JP3180624B2 - テレビジョンカメラ装置 - Google Patents

テレビジョンカメラ装置

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JP3180624B2
JP3180624B2 JP15521495A JP15521495A JP3180624B2 JP 3180624 B2 JP3180624 B2 JP 3180624B2 JP 15521495 A JP15521495 A JP 15521495A JP 15521495 A JP15521495 A JP 15521495A JP 3180624 B2 JP3180624 B2 JP 3180624B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョンカメラ装置
に係り、特に被写体を撮像して標準方式映像信号よりも
高精細度のハイビジョン方式の映像信号を生成出力する
テレビジョンカメラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアなる発想からテレ
ビジョンとコンピュータの融合、テレビジョンのワイド
化やコンピュータディスプレイの高画質化などにより映
像信号の走査線数やモニタ装置の画面の縦横比の種類が
非常に多くなってきた。
【0003】そこで、従来より内部に方式変換装置(ス
キャンコンバータ)を用いて縦横比変換などの方式変換
して所望の方式の映像信号を生成出力するテレビジョン
カメラ装置が知られている。この方式変換装置として
は、例えば各種のコンピュータで製作されたコンピュー
タグラフィックス画像やCAD画像を縦横比が例えば
4:3に調整して、NTSC方式あるいはPAL方式の
標準方式映像信号に変換したり、HDTV(ハイビジョ
ン)画像を上記の標準方式映像信号に変換したり、ま
た、走査方式がインターレース方式でもノンインターレ
ース方式であっても自動的に走査方式を判定して高品位
のNTSC方式又はPAL方式フォーマットの映像信号
に変換したり、更には複合映像信号、コンポーネント映
像信号、三原色信号、輝度信号と搬送色信号などの各種
の映像信号出力に変換できる機能を有する。
【0004】また、標準方式映像信号よりも高精細度の
ハイビジョン方式の映像信号を生成出力するテレビジョ
ンカメラ装置も従来より知られているが、このものはハ
イビジョン方式専用の撮像素子を用いた構成であるた
め、走査線数変換が不要で前記方式変換回路を有しない
ために、上記の方式変換回路を備えた従来のテレビジョ
ンカメラ装置よりも低価格にできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のテレビジョンカメラ装置のうち前者のテレビジョンカ
メラ装置では、内部に設けられている、映像信号を取り
込みハイビジョン方式を含む所望の方式の映像信号に方
式変換する方式変換装置が、信号取り込み回路その他の
汎用性を高めるための各種回路など多くの機能を盛り込
んでいるために装置全体が極めて高価であるという問題
がある。
【0006】ところで、ハイビジョン規格は、周知のよ
うにディジタル画像処理や電荷結合素子(CCD)撮像
素子を用いて撮像するなどの現状から走査線数のみなら
ず、水平画素数やサンプリングレート迄定められてお
り、走査線数は1125本(有効走査線数は1035
本)、画面の縦横比は9:16で、輝度信号や三原色信
号の有効水平画素数は1920であるため、画素の形状
が正方形ではない。
【0007】しかし、画素を正方形にした方がコントア
(画のエッジ強調)処理等で有利な点があるため、有効
水平画素数1920である各画素を正方形とするため
に、有効走査線数を1035本から1080(=192
0×9/16)本とする提案もある。
【0008】しかるに、上記の従来のテレビジョンカメ
ラ装置のうち後者のテレビジョンカメラ装置では、上記
のハイビジョン規格に適合した専用の撮像素子及び内部
回路を有しているため、有効走査線数1080本方式に
対応できないという問題がある。
【0009】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
多くの種類の方式の映像信号を安価な構成で生成出力し
得るテレビジョンカメラ装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、被写体を撮像して得たR、G、Bの各動画
像信号を、有効走査線数が標準方式映像信号よりも多く
かつこの有効走査線数が互いに異なる2つの高精細方式
映像信号としてそれぞれ選択出力可能とし、かつ2つの
高精細方式映像信号のうちの有効走査線数が多い一方の
高精細方式映像信号から有効走査線数が少ない他方の高
精細方式映像信号を生成する際には、他方の高精細方式
映像信号を再生した再生画像の縦伸びを除去可能な構成
を有するテレビジョンカメラ装置であって、前記R、
G、Bの各動画像信号のうちの少なくとも2の動画像信
号が互いに1/2画素のずれを有するように前記R、
G、Bの各動画像信号を出力する撮像手段と、前記撮像
手段からそれぞれ出力する複数の前記R、G、Bの各動
画像信号に応じた複数の映像信号を書き込むメモリ手段
前記メモリ手段からそれぞれ読み出され、かつ互
いに1/2画素のずれを有する複数の映像信号を用い
て、所定のタイミングで1の高精細方式映像信号を生成
出力する出力手段と、前記メモリ手段への書込みタイミ
ングである第1のタイミング信号と、前記メモリ手段か
らの読出しタイミングであると共に前記出力手段の前記
所定のタイミングである第2のタイミング信号とを、前
記他方の高精細方式映像信号を再生した再生画像の縦伸
びを除去するように、それぞれ独立した周波数に設定し
て出力するタイミング発生手段とを有する構成としたも
のである。
【0011】更に、本発明では、再生すべき前記他方の
高精細方式映像信号を有効走査線数N本、有効水平画素
数M画素(Mは偶数)、画面の縦横比をa:bとしたと
前記各撮像素子はそれぞれ、有効走査線数が(M×
a/b)本、有効水平画素数がM/2画素であり前記
タイミング発生手段が設定する前記第2のタイミング信
号の周波数は、前記第1のタイミング信号の周波数を
{N/(M×a/b)}倍した値に最も近い水平走査周
波数の自然数倍である構成としたものである
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面と共に説
明する。図1は本発明になるテレビジョンカメラ装置の
第1実施例のブロック図を示す。本実施例はハイビジョ
ン規格に準拠した映像信号を生成出力するテレビジョン
カメラ装置である。ここで、ハイビジョン規格は、前記
したように走査線数は1125本(有効走査線数は10
35本)、画面の縦横比は9:16で、輝度信号及び三
原色信号の有効水平画素数は1920、色差信号の有効
水平画素数は960、フィールド周波数60Hz、水平
走査周波数33.75kHzであり、画素の形状は正方
形ではない。
【0018】本実施例は各画素の形状が正方形の方がコ
ントア処理等で有利であることに鑑み、汎用のCCDを
使用して各画素の形状が正方形であるハイビジョン映像
信号を生成出力するものである。ここで、有効水平画素
数は規格と同一のままとして、有効水平画素数1920
である各画素を正方形とするためには、図2に示すよう
に、有効走査線数を1035本から1080(=192
0×9/16)本とする必要がある。また、有効走査線
数は規格の1035本と同一のままとして、有効水平画
素数1920である各画素を正方形とするためには、有
効水平画素数は1920から1840(=1035×1
6/9)に変更する必要がある。
【0019】そこで、本実施例は、上記の有効走査線数
の両方式に対応できるように設計すると共に、有効走査
線数1080本で有効水平画素数が1920画素、ある
いは有効走査線数1035本で有効水平画素数が184
0画素であるハイビジョン映像信号を生成出力するもの
である。
【0020】また、規格では有効走査線数の差はそのま
ま垂直ブランキング期間の差となるが、有効水平時間は
上記の有効走査線数1080本方式と1035本方式と
もに同一である。そこで、有効走査線数1035本方式
では、水平画素読み出しレートを(1840/192
0)に変更しなければならないが、本発明ではこれをC
CD読み出しクロックでは行わないで、その後の処理で
行うことを特徴とする。
【0021】次に、図1の第1実施例の構成及び動作に
ついて説明する。同図中、図示しない被写体からの映像
は、レンズ(図示せず)を介してプリズム11により青
(B)、緑(G)及び赤(R)の3原色に分離されて、
それぞれの原色信号がCCD12a、12b及び12c
に入射されて像を結ぶ。
【0022】ここで、本実施例で用いられるCCD12
a、12b及び12cは、水平画素数がハイビジョン規
格と同一の1920画素ある極めて高価なハイビジョン
方式専用のものではなく、ハイビジョン規格の水平画素
数の1/2倍の960画素である、公知の画素ずらし処
理技術を応用した、安価なCCDが用いられている(例
えば、μpD3621)。ただし、本実施例ではCCD
12a、12b及び12cに結ばれる像が、有効走査線
数1080本、有効水平画素数1920(CCD単品で
は960)、画面の縦横比が9:16であるように設計
されている。
【0023】ここで、本実施例で用いる有効水平画素数
960、有効水平走査線数1080本のCCD12a、
12b及び12cで、ハイビジョン方式と同一の有効水
平走査線数1035本で円を撮像すると、この場合の画
面の縦横比が図10(A)に示すように8.625:1
6であり、これを画面の縦横比が9:16のハイビジョ
ン方式のディスプレイでそのまま表示すると、同図
(B)に示すように、縦方向に長軸を有する縦伸び楕円
となる。そこで、本実施例装置内の信号処理により、図
10(C)に示すように水平画素を画面両サイドで略2
0画素ずつ合わせて40画素切り捨て、その分画像を水
平方向に引き伸ばして画面の縦横比が9:16の真円の
像が得られるようにしている。
【0024】CCD12a、12b及び12cからそれ
ぞれ出力された水平画素数960のB、G及びRの各原
色信号には、映像信号成分以外の信号が含まれているの
で、これらの各原色信号はサンプル及びホールド回路
(S&H回路)13a、13b及び13cに別々に供給
されて映像信号成分のみがサンプル及びホールドされて
出力された後、前処理回路14a、14b及び14cに
それぞれ供給される。
【0025】前処理回路14a、14b及び14cはそ
れぞれ次段の8ビットAD変換器(ADC)15a、1
5b及び15cのダイナミックレンジを補うために、入
力された映像信号成分(原色信号)に対して、ガンマ処
理、ニー処理、CCD出力とADC入力レベルの整合等
の処理を施してADC15a、15b及び15cに供給
して8ビットのディジタル信号に変換させる。
【0026】一方、位相比較器16、電圧制御型水晶発
振器(VCXO)17、タイミングパルス発生回路18
及びタイミング発生器20からなる第1のフェーズ・ロ
ックド・ループ(PLL)回路により、上記の各回路の
クロックが生成される。VCXO17は基本となる7
4.25MHzで自走発振する。タイミングパルス発生
回路18はカウンタと論理回路とからなる回路で、水平
レートのタイミングパルスと垂直レートのタイミングパ
ルスを生成する。
【0027】カメラの外部同期(GEN LOCK)機
能のために、外部複合同期信号を同期分離回路(図示せ
ず)により水平同期信号と垂直同期信号(フレーム検出
信号)とに分離し、そのうち水平同期信号が位相比較器
16に供給され、ここでタイミングパルス発生回路18
よりの水平レートのタイミングパルスと位相比較され
て、それらの位相誤差に応じた位相誤差電圧に変換され
た後、VCXO17に制御電圧として供給されてその出
力発振周波数を可変制御する。
【0028】このVCXO17の出力信号はタイミング
パルス発生回路18に供給される。この位相比較器1
6、VCXO17、タイミング発生器20及びタイミン
グパルス発生回路18からなる第1のPLL回路は、位
相比較器16での位相誤差が零となるように動作する。
垂直については、垂直タイミングでタイミングパルス発
生回路18と同期信号発生器(SSG)19とをリセッ
トして同期をとるようにしている。同期信号発生器(S
SG)19はタイミングパルス発生回路18と実質一体
となって水平同期信号、垂直同期信号及びブランキング
信号を生成する。
【0029】また、VCXO17の出力信号はタイミン
グ発生器20にも供給される。タイミング発生器20
は、タイミング発生部(TG)と第1及び第2の位相調
整器(いずれも図示せず)より構成されており、VCX
O17の出力信号がそのタイミング発生部に供給され
(タイミングパルス発生回路18から同期用パルスも入
力されているが省略)、ここでCCD12a、12b及
び12cを駆動するのに必要な駆動信号を生成し、その
駆動信号を駆動回路21に供給して電力増幅させた後C
CD12a、12b及び12cに供給する一方、サンプ
リングパルスをタイミング発生部で生成し、上記第1の
位相調整器を通してサンプル及びホールド回路13a、
13b及び13cにそれぞれ供給する。
【0030】また、これと同時に、タイミング発生器2
0内のタイミング発生部はVCXO17からの出力信号
周波数74.25MHzを37.125MHzに1/2
分周し、この分周パルスを内部の第2の位相調整器を通
してタイミングパルス発生回路18に供給する。これに
より、位相比較器16、VCXO17、タイミング発生
器20及びタイミングパルス発生回路18はPLL回路
を構成し、外部入力水平同期信号に同期した、CCD駆
動信号とタイミングパルス発生回路18の出力タイミン
グパルスとを生成させ、それらを一定に管理する。ま
た、タイミング発生器20内のタイミング発生部により
生成されたパルスは、内部の第2の位相調整器により位
相調整できるようにしたことにより、ADC15a、1
5b及び15cの取り込みタイミングの微調整を行って
いる。
【0031】一方、タイミングパルス発生回路18から
は前処理回路14a、14b及び14cにブラックレベ
ルクランプパルスが、ADC15a、15b及び15c
にストローブ信号がそれぞれ供給される。プロセッサ2
3a、23b及び23cは、ADC15a、15b及び
15cからのディジタル原色信号がデータ入力端子に入
力され、また、タイミングパルス発生回路18から書き
込みクロックが端子SWCKに、書き込み開始タイミン
グを制御する信号がライトイネーブル端子WEに、更に
マスタクロックが端子MCKに入力される。プロセッサ
23a、23b及び23cの動作は後述する。
【0032】更に、タイミングパルス発生回路18の出
力パルスは、位相比較器24に供給され、ここでタイミ
ングパルス発生回路26よりのパルスと位相比較され、
それらの位相差に応じた位相誤差電圧とされた後、VC
XO25に供給されてその出力発振周波数を可変制御す
る。VCXO25の出力信号はタイミングパルス発生回
路26に供給される。この位相比較器24、VCXO2
5及びタイミングパルス発生回路26からなる第2のP
LL回路により、タイミングパルスが生成される。
【0033】ここで、VCXO25の出力発振周波数は
書き込み側のVCXO17の出力発振周波数とテレビジ
ョン方式の有効走査線数との積にCCDの有効走査線数
を除算した値71.562MHz(=74.25MHz
×1035/1080)としたいところであるが、水平
走査周波数33.75kHzの整数倍にしないとPLL
回路が構成できないので、本実施例では上記の71.5
62MHzに最も近い水平走査周波数の整数倍の周波数
に設定されている。
【0034】すなわち、VCXO17の出力発振周波数
74.25MHzは水平走査周波数33.75kHzの
2200倍の周波数であり、これを1035/1080
倍すると水平走査周波数の2108.333倍となるの
で、VCXO25の出力発振周波数は水平走査周波数の
2108倍の周波数である71.145MHzに設定さ
れている。
【0035】タイミングパルス発生回路26はカウンタ
と論理回路より構成された回路で、水平レートのタイミ
ングパルスと垂直レートのタイミングパルスとを作り出
している。このタイミングパルス発生回路26で生成さ
れるタイミングパルスと、前記タイミングパルス発生回
路18で生成されるタイミングパルスとの関係を制御す
るのが位相比較器24であり、タイミングパルス発生回
路18で生成された水平レートのタイミングパルスとタ
イミングパルス発生回路26で生成された水平レートの
タイミングパルスを位相比較して誤差電圧を出力し、V
CXO25の発振周波数を可変制御することにより位相
誤差を零にするように動作している。これにより、プロ
セッサ23a、23b及び23cの書き込み側のタイミ
ングと読み出し側のタイミングとが管理されている。
【0036】ここで、本実施例では水平画素を2倍にす
る処理を行う。この処理のキーは、G信号を出力するC
CDに対してB信号、R信号を出力する他の2つのCC
Dを1/2画素水平方向にずらして取り付けてあるとこ
ろで、G信号の処理はG信号の画素に隣接する画素の中
間を補完するデータを作るに当たり、2つのCCDから
出力されたB信号及びR信号を活用し、B信号とR信号
の処理はG信号を出力するCCDの出力G信号を活用し
て隣接する画素と画素の間のデータを作り出すところに
あり、3原色を撮像した場合を除き実用上問題の無い補
完データが得られる。
【0037】このいわゆる画素ずらし処理を行うため
に、ディジタル信号処理を行うプロセッサ23aにはA
DC15a、15b及び15cよりそれぞれ出力された
B、G及びRの3つの原色信号が入力され、プロセッサ
23bにはB及びGの2つの原色信号が入力され、プロ
セッサ23cにはR及びGの2つの原色信号が入力され
る。このようにして、プロセッサ23a、23b及び2
3cのそれぞれからは、CCD12a、12b及び12
cの出力画素データとこれらの画素と画素の間を補完す
る画素データに関する2系統のディジタル信号が取り出
される。
【0038】プロセッサ23a、23b及び23cから
読み出された各2系統のディジタル信号(画素データ)
は、BLK付加回路28a、28b及び28cに並列に
供給されてSSG19からのブランキング信号BLKが
付加された後、DA変換器(DAC)29a、29b及
び29cにそれぞれ供給されてアナログ映像信号(原色
信号)に変換される。これら各2系統のアナログ映像信
号は、マルチプレクサ(MPX)30a、30b及び3
0cにそれぞれ並列に入力され、ここでタイミングパル
ス発生回路26よりのタイミングパルスに基づいて交互
に切り換えられて直列に並び換えられて2倍のレートの
アナログ映像信号とされ、有効水平画素数1920画素
に相当したアナログ映像信号が得られることになる。
【0039】MPX30a、30b及び30cからそれ
ぞれ直列に取り出されたアナログ原色信号は、同期付加
回路31a、31b及び31cにそれぞれ供給されてS
SG19からの同期信号が付加されてアナログ信号であ
るB、G及びRの原色信号とされて出力される。この原
色信号は図示しない後段のマトリクス回路により輝度信
号Yと2種類の色差信号Pb及びPrとに生成されて切
換出力できるようにされている。
【0040】マイクロコンピュータ27は、マン・マシ
ンインターフェースで人の操作によりプロセッサ23
a、23b及び23cで行われる処理の効果量を制御す
るもので、本実施例の要旨とは直接関係しない。
【0041】次に、本実施例の要部を構成するプロセッ
サ23a、23b及び23cの機能について図3と共に
説明する。プロセッサ23a、23b及び23cはそれ
ぞれ図3に示すように、データインプットレジスタ(D
IR)と称され、8ビット並列入力ポートを備えた8ビ
ット×960段の1ワード直列入力960ワード並列出
力シフトレジスタ231,232,233と、960ワ
ードの並列入出力ポートを備えたレジスタファイル(R
F)234と、データアウトプットレジスタ(DOR)
と称され、960ワード並列入力1ワード直列出力の8
ビット×960段構成のシフトレジスタ235,236
とから本実施例の機能を実現する構成とされている。
【0042】なお、DIR231〜233は画素データ
が2入力の場合は2つでよい。また、レジスタファイル
234は、単なるレジスタではなく、プロセッサとして
の機能も利用され画素と画素の間の補完データ作成を行
っている。
【0043】次に、図3に示すプロセッサの動作につい
て説明する。前記したようにCCD12a、12b及び
12cより読み出され、更にADC15a、15b及び
15cでアナログ・ディジタル変換されて得られたディ
ジタル原色信号が、映像データとして対応するプロセッ
サ23a、23b又は23cのDIR231のデータ入
力端子DINに8ビット並列に入力され、この映像デー
タはライトイネーブル端子WEが所定論理値のときに直
列書き込みクロック端子SWCKに直列に印加される直
列転送クロックに同期して次々と書き込まれていき、1
ライン分書き込まれると960ワードすべてが同時にR
F232へ転送される。
【0044】RF232にはプロセッシングエレメント
(PE)があり、プログラムにより信号処理が可能であ
るが、ここではファーストインファーストアウト(FI
FO)の記憶機能が使用され、960並列入力データを
一時記憶してから入力された順に960ワード並列にD
OR233へ出力する。
【0045】DOR233は、リードイネーブル端子R
Eが所定論理値のときに並列に書き込まれた960ワー
ドの映像データを、直列読み出しクロック端子SRCK
に直列に印加される直列転送クロックに同期して次々と
直列に読み出し、DIR231に入力されたときと同じ
順序で映像データとして送り出す。
【0046】このように、本実施例では書き込みレジス
タであるDIR231と読み出しレジスタであるDOR
233が独立しているために、書き込みクロックレート
と読み出しクロックレートを互いに独立した異なるレー
トに設定できる。ここで、上記の書き込み用直列転送ク
ロックと読み出し用直列転送クロックとは、有効走査線
数1035本で有効水平画素数が1840画素であるハ
イビジョン映像信号を生成出力するときには、書き込み
用直列転送クロックは74.25MHzであるが、読み
出し用直列転送クロックは前記したように71.145
MHzとされる。
【0047】なお、本実施例で重要な機能はDIR23
1及びDOR233であり、RF232は付録的なもの
であるので省略することも可能である。また、有効走査
線数1080本で有効水平画素数が1920画素のハイ
ビジョン映像信号出力時には、上記のプロセッサ23
a、23b及び23cの書き込み用直列転送クロックと
読み出し用直列転送クロックとは、それぞれ同一の7
4.25MHzに設定される。
【0048】また、書き込み側タイミングと読み出し側
タイミングとの関係は、SSG19で発生した同期信号
等とプロセッサ23a、23b及び23cからそれぞれ
読み出された映像データの位相関係より決定されてお
り、双方の位相を安定に保持するためには、位相比較器
24、VCXO25及びタイミングパルス発生回路26
からなるPLL回路には直流ゲインを大きくし、安定度
を高くする工夫が必要である。
【0049】図4はこのPLL回路の一実施例の具体的
回路図を示す。同図中、集積回路(IC)41は位相比
較器24を構成しているICで、例えば日本モトローラ
株式会社の型名MC14046Bが用いられる。このI
C41は入力端子PCAiとPCBiにそれぞれ図5に
示す如きパルスが入力された場合、出力端子LD及びP
C2/oから図5に示す如き位相誤差信号を出力する。
【0050】ここでは、入力端子PCAiには書き込み
側水平タイミングパルスがタイミングパルス発生回路1
8より入力され、入力端子PCBiにはタイミングパル
ス発生回路26を構成しているタイミングパルス発生回
路44から水平同期パルスHDが入力され、これらの位
相差に応じた幅の3ステートのパルスが位相誤差電圧と
して出力端子PC2/oから出力される。
【0051】この位相誤差電圧は図4のコンデンサ、抵
抗及びボルテージフォロワを構成している演算増幅器か
らなるループフィルタ42により不要高域周波数成分を
除去されて図5にVCOinで示すような波形とされて
VCXO25を構成しているIC43に入力され、その
出力発振周波数を可変制御する。
【0052】VCXO43の出力発振信号は小振幅であ
るので、カウンタ及び論理回路からなる前記タイミング
パルス発生回路26を構成しているタイミングパルス発
生回路44内のIC441により増幅されCMOSレベ
ルの矩形波信号の整形され、以後の回路へ送り出され
る。なお、LC1及びLC2は電磁波妨害対策用ライン
フィルタで高周波信号が他の回路や外部に漏れるのを防
止している。更に、電源とGND間に挿入した電界コン
デンサも電源のノイズを除去するために挿入されてい
る。
【0053】IC441の出力矩形波は、フリップフロ
ップ442により1/2分周されて繰り返し周波数が3
5.5725MHzのクロックに変換された後、フリッ
プフロップ443で更に1/2分周されて17.87M
Hzにされてフリップフロップ444、IC445及び
フリップフロップ446の各クロック端子に入力され
る。フリップフロップ444は、入力クロックとIC4
45よりの出力パルスに基づいて前記プロセッサ23
a、23b及び23cのリードイネーブル端子REへ出
力するパルスを出力する。
【0054】IC445はディジタルICで、カウンタ
とコンパレータから構成されていて、1/527分周し
て水平走査周波数の前記水平同期パルスHDとプロセッ
サのDOR読み出し開始制御信号をそれぞれフリップフ
ロップ446及び444のデータ入力端子へ出力する。
フリップフロップ446及び444はそれぞれ共にIC
445の出力信号の安定化のためタイミングを取り直す
機能をもたせている回路で、フリップフロップ442及
び443と異なる動作をさせている。
【0055】かかる構成のPLL回路により、IC41
の検出位相誤差電圧が蓄積されたようになり、位相誤差
が零になるようなフィードバック動作が行われ、VCX
O43(25)より71.145MHz(=527×2
×2×Fh=2108×Fh:Fhは水平走査周波数)
のタイミングパルスが生成される。
【0056】なお、図1のタイミングパルス発生回路2
6からDAC29a〜29c及びMPX30a〜30c
にそれぞれ出力される信号は、図4のフリップフロップ
442の出力端子から抵抗R1及びR2で選択出力され
る信号SRCKより図1のプロセッサ23a、23b及
び23cが置かれている基板内でインバータとディレイ
ラインによってタイミング調整して作られている。
【0057】このように、本実施例によれば、一種類の
汎用のCCDを用いて2種類のハイビジョン方式の映像
信号の一方を専用の多画素CCDを用いることなく、ま
た内部には最低限必要な方式変換回路のみを備えた安価
な構成により生成出力することができる。
【0058】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図6は本発明になるテレビジョンカメラ装置の第2
実施例のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6に示
す第2実施例は図1に示した第1実施例のプロセッサ2
3a、23b及び23cの前段に、一対のレジスタ53
a及び54a、53b及び54b並びに53c及び54
cと、第1のスイッチ51a、51b及び51cと、第
2のスイッチ52a、52b及び52cと、第3のスイ
ッチ55a、55b及び55cとを設けたものである。
【0059】第1及び第2のスイッチ51a〜51c及
び52a〜52cはそれぞれレジスタ53a〜53cと
54a〜54cの直列転送クロックを書き込み側タイミ
ング発生器の出力パルスを使うか読み出し側タイミング
発生器の出力パルスを使うかを切り換えるスイッチであ
る。レジスタ53a〜53c及び54a〜54cは8ビ
ット960段のシフトレジスタ機能を構成したラインメ
モリである。第3のスイッチ55a〜55cはレジスタ
53a〜53c及び54a〜54cをの出力を切り換え
るスイッチである。
【0060】次に、本実施例の動作について説明する。
ADC15a、15b及び15cによりそれぞれアナロ
グ・ディジタル変換されて得られたディジタル原色信号
は、対応して設けられた一方のレジスタ53a、53b
及び53cの8ビット並列入力端子に供給され、かつ、
他方のレジスタ54a、54b及び54cの8ビット並
列入力端子に供給される。
【0061】この時、第1のスイッチ51a、51b及
び51cがそれぞれ図6中、上側の端子に接続されてい
るときには、タイミングパルス発生回路18よりの書き
込み側シフトパルスが第1のスイッチ51a、51b及
び51cを通してレジスタ53a、53b及び53cに
供給され、これによりレジスタ53a、53b及び53
cに1ライン分の960画素のディジタル原色信号が書
き込まれた後書き込み側シフトパルスが停止する。
【0062】続いて、第1のスイッチ51a、51b及
び51cがそれぞれ図6に示すように下側の端子に切り
換え接続され、かつ、第2のスイッチ52a、52b及
び52cと、第3のスイッチ55a、55b及び55c
がそれぞれ図6に示すように、上側の端子に接続され
る。これにより、レジスタ53a、53b及び53cに
書き込まれている1ライン分の960画素のディジタル
原色信号はタイミング発生回路26よりの読み出し側シ
フトパルスにより読み出される状態となり、読み出され
たディジタル原色信号はそれぞれ第3のスイッチ55
a、55b及び55cを通してプロセッサ23a、23
b及び23cにそれぞれ供給される。
【0063】一方、レジスタ54a、54b及び54c
にはタイミングパルス発生回路18よりの書き込み側シ
フトパルスが第2のスイッチ52a、52b及び52c
を通して供給されるため、ディジタル原色信号が書き込
める状態になる。レジスタ54a、54b及び54cに
よる書き込みは、CCD12a〜12cの読み出しタイ
ミングに合わせてタイミングパルス発生回路18で制御
される。
【0064】ここで、有効走査線数1035本で有効水
平画素数が1840画素であるハイビジョン映像信号を
生成出力するときには、書き込み用直列転送クロックは
74.25MHzであるが、読み出し用直列転送クロッ
クは前記したように71.145MHzであるため、書
き込み側と読み出し側の伝送レートは異なるが、その分
読み出し側のデータの一部を捨て、ブランキング期間に
置き換えられる。また、書き込み側と読み出し側の水平
走査周期は同一であるから、ブランキング期間内に上記
の第1乃至第3のスイッチ51a〜51c、52a〜5
2c及び55a〜55cの切り換えを行っている。
【0065】従って、次のブランキング期間で今度は第
1のスイッチ51a、51b及び51cがそれぞれ図
中、上側の端子に切り換え接続され、かつ、第2のスイ
ッチ52a、52b及び52cと、第3のスイッチ55
a、55b及び55cがそれぞれ図中、下側の端子に切
り換え接続され、レジスタ53a、53b及び53cに
はタイミングパルス発生回路18よりの書き込み側シフ
トパルスが供給されて、ディジタル原色信号が書き込め
る状態になり、レジスタ54a、54b及び54cには
タイミングパルス発生回路26よりの読み出し側シフト
パルスが供給されて、ディジタル原色信号が読み出せる
状態になる。以下、上記の動作が繰り返される。
【0066】本実施例は画素ずらしによる画素の補完処
理まで含めると第1実施例に比べてやや複雑になるが、
画面の縦横比変換と画素の補完処理を独立して行う方式
であり、その分機能が明確に分離できる。図6の第2実
施例によれば、画面の縦横比変換部では第1のPLL回
路(16,17,18,20)と第2のPLL回路(2
4,25,26)で作られた信号を使っているが、縦横
比変換後の信号処理では第2のPLL回路の出力信号し
か使っていない点が第1実施例と異なる。
【0067】この実施例では、タイミングパルス発生回
路26の出力クロックパルスSRCKの位相を遅延回路
でシフトすることにより、プロセッサ23a、23b及
び23cの書き込みクロックパルスSWCKを生成し、
書き込みイネーブル信号WEはリードイネーブル信号R
Eと同様の方法でカウンタの値を監視して作り出し、マ
スタークロックMCKはクロックパルスSRCKを1/
2以下に分周して生成している。
【0068】これにより、本実施例も第1実施例と同様
に安価な構成で各画素が正方形であるハイビジョン映像
信号を生成出力することができる。
【0069】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図7は本発明になるテレビジョンカメラ装置の第3
実施例のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0070】図7に示す第3実施例は図1に示した第1
実施例の同期信号発生器(SSG)19の代わりに、読
み出し側のタイミングパルスを発生するPLL回路を構
成するVCXO25の出力信号に基づいて水平同期信
号、垂直同期信号及びブランキング信号を生成する同期
信号発生器(SSG)61を設けたものである。なお、
SSG61は、外部同期信号中の垂直同期信号によりリ
セットされる。本実施例も上記の各実施例と同様の動作
を行う。
【0071】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図8は本発明になるテレビジョンカメラ装置の第4
実施例のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0072】図8に示す第4実施例は図1に示した第1
実施例の2つのPLL回路の順番を逆にした実施例であ
る。すなわち、位相比較器67、VCXO68及びタイ
ミングパルス発生回路69からなる読み出し側PLL回
路の位相比較器67とタイミングパルス発生回路69に
それぞれ外部同期信号から分離した水平同期信号あるい
は垂直同期信号が入力され、タイミングパルス発生回路
69の出力タイミングパルスがDAC29a〜29cに
供給される一方、位相比較器64及び67とタイミング
パルス発生回路66に供給される。
【0073】位相比較器64はVCXO65及びタイミ
ングパルス発生回路66と共に書き込み側のPLL回路
を構成しており、タイミングパルス発生回路66からは
サンプル及びホールド回路13a、13b及び13c、
前処理回路14a、14b及び14c、ADC15a、
15b及び15cにそれぞれタイミングパルスが供給さ
れると共に、プロセッサ23a、23b及び23cに書
き込みクロック、ライトイネーブル信号及びマスタクロ
ックが供給される。
【0074】また、同期信号発生器(SSG)63はV
CXO68の出力信号に基づいて水平同期信号、垂直同
期信号及びブランキング信号を生成する。本実施例は外
部同期信号に対して先に同期をかけるPLL回路を逆に
しただけで本質的に前記各実施例と変わるものではな
く、上記の各実施例と同様の特長を有する。
【0075】図9(A),(B)は、画面の縦横比を
3:4とする場合の前記第2のPLL回路に相当するP
LL回路の実施例で、同図(A)は画面垂直方向の読み
出しを1035走査線とした場合、同図(B)は108
0走査線とした場合の回路図で、図4と同一構成部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0076】同図(A)に示す回路では、有効水平走査
線数1035本のときには有効水平画素数を690(=
1035×4/3/2)画素とするため、CCDの出力
水平画素数960画素のうち画面両端より合わせて27
0画素を切り捨て、残りを時間伸長する処理を行うため
の各種タイミングパルスを発生する。
【0077】この場合、第1のPLL回路が2200×
Fhで発振しているので、図9(A)に示す第2のPL
L回路のVCXO71は水平走査周波数Fhの158
1.25(=2200×1380/1920)倍に近い
整数1582倍で発振させる。そのため、VCXO71
の出力発振周波数は1/2分周器442、1/7分周器
72、及びIC73及び74からなる1/113分周器
により全体として1/1582分周されて水平走査周波
数Fhとされて位相比較器IC41に入力される。この
ようにして、VCXO71から53.3925MHz
(=1582×Fh)のパルスが出力される。
【0078】図9(B)に示す回路では、有効水平走査
線数1080本のときには有効水平画素数を720(=
1080×4/3/2)画素とするため、CCDの出力
水平画素数960画素のうち画面両端より合わせて24
0画素を切り捨て、残りを時間伸長する処理を行うため
の各種タイミングパルスを発生する。
【0079】この場合、第1のPLL回路が2200×
Fhで発振しているので、図9(B)に示す第2のPL
L回路のVCXO81は水平走査周波数Fhの1650
(=2200×1440/1920)倍で発振させる。
そのため、VCXO81の出力発振周波数は1/2分周
器442、1/5分周器82、及びIC83及び84か
らなる1/165分周器により全体として1/1650
分周されて水平走査周波数Fhとされて位相比較器IC
41に入力される。このようにして、VCXO81より
55.6875MHz(=1650×Fh)のパルスが
出力される。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディジタル映像信号の書き込みと読み出しが独立して行
い、撮像素子が目的とする映像信号の有効水平画素数よ
りも少なくても、所望の有効水平画素数で所望の有効走
査線数の映像信号を生成出力するようにしたため、目的
とするテレビジョン規格を有効走査線数N本、有効水平
画素数M画素(Mは偶数)、画面の縦横比がa:bとし
たとき、一種類の撮像素子(CCD)により有効水平画
素数M画素で有効走査線数が(M×a/b)本である、
あるいは有効走査線数N本で有効水平画素(N×b/
a)画素であるような各画素の形状が正方形である有効
走査線数や有効水平画素数が複数の種類のハイビジョン
方式の映像信号を生成出力できる。
【0081】また、本発明によれば、ディジタル信号変
換回路により必要な方式変換を行うだけであるため各種
の方式変換を行う方式変換回路を備えた従来装置に比べ
て安価な構成にでき、様々な映像文化の発展に寄与する
ところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明の有効水平画素数及び有効水平走査線数
との関係を説明する図である。
【図3】図1のプロセッサの機能を説明するブロック図
である。
【図4】図1の要部のPLL回路の一実施例の具体的回
路図である。
【図5】図4の要部の動作説明用タイミングチャートで
ある。
【図6】本発明の第2実施例のブロック図である。
【図7】本発明の第3実施例のブロック図である。
【図8】本発明の第4実施例のブロック図である。
【図9】本発明の要部の第2のPLL回路の各実施例の
具体的回路図である。
【図10】本発明の一実施例におけるCCD撮像例と画
面表示例との関係を説明する図である。
【符号の説明】
11 プリズム 12a、12b、12c 電荷結合素子(CCD)(撮
像素子) 13a、13b、13c サンプル及びホールド(S&
H)回路 15a、15b、15c AD変換器(ADC)(AD
変換手段) 16、64 第1の位相比較器(第1のタイミングパル
ス発生手段) 17、65 電圧制御型水晶発振器(VCXO)(第1
の可変周波数発振器) 18、66 第1のタイミングパルス発生回路(第1の
タイミングパルス発生手段) 19、61、63 同期信号発生器(SSG)(アナロ
グ映像信号出力手段) 20 タイミング発生器(第1のタイミングパルス発生
手段) 21 駆動回路(駆動手段) 23a、23b、23c プロセッサ(ディジタル信号
処理手段) 24、67 第2の位相比較器(第2のタイミングパル
ス発生手段) 25、68 電圧制御型水晶発振器(VCXO)(第2
の可変周波数発振器) 26、69 第2のタイミングパルス発生回路(第2の
タイミングパルス発生手段) 29a、29b、29c DA変換器(DAC)(アナ
ログ映像信号出力手段) 30a、30b、30c マルチプレクサ(MPX)
(アナログ映像信号出力手段) 31a、31b、31c 同期信号付加回路(アナログ
映像信号出力手段) 51a、51b、51c 第1のスイッチ(ディジタル
信号処理手段) 52a、52b、52c 第2のスイッチ(ディジタル
信号処理手段) 53a、53b、53c、54a、54b、54c レ
ジスタ(ディジタル信号処理手段) 55a、55b、55c 第3のスイッチ(ディジタル
信号処理手段) 231、232、233 データインプットレジスタ
(DIR) 234 レジスタファイル(RF) 235、236 データアウトプットレジスタ(DO
R)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−30788(JP,A) 特開 平4−54081(JP,A) 特開 平3−66277(JP,A) 特開 平6−245137(JP,A) 特開 平4−151994(JP,A) 特開 平5−183884(JP,A) 特開 平4−291587(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 H04N 5/262 H04N 7/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮像して得たR、G、Bの各動画
    像信号を、有効走査線数が標準方式映像信号よりも多く
    かつこの有効走査線数が互いに異なる2つの高精細方式
    映像信号としてそれぞれ選択出力可能とし、かつ2つの
    高精細方式映像信号のうちの有効走査線数が多い一方の
    高精細方式映像信号から有効走査線数が少ない他方の高
    精細方式映像信号を生成する際には、他方の高精細方式
    映像信号を再生した再生画像の縦伸びを除去可能な構成
    を有するテレビジョンカメラ装置であって前記R、G、Bの各動画像信号のうちの少なくとも2の
    動画像信号が互いに1/2画素のずれを有するように前
    記R、G、Bの各動画像信号を出力する撮像手段と前記撮像手段からそれぞれ出力する複数の前記R、G、
    Bの各動画像信号に応じた複数の映像信号を書き込むメ
    モリ手段と前記メモリ手段からそれぞれ読み出され、かつ互いに1
    /2画素のずれを有する複数の映像信号を用いて、所定
    のタイミングで1の高精細方式映像信号を生成出力する
    出力手段と前記メモリ手段への書込みタイミングである第1のタイ
    ミング信号と、前記メモリ手段からの読出しタイミング
    であると共に前記出力手段の前記所定のタイミングであ
    る第2のタイミング信号とを、前記他方の高精細方式映
    像信号を再生した再生画像の縦伸びを除去するように、
    それぞれ独立した周波数に設定して出力するタイミング
    発生手段とを備えた ことを特徴とするテレビジョンカメ
    ラ装置。
  2. 【請求項2】再生すべき前記他方の高精細方式映像信号
    を有効走査線数N本、有効水平画素数M画素(Mは偶
    数)、画面の縦横比をa:bとしたとき前記各撮像素子はそれぞれ、有効走査線数が(M×a/
    b)本、有効水平画素数がM/2画素であり前記タイミング発生手段が設定する前記第2のタイミン
    グ信号の周波数は、前記第1のタイミング信号の周波数
    を{N/(M×a/b)}倍した値に最も近い水平走査
    周波数の自然数倍である ことを特徴とする請求項1記載
    のテレビジョンカメラ装置。
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