JP3206984U - 室内用置物 - Google Patents

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Abstract

【課題】石庭風の自然な趣を感じさせつつ、容易に手入れができて、外観を保持し易い室内用置物を提供する。【解決手段】皿140上に、石庭が構成される室内用置物100であって、陶磁器製の立縁のある皿140で構成される台座と、台座に石組配置される小石110と、皿140上で石組配置されていない領域に敷き詰められた細砂120とを備え、細砂120が築山下地を形成し、小石110は平坦面を有し、皿140上に小石110の平坦面が接着されている。【選択図】図1

Description

本考案は、皿と小石と細砂と苔を備える室内用置物に関し、特に、皿上に石庭の雰囲気が構成される室内用置物に関する。
特許文献1では、溶岩のような多孔質岩石を使用して、簡単な器具で、自然の動きを観察でき、手間をかけずに自然の動きを鑑賞できる装飾品が開示されている。具体的には、溶岩のような多孔質岩石上に少なくとも一つの孔を開けて、多孔質岩石の吸水性と保湿性を利用して、多孔質岩石に苔等の植物を生育させ、室内で簡単に生態系を観察できることが開示されている。
特許文献2では、給水の手間が大幅に削減でき、自然の趣を十分にかもしだすことのできる観賞用鉢植が開示されている。具体的には、貯水鉢に、水を貯留された状態で、自然石や擬石や木の切り株から成る塊状植生基盤を設置し、さらに、塊状植生基盤の表面に植生土壌部を設け、そこに植物を植え付けて、植物塊状植生基盤の下面部に設置された給水ポンプにより水を循環させて、植え付けられた植物に水を与えるという方法が開示されている。
実用新案登録第3086390号 特開平10−327673号公報
しかしながら、特許文献1では、室内で苔の生育を鑑賞することはできるが、自然石と苔との融合で、庭園を演出するとまでは言い難い。
また、特許文献2では、石に植え付けられた植物の手入れは容易にできるものの、自然石と苔とで庭園を表現するとまでは言い難いので、室内において石庭風の雰囲気を演出することは難しい。
そこで、本考案は、石庭風の自然な趣を感じさせつつ、容易に手入れができる室内用置物を提供することを目的とする。
第1の考案は、皿上に、石庭が構成される室内用置物であって、
陶磁器製の立縁のある皿で構成される台座と、
台座に石組配置される小石と、
皿上で石組配置されていない領域に敷き詰められた細砂とを備え、
細砂が築山下地を形成し、
小石は、平坦面を有し、
皿上に小石の平坦面が接着されていることを特徴とする。
第2の考案は、第1の考案に記載の室内用置物において、
前記築山下地の上に、苔が植え付けられている領域を有することを特徴とする。
第3の考案は、請求項1又は2に記載の室内用置物において、
前記敷き詰められた細砂の上に、白砂で覆われている領域を有することを特徴とする。
本考案によると、小石や苔などの身近な素材で構成された、石庭の趣を有する置物を製造することができる。そのため、室内空間に、石庭の雰囲気を演出する室内用置物を提供できる。
本考案の一実施形態に係る室内用置物(さら庭)の斜視図である。 (a)は小石の加工方法を説明する正面図である。(b)は別形状の小石の加工方法を説明する正面図である。 さら庭の小石を配置した様子を示す図である。 さら庭の製造段階を示す説明用斜視図である。
本考案者は、自然な雰囲気を演出でき、かつ、日常の手入れを容易にするために、室内用置物を、小石と細砂と苔を組み合わせて、台座の皿上に石庭風に構築することを着想した。
本考案に係る室内用置物は、机の上等に飾り、日当たり、水管理等を注意するだけで、長期に渡り美しさを維持することを可能にする。この室内用置物によれば、モニュメント的な石庭及び、苔の緑を身近に楽しむことができる。以下、この室内用置物を、「さら庭」という。さら庭における小石には、自然石の小石を使用するが、自然石は、既製品と異なり、一つ一つ形状や色が微妙に異なる。そのため、小石をいかに配置するかは重要であって、さら庭はデザイン性の高い創作物と成り得る。
以下、本考案の一実施形態に係る室内用置物を、図面を用いて説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る室内用置物(さら庭)の斜視図である。図1において、さら庭100は、皿140の上に、小石110と、細砂120と、苔130とが、石庭風に配置されて構成される。
図1に示す石110は、長さ3〜20cm程度の自然石であり、山石、川石等様々なものが使用可能である。自然石の形状を生かし、組み合わせて配置されることにより、さら庭100は、固有のデザインを有し、趣のある小さな庭のような置物となる。
小石110は自然石であるため、石の形状は一つ一つ異なり、複数個の小石が、適宜、縦向き、横向きに配置される。本実施形態において、小石110は、自然石の小石、また、苔130は、自然に育てられた苔を使用する。また、小石110は、ぐらついたり、落ちたりすることも想定される。
そこで、本考案者は、石のぐらつきを防いで、石の座りを良くなるようにした。図2(a)及び図2(b)を用いて説明する。図2(a)及び図2(b)は、小石の加工方法を説明する正面図である。小石110が、皿140上に石組配置されるときに、底部となる面を平面とすることを示す。
図2(a)及び図2(b)に示すように、小石110を、皿140上に組み合わせて配置されるときに、底部となる面を、平坦になるように加工する。111は、底部となる、平坦に加工された面であり、112は、平坦になるように切り取られた部分(斜線部分)である。加工には、ダイヤモンドカッター等を使用して、平坦になるように切断する。これにより、石は座りが良くなり、皿上に固定し易い。
図3は、さら庭100の小石を配置した様子を示す正面図の一例である。
図3に示すように、該平坦面111を、皿140上に接着して固定する。113は小石110と皿140の接着面である。接着には、石材用接着剤を使用し、例えばエポキシ系接着剤を用いる。
図3に示すように、小石110の平坦に加工された面111が、皿上に、接着剤で固定されることによって、本考案のさら庭100は、石の落下の危険性が低減し、安定した構造となっている。
また、台座140は、丸型・角型等の陶磁器製の皿であって、高さ10mm位の立縁のある、水の溜まる形状を有する皿である。皿の直径、または、長辺の長さは、約100mm〜300mmのサイズである。
図3に示すように、皿140上に配置されている小石110は、庭園石組手法を用いて石組配置されることにより、固有の景観を皿上に構築できる。ゆえに、さら庭100は、一つ一つの形状が異なる自然石を組み合わせて、個々に異なる外観を有する置物を提供できる。
次に、図1から4を用いて、本実施形態に係る「さら庭」の作り方を説明する。図4は、さら庭100の製造段階を示す説明用斜視図である。
まず、図2に示すように、小石110の座りを良くするために、小石110の、皿140上に石組配置されるときに底部となる面111を、平面となるように加工する。次に、図3に示すように、該石110を組み合わせて、皿140上に、庭園石組手法により石組配置する。石組配置された石110を、皿140上に接着して、固定する。
さらに、図4に示すように、小石110が、石組配置され固定された皿140の内部に、細砂120を敷き詰める。ここで細砂の厚さは、約3〜5mmにする。細砂120には、主に珪砂を使用する。
次に、小石110の周囲付近に、苔類を植え付ける位置を定める。図4に示すように、細砂120上に、苔類を植え付けるための下地121を作成する。下地121は、水で湿らせた細砂を使用して作成される。121は、築山下地ともいう。
次に、図1に示すように、築山下地121(図4)を設けた部分に、地ゴケ類130(スナゴケ類、タマゴケ類、シラガゴケ類)等を植え付ける。苔は、根を持たず仮根を有するため、細砂で作られた保水層より得たわずかの水分によって、生育することができる。さら庭100は、築山下地の上に苔130を植え付けることによって、築山整形される。
最後に、苔類を植え付けていない余地の部分には、白砂等を敷き、修景して完成とする。また、白砂には、寒水石白砂(商品名)等を使用する。122は白砂である。
築山下地121(図4)は、苔類を植える下地であるとともに、その上に植え付けられる苔類130のための保水層としての働きも担っている。苔類130は、その下に保水層を備えていることによって、苔の緑の維持管理がし易く成る。築山下地121は、細砂120で作られて、保水層の役目も兼ねることで、さら庭100の美観を保持することに貢献できる。
苔130は、高温と蒸れに弱いことに留意しつつ、水管理等を適切に行うことによって、さら庭100は長く美観を保つことができ、小さな石庭風の趣を室内にて手軽に楽しむことを可能にする。
なお、苔130の生育は、さら庭100が配置される部屋の環境に、依存することが考えられる。部屋の温度、日照、湿度等において、植物の生育に全く適さないような条件下で、苔を生育させることは厳しい場合もある。
このように苔130の管理が難しい状況下において、さら庭100を楽しむために、苔を用いない構成のさら庭100であっても良い。さら庭100は、築山下地の上に、苔が植え付けられないで、白砂122で覆われている。これにより、苔を枯らせてしまう等の心配をすることなく、石庭風の趣を、室内にて手軽に楽しむことができる。具体的には、苔を用いないで、さら庭100は、皿140の上に、小石110と、細砂120と、白砂122とが、石庭風に配置されて構成される。
さら庭100は、苔130を植え付けないで構成されることにより、植物の水管理等を行う必要はなく、高温や蒸れに影響されることなく、長く美観を保つことができ、小さな石庭風の趣を室内にて手軽に楽しむことを可能にする。
以上のように、本実施形態に係るさら庭100は、皿140上に、石庭が構成される室内用置物である。さら庭100は、陶磁器製の立縁のある皿で構成される台座140と、台座140に石組配置される小石110と、皿140上で石組配置されていない領域に敷き詰められた細砂120とを備える。さら庭100は、細砂120が築山下地121を形成する。さら庭100の小石110は、平坦面111(図2及び3)を有し、皿140上に小石110の平坦面111が接着されている。
以上のさら庭100によると、維持管理がし易く、石庭風の趣を室内にて、手軽に長く楽しむことができる。
本実施形態に係るさら庭100は、築山下地121の上に、苔130が植え付けられている領域を有してもよい。
以上のさら庭100によると、植物の生育が極めて厳しい環境を除く、一般的な部屋の環境下において、苔130の緑の維持管理がし易い。苔130と自然石110との組み合わせで、美観に優れた、小さな石庭風の置物を、容易に長く、室内で鑑賞できる。
本実施形態に係るさら庭100は、細砂120が敷き詰められた領域の上に、白砂122で覆われている領域を有してもよい。
以上のさら庭100によると、さら庭100が設置される部屋の環境に応じて、長く美観を保つことができ、小さな石庭風の趣を室内にて手軽に楽しむことを可能にする。
100 室内用置物(さら庭)
110 小石
111 小石の底部の平坦面
112 小石の切り取られた部分
113 接着面
120 細砂
121 築山下地
122 白砂
130 苔
140 皿

Claims (3)

  1. 皿上に、石庭が構成される室内用置物であって、
    陶磁器製の立縁のある皿で構成される台座と、
    台座に石組配置される小石と、
    皿上で石組配置されていない領域に敷き詰められた細砂とを備え、
    細砂が築山下地を形成し、
    小石は、平坦面を有し、
    皿上に小石の平坦面が接着されていることを特徴とする室内用置物。
  2. 請求項1に記載の室内用置物において、
    前記築山下地の上に、苔が植え付けられている領域を有することを特徴とする室内用置物。
  3. 請求項1又は2に記載の室内用置物において、
    前記敷き詰められた細砂の上に、白砂で覆われている領域を有することを特徴とする室内用置物。






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* Cited by examiner, † Cited by third party
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