JP3210371B2 - 光束偏向装置および光学機器 - Google Patents

光束偏向装置および光学機器

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JP3210371B2
JP3210371B2 JP24604291A JP24604291A JP3210371B2 JP 3210371 B2 JP3210371 B2 JP 3210371B2 JP 24604291 A JP24604291 A JP 24604291A JP 24604291 A JP24604291 A JP 24604291A JP 3210371 B2 JP3210371 B2 JP 3210371B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光束偏向装置に関し、
更に詳細には、像ぶれ防止に用いられる光束偏向装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のビデオカメラにおいては焦点調整
や露出調整等の撮影にとって重要な作業はそのほとんど
が自動化されており、ビデオカメラの操作に未熟な人で
も撮影ミスを起こす可能性は非常に少なくなっている。
【0003】また、手ぶれ等による撮影画像の劣化の防
止はその自動化が難かしいとされていたが、最近ではこ
の問題を解決したビデオカメラの研究、開発が行われて
いる。
【0004】手ぶれ等の防止手段は、ぶれを検出するぶ
れ検出手段と、検出されたぶれの情報に応じて画面とし
てぶれが発生しないように何らかの補正を行う補正手段
と、さらに補正手段を駆動する駆動手段と、駆動手段の
駆動制御を行う制御手段とから構成される。
【0005】ぶれ検出手段としては、例えば角加速度
計、角速度計、角変位計、などがしられている。
【0006】また、補正手段としては例えば可変頂角プ
リズム(VAP)を利用したものがあり、これは光学的
手段を用いて撮像素子上に結像する像の段階でぶれを除
去するので、光学的補正手段と呼んでいる。
【0007】ところで前記補正手段を駆動する駆動手段
は一般にpitch方向(上下、縦)のぶれに対して補
正駆動を行うpitch駆動手段と、yaw方向(左
右、横)のぶれに対して補正駆動を行うyaw駆動手段
とから構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では1方向の回転軸に対して少なくとも1ヶの駆動
手段を必要とするので、手ぶれ等を防止する補正光学系
を構成するには少なくとも2ヶの駆動手段が必要とな
り、以下のような欠点があった。 (1)駆動手段2ヶ分のスペースが必要。 (2)コストが高い。 そこで本発明の目的は、従来まで少なくとも2ヶ(pi
tch方向、yaw方向)必要だった駆動手段を少なく
とも1ヶにすることにより、駆動手段の小型化、低コス
ト化を実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、対面する一
対の透明板が変形自在な部材で結合されることによって
つくられる空間に透明な液体を充填することによって構
成された可変頂角プリズムと、前記一対の透明板をその
外周部において保持する一対の保持枠と、前記一対の保
持枠の一方を光軸を通る鉛直方向の第一の軸線を中心と
して回転可能とする第一保持軸と、前記保持枠の他方を
前記光軸を通る水平方向の第二の軸線を中心として回転
可能とする第二保持軸と、前記一対の保持枠を前記各軸
まわりに回転させる駆動手段と、前記駆動手段の駆動を
制御する制御手段と、を備えた光束偏向装置において、
前記駆動手段を、前記各軸線から45度(deg)の位
置に配置した一個の固定永久磁石と、前記一個の固定永
久磁石のつくる磁界から力を受けるように前記一対の保
持枠に部材を介してそれぞれ設けた一対のコイル部材
と、を有するものとし、前記制御手段に、前記コイル部
材への電流を監視させ前記一方のコイル部材への電流
が予め設定した電流値より大きいときは、前記他方のコ
イル部材に対し、前記一方のコイル部材が発生する磁界
の力によって動作せず、かつ前記一方のコイル部材の動
作に影響を与えない値の電流を与えさせるようにしてい
これにより、光束偏向装置ひいてはこれを搭載する
光学機器の小型化、低コスト化を実現している
【0010】また、一対のコイル部材への通電は、通電
中のコイルのつくる磁界によって互いに影響されないよ
うに通電の制御を行っていることを特徴としている。
【0011】
【実施例】図1乃至図3に本発明の実施例を示す。図1
において、2aはVAPの透明板1bをヨー方向に駆動
する為の透明板保持枠であり、2bと2cは保持枠2a
に一体ものとして設けられた一対の軸である。また、3
aはVAPの透明板1cをピッチ方向に駆動する為の透
明板保持枠であり、3bと3cは前記2b,2cと同様
の一対の軸である。尚、以上述べた二対の軸は図示して
いない鏡筒に設けられた軸受部に取り付けてある。
【0012】図2は図1のY方向からの矢視図である。
図において4bは固定永久磁石であり、また4cは固定
永久磁石を保持する為の内ヨークである。一方、5aお
よび5bはn回巻きのコイル部材であり、これら2つの
コイル部材5a,5bと図1の外ヨーク4a、図2の内
ヨーク4cそして固定永久磁石4bとで1個のアクチュ
エータを形成する。
【0013】また、6aはコイル部材5bが図1の如く
固定永久磁石4bから所定距離の位置にくるように保持
すると共に、透明板保持枠2aと結合しコイル部材5b
の動きを透明板保持枠2aに伝達しているコイル保持部
材である。同様に6bはコイル部材5aを保持している
コイル保持部材である。
【0014】次に、前記構成のアクチュエータの動作に
ついて説明を行う。コイル部材5aに反時計方向の電流
Ioppを流すとコイル部材5aは固定永久磁石と外ヨ
ークがつくる磁界からローレンツの力を受けてX方向に
動く。そして、コイル保持部材6aは軸3bを回転中心
とする回転トルクを透明板保持枠3aに伝達する。
【0015】これによって透明板保持枠3aは透明板1
cをピッチ方向に駆動することが可能となる。
【0016】一方、透明板1bをヨー方向に駆動する為
には、コイル部材5bに電流Iyを流せば良い。
【0017】次に、前記一対のコイル部材への通電方法
について述べる。図2からわかるように、コイル部材5
aと5bとは平行に配置され、かつ、近接している部分
がある。この部分は一方のコイルがつくる磁界によって
他方のコイルがローレンツの力を受ける。例えば、図3
に示すようにコイル部材5aに反時計まわりの電流Ip
が流れていて、コイル部材5bには時計まわりの電流I
yが流れているとする。この時、両コイル部材は他方が
つくる磁界によって引き合う。また、コイル部材5bに
反時計まわりの電流を流すと両コイルは斥け合う。
【0018】以上に述べた現象によりコイル部材5a,
5bは動きやすかったり、動きづらかったりしてしま
い、保持枠2a,3aの回転角制御を難しくしてしま
う。そこで、コイル部材への通電は他方のコイルへの通
電がある所定値以上変化する時は、もう一方のコイルに
これによる影響を打ち消すような通電を行う。例えば、
図4のコイルへの通電制御手段の機能を示すフローチャ
ートでは、コイル部材5aに流す電流を監視しておき、
その変化量ΔIaが所定値I1 より大きい時はコイル部
材5bへコイル部材5aの影響が無視できる最大の電流
0 を加えてコイル部材5bを動きづらくしておき、
この後にコイル部材5aへ流す電流を変化させるように
してある。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装置で
は、従来までpitch方向とyaw方向でそれぞれ別
々に設けていた2個の駆動用固定永久磁石に代えて、上
記二つの軸から45°の位置に1個の固定永久磁石を配
置し、しかも、固定永久磁石とコイル部材を光軸を中心
とする異半径の円弧形とすることにより、アクチュエー
タの個数削減、コストダウン、光学機器の小型化を実現
できる効果がある。
【0020】また、コイル部材への通電は、通電中のコ
イルのつくる磁界によって互いに影響されないように通
電の制御を行うように構成したので固定永久磁石が1個
であってもコイルの駆動に悪影響を及ぼす恐れがなく、
性能を低下させずにコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレンズ駆動装置の可変頂角プリズ
ムの要部横断面図。
【図2】図1のY視方向の図。
【図3】図2における電流と磁界と力との関係を示した
図。
【図4】コイルへの通電制御手段の機能を示すフローチ
ャート。
【図5】図1のA−A矢視断面図。
【符号の説明】
1a:可変頂角プリズム 1b,1c:透明板 2a:保持枠 2b,2c:軸 3a:透明板保持枠 3b,3c:軸 4b:固定永久磁石 4c:内ヨーク 5a,5b:コイル部材 4a:外ヨーク 6a,6b:コイル保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−63633(JP,A) 特開 昭62−110469(JP,A) 特開 平1−321855(JP,A) 特開 昭62−254652(JP,A) 実開 平4−86082(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 33/00 - 33/18 H01F 7/06 - 7/16 G03B 5/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対面する一対の透明板が変形自在な部材
    で結合されることによってつくられる空間に透明な液体
    を充填することによって構成された可変頂角プリズム
    と、 前記一対の透明板をその外周部において保持する一対の
    保持枠と、 前記一対の保持枠の一方を光軸を通る鉛直方向の第一の
    軸線を中心として回転可能とする第一保持軸と、 前記保持枠の他方を前記光軸を通る水平方向の第二の軸
    線を中心として回転可能とする第二保持軸と、 前記一対の保持枠を前記各軸まわりに回転させる駆動手
    段と、前記駆動手段の駆動を制御する制御手段と、 を備えた光束偏向装置であって、 前記駆動手段が、前記各軸線から45度(deg)の位
    置に配置した一個の固定永久磁石と、前記一個の固定永
    久磁石のつくる磁界から力を受けるように前記一対の保
    持枠に部材を介してそれぞれ設けた一対のコイル部材
    と、を有し、 前記制御手段は、前記コイル部材への電流を監視し、前
    記一方のコイル部材への電流が予め設定した電流値より
    大きいときは、前記他方のコイル部材に対し、前記一方
    のコイル部材が発生する磁界の力によって動作せず、か
    つ前記一方のコイル部材の動作に影響を与えない値の電
    流を与えるよう制御する ことを特徴とする光束偏向装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光束偏向装置を備えた
    ことを特徴とする光学機器
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