JP3049740U - 防草マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立木や柱の根本周辺の土に雑草が生えないよ
うにする為の資材を提供する。 【構成】 ゴムチップを接着した厚さ５〜１０ｍｍのマ
ットの中心部の立木や柱に当たる部分を切り欠いてあ
り、その切り欠き部と周辺部を繋いで切断してある。切
り欠き部内側には切り込みを入れた薄いゴムシートが取
り付けてある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

立木や柱の根本周囲の土に雑草が生えにくいようにする被覆板に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から苗木を雑草から守るため、苗木の根本の周りを被覆するためのマルチ ング材はあった。価格的に安価なものが要求されるため、材質はボール紙、ビニ ールシート、ベニヤ板、不織布などであった。しかるにこれら材料は耐久性に欠 けたり、透水性がなかったり、軽すぎて風で飛ばされてしまったり不都合が多か った。

【０００３】 また木チップやバーク材を根本周辺にバラまく方法もあったが、飛散してしま ったりしてあまり効果的ではなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、苗木など立木や標識などの柱 の根本回りの雑草が生えてくるのを防ぐため光を遮り、土を抑え込むが、雨水な どは地下に浸透させ、かつ風などで飛散しない防草マットを提供する事を目的と する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案に係わる防草マットは、粒径数ｍｍのゴムチップを透水性を損なわない 程度にしっかり接着、あるいは融着させた厚さ５〜１０ｍｍ前後のゴムチップマ ットで、立木や柱にあたる部分は切り欠いてあり、さらに立木にはめ込めるよう に切り欠き部とマット周辺を繋いで切断してある。

【０００６】 また切り欠きは一枚一枚について現場で行うのではなく、あらかじめ行ってお くので、汎用性を持たせるために少し大きめに切り欠いておき、その内側に切り 込みを入れた薄いゴムシートを取り付けておく。

【０００７】

【作用】

以上述べたような防草マットは、切断部を開いて立木あるいは柱に容易にはめ 込み抑えて、根本周辺の土を覆う事ができる。

【０００８】

【実施例】

本考案の例を図面に基づいて説明すると、図１と図２はそれぞれ平面図と中心 を通る断面図で、直径約５０ｃｍのゴムチップマット１で中心に切り欠き部２直 径約１０ｃｍを設けてある。その切り欠き部には切り込み３を入れたゴムシート ４が貼り付けてある。

【０００９】 ５は立木にはめ込むために入れた切断部で、これを開いてはめ込む。図３は立 木にはめた実施態様を示す斜視図である。

【００１０】 図４はまた別の実施態様を示す斜視図で、ガードロープの端末支柱の根本周り の雑草を防ぐために設置する長方形の防草マットを示している。

【００１１】

【考案の効果】

以上述べたような材料と構造からなる防草マットは透水性があり、遮光性があ り、適当な重量と柔軟性があるために苗木への水の補給には問題がなく、かつ風 などにも飛ばされず耐久性もあり、充分な防草効果を上げる事ができる。

【００１２】 また切り欠き部には、切り込みを入れた薄いゴムシートが貼り付けてあるので 、直径の異なる柱や立木の成長に従って根本周りが太くなっても、絶えず密着性 は確保される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の防草マット平面図

【図２】同上中心部断面図

【図３】同上立木への実施態様を示す斜視図

【図４】同上ガードロープ端末支柱への実施態様を示す
斜視図

【符号の説明】

１ ゴムチップマット ２ 切り欠き部 ３ 切り込み ４ ゴムシート ５ 切断部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴムチップを透水性が残る程度に接着し
   た厚さ５〜１０ｍｍ前後のマットで、立木あるいは柱の
   根本周囲の土表面を覆いかぶせて使用するために立木あ
   るいは柱にあたる部分は切り欠いてあり、その切り欠き
   部と周辺を繋いで切断してあり、さらにその切り欠き部
   内側には根本との密着性を良くするために切り込みを入
   れた薄いゴムシートを取り付けてある事を特徴とする防
   草マット。