JPH0846871A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0846871A
JPH0846871A JP6176767A JP17676794A JPH0846871A JP H0846871 A JPH0846871 A JP H0846871A JP 6176767 A JP6176767 A JP 6176767A JP 17676794 A JP17676794 A JP 17676794A JP H0846871 A JPH0846871 A JP H0846871A
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image pickup
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signal
image
vertical
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JP6176767A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nonaka
進一 野中
Toshiro Kinugasa
敏郎 衣笠
Takuya Imaide
宅哉 今出
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来からあるようなビデオカメラにおいて、
走査線数やフレームレートの変換手段を用いずに、直接
CIF規格の画像送信装置に接続したり、あるいは、通
常とは異なったフレームレートのテレビジョン信号を出
力又は表示することが出来る、低価格のビデオカメラを
提供すること。 【構成】 被写体より到来する光を撮像素子に結像させ
る撮像レンズと、撮像素子に到達する光の量を調整する
アイリスと、光を電気信号に変換して撮像信号を生成す
る撮像素子と、撮像信号のサンプリングをすると共に信
号レベルの調整を行うCDS/AGC回路と、撮像信号
を処理して映像信号を作る映像信号処理回路と、アイリ
スを駆動するアイリス駆動回路と、撮像素子の駆動パル
スを生成する撮像素子駆動回路と、アイリス駆動回路,
撮像素子駆動回路,CDS/AGC回路,映像信号処理
回路を制御するカメラ制御回路と、から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、標準テレビジョン放送
フォーマット信号を生成する民生用の撮像装置に係り、
特に、利用範囲の広い撮像装置を低コストで製作するた
めの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラは、民生用から業務用まで
多くの分野で利用されている。それに伴って、ビデオカ
メラも利用用途に応じて多様化している。民生用におい
ては、人物や風景を撮影してテレビジョンに映し出して
楽しむカメラ一体型ビデオテープレコーダを初めとし
て、近年においては、写真感覚で静止画像を撮影したも
のをモニタに映し出して楽しむ電子スチルカメラ、ある
いは、パーソナルコンピュータ等における画像入力用カ
メラ、あるいは、テレビ電話において自身の顔や文字,
画像などの映像情報を送信するときにそれらを撮影する
ビデオカメラというように、多くのメディアにおいて、
ビデオカメラはそれらメディアのインタフェースの一部
を担っている。
【0003】これら従来の技術において、例えばパーソ
ナルコンピュータの画像入力装置にビデオカメラを用い
る場合では、ビデオカメラより出力されるNTSCなど
の規格のテレビジョン信号を、ビデオキャプチャーボー
ドなどの支援装置を用いて、該支援装置内のメモリに一
旦取り込み、しかる後に、支援装置によって信号フォー
マットの変換をしてから、パーソナルコンピュータで画
像取り込みを行うようになっていた。また、テレビ電話
においても、ビデオカメラから得られるNTSCなどの
テレビジョン信号を一度メモリに取り込んだ後に、フレ
ームレートや走査線数をテレビ電話の画像通信フォーマ
ットに変換することで、ビデオカメラで撮影中の映像を
通信相手に送信できるようにしていた。
【0004】また、撮像素子を本来の目的の信号フォー
マットとは異なったフォーマットの信号を出力するよう
に駆動するものとしては、例えば、PALセンサ(PA
L用CCD撮像素子)をNTSCフォーマットの撮像装
置に用いて、余裕画素領域を設けて手振れ補正を行うも
のが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術で
は、民生用ビデオカメラを、パーソナルコンピュータや
テレビ電話における画像入力手段として用いる場合に
は、いずれも信号フォーマットを変換するための支援装
置が必要になり、特にフィールド周波数やフレーム周波
数を変換するには大容量のメモリを必要とするために、
支援装置は大規模で高価なものになってしまう。さら
に、パーソナルコンピュータやテレビ電話に画像入力す
るときに、ビデオカメラから出力されるアナログ信号
を、上記の支援装置内でディジタル信号に戻してからメ
モリに書き込むということは、民生用ビデオカメラにお
いてはほとんどの場合において信号処理がディジタル化
されていることを考慮した場合に、非常に効率が悪いば
かりか、量子化エラーという観点からも非効率的であ
る。
【0006】また、使用目的毎にいく種類のビデオカメ
ラを用意しようとした場合、例えば、テレビ電話用のビ
デオカメラとしては、CIF規格の映像信号を生成する
ビデオカメラが必要となる。このCIF規格の映像信号
を出力するビデオカメラは、走査線数や、インタレース
とノンインタレースの違いなどから、従来の民生用ビデ
オカメラとは異なった画素数,画素ピッチの撮像素子が
必要になり、それを開発するための開発コストにより当
面は非常に高価なものになる。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、民生用ビデオカメラをパーソ
ナルコンピュータやテレビ電話装置に接続するときに、
民生用ビデオカメラから出力する映像信号のフィールド
周波数やフレーム周波数を、民生用ビデオカメラ側で直
接切り換えることによって、入力支援装置からフィール
ド周波数やフレーム周波数を変換するためのメモリを排
することができるようにすることにある。
【0008】また、本発明の目的とするところは、民生
用ビデオカメラをパーソナルコンピュータやビデオカメ
ラに接続する場合において、ビデオカメラから出力する
映像信号の走査線数の変換をビデオカメラ自身が直接行
って出力することができる、汎用性の高いビデオカメラ
(撮像装置)を安価に提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による民生用撮像
装置は、上記した目的を達成するため、光を電気信号に
変換する撮像手段と、該撮像素子から得られる撮像信号
から標準テレビジョン放送規格の映像信号を生成する映
像信号処理手段と、水晶振動子などの発振手段が作る原
クロックを分周して高速パルスを生成すると共に、分周
数を切り換えることが可能なクロック分周手段、およ
び、該分周手段の出力もしくは原クロックをカウントし
て水平周期のパルスを生成する水平カウンタ手段、およ
び、水平周期のパルスをカウントして垂直周期のパルス
を生成する垂直カウンタ手段、および、それらカウンタ
手段のカウント数を個々に切り換える切り換え手段を、
具備した撮像素子駆動手段と、使用目的に応じてカメラ
の動作モードを切り換えるためのスイッチ手段と、それ
らを制御するカメラ制御手段と、を設けた構成とされ
る。
【0010】さらにまた、前記した各手段に加えて、上
下の走査線間の走査線や左右に並ぶ画素間の画素を補間
する信号補間手段を併設した構成とされる。
【0011】
【作用】上記した手段を用いることにより、例えば、水
平の走査期間の長さを決定する水平カウンタのカウント
数を大きくすれば水平期間が長くなるので、1フレーム
の時間も長くなり、また、水平カウンタのカウント数を
小さくすれば水平期間が短くなるので、1フレームの時
間も短くなる。このように、水平カウンタのカウント数
を適当に定めることによって、フレーム周波数を任意の
値にすることができる。また、水平走査期間を短くした
ときに、撮像素子から水平1ライン分の画素の撮像信号
を読み出すのに必要な数の水平転送パルスが打ち出せな
くなる場合には、撮像素子の駆動周波数を速くすれば、
その限られた時間内に読み出せる画素数の最大値を増や
すことができるので、そのようにクロック分周手段の分
周数を切り換えることによって対応する。
【0012】また、垂直の走査線の数を決定する垂直カ
ウンタのカウント数を大きくすると共に、信号補間手段
を用いて、走査線と走査線の間を補間する信号を合成す
ることによって、見かけ上の走査線数を増やすことがで
きる。また、垂直カウンタのカウント数を小さくすると
共に、高速転送を行って撮像素子の幾ライン分かの信号
を捨てることによって、ビデオカメラの見かけ上の走査
線数を減らすこともできる。
【0013】このように、撮像素子の駆動条件を適当に
切り換えることと、撮像素子の駆動に用いる高速パルス
の周波数をクロック分周手段により切り換えることと、
画素間の信号を信号補間手段で補間することとによっ
て、単一の撮像素子と、単一の水晶振動子等の発振器を
用いて、一般的な映像信号を生成する撮像装置におい
て、通常フォーマットとは異なった走査線数やフレーム
周波数の映像信号を生成することが可能になる。つま
り、単一のビデオカメラで、擬似的に複数のフォーマッ
トの信号を出力することができるということである。
【0014】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示した実施例によっ
て説明する。
【0015】〈第1実施例〉図1は、本発明の第1実施
例に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。同図
において、101は撮像レンズ、102はアイリス、1
03はCCDカラー撮像素子(以下、単に撮像素子10
3と称す)、104はCDS/AGC回路、105はA
/D変換器、106は映像信号処理回路、107はカメ
ラ制御回路、108はアイリス駆動回路、109は撮像
素子駆動回路である。
【0016】図2は、図1の撮像素子103を模式的に
現したものである。同図において、201はホトダイオ
ード、202は垂直CCD、203は水平CCD、20
4は出力部である。
【0017】では、まず始めに本実施例の撮像装置の基
本動作について説明する。CCD撮像素子を用いた撮像
装置において被写体を撮影するとき、被写体から到来す
る光は、撮像レンズ101を通してアイリス102によ
り光量の調整が為された後に、撮像素子103上に結像
される。この撮像素子103上に結像された光像は、撮
像素子103のホトダイオード201によって光電変換
が為され、該ホトダイオード201に電荷として蓄積さ
れる。ホトダイオード201に蓄積された電荷は、撮像
素子駆動回路109により生成される撮像素子駆動パル
スによって、ホトダイオード201から垂直CCD20
2へと、該垂直CCD202から水平CCD203へ
と、該水平CCD203から出力部204へと、次々に
転送されて、撮像素子103より撮像信号として読み出
される。
【0018】上記の撮像信号はCDS/AGC回路10
4に入力され、サンプルホールドされた後に、A/D変
換器105のダイナミックレンジを有効に活用できるよ
うにゲイン調整されて、A/D変換器105に供給され
る。A/D変換器105は、サンプルホールドされてゲ
イン調整された撮像信号を、ディジタル信号に変換して
映像信号処理回路106に供給する。映像信号処理回路
106では、まずマトリクス処理を行なうことにより、
ディジタル化された撮像信号から、輝度信号Yと色差信
号C−Yの生成を行なう。そして、輝度信号Yと色差信
号C−Yに対して、ホワイトバランス調整,γ補正,輪
郭強調等の基本的な信号処理を行なう。さらに、水平・
垂直同期信号の付加,バースト信号の付加等の処理を行
なって、NTSCもしくはPAL等の映像信号にエンコ
ードする。そして、この映像信号をD/A変換して、ア
ナログのY,C−Yの映像信号を生成し、出力する。加
えて、映像信号処理回路106は、カメラ制御回路10
7と通信することにより、撮影中の画像の情報をカメラ
制御回路107へ伝える。
【0019】カメラ制御回路107は、映像信号処理回
路106から受け取る上記の画像情報によって、ホワイ
トバランスなどの信号の補正量を算出し、信号の補正量
や強調の度合いを示すステートデータを、映像信号処理
回路106へと転送する。また、カメラ制御回路107
は、映像信号処理回路106から受け取る画像の情報を
もとにして、撮像素子103の適正露光量の算出を行
い、アイリス駆動回路108や撮像素子駆動回路109
を制御して、露光調整を行なう。例えば、アイリス駆動
回路108に対しては“1”,“0”の2値の制御パル
スを送り、アイリス駆動回路108では、上記の制御パ
ルスのHi期間とLo期間の比率によりアイリス102
の開度を調節し、撮像素子103に到達する光量を制御
する。また、撮像素子駆動回路109による露光制御
は、カメラ制御回路107から撮像素子駆動回路109
に電子シャッタに関するデータを送り、該データをもと
にして撮像素子103の電荷蓄積時間の調整をすること
によって行なわれる。電荷の蓄積時間の調整は、垂直C
CD202に電荷を読み出してから、その次に垂直CC
D202に読み出すまでの間において、途中で蓄積電荷
を捨てることにより行なわれる。
【0020】次に、撮像素子103から撮像信号を得る
までの手順をもう少し詳しく説明する。図3および図4
は、本実施例における撮像装置の撮像素子103の駆動
パルスを図示したものである。図3は、垂直帰線期間の
ホトダイオード201から垂直CCD202へ電荷を転
送する時期付近の垂直転送パルスを示した図であり、ま
た、図4は、定常状態の水平帰線期間の撮像素子駆動パ
ルスの様子を示した図である。
【0021】図3において、V1〜V4は、垂直CCD
202上の電荷を水平CCD203に向けて転送してゆ
く垂直転送パルスである。また、V1のSG1とV3の
SG2は、ホトダイオード201から垂直CCD202
へ蓄積電荷を転送するパルスである。また、図4におい
て、H1,H2は、水平CCD203上の電荷を出力部
204に向けて転送してゆく水平転送パルスである。ホ
トダイオード201に蓄積された電荷は以下の手順で読
み出される。
【0022】ホトダイオード201に蓄積された電荷
は、まず、V1,V3のSG1,SG2の部分により、
ホトダイオード201から垂直CCD202に転送され
る。ここで、SG1,SG2を出力するタイミングは
(どの水平走査期間で出力するかは)、図3に示した垂
直カウンタの値により支配される。そして、垂直CCD
202に読み出された電荷は、その後すぐにV1〜V4
によって画素混合される。ここで、V1〜V4の各垂直
転送パルスの立上り/立ち下がりのタイミングは、図4
に示した水平カウンタの値により支配される。
【0023】図3に示したようなタイミングの垂直転送
パルスを、撮像素子103に供給したときの画素混合の
組合せは、図2を例にして説明すると以下のとおりであ
る。いま、図2における撮像素子103のホトダイオー
ド201の横並びを、上から順番に第1ライン,第2ラ
イン,第3ライン,第4ライン,第5ラインとしたとき
に、奇数(odd)フィールドでは、第1ラインの画素
と第2ラインの画素、第3ラインの画素と第4ラインの
画素、偶数(even)フィールドでは、第2ラインの
画素と第3ラインの画素、第4ラインの画素と第5ライ
ンの画素というように、画素混合される。
【0024】そして、画素混合された垂直CCD202
上の2画素分の電荷は、図4に示す垂直転送パルスV1
〜V4によって、水平帰線期間毎に垂直CCD202上
をシフトして、水平CCD203に到達する。水平CC
D203に転送された各々の2画素分の電荷は、水平転
送パルスH1,H2によって各々が混ぜ合わされること
無しに、水平CCD203上を順次転送されて、出力部
204に送られる。そして、撮像素子103の出力部2
04が、電荷の量を電圧値として出力することで、撮像
素子103から撮像信号が得られる。
【0025】本発明の特徴は、特にこの撮像素子103
の駆動条件の設定を、状況に応じて変更することで、所
望の信号フォーマットの映像信号を出力するようにした
ものである。
【0026】図5は、撮像素子駆動回路109の1例を
示すブロック図である。同図において、501は発振
器、502は分周器、503は水平カウンタ、504は
垂直カウンタ、505,506は比較器、507はデー
タレジスタ、508はシリアル−パラレルデータ変換レ
ジスタ、509はパルス発生回路である。本実施例にお
ける撮像素子駆動回路109の動作原理は、以下のとお
りである。
【0027】発振器501により生成される発振出力は
分周器502に供給される。分周器502は、1/2分
周器と、1/3分周器と、それらの出力の何れかを選択
して出力するスイッチ手段とから構成されている。これ
により、分周器502は、発振器501の発振出力の2
分周クロックと3分周クロックを生成して、いずれか一
方を、スイッチ手段により選択して出力することができ
る。そして、分周器502の出力は、パルス発生回路5
09と水平カウンタ503とに供給される。
【0028】水平カウンタ503は、分周器502から
出力される分周クロックによりカウントアップされる。
水平カウンタ503が示す値は、比較器505によっ
て、データレジスタ507に登録されている水平カウン
タリセット値:m0 と比較される。比較の結果、水平カ
ウンタ503の値が水平カウンタリセット値と等しけれ
ば、比較器505からリセットパルスが出力されて、水
平カウンタ503はリセットされる。
【0029】また、比較器505の水平カウンタ503
へのリセットパルスは、垂直カウンタ504にも供給さ
れ、垂直カウンタ504はそれをカウントする。垂直カ
ウンタ504が示す値は、比較器506によって、デー
タレジスタ507に登録された垂直カウンタリセット
値:n0 と比較される。比較の結果、垂直カウンタ50
4の値が垂直カウンタリセット値と等しければ、比較器
506からリセットパルスが出力されて、垂直カウンタ
504はリセットされる。
【0030】なお、本実施例においては、これら2つの
カウンタ503,504に、同期カウンタを用いている
ものとする。
【0031】一方、パルス発生回路509は、分周器5
02の出力である分周クロックをもとにして、水平転送
パルスH1,H2やリセットゲートパルスなどの高速パ
ルスの生成を行なう。加えて、パルス発生回路509
は、データレジスタ507に登録された各種パラメータ
と、水平カウンタ503及び垂直カウンタ504の値と
を比較して、垂直転送パルスV1,V2,V3,V4の
生成、および、ホトダイオード201から垂直CCD2
02に電荷を読み出すパルスSG1,SG2の生成と、
各種高速パルスのマスキング処理を行う。更に加えて、
パルス発生回路509は、撮像素子103のホトダイオ
ード201に蓄積された電荷を外部に排出するパルス
(電荷排出パルス)の生成を行う。この電荷排出パルス
は、1水平走査期間に一度出力できるようになってい
て、ホトダイオード201から垂直CCD202に電荷
を読み出した後(SG1,SG2出力後)にいくつの水
平期間にわたってパルスを出力するかによって、電荷蓄
積時間を制御するものであり、電荷排出パルスを出力す
る回数は、データレジスタ507に登録された電子シャ
ッタ制御パラメータ値によって決定される。
【0032】また、データレジスタ507は、個々に別
々のアドレスを持ついくつかのレジスタから構成されて
いる。各々のレジスタにセットされるパラメータは、カ
メラ制御回路107から送られて来るシリアルデータ
を、シリアル−パラレルデータ変換レジスタ508によ
りパラレルデータに変換したもので、このパラレルデー
タの一部が指し示すアドレスを割り当てられたレジスタ
に、パラレルデータに示された設定パラメータの値を書
き込むことによって行われる。
【0033】いま、本実施例における撮像装置が、普及
型のPAL用撮像素子を用いたPALフォーマットの映
像信号を生成する撮像装置であるとする。発振器501
における振動子として28.5MHzの水晶振動子を用
いるとき、水平カウンタ503,垂直カウンタ504の
リセット値は、次のように決められる。公知のように、
PALフォーマットにおいては、映像信号のフレーム周
波数は25.00Hz、走査線数は625本/フレーム
である。また、1フレームは2フィールド(2枚の画
面)で構成されている。このとき、垂直期間:Tv0
20msec、1水平期間:Th0 は64μsecとな
る。
【0034】そこでいま、撮像素子駆動回路109を3
分周のモードで動作させるとすると、撮像素子103の
駆動周波数は9.5MHzとなる。ここで、1水平期間
の長さを64μsecとする水平カウンタ503のカウ
ント数:Mは、 M(水平カウント数)=(水平走査期間)÷(分周クロック周期) =(水平走査期間)×(分周クロック周波数) =64.00[μsec]×9.5[MHz] =608 ……式 上記式によって定められる。
【0035】また、垂直カウンタ504のカウント数:
Nは、PALフォーマットの映像信号の走査線数と等し
くすれば良いので、垂直カウンタのカウント数:Nは6
25となる。
【0036】以上のことから、垂直カウンタ504のリ
セット値:n0 は、 n0 = 625−1= 624 となり、水平カウンタ503のリセット値:m0 は、 m0 = 608−1= 607 となる。これら2つの値をデータレジスタ507に登録
することによって、PALフォーマットの映像信号(走
査線数625[本/フレーム],フレーム周波数25
[Hz])を出力することができる。
【0037】そこでいま、上記の撮像装置のディジタル
信号出力を、直接CIF規格の画像送信装置に接続する
場合について説明する。CIF規格ではその信号フォー
マットについて、 フレーム周波数 =29.97Hz(NTSCフレーム
周波数) ライン数 =288 ライン/フレーム(輝度信号,色
差信号は半分) 水平画素数 =360 画素/ライン(輝度信号,色差
信号は半分) ノンインタレーススキャン 上記のように定めている。
【0038】一般に画像を圧縮して送信する画像送信装
置には、画像を圧縮する前に一時的に画像を記憶するメ
モリが備えられている。そこで、本実施例における撮像
装置のフレーム周波数をCIF規格のそれに合わせて、
ディジタル画像信号を出力して、上記のメモリにディジ
タル画像信号を直接書き込むことによって、従来必要と
されていた画像送信装置側のA/D変換装置や周波数変
換装置を排除することができる。つまり、本実施例にお
けるPALフォーマットの撮像装置のフレーム周波数
を、25.00Hzから29.97Hz(625ライン
/フレーム)に切り換えて映像信号を出力すれば、周波
数変換装置を必要としなくなる。そして、図6に示すよ
うに、本撮像装置における撮像素子103の有効画素数
を水平500×垂直582とし、オプティカルブラック
画素数を水平27×垂直13とするとき、1フィールド
当りの垂直方向の有効画素数は291画素となるので、
撮像装置の1フィールド分の画像をCIFの1フレーム
に見立てて、ディジタル信号のまま直接画像メモリに書
き込むことにより、A/D変換装置を必要としなくな
る。
【0039】フレーム周波数の切り換えは、先ず1ライ
ン当りの走査時間を求め、撮像装置の水平期間がそれと
一致するように、水平カウンタ503のカウント数を設
定することにより行う。フレーム周波数29.97H
z,走査線数625本の映像信号の1ライン当りの走査
時間:Thは、 Th= 1÷(フレーム周波数×走査線数) = 53.38[μsec] ……式 上記式で求められる。
【0040】このとき、水平カウンタ503のカウンタ
サイクル(カウント数):Mは、前記式で求められ、
M=507となり、このときの水平カウンタ503のリ
セット値:m0 は、506ということになる。
【0041】しかしながら、水平カウンタ503のリセ
ット値としては、次に示す条件を満たさなければならな
いという制約がある。撮像素子103にCCD撮像素子
を用いる場合には、水平転送パルスの数を、(水平有効
画素数)+(オプティカルブラック画素数)を足し合わ
せた数値よりも大きくしなければならない。更に、水平
カウント数は、水平転送時間に垂直転送のための時間を
足し合わせた時間以上の時間が必要である。本実施例に
おけるPALフォーマットの撮像装置で必要な水平転送
パルスの数は、(500+27)で必要条件を満たして
いない。
【0042】そこでまず、本発明の特徴となっている撮
像素子駆動回路109内に具備された分周器502にお
ける分周数を2分周に切り換えることにする。このと
き、新たに水平カウンタ503のカウンタサイクル(カ
ウント数):Mを計算し直すと、M=760となり、水
平カウンタ503のリセット値:m0 を759に設定す
れば良いことになる。このとき、水平期間の長さは5
3.33[μsec]、フレーム周波数は30.00
[Hz]となり、CIF規格のフレーム周波数との誤差
は0.1%となる。
【0043】以上のように、撮像素子駆動回路109の
水平カウンタ503のカウント数:Mと、撮像素子10
3の駆動周波数とを切り換えられるようにして、適当な
値を設定することにより、フレーム周波数の変換を行う
ことができる。これにより、PALフォーマットの撮像
装置における出力信号のフレーム周波数を、NTSCフ
ォーマットのテレビジョン信号のフレーム周波数に本実
施例の撮像装置単体で変換することが可能になり、次に
示すように、直接、CIF規格の画像送信装置に接続す
ることが容易に実現する。
【0044】図7は、本実施例の撮像装置をCIF規格
の画像送信装置に接続したときの様子をブロック図にし
たものである。同図において、701は撮像装置、70
2は画像メモリ、703は画像圧縮エンコーダ、704
は画像送信装置、705は回線端末、706は通信回線
を示している。以下、各ブロックの動作について説明す
る。
【0045】撮像装置701は前記で説明したPALセ
ンサ(PAL用CCD撮像素子)を用いた撮像装置であ
る。いま、この撮像装置701は、前記で説明した手順
によって、水平カウンタサイクルと撮像素子駆動パルス
の周波数を切り換えて、通常動作時(25[Hz])よ
りも高速のフレーム周波数(30[Hz])で信号を出
力するように設定してある。また、撮像装置701から
出力される信号は、飛び越し走査法により312.5本
の走査線から作られる1フィールドの画面を示す信号で
あり、1フレームの画面(625本)は2フィールド分
の映像信号で構成される。このとき得られる1フィール
ドの有効画素の数は、水平500×垂直291画素であ
る。
【0046】一方、CIF規格ではフレーム周波数は2
9.97[Hz]であるので、画像送信装置704を3
0[Hz]で動作させるために、撮像装置701から同
期をとるためのパルス(同期パルス)を受け取り、画像
送信装置704の内部クロックをこの同期パルスに同期
させる。そして、1フレームを形成する2つのフィール
ドのうちのどちらか一方のフィールドにだけに着目し、
500×291画素の画像から360×288画素の領
域を切り出して、ディジタル信号のまま直接画像メモリ
702に書き込む。撮像装置701は30Hzフレーム
周波数で動作しているので、これを毎フィールド繰り返
せば、画像メモリ702の内容は1/30秒ごとに更新
される。
【0047】そして、画像メモリ702の画像情報は、
画像圧縮エンコーダ703によって圧縮され、圧縮され
た画像情報は、回線端末705から通信回線706を通
して、他のCIF規格の画像受信装置に送られる。
【0048】以上に示したように、撮像装置701に、
撮像素子103の駆動周波数と、撮像信号の水平走査の
期間(水平カウンタリセット値:m0 )および垂直走査
の期間(垂直カウンタリセット値:n0 )とを切り換え
る手段を設け、撮像素子103から全ての水平CCD2
03上の電荷を読み出せる最低条件を満たす範囲で、そ
れらを切り換える(m0 ,n0 の値を変更する)ことに
よって、撮像装置701から出力する信号のフレーム周
波数の変換等の信号フォーマットの変更が可能になる。
ここで、m0 ,n0 は下記に示す式で計算され、水平カ
ウンタ503のカウント数:Mおよび垂直カウンタ20
4のカウント数:Nが満たさなければならない最低条件
と、フォーマット変換後の水平期間:Thと、分周器5
02による分周クロック周波数:Fsと、フレーム周
期:Tvとを用いて、 m0 =Th×Fs−1(本実施例では759に設定) =M−1 n0 =Tv/Th−1(本実施例では624に設定) =N−1 M≧Mmin(608:水平画素数+垂直転送時間=527
+81) N≧Nmin(616:変換後走査線数と高速転送時間=(2
88+20)×2) 上記の様になる。
【0049】このように、撮像装置の駆動パターンを切
り換えて、信号フォーマットの変更を撮像装置単体で出
来るようにして、図7に示したように、撮像装置701
のディジタル信号出力をCIF規格の画像送信装置70
4の画像メモリ702に直接接続して、画像データを直
接的に画像メモリ702に書き込むことによって、CI
F規格の画像伝送装置704から、フレーム周波数変換
のための画像メモリとA/D変換器とを排除することが
できる。
【0050】〈第2実施例〉図8は、本発明の第2実施
例に係る撮像装置の構成を示すブロック図であり、同図
において先の実施例と均等なものには同一符号を付し、
その説明は重複を避けるため割愛する(これは、以下の
各実施例においても同様である)。図8において、80
1は信号補間手段である。また、本実施例の撮像装置
は、NTSC用の撮像素子103を用いたNTSCフォ
ーマットの撮像装置であるものとする。
【0051】被写体から到来する光は、撮像レンズ10
1により撮像素子103上に結像される。撮像素子10
3上に結像された光像は、撮像素子103により電気信
号に変換されて、前記第1実施例と同様の手順で、CD
S/AGC回路104,A/D変換器105を経て、デ
ィジタルの撮像信号にされる。ディジタルの撮像信号
は、映像信号処理回路106に供給されて、第1実施例
と同様に基本的な信号処理がなされて、ディジタルの輝
度信号Yと色差信号C−Yにされる。そして、この輝度
信号Yと色差信号C−Yは、一旦映像信号処理回路10
6の外部に出力されて信号補間手段801を通過した後
に、再び映像信号処理回路106に返されて、水平・垂
直同期信号の付加,バースト信号の付加等の処理が行わ
れて、NTSCの映像信号にエンコードされる。そし
て、映像信号はD/A変換され、アナログのY,C−Y
信号にされて、出力される。
【0052】上記信号補間手段801は、少なくとも撮
像素子2ライン分の画素の信号データを保持するメモリ
を具備しており、隣り合った上下2ライン分のデータを
このメモリに蓄えておき、それらのデータを用いて内挿
すべきデータを計算して、上下或いは左右の画素間の信
号の補間を行なう。信号を補間することによって、電気
的に撮像画面を拡大したり、撮像素子103の見掛け上
の画素数(映像信号の伝送レートから見た画素数)を増
やことができる。また、これら各ブロックの制御は、第
1実施例と同様に、すべてカメラ制御回路107によっ
て行なわれる。いま、撮像素子103の有効画素数を水
平510×垂直492画素とし、オプティカルブラック
水平27×垂直13画素とし、全画素数は水平537×
垂直505画素とする。
【0053】本実施例の撮像装置を用いて、第1実施例
と同様に、CIF規格の画像伝送装置に接続して、ディ
ジタル信号のまま画像伝送装置に付随の画像メモリに直
接画像データを取り込む場合について考える。撮像素子
駆動回路109の発振器501における振動子として
は、色副搬送波(3.579[MHz])の8倍の周波
数で振動する28.6363[MHz]の水晶振動子を
用いるとする。このとき、撮像素子駆動回路109の垂
直,水平のカウンタ503,504のリセット値は、次
のように決められる。
【0054】NTSCフォーマットにおいて、映像信号
のフレーム周波数は29.97[Hz]、走査線数は5
25[本/フレーム]である。また、1フレームは2フ
ィールド(2枚の画面)で構成されている。このとき、
1フィールドの垂直期間:Tv0 は16.68[mse
c]、1水平期間:Th0 は63.55[μsec]と
なる。そこでいま、撮像素子駆動回路109を通常動作
時の3分周のモードで動作させるとすると、撮像素子1
03の駆動周波数は9.54[MHz]となる。このと
き、1水平期間の長さを63.55[μsec]とする
水平カウンタ503のカウント数:Mは、前記式によ
って定められ、その値は、 (水平カウント数) =63.55[μsec]×9.54[MHz] =606.26 ≒606 上記に示すとおりである。
【0055】また、垂直カウンタ504のカウント数:
Nは、NTSC信号フォーマットの走査線数と等しくす
れば良いので、N=525とすればよい。
【0056】以上のことから、垂直カウンタ504のリ
セット値:n0 は、 n0 = 525−1= 524 となり、水平カウンタ503のリセット値:m0 は、 m0 = 606−1= 605 となる。
【0057】このとき、撮像装置はNTSCフォーマッ
トの映像信号を出力することができ、撮像装置のディジ
タル画像信号出力部から得られる信号フォーマットは、
図9のaの如きものとなる。図9のaは丁度テレビの画
面の2フィールドに相当し、その面積の大きさは丁度1
フレームの時間に見立てることが出来る。図9におい
て、斜線部は帰線期間、その他の部分は走査期間(撮像
信号が得られる範囲)を示している。またこのとき、撮
像装置のフレーム周波数を計算すると、 (フレーム周波数) =(撮像素子駆動周波数)÷(水平カウント数)÷525 =29.98[Hz] 上記のとおりになる。
【0058】これを、NTSC規格の29.97[H
z]と比較すると、その誤差は0.05%になる。この
撮像画像信号の1フィールドを、第1実施例と同様にC
IF規格1枚の画像に見立てると、その走査線数は26
2.5本/フィールド(うち有効画素分246本)とな
るので、CIF規格のそれの288本に満たない。そこ
で、CIF規格に対応させるためには、垂直カウンタ5
04のリセット値:n0の値を大きくして、走査線数を
増やさなければならない。n0 の値を変更するに際し
て、第1実施例と同様に、水平カウンタサイクル:Mと
垂直カウンタサイクル:Nとに、 M≧Mmin ( 606,偶数 ) N≧Nmin ( 616:(288+20)×2,奇数
) 上記の制限を設ける。
【0059】また、映像信号のフレーム周波数を、NT
SC規格のフレーム周波数のままに保つようにするに
は、 M×N=K:定数 =(発振器の周波数)÷(分周器の分周数)÷(フレーム周波数) =28.6363[MHz]÷3÷29.98[Hz] =318331 ≒318150 =606×525 上記の制限を満たさなければならない。
【0060】しかし、これを満たすようなMとNの組合
せは存在しない。そこで、第1実施例と同様に、分周器
502にの分周数を2分周にする。このとき、本実施例
の撮像装置がNTSCのフォーマット(525本,2
9.97[フレーム/秒])の信号を出力するような水
平カウンタのカウント数:Mは、 M=63.55[μsec]×14.318[MHz] =909.92 =910 上記の様になる。
【0061】このとき、撮像装置のディジタル画像信号
出力部から得られる信号フォーマットは、図9のbの如
きものとなる。またこのとき、M×N=477750と
なり、フレーム周波数は29.97Hzとなる。以上を
踏まえて、本実施例の撮像装置が出力する映像信号をC
IF規格に対応させるためのカメラの駆動条件を、 M≧606( 偶数 ) N≧616( 奇数 ) M×N=477750( 定数 ) 上記の様に決定する。
【0062】これらの条件をすべて満足するMとNの組
合せは、次の2通りになる。 (M,N)=(750,637),(650,735) これら2通りのうちの何れか一方の組合せを選び、水平
カウンタ503と垂直カウンタ504のカウント数とし
て設定し、第1実施例と同様に、撮像装置から出力され
る偶数または奇数の何れか一方のフィールドの信号だけ
を、CIF規格の画像信号1フレームに見立てることと
する。
【0063】一方、CIF規格では、信号フォーマット
についてノンインタレースと規定しているのに対して、
NTSC規格では、1フレームを2フィールドで構成す
るインタレーススキャンニング(飛び越し走査)によ
り、525ライン/フレームの画像を伝送する。このよ
うに、NTSCとCIFとでは、インタレースとノンイ
ンタレースという点で大きく異なっている。
【0064】いま、図10の1001における1から6
までの短冊を、撮像素子103の水平方向に並んだ画素
の1ラインとすると、NTSCでは奇数フィールドに、
図10の1001のライン1とライン2から図10の1
002の走査線(1・2)に、1001のライン3とラ
イン4から1002の走査線(3・4)に、1001の
ライン5とライン6から1002の走査線(5・6)に
それぞれ対応する信号を作り、他方、偶数フィールドで
は、1001のライン2とライン3から1002の走査
線(2・3)に、1001のライン4とライン5から1
002の走査線(4・5)にそれぞれ対応する信号を作
り出す。つまり、垂直の同期について無視し、NTSC
のインタレースの信号をノンインタレースの信号と見立
てると、奇数フィールドでは、図10の1002の走査
線(2・3)と(4・5)に当る部分の信号が欠落して
しまう。
【0065】つまり、撮像素子103をインタレースの
駆動をして得た1フィールドの信号を、フレームもしく
はフィールドメモリなどの何のメモリ手段も用いずに、
ノンインタレースの1フレームの信号に置き換えようと
した場合、図10の1003に示すように、画面サイズ
が縦方向に2分の1の長さになった画像が得られる。そ
こで、信号補間手段801により垂直方向に2倍に拡大
すると、垂直方向の見かけ上の有効な走査線数が2倍に
まで増やすことが出来る。このとき、飛び越し走査によ
り歯抜けになる走査線が補間されて、図10の1003
の画像は図101004に示すように、縦横比の正しい
画像になると共に、有効画素で水平510×垂直492
画素/フィールド相当の画像信号が得られる。
【0066】そこでいま、水平カウンタ503のカウン
ト数:Mを750、垂直カウンタ504のカウント数:
Nを637として、492ラインのうちの204ライン
の信号を高速転送により捨てるとき、図9のcの如きフ
ォーマットの画像信号が得られ、その画像の一部を切り
出すことにより、縦288ライン×横360画素の画像
が得られる。
【0067】〈第3実施例〉図11は、本発明の第3実
施例に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。本
実施例はマルチスキャンディスプレイ付き撮像装置への
適用例で、ディスプレイとして液晶ディスプレイ(LC
D)を用いており、図11における1101が、マルチ
スキャンLCDを示している。
【0068】いま、本実施例の撮像装置がPALフォー
マットの撮像装置であるとし、撮像装置の出力信号のフ
レーム周波数を、25[Hz]と30[Hz]の2通り
から選択できるものとする。走査線数625本,25フ
レーム/秒のPAL変調の撮像装置を、走査線数625
本,30フレーム/秒でPAL変調の撮像装置へと、フ
レームレートを変換する場合について考える。走査線数
をそのままで、1フレームの走査に要する時間を短くす
るには、水平期間の長さを短くしなければならない。い
ま、このPAL変調の撮像装置が、28.5[MHz]
の水晶振動子を発振させ、それを3分周した分周クロッ
クを基準に動作しているものとする。このとき、撮像素
子駆動回路109の水平カウンタ503のカウント数:
Mは、 M=(28.5÷3)[MHz]÷25[Hz]÷625 =608 上記のとおりである。
【0069】この本実施例の撮像装置において、第1実
施例と同様の手順を踏んで、出力信号のフレーム周波数
を25[Hz]から30[Hz]に、以下の手順で切り
換えることにする。まず、撮像素子駆動回路109にお
ける分周器502の出力モードを2分周にする。このと
き、走査線数625本/フレーム,30フレーム/秒で
撮像装置を動作させる水平カウンタのカウント数:M30
は、 M30=(28.5÷2)[MHz]÷30[Hz]÷625 =760 上記のとおりである。
【0070】一方、本実施例の撮像装置において、水平
カウンタ503のカウント数をM30にする水平カウンタ
503のリセット値:m0 の値は、 m0 =M30−1 =760−1 =759 上記のとおりである。
【0071】よって本実施例では、図5におけるデータ
レジスタ507に、水平カウンタリセット値:m0 とし
て“759”を登録をする。これにより、本実施例の撮
像装置は、走査線数625本/フレーム,30フレーム
/秒で動作する。しかしながら、この信号を縦横比3:
4のモニタに写し出して見た場合、水平方向に詰った縦
長の画像が写し出されてしまう。
【0072】そこで、信号補間手段801を用いて水平
方向にのみ電子的にズームアップを行い、縦横比を合わ
せることにする。図12は、水平同期パルスと出力画像
信号との関係を示したものである。同図に示された水平
同期パルスにおいて、“High”期間は走査期間を、
“Low”期間は帰線期間を、それぞれ示している。図
12のaは、通常動作時(625本/フレーム,25フ
レーム/秒で動作)の水平同期パルスと出力信号の位相
関係を示している。図12のaから判るように、画像信
号が出力される期間と水平の走査期間は一致している。
【0073】いま、この撮像装置の撮像素子103の駆
動周波数と、水平カウンタ503のリセット値とを、上
記の手順に従い、フレーム周波数:30[Hz]の設定
にすると、水平同期パルスと出力信号との関係は、図1
2のbに示した如き状況になる。すなわち、垂直の走査
の速さが(30/25)倍になることから、個々の水平
期間の長さは(5/6)倍に短縮される。更に、撮像素
子103の駆動速度を1.5倍にしているので、1ライ
ン分の画素の信号が読み出される速度も1.5倍にな
り、撮像信号が出力される期間は(2/3)倍に短縮さ
れる。
【0074】そのため、フレーム周波数:30[Hz]
のPAL変調の映像信号の画像が正しい縦横比でモニタ
に表示されるには、水平走査期間と水平帰線期間の比率
が「通常動作モード時(25フレーム/秒)」のそれと
同じになるように、水平同期パルス生成パラメータを定
め、図5のデータレジスタ507に登録すると共に、3
0[Hz]モード時の画像信号の出力期間が走査期間一
杯に広がるように、信号補間手段801で水平方向に引
き延ばせばよい。そのときの水平倍率は、例えば本実施
例では、水平走査期間の短縮に伴う補正倍率(5/6)
倍と、撮像素子103の信号読み出し速度の高速化に伴
う補正倍率(3/2)倍との積となり、総合で(5/
4)倍、すなわち1.25倍に設定すれば良いことにな
る。
【0075】以上に示したように、変則のフレーム周波
数で撮像装置103を駆動させる場合において、撮像素
子103の駆動周波数を変更したとき得られるアナログ
の映像信号中の被写体は、その縦横比が合わないことが
あり、映像信号処理回路106にて生成されたディジタ
ル画像信号は、信号補間手段801を通して補正をかけ
た後に、バースト付加や色変調などのエンコード処理を
行う必要が生じることがある。
【0076】以上のようにして作られる映像信号は、D
/A変換をした後に、輝度信号と色差信号とをミックス
してアナログ映像信号として出力される。該アナログ映
像信号は、映像信号として外部に出力されるほかに、撮
像装置に付属のマルチスキャンLCD1101にも供給
される。次に、このマルチスキャンLCDについて説明
する。
【0077】図13は、マルチスキャンLCD1101
の1例を示すブロック図である。同図において、130
1はRLC発振器、1302はLCDドライバ、130
3はLCD(液晶ディスプレイ)、1304は信号処理
回路を示している。
【0078】前記映像信号処理回路106から信号処理
回路1304に供給される信号は、輝度信号に色差信号
を載せたアナログコンポジット信号である。信号処理回
路1304では、まず、このアナログコンポジット信号
を輝度信号と色差信号に分離することを行う。そしてさ
らに、信号処理回路1304は、輝度信号と色差信号を
R,G,Bの映像信号に分離する。同時に、信号処理回
路1304は、輝度信号から同期パルスの分離をも行な
う。そして、R,G,Bの3つの信号はLCD1303
に供給され、同期パルスはLCDドライバ1302に供
給される。
【0079】一方、LCDドライバ1302は、RLC
発振器1301より供給されるLCDドライバクロック
により駆動されていて、信号処理回路1304から受け
取る同期パルスと同期を取りながら動作している。そし
て、信号処理回路1304から出力されるR,G,Bの
信号にあわせて、LCD1303上のピクセルをアクテ
ィブにするLCD駆動パルスを発生させる。同時に、L
CDドライバ1302は、RLC発振器1301のLC
Dドライバクロックをカウントして、該LCDドライバ
クロックのカウント数により決まる水平周期と、撮像装
置が生成するアナログ映像信号の水平同期パルスの周期
との比較を行う。そして、双方の周期が一致するよう
に、LCDドライバ1302のクロック周波数を調整す
るための調整電圧Vadj を発生させる。これにより、L
CDドライバクロックの周波数の微調整を行い、マルチ
スキャンLCD1101を撮像素子103が生成する映
像信号に同期させる。
【0080】また、RLC発振器1301は、発振器の
回路に与えられるバイアス電圧Voを変化させることに
より、発振周波数を調整することが可能となっていて、
バイアス電圧Vo と上記の調整電圧Vadj とにより、そ
の発振周波数が決まる。この性質を利用して、フレーム
周波数を通常動作時の25[Hz]から30[Hz]に
切り換えた時に、バイアス電圧Vo を周波数切り換えコ
ントロールスイッチにより切り換えて、LCDドライバ
クロックの発振周波数を(6/5)倍の速さにする。こ
れにより、撮像装置から得られる撮像信号のフレーム周
波数が変更されても、単一の液晶ディスプレイでその映
像を表示して見ることができる。
【0081】また、マルチスキャンLCD1101は、
図14に示すような構成にしてもよい。図14は、マル
チスキャンLCD1101の他の1例を示すブロック図
である。同図において、1401はD/A変換器、14
02はデータレジスタを示している。
【0082】図14のマルチスキャンLCDと図13の
マルチスキャンLCDの相違点は、以下のとおりであ
る。図14のマルチスキャンLCDを用いる本第3実施
例の撮像装置において、出力される映像信号のフレーム
周波数を変更するとき、図11のカメラ制御回路107
から撮像装置駆動回路109にパラメータを送ると同時
に、図14のデータレジスタ1402にバイアス電圧に
関するデータを転送する。そして、D/A変換器140
1により、データレジスタの値をアナログの電圧値に変
換する。そして、この電圧を前記のバイアス電圧Vo と
してRLC発振器1301に印加することによって、L
CDドライバクロックの周波数を変化させることによ
り、RLC発振器1301の発振周波数変更の自由度を
増すことができる。
【0083】以上のようにして、撮像画像のフレーム周
波数変換時に対応した画像表示手段を撮像装置に設ける
ことにより、撮影中の映像が如何様な状態にあるのかを
撮影者が確認することができる。
【0084】〈第4実施例〉図15は、本発明の第4実
施例に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。本
実施例は、ユーザが撮像装置の動作モードを切り換える
ための動作モード切り換え手段を設けた実施例である。
図15において、1501は撮像部で、前記撮像レンズ
101と前記アイリス102と前記撮像素子103とか
らなり、撮像信号を出力する。1502は信号処理部
で、前記CDS/AGC回路104と前記A/D変換機
105と前記映像信号処理回路106とからなり、撮像
信号から、ディジタルおよび/またはアナログの映像信
号を生成する。1503はスイッチ手段で、前記カメラ
制御回路107に接続されており、ユーザがこのスイッ
チ手段1503を操作することによりカメラ制御回路1
07に電気的に信号を送るようになっている。
【0085】いまここで、本実施例の撮像装置がPAL
の撮像装置で、通常モードで動作しているとして、この
状態から、撮像装置のフレーム周波数を25[Hz]か
ら30[Hz]に切り換える場合について説明する。フ
レーム周波数を切り換えるとき、例えば、まずユーザが
スイッチ手段1503を所望の動作をする状態を示す様
に設定する。そして、カメラ制御回路107の内部に置
かれたカメラ制御マイコンの入力ポートから、スイッチ
手段1503の状態を読み取って、カメラ制御マイコン
に付随のメモリ手段から、予め計算された30[Hz]
モード時の各回路における設定パラメータ(水平のカウ
ント数,垂直のカウント数,分周器の分周数など)を読
み出して、各々の回路にその値を転送する。これによ
り、撮像装置は30[Hz]のモードに切り換えられ
て、フレーム周波数30[Hz]の映像信号を出力す
る。
【0086】〈第5実施例〉図16は、本発明の第5実
施例に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。本
実施例も、ユーザが撮像装置の動作モードを切り換える
ための動作モード切り換え手段を設けた実施例である。
図16において、1601はインターフェース回路、1
602は通信手段を表している。本実施例の撮像装置に
おいて、カメラの動作モードを切り換える方法は、以下
の通りである。
【0087】通信手段1602は、入出力ポート付きの
計算手段で、例えばパーソナルコンピュータのようなも
のである。この通信手段1602は、インターフェース
回路1601を介して、カメラ制御回路107内に置か
れたカメラ制御マイコンに接続されている。一方、本発
明の撮像装置において、カメラ制御マイコンでは、撮像
素子駆動回路109,信号処理部1502等々の各回路
の機能ごとにアドレスを割り当てている。そして、各回
路に設定すべきデータとそのアドレスとを対で管理して
いる。そこで、本実施例では、図16に示したようにカ
メラ制御マイコンに通信手段1602を接続して、ユー
ザが通信手段1602を端末装置として用い、カメラ制
御マイコンと通信することにより、マイコンRAMのデ
ータを書き替えたり、あるいは、各回路のアドレスと設
定したいデータとをカメラ制御マイコンに送ることによ
って、各回路の設定を変更する。これにより、撮像装置
の動作モードを切り換えることができる。
【0088】以上、本発明を図示した各実施例によって
説明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲
で種々の変形が可能であることは言うまでもない。ま
た、前述した各実施例を適宜組み合わせて実施できるこ
とは当然である。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、例えば撮
像装置(ビデオカメラ)の撮像素子の駆動条件を切り換
えるだけで、走査線数の変換やフレーム周波数の変換装
置を用いずに、CIF規格のディジタル信号を生成する
ことが出来る。しかも、従来のカメラに対して、撮像素
子の駆動クロックの分周数を切り換えるスイッチを加え
るだけなので、コストの加算も少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る撮像装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明の実施例の撮像装置で用いられる色フィ
ルタ付きの撮像素子(CCDカラー撮像素子)の模式図
である。
【図3】本発明の実施例の撮像装置で用いられる、垂直
帰線期間付近の垂直CCD駆動パルスのタイミングチャ
ート図である。
【図4】本発明の実施例の撮像装置で用いられる、水平
CCD駆動パルスのタイミングチャート図である。
【図5】本発明の実施例の撮像装置で用いられる、撮像
素子駆動回路の1例を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施例の撮像装置で用いられる撮
像素子の画素数を示す説明図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る撮像装置をCIF規
格の画像送信装置に接続した状態を示すブロック図であ
る。
【図8】本発明の第2実施例に係る撮像装置の構成を示
すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施例の撮像装置による走査線数
変換のイメージを示す説明図である。
【図10】本発明の第2実施例の撮像装置における、信
号補間手段による信号補間のイメージの1例を示す説明
図である。
【図11】本発明の第3実施例に係る撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図12】本発明の第3実施例の撮像装置における、撮
像素子駆動周波数の高速化と出力画像の縦横比の補正手
順を示す説明図である。
【図13】本発明の第3実施例の撮像装置におけるマル
チスキャンLCDの1例を示すブロック図である。
【図14】本発明の第3実施例の撮像装置におけるマル
チスキャンLCDの他の1例を示すブロック図である。
【図15】本発明の第4実施例に係る撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【図16】本発明の第5実施例に係る撮像装置の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
101 撮像レンズ 102 アイリス 103 CCDカラー撮像素子(撮像素子) 104 CDS/AGC回路 105 A/D変換器 106 映像信号処理回路 107 カメラ制御回路 108 アイリス駆動回路 109 撮像素子駆動回路 201 ホトダイオード 202 垂直CCD 203 水平CCD 204 出力部 501 発振器 502 分周器 503 水平カウンタ 504 垂直カウンタ 505,506 比較器 507 データレジスタ 508 シリアル−パラレルデータ変換レジスタ 509 パルス発生回路 701 撮像装置 702 画像メモリ 703 画像圧縮エンコーダ 705 回線端末(回線入り口) 706 通信回線 801 信号補間手段 1101 マルチスキャンLCD 1301 RLC発振器 1302 LCDドライバ 1303 液晶ディスプレイ(LCD) 1304 信号処理回路 1401 D/A変換器 1402 データレジスタ 1501 撮像部 1502 信号処理部 1503 スイッチ手段 1601 カメラ制御回路用のインターフェース 1602 通信手段(パーソナルコンピュータ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を電気信号に変換して撮像信号を生成
    する撮像素子と、前記撮像信号から映像信号を生成する
    映像信号処理回路と、前記撮像素子の駆動パルスを生成
    する撮像素子駆動回路と、該撮像素子駆動回路および前
    記映像信号処理回路を制御するカメラ制御回路と、から
    なる撮像装置において、 前記撮像素子駆動回路内に、原クロックを分周して高速
    パルスを生成する分周器と、該分周器の出力もしくは原
    クロックをカウントして水平周期のパルスを生成する水
    平カウンタと、該水平カウンタの出力である水平周期の
    パルスをカウントして垂直周期のパルスを生成する垂直
    カウンタと、各カウンタのカウント数M(水平カウント
    数)とN(垂直カウント数)を切り換える手段と、前記
    分周器の分周数dを切り換える手段とを設け、 前記カメラ制御回路でこれら3つのパラメータM,N,
    dを変更することによって、前記撮像素子に供給する駆
    動パルスの数や水平周期、もしくは垂直周期、もしくは
    高速パルスの周波数を変えることを特徴とした撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記水平カウント数Mは、少なくとも前記撮像素子の1
    ライン分の撮像信号を全て読み出せるカウント数以上の
    値であるという条件のもとで、前記の分周器の分周数
    d,水平カウント数M,垂直カウント数Nのいずれか1
    つ、あるいは1つ以上のパラメータを変えることを特徴
    とした撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載において、 前記撮像素子はPAL用撮像素子であって、前記分周器
    の分周数dと前記水平カウント数Mとを切り換えること
    により、625ライン/フレーム,25フレーム/秒の
    映像信号と、625ライン/フレーム,30フレーム/
    秒の映像信号の何れか一方を選択して出力することが可
    能なことを特徴とした撮像装置。
  4. 【請求項4】 光を電気信号に変換して撮像信号を生成
    する撮像素子と、前記撮像信号から映像信号を生成する
    映像信号処理回路と、前記撮像素子の駆動パルスを生成
    する撮像素子駆動回路と、前記映像信号処理回路から供
    給される映像信号を補間する信号補間手段と、前記撮像
    素子駆動回路および前記映像信号処理回路および前記信
    号補間手段を制御するカメラ制御回路と、からなる撮像
    装置において、 前記撮像素子駆動回路内に、原クロックを分周して高速
    パルスを生成する分周器と、該分周器の出力もしくは原
    クロックをカウントして水平周期のパルスを生成する水
    平カウンタと、該水平カウンタの出力である水平周期の
    パルスをカウントして垂直周期のパルスを生成する垂直
    カウンタと、各カウンタのカウント数M(水平カウント
    数)とN(垂直カウント数)を切り換える手段と、前記
    分周器の分周数dを切り換える手段とを設け、 前記カメラ制御回路でこれら3つのパラメータM,N,
    dを変更すると共に、前記信号補間手段で垂直方向に信
    号補間を行なうように制御することにより、前記撮像信
    号のライン数よりも多いライン数の信号を出力すること
    を特徴とした撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、 前記撮像素子はNTSC用撮像素子であって、前記水平
    カウント数Mが少なくとも前記撮像素子1ライン分の撮
    像信号を全て読み出せるカウント数以上であり、かつ、
    前記垂直カウント数NがNTSCのライン数以上である
    という条件のもとに、前記水平カウント数M(偶数)
    と、前記垂直カウント数Nと、前記分周器の分周数dと
    を変更すると共に、前記信号補間手段を用いて走査線の
    補間を行なうことを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 光を電気信号に変換して撮像信号を生成
    する撮像素子と、前記撮像信号から映像信号を生成する
    映像信号処理回路と、前記撮像素子の駆動パルスを生成
    する撮像素子駆動回路と、前記映像信号処理回路から出
    力される映像信号を画面に表示するディスプレイと、該
    ディスプレイを駆動するための表示パルスを生成するデ
    ィスプレイ駆動回路と、前記撮像素子駆動回路および前
    記映像信号処理回路および前記ディスプレイ駆動回路を
    制御するカメラ制御回路と、からなる撮像装置におい
    て、 前記撮像素子駆動回路は、前記駆動パルスの水平周期の
    パルスを生成する水平カウンタと、該水平カウンタの出
    力である水平周期、もしくは垂直周期を切り換える手段
    とを具備し、前記ディスプレイ駆動回路は、前記表示パ
    ルスの水平周期、もしくは垂直周期を切り換える手段を
    具備し、前記カメラ制御回路により、前記駆動パルスの
    切り換えと同時に前記表示パルスの切り換えを行なうこ
    とを特徴とした撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載に
    おいて、 動作モードを切り換えるスイッチ手段を設け、該スイッ
    チ手段の出力を前記カメラ制御回路に供給することによ
    り、前記スイッチ手段で前記水平周期、もしくは前記垂
    直周期を切り換えることを特徴とした撮像装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載に
    おいて、 パーソナルコンピュータ等との通信が可能なインターフ
    ェース回路を設け、該インターフェース回路を通して、
    前記水平周期、もしくは前記垂直周期を切り換えること
    を特徴とした撮像装置。
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