JP2507308Y2 - 緑化マット - Google Patents
緑化マットInfo
- Publication number
- JP2507308Y2 JP2507308Y2 JP3981493U JP3981493U JP2507308Y2 JP 2507308 Y2 JP2507308 Y2 JP 2507308Y2 JP 3981493 U JP3981493 U JP 3981493U JP 3981493 U JP3981493 U JP 3981493U JP 2507308 Y2 JP2507308 Y2 JP 2507308Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bamboo
- mat
- woven
- slope
- soil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は道路、河川、公園、ゴル
フ場、林道等の法面に設置され、同面を緑化する緑化マ
ットに係るものである。
フ場、林道等の法面に設置され、同面を緑化する緑化マ
ットに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の緑化工法は植生用土壌保持部を具
えたブロックを法面に配設し、前記保持部によって保持
された土壌部より生育する植物によって法面の緑化を図
っていた。
えたブロックを法面に配設し、前記保持部によって保持
された土壌部より生育する植物によって法面の緑化を図
っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の緑化ブロッ
クは可成りの重量があり、運搬、取扱い、法面に対する
セットに多くの時間と労力を要し、また植生部と法面土
壌との一体化が困難であるという難点があった。本考案
は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案されたもの
で、その目的とする処は、運搬、取扱いが簡単で、法面
の表層土の崩壊防止が有効に遂行される緑化マットを提
供する点にある。
クは可成りの重量があり、運搬、取扱い、法面に対する
セットに多くの時間と労力を要し、また植生部と法面土
壌との一体化が困難であるという難点があった。本考案
は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案されたもの
で、その目的とする処は、運搬、取扱いが簡単で、法面
の表層土の崩壊防止が有効に遂行される緑化マットを提
供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本考案に係る緑化マットは植物繊維又は化学繊維の
不織布マットに、所定間隔をおいて竹、笹類の株を埋
設、植栽し、同竹、笹類の根茎と不織布の繊維とを纏絡
して一体化するとともに、前記不織布マットの間隙に土
壌、栄養分を混入して構成されている。
め、本考案に係る緑化マットは植物繊維又は化学繊維の
不織布マットに、所定間隔をおいて竹、笹類の株を埋
設、植栽し、同竹、笹類の根茎と不織布の繊維とを纏絡
して一体化するとともに、前記不織布マットの間隙に土
壌、栄養分を混入して構成されている。
【0005】
【作用】本考案に係る緑化マットは前記したように、同
マット主体を構成する植物繊維又は化学繊維の不織布マ
ットに、所定間隔をおいて竹、笹類の株を埋設、植栽し
たことにより、同竹、笹類の根茎と不織布とが互いに纏
絡して一体化し、竹、笹類による網状体形成力が強化さ
れる。このように網状力が強化された竹、笹類により、
土壌の法面が緑化され、同法面の表層土の崩壊が防止さ
れる。
マット主体を構成する植物繊維又は化学繊維の不織布マ
ットに、所定間隔をおいて竹、笹類の株を埋設、植栽し
たことにより、同竹、笹類の根茎と不織布とが互いに纏
絡して一体化し、竹、笹類による網状体形成力が強化さ
れる。このように網状力が強化された竹、笹類により、
土壌の法面が緑化され、同法面の表層土の崩壊が防止さ
れる。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例について説明す
る。Aは緑化マットで、縦1〜2m、横2〜5m、厚さ
3〜10cmの方形のマットで、植物繊維又は化学繊維
2より構成された前記緑化マットAの主体を構成する不
織布マット1に、適当な間隔をおいて竹、笹類の株3が
埋設、植栽され、竹、笹類の株3の根茎と不織布マット
1とが纏絡して一体化され、更に同不織布マット1の繊
維間隙に土壌又は栄養分4が混入されている。
る。Aは緑化マットで、縦1〜2m、横2〜5m、厚さ
3〜10cmの方形のマットで、植物繊維又は化学繊維
2より構成された前記緑化マットAの主体を構成する不
織布マット1に、適当な間隔をおいて竹、笹類の株3が
埋設、植栽され、竹、笹類の株3の根茎と不織布マット
1とが纏絡して一体化され、更に同不織布マット1の繊
維間隙に土壌又は栄養分4が混入されている。
【0007】前記のように構成された緑化マットAを例
えば図3に示すように道路Bの法面に敷設すると、前記
不織布マット1に埋設、植栽された竹、笹類の株3が生
育して法面が緑化される一方、同竹、笹類の株3の地下
茎3a、細根、毛根3bと不織布の繊維が纏絡し、竹、
笹類による網状力が強化される。同時にこのように網状
力の強化された竹、笹類は法面の土壌表層の崩壊を有効
に防止する。図中3cは、竹、笹の稈である。
えば図3に示すように道路Bの法面に敷設すると、前記
不織布マット1に埋設、植栽された竹、笹類の株3が生
育して法面が緑化される一方、同竹、笹類の株3の地下
茎3a、細根、毛根3bと不織布の繊維が纏絡し、竹、
笹類による網状力が強化される。同時にこのように網状
力の強化された竹、笹類は法面の土壌表層の崩壊を有効
に防止する。図中3cは、竹、笹の稈である。
【0008】また前記不織布マット1は比較的小型で、
運搬も比較的容易で、現場施工の省力化が図られる。な
お前記不織布マット1の底面に椰子繊維のネット5等、
引張強度の強い織布または不織布等の補強用ネット5を
接着することによって、不織布マット1を補強するもの
である。
運搬も比較的容易で、現場施工の省力化が図られる。な
お前記不織布マット1の底面に椰子繊維のネット5等、
引張強度の強い織布または不織布等の補強用ネット5を
接着することによって、不織布マット1を補強するもの
である。
【0009】なお本考案の緑化マットに適した笹類とし
て、クマザサ、コグマザサ、チコザサ、オロシマチク、
フイリシイヤ、フイリクマザサ、チゴザサ、キンタイザ
サ等が利用される。
て、クマザサ、コグマザサ、チコザサ、オロシマチク、
フイリシイヤ、フイリクマザサ、チゴザサ、キンタイザ
サ等が利用される。
【0010】
【考案の効果】本考案に係る緑化マットは前記したよう
に、植物繊維又は化学繊維の不織布マットに所定間隔を
おいて竹、笹類の株を埋設、植栽して、同竹、笹類の根
茎と不織布の繊維とを纏絡して一体化せしめて構成され
ているので、所要の大きさに成型することによって運搬
が容易で、法面に対する現場での敷設作業が省力化さ
れ、竹、笹類の根茎と緑化マット基体を構成する不織布
マットの繊維とが纏絡下して一体化し、この結果、竹、
笹類の網状力が強化される。
に、植物繊維又は化学繊維の不織布マットに所定間隔を
おいて竹、笹類の株を埋設、植栽して、同竹、笹類の根
茎と不織布の繊維とを纏絡して一体化せしめて構成され
ているので、所要の大きさに成型することによって運搬
が容易で、法面に対する現場での敷設作業が省力化さ
れ、竹、笹類の根茎と緑化マット基体を構成する不織布
マットの繊維とが纏絡下して一体化し、この結果、竹、
笹類の網状力が強化される。
【0011】このように網状力が強化された竹、笹類は
土壌の表面を被覆し、法面の表層土の崩落を確固と防止
するものである。また本考案の緑化マットの基体を構成
する不織布マットの間隙に、土壌、栄養分が混入されて
いるので、竹、笹類の地下茎及び細茎の発育が促進され
るとともに竹、笹類により法面が速やかに緑化されるも
のである。
土壌の表面を被覆し、法面の表層土の崩落を確固と防止
するものである。また本考案の緑化マットの基体を構成
する不織布マットの間隙に、土壌、栄養分が混入されて
いるので、竹、笹類の地下茎及び細茎の発育が促進され
るとともに竹、笹類により法面が速やかに緑化されるも
のである。
【図1】本考案に係る緑化マットの一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図2】裏面に補強用ネットが層着された緑化マットの
主体を構成する不織布マットの縦断面図である。
主体を構成する不織布マットの縦断面図である。
【図3】本考案に係る緑化マットの使用状態を示す縦断
面図である。
面図である。
【図4】本考案に係る緑化マットにおける竹、笹類の
根、茎部を示す説明図である。
根、茎部を示す説明図である。
A 緑化マット B 道路 1 不織布マット 2 植物繊維又は化学繊維 3 竹、笹類の株 3a 地下茎 3b 細根、毛根 3c 稈 4 土壌又は栄養分 5 補強用ネット
Claims (1)
- 【請求項1】 植物繊維又は化学繊維の不織布マット
に、所定間隔をおいて竹、笹類の株を埋設、植栽し、同
竹、笹類の根茎と不織布の繊維とを纏絡して一体化する
とともに、前記不織布マットの間隙に土壌、栄養分を混
入してなることを特徴とする緑化マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3981493U JP2507308Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 緑化マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3981493U JP2507308Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 緑化マット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710041U JPH0710041U (ja) | 1995-02-10 |
JP2507308Y2 true JP2507308Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=12563446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3981493U Expired - Lifetime JP2507308Y2 (ja) | 1993-07-21 | 1993-07-21 | 緑化マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2507308Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-21 JP JP3981493U patent/JP2507308Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0710041U (ja) | 1995-02-10 |
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