目を縦シール部で覆
う様にしたために、シユリンク加熱を行う際に従
来の如く包装体内のエアがミシン目を介して急激
に排気されてフイルムが部分的に被包装物と接触
してその全体のフイルム収縮に大きなばらつきを
生じさせる様なことがなく、フイルム全体を略均
等に熱収縮させて、多大な皺を発生させない外観
体裁の優れたシユリンク包装体を得ることができ
る格別な効果を有するに至つた。
また、重要な効果として、本考案は縦シール部
の内面側の位置に非熱収縮性又は熱収縮率の小さ
い材質の摘用小片を貼着してシユリンク加熱によ
る縦シール部と他のフイルム部位との接着を阻止
し得る様に構成したために、ミシン目を介してフ
イルムを破断して開封を行う場合に、従来の手段
の如く縦シール部の全体が熱収縮して他のフイル
ム部位に接着してその摘み上げが困難となる様な
ことがなく、未接着状態の摘用小片の部位に於け
る縦シール部の摘み上げが非常に容易に行えて、
ミシン目からのフイルムの破断、開封作業が非常
に簡易に行える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す一部破断斜視
図。第2図イ,ロはシユリンク加熱包装時の状態
を示し、同図イは断面図、同図ロは底面図。第3
図はシユリンク包装が完了した状態の斜視図。第
4図イ,ロは従来例を示す説明図。 1……フイルム、2……被包装物、3……縦シ
ール部、4……摘用小片、5……外端面、8……
ミシン目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被包装物2を包囲する熱収縮性フイルム1の両
    側端部が重合接着されて外方に突出した縦シール
    部3が形成され、且つ該縦シール部3が被包装物
    2を包囲する他のフイルム部位の外面に沿う状態
    に屈曲されてなるシユリンク包装用の包装体に於
    いて、前記縦シール部3の近傍の縦シール部3の
    屈曲方向と同一側のフイルム位置にミシン目8が
    縦シール部3に沿つて刻設されて、該ミシン目8
    が縦シール部3にて覆われてなり、且つ前記屈曲
    された縦シール部3の内面側の位置には、シユリ
    ンク加熱による縦シール部3と他のフイルム部位
    との接着を阻止すべく非熱収縮性又は前記フイル
    ム1よりも熱収縮率の小さい材質からなる摘用小
    片4が縦シール部3の外端面5と同面又はそれ以
    上に突出した状態で貼着されてなることを特徴と
    するシユリンク包装用の包装体。
JP9908284U 1984-06-29 1984-06-29 シユリンク包装用の包装体 Granted JPS6114658U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9908284U JPS6114658U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 シユリンク包装用の包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9908284U JPS6114658U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 シユリンク包装用の包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6114658U JPS6114658U (ja) 1986-01-28
JPH0113088Y2 true JPH0113088Y2 (ja) 1989-04-17

Family

ID=30658596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9908284U Granted JPS6114658U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 シユリンク包装用の包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6114658U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934478U (ja) * 1972-06-26 1974-03-26
JPS5210652U (ja) * 1975-07-11 1977-01-25
JPS5463401A (en) * 1977-10-29 1979-05-22 Toshiba Corp Liquid transfer system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4934478U (ja) * 1972-06-26 1974-03-26
JPS5210652U (ja) * 1975-07-11 1977-01-25
JPS5463401A (en) * 1977-10-29 1979-05-22 Toshiba Corp Liquid transfer system

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6114658U (ja) 1986-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5375718A (en) Package with packaging film with detachable tab and method for wrapping the article by the packaging film
JPH074377U (ja) 包装体
JPH0113088Y2 (ja)
WO1995018753A1 (fr) Emballage thermoretractable facile a ouvrir
JP2552739Y2 (ja) 包装体
JPH0624377Y2 (ja) 密封包装体
JP3010367U (ja) 密封袋
JPH03200529A (ja) 物品の包装方法
JPH0113089Y2 (ja)
JP2550113Y2 (ja) 包装体
JPS6112351Y2 (ja)
JP3398535B2 (ja) 開封性を改良したフィルム包装体
JP2564333B2 (ja) 包装体および包装方法
JPH0343134B2 (ja)
JPS60193821A (ja) 熱収縮性合成樹脂フイルム包装における開封口の附設方法
JP2599535Y2 (ja) 包装体
JP2501876Y2 (ja) 包装用フィルム
JP2585307Y2 (ja) 包装体
JPH0513964U (ja) 開封機能付き熱収縮包装体
JPH06100021A (ja) 易開封性熱収縮包装体
JPS59408B2 (ja) 開封性の改良された熱収縮包装方法
JPS6111329A (ja) 熱収縮性合成樹脂フイルム包装における開封口の附設法
JP3721692B2 (ja) 包装方法
JPH11301728A (ja) 包装体
JPS593332B2 (ja) 包装体の開梱方法