JP3209085B2 - 画像信号処理システムの同期方式 - Google Patents

画像信号処理システムの同期方式

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JP3209085B2
JP3209085B2 JP09690896A JP9690896A JP3209085B2 JP 3209085 B2 JP3209085 B2 JP 3209085B2 JP 09690896 A JP09690896 A JP 09690896A JP 9690896 A JP9690896 A JP 9690896A JP 3209085 B2 JP3209085 B2 JP 3209085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像信号処理システ
ムの同期方式に係り、特にNTSC方式やPAL方式等
の標準テレビジョン方式画像信号用固体撮像素子を利用
して、ハイビジョン方式などの高精細度の画像信号を得
る画像信号処理システムにおいて、タイミング信号を同
期させる同期方式に関する。
【0002】
【従来の技術】NTSC方式やPAL方式等の標準テレ
ビジョン方式画像信号に比し高精細度テレビジョン方式
であるハイビジョン方式の画像信号を得る撮像装置で
は、通常はハイビジョン方式画像信号を得るタイミング
信号発生器は、ハイビジョン方式に基づいたタイミング
信号のみ発生させればよい。しかし、専用の撮像装置は
信号処理速度に高速度が要求され、また高消費電力で周
辺の使用デバイスも高度の精度が要求され、極めて高価
である。このため、本出願人は、先に標準テレビジョン
方式画像信号用固体撮像素子を利用してハイビジョン方
式画像信号を得る撮像装置及び画像信号処理装置を提案
した(例えば、特願平5−152850号、特願平6−
257583号など)。
【0003】この本出願人の提案になる撮像装置及び画
像信号処理装置は、図4のブロック図に示したような画
像信号処理システムを構成している。同図において、入
射光は色分解光学系と標準テレビジョン方式の解像度の
固体撮像素子からなる上記の本出願人の提案になる撮像
装置1に入射され、ここで第1のタイミング信号発生器
2からのタイミング信号に基づいて電気信号である複数
の撮像信号に変換された後、緩衝回路3を経て上記の本
出願人の提案になる画像信号処理装置4に供給され、こ
こで第2のタイミング信号発生器5からのタイミング信
号に基づいて、フレーム合成や、マトリクス回路により
得た輝度信号への垂直高域周波数信号の加算その他の信
号処理が行われて、ハイビジョン方式の画像信号に変換
されて出力される。
【0004】なお、第1のタイミング信号発生器2は第
2のタイミング信号発生器5からのタイミング信号を受
け、これに同期した第1のタイミング信号を発生する。
また、緩衝回路3は第1のタイミング信号発生器2より
の第1のタイミング信号に基づいて撮像信号を書き込
み、第2のタイミング信号発生器5よりの第2のタイミ
ング信号に基づいて撮像信号を読み出す。
【0005】また、このシステムは、画像信号処理装置
4の部分を標準テレビジョン方式画像信号用のものとハ
イビジョン方式画像用のものとを切り換える構成とする
ことにより、標準テレビジョン方式画像信号とハイビジ
ョン方式画像信号を選択的に得ることができる画像信号
処理システムを実現できる。
【0006】上記の本出願人の提案になる撮像装置及び
画像信号処理装置を用いた画像信号処理システムでは、
図4に示したシステムを構築する場合、撮像装置1は標
準テレビジョン方式の解像度の固体撮像素子を用いてい
るために、第1のタイミング信号発生器2は標準テレビ
ジョン方式画像信号用であるのに対し、第2のタイミン
グ信号発生器5はハイビジョン方式画像信号を得るため
にハイビジョン方式画像信号用のタイミング信号を発生
するが、撮像装置1の出力撮像信号からハイビジョン方
式画像信号を得るために、上記の両タイミング信号発生
器2及び5はフレーム周波数で同期をとる必要がある。
【0007】また、タイミング信号発生器2及び5は、
基準となるクロックを共通にできないこともある。以上
の点から、出力画像信号をハイビジョン方式の規格に合
わせるために、タイミング信号発生器5には水晶発振器
のような周波数精度の高いクロックを発生する回路が必
要になる。従って、タイミング信号発生器2のクロック
は、図5に示すようなフレームで同期する位相同期ルー
プ(PLL)回路で発生しなければならない。
【0008】図5において、撮像装置用各種タイミング
信号発生器11と位相比較器12及び電圧制御型水晶発
振器13は前記第1のタイミング信号発生器2を構成し
ており、また、水晶発振器14と画像信号処理装置用各
種タイミング信号発生器15とは前記第2のタイミング
信号発生器5を構成している。
【0009】この従来の同期方式では、水晶発振器14
から発生出力された高精度の発振周波数が画像信号処理
装置用各種タイミング信号発生器15に供給されて、こ
こでハイビジョン方式に必要な各種のタイミング信号に
変換された後、図4の画像信号処理装置4に出力され、
またそのうちのフレームパルスが位相比較器12に供給
されて、ここで撮像装置用各種タイミング信号発生器1
1からのフレームパルスと位相比較されて、それらの位
相差に応じた位相誤差信号に変換される。
【0010】この位相誤差信号は、電圧制御型水晶発振
器13に制御電圧として供給され、その出力発振周波数
を可変制御する。この電圧制御型水晶発振器13の出力
発振周波数は、撮像装置用各種タイミング信号発生器1
1に供給され、ここで図4の撮像装置1に必要な各種タ
イミング信号に生成されて出力されると共に、そのうち
のフレームパルスが位相比較器12に帰還入力される。
【0011】また、本出願人は先に画像信号処理装置4
の部分を標準テレビジョン方式画像信号用のものとハイ
ビジョン方式画像用のものとを切り換える構成とするこ
とにより、標準テレビジョン方式画像信号とハイビジョ
ン方式画像信号を選択的に得ることができる画像信号処
理システムを開示している(例えば、篠崎俊ほか、”民
生用4板式ハイビジョンカメラの開発”、テレビジョン
学会誌、Vol.50,No.2(1996)、pp.
274−280)。
【0012】すなわち、上記の提案になる撮像装置で
は、固体撮像素子にPAL方式用の手振れ補正用の電荷
結合素子(CCD)を用い、画像信号処理装置の回路を
大幅にディジタル化しているため、ハイビジョンカメラ
としての撮像以外にもNTSC方式の画像信号を得るN
TSCモードが可能である。
【0013】ここで、上記の提案になる撮像装置が、例
えば互いに垂直方向に1画素ピッチずらし、かつ、水平
方向に1/2画素ピッチずらした緑色光用の第1及び第
2のCCDを用意すると共に、それらの一方のCCDに
対して垂直方向に1/2画素ピッチずらした青色光用と
赤色光用の各1枚の第3及び第4のCCDの計4枚のC
CDを有する撮像装置である場合、そのNTSCモード
時には、CCDの駆動方法を隣接するラインを混合して
読み出す通常のフィールド蓄積モードとし、第1及び第
2のCCDの各出力緑色光撮像信号(G信号)を平均化
して1つのG信号とし、更に、ハイビジョン信号処理で
行っている各種補間処理や倍速変換処理を行わないよう
にすることで、NTSCモードでの撮像をしている。な
お、このNTSCモードで撮像して得られる画像信号の
アスペクト比は16:9と、4:3の2種類がある。
【0014】このような標準テレビジョン方式画像信号
とハイビジョン方式画像信号を選択的に得ることができ
る画像信号処理システムに、図4の構成の同期方式を適
用した場合、PAL方式とハイビジョン方式とではフレ
ーム周波数は同じ30Hzであるので問題ないが、NT
SC方式とハイビジョン方式ではNTSC方式のフレー
ム周波数はハイビジョン方式のフレーム周波数の30H
zと異なる29.97Hzなので、電圧制御型水晶発振
器ではこのフレーム周波数の差の周波数に対応できな
い。
【0015】このため、NTSC方式画像信号とハイビ
ジョン方式画像信号を選択的に得ることができる画像信
号処理システムに適用する同期方式は、従来は図6に示
す如き構成としている。同図中、図5と同一構成部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。図6におい
て、第2のタイミング信号発生器5はハイビジョン用水
晶発振器17とNTSC用発振器18の出力発振信号の
一方を切換スイッチ19で選択して画像信号処理装置用
各種タイミング信号発生器15に供給する構成とされて
いる。
【0016】また、第1のタイミング信号発生器2はハ
イビジョン用電圧制御型水晶発振器20とNTSC用電
圧制御型水晶発振器21に位相比較器12の出力位相誤
差信号を供給してこれらの出力発振周波数を可変制御
し、これらの出力発振周波数の一方を切換スイッチ22
で選択して撮像装置用各種タイミング信号発生器11に
供給する構成とされている。切換スイッチ19及び22
は得ようとする画像信号方式がハイビジョン方式かNT
SC方式かを指示する信号に基づいて切換制御される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の同期方式
では、ハイビジョン方式の画像信号を得る場合、図5に
示した構成のタイミング信号発生器を必要とするため、
構成が複雑で高価であるという問題がある。また、NT
SC方式画像信号とハイビジョン方式画像信号を選択的
に得ることができる画像信号処理システムにおいては、
図6に示した構成のタイミング信号発生器を必要とする
ため、図5に比べて更に1つの水晶発振器と1つの電圧
制御型水晶発振器と2つの切換スイッチが必要で、より
一層構成が複雑で高価になってしまう。
【0018】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
簡単な構成により標準テレビジョン方式画像信号用固体
撮像素子を利用してハイビジョン方式画像信号を少なく
とも出力し得る画像信号処理システムの同期方式を提供
することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、色分解光学系と複数の標準テレビジョン
方式画像信号用固体撮像素子とからなる撮像装置と、撮
像装置を駆動する各種タイミング信号を発生する第1の
タイミング信号発生器と、第1のタイミング信号発生器
の出力タイミング信号の中の基準周波数及びライン周波
数とは周波数が異なる基準周波数及びライン周波数を含
む高精細度テレビジョン方式の各種タイミング信号を発
生する第2のタイミング信号発生器と、撮像装置の出力
撮像信号が第1のタイミング信号発生器の出力タイミン
グ信号に基づいて書き込まれ、第2のタイミング信号発
生器の出力タイミング信号に基づいて読み出される緩衝
回路と、緩衝回路から読み出された撮像信号が入力さ
れ、第2のタイミング信号発生器の出力タイミング信号
と入力撮像信号に基づいて少なくとも高精細度テレビジ
ョン方式の画像信号を生成出力する画像信号処理装置と
からなる画像信号処理システムであって、第2のタイミ
ング信号発生器から出力したフレームパルスにより第1
のタイミング信号発生器をフレーム周期でリセットする
構成としたものである。
【0020】この発明では、第1のタイミング信号発生
器は第2のタイミング発生器からのフレームパルスに同
期したタイミング信号を発生するPLL回路構成ではな
く、第2のタイミング信号発生器からのフレームパルス
によりリセットされる信号発生器により構成することが
できる。
【0021】また、本発明は上記の第2のタイミング信
号発生器の出力タイミング信号中の基準周波数及びライ
ン周波数とは周波数が異なる基準周波数及びライン周波
数を含む高精細度テレビジョン方式の各種タイミング信
号と、第1のタイミング信号発生器の出力タイミング信
号と同一の標準テレビジョン方式の各種タイミング信号
の一方を選択的に発生出力する第2のタイミング信号発
生器とし、画像信号処理装置が緩衝回路から読み出され
た撮像信号と第2のタイミング信号発生器の出力タイミ
ング信号に基づいて、外部指示信号により指示された高
精細度テレビジョン方式の画像信号と標準テレビジョン
方式の画像信号の一方を生成出力する構成の画像信号処
理システムの第2のタイミング信号発生器から出力した
フレームパルスにより第1のタイミング信号発生器をフ
レーム周期でリセットする構成としたものである。
【0022】この発明では、第1のタイミング信号発生
器は第2のタイミング信号発生器からのフレームパルス
によりリセットされるため、画像信号処理装置が高精細
度テレビジョン方式の画像信号と標準テレビジョン方式
の画像信号のどちらを生成出力するかに応じて、第2の
タイミング発生器からのフレームパルスに同期したそれ
ぞれのテレビジョン方式専用のタイミング信号を切り換
えて発生する2種類の発振器を備えたPLL回路構成を
不要にできる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0024】図1は本発明になる画像信号処理システム
の同期方式の要部の一実施の形態の構成図を示す。同図
に示すように、本実施の形態は、NTSC方式画像信号
とハイビジョン方式画像信号を選択的に得ることができ
る画像信号処理システムにおける図4の第1のタイミン
グ信号発生器2を、NTSC固体撮像素子用水晶発振器
31及び撮像装置用各種タイミング信号発生器32より
構成し、図4の第2のタイミング信号発生器5を、図1
に示すようにハイビジョン用水晶発振器33、NTSC
用水晶発振器34、切換スイッチ35及び画像信号処理
装置用各種タイミング信号発生器36より構成したもの
である。
【0025】この実施の形態の動作について説明する
に、切換スイッチ35は得ようとする画像信号方式がハ
イビジョン方式かNTSC方式かを指示する信号に基づ
いて切換制御され、ハイビジョン方式の画像信号を得る
場合は、ハイビジョン用水晶発振器33の出力発振信号
(基準周波数)を選択し、NTSC方式の画像信号を得
る場合はNTSC用水晶発振器34の出力発振信号(基
準周波数)を選択する。
【0026】切換スイッチ35により選択された発振信
号は、画像信号処理装置用各種タイミング信号発生器3
6に供給され、ここで指示された画像信号方式に応じた
各種タイミング信号(基準周波数信号、フレームパル
ス、ラインパルスなど)に変換された後、出力端子38
を介して前記の本出願人の提案になる画像信号処理装置
(図示せず)に供給される一方、その中のフレームパル
スが撮像装置用各種タイミング信号発生器32に供給さ
れる。
【0027】撮像装置用各種タイミング信号発生器32
は入力されたフレームパルスによりフレーム周期でリセ
ットされ、かつ、NTSC固体撮像素子用水晶発振器3
1から出力されたNTSC方式用の基準発振信号に基づ
いて前記の本出願人の提案になる撮像装置で必要な各種
タイミング信号を生成する。撮像装置用各種タイミング
信号発生器32で生成された各種タイミング信号は、出
力端子37を介して前記の本出願人の提案になる撮像装
置(図示せず)へ入力される。
【0028】ここで、上記の本出願人の提案になる撮像
装置としては、例えば互いに垂直方向に1画素ピッチず
らし、かつ、水平方向に1/2画素ピッチずらした緑色
光用の第1及び第2の固体撮像素子を用意すると共に、
それらの一方の固体撮像素子に対して垂直方向に1/2
画素ピッチずらした青色光用と赤色光用の各1枚の第3
及び第4の固体撮像素子の計4枚の固体撮像素子を有す
る撮像装置がある。
【0029】この撮像装置を使用したときの本出願人の
提案になる上記の画像信号処理装置としては、上記の第
3、第4の固体撮像素子の出力撮像信号をフレーム合成
する第1、第2の合成手段と、第1、第2の合成手段の
出力フレーム合成信号から垂直方向の第1及び第2の高
域周波数信号を抽出する抽出手段と、第1乃至第4の固
体撮像素子よりそれぞれ取り出される撮像信号に基づい
て色差信号と第1及び第2の輝度信号を生成するマトリ
クス回路と、マトリクス回路から出力された第1の輝度
信号に抽出手段からの第1の高域周波数信号を合成する
第3の合成手段と、マトリクス回路から出力された第2
の輝度信号に抽出手段からの第2の高域周波数信号を合
成する第4の合成手段と、マトリクス回路から出力され
た第1の輝度信号と第3の合成手段よりの合成信号とを
1フィールド毎に交互に選択する第1の選択手段と、マ
トリクス回路から出力された第2の輝度信号と第4の合
成手段よりの合成信号とを1フィールド毎に交互に選択
する第2の選択手段とを有する構成としたものである。
【0030】また、他の例の撮像装置としては、互いに
垂直方向に1画素ピッチずらし、かつ、水平方向に1/
2画素ピッチずらした緑色光用の第1及び第2の固体撮
像素子を2枚用意すると共に、そのうちの一方の緑色光
用固体撮像素子に対して垂直方向に1/2画素ピッチず
らし、かつ、互いに垂直方向に1画素ピッチずらした赤
色光用、緑色光用の各1枚の第3及び第4の固体撮像素
子の計4枚の固体撮像素子を有する撮像装置がある。
【0031】上記の撮像装置を用いた本出願人の提案に
なる上記の画像信号処理装置としては、第1及び第2の
合成手段を同一の合成回路により第3及び第4の固体撮
像素子の出力撮像信号を合成する構成である。
【0032】更に、他の例の撮像装置としては、互いに
垂直方向に1画素ピッチずらし、かつ、水平方向に1/
2画素ピッチずらした緑色光用の第1及び第2の固体撮
像素子を2枚用意すると共に、そのうちの一方の緑色光
用固体撮像素子に対して垂直方向に1/2画素ピッチず
らして、赤色光用、緑色光用共用の第3の固体撮像素子
を配置した計3枚の固体撮像素子を有する撮像装置があ
る。
【0033】上記の撮像装置を用いた本出願人の提案に
なる上記の画像信号処理装置としては、第3の固体撮像
素子の出力撮像信号をフレーム合成する第1の合成手段
と、第1の合成手段の出力フレーム合成信号から垂直方
向の第1及び第2の高域周波数信号を抽出する抽出手段
と、第1の固体撮像素子の出力撮像信号に、抽出手段か
らの第1の高域周波数信号を合成する第2の合成手段
と、第2の固体撮像素子の出力撮像信号に、抽出手段か
らの第2の高域周波数信号を合成する第3の合成手段
と、第1の固体撮像素子の出力撮像信号と第2の合成手
段よりの合成信号とを1フィールド毎に交互に選択する
第1の選択手段と、第2の固体撮像素子の出力撮像信号
と第3の合成手段よりの合成信号とを1フィールド毎に
交互に選択する第2の選択手段と、第3の固体撮像素子
の出力撮像信号と第1及び第2の選択手段の出力信号と
に基づいて輝度信号と色差信号とを生成するマトリクス
手段とを有する構成がある。
【0034】なお、以上の画像信号処理装置はハイビジ
ョン方式画像信号を得る構成であるが、このハイビジョ
ン方式画像信号以外に少なくともNTSC方式画像信号
を選択的に得る場合は、そのための回路構成を必要とす
る。
【0035】ところで、図1に示した実施の形態によれ
ば、図6に示した従来の同期方式に比し、PLL回路を
用いず、フレームパルスの伝達のみで、撮像装置と画像
信号処理装置の同期をとる構成であるため、位相比較器
12を省略可能としている。また、電圧制御型水晶発振
器も単なる水晶発振器31になっており、その数もNT
SC用1つに統一されている。
【0036】そのため、切換スイッチ35によりNTS
C用水晶発振器34の出力発振信号が選択された場合
は、撮像装置も画像信号処理装置も同じフレーム周波数
約29.97Hzで動作するが、PLL回路が無いため
に水晶発振器34及び31の精度により、それぞれを自
走させたフレーム周期には若干の誤差がでる。
【0037】また、ハイビジョン用水晶発振器33の出
力発振信号が切換スイッチ35により選択された場合
は、画像信号処理装置のフレーム周波数は30Hzであ
るので、フレーム周期にはNTSC方式のラインの約半
分の誤差が生じる。この実施の形態では、この誤差にか
まわずに画像信号処理装置のフレーム周期で撮像装置用
各種タイミング信号発生器32をリセットする。ただ
し、リセットの位置は、撮像装置の垂直ブランキング内
とすることが必要条件となる。すなわち、固体撮像素子
から画像部分を読み出していない信号の長さを一部変え
てしまうのである。
【0038】このように固体撮像素子から画像部分を読
み出していない信号の長さを一部変えても、この実施の
形態が適用される画像信号処理システムが図4に示した
ように、撮像装置1と画像信号処理装置4の間に緩衝回
路3を設けているので問題はない。この緩衝回路3は、
例えば図2に示すように、フィールドメモリ43で構成
することができる。
【0039】図2において、第1及び第2のタイミング
信号発生器41及び42は、図4に示したタイミング信
号発生器2及び5に相当する回路で、第1タイミング信
号発生器41は図1のNTSC固体撮像素子用水晶発振
器31及び撮像装置用各種タイミング信号発生器32か
らなる回路部であり、第2のタイミング信号発生器42
はハイビジョン用水晶発振器33、NTSC用水晶発振
器34、切換スイッチ35及び画像信号処理装置用各種
タイミング信号発生器36からなる回路部である。
【0040】フィールドメモリ43はタイミング信号発
生器41からの書き込みクロックに基づいて撮像装置1
の出力撮像信号が書き込まれ、タイミング信号発生器4
2からの読み出しクロックに基づいて格納撮像信号が読
み出される。このため、撮像装置1からの画像部分のみ
の撮像信号をフィールドメモリ43に書き込むことがで
きるため、ブランキング部分はどのような長さになって
いても構わないのである。
【0041】図3は本発明になる画像信号処理システム
の同期方式の要部の他の実施の形態の構成図を示す。同
図中、図1と同一構成部分には同一符号を付してある。
この実施の形態は、画像信号処理装置からハイビジョン
方式画像信号だけを得る構成の画像信号処理システムに
おける図4の第1のタイミング信号発生器2を、水晶発
振器51及び撮像装置用各種タイミング信号発生器32
より構成し、図4の第2のタイミング信号発生器5を、
図3に示すように水晶発振器52及び画像信号処理装置
用各種タイミング信号発生器53より構成したものであ
る。
【0042】この実施の形態の動作について説明する
に、水晶発振器52から発振出力された発振信号は、画
像信号処理装置用各種タイミング信号発生器53に供給
され、ここでハイビジョン方式の各種タイミング信号に
変換された後、出力端子54を介して前記の本出願人の
提案になる画像信号処理装置(図示せず)に供給される
一方、その中のフレームパルスが撮像装置用各種タイミ
ング信号発生器32に供給される。
【0043】撮像装置用各種タイミング信号発生器32
は入力されたフレームパルスによりフレーム周期で、か
つ、撮像装置の垂直ブランキング内でリセットされ、ま
た、水晶発振器51から出力されたNTSC方式用ある
いはハイビジョン方式用の基準発振信号に基づいて、前
記の本出願人の提案になる撮像装置で必要な各種タイミ
ング信号を生成する。撮像装置用各種タイミング信号発
生器32で生成された各種タイミング信号は、出力端子
37を介して前記の本出願人の提案になる撮像装置(図
示せず)へ入力される。
【0044】この実施の形態によれば、図5に示した従
来の同期方式に比し、PLL回路を用いず、フレームパ
ルスの伝達のみで、撮像装置と画像信号処理装置の同期
をとる構成であるため、位相比較器12を省略可能とし
ている。また、電圧制御型水晶発振器も単なる水晶発振
器51になっており、その数も1つに統一されている。
【0045】なお、本発明は以上の実施の形態に限定さ
れるものではなく、例えば図1の実施の形態において、
NTSC固体撮像素子用水晶発振器31はハイビジョン
固体撮像素子用水晶発振器でもよい。また、NTSC用
水晶発振器34はPAL用水晶発振器でもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像装置を駆動するタイミングパルスを出力する第1の
タイミング発生器は、第2のタイミング信号発生器から
のフレームパルスによりリセットされるよう構成したた
め、第1のタイミング信号発生器は第2のタイミング発
生器からのフレームパルスに同期したタイミング信号を
発生するPLL回路構成ではなく単一の固定発振器と単
一の信号発生器で構成でき、また、PLL回路を構成す
る位相比較器や電圧制御発振器を不要にでき、よって回
路構成を簡単にでき、安価に構成することができる。
【0047】また、本発明によれば、画像信号処理装置
が高精細度テレビジョン方式の画像信号と標準テレビジ
ョン方式の画像信号のどちらかを外部信号に応じて選択
的に生成出力する場合、第2のタイミング発生器からの
フレームパルスに同期したそれぞれのテレビジョン方式
専用のタイミング信号を切り換えて発生する2種類の発
振器を備えたPLL回路構成を不要にできるため、より
一層回路構成を単純化でき、かつ、安価に構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方式の要部の一実施の形態のブロック図
である。
【図2】緩衝回路の一例を周辺回路と共に示すブロック
図である。
【図3】本発明方式の要部の他の実施の形態のブロック
図である。
【図4】本発明方式が適用される画像信号処理システム
の一例の構成図である。
【図5】従来方式の要部の一例のブロック図である。
【図6】従来方式の要部の他の例のブロック図である。
【符号の説明】
1撮像装置 2、5、41、42 タイミング信号発生器 3 緩衝回路 4 画像信号処理装置 31 NTSC固体撮像素子用水晶発振器 32 撮像装置用各種タイミング信号発生器 33 ハイビジョン用水晶発振器 34 NTSC用水晶発振器 35 切換スイッチ 36、53 画像信号処理装置用各種タイミング信号発
生器 37、38、54 タイミング信号出力端子 43 フィールドメモリ 51、52 水晶発振器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−99664(JP,A) 特開 平6−269010(JP,A) 特開 昭60−154781(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/00 - 9/11 H04N 9/44 - 9/78

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色分解光学系と複数の標準テレビジョン
    方式画像信号用固体撮像素子とからなる撮像装置と、 前記撮像装置を駆動する各種タイミング信号を発生する
    第1のタイミング信号発生器と、 前記第1のタイミング信号発生器の出力タイミング信号
    の中の基準周波数及びライン周波数とは周波数が異なる
    基準周波数及びライン周波数を含む高精細度テレビジョ
    ン方式の各種タイミング信号を発生する第2のタイミン
    グ信号発生器と、 前記撮像装置の出力撮像信号が前記第1のタイミング信
    号発生器の出力タイミング信号に基づいて書き込まれ、
    前記第2のタイミング信号発生器の出力タイミング信号
    に基づいて読み出される緩衝回路と、 前記緩衝回路から読み出された撮像信号が入力され、前
    記第2のタイミング信号発生器の出力タイミング信号と
    入力撮像信号に基づいて少なくとも前記高精細度テレビ
    ジョン方式の画像信号を生成出力する画像信号処理装置
    とからなる画像信号処理システムであって、前記第2の
    タイミング信号発生器から出力したフレームパルスによ
    り前記第1のタイミング信号発生器をフレーム周期でリ
    セットすることを特徴とする画像信号処理システムの同
    期方式。
  2. 【請求項2】 前記第1のタイミング信号発生器は、第
    1の信号を固定発振出力する第1の発振器と、前記第1
    の信号に基づいて前記撮像装置用の各種タイミング信号
    を発生する第1の信号発生器とからなり、前記第2のタ
    イミング信号発生器は、第2の信号を発振出力する第2
    の発振器と、前記第2の信号に基づいて前記画像信号処
    理装置用の各種タイミング信号を発生すると共に生成し
    たフレームパルスを前記第1の信号発生器にリセットパ
    ルスとして供給する第2の信号発生器とからなることを
    特徴とする請求項1記載の画像信号処理システムの同期
    方式。
  3. 【請求項3】 色分解光学系と複数の標準テレビジョン
    方式画像信号用固体撮像素子とからなる撮像装置と、 前記撮像装置を駆動する各種タイミング信号を発生する
    第1のタイミング信号発生器と、 前記第1のタイミング信号発生器の出力タイミング信号
    中の基準周波数及びライン周波数とは周波数が異なる基
    準周波数及びライン周波数を含む高精細度テレビジョン
    方式の各種タイミング信号と、前記第1のタイミング信
    号発生器の出力タイミング信号と同一の前記標準テレビ
    ジョン方式の各種タイミング信号の一方を選択的に発生
    出力する第2のタイミング信号発生器と、 前記撮像装置の出力撮像信号が前記第1のタイミング信
    号発生器の出力タイミング信号に基づいて書き込まれ、
    前記第2のタイミング信号発生器の出力タイミング信号
    に基づいて読み出される緩衝回路と、 前記緩衝回路から読み出された撮像信号と前記第2のタ
    イミング信号発生器の出力タイミング信号に基づいて、
    外部指示信号により指示された前記高精細度テレビジョ
    ン方式の画像信号と前記標準テレビジョン方式の画像信
    号の一方を生成出力する画像信号処理装置とからなる画
    像信号処理システムであって、前記第2のタイミング信
    号発生器から出力したフレームパルスにより前記第1の
    タイミング信号発生器をフレーム周期でリセットするこ
    とを特徴とする画像信号処理システムの同期方式。
  4. 【請求項4】 前記第1のタイミング信号発生器は、第
    1の信号を固定発振出力する第1の発振器と、前記第1
    の信号に基づいて前記撮像装置用の各種タイミング信号
    を発生する第1の信号発生器とからなり、前記第2のタ
    イミング信号発生器は、前記高精細度テレビジョン方式
    の基準周波数の第2の信号を発振出力する第2の発振器
    と、前記標準テレビジョン方式の基準周波数の第3の信
    号を固定発振出力する第3の発振器と、前記第2及び第
    3の発振器の出力信号のうち、前記画像信号処理装置が
    生成する画像信号と同じテレビジョン方式の発振器から
    の出力信号を前記外部指示信号により選択する選択手段
    と、この選択手段の出力信号に基づいて前記画像信号処
    理装置用の各種タイミング信号を発生すると共に生成し
    たフレームパルスを前記第1の信号発生器にリセットパ
    ルスとして供給する第2の信号発生器とからなることを
    特徴とする請求項3記載の画像信号処理システムの同期
    方式。
  5. 【請求項5】 前記第2のタイミング信号発生器から出
    力されるフレームパルスは、前記撮像装置の垂直ブラン
    キング内で前記第1のタイミング信号発生器をリセット
    することを特徴とする請求項1又は3記載の画像信号処
    理システムの同期方式。
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