JPH11220708A - テレビ会議システム - Google Patents

テレビ会議システム

Info

Publication number
JPH11220708A
JPH11220708A JP10018775A JP1877598A JPH11220708A JP H11220708 A JPH11220708 A JP H11220708A JP 10018775 A JP10018775 A JP 10018775A JP 1877598 A JP1877598 A JP 1877598A JP H11220708 A JPH11220708 A JP H11220708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
video
video signal
shutter speed
cif
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10018775A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Hayashi
義治 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP10018775A priority Critical patent/JPH11220708A/ja
Publication of JPH11220708A publication Critical patent/JPH11220708A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Circuits (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源周波数50Hzの地域において蛍光灯で
照明された環境下で、ビデオカメラの電子シャッター速
度を1/100秒に固定しなくても、フリツカ成分を完
全に除去できるテレビ会議システムを提供する。 【解決手段】 ビデオカメラ1からの信号を映像信号と
同期信号に分離する信号分離手段21と、映像信号をデ
ィジタル信号に変換するA/D変換手段22と、ディジ
タル化された映像信号を蓄積するフィールドメモリ23
と、NTSC方式からCIFに走査線数の変換を行う補
間演算手段24と、映像信号に同期した各種制御用クロ
ックを発生して上記CIF変換部を制御する制御手段2
5と、上記A/D変換手段22の出力の上記フィールド
メモリ23ヘの書込みを制御する書込み制御手段26と
を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラで撮
影された映像信号を通信手段を用いて遠隔地へ伝送する
テレビ会議システムに関し、特に、蛍光灯の照明で撮影
した場合に生じるフリツカを除去する機能を備えたテレ
ビ会議システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、離れた場所にいる人とコミュ
ニケーションを図る手段として、音声情報に加えて、映
像情報も同時に伝送するテレビ電話若しくはテレビ会議
システムがある。
【0003】このテレビ会議若しくは電話システムの映
像符号化方式の標準には、CClTT勧告H.261が
あり、図11に、一般的なテレビ会議システムの動画像
伝送部の構成例を示す。ここでは、ビデオカメラ1から
の映像信号を、テレビ方式(例えばNTSC方式やPA
L方式など)の違いを解消するために、共通の中間フォ
ーマット(Common lntermediate
Format:以下CIFと称す)に変換するCIF変
換部2を通した後、符号化器3で画像圧縮する。その
後、通信制御部4で音声信号や各種の制御データを多重
化して、通信回線にデータを送る。
【0004】また、相手側から受信した映像信号は、通
信制御部4で分離されて、復号化器5で画像伸長した
後、表示部6で適切なフォーマットに変換されてディス
プレイに表示される。
【0005】NTSC方式のビデオカメラ1からの映像
信号をCIFに変換する場合、通常60フィールド/秒
のNTSC信号を、1フィールド毎に間引いて、30フ
ィールド/秒に変換した後、垂直方向の走査線を補間す
る。これは、NTSC方式のビデオカメラの場合、1フ
ィールドの有効走査線数が240本程度であるのに対し
て、CIFでは垂直ライン数が288本必要となるため
で、垂直方向の走査線5本毎に1本、補問した走査線を
追加すればよい。CIFへの変換方法の1例として、例
えば、特開平6−189278号公報などに開示のもの
がある。
【0006】符号化器3と復号化器5はコーディックと
呼ばれ、テレビ会議システムの心臓部に当たる。
【0007】符号化器3では、1つのフレーム内だけで
画像圧縮をするフレーム内符号化と、複数のフレーム間
の差分から、動きベクトルを検出して画像圧縮をするフ
レーム間符号化を併用して、高能率の符号化を実現して
いる。
【0008】このため、符号化器3にはフレーム間の差
分を検出するために、フレームメモリが内蔵されてお
り、フレーム間の差分が少ないほど、すなわち、画像の
変化が少ないほど、圧縮されるデータ量を低減でき、高
画質の画像伝送が可能になる。
【0009】特に、近年のパソコンの高性能化やインタ
ーネットの普及によって、パソコンのCPUを使用して
ソフトウェアで画像の符号化・復号化を実現する、いわ
ゆる、ソフトウェア・コーディックを採用したテレビ会
議システムが登場してきた。この場合、画像処理をCP
Uでリアルタイム処理しなければならないため、扱うデ
ータ量はできるだけ少なくなることが望ましい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】通常、テレビ会議は蛍
光灯等で適切な照明がなされた室内で行われるが、電源
の周波数とビデオカメラのフィールド周波数の関係か
ら、蛍光灯照明下では、画像信号にフリッカが生じるこ
とがある。このフリッカは、上記画像信号のフレーム間
差分信号を増加をさせ、コーディックでの処理データ量
の増加を招いてしまう。
【0011】この蛍光灯によるフリッカをビデオカメラ
側で低減する方法については、例えば、特開平6−32
6933号公報に開示のものがある。しかし、電子シャ
ッター速度を可変制御するEE制御方式では、完全にフ
リツカをなくすことはできない。
【0012】このため、最近のテレビ会議システムで
は、電子シャッター速度を1/100秒に固定したビデ
オカメラを使用してフリツカを除去する方法が−般的に
なっている。
【0013】しかし、電子シャッター速度を1/100
秒に固定したビデオカメラを使用する場合、露出制御が
行われないので、窓際や照明の明るい場所では映像信号
が飽和して白つぶれが発生し、正しいレベルの映像信号
が得られなくなる。
【0014】これを補正するために、電子シャッター速
度を変えると、蛍光灯によるフリッカが発生してしま
う。
【0015】本発明は、このような点を鑑みてなされた
ものであって、電源周波数50Hzの地域において蛍光
灯で照明された環境下で、ビデオカメラの電子シャッタ
ー速度を1/100秒に固定しなくても、フリツカ成分
を完全に除去できるテレビ会議システムを提供すること
を目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、NTSC方式のビデオカメラからの映像信
号を共通中間フォーマットに変換するCIF変換部にお
いて、上記ビデオカメラからの信号を映像信号と同期信
号に分離する信号分離手段と、映像信号をディジタル信
号に変換するA/D変換手段と、ディジタル化された映
像信号を蓄積するフィールドメモリと、NTSC方式か
らCIFに走査線数の変換を行う補間演算手段と、映像
信号に同期した各種制御用クロックを発生して上記CI
F変換部を制御する制御手段と、上記A/D変換手段の
出力の上記フィールドメモリへの書込みを制御する書込
み制御手段とを備え、上記書込み制御手段で3フィール
ド毎に1フィールド分の映像信号を上記フィールドメモ
リに書き込むようにしたものである。
【0017】また、上記ビデオカメラに、被写体の明る
さに応じて電子シャッター速度を1/100秒固定と可
変状態に切り替えるカメラ制御手段と、電子シャッター
速度が1/100秒固定か可変状態かを判別するための
判別信号を生成する判別信号発生手段と、上記判別信号
を映像信号に重畳する混合手段とを備え、上記CIF変
換部の上記信号分離手段で上記判別信号を検出し、上記
書込み制御手段で電子シャッター速度が1/100秒の
場合は2フィールド毎に1回、電子シャッター速度が可
変状態の場合は3フィールド毎に1回、上記フィールド
メモリに画像データを書き込むようにしたものである。
【0018】さらに、上記ビデオカメラにノンインター
レース走査で駆動するためのパルスを発生するタイミン
グ・同期信号発生手段を備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のテレビ会議システ
ムの実施の形態を図1乃至図10とともに説明する。
【0020】図1は本発明のテレビ会議システムの第1
の実施の形態を示すCIF変換部2のブロック図であ
り、図1において、ビデオカメラ1からの複合映像信号
を輝度信号・色差信号(YUV信号)と同期信号に分離
する信号分離手段21と、映像信号をディジタル信号に
変換するA/D変換手段22と、ディジタル化された映
像信号を蓄積するフィールドメモリ23と、NTSC方
式からCIFに走査線数の変換を行う補間演算手段24
と、映像信号に同期した各種制御用クロックを発生して
CIF変換部2を制御する制御手段25と、A/D変換
手段22の出力をフィールドメモリ23に書き込むかど
うかを制御する書込み制御手段26とを備えている。
【0021】本発明に係る実施の形態のビデオカメラ1
はNTSC方式を採用しており、垂直走査周波数は60
Hzである。一方、撮影時に使用される光源が電源周波
数50Hzで発光する蛍光灯の場合、ビデオカメラ1の
走査周期(16.6mS)と蛍光灯の明るさの周期(1
0mS)の相違によって、フリッカが発生する。
【0022】図2は電源周波数50Hzで発光する蛍光
灯の明るさと、ビデオカメラ1のシャッター速度を1/
250秒にした時の1フィールド期間毎の映像信号レベ
ルの平均値との対応関係を示している。フリッカは、ビ
デオカメラ1の走査周期と蛍光灯の明るさの周期の最小
公倍数である50mS毎に繰り返されるため、同図に示
すように、3フィールド周期で映像信号レベルの平均値
が変化することになる。ここで、ビデオカメラ1から出
力される映像信号の連続する3つのフィールドからなる
繰り返し単位の内のそれぞれのフィールドをA、B、C
と呼ぶことにする。
【0023】上記本発明のCIF変換部2におけるフィ
ールドメモリの書込み/読み出しタイミングの理解を助
けるために、従来のCIF変換部におけるフィールドメ
モリの書込み/読み出しタイミングを図3とともに説明
する。
【0024】図3に示す従来のCIF変換部では、垂直
走査周波数60HzのNTSC方式の信号を、垂直走査
周波数30HzのCIF信号に変換する場合、2フィー
ルド毎に1フィールド分の映像信号を、例えば図3で
は、奇数フィールドの映像信号をフィールドメモリ23
に書き込んでいた。
【0025】しかし、この方式では、映像信号はA、
C、Bの順に繰り返されるため、ビデオカメラ1からの
映像信号に電源周波数に起因するフリッカが発生してい
る場合、CIF変換後もフリッカ成分を除去することは
できない。
【0026】これに対して、本発明の実施の形態では、
CIF変換部2の書込み制御手段26で、3フィールド
毎に1フィールド分の映像信号をフィールドメモリ23
に書き込むようにする。
【0027】図4は本発明のCIF変換部におけるフィ
ールドメモリの書込み/読み出しタイミングを説明する
ための図である。本発明の方式では、3フィールド毎に
1フィールド分の映像信号(図4では常にAのフィール
ドの映像信号)だけをフィールドメモリ23に書込み/
統み出しするため、ビデオカメラ1からの映像信号に電
源周波数に起因するフリッカが発生していても、CIF
変換後には、フリッカ成分を完全に除去することができ
る。このため、電子シャッター速度を1/100秒に固
定したビデオカメラでは映像信号が飴和して白つぶれが
発生するような明るい場所でも、電子シャッター速度を
可変にすることによって適切な映像信号が得られ、なお
かつ、フリッカを生じないテレビ会議システムを実現す
ることができる。
【0028】なお、A、B、Cの3つのフィールドの
内、映像信号レベルの平均値が最大およぴ最小のフィー
ルドでは露出制御が不適切な場合がある。そこで、例え
ば映像信号レベルの平均値が3つのフィールドの中で中
間のフィールドを判別して、書込み制御手段26でその
フィールドの映像データがフィールドメモリ23に書き
込まれるような機能を採用してもよい。
【0029】以上で述べた方式の場合、CIF変換後の
画面数が毎秒30枚から、毎秒20枚に減少する。しか
し、テレビ会議では、話者の顔のように、動きの少ない
被写体の映像を伝送することが大半であるため、問題は
ほとんどない。また、送信する画像信号のフレーム間差
分信号が減少するため、コーディックで扱うデータ量を
少なくできる。
【0030】次に、本発明のテレビ会議システムの第2
の実施の形態について説明する。
【0031】図5は本発明に係るビデオカメラ1の実施
の形態を示すブロック図である。
【0032】レンズ1で受光した光学像を撮像手段12
で電気信号に変換する。撮像手段12としては、CCD
やMOS等の固体撮像素子が通常使用される。信号処理
手段13では、撮像手段12で得られた映像信号に対し
て、ゲイン調整・ガンマ補正・ホワイトバランス等の処
理を行い、NTSC方式の輝度信号と色差信号に変換す
る。タイミング・同期信号発生手段14では、撮像手段
12を駆動するのに必要な各種タイミング信号と、ビデ
オカメラ1で必要な同期信号を発生する。
【0033】カメラ制御手段15では、ビデオカメラと
して必要なホワイトバランス、AGC(Automat
ic Gain Control)等の制御を行う。ま
た、通常の明るさでは電子シャッター速度を1/100
秒に固定して電源周波数に起因するフリツカを除去し、
映像信号が飽和して白つぶれが発生するような明るい照
明下では、電子シャッター速度が可変になるように、電
子シャッター速度の制御を行う。
【0034】混合手段16では、通常、信号処理手段1
3で作成した輝度信号と色差信号に、タイミング・同期
信号発生手段14で作成した複合同期信号を合成してN
TSC方式の映像信号を発生させるが、本発明ではさら
に、判別信号発生手段17で、電子シャッター速度が1
/100秒であるかどうかを判別するためのインデック
ス信号を生成し、それを混合手段16で映像信号に重畳
するようにしている。ここで、上記のインデックス信号
は、映像信号に影響を与えないように、例えば垂直帰線
期間に挿入するようにする。
【0035】一方、CIF変換部2では、信号分離手段
21でビデオカメラ1の出力である複合映像信号から上
記のインデックス信号を検出し、書込み制御手段26に
伝送する。書込み制御手段26ではインデックス信号の
状態から、現在の電子シャッター速度が1/100秒で
あるかどうかを判別し、1/100秒の場合は、図3に
示すように、2フィールド毎に1回、フィールドメモリ
23に画像データを書き込むように制御を行う。電子シ
ャッター速度が1/100秒の場合はフィールドA、
B、Cでの信号レベルが同じになるため、図3のメモリ
制御方式でも電源周波数に起因するフリツカは発生しな
い。
【0036】また、電子シャッター速度が1/100秒
でない場合は、図4に示すように、3フィールド毎に1
回、フィールドメモリ23に画像データを書き込むよう
に制御を行う。
【0037】この結果、ビデオカメラ1の電子シャッタ
ー速度に関係なく、電源周波数に起因するフリツカを消
去でき、なおかつ、通常は電子シャッター速度が1/1
00秒で動作しているので、CIF変換後の画面数を毎
秒30枚にすることが可能となり、滑らかな画面表示が
実現できる。
【0038】次に、本発明のテレビ会議システムの第3
の実施の形態について説明する。
【0039】図6はビデオカメラ1の撮像手段12に用
いられるCCD型固体撮像素子の構造を説明するための
一般的なブロック図である。
【0040】レンズ1で受光した光学像は図6のフォト
ダイオードで電気信号に変換されて、電荷として蓄積さ
れる。この電荷の蓄積時間は電子シャッター速度の逆数
であり、電子シャッター速度が速いほど、蓄積時間は短
くなる。フォトダイオードに蓄積された電荷は、NTS
C方式の場合、60Hzの周期で垂直CCDに読み出さ
れる。垂直CCDに読み出された電荷は順番に(図6で
は下方向に)転送され、水平CCDに伝送される。そし
て、次に水平CCDに読み出された電荷は順番に(図6
では左方向に)転送され、最後に出力回路から出力され
る。
【0041】このCCD型固体撮像素子をNTSC方式
で使用する場合、フォトダイオードからの電荷の読み出
しはフィールド蓄積方式が−般的に使用されている。
【0042】フィールド蓄積方式において、図7は奇数
フィールドでフォトダイオードから電荷を読み出す場合
の垂直CCDを駆動するパルスの一例を示すための図、
図8は偶数フィールドでフォトダイオードから電荷を競
み出す場合の垂直CCDを駆動するパルスの一例を示す
ための図、図9は奇数フィールドでの電荷読み出し動作
を説明するための図、図10は偶数フィールドでの電荷
読み出し動作を説明するための図である。
【0043】垂直CCDは4相の駆動パルス(φVl、
φV2、φV3、φV4)で動作する。まず、図7およ
び図8のt2〜t3でフォトダイオードから電荷を読み
出せる状態にし、t4でφV1に読み出し電圧を加え
て、フォトダイオード2、4、6、・・・・の電荷が垂
直CCDに読み出される。次に、t6でφV3に読み出
し電圧を加えて、フォトダイオード1、3、5、・・・
・の電荷が垂直CCDに読み出される。図9およぴ図1
0は垂直CCDのポテンシャル井戸に蓄積された電荷の
状態を示しており、フォトダイオードから読み出された
電荷がt8で加算され、奇数フィールド(図9)のライ
ンペアは1+2、3+4、5+6、・・・・に、また、
偶数フィールド(図10)のラインペアは1、2+3、
4+5、・・・・となる。その後、奇数フィールドでは
t9〜t15で、また、偶数フィールドではt9〜tl
lで1ラインペア分電荷が転送される。
【0044】以上で説明したように、通常のフィールド
蓄積方式の電荷読み出し動作では、インターレース走査
を実現するために、奇数フィールドと偶数フィールドで
読み出すフォトダイオードの組み合わせを変更してい
る。
【0045】しかし、本発明のテレビ会議システムの場
合、CIF変換部で奇数フィールドと偶数フィールドの
両方の映像信号を使用する。このため、上記のインター
レース走査に起因する垂直方向の読み出しラインペアの
違いによる微少な位置ずれはフレーム間差分信号を増加
をさせ、送信すべきデータ量が多くなるため、望ましく
ない。
【0046】そこで、本発明では、図5に示すビデオカ
メラ1において、撮像手段12をノンインターレース走
査で駆動するためのパルスを発生するタイミング・同期
信号発生手段14を備え、つまり具体的には、フォトダ
イオードから垂直CCDへの電荷の読み出しを常に奇数
フィールド(または偶数フィールド)と同じ駆動パルス
で行うことによって、フィールド毎の読み出しラインペ
アの組み合わせが変わらないようにして、奇数フィール
ドと偶数フィールドにおけるラインペアの違いに起因す
る垂直方向の位置ずれを完全になくすようにする。
【0047】その結果、CIF変換後はフリツカ成分が
除去されるだけでなく、撮像手段12からの出力される
映像信号に(奇数・偶数)フィールドに起因する垂直方
向の位置ずれがないため、フレーム間差分信号を増加さ
せる余分な成分が発生せず、効率的な画像伝送が可能に
なる。
【0048】
【発明の効果】本発明のテレビ会議システムは上記のよ
うな構成であるから、請求項1記載の発明は、3フィー
ルド毎に1フィールド分の映像信号だけを使用してCI
F変換を行うようにしているので、電子シャッター速度
を1/100秒に固定したビデオカメラでは映像信号が
飽和して白つぶれが発生するような明るい場所でも、電
子シャッター速度を可変にすることによって適切な映像
信号レベルが得られ、なおかつ、電源周波数に起因する
フリツカ成分を完全に除去できるテレビ会議システムを
実現することができる。
【0049】また、請求項2記載の発明は、ビデオカメ
ラの電子シャッター速度を判別し、電子シャッター速度
が1/100秒の場合は、2フィールド毎に1フィール
ド分の映像信号を使用し、電子シャツター速度が1/1
00秒以外では3フィールド毎に1フィールド分の映像
信号を使用してCIF変換を行うようにしているので、
通常の明るさでは電子シャツター速度を1/100秒に
固定してCIF変換後の画面数を毎秒30枚にすること
ができ、さらに照明が明るくなった場合には、電子シャ
ッター速度を可変にして請求項1記載の発明で説明した
フリッカのない画像を送信できるテレビ会議システムを
実現することができる。
【0050】さらに、請求項3記載の発明は、ビデオカ
メラで各フィールド毎に読み出すフォトダイオードの組
み合わせが変わらないようにしているので、CIF変換
後の画像において、奇数フィールドと偶数フィールドに
起因する垂直方向の位置ずれによる送信データ量の増加
を完全になくすことができ、効率的な画像伝送が可能な
テレビ会議システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビ会議システムの実施の形態を示
すCIF変換部のブロック図である。
【図2】50Hz電源による蛍光灯の明るさと、シャッ
ター速度を1/250秒にした時の「フィールド期間毎
の映像信号レベルの平均値との対応関係を示す説明図で
ある。
【図3】従来のCIF変換部におけるフィールドメモリ
の書込み/読み出しタイミングの説明図である。
【図4】本発明のCIF変換部におけるフィールドメモ
リの書込み/読み出しタイミングの説明図である。
【図5】本発明のビデオカメラの実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図6】ビデオカメラの撮像手段に用いられるCCD型
固体撮像素子の構造を説明する一般的なブロック図であ
る。
【図7】フィールド蓄積方式において奇数フィールドで
フォトダイオードから電荷を読み出す場合の垂直CCD
を駆動するパルスの一例の説明図である。
【図8】フィールド蓄積方式において偶数フィールドで
フォトダイオードから電荷を読み出す場合の垂直CCD
を駆動するパルスの一例の説明図である。
【図9】フィールド蓄積方式において奇数フィールドで
の電荷読み出し動作を説明する説明図である。
【図10】フィールド蓄積方式において偶数フィールド
での電荷玩み出し動作を説明する説明図である。
【図11】一般的なテレビ会議システムの動画像伝送部
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ビデオカメラ 2 CIF変換部 3 符号化器 4 通信制御部 5 復号化器 6 表示部 11 レンズ 12 撮像手段 13 信号処理手段 14 タイミング・同期信号発生手段 15 カメラ制御手段 16 混合手段 17 判別信号発生手段 21 信号分離手段 22 A/D変換手段 23 フィールドメモリ 24 補間演算手段 25 制御手段 26 書込み制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NTSC方式のビデオカメラからの映像
    信号を共通中間フォーマットに変換するCIF変換部に
    おいて、上記ビデオカメラからの信号を映像信号と同期
    信号に分離する信号分離手段と、映像信号をディジタル
    信号に変換するA/D変換手段と、ディジタル化された
    映像信号を蓄積するフィールドメモリと、NTSC方式
    からCIFに走査線数の変換を行う補間演算手段と、映
    像信号に同期した各種制御用クロックを発生して上記C
    IF変換部を制御する制御手段と、上記A/D変換手段
    の出力の上記フィールドメモリヘの書込みを制御する書
    込み制御手段とを備え、上記書込み制御手段で3フィー
    ルド毎に1フィールド分の映像信号を上記フィールドメ
    モリに書き込むことを特徴とするテレビ会議システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテレビ会議システムにお
    いて、上記ビデオカメラに、被写体の明るさに応じて電
    子シャッター速度を1/100秒固定と可変状態に切り
    替えるカメラ制御手段と、電子シャッター速度が1/1
    00秒固定か可変状態かを判別するための判別信号を生
    成する判別信号発生手段と、上記判別信号を映像信号に
    重畳する混合手段とを備え、上記CIF変換部の上記信
    号分離手段で上記判別信号を検出し、上記書込み制御手
    段で電子シャッター速度が1/100秒の場合は2フィ
    ールド毎に1回、電子シャッター速度が可変状態の場合
    は3フィールド毎に1回、上記フィールドメモリに画像
    データを書き込むことを特徴とするテレビ会議システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のテレビ会議システムにお
    いて、上記ビデオカメラにノンインターレース走査で駆
    動するためのパルスを発生するタイミング・同期信号発
    生手段を備えたことを特徴とするテレビ会議システム。
JP10018775A 1998-01-30 1998-01-30 テレビ会議システム Pending JPH11220708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10018775A JPH11220708A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 テレビ会議システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10018775A JPH11220708A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 テレビ会議システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11220708A true JPH11220708A (ja) 1999-08-10

Family

ID=11981018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10018775A Pending JPH11220708A (ja) 1998-01-30 1998-01-30 テレビ会議システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11220708A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100366073C (zh) * 2004-04-06 2008-01-30 C&S技术有限公司 将cif图像转换为ntsc图像的等间隔垂直图像转换方法和设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100366073C (zh) * 2004-04-06 2008-01-30 C&S技术有限公司 将cif图像转换为ntsc图像的等间隔垂直图像转换方法和设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6819359B1 (en) Method and apparatus for controlling the processing of signals containing defective pixels in accordance with imaging operation mode
US5978023A (en) Color video camera system and method for generating color video signals at increased line and/or frame rates
JP4424088B2 (ja) 撮像装置
WO2010044227A1 (ja) 撮像装置
US4733299A (en) Method and apparatus for generating progressively scanned television information
US20120133792A1 (en) Video signal capturing apparatus, signal processing and control apparatus, and video signal capturing, video signal processing, and transferring system and method
US6867805B2 (en) Image pickup device and video signal processing method
KR101241379B1 (ko) 촬상장치
KR100943932B1 (ko) 촬상장치
JPH11220708A (ja) テレビ会議システム
JP4199381B2 (ja) 固体撮像装置および固体撮像素子駆動方法
JPH1079881A (ja) 撮像装置
JPH0795481A (ja) 撮像装置
JP2970092B2 (ja) ビデオカメラ
JP2000299810A (ja) 撮像装置
JPH09163210A (ja) 撮像システム
JP2000032352A (ja) ビデオカメラ装置
JP2006101227A (ja) 撮像装置および撮像システム
JP4292963B2 (ja) 撮像装置
JPH0846871A (ja) 撮像装置
JPH11239297A (ja) 画像入力装置
JPH0591395A (ja) 映像信号処理装置
JP3852821B2 (ja) 固体撮像装置
JPH0583730A (ja) カラービデオカメラ
JP2005150898A (ja) 撮像装置