JP3106073U - 盆栽鉢 - Google Patents
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Abstract
【課題】極めて簡易な方法で作成できる盆栽鉢であり、特に遠赤外線効果が期待でき、大形状のものから小形状のものにいたるものとして最適な盆栽鉢である。
【解決手段】粘土製の所定厚み有するほぼ円盤状上蓋体2と、これほぼ同一のほぼ下蓋体3とからなり、前記上蓋体2が適宜山形状体に被覆した後、ある程度硬くなりかつ固めた新聞紙などを山形状体内に埋め込み、下蓋体3の上に上蓋体2を被せた後、前記上蓋体2の適宜個所に一又は複数個の樹木類7を植える苗穴8を設け、素焼きと色付けとを付したり、本焼きを施してなる盆栽鉢1である。
【選択図】図1
【解決手段】粘土製の所定厚み有するほぼ円盤状上蓋体2と、これほぼ同一のほぼ下蓋体3とからなり、前記上蓋体2が適宜山形状体に被覆した後、ある程度硬くなりかつ固めた新聞紙などを山形状体内に埋め込み、下蓋体3の上に上蓋体2を被せた後、前記上蓋体2の適宜個所に一又は複数個の樹木類7を植える苗穴8を設け、素焼きと色付けとを付したり、本焼きを施してなる盆栽鉢1である。
【選択図】図1
Description
本考案は、極めて簡易な方法で作成でき、特に遠赤外線効果が期待できる盆栽鉢であり、盆栽用鉢として最適なものであり、大形状のものから小形状のものにいたるまでの盆栽鉢として最適なものである。
従来、盆栽鉢として大形状なものから小形状にいたるものまで存在している。しかも、金額的に比較的安価なものから高価なものに至るものまで多用なものがある。また、一般的に最初は安価なものを購入しても時間や腕などが経過したり、対象物である植物類が多くなったりすると、どうしても高価な鉢類に目移りしてしまうものである。
一方、稀には自己の力を信じて自力で各種形状の鉢類を作成しているが、大部分は自己満足に過ぎず、他人に対して自慢できるようなものは極めて少ない。
盆栽鉢として、図4に示す特開平8−94号や図5に示す特開2001−69857号の発明が知られている。前者の鑑賞用植栽擬岩50は、合成樹脂材で所定形状の中締体51を形成し、この中締体51に保水材52を充填すると共に、自然石表面に近似したテクスチャーの表面形成体53をその外側面に取着してなる擬石本体54を設けている。
そして、この擬石本体54の表面形成体53の取着部分に一若しくはそれ以上の植栽床用凹部55を設け、この凹部55に設けた通孔56を介して中締体51の内部と外部とを連通しており、鑑賞用植栽擬岩50では、自然石の質感を損なうことなく軽量で保水性が良く保持管理の容易化も図ることができる。57は植土である。
そして、この擬石本体54の表面形成体53の取着部分に一若しくはそれ以上の植栽床用凹部55を設け、この凹部55に設けた通孔56を介して中締体51の内部と外部とを連通しており、鑑賞用植栽擬岩50では、自然石の質感を損なうことなく軽量で保水性が良く保持管理の容易化も図ることができる。57は植土である。
後者の特開2001−69857号は、表面が自然石状を呈していてかつ植物が自然に着床して育成しているような鑑賞可能である植栽擬石であり、前記先願例である特開平8−94号の欠陥を工夫している。
つまり、自然石に近似した外観を備えた植栽擬石60において、内部を中空部61とすると共に、擬石本体62の表面に一又は複数の凹部63を設け、この凹部63は植木鉢64を収納可能な態様に形成したことを特徴としている。65は隙間、66は水抜き穴、67は穴部分である。
しかしながら、前記従来例の特開平8−94号には、擬石として合成樹脂材が例示されている。また、特開2001−69857号には、天然石の質感があってかつ軽量であれば良くとあり、特に限定されないはずであるが、植栽擬岩とあるため、石ではないことだけは確かである。
このため、どうしても石本来の味わいや風格などがでない欠陥が生じてしまう。
このため、どうしても石本来の味わいや風格などがでない欠陥が生じてしまう。
このような目的を達成するためになされたものが本考案であり、本考案に係る第一の考案は、意匠性に優れた多様な形状の盆栽鉢であり、第二の考案は、遠赤外線効果が期待でき、第三の考案は、山形状体には適宜形状の空気孔ができ、その成育が良好なものとなる。
そして、第四の考案は、大形状のものから小形状にいたる多様な形状の盆栽鉢であること、第五の考案は、廉価に比較的簡易に製造できる盆栽鉢であることを目的としている。
そして、第四の考案は、大形状のものから小形状にいたる多様な形状の盆栽鉢であること、第五の考案は、廉価に比較的簡易に製造できる盆栽鉢であることを目的としている。
上記目的を達成するために、第一の考案は、粘土を介して所定厚みを有するほぼ円盤状上蓋体と、ほぼ同一の所定厚みを有する適宜山形形状の下蓋体とからなり、前記上蓋体は該下蓋体に被覆させると共に、前記上蓋体がある程度硬くなった段階において、固めた新聞紙などを下蓋体内に複数個埋め込んだ後に、新聞紙などを下蓋体から取り外し、前記上蓋体の適宜個所に一又は複数個の樹木類及び砂等とを植える苗穴を設けた後、前記上蓋体に山形状体の凹凸模様等を付けた上、素焼きと色付けとを施してなることを特徴とする。
第二の考案は、素焼きと色付けの他に本焼きを施してなることを特徴とする。
第三の考案は、上蓋体の適宜個所に小形状の空気穴や水抜きを複数個設けてなることを特徴とする。
第四の考案は、素焼きの温度は、ほぼ500°Cからほぼ700°Cであることを特徴とする。
第五の考案は、本焼きの温度は、ほぼ1250°C〜ほぼ1300°Cであることを特徴とする。
本考案によれば、次のような効果を有する。
(1)本考案の2つの上蓋体とほぼ同一の下蓋体には、粘土を介して所定厚みを有するほぼ同一の素焼きを施してなるものであれば、強度的に強固となり、容易に壊れることがなく強固性が増すものである。特に、材料の粘土に砂等を混入すると、山の感じがでるものである。
さらに、山のあらゆる適宜個所に空気穴のようなものを設けることにより、その成育が優れ、良好な樹木類の成育が可能となるものである。
(2)特に、山形状体の本焼きまで施すことに所謂遠赤外線効果が期待できる。例えば、遠赤外線セラミックスで植物を活性化し長持ちさせる植物活性化を施している。これにより植物の発育が一年ほとで大きく変わり、良好な発育となる。そして、素焼きの鉢よりも本焼きの方が発育に差ができるし、本考案によれば、植えた樹木類が枯れにくいことになり、挿し木の場合には、根が付く確率が極めて良好なものとなる。また、樹木類を小さく育てるために、肥料を少なくしても極めて元気に発育するものである。
(3)山形状体の適宜個所には、任意な小形状の空気穴等を設けてあるから苔類の発育が極めて良く、しかも山形状体の鉢類が太陽光線を受けるため、遠赤外線効果が持続できると思われる。
(4)本考案の苗穴にも素焼きや本焼きとを施してなるものであるから強度的に強固となり、容易に壊れることがない。
(5)しかも、本考案の素焼きの温度は、ほぼ500°Cからほぼ700°Cであり、本焼きの温度は、ほぼ1250°C〜1300°Cであれば、強度的に強固が増し、容易に壊れることがなく強固性が増すものである。
(1)本考案の2つの上蓋体とほぼ同一の下蓋体には、粘土を介して所定厚みを有するほぼ同一の素焼きを施してなるものであれば、強度的に強固となり、容易に壊れることがなく強固性が増すものである。特に、材料の粘土に砂等を混入すると、山の感じがでるものである。
さらに、山のあらゆる適宜個所に空気穴のようなものを設けることにより、その成育が優れ、良好な樹木類の成育が可能となるものである。
(2)特に、山形状体の本焼きまで施すことに所謂遠赤外線効果が期待できる。例えば、遠赤外線セラミックスで植物を活性化し長持ちさせる植物活性化を施している。これにより植物の発育が一年ほとで大きく変わり、良好な発育となる。そして、素焼きの鉢よりも本焼きの方が発育に差ができるし、本考案によれば、植えた樹木類が枯れにくいことになり、挿し木の場合には、根が付く確率が極めて良好なものとなる。また、樹木類を小さく育てるために、肥料を少なくしても極めて元気に発育するものである。
(3)山形状体の適宜個所には、任意な小形状の空気穴等を設けてあるから苔類の発育が極めて良く、しかも山形状体の鉢類が太陽光線を受けるため、遠赤外線効果が持続できると思われる。
(4)本考案の苗穴にも素焼きや本焼きとを施してなるものであるから強度的に強固となり、容易に壊れることがない。
(5)しかも、本考案の素焼きの温度は、ほぼ500°Cからほぼ700°Cであり、本焼きの温度は、ほぼ1250°C〜1300°Cであれば、強度的に強固が増し、容易に壊れることがなく強固性が増すものである。
本考案の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、本考案の実施形態を示す斜視図を示し、図2は、本考案の実施形態に至るまでの各斜視図を示し、図3は、本考案の実施形態前を示す説明図である。
図1に示すように、本考案の実施形態として本焼きを施してなる盆栽鉢1は、粘土を介して所定の厚みを有するほぼ円盤状上蓋体2と、この上蓋体2とほぼ同一の所定厚みを有しながらほぼ下蓋体3とからなっており、粘土の中に砂等を入れると、盆栽鉢1は自然的な山の感じがでるものである。また、中国、タイ、ベトナムのような国々で量産化する計画があります。
図1は、本考案の実施形態を示す斜視図を示し、図2は、本考案の実施形態に至るまでの各斜視図を示し、図3は、本考案の実施形態前を示す説明図である。
図1に示すように、本考案の実施形態として本焼きを施してなる盆栽鉢1は、粘土を介して所定の厚みを有するほぼ円盤状上蓋体2と、この上蓋体2とほぼ同一の所定厚みを有しながらほぼ下蓋体3とからなっており、粘土の中に砂等を入れると、盆栽鉢1は自然的な山の感じがでるものである。また、中国、タイ、ベトナムのような国々で量産化する計画があります。
つまり、前記上蓋体2は、図2(a)(b)のように粘土を介して所定の厚みを有してほぼ円盤状をなし、図2(c)のように上部の上蓋体2はほぼ山形状体4を備えている。この粘土が乾燥状態(ある程度に上蓋体2が固くなった状態)になったら上蓋体2は、凸状体14を介してよく押さえてあり、この状態は図2(d)に示されている。
そして、図2(e)のように、この凸状体14を外した状態、或いは凸状体14を外さない状態において(この図面は省略)、例えばある程度の形状の大きさに固めてある新聞紙5,5,…等を一杯に上蓋体2内に詰め込んだ上、上蓋体2の固さが強くなることを条件とした上、図2(f)のように上蓋体2(山形状体4)内から新聞紙5,5,…等を取り除くと共に、前記上蓋体2の上から下蓋体3を被せる。このようにして図2(g)のように、前記上蓋体2に適宜山形状体4を構成した山形状の上蓋体2があり、下蓋体3を被せてある。
その後、図3に示すように、下蓋体3の外端縁6を適宜形状に縁取り13を行った上、前記上蓋体2の適宜個所に一又は複数個の木や花、草類などの樹木類7を植える苗穴8を設けた後、本焼き11前の上蓋体1aに凹凸などを設けて所要時間Tの間乾燥させた上、素焼き9と色付け10とを施した上、本焼き11を施してなるものである。なお、本焼き11前の上蓋体1aには、樹木類7は植え付けていない。しかし、素焼き9や色付け10とを施す前の上蓋体1aに樹木類7を植え付けてもよい
また、前記素焼き9の温度は、約500°Cから約700°Cであり、本焼き11には、約1250°C〜約1300°Cが望ましいものであるが、約1割程度の温度の差があっても特にかまわないものである。
本考案は、極めて簡易な方法で作成でき、特に遠赤外線効果が期待できる盆栽鉢であり、盆栽用鉢として最適なものであり、大形状のものから小形状のものにいたるまでの盆栽鉢として最適なものである。
1 盆栽鉢 2 上蓋体
3 下蓋体 4 山形状体
5 新聞紙 7 樹木類
8 苗穴 9 素焼き
10 色づけ 11 本焼き
3 下蓋体 4 山形状体
5 新聞紙 7 樹木類
8 苗穴 9 素焼き
10 色づけ 11 本焼き
Claims (5)
- 粘土を介して所定厚みを有するほぼ円盤状上蓋体と、
ほぼ同一の所定厚みを有する適宜山形状体の下蓋体とからなり、
前記上蓋体は該下蓋体に被覆させると共に、前記上蓋体がある程度硬くなった段階において、固めた新聞紙などを下蓋体内に複数個埋め込んだ後に、新聞紙などを下蓋体から取り外し、前記上蓋体の適宜個所に一又は複数個の樹木類及び砂等とを植える苗穴を設けた後、
前記上蓋体に山形状体の凹凸模様等を付けた上、素焼きと色付けとを施してなることを特徴とする盆栽鉢。 - 素焼きと色付けの他に本焼きを施してなることを特徴とする請求項1記載の盆栽鉢。
- 上蓋体の適宜個所に小形状の空気穴や水抜きを複数個設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の盆栽鉢。
- 素焼きの温度は、ほぼ500°Cからほぼ700°Cであることを特徴とする請求項1,2又は3記載の盆栽鉢。
- 本焼きの温度は、ほぼ1250°C〜ほぼ1300°Cであることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の盆栽鉢。
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