JP3504928B2 - 植生構造 - Google Patents

植生構造

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    • Y02B80/32Roof garden systems

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本願発明は、ビルの屋上等を緑化するため
の植生構造に関するものである。
【従来の技術】
【0003】従来から、ビルの屋上等を緑化する技術が
提案されており、近年、都市部の屋上緑化が注目されて
いる。この屋上緑化による効果として、ほぼ一日を通し
てコンクリート温度を一定にすることにより、日中と夜
中との温度差で生じるコンクリートの伸縮によるひび割
れを抑制した建物の延命や、断熱効果による灼熱都市
(ヒートアイランド)現象の緩和や冷暖房費の節約があ
る。また、屋上緑化によって大気汚染の浄化や水質浄化
も期待されている。
【0004】このような屋上緑化を行うための従来技術
として、例えば、特開平11−243781号公報記載
の発明がある。この発明では、掛止部材を有する遮水シ
ートを屋根部に敷設し、その遮水シート上に厚層基材を
吹付け、この厚層基材を掛止部材に絡ませることにより
植生基盤を形成している(従来例1)。
【0005】また、他の従来技術として、特公平3−4
2042号公報記載の発明がある。この発明では、フィ
ルタに載置された下側の保水層土壌と、上側のフレーム
のフィルタに載置された露天状態の植生層の土壌との間
に、上下方向に剛なスペーサを介して気体のみの空気層
を形成している(従来例2)。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】しかしながら、前記従来例1では、全ての
作業を施工現場で行う構成であるため、緑化のための現
場作業に多くの時間を要するとともに、緑化後の散水の
ための灌水設備工事等にも非常に時間がかかり、作業の
長期化による費用の増加を招いてしまう。また、植生基
盤が全体的に保水してしまうので、大幅な重量増加を招
いてしまう。しかも、緑化した後のメンテナンスに多く
の時間と労力を要する。例えば、芝生等の植物の管理に
は、施肥、水やり、雑草抜き、枯れた部分の張替等に多
くの管理費が必要となる。
【0007】また、前記従来例2では、上下のフィルタ
間に設けられるスペーサによって厚みの大きい構造体と
なってしまうとともに、人がその上を散策したりゴルフ
の練習をしたりできるような構造としているため、重量
構造物となってしまう。しかも、複雑な構造であるた
め、その施工に多くの時間と労力を要する。
【0008】さらに、このような建築物においては、建
築基準法施工令で定められた積載荷重に上限値があり、
屋上緑化するための構造物が重量物となると、新築ビル
では、その積載重量が建築基準法施工令で定められた基
準値を満足するように通常より柱を大きくしなければな
らなくなり、構造物の建造費用が高くなってしまう。ま
た、既存ビルでは、この基準値を満たすことがほぼ不可
能となり、屋上緑化ができなくなる。
【課題を解決するための手段】
【0009】そこで、前記課題を解決するために、本
発明の植生構造は、面状の繊維材の下面に空間を形成し
た排水層と、該排水層の上部に所定厚の軽量材料を設け
た軽量材料層とを有し、該軽量材料層の上部に、面状の
繊維材の上面に線状の係止部材を所定高さで設けて繊維
マットを形成し、該繊維マットの係止部材に粒状の軽量
土壌材料を絡ませて保持することにより形成した植生
設け、該植生層に植物を播種又は播苗している。この
繊維マットとしては、例えば、不織布で形成された繊維
材上に、不規則な弧を描くように形成した多数の線状の
係止部材を融着したものが用いられる。また軽量土壌材
料としては、例えば、細孔を有する軽量の土壌材料が用
いられる。このように、繊維材の下面に空間を形成した
排水層と、その上部の軽量材料層と、その上部の軽量土
壌材料を係止部材に絡ませた植生層とから植生構造を形
成しているので、軽量材料層が適度に水分を保持しなが
ら排水層から余分な水分を排水し、植生層の軽量土壌材
料で植物が育つようにした植生構造を形成することがで
きる。
【0010】この線状の係止部材を、不規則に絡み合う
線状の樹脂材料で形成すれば、形成が容易で耐候性の高
い係止部材を形成することができる。
【0011】また、面状の繊維材の片面に線状の係止部
材を設けて繊維マットを形成し、該繊維マットの係止部
材を下向きに使用して排水層を形成し、該繊維マットの
係止部材を上向きに使用して植生層に用いるようにすれ
ば、排水層と植生層とを形成する繊維マットを共通品と
して生産コストの低減や容易な施工が可能な植生構造と
することができる。
【0012】その上、軽量土壌材料を、火山砂利を主構
成とした土壌材料で構成すれば、入手が比較的容易で、
植物の生長に適した軽量土壌材料を主構成とした土壌材
料を用いることができる。
【0013】さらに、植物を多肉植物セダム類で構成す
れば、灌水や除草、施肥等のメンテナンスを軽減した植
生構造とすることができる。
【0014】また、軽量材料を火山砂利で構成すれば、
軽量土壌材料と同様に、入手が比較的容易で、植物の生
長に適した材料で排水層と植生層の間の中間層を形成す
るので、植物を生長させる土壌ともなりうるようにでき
る。
【発明の実施の形態】
【0015】以下、本願発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本願発明の植生構造の植生マット
に使用する繊維マットの一実施形態を示す平面図であ
り、図2は図1に示すA−A断面図、図3は図1に示す
繊維マットの斜視図である。
【0016】図1,2に示すように、繊維マット1は所
定厚の面状の繊維材たる不織布2と、この不織布2の片
面に設けられた係止部材3とから構成されている。不織
布2は、水は通すが粒状の軽量土壌材料は通さないよう
な繊維材で、また、植物の根の生長を大きく妨げない繊
維材として用いられている。係止部材3は、不規則な弧
を描く線状に形成された樹脂材料を不特定な形状に曲げ
た線状のフィラメント材を不規則に絡み合わせることに
よって形成されている。この線状に形成されたフィラメ
ント材からなる係止部材3が、山4と谷5を有する凹凸
状に形成され、谷5部で不織布2の片面に熱融着6され
て一体的な繊維マット1が構成されている。線材として
は、直径1mm程度の材料が用いられている。このように
線状の係止部材3を不特定な形状に曲げて絡み合わせて
山4と谷5を有するように形成し、谷5部を不織布2に
融着することによって、係止部材3の山4部で所定の弾
性と圧縮強度を有するようにしている。
【0017】この係止部材3の山4と谷5は、例えば、
高低差hを25mm程度、間隔wを25mm程度とすること
により、10mm程度の粒状の軽量土壌材料7を絡ませて
保持するのに好ましい形態に形成することができる。な
お、この高低差hと間隔wは、軽量土壌材料7を絡みつ
かせて保持できる寸法であればよく、軽量土壌材料7に
応じて決定すればよい。また、図示する係止部材3の量
は一例であり、粒状の軽量土壌材料7を保持する量や粒
の大きさに応じて適宜調整すればよい。
【0018】図3に示すように、このように形成された
繊維マット1の係止部材3側には粒状の軽量土壌材料7
が敷かれ、係止部材3に絡ませることによって保持され
ている。この軽量土壌材料7としては、火山砂利が、比
重が0.8程度と軽く、保水性も有しているので、主構
成とするのに好ましい。この軽量土壌材料7には、火山
砂利とともに砂や山土等も混ぜられ、係止部材3に絡ま
せるように敷設されて不織布2の上面に植生層20が形
成される。
【0019】図4は図1に示す繊維マットを使用した植
生構造の施工方法を示す縦断面図であり、図5は図4に
示す施工方法の次工程を示す縦断面図、図6は図5に示
す施工方法の次工程を示す縦断面図、図7は図6に示す
施工方法の次工程を示す縦断面図、図8は図7に示す施
工方法の次工程を示す縦断面図、図9は図8に示す施工
方法の次工程を示す縦断面図、図10は図9に示す施工
方法の次工程を示す縦断面図、図11は図10に示す施
工方法の次工程を示す縦断面図である。これらの図に基
いて、以下、植生マットの生産方法とその植生マットを
使用した植生構造の施工方法を説明する。この植生マッ
トに使用する繊維マットは上述した図1〜3に示すもの
を使用している。なお、植生マットの生産は地面(畑)
で行い、この植生マットをビルの屋上に施工する例を説
明する。
【0020】まず、図4〜図8に基いて植生マット8
(図7)の生産方法を説明する。図4に示すように、畑
等の地面9に所定ピッチで孔11を設けた有孔ビニール
フィルム10を敷き、この有孔ビニールフィルム10上
に、係止部材3を上向きにして不織布2を下にした繊維
マット1を敷設する
【0021】次に、図5に示すように、繊維マット1上
の係止部材3に軽量土壌材料7を絡ませながら敷設す
る。この軽量土壌材料7には、上述したように粒状の火
山砂利が主構成として用いられ、この火山砂利に砂や山
土等を混合したものを、例えば、70℃以上に高温殺菌
消毒してから用いられる。火山砂利の量としては、50
%以上の量が混合され、その粒径としては、10mm以下
を用いるのが、係止部材3に絡ませて保持するのに好ま
しい。
【0022】次に、図6に示すように、これらからなる
軽量土壌材料7を敷き均し、係止部材3の部分に植生層
20を形成する。
【0023】次に、図7に示すように、植生層20に植
物12を播種又は播苗、もしくは播種と播苗を行う。こ
の植物12としては、耐候性がすぐれ、寒暖の温度差に
強く、多年草である多肉植物セダム類が好ましく、例え
ば、アルバム、アクレ、スプリューム、サカサマンネン
等を植えることにより、施工後のメンテナンスに労力を
要しない。この時、必要に応じて化成肥料や液体肥料を
散布すればよい。このようにして形成された植生マット
8は、種や苗が軽量土壌材料7に定着するように所定期
間養生する。13は、植物12の根である。
【0024】次に、所定期間養生された植生マット8
は、有孔ビニールフィルム10上の不織布2から上が所
定サイズに切断される。この切断する大きさとしては、
後述する施工現場の大きさや搬入可能サイズ等の条件に
よって決定される
【0025】このように切断された植生マット8は、図
8に示すように、運搬用の芯材14(長円筒状)に巻き
付けられる。この場合、植生マット8の係止部材3によ
って火山砂利等の軽量土壌材料7が保持された状態であ
るため、この軽量土壌材料7やそこに植えられた植物1
2は、係止部材3から脱落してしまうことなく芯材14
に巻き付けられる。このようにして巻かれた植生マット
8は円筒状であるため、敷設施工時の取扱いが容易であ
るとともに、搬送も容易に行うことができる。
【0026】以上が、植生マット8の生産工程であり、
このようにして芯材14にロール状に巻かれた植生マッ
ト8は、トラック等の搬送手段によって施工現場まで搬
送される。
【0027】次に、図9〜図11に基いて植生構造15
(図11)の施工方法を説明する。図9に示すように、
施工現場となるビルの屋上16には、排水層21を形成
するために係止部材3を下向きにした繊維マット1が敷
設される。この例では、上述した植生マット8を形成す
るための繊維マット1を上下逆向きに使用することによ
り、屋上16に係止部材3の山4が接し不織布2が上部
に位置する排水マット17として用いられている。この
ように使用しても、凹凸状に形成された係止部材3の山
4が所定の弾性と圧縮強度を有しているので、最下部に
位置する排水マット17としての耐荷重は有している。
【0028】次に、図10に示すように、排水マット1
7の上に軽量材料18を所定厚で敷設する。この軽量材
料18としては、火山砂利やパーライト、その他の多孔
質材料が用いられ、例えば、厚さiが30mm程度の厚さ
で敷設される。この厚さiは、施工場所の気候や植える
植物12等に応じて適宜決定すればよい。このように軽
量材料18が敷設された層を軽量材料層22という。
【0029】そして、図11に示すように、この軽量材
料層22の上に、上述したように運搬用に巻かれた植生
マット8が広げられて敷設される。この植生マット8の
敷設作業は、予め、施工現場に応じた大きさに切断され
て巻かれた状態のものを広げて敷設する作業であるた
め、作業としては簡単であるとともに、所定長さ分を一
度の作業で行うことができる。このように、施工現場に
応じて予め計画した植生マット8の配置に対応するよう
に植生マット8を生産しているので、植生マット8の敷
設作業は、効率良く短時間で行うことができる。
【0030】このように敷設された植生マット8は、隣
接する植生マット8間をワイヤー等で結束して一体化さ
れ、周囲を押え金具や玉砂利の敷設等によって全体的に
固定される。
【0031】その後、植生マット8上の植生層20が薄
くなっている部分と継目の部分に軽量土壌材料7を撒い
て均し、必要に応じて化成肥料や液体肥料が散布され
る。そして、灌水して、軽量土壌材料7や軽量材料18
に保水させれば植生構造15の施工が完了する。
【0032】図12は図1に示す繊維マットを使用した
植生構造の一実施形態を示す縦断面図である。この図に
基づいて、前記したように施工して形成された植生構造
15の全体を説明する。
【0033】図示するように、この植生構造15は、コ
ンクリート等で形成された屋根16の上面に、排水マッ
ト17の係止部材3によって空間19を有する所定高さ
の排水層21が形成され、この排水マット17の不織布
2の上面に、軽量材料18が設けられた軽量材料層22
が形成されている。この軽量材料層22の上部には、植
生マット8の不織布2が下に位置するように植生マット
8が設けられている。この植生マット8は、係止部材3
によって保持された軽量土壌材料7から植物12が生え
た状態である。
【0034】このように構成された植生構造15は、下
部の排水層21の高さ(厚み)を約25mm、軽量材料層
22の高さ(厚み)を約20mm、上部の植生層20の高
さ(厚み)を約25mmとしており、全体の高さを約70
mmとした植生構造15となる。このような植生構造15
であっても、軽量土壌材料7と軽量材料18を使用して
いるので、全体としての重量を抑えることができる。
【0035】したがって、軽くて薄い植生構造15によ
って重量を抑制した屋上緑化を実現することができ、構
造物への負担を軽減して、新築ビルへの施工のみではな
く、既存ビルへの施工も可能としている。しかも、軽量
化することによって傾斜屋根部分への施工も可能とな
る。
【0036】また、上述したように植生マット8に植え
る植物12に多肉植物セダム類を使用しているので、軽
量土壌材料7と軽量材料18に水を含ませた後は、水や
りが不要であるため灌水設備が不要となり、また、雑草
も生えにくいので管理コストを非常に安価に抑えること
ができる。
【0037】さらに、排水層21を持たせて一定の通気
性を保つようにしているので、植物の生長に好ましい状
態にできる植生構造15を短い工期で容易に形成するこ
とができる。
【0038】しかも、上述したように地面9(畑)で植
生マット8を生産してから施工現場へ搬送して施工する
ため、植物12の定着性が非常に高く、広範な面積への
施工を行っても、後日、部分的な苗や種の補植え作業等
を必要とすることがない。
【0039】なお、前記実施の形態では、植物12とし
て多肉植物セダム類を例に説明したが、他の植物であっ
てもよく、植物12は多肉植物セダム類に限定されるも
のではない。
【0040】また、上述した実施形態は一実施形態であ
り、本願発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は
可能であり、本願発明は上述した実施形態に限定される
ものではない。
【発明の効果】
【0041】本願発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0042】係止部材に粒状の軽量土壌材料を絡ませた
植生層に植物を播種又は播苗することにより、植物の種
苗を植えた状態の植生マットを上面に敷設した植生構造
を形成して容易に緑化の施工を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本願発明の植生構造の植生マットに使用する繊
維マットの一実施形態を示す平面図である。
【図2】図1に示すA−A断面図である。
【図3】図1に示す繊維マットの斜視図である。
【図4】図1に示す繊維マットを使用した植生構造の施
工方法を示す縦断面図である。
【図5】図4に示す施工方法の次工程を示す縦断面図で
ある。
【図6】図5に示す施工方法の次工程を示す縦断面図で
ある。
【図7】図6に示す施工方法の次工程を示す縦断面図で
ある。
【図8】図7に示す施工方法の次工程を示す縦断面図で
ある。
【図9】図8に示す施工方法の次工程を示す縦断面図で
ある。
【図10】図9に示す施工方法の次工程を示す縦断面図
である。
【図11】図10に示す施工方法の次工程を示す縦断面
図である。
【図12】図1に示す繊維マットを使用した植生構造の
一実施形態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0051】 1…繊維マット 2…不織布 3…係止部材 4…山 5…谷 6…熱融着 7…軽量土壌材料 8…植生マット 9…地面 10…有孔ビニールフィルム 11…孔 12…植物 13…根 14…芯材 15…植生構造 16…屋上 17…排水マット 18…軽量材料 19…空間 20…植生層 21…排水層 22…軽量材料層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−16022(JP,A) 特開 平2−291212(JP,A) 特開2001−103836(JP,A) 特開2002−256560(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 1/00 301 A01G 1/00 303 A01G 7/00 602 E04D 13/00 A01G 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】面状の繊維材の下面に空間を形成した排水
    層と、該排水層の上部に所定厚の軽量材料を設けた軽量
    材料層とを有し、該軽量材料層の上部に、面状の繊維材
    の上面に線状の係止部材を所定高さで設けて繊維マット
    を形成し、該繊維マットの係止部材に粒状の軽量土壌材
    料を絡ませて保持することにより形成した植生層を
    け、該植生層に植物を播種又は播苗した植生構造。
  2. 【請求項2】線状の係止部材を、不規則に絡み合う線状
    の樹脂材料で形成したことを特徴とする請求項記載の
    植生構造。
  3. 【請求項3】面状の繊維材の片面に線状の係止部材を設
    けて繊維マットを形成し、該繊維マットの係止部材を下
    向きに使用して排水層を形成し、該繊維マットの係止部
    材を上向きに使用して植生層に用いたことを特徴とする
    請求項又は請求項記載の植生構造。
  4. 【請求項4】軽量土壌材料を、火山砂利を主構成とした
    土壌材料で構成したを特徴とする請求項のいずれ
    か1項に記載の植生構造。
  5. 【請求項5】植物を多肉植物セダム類で構成したことを
    特徴とする請求項のいずれか1項に記載の植生構
    造。
  6. 【請求項6】軽量材料を火山砂利で構成したことを特徴
    とする請求項のいずれか1項に記載の植生構造。
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