JP2760461B2 - テープカセットの包装 - Google Patents

テープカセットの包装

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JP2760461B2 JP4115691A JP11569192A JP2760461B2 JP 2760461 B2 JP2760461 B2 JP 2760461B2 JP 4115691 A JP4115691 A JP 4115691A JP 11569192 A JP11569192 A JP 11569192A JP 2760461 B2 JP2760461 B2 JP 2760461B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオカセット又は、オ
ーディオカセット等の包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のテープカセットの包装体
ついて述べる。
【0003】図4は加熱収縮させてオーバーラップ包装
を施したビデオカセットの外観斜視図である。1は両面
ヒートシール性を有する加熱収縮可能な二軸延伸ポリプ
ロピレンフイルム(以下O.P.Pフイルムと記す)で
あり、このフイルムを加熱収縮させてビデオカセット2
を隙間なく包装している。3はヒートシール部であり
O.P.Pフイルム1を重ね合わせて熱圧着して接合し
ている。4はO.P.Pフイルム裏面にヒートシールさ
れた開封テープである。4aは開封テープ4の端部であ
る。ここで開封テープ4の端部4aを手で引っ張ること
により図5に示すようにO.P.Pフイルム1が開封さ
れビデオカセット2が取り出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、開封テ
ープ4によりO.P.Pフイルム1を破るとA方向には
容易にO.P.Pフイルム1は取れるが、B方向にはヒ
ートシール部3が有り、破るのが困難であり、またC方
向にはO.P.Pフイルム1が加熱収縮され隙間なく包
装されているため、このフイルムを取るのが困難になる
という欠点がある。
【0005】本発明のテープカセット包装体はこのO.
P.Pフイルム1が開封しやすい包装体を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明のテープカセットの包装体は、両面ヒー
トシール性を有する加熱収縮可能なフイルムよりなる包
装の重ね合わせ部において、この重ね合わせ部の長さ方
向に対して直角方向から見て互いに重なることなく間隔
をおいてヒートシールを設け、前記ヒートシールは重ね
合わせ部の外側端部よりも内側に設けたものである。
【0007】
【作用】このような構成により、ヒートシール強度が低
下し、重ね合わせ部の外側端部から、重ね合わせ部の長
さ方向と直角な方向に容易に開封できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例のテープカセットの
包装体を示す斜視図である。図1においてO.P.Pフ
イルム1の重ね合わせ部7に部分的にヒータを圧接して
ヒートシールを行なう。そして、図2に示すようにD方
向に手でフイルムを開封するが、ヒートシール6が重ね
合わせ部の長さ方向に対して部分的なため、D方向の
ね合わせ部7のヒートシール強度が下がって開封しやす
くなる。しかも、ヒートシール6は重ね合わせ部7のう
ち外側に現れる端部である外側端部よりも内側に設けて
いるので、ヒートシール6のある重ね合わせ部7の外側
端部からでも ヒートシール6のない重ね合わせ部7の外
側端部からでも開封することができる。
【0009】図3はO.P.Pフイルムの裏面に印刷を
施した例を示し、O.P.Pフイルムの重ね合わせ部7
に部分的に印刷のない部分9がある。この重ね合わせ部
3にヒータを圧接すると印刷部8はヒートシールされず
印刷のない部分9のみがヒートシールされる。そして図
2のD方向と同じ方向にフイルムを破れば、非常に簡単
にフイルムが開封できる。
【0010】以上のように本実施例によれば、ヒートシ
ールを重ね合わせ部の長さ方向に対して部分的に行なっ
たことにより、特に開封のためのテープを設けることな
く非常に開封性に富んだ包装が提供できる。また、開封
のためのテープを必要としないことから、非常に安価な
包装体を得ることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明のテープカセットの包装体によれ
ば、ヒートシールをフィルムの重ね合わせ部の長さ方向
に対して部分的に設けているので、ヒートシール強度を
低下させ、重ね合わせ部の長さ方向と直角方向にフィル
ムを容易に開封することができ、しかも、ヒートシール
は重ね合わせ部の外側端部よりも内側に設けているの
で、ヒートシールのある重ね合わせ部の外側端部からで
もヒートシールのない重ね合わせ部の外側端部からでも
開封することができるので、極めて開封性に富んだ安価
な包装体が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のテープカセットの包装
を示す斜視図
【図2】同フイルムの破損状態を示す斜視図
【図3】本発明の第2の実施例のテープカセットの包装
を示す斜視図
【図4】従来のビデオカセット包装体の外観斜視図
【図5】同フイルムの破損状態を示す斜視図
【符号の説明】
1 加熱収縮可能な二軸延伸ポリプロピレンフイルム 2 ビデオカセット 6 ヒートシール 7 重ね合わせ部 8 印刷 9 印刷のない部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−200557(JP,A) 特開 平1−153468(JP,A) 特開 平4−31261(JP,A) 実開 平3−32066(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面ヒートシール性を有する加熱収縮可
    能なフイルムよりなる包装の重ね合わせ部において、こ
    の重ね合わせ部の長さ方向に対して直角方向から見て互
    いに重なることなく間隔をおいてヒートシールを設け
    前記ヒートシールは重ね合わせ部の外側端部よりも内側
    に設けたことを特徴とするテープカセットの包装体。
  2. 【請求項2】 重ね合わせ部には印刷が施され、前記印
    刷が施された部分以外はヒートシールされていることを
    特徴とする請求項1記載のテープカセットの包装体。
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JP3032066U (ja) * 1996-06-05 1996-12-13 株式会社山信産業 側襠部を有する鞄

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