JP2990169B1 - スキャンコンバータ - Google Patents

スキャンコンバータ

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JP2990169B1
JP2990169B1 JP10228755A JP22875598A JP2990169B1 JP 2990169 B1 JP2990169 B1 JP 2990169B1 JP 10228755 A JP10228755 A JP 10228755A JP 22875598 A JP22875598 A JP 22875598A JP 2990169 B1 JP2990169 B1 JP 2990169B1
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Abstract

【要約】 【課題】 従来は、大容量(0.9Mワード)、高速
(25MHz)のビデオメモリが必要で、また複雑な動
作をするタイミングジェネレータも必要とする。 【解決手段】 VGA信号のピクセルデータがクロック
CLK1に同期してシフトレジスタ10でシフトされ、
そのシフトレジスタ10に格納された1ライン分のピク
セルデータが、VGA信号の水平走査周波数の1/2倍
の、テレビ映像信号の水平走査周波数と等しいクロック
に同期してパラレルーシリアル変換器11にロードされ
てCLK2に同期して読み出し出力する。これにより、
変換器11にはVGA信号の1ライン分のピクセルデー
タを、変換器11に1ラインおき毎に書き込み、ある1
垂直走査期間はVGA信号の第1フレームの奇数ライン
のピクセルデータのみが変換器11から取り出され、か
つ、次の1垂直走査期間はVGA信号の第2フレームの
偶数ラインのピクセルデータのみが取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキャンコンバータ
に係り、特にパーソナルコンピュータから出力される映
像信号をテレビ用映像信号に変換するスキャンコンバー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータから出力される
映像信号は、コンピュータのディスプレイにてノンイン
ターレース方式で表示される。この表示方式の一例とし
て、縦方向480画素、横方向640画素、垂直走査周
波数59.94Hz、水平走査周波数31.469kH
zのVGA(Video Graphic Array )方式が知られてい
る。一方、NTSC方式テレビジョン放送の映像信号
は、走査線数525本(有効水平走査線数480本)、
垂直走査周波数59.94Hz、水平走査周波数15.
734kHzで、2:1のインタレース方式でテレビジ
ョン受像機で表示される。
【0003】従って、パーソナルコンピュータから出力
されるVGA方式の映像信号(以下、VGA信号とい
う)を、現在広く普及している上記のテレビジョン受像
機で表示するためには、水平走査周波数を1/2倍と
し、ピクセルクロックに同期して変化する映像データ
をピクセルクロックの1/2倍の周波数に同期した映像
データに変換し、出力タイミングをノンインタレース
方式からインタレース方式に変換する処理を行うスキャ
ンコンバータが必要になる。
【0004】図3は従来のスキャンコンバータの一例の
ブロック図を示す。同図に示すように、スキャンコンバ
ータは、3つの変換部36、37及び38と、PLL
(Phase Locked Loop )回路45と、タイミングジェネ
レータ50とよりなる。変換部36、37及び38は、
パーソナルコンピュータより出力されて入力端子31、
32及び33を介して入力された、VGA信号を構成す
る赤色(R)信号、緑色(G)信号及び青色(B)信号
に対して、前記の及びの変換処理を行って、出力端
子51、52及び53へNTSC方式のテレビ映像信号
となる、赤色(R)信号、緑色(G)信号及び青色
(B)信号を出力する。
【0005】変換部36、37及び38はそれぞれ同一
回路構成であるので、変換部38について代表してその
構成を説明するに、変換部38はA/D変換器39、ス
イッチ回路40、フレームメモリ41及び42、スイッ
チ回路43並びにD/A変換器44より構成されてい
る。また、PLL回路45は、位相比較器(PC)4
6、低域フィルタ(LPF)47、電圧制御発振器(V
CO)48及び分周器49よりなるフィードバックルー
プ回路からなる。
【0006】次に、この従来のスキャンコンバータの動
作について説明する。入力端子34を介してVGA信号
の水平同期信号H1がPLL回路45内のPC46に基
準クロックとして入力される一方、タイミングジェネレ
ータ50に供給される。また、入力端子35を介してV
GA信号の垂直同期信号V1がタイミングジェネレータ
50に供給される一方、テレビ映像信号の垂直同期信号
V2として出力端子55へそのまま出力される。
【0007】PLL回路45では、PC46でVGA信
号の水平同期信号H1と分周器49よりの信号とが位相
比較され、それらの位相誤差に応じた位相誤差電圧がL
PF47を通してVCO48に制御電圧として印加さ
れ、これより基準クロック(H1)の800倍の周波数
のクロック信号を出力させる。このVCO48の出力ク
ロック信号は分周器49で1/800分周される一方、
タイミングジェネレータ50に供給されると共にA/D
変換器39にサンプリングクロックとして供給され、入
力端子33よりのVGA信号のB信号B1を映像データ
に変換する。
【0008】A/D変換器39の出力映像データは、タ
イミングジェネレータ50から出力されるライン信号に
よって、1ライン毎にスイッチ回路40でフレームメモ
リ41及び42に交互に切り換え入力されて書き込まれ
る。フレームメモリ41及び42はVGA信号の各1フ
レームの容量を持ち、タイミングジェネレータ50から
出力されるフレーム信号によって、1フレーム毎に切り
換わるスイッチ回路43を通してフレームメモリ41及
び42から1フレーム毎に交互に読み出された、インタ
レース方式に変換された映像データがD/A変換器44
に供給され、ここでアナログ信号であるテレビ映像信号
に変換された後出力端子53へ出力される。タイミング
ジェネレータ50からは、テレビ映像信号の水平同期信
号H2が出力端子54へ出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
のスキャンコンバータは、フレームメモリ41及び42
として、それぞれ大容量(0.9Mワード)、高速(2
5MHz)のビデオメモリが必要であるという問題があ
る。更に、タイミングジェネレータ50もライン信号、
フレーム信号をインタレースして出力しなければならな
いため、複雑になるという問題もある。
【0010】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
大容量、高速なビデオメモリを用いることなく安価な構
成のスキャンコンバータを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はノンインタレース方式の第1の映像信号
を、水平走査周波数が1/2倍で、垂直走査周波数が同
じであるインタレース方式の第2の映像信号に変換する
スキャンコンバータにおいて、第1の映像信号の水平同
期信号の周波数を1/2倍に分周して第2の映像信号の
水平同期信号を出力する第1の分周器と、第1の分周器
の出力信号を基準クロックとして受け、第1の映像信号
の1ライン分のピクセル周波数と同じ周波数の第1のク
ロックと、第1のクロックの1/2倍の周波数の第2の
クロックと、第2のクロックを分周して第1の分周器の
出力信号と同じ周波数の第3のクロックを生成するクロ
ック生成回路と、第1のクロックに同期して第1の映像
信号のピクセルデータをシフトする、1ライン分のピク
セルデータの容量を持つシフトレジスタと、第3のクロ
ックに同期してシフトレジスタの1ライン分のピクセル
データをロードして、そのロードしたピクセルデータを
第2のクロックに同期して順次読み出し出力する変換器
と、変換器の出力データを第2のクロックに同期してア
ナログ信号に変換し、第2の映像信号として出力するD
/A変換器とを有する構成としたものである。
【0012】この発明では、第1の映像信号のピクセル
データが第1のクロックに同期してシフトレジスタでシ
フトされ、そのシフトレジスタに格納された1ライン分
のピクセルデータが、第1の映像信号の水平走査周波数
の1/2倍の、第2の映像信号の水平走査周波数と等し
い第3のクロックに同期して変換器にロードされて第2
のクロックに同期して読み出し出力するようにしたた
め、変換器には第1の映像信号の1ライン分のピクセル
データを、変換器に1ラインおき毎に書き込み、ある1
垂直走査期間(1フィールド)は第1の映像信号の第1
フレームの奇数ラインのピクセルデータのみが変換器か
ら取り出され、かつ、次の1垂直走査期間(1フィール
ド)は第1の映像信号の第2フレームの偶数ラインのピ
クセルデータのみが取り出されることを繰り返すことが
できる。
【0013】また、本発明は、第1の分周器の出力信号
のパルス幅を調整して、第2の映像信号の水平同期信号
として出力する微分回路を更に有することを特徴とす
る。
【0014】また、本発明における上記のクロック生成
回路は、第1の分周器の出力信号を基準クロックとして
受け、比較信号と位相比較して位相誤差電圧を出力する
位相比較器と、位相比較器の出力電圧の高周波数成分を
除去するフィルタと、フィルタの出力電圧を制御電圧と
して受け、第1のクロックを発振出力する電圧制御発振
器と、電圧制御発振器から出力された第1のクロックを
1/2分周して第2のクロックを出力する第2の分周器
と、第2の分周器から出力された第2のクロックを分周
して第3のクロックを出力すると共に第3のクロックを
比較信号として位相比較器に供給する第3の分周器とよ
りなるPLL回路であることを特徴とする。
【0015】更に、本発明におけるシフトレジスタは、
第1の映像信号を第1のクロックをサンプリングクロッ
クとするA/D変換器でA/D変換されたディジタル信
号を第1のクロックに同期してシフトすることを特徴と
する。
【0016】また、本発明における変換器は、第3のク
ロックをロード信号としてシフトレジスタの1ライン分
のピクセルデータをパラレルに取り込み、その取り込ん
だピクセルデータを第2のクロックに同期してシリアル
に読み出し出力するパラレル−シリアル変換器であるこ
とを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1は本発明になるスキャンコ
ンバータの一実施の形態のブロック図を示す。同図に示
すように、この実施の形態のスキャンコンバータは、3
つの変換部6、7及び8と、PLL(Phase Locked Loo
p )回路13と、2分周器19と、微分回路20とより
なる。変換部6、7及び8は、パーソナルコンピュータ
より出力されて入力端子1、2及び3を介して入力され
た、VGA信号を構成する赤色(R)信号、緑色(G)
信号及び青色(B)信号に対して、前記の及びの変
換処理を行って、出力端子21、22及び23へNTS
C方式のテレビ映像信号となる、赤色(R)信号、緑色
(G)信号及び青色(B)信号を出力する。
【0018】変換部6、7及び8はそれぞれ同一回路構
成であるので、変換部8について代表してその構成を説
明するに、変換部8はA/D変換器9、シフトレジスタ
(S/R)10、パラレルーシリアル変換(P−S)回
路11及びD/A変換器12より構成されている。S/
R10は1ライン分のピクセルデータを格納する容量を
有し、ここでは800×8ビットのメモリ空間を有し、
VGA信号の1ラインフルカラー(24ビット)のデー
タを保持できるようにする。また、PLL回路13は、
位相比較器(PC)14、低域フィルタ(LPF)1
5、電圧制御発振器(VCO)16及び分周器17、1
8よりなるフィードバックループ構成とされている。
【0019】VCO16はVGA信号の水平同期信号H
1を2分周した信号の1600倍の周波数のクロックC
LK1、800倍の周波数のクロックCLK2、テレビ
映像信号の水平同期信号H2と位相同期し、かつ、同一
周波数のロード信号をP−S回路11に供給する。P−
S回路11は、シフトレジスタ10のデータをロード信
号によってパラレルに読み込み、クロックCLK2によ
ってシリアル出力する。2分周器19は入力端子4に入
力されるVGA信号の水平同期信号H1を2分周する。
微分回路20は2分周器19で水平同期信号周波数を1
/2倍した信号の出力パルス幅を、テレビ用水平同期信
号H2に調整する。
【0020】次に、このスキャンコンバータの動作につ
いて、図2のタイミングチャートを併せ参照して説明す
る。入力端子4を介して入力された、図2(B)に示す
VGA信号の水平同期信号H1(水平走査周波数31.
469kHz)は、2分周器19で周波数が1/2倍に
分周された後、PLL回路13内のPC14に基準クロ
ックとして入力される一方、微分回路20に供給されて
そのパルス幅が制御されて、図2(C)に示すテレビ映
像信号の水平走査周波数15.734kHzの水平同期
信号H2として出力端子24へ出力される。
【0021】また、これと同時に、入力端子5に入力さ
れた、図2(A)に示すVGA信号の垂直同期信号V1
(垂直走査周波数59.94Hz)は、そのままテレビ
映像信号の垂直同期信号V2として出力端子25へ出力
される。図2(A)の垂直同期信号V1のa点からb点
までの第1のフレームでは、図2(B)の水平同期信号
H1は525本あり、図2(C)の水平同期信号H2は
262.5本ある。
【0022】PLL回路13では、PC14で水平同期
信号H1の1/2倍の周波数の基準クロック信号と分周
器18よりの信号とが位相比較され、それらの位相誤差
に応じた位相誤差電圧がLPF15を通してVCO16
に制御電圧として印加され、これより基準クロックの1
600倍の周波数(すなわち、ピクセルクロックと同一
周波数)の第1のクロックCLK1を出力する。このV
CO16の出力クロック信号は、分周器17で1/2分
周されて基準クロックの800倍の周波数の第2のクロ
ックCLK2とされた後、更に分周器18で1/800
分周されて水平同期信号H2と同一周波数の信号(第3
のクロック)とされてPC18に比較信号として供給さ
れる一方、P−S回路11にロード信号として供給され
る。
【0023】入力端子3よりのVGA信号のB信号B1
は、VCO16よりのクロックCLK1をサンプリング
クロックとするA/D変換器9に供給され、ここで映像
データに変換された後、クロックCLK1をシフトクロ
ックとしてS/R10に供給されて保持される。A/D
変換器39の出力映像データB1は、図2(A)のa点
からb点までの第1フレーム期間では、図2(D)に示
すように、順次D1−1、D2−1、D3−
1、...、D525-1 の各ラインデータが出力されて、
S/R10に取り込まれる。
【0024】ここで、上記の各ラインデータD1−1〜
D525-1は、それぞれ800ピクセルデータからなる1
ライン分の映像データからなり、まず第1フレームの第
1ラインのラインデータD1−1がクロックCLK1を
シフトクロックとしてS/R10に書き込まれた後、続
いて次の第2ラインのラインデータD2−1がS/R1
0に書き込まれる直前の時刻t1で、図2(E)に示す
ように、分周器18からの信号がP−S回路11にロー
ド信号として入力されて、上記のラインデータD1−1
を構成する800ピクセルデータをパラレルに取り込
む。このP−S回路11に取り込まれた800ピクセル
データ(ラインデータD1−1)は、分周器17からの
クロックCLK2に同期してシリアルに出力される。
【0025】続いて、第2ラインのラインデータD2−
1がS/R10に書き込まれるが、P−S回路11のロ
ード信号周波数は、水平同期信号H1の1/2倍の周波
数の水平同期信号H2と同一周波数であるため、ライン
データD2−1はP−S回路11には書き込まれず、P
−S回路11は引き続いてS/R10のクロックCLK
1(基準クロック周波数の1600倍)の1/2倍の周
波数(基準クロック周波数の800倍)のクロックCL
K2に同期してシリアルにラインデータD1−1を1/
2倍の速度で読み出している。
【0026】続いて、第1フレームの第3ラインのライ
ンデータD3−1がクロックCLK1をシフトクロック
としてS/R10に、記憶ラインデータD2−1を上書
きする形で書き込まれた後、更に次の第4ラインのライ
ンデータD4−1がS/R10に書き込まれる直前の時
刻t2で、図2(E)に示すように、分周器18からの
信号がP−S回路11にロード信号として入力されて、
上記のラインデータD3−1を構成する800ピクセル
データをパラレルに取り込む。このP−S回路11に取
り込まれた800ピクセルデータ(ラインデータD3−
1)は、上記のラインデータD1−1のシリアル出力に
続いてクロックCLK2に同期してシリアルに出力され
る。
【0027】以下、上記と同様にして、最初の1垂直走
査期間(1/59.94秒)ではVGA信号の第1フレ
ームの奇数ラインのラインデータがP−S回路11に取
り込まれた後、図2(F)に模式的に示すように、順次
にクロックCLK2に同期してシリアル出力される。P
−S回路11からシリアルに取り出されたラインデータ
は、D/A変換器12に供給され、ここでクロックCL
K2に基づいてディジタル・アナログ変換されて、1/
59.94秒の第1フィールドのアナログ映像信号(こ
こではB信号B2)とされた後出力端子23へ出力され
る。
【0028】次に、VGA信号の第1フレームが終了し
た後の、図2(A)のb点からa点までの第2フレーム
期間では、第1フレームと同様に、水平同期信号H1は
525本、水平同期信号H2は262.5本あり、ま
た、映像データは同図(D)に示すように、順次D1−
2、D2−2、D3−2、...、D525-2 が出力され
て、S/R10に取り込まれる。すなわち、この第2フ
レームでは、まず第2フレームの第1ラインのラインデ
ータD1−2がS/R10に書き込まれるが、その直後
にはP−S回路11にはロード信号が図2(E)に示す
ように、入力されないので、P−S回路11にはライン
データD1−2は取り込まれない。
【0029】続いて、第2フレームの第2ラインのライ
ンデータD2−2がクロックCLK1をシフトクロック
としてS/R10に、記憶ラインデータD1−2を上書
きする形で書き込まれた後、次の第3ラインのラインデ
ータD3−2がS/R10に書き込まれる直前の時刻t
3で、図2(E)に示すように、分周器18からの信号
がP−S回路11にロード信号として入力されて、上記
のラインデータD2−2を構成する800ピクセルデー
タをパラレルに取り込む。このP−S回路11に取り込
まれた800ピクセルデータ(ラインデータD2−2)
は、クロックCLK2に同期してシリアルに出力され
る。
【0030】以下、上記と同様にして、次の1垂直走査
期間(1/59.94秒)ではVGA信号の第2フレー
ムの偶数ラインのラインデータがP−S回路11に取り
込まれた後、図2(F)に模式的に示すように、クロッ
クCLK2に同期して順次に取り出される。P−S回路
11からシリアルに取り出されたラインデータは、D/
A変換器12に供給され、ここでクロックCLK2に基
づいてディジタル・アナログ変換されて、1/59.9
4秒の第2フィールドのアナログ映像信号(ここではB
信号B2)とされた後出力端子23へ出力される。
【0031】このように、この実施の形態では、変換部
8から出力端子23へは、VGA信号のB信号B1の第
1フレームの奇数ラインを第1フィールド(1/59.
94秒)とし、VGA信号のB信号B1の第2フレーム
の偶数ラインを第2フィールド(1/59.94秒)と
する、2:1インタレース方式の水平走査周波数15.
734kHzのテレビ映像信号のB信号B2が取り出さ
れる(すなわち、前記のS/R11で前記のノンイン
タレースからインタレースへの変換処理が行われ、D/
A変換器12で前記のピクセルクロックの1/2倍の
周波数の映像信号に変換処理が行われる)。
【0032】他の変換部6及び7も上記の変換部8と同
様に前述したとの変換動作を行い、入力されるVG
A信号のR信号R1、G信号G1を、2:1インタレー
ス方式の水平走査周波数15.734kHzのテレビ映
像信号となる原色信号R2、G2に変換して出力端子2
1、22へ出力する。
【0033】上記の実施の形態では、800×8ビット
のS/R10とP−S回路11を全部で3回路ずつ設け
るだけでVGA信号をNTSC方式のテレビ映像信号と
なる三原色信号を得ることができ、これは従来の大容量
(0.9Mワード)、高速(25MHz)のフレームメ
モリと比較すると、LSI上のメモリ面積が1/200
倍以下になり、安価に1チップ化し得る。しかも、この
実施の形態では、複雑な動作が要求されるタイミングジ
ェネレータを必要とせず、PLL回路13と分周器19
によってすべてのタイミング信号を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の映像信号のピクセルデータが第1のクロックに同
期してシフトレジスタでシフトされ、そのシフトレジス
タに格納された1ライン分のピクセルデータが、第1の
映像信号の水平走査周波数の1/2倍の、第2の映像信
号の水平走査周波数と等しい第3のクロックに同期して
変換器にロードされて第2のクロックに同期して読み出
し出力することで、変換器には第1の映像信号の1ライ
ン分のピクセルデータを、変換器に1ラインおき毎に書
き込み、ある1垂直走査期間(1フィールド)は第1の
映像信号の第1フレームの奇数ラインのピクセルデータ
のみを変換器から取り出し、かつ、次の1垂直走査期間
(1フィールド)は第1の映像信号の第2フレームの偶
数ラインのピクセルデータのみを変換器から取り出すこ
とを繰り返すことができるので、シフトレジスタと変換
器でノンインタレース方式の第1の映像信号をインタレ
ース方式の第2の映像信号に変換され、かつ、ピクセル
クロックが第1の映像信号のそれの1/2倍の第2のク
ロックに同期したピクセルデータを取り出すことがで
き、よって、従来必要であった大容量(0.9Mワー
ド)、高速(25MHz)のビデオメモリに比べて、小
容量(例えば、800×8ビット×3)で、しかもLS
I上での面積が1/200倍以下のシフトレジスタと変
換器とで構成することができ、極めて安価に構成するこ
とができる。
【0035】また、本発明によれば、複雑な動作をする
タイミングジェネレータを必要とせず、PLL回路構成
のクロック発生回路と分周器によって、簡単に各種クロ
ックを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のブロック図である。
【図2】図1の動作説明用タイミングチャートである。
【図3】従来の一例のブロック図である。
【符号の説明】
1 VGA信号のR信号入力端子 2 VGA信号のG信号入力端子 3 VGA信号のB信号入力端子 4 VGA信号の水平同期信号入力端子 5 VGA信号の垂直同期信号入力端子 6、7、8 変換部 9 A/D変換器 10 シフトレジスタ(S/R) 11 パラレル−シリアル変換(P−S)回路 12 D/A変換器 13 PLL回路 14 位相比較器(PC) 15 低域フィルタ(LPF) 16 電圧制御発振器(VCO) 17〜19 分周器 20 微分回路 21 テレビ映像信号のR信号出力端子 22 テレビ映像信号のG信号出力端子 23 テレビ映像信号のB信号出力端子 24 テレビ映像信号の水平同期信号出力端子 25 テレビ映像信号の垂直同期信号出力端子

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノンインタレース方式の第1の映像信号
    を、水平走査周波数が1/2倍で、垂直走査周波数が同
    じであるインタレース方式の第2の映像信号に変換する
    スキャンコンバータにおいて、 前記第1の映像信号の水平同期信号の周波数を1/2倍
    に分周して前記第2の映像信号の水平同期信号を出力す
    る第1の分周器と、 前記第1の分周器の出力信号を基準クロックとして受
    け、前記第1の映像信号の1ライン分のピクセル周波数
    と同じ周波数の第1のクロックと、該第1のクロックの
    1/2倍の周波数の第2のクロックと、前記第2のクロ
    ックを分周して前記第1の分周器の出力信号と同じ周波
    数の第3のクロックを生成するクロック生成回路と、 前記第1のクロックに同期して前記第1の映像信号のピ
    クセルデータをシフトする、1ライン分のピクセルデー
    タの容量を持つシフトレジスタと、 前記第3のクロックに同期して前記シフトレジスタの1
    ライン分のピクセルデータをロードして、そのロードし
    たピクセルデータを前記第2のクロックに同期して順次
    読み出し出力する変換器と、 前記変換器の出力データを前記第2のクロックに同期し
    てアナログ信号に変換し、前記第2の映像信号として出
    力するD/A変換器とを有することを特徴とするスキャ
    ンコンバータ。
  2. 【請求項2】 前記第1の分周器の出力信号のパルス幅
    を調整して、前記第2の映像信号の水平同期信号として
    出力する微分回路を更に有することを特徴とする請求項
    1記載のスキャンコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記クロック生成回路は、前記第1の分
    周器の出力信号を前記基準クロックとして受け、比較信
    号と位相比較して位相誤差電圧を出力する位相比較器
    と、該位相比較器の出力電圧の高周波数成分を除去する
    フィルタと、該フィルタの出力電圧を制御電圧として受
    け、前記第1のクロックを発振出力する電圧制御発振器
    と、該電圧制御発振器から出力された該第1のクロック
    を1/2分周して前記第2のクロックを出力する第2の
    分周器と、該第2の分周器から出力された前記第2のク
    ロックを分周して前記第3のクロックを出力すると共に
    該第3のクロックを前記比較信号として前記位相比較器
    に供給する第3の分周器とよりなるPLL回路であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のスキャンコンバー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記シフトレジスタは、前記第1の映像
    信号を前記第1のクロックをサンプリングクロックとす
    るA/D変換器でA/D変換されたディジタル信号を前
    記第1のクロックに同期してシフトすることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のスキャンコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記変換器は、前記第3のクロックをロ
    ード信号として前記シフトレジスタの1ライン分のピク
    セルデータをパラレルに取り込み、その取り込んだピク
    セルデータを前記第2のクロックに同期してシリアルに
    読み出し出力するパラレル−シリアル変換器であること
    を特徴とする請求項1又は2記載のスキャンコンバー
    タ。
  6. 【請求項6】 前記第1の映像信号は、パーソナルコン
    ピュータから出力されるVGA信号であり、前記第2の
    映像信号は、テレビジョン方式の映像信号であることを
    特徴とする請求項1記載のスキャンコンバータ。
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