JP3209266B2 - 半導体レ−ザ素子 - Google Patents

半導体レ−ザ素子

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JP3209266B2 JP06141898A JP6141898A JP3209266B2 JP 3209266 B2 JP3209266 B2 JP 3209266B2 JP 06141898 A JP06141898 A JP 06141898A JP 6141898 A JP6141898 A JP 6141898A JP 3209266 B2 JP3209266 B2 JP 3209266B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ素
子、特に光通信用の半導体レ−ザ素子に関する。
【0002】
【従来の技術】高度情報処理社会において、映像情報な
どの大容量の情報を高速伝送し、記録媒体に記録する技
術は必須のものである。近年の光通信ネットワ−クや光
ディスク等の光情報処理技術の発展は目覚ましく、21
世紀のマルチメディア社会に向けてさらなる発展が期待
されている。半導体発光ダイオ−ド(LED)や半導体
レ−ザダイオ−ド(LD)などの半導体発光素子は、こ
れらの光技術における光源として優れた特性を有するた
め、これまでに様々のタイプのものが研究開発されてき
た。
【0003】光通信用LDの普及のためには、低価格で
かつ高い環境温度でも使用できることが望ましい。しか
し、高い環境温度では活性層に注入された電子キャリア
が活性層からクラッド層に溢れ出やすくなり、発光効率
が著しく低下する。このようなキャリアのオ−バ−フロ
−を抑制するためには、クラッド層としてバンドギャッ
プ(禁制帯幅)の大きい半導体混晶を用いるのが効果的
である。しかしながら、クラッド層に用いられる半導体
混晶の種類と組成は、クラッド層と基板の格子整合条件
を満たす範囲に制限され、高い環境温度でも使用できる
LDを得ることは容易ではない。
【0004】光通信用LDは、通常InP基板上にIn
Pクラッド層を用いて形成される。GaAs基板上に
は、AlGaAsやAlGaInPといったInPより
禁制帯幅の大きい材料を格子整合させることができるの
で、この様な材料をLDのクラッド層に用いれば温度特
性の優れた光通信用LDが得られる可能性がある。しか
し禁制帯幅の小さいInGaAsを活性層に用いて、光
通信に必要な1.3μm帯で発光するLDをGaAs基
板上に形成する場合は、InGaAs活性層に強い歪が
かかり、結晶品質が劣化して、高性能のLDを形成でき
ないという問題がある。あるいは活性層の多重量子井戸
化による発光効率の増大を図れないという問題がある。
【0005】この様な問題を解決するために、様々な材
料が研究されている。例えば、1997年のIEEEジ
ャ−ナル オブ セレクティッド トピックス イン
クアンタム エレクトロニクスの3巻の3番の719ペ
−ジに「長波長半導体レ−ザの新しい材料:GaInN
As」(従来例1)と題した報告がある。図8にこの従
来例のGaInNAs半導体レ−ザの断面層構造を示
す。この従来例は、GaAs基板上の半導体レ−ザで、
その活性層にGaInNAs(4元半導体混晶。Gaは
ガリウム、Inはインジウム、Asは砒素、Nは窒素を
表す)をウエル層とする量子井戸を1つ設けたものであ
る。GaInNAsの層厚は10nm、In組成は約3
0%、N組成は0.4%程度であり、1.18μmの発
光が得られている。しかしながら、光通信に必要な1.
3μmの発振は得られていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】GaAs基板上の半導
体レ−ザで、優れた温度特性を有する1.3μm帯LD
を実現するための新しい材料とLD構造を提供すること
が課題である。
【0007】1997年のアプライド・フィジックス・
レタ−誌の70巻の1608ペ−ジに、室温におけるG
aAs1-YYのバンドギャップのN組成Yに対する依存
性の実験結果が記されている。図9にGaAs1-YY
バンドギャップのN組成Yに対する依存性を示す。図9
から、N組成が0.5%以内ではバンドギャップはN組
成に比例して大きく減少するが、N組成が0.5%を超
えると飽和傾向を示しはじめ、N組成が1%を超えると
飽和することが分かる。これらの結果から、GaInN
Asをウエル層とする従来の半導体レ−ザでは、1.3
μmの発振を得るのは困難であることが分かってきた。
【0008】また、実用化されている通常の半導体LD
ではウエル層の歪量は1.8%以内のものが用いられて
いるが、GaInNAsをウエル層とする従来の半導体
レ−ザでは、GaInNAsが強歪(歪量2%程度)で
あり、その歪量では、N組成が0.5%を超えると、結
晶品質の低下が著しいという問題点があった。
【0009】特開平8−195522号公報(従来例
2)には、GaAs基板上に光を発生する活性層と光を
閉じ込めるクラッド層と発生した光からレーザ光を得る
ための共振器構造を有する半導体レーザにおいて、活性
層の少なくとも一部にNを含むIII−V族半導体を用い
た1.3μm帯又は1.55μm帯発振可能な半導体レ
ーザが開示されている。該公報には、 Nを含むIII−V
族半導体の例としてGaNAsSbの例示があり、ま
た、実施例7には具体的にGaN(0.03)As(0.82)Sb
(0.15)無歪活性層(層厚50nm)を有する1.3μm
帯分布帰還型半導体レーザが示されている。
【0010】しかしながら、前記したように、III−V
族半導体では、N組成が0.5%を越えると結晶品質の
低下が著しいという問題が明らかとなってきたことか
ら、この従来例2の実施例7に記載された活性層でもN
組成は1.5%もあり、また、層厚も50nmと臨界膜
厚を大きく越えているために結晶性は極めて低下してい
ると予想される。つまり、この従来例2に示された半導
体レーザでは1.3μm帯発振は不可能である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、GaAs
1-X-YSbXY材料をLDの活性層に用いた優れた温度
特性を有する1.3μm帯LDを提供するものである。
具体的に、本発明は、 活性層を構成する少なくとも1つの半導体層がGaA
1-X-YSbXY(0<X≦0.3かつ0<Y≦0.0
15)であることを特徴とするGaAs基板上に形成さ
れた半導体レ−ザ素子であり、 キャリアを注入するクラッド層がAlGaAs、Ga
InP、AlInPもしくはAlGaInPなどのGa
Asに格子整合する半導体、 もしくは、その活性層を構成する半導体層の内でバン
ドギャップが最小の半導体層がGaAs1-X-YSbXY
(0.16≦X≦0.23かつ0.003≦Y≦0.0
12)である、 もしくは、その活性層がGaAs1-X-YSbX
Y(0.16≦X≦0.23かつ0.003≦Y≦0.
012)ウエル層とGaAsバリア層を交互に隣接させ
て形成した量子井戸構造である、 もしくは、その活性層がGaAs1-X-YSbX
Y(0.16≦X≦0.23かつ0.003≦Y≦0.
012)ウエル層とGaAs1-pp(0<p≦0.2)
バリア層を交互に隣接させて形成した量子井戸構造であ
る、 もしくは、その活性層がGaAs1-X-YSbX
Y(0.16≦X≦0.23かつ0.003≦Y≦0.
012)ウエル層とGaqIn1-qP(0.50<q≦
0.7)バリア層を交互に隣接させて形成した量子井戸
構造である、 もしくは、前記又はの半導体レ−ザ素子におい
て、その量子井戸活性層のウエル層とバリア層の間に1
〜5分子層厚のGaAsもしくはGaAsに格子整合す
る半導体層が設けられている、ことを特徴とする半導体
レ−ザ素子である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば、LDの量子井
戸活性層のウエル層にGaAs1-X-YSbX Y(0.1
6≦X≦0.23かつ0.003≦Y≦0.012)、
バリア層にGaAsを用いることを特徴とする。GaA
1-X-YSbXYウエル層のSb組成とN組成を所定の
値の領域に制限し、ウエル層厚を適切に設定すること
で、優れた結晶品質と高い温度特性を有する1.3μm
帯LDを実現する作用があることを以下に説明する。
【0013】図10に、GaAs1-XSbX(0≦X≦
0.5)のGaAsに対する格子不整合度のSb組成X
による依存性を示す。図10から、格子不整合度が1.
8%以内というLDに適用可能な条件を満たすSb組成
の領域は0<X≦0.23であることがわかる。
【0014】図11に、GaAs1-XSbX、GaAs
1-YY、InZGa1-ZAs(0≦X,Y,Z≦0.5)
のバンド端エネルギーのSb組成X、N組成Y、In組
成Zに対する依存性を示す。但しGaAsの価電子帯の
エネルギー準位(Ev)を0とした。図11において、
GaAs1-YYはN組成の増大とともに急激に伝導帯エ
ネルギーが低下する。しかし伝導帯エネルギーの低下は
N組成1%で飽和してしまう。
【0015】一方、GaAs1-XSbX(0≦X≦0.
5)は、Sb組成Xの増大とともに価電子帯エネルギー
が大きく増大する。しかし、伝導帯エネルギーの変化は
小さいため、GaAs1-XSbX/GaAs量子井戸はウ
エル層とバリア層界面での伝導帯のヘテロ障壁が小さ
く、電子を有効にウエル内に閉じこめることができな
い。図11で、Sb組成X=0.23のときGaAs
1-XSbXのバンドギャップは1eV以上あり、1.3μ
mの発振に必要なバンドギャップ(0.95eV以下)
が得られない。1.3μm発光を実現するSb組成は、
図11からわかるようにX=0.3の時であるが、この
時の格子不整合度は2.4%と大きくなってしまい、高
い結晶品質が得られない。
【0016】ところが、これらの材料を組み合わせた本
発明のGaAs1-X-YSbXY(0<X≦0.3かつ0
<Y≦0.12)は両者の特性を併せ持つことができ
る。すなわち、GaAs1-X-YSbXY/GaAsの量
子井戸では、ウエル層とバリア層界面での価電子帯と伝
導帯のヘテロ障壁が同程度に大きくなる。従って電子と
ホ−ルを深いエネルギーポテンシャルに閉じこめること
ができるので、高いLDの温度特性が実現できる。
【0017】図12に、本発明のGaAs0.8-YSb0.2
Y(10nm)/GaAs量子井戸のバンド端エネル
ギーのN組成Yに対する依存性を示す。GaAs1-YY
ウエルの場合のバンド端エネルギーのN組成依存性も同
時に示した。GaAs1-YYウエル層にSbを加えるこ
とによって、価電子帯のエネルギ準位が増大する。Ga
As0.8-YSb0.2Y(10nm)はN組成の増大とと
もに急激に伝導帯エネルギーが低下する。その結果、N
組成0.5%で1.3μmの発光が実現する。この時の
ウエル層とバリア層界面での価電子帯のヘテロ障壁は2
50meV、伝導帯のヘテロ障壁は360meVという
大きな値が得られる。従って電子とホ−ルを効率よく閉
じこめることができるので、高い温度特性が実現でき
る。
【0018】以上が、本発明の作用の基本的な説明であ
る。本発明のGaAs1-X-YSbX Yウエル層のSb組
成XとN組成Yは、例えば、0.16≦X≦0.23か
つ0.003≦Y≦0.012の領域に制限されたもの
である。以下に、その組成領域が効果を有する根拠を、
ウエル層厚10nmの場合を用いて説明する。
【0019】図13に、本発明のGaAs1-X-YSbX
Y(層厚10nm)/GaAs(X=0.145、0.
16、0.20、0.23)の量子井戸構造の遷移波長
のN組成Y依存性を示す。ウエル層厚10nmは量子井
戸の典型的な厚さである。このとき、図13から遷移波
長1.3μmを実現するためには、少なくともN組成Y
が0<Y≦0.15の範囲では、Sb組成XについてX
≧0.16が必要である事が分かる。しかも図10から
格子不整合度が1.8%以内のSb組成Xの領域は0<
X≦0.23が必要であった。従って、本発明のSb組
成Xの領域は0.16≦X≦0.23と定めた。
【0020】図14に、本発明のLDの活性層のウエル
層のGaAs1-X-YSbXY(0.16≦X≦0.23
かつ0.003≦Y≦0.012)の(X、Y)組成領
域を示す。領域内の曲線は、ウエル幅が10nmの時の
発振波長が1.3μmとなるXとYの関係を示す。例え
ば、曲線上の点である、X=0.2、Y=0.005
(0.5%)のGaAs1-X-YSbXYをウエル層に用
いたLDの場合、1.3μmの発光が得られる。この時
の格子不整合度は1.5%以内であり、多重量子井戸を
形成するのが可能な歪量である。またN組成は0.5%
であり、高品質の結晶が得られる値である。従って、本
発明のGaAs1-X-YSbXY結晶はLDに適用可能で
かつ優れた品質である。
【0021】図15に本発明のLDのGaAs0.8-Y
0.2Y(10nm)/GaAs量子井戸の遷移波長の
N組成Yに対する依存性を示す。本発明のLDの量子井
戸のN組成が0.5%のとき、1.3μmの発光が実現
する。一方、同程度の格子不整合を有する従来のLDの
In0.2Ga0.8As1-YY量子井戸では、1.3μmの
発光が実現しない。
【0022】GaAs1-XSbX/GaAs量子井戸は、
伝導帯のヘテロ障壁が非常に小さいので電子を閉じこめ
られず、注入した電子がオ−バ−フロ−してしまうた
め、LDの温度特性が低い。本発明のGaAs1-X-Y
XY/GaAs量子井戸はウエル層とバリア層界面で
の価電子帯と伝導帯のヘテロ障壁が同程度に大きくなる
特徴を有する。従って電子とホ−ルを効率よく閉じこめ
ることができるので、高いLDの温度特性が実現でき
る。
【0023】
【実施例】本発明の半導体レ−ザは、基本的には、MB
E(分子線エピタキシ)法、ガスソ−スMBE法、MO
MBE(有機金属分子線エピタキシ)法、MOVPE
(有機金属気相エピタキシ)法等の気相成長法を用いて
作製できる。
【0024】ここではガスソ−スMBE法を用いてLD
を成長する方法を説明する。本発明はAs、P、Sbの
3種類のV族元素が必要である。As、PはAsH3
PH3を熱分解(クラッキング温度は1000℃)し
て、GaAs基板に供給する。Sbは固体原料を用い、
ルツボに入れて加熱して蒸発させて供給する。N源は、
窒素ガスを高周波で分解し、Nラジカルで供給する。N
源の詳細は従来例1の文献等に記載されている。III族
原料は、Ga、Al、In等の金属原料を用い、同様に
ルツボに入れて加熱して蒸発させて供給する。ガスソ−
スMBE法は、比較的高いV族原料の供給量制御が可能
であり、本発明のLDを作製するのに適している。
【0025】以下の発明のLDでは、n型ド−パントに
はSi、p型ド−パントにはBeを用いる。n型、p
型、共に、LDのクラッド層のド−ピング濃度は4×1
17〜1×1018cm-3、光閉じこめ層は2×1017
8×1017cm-3程度とする。p型コンタクト層のド−
ピング濃度は5×1018〜1×1019cm-3とする。但
し量子井戸活性層はアンド−プとする。GaAs基板の
導電型や面方位特に限定しないが、通常はn型(00
1)面を用いる。nのド−ピング濃度は8×1017〜3
×1018cm-3とする。
【0026】成長条件は成長層の種類によって変える。
成長装置にも依るが、ガスソ−スMBE法では、成長速
度は約1μm/hで、n−GaAs層、n−Al0.3
0.7As層、n−Al0.7Ga0.3As層は成長温度を
600〜680℃で成長する。GaInPの成長温度は
500〜560℃、GaAsSbNは460〜520℃
で成長する。AsH3、PH3の流量は3〜8sccmで
ある。基板表面の酸化膜を蒸発させてから成長を行う。
【0027】V族元素は、MBE成長装置等の成長室内
に供給されると、成長室のV族圧を著しく高め、供給を
停止した後も、成長室内に残留し背景圧を形成する。背
景圧が高いと背景から基板表面に供給されるV族原子が
無視できなくなる。従って、V族組成を制御し、急峻な
ヘテロ界面を有する半導体層を成長させるためには、残
留V族圧を十分低下させてから、V族原料を切り替える
ことが必要である。
【0028】本実施例は、主にLDの層構造に関するも
のであるが、さらに、LDの電極のストライプ幅を小さ
くしたり、埋め込み構造やリッジ構造にしたり、回折格
子を形成したり、光出射端面を誘電体膜でコ−トして反
射率を制御したりして、レ−ザ光を単一波長化して安定
に得ることができる。
【0029】本発明の半導体レ−ザは、基本的に、1.
3μm帯で発光する特徴と、優れた温度特性を有し高温
でも安定動作する特徴を有する。本発明のLDの活性層
にはGaAs1-X-YSbXYをウエル層とする量子井戸
構造を用いるが、そのウエル層厚とSb組成XとN組成
Yは、請求項に定められた領域の範囲で、バリア層バン
ドギャップに応じて、LDの発振波長が1.3μmにな
るように、調節されたものとする。
【0030】実施例1 図1は本発明の第1の実施例である半導体レ−ザの断面
層構造図である。第1の実施例は、n型電極101、n
−GaAs(001)基板102、層厚0.3μmのn
−GaAs層103、層厚0.2μmのn−Al0.3
0.7As層104、層厚1.5μmのn−Al0.7Ga
0.3As層クラッド層105、層厚0.15μmのn−
GaAs光閉じ込め層106、多重量子井戸活性層10
7、層厚0.15μmのp−GaAs光閉じ込め層10
8、層厚1.5μmのp−Al0.7Ga0.3As層クラッ
ド層109、層厚0.2μmのp−Al0.3Ga0.7As
層110、層厚0.2μmのp−GaAsコンタクト層
111、p型電極112からなる光通信用の半導体レ−
ザ素子である。
【0031】図2は多重量子井戸活性層107の断面層
構造図である。多重量子井戸活性層107は、層厚15
nmのGaAsバリア層201、層厚10nmのGaA
0. 795Sb0.200.005Asウエル層202、層厚15
nmのGaAsバリア層203、層厚10nmのGaA
0.795Sb0.200.005Asウエル層204、層厚15
nmのGaAsバリア層205からなる。
【0032】第1の実施例である半導体レ−ザはV族元
素にPを用いていないため、通常のMBE装置で比較的
容易に作製できるという特徴を有する。GaAs0.795
Sb0 .200.005Asウエル層とGaAsバリア層の量
子井戸構造において、ウエル層とバリア層でIII族元素
(Ga)が1種類で共通しているため、比較的急峻な界
面が実現できる。ウエル層とバリア層にAlを含む材料
を用いていないため発光効率と動作寿命の大きいLDが
得られる。第1の実施例は、以下の実施例と同様に、
1.3μm帯で発光する特徴と、優れた温度特性を有し
高温でも安定動作する特徴を有する。
【0033】実施例2 図3は本発明の第2の実施例である半導体レ−ザの断面
層構造図である。第2の実施例は、n型電極301、n
−GaAs(001)基板302、層厚0.3μmのn
−GaAs層303、層厚1.5μmのn−Ga0.5
0.5Pクラッド層304、層厚0.15μmのn−G
aAs光閉じ込め層305、多重量子井戸活性層30
6、層厚0.15μmのp−GaAs光閉じ込め層30
7、層厚1.5μmのp−Ga0.5In0.5Pクラッド層
308、層厚0.2μmのp−GaAsコンタクト層3
09、p型電極310からなる光通信用の半導体レ−ザ
素子である。
【0034】図4は多重量子井戸活性層306の断面層
構造図である。多重量子井戸活性層306は、層厚15
nmのGaAsバリア層401、層厚10nmのGaA
0. 90.1バリア層402、層厚10nmのGaAs
0.793Sb0.200.007Asウエル層403、層厚10n
mのGaAs0.90.1バリア層404、層厚10nmの
GaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層405、層
厚10nmのGaAs0. 90.1バリア層406、層厚1
0nmのGaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層4
07、層厚10nmのGaAs0.90.1バリア層40
8、層厚15nmのGaAsバリア層409からなる。
【0035】第2の実施例である半導体レ−ザは、Al
を含む材料を全く用いていないため、リッジ構造を形成
したあと再成長で埋め込み構造が容易にできる。従っ
て、高い発光効率と100W以上の高光出力動作でも寿
命の大きいLDが得られる。多重量子井戸活性層に引張
歪のGaAs0.90.1バリア層を用いることにより、多
重量子井戸活性層の全体の格子歪量を、無歪のバリア層
を用いた場合より小さくできる。ウエル層とバリア層で
III族元素(Ga)が1種類で共通しているため、比較
的急峻な界面が実現できる。従って本実施例のLDは、
高い結晶品質を保ったままで量子井戸数を増やすことが
できるため、発光効率が増大するという特徴を有する。
尚、バリア層としては、GaAs1-ppとして、0<p
≦0.2の範囲にあることが好ましい。この時、GaA
sに対する格子不整合度が1.8%以内となるので、通
常用いられるバリア層の厚さでは、良質の結晶が得られ
るからである。
【0036】実施例3 図5は本発明の第3の実施例である半導体レ−ザの断面
層構造図である。第3の実施例は、n型電極501、n
−GaAs(001)基板502、層厚0.3μmのn
−GaAs層503、層厚0.2μmのn−Ga0.5
0.5P層504、層厚1.5μmのn−Al0.5In
0.5P層クラッド層505、層厚0.15μmのn−G
0.5In0.5P光閉じこめ層506、多重量子井戸活性
層507、層厚0.15μmのp−Ga0.5In0.5P光
閉じこめ層508、層厚1.5μmのp−Al0.5In
0.5P層クラッド層509、層厚0.2μmのp−Ga
0.5In0 .5P層510、層厚0.2μmのp−GaAs
コンタクト層511、p型電極512からなる光通信用
の半導体レ−ザ素子である。但しAl0.5In0.5P層、
Ga0.5In0.5P層はGaAs基板に格子整合してい
る。
【0037】図6は多重量子井戸活性層507の断面層
構造図である。多重量子井戸活性層507は、層厚10
nmのGa0.5In0.5P層601、層厚10nmのGa
0.6In0.4Pバリア層602、層厚10nmのGaAs
0.793Sb0.200.007Asウエル層603、層厚10n
mのGa0.6In0.4Pバリア層604、層厚10nmの
GaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層605、層
厚10nmのGa0. 6In0.4Pバリア層606、層厚1
0nmのGaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層6
07、層厚10nmのGa0.6In0.4Pバリア層60
8、層厚10nmのGa0.5In0.5P層609からな
る。
【0038】多重量子井戸活性層に引張歪のGa0.6
0.4Pバリア層を用いることにより、多重量子井戸活
性層の全体の格子歪量を、無歪のバリア層を用いた場合
より小さくできる。Ga0.6In0.4Pバリア層のIn組
成は、上記実施例2におけるGaAs0.90.1バリア層
のP組成より、精密な制御が容易であるため、歪量をよ
り正確に制御できる。従って本実施例のLDは、高い結
晶品質を保ったままで量子井戸数を増やすことができる
ため、発光効率が増大するという特徴を有する。尚、本
実施例におけるバリア層としては、GaqIn1-qPとし
て0.50<q≦0.7の範囲であることが望ましい。
この時、GaAsに対する格子不整合度が1.8%以内
となるので、通常用いられるバリア層の厚さでは、良質
の結晶が得られるからである。
【0039】第3の実施例である半導体レ−ザは、多重
量子井戸活性層にAlを含む材料を用いていないため発
光効率と動作寿命の大きいLDが得られる。Al0.5
0.5P層はGa0.5In0.5P層よりも伝導帯のヘテロ
障壁が180meV大きいため、Al0.5In0.5P層ク
ラッド層を用いた本実施例のLDは、この材料系では高
温で最も安定な動作が可能であるという特徴を有する。
【0040】実施例4 第4の実施例である半導体レ−ザは、第3の実施例の半
導体レ−ザの多重量子井戸活性層507を以下に示す多
重量子井戸活性層710で置き換えた構造で、それ以外
は第3の実施例の半導体レ−ザと同様の構造を有する。
【0041】図7は本発明の第4の実施例である半導体
レ−ザの多重量子井戸活性層710の断面層構造図であ
る。多重量子井戸活性層710は、層厚10nmのGa
0.5In0.5P層701、量子井戸層706、量子井戸層
707、量子井戸層708、層厚10nmのGa0.5
0.5P層709からなる。量子井戸層706、量子井
戸層707、量子井戸層708は同じ順番でかつ同じ層
構造を有する。量子井戸層706は、層厚10nmのG
0.6In0.4Pバリア層702、3分子層厚のGaAs
層703、層厚10nmのGaAs0.795Sb0.20
0.005Asウエル層704、3分子層厚のGaAs層7
05からなる。多重量子井戸活性層710は、ウエル層
とバリア層の間に3分子層厚のGaAs層がある点で多
重量子井戸活性層507と異なる特徴を有する。3分子
層厚のGaAs層がウエル層とバリア層の間の歪量の差
を緩和する働きがある。これによって、結晶品質の優れ
た多重量子井戸が実現できる。尚、本実施例ではバリア
層とウエル層との間に3分子層厚のGaAs層を設けた
が、これに限定されず、ウエル層とバリア層との間の歪
量の差を緩和できれば良く、1〜5分子層厚のGaAs
層或いはGaAsに格子整合するAlGaAs,GaI
nP,AlInPもしくはAlGaInPなどの半導体
層を設けることができる。なおここでは、量子井戸ウエ
ル層厚の上限15nmの1割程度の厚さを層厚の上限と
した。また、前述の実施例2で示したGaAs0.90.1
バリア層とGaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層
との間にも、1〜5分子層厚のGaAs層或いはGaA
sに格子整合する半導体層を設けることで、同様に歪量
緩和の効果が得られる。
【0042】
【発明の効果】本発明の光通信用の半導体レ−ザは、高
品質のGaAs1-X-YSbXY(0<X≦0.3かつ0
<Y≦0.015)を用いている。このため、GaAs
基板上にはじめて1.3μm帯のLDが実現できる。例
えば量子井戸のウエル層にGaAs0.795Sb0.2
0.005を用いた場合、バリア層にGaAs、Ga0.52
0.4 8P、Al0.52In0.48Pを用いれば、ウエル層と
バリア層の伝導帯のヘテロ障壁はそれぞれ、360me
V、570meV、750meVという大きな値が得ら
れる。同様に、価電子帯のヘテロ障壁はそれぞれ、25
0meV、515meV、770meVとなり、伝導帯
のヘテロ障壁と同程度の値が得られる。
【0043】従来のInP基板上のLDでは、ウエル層
とバリア層の伝導帯のヘテロ障壁は200meV程度で
ある。従って本発明のLDでは、従来のInP基板上の
LDの2倍から4倍弱の伝導帯のヘテロ障壁が得られ
る。その結果、量子井戸層に電子とホ−ルを効率よく閉
じこめることができるので、LDの環境温度が変化して
も閾値が変わらず安定した光出力が得られる。
【0044】つまり本発明の光通信用の半導体レ−ザ
は、温度変化に対するLDの発振閾電流値の変化の小さ
い優れた温度特性を有する。また環境温度が100℃程
度に高くなっても安定して動作する。したがって、LD
の温度を一定に保つための装置や、光出力を一定に保つ
装置が不要となるため、レ−ザ装置のコストが大幅に削
減できる。
【0045】本発明のLDは、Sb原料とN源を投入す
れば、従来の結晶成長装置を用いて作製できるので、新
たに大きな設備投資が不要である利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例である光通信用半導体レ−ザの断
面層構造図である。
【図2】多重量子井戸活性層107の断面層構造図であ
る。
【図3】第2の実施例である光通信用半導体レ−ザの断
面層構造図である。
【図4】多重量子井戸活性層306の断面層構造図であ
る。
【図5】第3の実施例である光通信用半導体レ−ザの断
面層構造図である。
【図6】多重量子井戸活性層507の断面層構造図であ
る。
【図7】第4の実施例である多重量子井戸活性層710
の断面層構造図である。
【図8】従来例であるGaInNAs半導体レ−ザの断
面層構造図である。
【図9】GaAs1-YYのバンドギャップのN組成Yに
対する依存性を示すグラフである。
【図10】GaAs1-XSbX(0≦X≦0.5)のGa
Asに対する格子不整合度のSb組成X依存性を示すグ
ラフである。
【図11】GaAs1-XSbX、GaAs1-YY、InZ
Ga1-ZAs(0≦X,Y,Z≦0.5)のバンド端エ
ネルギ−のSb組成X、N組成Y、In組成Zに対する
依存性を示すグラフである。
【図12】本発明のGaAs0.8-YSb0.2Y(10n
m)/GaAs量子井戸のバンド端エネルギのN組成Y
に対する依存性を示すグラフである。
【図13】本発明のGaAs1-X-YSbXY(層厚10
nm)/GaAs(Sb組成X=0.145、0.1
6、0.20、0.23)の量子井戸構造の遷移波長の
N組成Yに対する依存性を示すグラフである。
【図14】本発明のLDの活性層のウエル層のGaAs
1-X-YSbXY(0.16≦X≦0.23かつ0.00
3≦Y≦0.012)の(X、Y)組成領域を規定する
グラフである。
【図15】本発明のLDのGaAs0.8-YSb0.2
Y(10nm)/GaAs量子井戸の遷移波長のN組成
Yに対する依存性を示すグラフである。
【符号の説明】
101 n型電極 102 n−GaAs(001)基板 103 n−GaAs層 104 n−Al0.3Ga0.7As層 105 n−Al0.7Ga0.3As層クラッド層 106 n−GaAs光閉じ込め層 107 多重量子井戸活性層 108 p−GaAs光閉じ込め層 109 p−Al0.7Ga0.3As層クラッド層 110 p−Al0.3Ga0.7As層 111 p−GaAsコンタクト層 112 p型電極 201 GaAsバリア層 202 GaAs0.795Sb0.200.005Asウエル層 203 GaAsバリア層 204 GaAs0.795Sb0.200.005Asウエル層 205 GaAsバリア層 301 n型電極 302 n−GaAs(001)基板 303 n−GaAs層 304 n−Ga0.5In0.5Pクラッド層 305 n−GaAs光閉じ込め層 306 多重量子井戸活性層 307 p−GaAs光閉じ込め層 308 p−Ga0.5In0.5Pクラッド層 309 p−GaAsコンタクト層 310 p型電極 401 GaAsバリア層 402 GaAs0.90.1バリア層 403 GaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層 404 GaAs0.90.1バリア層 405 GaAs0.7930.200.007Asウエル層 406 GaAs0.90.1バリア層 407 GaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層 408 GaAs0.90.1バリア層 409 GaAsバリア層 501 n型電極 502 n−GaAs(001)基板 503 n−GaAs層 504 n−Ga0.5In0.5P層 505 n−Al0.5In0.5P層クラッド層 506 n−Ga0.5In0.5P光閉じこめ層 507 多重量子井戸活性層 508 p−Ga0.5In0.5P光閉じこめ層 509 p−Al0.5In0.5P層クラッド層 510 p−Ga0.5In0.5P層 511 p−GaAsコンタクト層 512 p型電極 601 Ga0.5In0.5P層 602 Ga0.6In0.4Pバリア層 603 GaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層 604 Ga0.6In0.4Pバリア層 605 GaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層 606 Ga0.6In0.4Pバリア層 607 GaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層 608 Ga0.6In0.4Pバリア層 609 Ga0.5In0.5P層 701 Ga0.5In0.5P層 702 Ga0.6In0.4Pバリア層 703 GaAs層 704 GaAs0.793Sb0.200.007Asウエル層 705 GaAs層 706 量子井戸層 707 量子井戸層 708 量子井戸層 709 Ga0.5In0.5P層 710 多重量子井戸活性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−195522(JP,A) 特開 平7−263744(JP,A) 特開 平9−283857(JP,A) 特開 平5−267773(JP,A) 特開 平10−270804(JP,A) Appl.Phys.Lett.62 [12](1933)p.1396−1398 Ricoh.Tech.Report [23](1997)p.11−18 IEEE.J.Selected T opics in Quantum.E lectron.3[3](1997)p. 719−729 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 H01L 33/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性層を構成する少なくとも1つの半導
    体層がGaAs1-X- YSbXY(0<X≦0.3かつ0
    <Y≦0.015)であることを特徴とするGaAs基
    板上に形成された半導体レ−ザ素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体レ−ザ素子におい
    て、キャリアを注入するクラッド層がAlGaAs、G
    aInP、AlInPもしくはAlGaInPからなる
    群から選ばれるGaAsに格子整合する半導体であるこ
    とを特徴とする半導体レ−ザ素子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体レ−ザ素子
    において、その活性層を構成する半導体層の内でバンド
    ギャップが最小の半導体層がGaAs1-X-YSbX
    Y(0.16≦X≦0.23かつ0.003≦Y≦0.
    012)であることを特徴とする半導体レ−ザ素子。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    半導体レ−ザ素子において、その活性層がGaAs
    1-X-YSbXY(0.16≦X≦0.23かつ0.00
    3≦Y≦0.012)ウエル層とGaAsバリア層を交
    互に隣接させて形成した量子井戸構造であることを特徴
    とする半導体レ−ザ素子。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    半導体レ−ザ素子において、その活性層がGaAs
    1-X-YSbXY(0.16≦X≦0.23かつ0.00
    3≦Y≦0.012)ウエル層とGaAs1-pp(0<
    p≦0.2)バリア層を交互に隣接させて形成した量子
    井戸構造であることを特徴とする半導体レ−ザ素子。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    半導体レ−ザ素子において、その活性層がGaAs
    1-X-YSbXY(0.16≦X≦0.23かつ0.00
    3≦Y≦0.012)ウエル層とGaqIn1-qP(0.
    50<q≦0.7)バリア層を交互に隣接させて形成し
    た量子井戸構造であることを特徴とする半導体レ−ザ素
    子。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の半導体レ−ザ素
    子において、その量子井戸活性層のウエル層とバリア層
    の間に1〜5分子層厚のGaAsもしくはGaAsに格
    子整合する半導体層が設けられたことを特徴とする半導
    体レ−ザ素子。
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