JP3209870B2 - 文字間挿入装置および挿入方法 - Google Patents

文字間挿入装置および挿入方法

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JP3209870B2
JP3209870B2 JP00073395A JP73395A JP3209870B2 JP 3209870 B2 JP3209870 B2 JP 3209870B2 JP 00073395 A JP00073395 A JP 00073395A JP 73395 A JP73395 A JP 73395A JP 3209870 B2 JP3209870 B2 JP 3209870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意の第1の文字列を
他の第2の文字列に変換する際に、この変換後の第2の
文字列の各文字の間に空白や中点「・」等の特定の文字
を挿入して表示するための文字間挿入装置および挿入方
法に関する。さらに詳しくいえば、本発明は、日本語、
中国語または韓国語等を処理するためのパーソナルコン
ピュータやワードプロセッサにおいて、表示画面を見な
がら、かな等からなる第1の文字列により構成される文
字データを入力した後に漢字等を含む第2の文字列に変
換する際に、このような変換後の第2の文字列を見易く
するために、簡単な操作により第2の文字列の各文字の
間に空白や中点「・」等を挿入するための一手法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサ等を用いて文書等を作成する場合、表題・見出しを
記載したり、表中の所定の枠に住所・氏名等の項目を記
載したりする際に、これらの表題・見出し等を見易くす
るために文字と文字との間隔を適当に空けて表示したい
ことがある。このようなときに、従来は、変換キー等の
操作により文字データの変換処理動作が完了した状態の
文字列、すなわち、確定後の第2の文字列の各文字間に
空白を挿入したり、各文字間を等間隔で表示するために
確定後の文字列中の各文字を順次移動したりする作業を
繰り返す他なかった。このため、第2の文字列中の漢字
等の数が多くなるに従い、作業が煩雑になるという不都
合が生じてくる。
【0003】また一方で、このような不都合に対処する
ために、例えば、日本語のかな漢字変換において、キー
ボードのキー操作により第1の文字列に対応するかなを
入力した直後に、この第1の文字列に対し所望の空白を
キー操作により入力するような手法が、特開平3−25
7660号公報に開示されている。図13は、この特開
平3−257660号公報に示されているような従来の
文字間挿入の手法を説明するための概念図である。ただ
し、ここでは、第1の文字列が複数個のかな「にほん
ご」から構成されており、この「にほんご」を変換処理
して得られる第2の文字列である漢字「日本語」の各文
字間に適当な空白を挿入する場合の手順を代表して説明
することとする。
【0004】図13の(a)において、まず初めに、
ディスプレイの表示画面を見ながら、キーボードのキー
を操作して「にほんご」と入力する。 次に、カーソルを移動させることにより、入力した文
字データ「にほんご」に続けて空白を5個入力する(同
様に、図13の(a)に示す)。 さらに、図13の(b)に示すように、キーボード内
の変換キーを押下することにより「にほんご」を「日本
語」に変換する。このときに、入力された空白の個数に
従い、かな漢字変換後の文字列「日本語」の各文字間に
適当な空白を一度に配置して表示画面に表示する。
【0005】このような手法を用いることにより、文字
データの変換処理動作が完了する前に空白を入力してお
くことができるので、第2の文字列が確定した後に改め
て各文字間に空白を挿入するといったような手間はかか
らないように見える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平3−257660号公報に開示されているような
従来の文字間挿入の手法では、かな漢字変換を行う前に
空白の個数を予め決定しておかなければならない。この
ため、かな漢字変換後に表示画面に表示された結果が所
望の変換結果と食い違っている場合、例えば、かな漢字
変換前に入力した空白の位置を変換後も変えたくない場
合は、簡単なキー操作により対応することができないと
いう問題が生ずる。さらに詳しく説明すると、前述の例
において、「○日○○本○○語○」(○は空白を表す)
ではなく「日本語○○○○○」という変換結果が欲しか
ったというときに、簡単な操作により変換後の文字列を
修正することができないという事態が生ずる。
【0007】さらに、上記の従来の文字間挿入の手法で
は、第2の文字列中の漢字の個数(または、漢字とかな
の混合文中の文字の総数)を変換前に想定した上で、空
白の個数を決定しておかなければならない。このため、
漢字の個数が多くなるに従い、空白の個数を勘定するた
めの手間・工数が増えるという問題も生ずる。本発明は
上記問題点に鑑みてなされたものであり、パーソナルコ
ンピュータやワードプロセッサ等を用いて文書等を作成
する場合、かな等からなる任意の第1の文字列を、漢字
等を含む他の第2の文字列に変換する際に、簡単な処理
・操作により変換後の第2の文字列の各文字の間に空白
や中点等の特定の文字を挿入して表示することが可能な
文字間挿入装置および挿入方法を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の文字間
挿入装置の原理構成を示すブロック図である。上記目的
を達成するために、本発明の文字間挿入装置は、図1に
示すように、任意の第1の文字列からなる文字データを
入力するための入力手段1と、入力された文字データを
他の第2の文字列に変換し、かつ、この第2の文字列
を、変換動作中の未確定文字列として出力する文字変換
処理手段2と、この未確定文字列の各文字の間に特定の
文字を挿入することを指示する文字間挿入指示手段3
と、この未確定文字列の状態に応じて文字間挿入指示手
段3からの文字間挿入指示が有効であるか否かを判定す
る挿入指示有効判定手段4と、この文字間挿入指示が有
効であると判断された場合に、上記の文字間挿入指示に
基づき上記未確定文字列の各文字の間に上記特定の文字
を挿入し、確定後の第2の文字列として表示するための
未確定文字列処理手段5とを備えている。
【0009】また一方で、図2は、本発明の文字間挿入
方法を説明するためのフローチャートである。上記目的
を達成するために、本発明の文字間挿入方法は、図2に
示すように、任意の第1の文字列からなる文字データを
入力するステップS1と、入力された文字データを他の
第2の文字列に変換するステップS2と、この第2の文
字列を、変換動作中の未確定文字列として生成するステ
ップS3と、この未確定文字列の各文字の間に特定の文
字を挿入する内容の指示がなされた場合(ステップS
4)、上記未確定文字列の状態から前記の文字間処理が
有効であると判断されたときに、上記の文字間挿入指示
に基づき上記未確定文字列の各文字の間に上記特定の文
字を挿入するステップS5と、上記未確定文字列の各文
字の間に上記特定の文字が挿入された文字列を、確定後
の第2の文字列(確定文字列)として出力するステップ
S6とを有している。
【0010】好ましくは、本発明において、入力の対象
となる第1の文字列は、かなおよびローマ字のいずれか
一方から構成されており、変換後の第2の文字列は、漢
字とかなの混合文から構成されている。さらに、好まし
くは、本発明において、文字間に挿入すべき特定の文字
は、未確定文字列の各文字間に所定の間隔をもたせるた
めの空白からなる。
【0011】
【作用】本発明の文字間挿入装置および方法によれば、
かな等からなる任意の第1の文字列を、漢字等を含む他
の第2の文字列に変換する際に、変換動作が完了しない
状態、すなわち、未確定状態の未確定文字列として出力
するようにしている。さらに、この未確定文字列を表示
手段6(図1)の表示画面に表示すれば、この表示画面
を見ながら、簡単なキー操作等により、文字と文字の間
に空白等の特定の文字を、適切な間隔でもって一度にか
つ迅速に挿入することができる。
【0012】さらにまた、挿入指示有効判定手段4によ
り、指定された間隔の空白等を各文字間に挿入すること
が可能であるか否かを未確定文字列処理前に判定し、こ
のような空白等を適切に挿入する(例えば、等間隔に挿
入する)ことが可能なときのみ未確定文字列に対し一度
に空白等を挿入するようにしている。したがって、本発
明では、従来の場合と異なり、かな漢字等の変換を行う
前に空白等の個数を予め決定しておく必要がなくなる。
それゆえに、変換後に表示画面に表示された結果が所望
の変換結果と食い違うという事態は生じない。さらに、
上記のとおり空白等の個数を予め決定しておく必要がな
くなるために、第2の文字列中の漢字等の個数が多くな
っても、空白の個数をいちいち勘定しなくて済むように
なるので、従来の場合よりも文字間挿入処理の手間・工
数が節減される。
【0013】かくして、本発明では、任意の第1の文字
列を第2の文字列に変換する際に、変換動作が完了しな
い状態の未確定文字列として第2の文字列を生成し、こ
の未確定文字列の各文字間に空白等の特定の文字を挿入
した後に第2の文字列を確定文字列として出力するよう
にしているので、従来の場合よりもはるかに簡単な操作
でもって迅速に文字間挿入を行うことが可能になる。
【0014】
【実施例】以下添付図面(図3〜図12)を用いて本発
明の実施例を詳細に説明する。図3は、本発明の一実施
例の概略的な構成を示すブロック図である。ここでは、
本発明の文字間挿入装置または文字間挿入方法をコンピ
ュータシステムにより実現する場合を代表して示す。な
お、これ以降、前述した構成要素と同様のものについて
は、同一の参照番号を付して表すこととする。
【0015】ここでは、前述の図1の入力手段1とし
て、キー操作により日本語、中国語または韓国語等に関
する文字データを入力するためのキーボード等からなる
入力部10を設けている。さらに、前述の図1の文字変
換処理手段2、文字間挿入指示手段3、挿入指示有効判
定手段4および未確定文字列処理手段5は、CPU(中
央処理装置)を含む制御部7により構成される。さら
に、前述の図1の表示手段6として、ディスプレイ等の
表示部60を設けている。入力部10に入力される文字
データ、および、制御部7から出力される未確定文字列
や確定文字列は、すべて表示部60の表示画面に表示さ
れる。
【0016】さらに、入力部10内の所定のキー、例え
ば、変換キーを押下することにより第1の文字列を第2
の文字列に変換する際に、この文字列変換動作が完了し
ない状態の未確定文字列を記憶するためのバッファ等か
らなる記憶部40が設けられている。この記憶部40と
して、制御部7内のCPUに内蔵のRAMまたはROM
を用いてもよい。さらに、読み出し専用の辞書のデータ
を前もって保持するための辞書部20が設けられてい
る。第1の文字列から第2の文字列への変換処理を遂行
する場合、制御部7内のCPUにより、辞書中の必要な
情報が検索されて読み出される。
【0017】入力部10から記憶部40内に一時的に記
憶された未確定文字列の各文字間に、入力部10内の所
定のキー、例えば、空白挿入キーを押下することにより
空白等の特定の文字を挿入して適切な間隔を有する文字
列を生成した後は、同入力部10内の所定のキー、例え
ば、確定キーまたはカーソル移動キーを押下することに
より、確定後の第2の文字列が出力される。
【0018】図3の実施例によれば、文字列変換動作に
よる未確定文字列、および、確定後の第2の文字列は、
単純なキー操作に応じて表示部60の表示画面上に速や
かに表示されるので、文書作成を行う際に、入力部10
の簡単な操作により文字列の各文字間に適切な間隔の空
白等を挿入することが可能になる。図4は、本発明の一
実施例におけるバッファの動作を説明するための流れ図
である。ここでは、図3の記憶部40を構成する各種の
バッファの動作を詳細に説明することとする。
【0019】まず初めに、図4のステップS10におい
て、入力部10(図3)より入力された第1の文字列か
らなる文字データ(例えば、「にほんご」)は、記憶部
40(図3)内の「読み文字列バッファ」に格納され
る。次に、ステップS11において、変換キー等が押下
されると、変換動作中であることを示す制御部7内の変
換中フラグがオン(ON)状態になり、読み文字列バッ
ファ中の文字データを対象に第2の文字列への変換処理
が行われる。この変換処理による変換結果(例えば、
「日本語」)は、記憶部40内の「変換文字列バッフ
ァ」に格納される。
【0020】さらに、ステップS12において、空白挿
入キー等が押下されると、未確定文字列の各文字間に適
切な間隔でもって空白等が挿入される。このような適切
な個数の空白を入れた文字列(例えば、「日○本○
語」)は、記憶部40内の「空白挿入文字列バッファ」
上に作成されて格納される。この空白挿入文字列バッフ
ァは、文字間に空白が最終的に挿入された状態の確定文
字列を保持するのに対し、前述の変換文字列バッファ
は、文字間に空白を挿入しない状態の未確定文字列を保
持する。
【0021】なお、この場合、変換文字列バッファを持
つことにより、「変換○文字列」のような空白をもとも
と含む文字列に対し空白を挿入することも可能である。
例えば、「変換○文字列」において、もともとの空白も
文字とみなした場合、各文字間に空白を挿入したとき
は、「変○換○○○文○字○列」の空白挿入文字列が生
成される。
【0022】さらに、表示部60の表示画面により空白
挿入文字列バッファ内の文字列を調べた結果、この文字
列が所望の空白を有する文字列であることを確認した場
合には、確定キーまたはカーソル移動キー等を押下して
確定文字列を出力する。このときに、制御部7内の変換
中フラグがオフ(OFF)状態になって第1の文字列か
ら第2の文字列への変換処理が完了する。
【0023】図5は、本発明の一実施例における装置構
成の具体例を示すブロック図である。ここでは、図3の
実施例の構成がより具体的に示されている。図5におけ
る文字間挿入装置は、本発明の文字列変換動作および文
字間挿入動作等の各種の動作を制御するためのCPU7
0を備えている。さらに、入力部10(図3)は、任意
の文字データを入力したり特定のキー操作を行ったりす
るためのキーボード12と、このキーボード12からの
信号を変換してCPU70に伝達するためのキーボード
ドライバ14とにより構成される。
【0024】さらに、図5において、表示部60(図
3)は、入力の対象となる文字データを表示したり、C
PU70による文字列変換処理および文字間挿入処理の
結果を表示したりするためのCRT(ブラウン管)等の
ディスプレイ62と、このディスプレイ62を適切に動
作させるためのディスプレイドライバ64とを有してい
る。また、表示部60は、文字列変換処理および文字間
挿入処理の結果を印刷により表示するためのプリンタ6
8と、このプリンタ68を適切に動作させるためのプリ
ンタドライバ66とを有している。
【0025】さらに、図5において、記憶部40(図
3)は、主記憶装置に相当するメモリユニット40と、
コンピュータシステム全体を管理するためのオペレーテ
ィングシステムに関するカーネルプログラムを保持する
ROM等の記憶装置41と、その他のデータを記憶する
外部記憶装置とを有している。上記のメモリユニット4
0は、本発明の文字列変換動作および文字間挿入動作等
をCPU70の制御下で実行するためのプログラムや、
キャッシュ方式で検索するような使用頻度の高い辞書の
データを保持するための辞書キャッシュメモリや、使用
頻度の高い文字列の字体に関するフォントデータを保持
するためのフォントキャシュにより構成される。
【0026】さらに、上記の外部記憶装置は、使用頻度
の比較的低い多量のデータを記憶しておくためのフロッ
ピーディスク装置(FPD)44と、このフロッピーデ
ィスク装置44の機構部を駆動して読み出し/書き込み
動作を行わせるためのフロッピーディスクドライバ(F
Dドライバ)45と、さらに多量のデータを一度に記憶
しておくためのハードディスク装置(HDD)46と、
このハードディスク装置46の機構部を駆動して読み出
し/書き込み動作を行わせるためのハードディスクドラ
イバ(HDドライバ)47とを含む。使用頻度の低いも
のも含めた各種のフォントデータは、通常、ハードディ
スク装置46内に記憶されており、必要に応じてフォン
トドライバ42を動作させることにより所定の字体に対
応するフォントデータが読み出される。さらに、上記ハ
ードディスク装置46内には、第1の文字列を第2の文
字列に変換するために必要なデータが前もって記憶され
ている。
【0027】さらに、図5において、辞書部20(図
3)は、読み出し専用の辞書のデータを前もって記憶し
ておくためのCD−ROM装置22と、このCD−RO
M装置の機構部を駆動して読み出し動作を行わせるため
のCD−ROMドライバ24とを有している。さらに、
図5に示すようなコンピュータシステムを用いた本発明
の文字間挿入装置は、ネットワークドライバ43を介し
て、LAN(ローカルエリア・ネットワーク)等の回線
に接続することも可能である。
【0028】上記のコンピュータシステムを用いた本発
明の装置においては、図2で説明したような、文字デー
タを入力するステップから未確定文字列の各文字の間に
特定の文字を挿入して確定文字列を出力するステップま
での一連の処理工程が、メモリユニット40に記憶され
ているプログラム、すなわち、ソフトウェアによって遂
行される。したがって、図5の実施例においては、ハー
ドウェア量を何ら増大させることなく本発明の文字間挿
入の手法を実現することが可能になる。
【0029】図6は、図5のキーボードの具体例を示す
図である。図6に示すように、入力装置10内のキーボ
ード12においては、かなやローマ字等を入力するため
のキーの他に、変換キー14、空白挿入キー15および
空白削除キー16等の各種の機能キーが設けられてい
る。これらの機能キーは、通常用いられるキーボードに
前もって取り付けられており、必要に応じて特定の処理
動作を自由にカストマイズする機能を有している。上記
の変換キー14を押下することによりCPUに信号が伝
達され、かな等からなる第1の文字列を、漢字等を含む
第2の文字列に変換する動作がなされ、変換動作中であ
ることを示す未確定文字列が生成される。さらに、空白
挿入キー15を押下する度にCPUに信号が伝達され、
未確定文字列の各文字間に空白が一個ずつ増加してい
く。また一方で、空白削除キー16を押下する度にCP
Uに信号が伝達され、未確定文字列の各文字間に存在す
る空白が一個ずつ減少していく。上記の空白挿入キー1
5および空白削除キー16の操作により目的の文字列が
得られた時点で確定キーまたはカーソル移動キー等を押
下することにより、未確定文字列が確定されて変換処理
後の第2の文字列が最終的に出力される。このように、
空白挿入キー15および空白削除キー16を別個に設け
ることにより、簡単なキー操作によって未確定文字列の
各文字間の空白の個数を容易に変更することが可能にな
る。
【0030】図7は、本発明の一実施例における文字間
空白挿入表示の手順を説明するためのフローチャートで
ある。ただし、ここでは、かなからなる第1の文字列
を、漢字を含む第2の文字列に変換する場合に、未確定
文字列の各文字間に空白を挿入するときの本発明の動作
を代表して説明することとする。まず初めに、図7のス
テップS20において、ディスプレイの表示画面を見な
がらキーボードの操作を行うことにより、かなからなる
第1の文字列(例えば、「かなかんじへんかん」)を入
力する。
【0031】次に、ステップS21において、変換キー
14(図6)を押下することにより、第1の文字列を、
漢字とかなの混合文からなる未確定文字列(例えば、
「かな漢字変換」)に変換する。さらに、このような変
換結果が得られると、ステップS22において、空白挿
入キー15(図6)を押下することにより、表示画面の
表示中の各文字間に空白が1文字分ずつ挿入される。
【0032】さらに、ステップS23において、空白挿
入キー15を押下することにより、表示画面の表示中の
各文字間に空白がさらに1文字分ずつ挿入される。すな
わち、各文字間に合計2文字分ずつ空白が挿入された状
態で未確定文字列が表示される。さらに、ステップS2
4において、空白挿入キー15を押下することにより、
表示画面の表示中の各文字間に空白がさらに1文字分ず
つ挿入される。すなわち、各文字間に合計3文字分ずつ
空白が挿入された状態で未確定文字列が表示される。以
下、空白挿入キー15を押下する毎に、挿入すべき空白
が1文字分ずつ増加していく。
【0033】さらに、ステップS25において、空白削
除キー16を押下することにより、表示画面の表示中の
各文字間に存在する空白が1文字分ずつ減少する。この
ようにして、各文字間で所望の間隔の空白を有する文字
列が表示画面上で得られた場合、ステップS26におい
て、確定キーまたはカーソル移動キー等を押下すること
により、未確定文字列が確定されて2文字分ずつ空白が
挿入された第2の文字列(例えば、「か○○な○○漢○
○字○○変○○換」)が出力される。
【0034】上記のかな漢字変換処理および文字間空白
挿入/削除処理においては、予め定められた特定のキー
の簡単な操作により、各文字間に適切な空白を挿入した
文字列を迅速に得ることが可能になる。図8は、本発明
の一実施例における文字間空白挿入/削除処理の手順を
詳細に説明するためのフローチャートである。ただし、
この場合も、かなからなる第1の文字列を、漢字を含む
第2の文字列に変換する場合に、未確定文字列の各文字
間に空白を挿入したり既に存在する空白を削除したりす
るときの本発明の動作を代表して説明することとする。
【0035】図8のステップS30に示すように、通常
は、CPU内の変換中フラグはオフ状態になっている。
ここで、ステップS31に示すように、表示部の表示画
面を見ながら入力部内のキーボードのキーに対し所定の
操作を行えば、かな等の第1の文字列が入力される。こ
のようにして入力された第1の文字列からなる文字デー
タは、読み文字列バッファに格納される(ステップS3
6)。
【0036】次に、ステップS32において、変換キー
が押下されると、この変換キーからCPUに信号が伝達
され、変換動作中であることを示すCPU内の変換中フ
ラグがオン状態になる(ステップS33)。この状態
で、読み文字列バッファ中の文字データを対象に漢字か
な混合文の第2の文字列への変換処理が行われる(ステ
ップS34)。この変換処理による変換結果は、変換文
字列バッファに格納される。この場合、変換中フラグが
オン状態になっている限りは、変換結果として得られる
第2の文字列は、未確定文字列として変換文字列バッフ
ァに格納される。さらに、ステップS35において、変
換中フラグがオン状態になっている状態で、空白挿入キ
ーが押下されると(ステップS37)、未確定文字列の
各文字間に適切な間隔でもって空白が挿入される。ある
いは、空白削除キーが押下されると、未確定文字列の各
文字間の空白の文字数が減少する(ステップS39)。
このような空白挿入キーおよび空白削除キーは、変換中
フラグがオン状態のときのみ有効であると判断される。
各文字間に空白が挿入された文字列は、空白挿入文字列
バッファに格納される。
【0037】この空白挿入文字列バッファは、文字間に
空白が最終的に挿入された状態の文字列を保持するのに
対し、前述の変換文字列バッファは、文字間に空白を挿
入しない状態の文字列を保持する。空白挿入キーが押下
された場合、半角モードであれば、未確定文字列の各文
字間に半角空白1個が挿入される。これに対し、全角モ
ードであれば、未確定文字列の各文字間に全角空白1
個、すなわち、半角空白2個が挿入される。また一方
で、空白削除キーが押下された場合、半角モードであれ
ば、未確定文字列の各文字間の半角空白1個が削除され
る。全角モードであれば、未確定文字列の各文字間に全
角空白1個、すなわち、半角空白2個が削除される。
【0038】換言すれば、空白挿入キーまたは空白削除
キーを操作することにより、全角モードおよび半角モー
ドのいずれにおいても、変換文字列バッファの各文字間
に適切な個数の空白が挿入される。この空白挿入処理の
結果として得られる文字列が目的の文字列であると判断
された場合、ステップS31において、確定キーまたは
カーソル移動キー等が押下される。この確定キーまたは
カーソル移動キー等が押下されると、CPU内の変換中
フラグがオン状態からオフ状態になり(ステップ3
7′)、未確定文字列が確定されて変換処理後の第2の
文字列が最終的に出力される(ステップ38)。
【0039】このように、CPU内の変換中フラグがオ
ン状態からオフ状態になったとき、第1の文字列から第
2の文字列への変換処理が完了する。図9は、本発明に
おける半角モードおよび全角モードでの文字間挿入/削
除処理の第1例を示す概念図である。ここでは、全角の
かなのみからなる第1の文字列(例えば、「にほん
ご」)に対しかな漢字変換を行った未確定文字列(例え
ば、「日本語」)に対し、半角モードおよび全角モード
での文字間挿入/削除処理を実行した場合の様子を、デ
ィスプレイ62の表示画面の動きにより説明する。
【0040】図9の最上部に示すように、変換キーが押
下されて変換中フラグがオン状態になった状態では、変
換処理による変換結果として得られる第2の文字列(例
えば、「日本語」)は、未確定文字列としてディスプレ
イ62の表示画面に表示される。なお、ディスプレイ6
2の表示画面の上部に記載された数字は、文字列中のバ
イト位置を示すものである。この場合、全角文字は、2
バイトにより構成される。
【0041】文字間挿入/削除処理のモードが半角モー
ドに設定されている場合、空白挿入キーが押下される毎
に文字間挿入指示を示す信号がCPUに伝達され、未確
定文字列の各文字間に半角空白が1個ずつ挿入される。
また一方で、空白削除キーが押下される毎に文字間削除
指示を示す信号がCPUに伝達され、未確定文字列の各
文字間に存在する半角空白1個が削除される。
【0042】これに対し、文字間挿入/削除処理のモー
ドが全角モードに設定されている場合、空白挿入キーが
押下される毎に文字間挿入指示を示す信号がCPUに伝
達され、未確定文字列の各文字間に全角空白が1個ずつ
(すなわち、半角空白が2個ずつ)挿入される。また一
方で、空白削除キーが押下される毎に文字間削除指示を
示す信号がCPUに伝達され、未確定文字列の各文字間
に存在する全角空白が1個ずつ(すなわち、半角空白が
2個ずつ)削除される。
【0043】図10は、本発明における半角モードおよ
び全角モードでの文字間挿入/削除処理の第2例を示す
概念図である。ここでは、全角のかなと半角の数字から
なる第1の文字列{例えば、「だい 1かい(本来なら、
図10のように、数字の1を半角づめにすべきである
が、ワープロの操作上の制限により、やむを得ず、左記
のように表示することとする)」}に対しかな漢字変換
を行った未確定文字列{例えば、「第 1回(本来は、図
10のように、数字の1を半角づめにすべきであるが、
ワープロの操作上の制限により、やむを得ず、左記のよ
うに表示することとする)」}に対し、半角モードおよ
び全角モードでの文字間挿入/削除処理を実行した場合
の様子を、ディスプレイ62の表示画面の動きにより説
明する。
【0044】図10の最上部に示すように、変換キーが
押下されて変換中フラグがオン状態になった状態では、
変換処理による変換結果として得られる第2の文字列
(例えば、「第1回」)は、未確定文字列としてディス
プレイ62の表示画面に表示される。文字間挿入/削除
処理のモードが半角モードに設定されている場合、図9
の場合と同じように、空白挿入キーが押下される毎に文
字間挿入指示を示す信号がCPUに伝達され、未確定文
字列の各文字間に半角空白が1個ずつ挿入される。また
一方で、空白削除キーが押下される毎に文字間削除指示
を示す信号がCPUに伝達され、未確定文字列の各文字
間に存在する半角空白1個が削除される。
【0045】文字間挿入/削除処理のモードが全角モー
ドに設定されている場合も、図9の場合と同じように、
空白挿入キーが押下される毎に文字間挿入指示を示す信
号がCPUに伝達され、未確定文字列の各文字間に全角
空白が1個ずつ(すなわち、半角空白が2個ずつ)挿入
される。また一方で、空白削除キーが押下される毎に文
字間削除指示を示す信号がCPUに伝達され、未確定文
字列の各文字間に存在する全角空白が1個ずつ(すなわ
ち、半角空白が2個ずつ)削除される。
【0046】このように、本発明の文字間挿入(または
文字間削除)の手法においては、第1の文字列が、かな
とそれ以外の文字(数字)から構成されている場合であ
っても、文字列の各文字間で空白を挿入/削除する処理
を適切に遂行することができる。図11および図12
は、本発明の具体的実施例における文字間挿入/削除処
理の手順を詳細に説明するためのフローチャート(その
1およびその2)である。ここでは、本発明の文字間挿
入方法により半角モードおよび全角モードでの文字間挿
入/削除処理をソフトウェアのプログラムにより実行す
る場合の具体的手順を説明することとする。
【0047】まず初めに、この文字間挿入/削除処理の
際にプログラム内で使用される変数を定義する。ここで
は、下記の7つの変数を定義することとする。ただし、
この場合、1文字が2バイト(=16ビット)で構成さ
れるものとする。 (1) T:文字列の各文字間で一度に挿入(または削除)
する空白の数 半角モードの場合は1、全角モードの場合は2とする。
【0048】 (2) S:文字列の各文字間に挿入する空白の数(累計) (3) I:変換文字列中のバイト位置 (4) J:何文字目かを示す変数(半角モードおよび全角
モードのいずれにおいても1文字とする) (5) H:当該文字以前にある半角文字の個数 (6) K:1文字中の何バイト目かを示す変数(1または
2) (7) L:空白挿入後の文字列中のバイト位置 図11のステップS40において、文字間挿入/削除処
理のモードが半角モードに設定されている場合、変数T
を1にする(ステップS41)。また一方で、文字間挿
入/削除処理のモードが全角モードに設定されている場
合、変数Tを2(ステップS42)にする。
【0049】次に、ステップS43において、空白挿入
キーまたは空白削除キーが押下されたことをCPUによ
り検出する。ここで、空白挿入キーが押下されたことを
検出した場合、変数SをS+T(S=S+T)に設定し
(ステップS44)、ステップS47に進む。また一方
で、空白削除キーが押下されたことを検出した場合、変
数SをS−T(S=S−T)に設定する(ステップS4
5)。さらに、新たに設定後の変数Sの値が負の値にな
る(S<0)か否かをCPUによりチェックする(ステ
ップS46)。もし、S<0であれば、現時点で文字列
の各文字間に空白は存在しないので、変数Sの値を0に
設定し直す(ステップS48)。もし、S≧0であれ
ば、現時点で文字列の各文字間に空白が存在しているの
で、空白削除処理が可能であることが確認される。さら
に、ステップ47において、変数I、JおよびHの初期
設定を行う(I=1、J=1、および、H=0)。ここ
で、変数Kは1に設定される(K=1)。
【0050】さらに、図12のステップS49におい
て、未確定文字列の各文字間に空白を挿入した場合の空
白挿入文字列中のバイト位置を示す変数Lの値を算出す
る。この変数Lの値は、L=(S+2)×(J−1)+
K−Hに従い算出される。さらに、ステップS50にお
いて、変換動作中の未確定文字列のIバイト目を空白挿
入文字列バッファのLバイト目に複写することにより、
Iバイト目の文字の後に空白が挿入される。
【0051】さらに、ステップS51において、未確定
文字列のIバイト目が半角文字になっているか否かをC
PUによりチェックする。もし、未確定文字列のIバイ
ト目が半角文字になっていれば、ステップS52におい
て、このIバイト目の文字以前にある半角文字の個数を
示す変数Hの値を1だけ増加させる(H=H+1)。こ
のような変数Hの再設定後に、フローチャートは次のス
テップS53に進む。
【0052】もし、未確定文字列のIバイト目が半角文
字になっていなければ、そのままステップ53に進み、
このステップS53において、変数Iの値を1だけ増加
させる(I=I+1)。さらに、ステップS54におい
て、変換処理がなされた未確定文字列の長さがIより小
さいか否かをCPUによりチェックする。もし、未確定
文字列の長さがIより小さければ、もはや空白挿入/削
除の必要はないので、一連の処理が終了する。
【0053】また一方で、未確定文字列長がI以上であ
れは、空白挿入/削除処理が完了していないので、次の
ステップS55に進む。このステップS55において、
未確定文字列のIバイト目が全角文字の2バイト目にな
っているか否かをCPUによりチェックする。もし、未
確定文字列のIバイト目が全角文字の2バイト目になっ
ていなければ(すなわち、1バイト目になっていれ
ば)、ステップS56において、変数Jの値を1だけ増
加させると共に、変数Kの値を1に設定したままにする
(J=J+1、および、K=1)。すなわち、上記のI
バイト目の全角文字の後に空白を挿入する準備をする。
このような変数の設定後に、フローチャートはステップ
S49に戻り、前述のS49〜S55の処理が再び実行
される。
【0054】また一方で、ステップS55において、未
確定文字列のIバイト目が全角文字の2バイト目になっ
ている場合は、1文字中の2バイト目に全角文字がある
ものとみなし、ステップS57において、変数Kの値を
2に設定する(K=2)。すなわち、1文字中の2バイ
ト目の全角文字の後に空白を挿入する準備をする。この
ような変数の設定後に、フローチャートはステップS4
9に戻り、前述のS49〜S55の処理が再び実行され
る。
【0055】以下、未確定文字列長がIより小さくなる
まで、同様のステップS49〜S57の動作を繰り返す
ことにより、未確定文字列のすべての文字と文字との間
に空白が挿入(削除)された文字列が得られる。上記の
一連の動作は、CPUの制御の下で所定のプログラムを
実行させることにより自動的に行うことができるので、
従来よりもはるかに簡単な操作によって変換文字列の各
文字の間に一度に空白等の特定の文字を挿入することが
可能になる。
【0056】これまでは、日本語のかな漢字変換を行う
場合、すなわち、かなから構成される第1の文字列を、
漢字とかなの混合文から構成される第2の文字列に変換
する場合を想定して本発明の文字間挿入装置および挿入
方法の具体例を説明してきた。しかしながら、本発明の
文字間挿入装置および挿入方法は、当然のことながら、
中国語、台湾語または韓国語等に関する任意の第1の文
字列を目的の第2の文字列に変換する場合にも適用する
ことが可能である。
【0057】例えば、中国語に関して言えば、この中国
語のキー操作による入力は、2つの仮想キーボードを用
いて声母(b,p,m等)と韵母(a,p,m等)を同
時に打鍵することにより実行される(2ストローク方式
とよばれる)。このような声母および韵母からなる第2
の文字列は、変換キー等の操作により、変換動作中の未
確定文字列として出力される。さらに、この未確定文字
列は、本発明の文字間挿入装置および挿入方法を利用す
ることにより、前述の実施例の場合と同じように、漢字
等の各文字間に空白等を挿入した第2の文字列へ容易に
変換される。
【0058】さらに、これまでの具体例では、文字列の
各文字間に挿入するものを空白として説明してきたが、
このような挿入の対象とするものは、空白のみに限定す
る必要はない。例えば、「・」や「−」や「〜」等、ど
のような文字でも挿入することが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、か
な等からなる任意の第1の文字列を、漢字等を含む他の
第2の文字列に変換する際に、従来の場合よりもはるか
に簡単な操作により、文字と文字の間に空白等の特定の
文字を、適切な間隔でもって一度にかつ迅速に挿入する
ことができる。このように、変換動作中の第2の文字列
の各文字間に空白等を容易に挿入できるという点は、特
に、文書中の表題、見出し等で変換動作中の第2の文字
列中の各文字を等間隔に表示させたい場合に大きな効果
をもたらす。この結果、文書作成において作業の負担が
軽減される。
【0060】さらに、本発明によれば、かな漢字等の変
換を行う前に空白等の個数を予め決定しておく必要がな
くなる。それゆえに、変換後に表示画面に表示された結
果が所望の変換結果と食い違うという事態は生じない。
さらに、空白等の個数を予め決定しておく必要がなくな
るために、変換動作中の文字列中の漢字等の個数が多く
なっても、空白の個数をいちいち勘定しなくて済むよう
になる。この結果、従来に比べて文字間挿入処理の手間
・工数を著しく節減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の文字間挿入装置の原理構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の文字間挿入装置の方法を説明するため
のフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例の概略的な構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】本発明の一実施例におけるバッファの動作を説
明するための流れ図である。
【図5】本発明の一実施例における装置構成の具体例を
示すブロック図である。
【図6】図5のキーボードの具体例を示す図である。
【図7】本発明の一実施例における文字間空白挿入表示
の手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の一実施例における文字間空白挿入/削
除処理の手順を詳細に説明するためのフローチャートで
ある。
【図9】本発明における半角モードおよび全角モードで
の文字間挿入/削除処理の第1例を示す概念図である。
【図10】本発明における半角モードおよび全角モード
での文字間挿入/削除処理の第2例を示す概念図であ
る。
【図11】本発明の具体的実施例における文字間挿入/
削除処理の手順を詳細に説明するためのフローチャート
(その1)である。
【図12】本発明の具体的実施例における文字間挿入/
削除処理の手順を詳細に説明するためのフローチャート
(その2)である。
【図13】従来の文字間挿入の手法を説明するための概
念図である。
【符号の説明】
1…入力手段 2…文字変換処理手段 3…文字間挿入指示手段 4…挿入指示有効判定手段 5…未確定文字列処理手段 6…表示手段 7…制御部 12…キーボード 20…辞書部 40…記憶部 62…ディスプレイ 70…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−257660(JP,A) 特開 平2−82347(JP,A) 特開 昭59−22181(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21 - 17/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の第1の文字列からなる文字データ
    を入力するための入力手段(1)と、 該入力された文字データを他の第2の文字列に変換し、
    かつ、該第2の文字列を、変換動作中の未確定文字列と
    して出力する文字変換処理手段(2)と、 該未確定文字列の各文字の間に特定の文字を挿入するこ
    とを指示する文字間挿入指示手段(3)と、 該未確定文字列の状態に応じて、該文字間挿入指示手段
    (3)からの文字間挿入指示が有効であるか否かを判定
    する挿入指示有効判定手段(4)と、 該文字間挿入指示が有効であると判断された場合に、該
    文字間挿入指示に基づき前記未確定文字列の各文字の間
    に前記特定の文字を挿入し、確定後の第2の文字列とし
    て表示するための未確定文字列処理手段(5)とを備え
    ることを特徴とする文字間挿入装置。
  2. 【請求項2】 任意の第1の文字列からなる文字データ
    を入力するステップ(S1)と、 該入力された文字データを他の第2の文字列に変換する
    ステップ(S2)と、該第2の文字列を、変換動作中の
    未確定文字列として生成するステップ(S3)と、 該未確定文字列の各文字の間に特定の文字を挿入する内
    容の指示がなされた場合(S4)、前記未確定文字列の
    状態から前記の文字間処理が有効であると判断されたと
    きに、前記の文字間挿入指示に基づき前記未確定文字列
    の各文字の間に前記特定の文字を挿入するステップ(S
    5)と、 前記未確定文字列の各文字の間に前記特定の文字が挿入
    された文字列を、確定後の第2の文字列として出力する
    ステップ(S6)とからなることを特徴とする文字間挿
    入方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の文字列が、かなおよびローマ
    字のいずれか一方から構成されており、前記第2の文字
    列が、漢字とかなの混合文から構成される請求項1記載
    の文字間挿入装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の文字列が、かなおよびローマ
    字のいずれか一方から構成されており、前記第2の文字
    列が、漢字とかなの混合文から構成される請求項2記載
    の文字間挿入方法。
  5. 【請求項5】 前記特定の文字が、前記未確定文字列の
    各文字間に所定の間隔をもたせるための空白である請求
    項1または3記載の文字間挿入装置。
  6. 【請求項6】 前記特定の文字が、前記未確定文字列の
    各文字間に所定の間隔をもたせるための空白である請求
    項2または4記載の文字間挿入方法。
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