JP3209914U - 緑化シート - Google Patents

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聡 梶見
聡 梶見
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Abstract

【課題】苔を植生させる緑化シートであって、保持材の保持面に安定して苔を保持させることが容易な緑化シートを提供する。【解決手段】苔3を植生させる緑化シートであって、シート状に成形された保持材1と、保持材1の片面である保持面側に配置され且つ網状に成形されたカバー体2とを備え、保持材1の保持面に配置された苔3が該保持材1とカバー体2との間で挟持されて保持されるように、カバー体2が前記保持面側に取付けられ、カバー体2は、ハニカム構造を有する。【選択図】図2

Description

この考案は、苔を植生させる緑化シートに関する。
シート状に成形され且つ苔が植生される保持材を備えた緑化シートが従来公知である。この緑化シートを用いることにより、苔による屋上緑化や壁面緑化等を容易且つ短期間で行うことが可能になる。
さらに、保持材の片面に保持された苔が該保持材から剥離することを防止する目的で、網状に成形されたカバー体を前記保持面側に配置し、前記保持面に配置された苔が保持材とカバー体との間で挟持されて保持されるように、該カバー体を前記保持面側に取付けたられた緑化シートが公知になっている(例えば、特許文献1を参照)。
実用新案登録第3187614号公報
しかし、上記文献の緑化シートでは、カバー体が苔を保持する強度が不足した場合には、保持材からの苔が剥離する虞がある。
本考案は、苔を植生させる緑化シートであって、保持材の保持面に安定して苔を保持させることが容易な緑化シートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、苔を植生させる緑化シートであって、シート状に成形された保持材と、該保持材の片面である保持面側に配置され且つ網状に成形されたカバー体とを備え、前記保持材の保持面に配置された苔が該保持材と前記カバー体との間で挟持されて保持されるように、該カバー体が前記保持面側に取付けられ、前記カバー体は、ハニカム構造を有することを特徴とする。
前記カバー体は金属製であるものとしてもよい。
前記カバー体は亀甲金網であるものとしてもよい。
前記カバー体を保持材の保持面側に仮に取付ける取付具を、前記緑化シートを対象面に本止めして取付ける取付具とは別に設けたものとしてもよい。
前記保持面に配置される苔は、苔マットであるものとしてもよい。
前記苔は、接着剤によって、前記保持面に接着されて保持されるものとしてもよい。
前記保持材が防草シートであるものとしてもよい。
前記保持材は前記苔を根付かせることが可能な繊維材料によって構成されたものとしてもよい。
ハニカム構造を採用したカバー体によって、該カバー体が苔を保持面に保持する強度が向上するため、保持材の保持面に苔をより安定的に保持させることが容易になる。
本考案を適用した緑化シートの構成を示す分解斜視図である。 本考案を適用した緑化シートの構成を示す側断面図である。 カバー体の平面図である。 (A)乃至(D)は本緑化シートの生産方法の工程を順次に示す側断面図である。 本考案の別実施形態に係る緑化シートの構成を示す側断面図である。 (A)乃至(D)は本発明の別実施形態に係る緑化シートの生産方法の工程を順次に示す側断面図である。
図1,図2は、本考案を適用した緑化シートの構成を示す分解斜視図及び側断面図であり、図3はカバー体の平面図である。図示する緑化シートは、苔を植生させるように構成されている。具体的には、この緑化シートは、シート状に成形され且つ片面(具体的には上面であり、以下、「保持面」と称する)1aに苔を保持させるシート基材(保持材)1と、該シート基材1の保持面1a側に配置され且つカバー体2とを備えている。
前記シート基材1は、ポリプロピレン(PP)等の合成樹脂製の繊維をクロスさせて編込み、このクロスさせた繊維同士を熱圧着させることにより構成されている。このシート基材1は、薄く軽量化されて十分な通水性も確保され、土中で加水分解もせず、酸やアルカリや微生物に対しても耐久性を有し、紫外線による劣化防止加工もされている。
このシート基材1は、具体的には、以下のように性能を有している。
Figure 0003209914
上記構成によって、このシート基材1は防草シートとして機能する。このため、このシート基材1を、土面等の水平な対象面Mに敷設した場合、該対象面Mとシート基材1の下面との間から雑草が生えることが防止される。また、対象面Mから雑草が生えた場合でも、シート基材1を貫通することが防止される。
カバー体2は、ハニカム構造を有する網状に成形されている。具体的には、カバー体2が金属製の網(さらに具体的には鉄製又はステンレス製の亀甲網)によって構成されている。言換えると、カバー体2は、金属製の線状部材(ワイヤー)が編み込まれ、複数の六角形状を構成している。ちなみに、この六角形状のサイズは、数十ミリで設定されている。
前記カバー体2は、上述した通り、シート基材1の保持面1a側に配置されるが、これを具体的に説明すると、前記シート基材1の保持面1aには、苗箱でシート状に生育されてなる苔マット(苔)3が保持されており、この苔マット3における保持面1aと接する側と反対側の面である上面側を、前記カバー体2によって覆う。そして、前記カバー体2を、ホチキス等の図示しない仮止め具(取付具)によって、シート基材1に仮止めして取付け固定させる。この仮止め具による固定は、所定間隔(例えば、100mm程度)毎に行う。
このように、カバー体2がシート基材1に仮止め固定された状態では、前記苔マット3が、カバー体2とシート基材1の保持面1aとの間に挟持された状態で保持されるため、該苔マット3のシート基材1への保持強度が向上する。
ちなみに、上記仮止めは、本緑化シートの対象面Mへの本止め固定の前に行う。言換えると、この仮止めによって、本緑化シートの製造は完了する。この緑化シートは、上記仮止め具とは別に設けた図示しないスピンドルピン等の本止め具(取付具)によって、対象面Mに固定される。この本止め具も所定間隔(例えば、1000mm程度)毎に設置される。
また、苔3は、本例では、ハイゴケを用いているが、それ以外にも様々な種類の苔を用いることが可能である。例えば、ミズゴケや、スナゴケや、シッポゴケやや、カモジゴケや、トヤマシノブドケや、ヒノキゴケや、ギンゴケや、ツボゴケや、コツボチョウチンゴケや、ホソウリゴケや、チジミバコブゴケや、カモジゴケ等、種々の苔を用いることが可能である。
図4(A)乃至(D)は本緑化シートの生産方法の工程を順次に示す側断面図である。
同図(A)に示すシート基材1に対して、同図(B)に示すように、保持面1aに接着剤を塗布することによって接着層4を形成する。この接着剤は、苔マット3とシート基材1との接着性を加味して、本例ではウレタン樹脂系の接着剤を用いるが、ある程度の接着性が確保され且つ苔3に対して害の少ないものであれば、これに限定されるものではない。
そして、同図(C)に示す通り、この接着層4を介して、シート基材1の保持面1aに苔マット3の片面を接着させる。
続いて、同図(D)に示す通り、保持面1aに保持させた苔マット3における該保持面1aと反対側の面を、前記カバー体2によって覆い、この状態で、該カバー体2を上述の手段によりシート基材1に仮止め固定させ、緑化シートの生産を完了する。
ちなみに、苔マット3の生長度合によっては、この状態から、苔マット3をある程度生長させる。また、緑化シートの苔への水やりは、原則として、1日に2回程度行うが、この回数や1回の水の量は、湿度や温度によって調整する。
このようにして生産した緑化シートを、水平な対象面Mに敷設し、等ピッチに配置されたスピンドルピンによって固定する。
以上のように構成される本緑化シートによれば、カバー体2によって、苔マット3を保持面1aに安定的に固定させることが可能になる他、ある程度生長させた苔マット3を保持面1aに植生させることが可能になるため、緑化シートの完成後、時間経過を待つことなく、該緑化シートを対象面Mに敷設することが可能になる。
なお、対象面Mにシート基材1をスピンドルピンで固定した後、保持面1aに苔マット3及びカバー体2を敷設してもよい。
また、対象面Mは、水平面に限定されるものではなく、構造物の壁面等を対象面Mとしてもよい。ちなみに、RC構造の構造物の壁面に本緑化シートを敷設する場合、まずスピンドルピ釘等を壁面にエポキシ樹脂製ボンド等で接着し、このスピンドル釘等によって、緑化シートの前記壁面への取付けを行う。
さらに、緑化シートを、広い対象面Mに複数枚敷設する場合には、隣接するシート基材1,1の端部同士を重ね、この重ね合せ、この状態で、接着層4を形成作業や、苔マット3の接着作業や、カバー体2の設置作業を行い、最後に、前記重ね合せた部分を、スピンドルピンで、対象面Mにまとめて固定する。
また、シート基材1とカバー体2とは、平面視におけるサイズが必ずしも同一又は略同一である必要はなく、1枚のシート基材1に複数枚のカバー体2を一部で重ねて配置してもよい。この際、複数のカバー体2同士は同一サイズであってもよいし、異なるサイズであってもよい。
次に、図5及び図6に基づき、本発明の別実施形態について、上述の形態と異なる点を説明する。
図5は、本考案の別実施形態に係る緑化シートの構成を示す側断面図である。同図に示す例では、シート基材1が、緑化シートではなく、苔3を根付かせる(苔3の支根を定着させる)ことが可能な素材から構成されている。
具体的には、シート基材1を、苔3を根付かせることが可能な繊維材料(具体的には、ジュート布)によって構成する。このシート基材1は、不織布であり、安価で、雑草が生えることをある程度防止することも可能であり、防草シートよりも高い保水性と保湿性とを有している。
図6(A)乃至(D)は本発明の別実施形態に係る緑化シートの生産方法の工程を順次に示す側断面図である。同図(A)に示すシート基材1の保持面1aに、同図(B)示す通り、苔3を配置し、この場所で、同図(C)に示す通り、苔3を生長させ該保持面1a側の層に苔3を根付かせる。言換えると、シート基材1の保持面1a側の層は苔3の支根を定着させる定着層1bになる。ちなみに、前記配置の際は、細かく裁断した状態の苔3を保持面1aに配置してもよいし、或いは苗の状態で植栽してもよい。
続いて、同図(D)に示す通り、保持面1aに保持させた苔マット3における該保持面1aと接する面と反対側の面を、前記カバー体2によって覆い、この状態で、該カバー体2を上述の手段によりシート基材1に仮止め固定させ、緑化シートの生産を完了する。
以上のように構成される緑化シートによれば、接着剤が不要になり、また、シート基材1も防草シートよりも安価なジュート布を用いるため、コストが安く抑えることが容易になる。
なお、苔3のシート基材1への定着性を向上させるために、補助的に苔3を保持面1aに接着させてもよい。また、苔マット3を、シート基材1の保持面1a側に植生させてもよく、この場合、接着を用いてもよいし、或いは、支根による定着によって、保持面1a側に苔マット3を定着させてもよい。
また、図5に仮想線で示す通り、ジュート布から構成されるシート基材1の保持面1aと反対側の面に、防草シート6を敷設して、防草効果を高めても良い。
1 シート基材(保持材)
1a 保持面
1b 定着層
2 カバー体
3 苔マット(苔)
4 接着層
6 防草シート
M 対象面

Claims (8)

  1. 苔を植生させる緑化シートであって、
    シート状に成形された保持材と、
    該保持材の片面である保持面に配置され且つ網状に成形されたカバー体とを備え、
    前記保持材の保持面側に配置された苔が該保持材と前記カバー体との間で挟持されて保持されるように、該カバー体が前記保持面側に取付けられ、
    前記カバー体は、ハニカム構造を有する
    ことを特徴とする緑化シート。
  2. 前記カバー体は金属製である
    請求項1に記載の緑化シート。
  3. 前記カバー体は亀甲金網である
    請求項2に記載の緑化シート。
  4. 前記カバー体を保持材の保持面側に仮に取付ける取付具を、前記緑化シートを対象面に本止めして取付ける取付具とは別に設けた
    請求項1乃至3の何れかに記載の緑化シート。
  5. 前記保持面に配置される苔は、苔マットである
    請求項1乃至4の何れかに記載の緑化シート。
  6. 前記苔は、接着剤によって、前記保持面に接着されて保持される
    請求項1乃至5の何れかに記載の緑化シート。
  7. 前記保持材が防草シートである
    請求項6に記載の緑化シート。
  8. 前記保持材は前記苔を根付かせることが可能な繊維材料によって構成された
    請求項1乃至6の何れかに記載の緑化シート。
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