JPH0610743Y2 - 肥料、農薬施用マット - Google Patents

肥料、農薬施用マット

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JPH0610743Y2
JPH0610743Y2 JP8272387U JP8272387U JPH0610743Y2 JP H0610743 Y2 JPH0610743 Y2 JP H0610743Y2 JP 8272387 U JP8272387 U JP 8272387U JP 8272387 U JP8272387 U JP 8272387U JP H0610743 Y2 JPH0610743 Y2 JP H0610743Y2
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JP
Japan
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mat
fertilizer
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pesticide
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JP8272387U
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JPS63191118U (ja
Inventor
清志 増田
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Nihon Nohyaku Co Ltd
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Nihon Nohyaku Co Ltd
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  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Protection Of Plants (AREA)
  • Fertilizing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は肥料や農薬などを施用するための施用マットに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、肥料を含有した円盤状のマットが知られている。
この肥料を含有したマットは、植木鉢を受け皿に置くと
き、この植木鉢の下面に敷き、受け皿を湛水状態にする
と、マットの中の肥料が溶けだし、毛管現象により肥料
分が土壌中に吸い上げられ、即物に吸収されるようにし
たものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の円盤状のマットは、植木鉢の下面
に敷いて使用するため、マットから溶けだした肥料分は
毛管現象によって土壌中に吸い上げられるだけでなく、
受皿内へ流れ出てしまい、肥料が有効に使われないとい
う問題がある。
また、追肥を行うためには、植木鉢を一度動かして植木
鉢の底に敷かなければならず、手数が必要である。
更に庭に植えた木や街路樹の場合、該円盤状マットを施
用するには、木を堀り起さなければならず、実質的に施
用できないという問題も有している。
本考案は上記の問題点を解決するためのもので、肥料や
農薬を簡単に効率よく施用することができる施用マット
を提供すること目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の肥料、農薬などの施用マットは、輪を1箇所で
切り離したドーナツ形状で、透水性素材を多層に重ねて
形成されてなり、肥料及び/又は農薬を該層と層の間又
は前記層の少なくとも一層内に保持せしめたことを特徴
とするものである。
本考案の施用マットは、透水性を有していることが好ま
しく、その素材としては、例えば天然又は合成高分子か
らなるスポンジ、天然若しくは合成有機又は無機繊維か
らなる織布、不織布、又はフェルトなどが挙げられ、こ
れらは単独で又はいくつか組み合わせて用いることがで
きる。
肥料及び/又は農薬は上記多層マットの層間に挟み込む
などの方法によって保有させることが好ましい。肥料及
び農薬を保持させる場合、両者を同一の層に保持させて
もよいし、異なった層に保持させてもよい。この保持さ
せる肥料及び農薬の形態は、それぞれ独立して、例えば
粉末や顆粒とすることができる。この粉末や顆粒を施用
マットに挟み込む方法としては、層を構成するマットに
接着剤を塗布するか、粉末や顆粒自体に接着剤を塗布
し、マットの層の間に粉末や顆粒を挟むことに行っても
よいし、粉末や顆粒をマットの層の間に挟んでおいて周
囲をヒートシールするか、接着剤によって接着してもよ
い。またスポンジ等の適当なシート状担体に肥料及び/
又は農薬の溶液を浸み込ませたのち乾燥させたシートの
形で用いることもできる。このような形とした場合は挟
み込まずに単独で施用マットとして用いてもよい。
本考案の施用マットは切り離したドーナツ形状とする
が、その切り離した両端は、C字のように間が開いてい
てもよいが、近接していることが好ましい。また、マッ
トの外周及び内周の形状は、それぞれ独立して、円形又
は多角形とすることができ、特に植木鉢に適用する場
合、施用マットの外周は該植木鉢の内周の形状に合わせ
るとよい。
更に、マットの最上層を芝生や苔状にしてもよい。ま
た、マットの厚さは例えば1mm〜30mmとすることができ
る。
〔作用〕
本考案の肥料、農薬などの施用マットは切り離したドー
ナツ形状で、多層から構成されているため、該マットの
層間に肥料及び/又は農薬を挟み込み、該マットの切り
離した部分を開くことにより、植木などの木の幹を通し
て木の根本の周囲にこのドーナツ形状の施用マットを配
置することができる。このマットは透水性を有している
ため、灌木や降雨により、水が該マットを通り、該マッ
ト中に担持されている肥料及び/又は農薬を溶かし出
す。溶かされた肥料及び/又は農薬は土壌中に浸み込
み、植物に吸収され、又は土壌中で作用する。
〔実施例〕 本考案を実施例により図面を参照して説明する。
実施例1 第1図(a)及び(c)に示すように、1mmの厚さの比較的目
の細かい不織布及び8mmの厚さのかなり目の粗い不織布
を、外径11cm、内径4cmのドーナツ型に切り取り、それ
ぞれ下層マット1及び上層マット2とした。次いで下層
マット1の上面に接着剤を噴霧し、その上に肥料3及び
農薬4の粒をそれぞれ均一に載せ、更に、その上に、接
着剤を噴霧した上層マット2を、接着剤を付けた面が下
層マット1側となるように重ねて肥料3及び農薬4を挟
み込んだ。次いでドーナツ型のマットの外周側から中心
に向って、重ねた下層マット1と上層マット2を切断し
て第1図(b)に示すような、切り離したドーナツ形状の
施用マット5を得た。なお、図中、6は切り離し部分を
示す。
次に、施用マットの適用例を説明する。第2図に示すよ
うに、径18cmの植木鉢7に植えられた植木8の幹に、略
ドーナツ型の施用マット5の切り離し部分6をずらし、
開いて通し、該施用マット5を該植木8の根本の周囲に
置いた。
図中、9は土壌を示す。この植木8に施用マット5の上
から水をかけてやると、施用マット5は透水性を有して
いるため、水が施用マット5内に浸み込み、施用マット
5内の肥料及び農薬を溶かす。水に溶けた肥料及び農薬
は下層マット1を通って土壌9中へ浸み込む。なお、完
全に溶けていない粒子は目の細かい下層マット1上に残
る。植木8は土壌9中の肥料及び農薬を吸収する。又は
農薬は土壌9中で作用する。
なお、本実施例では施用マットの大きさを植木鉢の内径
よりかなり小さくしたが、施用マットの外周が植木鉢の
内のりにほぼ一致する大きさとしてもよく、そうするこ
とにより、植木鉢の土を隠すことができ、美観を向上さ
せることができる。更に、該施用マットの最上層を芝生
状にしてもよい。
実施例2 5mmの厚さの比較的目の細かい不織布及び25mmの厚さの
比較的粗い不織布を、外径1m、内径30cmのドーナツ型
に切り取り、実施例1と同様にして、両者の間に肥料及
び農薬を挟み込む、実施例1と同様に切断して第3図に
示すような30mmの厚さの施用マット5aを得た。この略ド
ーナツ型の施用マット5aの切り離し部分を開いて、立木
8aの幹に通して、該施用マットを該立木8aの根本の周囲
に置いた。灌木又は降水により、施用マット5a中の肥料
及び農薬は溶かされ、土壌中に浸み込み、該立木8aに吸
収され、又は、農薬は土壌中で作用する。
〔考案の効果〕
本考案の肥料、農薬の施用マットは、切り離したドーナ
ツ形状で、透水性を有するので、植木等を堀り起す必要
がなく、すでに植えた植木等の根本に簡単に施用するこ
とができ、また取りはずしも容易にでき、したがって、
植木鉢の植木だけでなく、庭や公園の植木や、街路樹等
地面に直接植えた木等にも容易に適用でき、適用範囲が
広い。また、追肥にも適用できる。更に、根本から施用
することができるため、効率よく施用することができ
る。
更に、多層であるため、肥料や農薬を簡単に、挟み込ん
で担持することができるとともに、最上層を芝生や苔状
にすることができ、美観を向上させることができる。
更にまた、施肥と病害虫の防除等が同時に、しかも長期
にわたって行うことができる。
また、植木の根本に該マットを置くため、湛水の必要が
なく、降雨や日常の灌水で充分に施用でき、更に、根本
の周囲の雑草の発生を抑制できるとともに土壌の異常乾
燥を押えることができるなど多くの利点を併有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の実施例1の肥料及び農薬を挟み込
んだ施用マットの断面図、第1図(b)は第1図(a)の平面
図、第1図(c)は本考案の実施例1の肥料及び農薬を載
せた下層マットの平面図、 第2図は本考案の実施例1の施用マットを載置した植木
鉢の斜視図、 第3図は本考案の実施例2の施用マットを適用した立木
の斜視図を表わす。 図中、 1…下層マット、2…上層マット 3…肥料、4…農薬 5…施用マット、6…切り離し部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】輪を1箇所で切り離したドーナツ形状で、
    透水性素材を多層に重ねて形成されてなり、肥料及び/
    又は農薬を該層と層の間又は前記層の少なくとも一層内
    に保持せしめたことを特徴とする土壌上面に適用するた
    めの肥料・農薬施用マット。
JP8272387U 1987-05-29 1987-05-29 肥料、農薬施用マット Expired - Lifetime JPH0610743Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8272387U JPH0610743Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 肥料、農薬施用マット

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JP8272387U JPH0610743Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 肥料、農薬施用マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63191118U JPS63191118U (ja) 1988-12-09
JPH0610743Y2 true JPH0610743Y2 (ja) 1994-03-23

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JP8272387U Expired - Lifetime JPH0610743Y2 (ja) 1987-05-29 1987-05-29 肥料、農薬施用マット

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