JP2000278677A - 電子内視鏡装置 - Google Patents

電子内視鏡装置

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JP2000278677A
JP2000278677A JP11085874A JP8587499A JP2000278677A JP 2000278677 A JP2000278677 A JP 2000278677A JP 11085874 A JP11085874 A JP 11085874A JP 8587499 A JP8587499 A JP 8587499A JP 2000278677 A JP2000278677 A JP 2000278677A
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ccd
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JP11085874A
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Minami Amano
南 天野
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端部の発熱を抑制しながら高精細の画像を
得ることができ、またこの高精細画像等をデジタル出力
する際の信号処理の簡素化等を図る。 【解決手段】 例えば、標準モードの約15MHzの水
平クロック信号と高フレームモードの約60MHzのク
ロック信号を形成する周波数コンバータ7を備え、例え
ば80万画素のCCD3から、上記高フレームモードと
標準モードのクロック周波数を用いて画像データを読み
出す。これにより、高フレームモードの高速のクロック
信号の使用が必要時に限定され、先端部の発熱が抑制さ
れる。また、プロセッサ装置では、上記のそれぞれのモ
ードで形成されたデジタル画像信号を、デジタル出力部
を介してパソコン等の外部機器へ出力することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子内視鏡装置、特
に高画素数の固体撮像素子を用いて撮像した画像データ
の読出し処理の内容に関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置は、電子スコープの先端
に配置した固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled
Device)により、対物光学系を介して得られた被観察
体内像を撮影し、このCCDの画像データを読出してモ
ニタ等に被観察体内像を表示するものである。当該電子
内視鏡装置では、従来から画像の高画質化が進められて
おり、現在では例えば約40万画素のCCDが用いられ
る。この内視鏡画像の高画質化は、CCD製作技術の進
展に依存するが、今後も高画素数CCDの出現により更
に進むことが予想される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記C
CDにおいては高画素化が進む程、画像データを速く読
み出す必要があり、この読出し速度の高速化により電子
スコープ先端部が熱を持つ等の問題が生じる。例えば、
従来の40万画素の2倍となる80万画素のCCDを使
用した場合、40万画素で約14.3MHzの水平クロ
ック周波数が用いられるとすると、80万画素では2倍
の約28.6MHzの水平クロック周波数でCCDから
画像信号(蓄積電荷)を読み出せばよいことになる。
【0004】しかし、この28.6MHzやそれ以上の
クロック周波数を使用すると、CCD及びその制御回路
からの発熱量が多くなり、しかも露光時間が短くなるた
め出射光量を高くすることから、先端部の加熱が顕在化
し、この加熱に対する新たな対策も必要となる。
【0005】また、従来の電子内視鏡装置では、画像信
号をアナログ端子を介して外部モニタ等へ出力してお
り、パソコン等の各種のデジタル画像処理機能を有する
機器やネットワークに接続する場合は、アナログ信号を
デジタル信号に変換することになり、処理が煩雑になる
という不都合がある。即ち、電子内視鏡における画像信
号はデジタル処理することから、このデジタル信号をモ
ニタ等に出力するためにアナログ信号に変換しており、
このアナログ信号を更にデジタル信号へ変換するための
処理が必要となる。しかも、このような処理の付加によ
り、画像信号の劣化、ひいては画質の低下を招くという
問題も生じる。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、先端部の発熱を抑制しながら高精
細の画像を得ることができ、またこの高精細画像等をデ
ジタル処理機能を有する機器やネットワークに出力する
際の信号処理の簡素化、画質低下の防止を図ることがで
きる電子内視鏡装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電子内視鏡装置は、高画素数の固体撮
像素子と、この固体撮像素子から画像信号を読み出すた
めの複数のクロック周波数を形成する周波数コンバータ
と、この周波数コンバータから出力されるクロック周波
数を切り替え、高フレームモードとその他のモードに対
応した読出し速度で上記固体撮像素子から画像データを
読み出すための制御回路と、を含んでなることを特徴と
する。上記の固体撮像素子で得られる画像信号を処理す
るプロセッサ装置には、デジタル画像信号を外部へ出力
するためのデジタル出力部を備えることができる。
【0008】上記の構成によれば、例えば固体撮像素子
であるCCDから水平クロック周波数約60MHzで画
像データを読み出す高フレームモードと水平クロック周
波数約15MHzで画像データを読み出す標準モード
(低フレームモード)が設定され、標準モードが選択さ
れているときは、CCDからは上記約15MHzの周波
数で1秒間に15フレーム(又はフィールド)の画像が
読み出され、高フレームモードが選択されたときは、上
記約60MHzの周波数で、1秒間に60フレームの画
像が読み出される。
【0009】そして、これらの画像データについて各種
の処理が行われた後、プロセッサ装置等のフレームメモ
リに一旦書き込まれ、この後に、両モードの画像データ
は周波数約60MHz(60フレーム/秒)で読み出さ
れることになり、この画像データに基づいて画像表示が
行われる。
【0010】なお、標準モードのデジタル画像信号と高
フレームモードのデジタル画像信号をインターフェース
回路を介してデジタル出力部からパソコン等に出力し、
パソコン等の外部機器で内視鏡画像を利用することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2には、実施形態例に
係る電子内視鏡装置の構成が示されており、図1に示さ
れるように、電子スコープ1にはその先端に対物光学系
2A及びプリズム2Bを介してCCD3が配置され、こ
のCCD3は、例えば水平方向で1024、垂直方向で
768に分割される約80万画素(この画素数は任意で
ある)のものからなり、このCCD3の受光面側には、
例えばベイヤー配列(原色配列)の色フィルタが設けら
れる。
【0012】 このCCD3には、駆動制御回路とし
て、CCDドライバ4、タイミングジェネレータ(T
G)5、例えば約60MHzの周波数を発振する発振器
6を有する周波数コンバータ7、タイミング制御回路8
及びCPU9が設けられる。即ち、上記の周波数コンバ
ータ7は発振器6から出力された約60MHzをそのま
ま高フレームモードのクロック周波数として出力すると
共に、標準モード(低フレームモード)のクロック周波
数として上記周波数の1/4の約15MHz(この周波
数は任意である)に変換する。また、タイミングジェネ
レータ5ではタイミング制御回路8の制御により、上記
各周波数に基づいた標準モードと高フレームモードのタ
イミング信号を発生させ、CCDドライバ4はこのタイ
ミング信号により画像信号を読み出すための各制御パル
ス(読み出しパルス)を形成、出力する。
【0013】即ち、標準モードでは、約15MHzの水
平クロック周波数を用いて上記CCD3から1秒間に1
5フレームの画像データを読み出し(約20MHzの水
平クロック周波数を用いた場合は20フレーム/秒の画
像データを読み出す)、一方高フレームモードでは、約
60MHzの水平クロック周波数を用いて1秒間に60
フレームの画像データを読み出す。なお、この標準モー
ドと高フレームモードは、後述するプロセッサ装置から
モード選択信号を入力した上記CPU9の制御で切替え
動作される。
【0014】一方、上記CCD3には、相関二重サンプ
リング(CDS)10、デジタル信号へ変換するA/D
変換器11、そしてデジタルシグナルプロセッサ(DS
P)12が接続され、このCCD3から出力された画像
信号はデジタル信号に変換されて上記DSP12で所定
の処理が行われる。即ち、このDSP12には、上記
R,G,Bの各色毎の信号に分離する色分離回路12
a、各色毎の画像信号で空白となる画素のデータを補間
する補間回路12b、輪郭補正等を施すディテール回路
12c、ホワイトバランス、ガンマ補正等の信号処理を
施す信号処理回路12d及び輝度(Y)信号とカラー
(C)信号に変換する信号変換回路12eが配置され
る。
【0015】上記電子スコープ1は、コネクタにより図
2のプロセッサ装置14に接続されており、このプロセ
ッサ装置14では、上記DSP12の出力を入力し、画
像の上下左右を所定の向きに反転させるミラー回路1
5、CCD3の出力画像信号を輝度(Y)信号、色差
(R−Y,B−Y)信号に変換する信号変換回路16、
撮影に関する情報(患者情報等)を画面内に表示するた
めのスーパーインポーズ回路17、このスーパーインポ
ーズ回路17に対し情報の文字、記号等を発生させるキ
ャラクタ発生回路18が設けられ、このスーパーインポ
ーズ回路17の後段に、フレーム画像データを記憶する
フレームメモリ19が配置される。
【0016】このフレームメモリ19には、メモリコン
トローラ20が接続され、またプロセッサ装置14内に
は、装置全体を統括制御するCPU22が設けられる。
即ち、上記のフレームメモリ19では、メモリコントロ
ーラ20の制御に基づき、標準モードが選択されている
とき、スーパーインポーズ回路17から出力された画像
データを15フレーム/秒(sec)の速度で書き込み、
一方高フレームモードが選択されているとき、上記画像
データを60フレーム/secの高速度で書き込む。そ
の後、当該フレームメモリ19内から画像データを読み
出す際には、両モード共、約60MHzのクロック周波
数で1秒間に60フレーム(60フレーム/sec)の
画像データを読み出すように制御する。
【0017】また、上記フレームメモリ19の後段に、
上記の輝度信号(Y)と色差信号(R−Y,B−Y)か
らR(赤),G(緑),B(青)の各信号を形成するR
GBマトリクス回路25、アイソレーションデバイス2
6、D/A変換器27が設けられる。このD/A変換器
27から出力されるRGB信号はアナログ信号として専
用のモニタ等に出力される。更に、上記フレームメモリ
19の後段には、D/A変換器30、カラーコーダー3
1、アイソレーションデバイス32も配置されており、
Y(輝度)/C(カラー)信号、NTSC信号を出力す
ることができる。
【0018】一方、上記スーパーインポーズ回路17の
出力線から分岐するように、アイソレーションデバイス
33、当該例では静止画データのみ(動画を出力できる
ようにしてもよい)を記憶するフレームメモリ34、メ
モリコントローラ35が接続され、このフレームメモリ
34に、ISO1394或いはRS232C等の規格に
対応したインターフェース回路37、そしてデジタル入
出力端子38が接続される。
【0019】即ち、当該例では、上述したRGB信号等
のアナログ信号を出力するだけでなく、輝度信号、色差
信号のデジタル画像信号をインターフェース回路37を
介してパソコン等にデジタル出力できるようになってい
る。また、このインターフェース回路37はCPU22
に接続されており、パソコン等の外部機器、ネットワー
クから外部接続情報を取得することができる。更に、当
該プロセッサ装置14には、パネル操作部40が設けら
れており、このパネル操作部40の操作信号、設定情報
がCPU22へ出力される。このパネル操作部40に
は、上記標準モードと高フレームモードを選択する選択
スイッチ(或いは設定メニュー画面上で選択する方式等
でもよい)が設けられる。
【0020】実施形態例は以上の構成からなり、例えば
上記パネル操作部40で標準モードが選択されている場
合は、図1の周波数コンバータ7から周波数約15MH
zの水平クロック信号が出力され、このクロック信号に
基づいてタイミングジェネレータ5及びCCDドライバ
4で形成された制御パルスによりCCD3から画像信号
が読み出される。即ち、図3に示されるように、約80
万画素のCCD3から15フレーム(又はフィールド)
/secの低読出し速度でフレーム画像が順次読み出さ
れる。
【0021】この画像信号は、デジタル信号に変換され
た後に、DSP12に供給され、各色信号に分離された
後に、補間処理、輪郭強調、ガンマ補正等の各種の処理
が施される。また、図2のプロセッサ装置14内ではミ
ラー回路15、信号変換(Y,R−Y,B−Y信号)回
路16、スーパーインポーズ回路17等を通って各種の
信号処理が施された後に、フレームメモリ19に15フ
レーム/secの速度で書き込まれる。その後、このフ
レームメモリ19から、メモリコントローラ20の制御
に基づき、書込み速度の4倍となる60フレーム/se
cの高速度で画像データが順次読み出される。
【0022】一方、高フレームモードが選択された場合
は、CPU9の切替え制御により上記周波数コンバータ
7(図1)から周波数約60MHzの高速の水平クロッ
ク信号が出力され、このクロック信号に基づいて形成さ
れた制御パルスによりCCD3から画像信号が読み出さ
れる。即ち、図3に示されるように、60フレーム/s
ecの高読出し速度でフレーム画像が順次読み出され
る。そして、この画像信号は、上記標準モードの場合と
同様の処理が施されて上記フレームメモリ19に格納さ
れ、このフレームメモリ19からは同一の60フレーム
/secの高速度で画像データが順次読み出される。
【0023】このようにして読み出した画像データは、
各種の形式で出力されることになり、上述のように、R
GBマトリクス回路25を通った信号は、RGBアナロ
グ信号としてD/A変換器27を介して専用モニタへ供
給され、カラーコーダー31を通ったNTSC信号(ア
ナログ信号)はNTSCテレビモニタに出力される。そ
して、通常時では、フレームメモリ19を介して動画が
モニタ等に出力されるが、電子スコープ1のフリーズス
イッチ(操作部)が押下されたときには、上記フレーム
メモリ19の新たな書込みを禁止し、その時のフレーム
メモリ19の画像データを出力することにより、静止画
を表示する。
【0024】また、他方の上記フレームメモリ34にも
画像信号が供給されており、上記フリーズスイッチが押
されたときは、CPU22の制御に基づき、このフレー
ムメモリ34に格納された高フレームモードと標準モー
ドの静止画信号、即ち輝度及び色差信号のデジタル静止
画信号がインターフェース回路37を介してデジタル入
出力端子38からパソコン等の外部機器又はネットワー
クに出力される。なお、上記の静止画デジタル信号の中
には、患者につき本人を確認するデータ、他の検査デー
タ等の患者データや、場合によっては音声データ等も含
まれる。
【0025】このようにして、当該例では高フレームモ
ードの画像データを必要なときに限って形成出力するこ
とができ、常に高いクロック周波数を使用しないので、
CCD3及びその制御回路が配置された電子スコープ1
の先端部の発熱を抑制することが可能となる。そして、
高精細の動画、静止画を得ることができる。
【0026】上記実施形態例では、標準モードのCCD
3からの読出しのクロック周波数を約15MHzとした
が、これは約20MHzや約30MHz等でもよく、ま
た切り替えられる設定モードも、標準、やや高速、高速
等、3段階以上としてもよい。この場合、上記フレーム
メモリ19からの読出しは上記のように一定の速度で行
うことになる。また、デジタル出力部からは静止画のみ
を出力するようにしたが、メモリコントローラ35の制
御により動画についても同様にデジタル出力することが
できる。
【0027】上記実施形態例によれば、プロセッサ装置
にデジタル画像信号を外部へ出力するためのデジタル出
力部を備えているので、重複した処理を行うことなく、
画質低下を防止した上で、高精細画像等をデジタル処理
機能を有する機器やネットワークに出力することができ
るという利点がある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のクロック周波数を形成する周波数コンバータを備
え、高画素数の固体撮像素子から、高フレームモードと
その他のモードに対応した読出し速度で画像データを読
み出せるようにしたので、必要なときに限って高フレー
ムモードの読出しを実行でき、電子スコープ先端部の発
熱を抑制しながら高精細の動画、静止画を得ることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る電子内視鏡装置の電
子スコープ側の回路構成を示すブロック図である。
【図2】実施形態例のプロセッサ装置内の回路構成を示
すブロック図である。
【図3】実施形態例においてCCD及びフレームメモリ
での画像読出し処理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 … 電子スコープ、3 … CCD、 4 … C
CDドライバ、5 … タイミングジェネレータ、 6
… 発振器、7 … 周波数コンバータ、9,22
… CPU、 12 … DSP、14 … プロセッ
サ装置、19,34 … フレームメモリ、37 …
インターフェース回路、38 … デジタル入出力端
子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高画素数の固体撮像素子と、 この固体撮像素子から画像信号を読み出すための複数の
    クロック周波数を形成する周波数コンバータと、 この周波数コンバータから出力されるクロック周波数を
    切り替え、高フレームモードとその他のモードに対応し
    た読出し速度で上記固体撮像素子から画像データを読み
    出すための制御回路と、を含んでなる電子内視鏡装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002253495A (ja) * 2001-03-05 2002-09-10 Asahi Optical Co Ltd 電子内視鏡システム
JP2015066080A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 富士フイルム株式会社 電子内視鏡装置

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