JP3137461U - 芝装飾品 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成であって、設置面積が小さいスペースでも設置可能であり、かつ装飾性の高い芝装飾品を提供する。
【解決手段】網状体からなり、少なくとも一方に開口部を有する網容器2と、マット状の土3aに芝3bを植栽してなる芝マット3であって、その葉側を外側にして網容器2の内面に貼付された芝マット3と、網容器2の内面に貼付された芝マット3に囲まれてなる凹部3d内に詰め込まれた培養土4と、を含んでなることを特徴とする芝装飾品とした。
【選択図】図2
【解決手段】網状体からなり、少なくとも一方に開口部を有する網容器2と、マット状の土3aに芝3bを植栽してなる芝マット3であって、その葉側を外側にして網容器2の内面に貼付された芝マット3と、網容器2の内面に貼付された芝マット3に囲まれてなる凹部3d内に詰め込まれた培養土4と、を含んでなることを特徴とする芝装飾品とした。
【選択図】図2
Description
本考案は、植物を用いた装飾品に関し、詳しくは芝を用いた装飾品に関する。
近年、ガーデニングの流行等もあり、芝を植栽している庭が増えてきている。芝はホームセンター等で容易に手に入り、個人でも比較的容易に植栽することができる。
また、都市部では、緑化の一環として、コンクリートや舗装タイルなどに覆われたビルのベランダや屋上などに、貯水トレー等の特別手段を備えた芝ユニットが敷設されている。
上記のように、自宅の庭に芝を植栽したり、ビルのベランダや屋上などに芝ユニットを配置したりすることで、緑のある自然な環境を身近に手に入れることができ、見る者の心を和やかにすることができる。
しかしながら、従来は、土の上ではないコンクリートや舗装タイル等の上に芝を敷設するには、貯水トレー等の特別手段が必要であり、複雑かつ大掛かりなものとなっていた。
また、従来は、芝をグラウンドカバーとして平面的に利用するアイデアしかなかった。それゆえ、ある程度の面積を確保できる場所にしか芝を設けることができないうえ、装飾性に欠けるという欠点があった。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成であって、設置面積が小さいスペースでも設置可能であり、かつ装飾性の高い芝装飾品を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案は、(1)網状体からなり、少なくとも一方に開口部を有する網容器と、マット状の土に芝を植栽してなる芝マットであって、その葉側を外側にして前記網容器の内面に貼付された芝マットと、前記網容器の内面に貼付された芝マットに囲まれてなる凹部内に詰め込まれた培養土と、を含んでなることを特徴とする芝装飾品を提供するものである。
また本考案は、(2)網状体からなる半球状の網容器と、マット状の土に芝を植栽してなる芝マットであって、その葉側を外側にして前記網容器の内面に貼付された芝マットと、前記網容器の内面に貼付された芝マットに囲まれてなる凹部内に詰め込まれた培養土と、をそれぞれ含んでなる2つの芝ユニットを、前記網容器の開口端同士を連結することで、球状に合体せしめてなることを特徴とする芝装飾品を提供するものである。
また本考案は、上記構成(1)において、前記培養土には、前記網容器の開口部から露出する草花が植栽されていることを特徴とする芝装飾品を提供するものである。
また本考案は、上記構成(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記培養土は、30重量%のパーライトを含んでいることを特徴とする芝装飾品を提供するものである。
上記のように構成された本考案の芝装飾品によれば、芝マットが内側の培養土を漏れなく保持し、雨水や灌水による水を保持し得るため、貯水トレー等の特別手段を要することなく、土の上ではないコンクリートや舗装タイル等の上に配置することができる。
また、本考案の芝装飾品は、立体的に構成されているため、設置面積が小さいスペースであっても、芝による緑化を装飾的に実施することができる。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本考案の好ましい一実施形態につき説明する。
図1は本考案にかかる芝装飾品の一例を示す斜視図、図2は図1の芝装飾品の作製方法を説明するための側断面図、図3は図1の芝装飾品における網容器を示す斜視図、図4は図1の芝装飾品に用いられる芝マットを示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本考案の好ましい一実施形態につき説明する。
図1は本考案にかかる芝装飾品の一例を示す斜視図、図2は図1の芝装飾品の作製方法を説明するための側断面図、図3は図1の芝装飾品における網容器を示す斜視図、図4は図1の芝装飾品に用いられる芝マットを示す斜視図である。
図1または図2Cに示すように、本考案の芝装飾品1は、網容器2と、網容器2の内面に貼付された芝マット3と、芝マット3の内側に詰め込まれた培養土4とにより、構成されている。
網容器2は、図3に示す如く、円周状の開口端を形成するワイヤ2bと、複数のワイヤ2aとを織成して、φ300mm程度の半球状に形成されている。網容器2は、網目が5cm角程度に織成されていると共に、緑色の樹脂によってコーティングされている。
芝マット3は、図4に示す如く、平板状の土マット3aに芝3bを植栽して構成されている。芝マット3は、平面視30cm×37cm程度の四角形状である。芝3bは、土マット3a中に根がはっていると共に、一方側の面から葉がのびている。
なお、芝3bは、高麗芝や西洋芝等、一般に用いられている芝であってよい。また、芝マット3は、ホームセンター等で市販されている一般的なものであってよい。
なお、芝3bは、高麗芝や西洋芝等、一般に用いられている芝であってよい。また、芝マット3は、ホームセンター等で市販されている一般的なものであってよい。
芝マット3は、図2Aに示す如く、網容器2の内側(内面)の略全体に貼り付けられる。このとき、芝マット3は、芝3bの葉側が外側を向くように配置される。また、芝マット3に囲まれた空間により、凹部3dが形成される。
培養土4は、肥料、腐葉土、石灰などを所定の割合で混ぜ合わせて、構成されたものである。なお、培養土4は、ホームセンター等で市販されている一般的なものであってよい。
培養土4は、図2Bに示す如く、芝マット3によって形成された凹部3d内に詰め込まれる。
培養土4は、図2Bに示す如く、芝マット3によって形成された凹部3d内に詰め込まれる。
本実施形態にかかる芝装飾品1は、図2Bに示す半球状の芝装飾ユニット1’を2つ準備し、図2Cに示す如く、それらの開口側同士が合うように合体させて構成されている。芝装飾品1は、芝装飾ユニット1’を合体させた後、網容器2の開口端を形成するワイヤ2b同士が、針金等で連結される。
上記のように構成された芝装飾品1は、表面全体が芝3bで覆われていると共に、芝マット3が内側の培養土4を漏れなく保持し、雨水や灌水による水を保持することができる。それゆえ、芝装飾品1によれば、貯水トレー等の特別手段を要することなく、土の上ではないコンクリートや舗装タイル等の上に配置することができ、芝3bによる緑化を図ることができる。
また、芝装飾品1は、立体的に構成されているため、設置面積が小さいスペースであっても、芝による緑化を有効に実施することができる。
さらに、芝装飾品1は、球状に構成されているため、調和のとれた美しい印象を与えることができ、緑化作用だけでなく、高い装飾性を発揮する。
[第2実施形態]
次に、図面を参照して、本考案の好ましい別の実施形態につき説明する。
図5は別の実施形態にかかる芝装飾品の作製方法を説明するための側断面図、図6は図5の芝装飾品における網容器を示す斜視図である。
次に、図面を参照して、本考案の好ましい別の実施形態につき説明する。
図5は別の実施形態にかかる芝装飾品の作製方法を説明するための側断面図、図6は図5の芝装飾品における網容器を示す斜視図である。
図5Bに示すように、本考案の芝装飾品11は、網容器12と、網容器12の内面に貼付された芝マット13と、芝マット13の内側に詰め込まれた培養土14と、培養土14に植栽された草花15とにより、構成されている。
網容器12は、図6に示す如く、矩形状の開口端を形成するワイヤ12bと、複数のワイヤ12aとを織成して、底面200mm×200mm,開口部350mm×350mm,高さ300mm程度の四角錘台状に形成されている。網容器12は、網目が5cm角程度に織成されており、緑色の樹脂によってコーティングされている。
芝マット13は、図5Aに示す如く、網容器12の内側(内面)の略全体に貼り付けられる。このとき、芝マット13は、芝13bの葉側が外側を向くように配置される。また、芝マット13に囲まれた空間により、凹部13dが形成される。
なお、芝マット13自体は、第1実施形態における芝マット3と同様である。
なお、芝マット13自体は、第1実施形態における芝マット3と同様である。
培養土14は、第2実施形態における培養土4と同様のものであり、図5Bに示す如く、芝マット13によって形成された凹部13d内に詰め込まれる。
草花15は、図5Bに示す如く、凹部13d内に詰め込まれた培養土14に植栽され、網容器12の開口部から露出している。
上記のように構成された芝装飾品11は、側面および底面が芝13bで覆われていると共に、芝マット13が内側の培養土14を漏れなく保持し、雨水や灌水による水を保持することができる。それゆえ、芝装飾品11によれば、貯水トレー等の特別手段を要することなく、土の上ではないコンクリートや舗装タイル等の上に配置することができ、芝13bによる緑化を図ることができる。
また、芝装飾品11は、立体的に構成されているため、設置面積が小さいスペースであっても、芝による緑化を有効に実施することができる。
さらに、芝装飾品11は、網容器12の開口部から草花15が露出しているため、芝による装飾にアクセントを付けることができ、より高い装飾性を発揮する。
[変形例]
以上、本考案の実施形態について具体的に説明したが、本考案は次のように変形して実施することができる。
例えば、培養土内に、30重量%のパーライト(真珠石)を含有させて芝装飾品を構成することができる。この場合、培養土の機能を維持しつつ、芝装飾品の重量を軽量化することができ、設置労力の省力化を図ることができる。
以上、本考案の実施形態について具体的に説明したが、本考案は次のように変形して実施することができる。
例えば、培養土内に、30重量%のパーライト(真珠石)を含有させて芝装飾品を構成することができる。この場合、培養土の機能を維持しつつ、芝装飾品の重量を軽量化することができ、設置労力の省力化を図ることができる。
また、網容器の形状は上記実施形態に示したものに限定されず、動物の形状や乗物の形状等であってもよい。この場合、さらに装飾性を高めることができる。
1 芝装飾品
1’ 芝装飾ユニット
2 網容器
2a,2b ワイヤ
3 芝マット
3a 土マット(マット状の土)
3b 芝
3d 凹部
4 培養土
1’ 芝装飾ユニット
2 網容器
2a,2b ワイヤ
3 芝マット
3a 土マット(マット状の土)
3b 芝
3d 凹部
4 培養土
Claims (4)
- 網状体からなり、少なくとも一方に開口部を有する網容器と、
マット状の土に芝を植栽してなる芝マットであって、その葉側を外側にして前記網容器の内面に貼付された芝マットと、
前記網容器の内面に貼付された芝マットに囲まれてなる凹部内に詰め込まれた培養土と、
を含んでなることを特徴とする芝装飾品。 - 網状体からなる半球状の網容器と、マット状の土に芝を植栽してなる芝マットであって、その葉側を外側にして前記網容器の内面に貼付された芝マットと、前記網容器の内面に貼付された芝マットに囲まれてなる凹部内に詰め込まれた培養土と、をそれぞれ含んでなる2つの芝装飾ユニットを、前記網容器の開口端同士を連結することで、球状に合体せしめてなることを特徴とする芝装飾品。
- 前記培養土には、前記網容器の開口部から露出する草花が植栽されていることを特徴とする請求項1に記載の芝装飾品。
- 前記培養土は、30重量%のパーライトを含んでいることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の芝装飾品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007007145U JP3137461U (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | 芝装飾品 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3137461U true JP3137461U (ja) | 2007-11-22 |
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Cited By (1)
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JP7023556B1 (ja) | 2021-11-04 | 2022-02-22 | 株式会社縁舞 | 構造体及びキット |
-
2007
- 2007-09-14 JP JP2007007145U patent/JP3137461U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7023556B1 (ja) | 2021-11-04 | 2022-02-22 | 株式会社縁舞 | 構造体及びキット |
JP2023068942A (ja) * | 2021-11-04 | 2023-05-18 | 株式会社縁舞 | 構造体及びキット |
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