JP3208171B2 - カップ式自動販売機 - Google Patents
カップ式自動販売機Info
- Publication number
- JP3208171B2 JP3208171B2 JP08966992A JP8966992A JP3208171B2 JP 3208171 B2 JP3208171 B2 JP 3208171B2 JP 08966992 A JP08966992 A JP 08966992A JP 8966992 A JP8966992 A JP 8966992A JP 3208171 B2 JP3208171 B2 JP 3208171B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cup
- vending machine
- raw material
- supply device
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒー、紅茶、ジュ
ースなどをカップに分与して販売する自動販売機の改良
に関する。
ースなどをカップに分与して販売する自動販売機の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】カップ供給装置から送出されたカップ
に、原料供給装置に収納した複数の原料をその都度分与
し、湯又は希釈液を注入攪拌して原料を溶かすことによ
り調合済飲料を提供するタイプの自動販売機は、限られ
た原料から多種類の商品を提供することができると云っ
たメリットがある。
に、原料供給装置に収納した複数の原料をその都度分与
し、湯又は希釈液を注入攪拌して原料を溶かすことによ
り調合済飲料を提供するタイプの自動販売機は、限られ
た原料から多種類の商品を提供することができると云っ
たメリットがある。
【0003】しかし、このタイプのカップ式自動販売機
においては、調合された商品が各商品毎に定められてい
る所要の出来上り量になっているか否かの検査が行われ
ないと、極端な場合には空のカップだけを販売してしま
う恐れがある。事実、カップ式自動販売機の、市場にお
けるクレームの一部分は、現在でもこの種のクレームで
ある。
においては、調合された商品が各商品毎に定められてい
る所要の出来上り量になっているか否かの検査が行われ
ないと、極端な場合には空のカップだけを販売してしま
う恐れがある。事実、カップ式自動販売機の、市場にお
けるクレームの一部分は、現在でもこの種のクレームで
ある。
【0004】商品が入っているか否かを検知する飲料セ
ンサを備えたカップ式自動販売機としては、実開昭61
−126385号公報が周知である。しかし、この考案
のカップ式自動販売機では異常販売が検出されると顧客
に返金し、その後の販売を停止するようになっているだ
けで、故障モードからの自動的な回復ができないため、
収益性が低下すると云った大きな欠点がある。
ンサを備えたカップ式自動販売機としては、実開昭61
−126385号公報が周知である。しかし、この考案
のカップ式自動販売機では異常販売が検出されると顧客
に返金し、その後の販売を停止するようになっているだ
けで、故障モードからの自動的な回復ができないため、
収益性が低下すると云った大きな欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、空カップ
販売が防止できるだけでなく、迅速に商品を調合して供
給することのでき、しかも原料不足などが原因で販売で
きなくなった商品のみの販売を中止することができるカ
ップ式自動販売機の開発が期待されていた。
販売が防止できるだけでなく、迅速に商品を調合して供
給することのでき、しかも原料不足などが原因で販売で
きなくなった商品のみの販売を中止することができるカ
ップ式自動販売機の開発が期待されていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するための具体的手段として、カップ供給装
置と、原料供給装置と、希釈液供給装置と、撹拌装置と
を具備し、該カップ供給装置から供給されるカップを水
平移動する間に当該カップへの原料供給、希釈液供給、
撹拌を行いながら当該カップを商品取出口まで搬送する
カップ式自動販売機において、該カップを水平移動させ
る行程に当該カップの重量を計る行程を設けると共に、
根幹成分の分与操作後に限定してカップの重量計測を行
うことを特徴とするカップ式自動販売機と、
課題を解決するための具体的手段として、カップ供給装
置と、原料供給装置と、希釈液供給装置と、撹拌装置と
を具備し、該カップ供給装置から供給されるカップを水
平移動する間に当該カップへの原料供給、希釈液供給、
撹拌を行いながら当該カップを商品取出口まで搬送する
カップ式自動販売機において、該カップを水平移動させ
る行程に当該カップの重量を計る行程を設けると共に、
根幹成分の分与操作後に限定してカップの重量計測を行
うことを特徴とするカップ式自動販売機と、
【0007】少なくともカップ供給装置と、原料供給装
置と、調合済商品の入ったカップを上部の商品取出口に
搬送する上方向搬送装置とを備えたカップ式自動販売機
において、調合済商品の入ったカップを前記商品取出口
へ搬送する際に計量し、計測重量が設定値と異なると
き、カップごと廃棄すると共に金銭を払戻し、且つ、販
売待機状態に復帰することを特徴とするカップ式自動販
売機とを提供し、前記従来技術の課題を解決するもので
ある。
置と、調合済商品の入ったカップを上部の商品取出口に
搬送する上方向搬送装置とを備えたカップ式自動販売機
において、調合済商品の入ったカップを前記商品取出口
へ搬送する際に計量し、計測重量が設定値と異なると
き、カップごと廃棄すると共に金銭を払戻し、且つ、販
売待機状態に復帰することを特徴とするカップ式自動販
売機とを提供し、前記従来技術の課題を解決するもので
ある。
【0008】
【作用】第1の発明のカップ式自動販売機においては、
カップ供給装置が送出したカップに予め定められた根幹
成分の分与操作が行われたときに限定してカップの重量
を計測し、前記成分が規定通り分与されているか否かを
判断するので、販売行程が短時間で終了すると共に、例
えばコーヒー飲料でコーヒー成分や、湯の入っていない
ものを販売する、などと云ったことが未然に防止され
る。
カップ供給装置が送出したカップに予め定められた根幹
成分の分与操作が行われたときに限定してカップの重量
を計測し、前記成分が規定通り分与されているか否かを
判断するので、販売行程が短時間で終了すると共に、例
えばコーヒー飲料でコーヒー成分や、湯の入っていない
ものを販売する、などと云ったことが未然に防止され
る。
【0009】一方、第2の発明のカップ式自動販売機に
おいては、商品取出口へ調合済食品の入ったカップを搬
送する段階で計量するため、第1の発明のカップ式自動
販売機よりも販売行程をさらに短縮することが可能であ
り、この場合もカップのみを販売すると云ったことが未
然に防止される。また、計測重量が設定値と異なるとき
は、カップごと廃棄すると共に金銭を払戻し、且つ、販
売待機状態に復帰するので、次回の速やかな販売が可能
となる。
おいては、商品取出口へ調合済食品の入ったカップを搬
送する段階で計量するため、第1の発明のカップ式自動
販売機よりも販売行程をさらに短縮することが可能であ
り、この場合もカップのみを販売すると云ったことが未
然に防止される。また、計測重量が設定値と異なるとき
は、カップごと廃棄すると共に金銭を払戻し、且つ、販
売待機状態に復帰するので、次回の速やかな販売が可能
となる。
【0010】
(実施例1)図1〜図3に基づいて第1の実施例を説明
する。
する。
【0011】本発明になるカップ式自動販売機100
も、従来周知のカップ式自動販売機と同様、接客面に扉
101によりカバーすることのできる商品取出口102
がコイン投入口103や商品選択ボタン104などと共
に設けられている。
も、従来周知のカップ式自動販売機と同様、接客面に扉
101によりカバーすることのできる商品取出口102
がコイン投入口103や商品選択ボタン104などと共
に設けられている。
【0012】そして、前記商品選択ボタン104を操作
することによりコーヒー、紅茶、ジュースなど所望の飲
料が自在に選択できるのはもちろん、砂糖や氷などの添
加も容易に選択できるものであり、本体内部にはカップ
供給装置1、原料供給装置2、希釈液供給装置3、攪拌
装置4、カップ保持装置5、該カップ保持装置5を水平
方向に移動させる移動装置6、および計量装置9が配設
されている。
することによりコーヒー、紅茶、ジュースなど所望の飲
料が自在に選択できるのはもちろん、砂糖や氷などの添
加も容易に選択できるものであり、本体内部にはカップ
供給装置1、原料供給装置2、希釈液供給装置3、攪拌
装置4、カップ保持装置5、該カップ保持装置5を水平
方向に移動させる移動装置6、および計量装置9が配設
されている。
【0013】カップ供給装置1は、紙などからなる多数
のカップCを収納するものであり、底面に設けられた供
給口から、制御装置(図示せず)の指示に基づいて一ヶ
づつ下方に送出することができるようになっている。
のカップCを収納するものであり、底面に設けられた供
給口から、制御装置(図示せず)の指示に基づいて一ヶ
づつ下方に送出することができるようになっている。
【0014】例示した原料供給装置2は、例えば粉体に
よるクリーム、コーヒー、砂糖をそれぞれ収納するタン
ク21a、21b、21cと、各タンクの原料送出口下
方に設けられた案内用のシュータ22a、22b、22
cとから構成されている。そして、各タンクの内部には
原料を送出するため、それ自体は従来周知のオーガ機構
が設けられており、このオーガ機構を一定時間駆動する
ことで、タンク内から所望の原料が所定量だけ送出でき
るようになっている。
よるクリーム、コーヒー、砂糖をそれぞれ収納するタン
ク21a、21b、21cと、各タンクの原料送出口下
方に設けられた案内用のシュータ22a、22b、22
cとから構成されている。そして、各タンクの内部には
原料を送出するため、それ自体は従来周知のオーガ機構
が設けられており、このオーガ機構を一定時間駆動する
ことで、タンク内から所望の原料が所定量だけ送出でき
るようになっている。
【0015】希釈液供給装置3は、所定の温度に加熱さ
れた湯を収納するタンク31とバルブ32とノズル33
とから構成され、制御装置の指示に基づいてバルブ32
が開閉し、所要量の湯がノズル33の先端から吐出する
ようになっている。
れた湯を収納するタンク31とバルブ32とノズル33
とから構成され、制御装置の指示に基づいてバルブ32
が開閉し、所要量の湯がノズル33の先端から吐出する
ようになっている。
【0016】攪拌装置4を構成するモータM1は羽根車
41を回転させるものであり、腕部材42を介して箱体
内部のベルト(図示せず)に連結され、このベルトがモ
ータ駆動されて、羽根車41が昇降する構造である。
41を回転させるものであり、腕部材42を介して箱体
内部のベルト(図示せず)に連結され、このベルトがモ
ータ駆動されて、羽根車41が昇降する構造である。
【0017】したがって、攪拌装置4の羽根車41は所
要の降下と上昇、および回転/停止が制御装置からの指
令により自在に制御される。
要の降下と上昇、および回転/停止が制御装置からの指
令により自在に制御される。
【0018】カップ保持装置5は、カップCを挟持する
ための保持腕L・Rを有し、この保持腕L・Rでカップ
Cのカール下を保持する構造となっている。また、カッ
プ保持装置5の下面にはローラユニットR1があり、水
平方向に力が作用すると、平面上を滑らかに移動するこ
とができるようになっている。
ための保持腕L・Rを有し、この保持腕L・Rでカップ
Cのカール下を保持する構造となっている。また、カッ
プ保持装置5の下面にはローラユニットR1があり、水
平方向に力が作用すると、平面上を滑らかに移動するこ
とができるようになっている。
【0019】なお、前記保持腕L・Rは対向距離を変化
させることができる構造になっており、制御装置の指示
により、カップCを保持するときには対向距離を狭め、
カップCを放す時には拡げることができるようになって
いる。
させることができる構造になっており、制御装置の指示
により、カップCを保持するときには対向距離を狭め、
カップCを放す時には拡げることができるようになって
いる。
【0020】移動装置6は本実施例の場合、カップ保持
装置5を水平(縦・横)方向に移動可能なよう縦方向移
動手段6Aと横方向移動手段6Bとから構成している。
装置5を水平(縦・横)方向に移動可能なよう縦方向移
動手段6Aと横方向移動手段6Bとから構成している。
【0021】縦方向移動手段6Aは、従動プーリーP1
とモータM2の回転によって回転力が付与される駆動プ
ーリーP2との間に巻き掛けれたベルトB1の所定位置
に前記カップ保持装置5を連結することができるように
なっており、前記ベルトB1の回動に伴って前記カップ
保持装置5に水平方向の駆動力が伝達され、前記ローラ
ーニットR1が回転することにより、カップ保持装置5
が箱体6A1の上面を滑らかに移動するようになってい
る。
とモータM2の回転によって回転力が付与される駆動プ
ーリーP2との間に巻き掛けれたベルトB1の所定位置
に前記カップ保持装置5を連結することができるように
なっており、前記ベルトB1の回動に伴って前記カップ
保持装置5に水平方向の駆動力が伝達され、前記ローラ
ーニットR1が回転することにより、カップ保持装置5
が箱体6A1の上面を滑らかに移動するようになってい
る。
【0022】なお、モータM2は正逆回転が可能なモー
タであり、その回転量は制御装置からの指示、例えば制
御装置が発信するパルス数によって決定され、回転方向
も制御装置からの信号により決定される。
タであり、その回転量は制御装置からの指示、例えば制
御装置が発信するパルス数によって決定され、回転方向
も制御装置からの信号により決定される。
【0023】すなわち、モータM2の回転方向と回転量
とを制御することにより、駆動プーリーP2とベルトB
1とを介してカップ保持装置5の縦方向移動手段6Aに
対する位置が制御される。
とを制御することにより、駆動プーリーP2とベルトB
1とを介してカップ保持装置5の縦方向移動手段6Aに
対する位置が制御される。
【0024】また、縦方向移動手段6Aの下面にはロー
ラユニットR2とR3が設けられ、水平方向に力が作用
すると平面上を滑らかに移動することができる構造とな
っている。
ラユニットR2とR3が設けられ、水平方向に力が作用
すると平面上を滑らかに移動することができる構造とな
っている。
【0025】横方向移動手段6Bは、1本のガイドレー
ル6B1とこれに平行に設置された駆動部材6B2とか
ら構成され、この駆動部材6B2の構成は前記縦方向移
動手段6Aと同様であり、モータ駆動されるベルトB2
の所定位置に前記縦方向移動手段6Aの箱体6A1が連
結されて、縦方向移動手段6Aを矢印の方向に移動する
ものである。
ル6B1とこれに平行に設置された駆動部材6B2とか
ら構成され、この駆動部材6B2の構成は前記縦方向移
動手段6Aと同様であり、モータ駆動されるベルトB2
の所定位置に前記縦方向移動手段6Aの箱体6A1が連
結されて、縦方向移動手段6Aを矢印の方向に移動する
ものである。
【0026】なお、ガイドレール6B1と駆動部材6B
2は、カップ式自動販売機100の箱体に固定されてい
る。
2は、カップ式自動販売機100の箱体に固定されてい
る。
【0027】したがって、移動装置6の縦方向移動手段
6Aと横方向移動手段6Bとを操作することにより、カ
ップ保持装置5が保持するカップCの水平位置が自在に
制御される。
6Aと横方向移動手段6Bとを操作することにより、カ
ップ保持装置5が保持するカップCの水平位置が自在に
制御される。
【0028】計量装置9は、重量感知部9Aと昇降装置
部9Bから構成されている。
部9Bから構成されている。
【0029】重量感知部9Aは、カップCを乗せる受皿
9A1とこの下側に固定取付された重量センサS1とか
らなり、受皿9A1の裏面中央部には案内穴9A2が穿
設され、昇降装置部9Bの保持台9B1から上方に突出
形成された案内軸9B2が摺動可能に挿設されている。
9A1とこの下側に固定取付された重量センサS1とか
らなり、受皿9A1の裏面中央部には案内穴9A2が穿
設され、昇降装置部9Bの保持台9B1から上方に突出
形成された案内軸9B2が摺動可能に挿設されている。
【0030】重量センサS1は下方に凸部を向けて保持
台9B1の上面と接しており、受皿9A1にカップCな
どが乗せられて重量が加わると、凸部を介してこの重さ
が伝達され、センサ内部では荷重を微小なひずみとして
検知し、この微小なひずみに比例する電気信号に変換し
て制御装置に送信する機能を備えている。
台9B1の上面と接しており、受皿9A1にカップCな
どが乗せられて重量が加わると、凸部を介してこの重さ
が伝達され、センサ内部では荷重を微小なひずみとして
検知し、この微小なひずみに比例する電気信号に変換し
て制御装置に送信する機能を備えている。
【0031】昇降装置部9Bの前記保持台9B1は裏面
中央部にめねじ9B3が形成され、このめねじ9B3と
螺合する送りねじ(おねじ)9B4を回転駆動させるた
めのモータM3が設けられ、しかもこのモータM3のケ
ース体が回転および移動不能に適宜の部材に固定される
と共に、保持台9B1自身も回転不能に設けられている
ので、モータM3が回転駆動することにより保持台9B
1が昇降する。
中央部にめねじ9B3が形成され、このめねじ9B3と
螺合する送りねじ(おねじ)9B4を回転駆動させるた
めのモータM3が設けられ、しかもこのモータM3のケ
ース体が回転および移動不能に適宜の部材に固定される
と共に、保持台9B1自身も回転不能に設けられている
ので、モータM3が回転駆動することにより保持台9B
1が昇降する。
【0032】したがって、前記移動装置6を駆動して保
持腕L・Rに保持されているカップCを受皿9A1の直
上に位置させ、制御装置からの操作指令に基づいてモー
タM3を回転駆動して保持台9B1を上昇させると、受
皿9A1も上昇してカップCの底部と接触し、カップC
が保持腕L・Rから離間して持ち上げられるため、重量
センサS1に作用する負荷が増加してその重量が測定さ
れ、制御装置に計量結果が送信されて予め設定記憶され
ているデータと比較照合される。
持腕L・Rに保持されているカップCを受皿9A1の直
上に位置させ、制御装置からの操作指令に基づいてモー
タM3を回転駆動して保持台9B1を上昇させると、受
皿9A1も上昇してカップCの底部と接触し、カップC
が保持腕L・Rから離間して持ち上げられるため、重量
センサS1に作用する負荷が増加してその重量が測定さ
れ、制御装置に計量結果が送信されて予め設定記憶され
ているデータと比較照合される。
【0033】一般に、カップ式自動販売機に用いられる
カップは容積を示すオンスと云う単位を用いて表現され
ており、市場で多用されているのは7オンス(約5
g)、9オンス(約6g)、12オンス(約9g)の3
種類である。この内、7オンスカップを使用したときの
一具体例を示すと、粉末原料のコーヒー、砂糖、クリー
ム原料および湯の使用量とカップサイズの関係は、例え
ば下記のように制御装置に設定記憶される。
カップは容積を示すオンスと云う単位を用いて表現され
ており、市場で多用されているのは7オンス(約5
g)、9オンス(約6g)、12オンス(約9g)の3
種類である。この内、7オンスカップを使用したときの
一具体例を示すと、粉末原料のコーヒー、砂糖、クリー
ム原料および湯の使用量とカップサイズの関係は、例え
ば下記のように制御装置に設定記憶される。
【0034】
【表1】
【0035】そして、制御装置が基準内の量(重さ)で
あると判定する範囲は、例えば基準値に対して−10%
から+15%の範囲などと設定される。
あると判定する範囲は、例えば基準値に対して−10%
から+15%の範囲などと設定される。
【0036】上記構成になる本発明のカップ式自動販売
機100の一動作例を説明すると、顧客により、商品選
択ボタン104によって例えば砂糖入りコーヒーが購入
商品として選択されると、制御装置から販売指令が出力
され、同時にこの商品の根幹をなす原料はコーヒーと湯
であると判断し(これも予め記憶されている)、これら
の原料については供給された直後に前記計量装置9によ
りその都度重量が測定され、規定通りの原料供給がなさ
れたかどうか確認される。
機100の一動作例を説明すると、顧客により、商品選
択ボタン104によって例えば砂糖入りコーヒーが購入
商品として選択されると、制御装置から販売指令が出力
され、同時にこの商品の根幹をなす原料はコーヒーと湯
であると判断し(これも予め記憶されている)、これら
の原料については供給された直後に前記計量装置9によ
りその都度重量が測定され、規定通りの原料供給がなさ
れたかどうか確認される。
【0037】すなわち、制御装置からの販売指令を受け
ると、移動装置6が駆動してカップ保持装置5をカップ
供給装置1の下方に移動し、カップ供給装置1が送出す
るカップCを保持腕L・Rが受け取って保持する。
ると、移動装置6が駆動してカップ保持装置5をカップ
供給装置1の下方に移動し、カップ供給装置1が送出す
るカップCを保持腕L・Rが受け取って保持する。
【0038】カップCを保持したカップ保持装置5は、
移動装置6により所要のシュータ、この場合は先ずシュ
ータ22bの直下にカップCを位置させて停止し、タン
ク21bの原料送出口より所要量のコーヒー原料が分与
される。
移動装置6により所要のシュータ、この場合は先ずシュ
ータ22bの直下にカップCを位置させて停止し、タン
ク21bの原料送出口より所要量のコーヒー原料が分与
される。
【0039】このあとカップCは、移動装置6によって
計量装置9の直上方位置に移送され、計量装置9の重量
感知部9Aが上昇してコーヒー原料の入ったカップCが
計量される。
計量装置9の直上方位置に移送され、計量装置9の重量
感知部9Aが上昇してコーヒー原料の入ったカップCが
計量される。
【0040】この計量データが制御装置に送信され、記
憶されているデータと比較照合される。照合結果が所定
の範囲内に納まっていれば、移動装置6によりカップC
をさらにシュータ22cの直下に移送し、タンク21c
の原料送出口より所要量の砂糖が分与され、続いて、こ
のカップCを羽根車41とノズル33の吐出口直下に位
置させて停止し、羽根車41を降下挿入させる。そし
て、バルブ32を開いてノズル33の先端から湯を所要
量注入し、羽根車41を回転させてコーヒーと砂糖を湯
に完全に溶解させる。
憶されているデータと比較照合される。照合結果が所定
の範囲内に納まっていれば、移動装置6によりカップC
をさらにシュータ22cの直下に移送し、タンク21c
の原料送出口より所要量の砂糖が分与され、続いて、こ
のカップCを羽根車41とノズル33の吐出口直下に位
置させて停止し、羽根車41を降下挿入させる。そし
て、バルブ32を開いてノズル33の先端から湯を所要
量注入し、羽根車41を回転させてコーヒーと砂糖を湯
に完全に溶解させる。
【0041】羽根車41は、所定時間回転したのちカッ
プCから引き上げられる。羽根車41の引き上げが完了
すると、調合済飲料(この場合は、砂糖入りコーヒー)
が入っているカップCは再度、計量装置9の直上方位置
に移送されて計量される。計量データは制御装置に送信
されて比較照合され、その結果が所定範囲内に納まって
いるれば商品取出口102のカップ受台上に移送されて
販売に供される。
プCから引き上げられる。羽根車41の引き上げが完了
すると、調合済飲料(この場合は、砂糖入りコーヒー)
が入っているカップCは再度、計量装置9の直上方位置
に移送されて計量される。計量データは制御装置に送信
されて比較照合され、その結果が所定範囲内に納まって
いるれば商品取出口102のカップ受台上に移送されて
販売に供される。
【0042】このように飲料の根幹をなす部分について
のみ計量するのは、短時間で商品を提供するためであ
る。調合された全原料を計量すれば品質が向上すること
は自明であるが、これでは商品提供に至るまでの時間が
長く掛かり過ぎて顧客の満足度が極度に低下すると云っ
た欠点が現れる。
のみ計量するのは、短時間で商品を提供するためであ
る。調合された全原料を計量すれば品質が向上すること
は自明であるが、これでは商品提供に至るまでの時間が
長く掛かり過ぎて顧客の満足度が極度に低下すると云っ
た欠点が現れる。
【0043】このため、本発明になるカップ式自動販売
機100では、少なくとも商品の根幹部分、例えば砂糖
入りコーヒーであれば、コーヒー原料と湯が必ず供給さ
れたことを確認してから販売に供するようにした。
機100では、少なくとも商品の根幹部分、例えば砂糖
入りコーヒーであれば、コーヒー原料と湯が必ず供給さ
れたことを確認してから販売に供するようにした。
【0044】なお、計量装置9を前記したように昇降方
式としたのは、主に次の二つの理由による。 1)カップ保持装置5は移動装置6により水平移動され
る構造であるため、カップCを計量する度にカップ保持
装置5を更に上下方向に動作させて重量感知部9Aにカ
ップCを乗せるよりも、重量感知部9Aを昇降させた方
が構造的に簡単であり、コストも安く、且つ信頼性の高
い計量ができるためである。 2)カップ式自動販売機で現在多く用いられているカッ
プサイズは数種類あり、それぞれに長さが大きく異なっ
ているため、前記理由に合せて昇降ストロークを自由に
設定できる有利さがある。カップ保持装置5は自動販売
機内で水平方向に移動するため、その高さ寸法は最小に
構成しなければ他の機能部品を取付けることができない
空間が増大することになり好ましくない。
式としたのは、主に次の二つの理由による。 1)カップ保持装置5は移動装置6により水平移動され
る構造であるため、カップCを計量する度にカップ保持
装置5を更に上下方向に動作させて重量感知部9Aにカ
ップCを乗せるよりも、重量感知部9Aを昇降させた方
が構造的に簡単であり、コストも安く、且つ信頼性の高
い計量ができるためである。 2)カップ式自動販売機で現在多く用いられているカッ
プサイズは数種類あり、それぞれに長さが大きく異なっ
ているため、前記理由に合せて昇降ストロークを自由に
設定できる有利さがある。カップ保持装置5は自動販売
機内で水平方向に移動するため、その高さ寸法は最小に
構成しなければ他の機能部品を取付けることができない
空間が増大することになり好ましくない。
【0045】(実施例2)図4〜図10に例示したカッ
プ式自動販売機100Bは、実施例1に示したカップ式
自動販売機100より一層簡易的によって空カップ販売
などと云った不良商品の販売を防止するものである。
プ式自動販売機100Bは、実施例1に示したカップ式
自動販売機100より一層簡易的によって空カップ販売
などと云った不良商品の販売を防止するものである。
【0046】カップ式自動販売機としての基本的構成に
は変わりがないので、前記カップ式自動販売機100と
異なる構造についてのみ、以下詳細に詳細に説明する。
は変わりがないので、前記カップ式自動販売機100と
異なる構造についてのみ、以下詳細に詳細に説明する。
【0047】本実施例のカップ式自動販売機100B
は、迅速な商品提供を可能とするため、数グラム程度の
原料供給については計量を省略する代わりに、供給をチ
ェックする手段として、図6に示したように原料供給装
置2のタンクそれぞれに原料センサS2と、原料を送出
するオーガ2B2に回転センサS3を設けてある。
は、迅速な商品提供を可能とするため、数グラム程度の
原料供給については計量を省略する代わりに、供給をチ
ェックする手段として、図6に示したように原料供給装
置2のタンクそれぞれに原料センサS2と、原料を送出
するオーガ2B2に回転センサS3を設けてある。
【0048】原料センサS2はタンクに原料が所要量以
上あることをチェックする機能を有し、回転センサS3
はモータM4によってオーガ2B2が所要回転数だけ回
転したことをチェックする機能を有し、両センサ共にそ
の計測データを制御装置に送信するようになっている。
上あることをチェックする機能を有し、回転センサS3
はモータM4によってオーガ2B2が所要回転数だけ回
転したことをチェックする機能を有し、両センサ共にそ
の計測データを制御装置に送信するようになっている。
【0049】前記原料センサS2は、この場合静電容量
型のセンサであり、センサ取付位置の高さに原料が有る
か、無いかが検知できる。原料センサS2の取付位置以
下に原料の残量が減少すると、オーガ2B2が所定回転
数だけ回転しても原料の分与量が所要量でなくなるため
に「原料なし」の信号を制御装置に送信し、各種飲料を
販売する商品選択ボタン104に対応する位置に表示灯
105によりその結果を表示するようになっている。
型のセンサであり、センサ取付位置の高さに原料が有る
か、無いかが検知できる。原料センサS2の取付位置以
下に原料の残量が減少すると、オーガ2B2が所定回転
数だけ回転しても原料の分与量が所要量でなくなるため
に「原料なし」の信号を制御装置に送信し、各種飲料を
販売する商品選択ボタン104に対応する位置に表示灯
105によりその結果を表示するようになっている。
【0050】回転センサS3は、一対の発光素子と受光
素子からなるフォトセンサS31が円板S32の周部を
挟んで設置され、この円板S32の周部に一定のピッチ
で設けた貫通孔S33を通過する発光素子からの光を受
光素子が所定時間に受ける回数によってオーガ2B2の
回転を計測するものである。
素子からなるフォトセンサS31が円板S32の周部を
挟んで設置され、この円板S32の周部に一定のピッチ
で設けた貫通孔S33を通過する発光素子からの光を受
光素子が所定時間に受ける回数によってオーガ2B2の
回転を計測するものである。
【0051】したがって、原料センサS2と回転センサ
S3とから送信されてくる計測データを監視していれ
ば、カップCのみを販売すると云った懸念はなくなる。
S3とから送信されてくる計測データを監視していれ
ば、カップCのみを販売すると云った懸念はなくなる。
【0052】そして、分与した供給原料の重さを簡易的
に計測する計量装置9Cが、上方向搬送装置7のカップ
受台71に組み込まれ、調合済飲料の入ったカップCを
上方の商品取出口102へ搬送する際に計量する構成と
なっている。
に計測する計量装置9Cが、上方向搬送装置7のカップ
受台71に組み込まれ、調合済飲料の入ったカップCを
上方の商品取出口102へ搬送する際に計量する構成と
なっている。
【0053】図8と図9に例示した簡易式の計量装置9
Cは、スプリング9C1とスイッチ9C2の組合せから
なるものであり、カップ受台71の裏面中央部に形成さ
れた凹部9C3にスプリング9C1が挿入設置され、カ
ップ受台71に何も乗っていないときにはカップ受台7
1と腕部材72とが所定の間隔で離間し、カップ受台7
1の裏面に形成されたもう一つの凹部9C4に設置され
たスイッチ9C2が開の状態となり、設定重量以上の飲
料の入ったカップCがカップ受台71に乗ったときに、
スイッチ9C2が作動する位置までカップ受台71が降
下し、カップCが取り去られるとカップ受台71を元の
位置まで押し上げて復帰するように設けられている。
Cは、スプリング9C1とスイッチ9C2の組合せから
なるものであり、カップ受台71の裏面中央部に形成さ
れた凹部9C3にスプリング9C1が挿入設置され、カ
ップ受台71に何も乗っていないときにはカップ受台7
1と腕部材72とが所定の間隔で離間し、カップ受台7
1の裏面に形成されたもう一つの凹部9C4に設置され
たスイッチ9C2が開の状態となり、設定重量以上の飲
料の入ったカップCがカップ受台71に乗ったときに、
スイッチ9C2が作動する位置までカップ受台71が降
下し、カップCが取り去られるとカップ受台71を元の
位置まで押し上げて復帰するように設けられている。
【0054】例えば、7オンスカップCを使用したコー
ヒーの自動販売機において、最軽量商品はブラックコー
ヒーであり、カップ込みの規定重量が約137g(カッ
プ約5g、湯130g、コーヒー原料約2g)であると
したときには、この重量の約90%の120gの荷重が
カップ受台71上に作用すると、カップ受台71が降下
してスイッチ9C2が作動するようにスプリング9C1
の強度が調整されている。
ヒーの自動販売機において、最軽量商品はブラックコー
ヒーであり、カップ込みの規定重量が約137g(カッ
プ約5g、湯130g、コーヒー原料約2g)であると
したときには、この重量の約90%の120gの荷重が
カップ受台71上に作用すると、カップ受台71が降下
してスイッチ9C2が作動するようにスプリング9C1
の強度が調整されている。
【0055】そして、カップ受台71の降下によりスイ
ッチ9C2が作動すると、この信号が制御装置に送信さ
れる。
ッチ9C2が作動すると、この信号が制御装置に送信さ
れる。
【0056】前記上方向搬送装置7は、カップ保持装置
5からカップCを受け取って商品取出口102に搬送す
る機能と、カップCの重さを測定するためにカップ保持
装置5の保持腕L・RからカップCが少し浮き上がった
状態でカップ受台71を停止させる機能とを有するもの
である。
5からカップCを受け取って商品取出口102に搬送す
る機能と、カップCの重さを測定するためにカップ保持
装置5の保持腕L・RからカップCが少し浮き上がった
状態でカップ受台71を停止させる機能とを有するもの
である。
【0057】このため、一端が前記カップ受台71と連
結している腕部材72の他端が、上下方向にモータ駆動
されるベルトB3の所定部と連結しているスライダー7
3に固定接続されている。
結している腕部材72の他端が、上下方向にモータ駆動
されるベルトB3の所定部と連結しているスライダー7
3に固定接続されている。
【0058】ベルトB3を駆動させるモータM5は前記
モータM2などと同様に正逆転可能なものであり、制御
装置からの指令によって駆動される。ベルトB3は、例
えば駆動プーリーP3との間に滑りを発生させない歯付
ベルトとプーリーとで構成している。
モータM2などと同様に正逆転可能なものであり、制御
装置からの指令によって駆動される。ベルトB3は、例
えば駆動プーリーP3との間に滑りを発生させない歯付
ベルトとプーリーとで構成している。
【0059】なお、スライダー73は2本の案内軸74
で案内されて上下方向に定められた軌跡で動作するよう
になっている。
で案内されて上下方向に定められた軌跡で動作するよう
になっている。
【0060】そして、駆動プーリーP3の駆動軸に前記
回転センサS3と同一構成の回転センサS4が固定取付
されて、駆動軸の回転数からスライダー73の位置を検
出するようになっている。
回転センサS3と同一構成の回転センサS4が固定取付
されて、駆動軸の回転数からスライダー73の位置を検
出するようになっている。
【0061】スライダー73の側面には突起部75が設
けてあり、その突起部75が下部側の位置決めセンサS
5又は上部側の位置決めセンサS6の光路を遮断するこ
とにより、カップ受台71の下降位置と商品取出口位置
(待機位置)とを知ることができるようになっている。
けてあり、その突起部75が下部側の位置決めセンサS
5又は上部側の位置決めセンサS6の光路を遮断するこ
とにより、カップ受台71の下降位置と商品取出口位置
(待機位置)とを知ることができるようになっている。
【0062】前記位置決めセンサS5、S6は、受光・
発光素子で構成されるフォトセンサであり、計量位置の
設定は例えば下部側の位置決めセンサS5からの信号を
基準にして回転センサS4が計測した円板の穴数から制
御装置にて演算され、制御装置に記憶されている数値と
の一致を判断することにより決められる。
発光素子で構成されるフォトセンサであり、計量位置の
設定は例えば下部側の位置決めセンサS5からの信号を
基準にして回転センサS4が計測した円板の穴数から制
御装置にて演算され、制御装置に記憶されている数値と
の一致を判断することにより決められる。
【0063】かかる構成により、上方向搬送装置7のカ
ップ受台71は制御装置からの指示に基づいて所要のタ
イミングで昇降および停止することが可能である。
ップ受台71は制御装置からの指示に基づいて所要のタ
イミングで昇降および停止することが可能である。
【0064】スイッチ9C2からの信号が所定時間経過
しても制御装置に送信されないときには、カップ受台7
1に乗っているカップCの商品には異常があると判断
し、カップ受台71は図10に示す降下位置に戻り、カ
ップ保持装置5の保持腕L・RにカップCを保持させ
る。
しても制御装置に送信されないときには、カップ受台7
1に乗っているカップCの商品には異常があると判断
し、カップ受台71は図10に示す降下位置に戻り、カ
ップ保持装置5の保持腕L・RにカップCを保持させ
る。
【0065】カップ保持装置5はカップ廃棄位置に移動
し、下方に設置されたウエストバケツ8に保持腕L・R
を開いてカップCを廃棄する。その後、カップ保持装置
5は待機位置に戻る。
し、下方に設置されたウエストバケツ8に保持腕L・R
を開いてカップCを廃棄する。その後、カップ保持装置
5は待機位置に戻る。
【0066】制御装置は調合した商品に異常があったと
判断すると、その時点で金銭処理部に対し金銭を所要額
払戻す指令を出す。
判断すると、その時点で金銭処理部に対し金銭を所要額
払戻す指令を出す。
【0067】カップ保持装置5がカップ廃棄位置に達す
るとカップ受台71は上昇移動して待機位置に戻る。
るとカップ受台71は上昇移動して待機位置に戻る。
【0068】これらの動作により異常商品は販売され
ず、調合行程から排除されて次の販売が可能となる。
ず、調合行程から排除されて次の販売が可能となる。
【0069】上記構成になるカップ式自動販売機100
Bの一動作例を説明すると、原料センサS2は販売毎に
原料供給装置2内の原料貯蔵量が所要量以上あるか否か
をチェックしてその信号を制御装置に送信する。
Bの一動作例を説明すると、原料センサS2は販売毎に
原料供給装置2内の原料貯蔵量が所要量以上あるか否か
をチェックしてその信号を制御装置に送信する。
【0070】制御装置はその信号に基づいて販売可能な
飲料と原料が不足して販売できない飲料とを判別し、表
示灯105によりその結果を表示するようになってい
る。これにより顧客も購入不可能な商品を知ることが出
来る。また、その商品選択ボタン104が押されたとし
てもその商品は販売されることがない。
飲料と原料が不足して販売できない飲料とを判別し、表
示灯105によりその結果を表示するようになってい
る。これにより顧客も購入不可能な商品を知ることが出
来る。また、その商品選択ボタン104が押されたとし
てもその商品は販売されることがない。
【0071】例えば、4個の商品選択ボタン104が設
けられて、砂糖とクリーム入りコーヒー、砂糖入りコー
ヒー、クリーム入りコーヒー、ブラックコーヒーを販売
するカップ式自動販売機100Bにおいて、原料センサ
S2がクリーム原料の貯蔵量不足を検知していたとする
と、制御装置から砂糖、クリーム入りコーヒーとクリー
ム入りコーヒーに対応する表示灯105は売り切れを表
示し、それに対応する商品選択ボタン104が押されて
も販売動作はしない。
けられて、砂糖とクリーム入りコーヒー、砂糖入りコー
ヒー、クリーム入りコーヒー、ブラックコーヒーを販売
するカップ式自動販売機100Bにおいて、原料センサ
S2がクリーム原料の貯蔵量不足を検知していたとする
と、制御装置から砂糖、クリーム入りコーヒーとクリー
ム入りコーヒーに対応する表示灯105は売り切れを表
示し、それに対応する商品選択ボタン104が押されて
も販売動作はしない。
【0072】砂糖入りコーヒーとブラックコーヒーとの
販売が可能であるとする表示中に、砂糖入りコーヒーに
対応する商品選択ボタン104が押されると、カップ供
給装置5からカップCが供給され、カップ保持装置5が
カップCを保持してシュータ22b下方位置、次いでシ
ュータ22c下方位置へと移動される。
販売が可能であるとする表示中に、砂糖入りコーヒーに
対応する商品選択ボタン104が押されると、カップ供
給装置5からカップCが供給され、カップ保持装置5が
カップCを保持してシュータ22b下方位置、次いでシ
ュータ22c下方位置へと移動される。
【0073】まず、シュータ22bの下方位置にカップ
Cが移送されて来ると原料を供給するモータM4が制御
装置から運転指令を受けて所要量のコーヒー原料をシュ
ータ22bを介してカップCに供給する。
Cが移送されて来ると原料を供給するモータM4が制御
装置から運転指令を受けて所要量のコーヒー原料をシュ
ータ22bを介してカップCに供給する。
【0074】回転センサS3はモータM4がオーガ2B
2を回転させた回数を計測して制御装置に送信する。制
御装置ではそのデータが基準値に達しているか否かを判
断する。もし、不足ならば不足分を続けて運転する指令
をモータM4に指令する。回転センサS3からのデータ
が基準値に達していればカップCは移動されて次のステ
ップに進む。
2を回転させた回数を計測して制御装置に送信する。制
御装置ではそのデータが基準値に達しているか否かを判
断する。もし、不足ならば不足分を続けて運転する指令
をモータM4に指令する。回転センサS3からのデータ
が基準値に達していればカップCは移動されて次のステ
ップに進む。
【0075】同様の操作が砂糖原料供給位置でも行われ
る。砂糖原料が供給されたカップCは、攪拌注入位置に
移されて所要量の湯を希釈液供給装置4から注入され、
攪拌装置4の羽根車41によってコーヒー原料と砂糖原
料とが湯に溶解されて飲料の調合が終了する。
る。砂糖原料が供給されたカップCは、攪拌注入位置に
移されて所要量の湯を希釈液供給装置4から注入され、
攪拌装置4の羽根車41によってコーヒー原料と砂糖原
料とが湯に溶解されて飲料の調合が終了する。
【0076】調合済飲料の入ったカップCは、カップ受
台71直上方位置に移送され、カップ受台71が上方向
搬送装置7によって上昇し、カップ受台71にカップC
を乗せて停止する。
台71直上方位置に移送され、カップ受台71が上方向
搬送装置7によって上昇し、カップ受台71にカップC
を乗せて停止する。
【0077】カップ保持装置5の保持腕L/Rからカッ
プCが離れ、カップCの全重量がカップ受台71に作用
する。この状態でカップCに規定量以上の湯が注入され
ていればカップ受台71は降下してスイッチ9C2を作
動させる。
プCが離れ、カップCの全重量がカップ受台71に作用
する。この状態でカップCに規定量以上の湯が注入され
ていればカップ受台71は降下してスイッチ9C2を作
動させる。
【0078】このスイッチ9C2の作動信号は制御装置
に送信される。次いで、制御装置から上方向搬送装置7
に調合済飲料の入ったカップCを商品取出口102に搬
出する指令が出力され、カップCが商品取出口102に
搬送され販売に供される。
に送信される。次いで、制御装置から上方向搬送装置7
に調合済飲料の入ったカップCを商品取出口102に搬
出する指令が出力され、カップCが商品取出口102に
搬送され販売に供される。
【0079】なお、重量不足でスイッチ9C2が作動し
ないときには、制御装置がカップ受台71に乗っている
カップCの商品に異常があると判断し、この商品をカッ
プCごとウエストバケツ8に廃棄すると共に、所要額の
払戻を行い、カップ保持装置5は待機位置に戻って次回
販売の待機状態に移る。
ないときには、制御装置がカップ受台71に乗っている
カップCの商品に異常があると判断し、この商品をカッ
プCごとウエストバケツ8に廃棄すると共に、所要額の
払戻を行い、カップ保持装置5は待機位置に戻って次回
販売の待機状態に移る。
【0080】図11〜13は、計量装置9Cに代えて使
用する他の簡易的な計量装置9Dを示しており、カップ
受台71が上方向搬送装置7の腕部材72の上部に水平
ピン9D1によって回動可能に支持され、カップ受台7
1に設定以上の荷重が作用していないときにはスプリン
グ9D2の弾発力によって、カップ受台71と腕部材7
2との間に設置したスイッチ9D3が開放状態になり、
設定重量以上の飲料の入ったカップCなどがカップ受台
71に乗ると、スイッチ9D3が接触して作動する位置
までカップ受台71が回動可能に、前記スプリング9D
2は強度調整されている。
用する他の簡易的な計量装置9Dを示しており、カップ
受台71が上方向搬送装置7の腕部材72の上部に水平
ピン9D1によって回動可能に支持され、カップ受台7
1に設定以上の荷重が作用していないときにはスプリン
グ9D2の弾発力によって、カップ受台71と腕部材7
2との間に設置したスイッチ9D3が開放状態になり、
設定重量以上の飲料の入ったカップCなどがカップ受台
71に乗ると、スイッチ9D3が接触して作動する位置
までカップ受台71が回動可能に、前記スプリング9D
2は強度調整されている。
【0081】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、大きさや用途などに合わせて適宜の変
形実施が可能である。例えば、原料供給装置2のタンク
は所望の数だけ設置することができるし、原料の一部ま
たは全部が液体で供給され、湯などを加えて飲料にする
ものなどであっても良い。
のではないので、大きさや用途などに合わせて適宜の変
形実施が可能である。例えば、原料供給装置2のタンク
は所望の数だけ設置することができるし、原料の一部ま
たは全部が液体で供給され、湯などを加えて飲料にする
ものなどであっても良い。
【0082】また、実施例ではカップCを移動装置6に
よって移送しながら各種原料を供給分与したが、固定し
たカップCに原料を供給する方式であっても良いし、原
料センサS2、回転センサS3、S4なども他の方式で
あっても構わない。
よって移送しながら各種原料を供給分与したが、固定し
たカップCに原料を供給する方式であっても良いし、原
料センサS2、回転センサS3、S4なども他の方式で
あっても構わない。
【0083】さらに、カップ供給装置1、希釈液供給装
置3、攪拌装置4、カップ保持装置5、移動装置6、上
方向搬送装置7などの具体的構成についても適宜変形す
ることができる。
置3、攪拌装置4、カップ保持装置5、移動装置6、上
方向搬送装置7などの具体的構成についても適宜変形す
ることができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明のカップ
式自動販売機は、カップ供給装置が送出したカップに原
料供給装置から所定原料の分与操作を行う際には、予め
定められている飲料の根幹成分の分与操作が行われたと
きに限定してカップの重量を計測し、前記成分が規定通
り分与されているか否かを判断するので、販売行程が短
時間で終了すると共に、例えばコーヒー飲料でコーヒー
成分や、湯の入っていないものを販売する、などと云っ
たことが未然に防止される。また、第2の発明のカップ
式自動販売機においては、商品取出口へ調合済食品の入
ったカップを搬送する段階で計量するため、第1の発明
のカップ式自動販売機よりも販売行程をさらに短縮する
ことが可能であり、この場合もカップのみを販売すると
云ったことが未然に防止される。また、計測重量が設定
値と異なるときは、カップごと廃棄すると共に金銭を払
戻し、且つ、販売待機状態に復帰するので、次回の速や
かな販売が可能となる。
式自動販売機は、カップ供給装置が送出したカップに原
料供給装置から所定原料の分与操作を行う際には、予め
定められている飲料の根幹成分の分与操作が行われたと
きに限定してカップの重量を計測し、前記成分が規定通
り分与されているか否かを判断するので、販売行程が短
時間で終了すると共に、例えばコーヒー飲料でコーヒー
成分や、湯の入っていないものを販売する、などと云っ
たことが未然に防止される。また、第2の発明のカップ
式自動販売機においては、商品取出口へ調合済食品の入
ったカップを搬送する段階で計量するため、第1の発明
のカップ式自動販売機よりも販売行程をさらに短縮する
ことが可能であり、この場合もカップのみを販売すると
云ったことが未然に防止される。また、計測重量が設定
値と異なるときは、カップごと廃棄すると共に金銭を払
戻し、且つ、販売待機状態に復帰するので、次回の速や
かな販売が可能となる。
図面は本発明の実施例を示し、各図の内容は次の通りで
ある。
ある。
【図1】実施例1の外観を示す説明図。
【図2】実施例1の構成を示す説明図。
【図3】実施例1の計量装置を示す説明図。
【図4】実施例2の外観を示す説明図。
【図5】実施例2の構成を示す説明図。
【図6】実施例2の原料供給装置を示す説明図。
【図7】実施例2の上方搬送装置を示す説明図。
【図8】実施例2の計量装置を示す説明図。
【図9】実施例2の計量要領を示す説明図。
【図10】実施例2の不良商品廃棄要領を示す説明図。
【図11】他の計量装置を示す説明図。
【図12】他の計量装置を断面で示す説明図。
【図13】他の計量装置の計量要領を示す説明図。
1 カップ供給装置 2 原料供給装置 21a、21b、21c タンク 22a、22b、22c シュータ 2B2 オーガ 3 希釈液供給装置 31 タンク 32 バルブ 33 ノズル 4 攪拌装置 41 羽根車 42 腕部材 5 カップ保持装置 6 移動装置 6A 縦方向移動手段 6A1 箱体 6B 横方向移動手段 6B1 ガイドレール 6B2 駆動部材 7 上方向搬送装 71 カップ受台 72 腕部材 73 スライダー 74 案内軸 75 突起部 8 ウエストバケツ 9、9C、9D 計量装置 9A 重量感知部 9A1 受皿 9A2 案内穴 9B 昇降装置部 9B1 保持台 9B2 案内軸 9B3 めねじ 9B4 送りネジ(おねじ) 9B1 保持台 9B2 案内軸 9B3 めねじ 9C1、9D2 スプリング 9C2 9D3 スイッチ 9C3、9C4 凹部 9D1 水平ピン L・R 保持腕 C カップ B1、B2、B3 ベルト M1、M2 M3、M4、M4 モータ P1 従動プーリー P2、P3 駆動プーリー S1 重量センサ S2 原料センサ S3、S4 回転センサ S31 フォトセンサ S32 円板 S33 貫通孔 S5、S6 位置決めセンサ R1、R2、R3 ローラーユニット 100、100B カップ式自動販売機 101 扉 102 商品取出口 103 コイン投入口 104 商品選択ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 13/00 - 15/12 G07F 9/00 107 G07F 9/02 105
Claims (2)
- 【請求項1】 カップ供給装置と、原料供給装置と、希
釈液供給装置と、撹拌装置とを具備し、該カップ供給装
置から供給されるカップを水平移動する間に当該カップ
への原料供給、希釈液供給、撹拌を行いながら当該カッ
プを商品取出口まで搬送するカップ式自動販売機におい
て、該カップを水平移動させる行程に当該カップの重量
を計る行程を設けると共に、根幹成分の分与操作後に限
定してカップの重量計測を行うことを特徴とするカップ
式自動販売機。 - 【請求項2】 少なくともカップ供給装置と、原料供給
装置と、調合済商品の入ったカップを上部の商品取出口
に搬送する上方向搬送装置とを備えたカップ式自動販売
機において、調合済商品の入ったカップを前記商品取出
口へ搬送する際に計量し、計測重量が設定値と異なると
き、カップごと廃棄すると共に金銭を払戻し、且つ、販
売待機状態に復帰することを特徴とするカップ式自動販
売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08966992A JP3208171B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | カップ式自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08966992A JP3208171B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | カップ式自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05258174A JPH05258174A (ja) | 1993-10-08 |
JP3208171B2 true JP3208171B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=13977154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08966992A Expired - Fee Related JP3208171B2 (ja) | 1992-03-13 | 1992-03-13 | カップ式自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3208171B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4736200B2 (ja) * | 2001-02-13 | 2011-07-27 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | カップ式自動販売機 |
JP2002365122A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Eiji Hayashi | 計量装置及びこれを備えた自動調理機並びにロボットハンド |
JP2003233870A (ja) * | 2002-02-06 | 2003-08-22 | Apex:Kk | カップミキシング式自動販売機及びカップミキシング式自動販売機の管理システム |
US8685477B2 (en) * | 2008-01-17 | 2014-04-01 | Enodis Corporation | Method for blending a beverage in a single serving cup |
JP5380132B2 (ja) * | 2009-03-31 | 2014-01-08 | ホシザキ電機株式会社 | 定量注出装置 |
CN109767568A (zh) * | 2019-01-24 | 2019-05-17 | 广州二十四度橙园智能装备科技有限公司 | 一种自动送杯装置 |
FR3126215B1 (fr) * | 2021-08-20 | 2023-12-15 | Serge Girardot | Procédé de mise en fonctionnement d’un système de distribution en vrac d’un produit liquide, solide ou visqueux par l’intermédiaire d’un dispositif de commande constitutif du système de distribution |
-
1992
- 1992-03-13 JP JP08966992A patent/JP3208171B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05258174A (ja) | 1993-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10188128B2 (en) | Automatic frozen food product vending machine | |
US9607465B2 (en) | Bulk vending apparatus, system and method | |
US5673812A (en) | Automated golf ball dispenser | |
US8473098B2 (en) | Apparatus for dispensing and/or vending a bulk product | |
JP3332483B2 (ja) | 氷供給装置 | |
JP2557754B2 (ja) | 原料供給装置 | |
KR930011427B1 (ko) | 면류의 자동가공조리 판매장치 | |
JP2002508553A (ja) | 販売機 | |
JPH0385289A (ja) | 蓋分配・装着装置 | |
AU4529989A (en) | Non-attended, self-service cup vender | |
US5244020A (en) | Dispenser | |
JP3208171B2 (ja) | カップ式自動販売機 | |
CA3009865A1 (en) | Automated bulk food dispenser | |
US2967644A (en) | Dispensing machine | |
RU2138853C1 (ru) | Способ контроля исходных продуктов для торгового автомата и устройство контроля исходного продукта для торгового автомата | |
EP0036734A1 (en) | Improvements in and relating to vending machines | |
KR20230162500A (ko) | 음료 컵 자동 반출이 가능한 자동판매장치 | |
JP2004185522A (ja) | 店舗向け飲料サービングシステム | |
JP4385819B2 (ja) | 自動販売機 | |
RU2555690C1 (ru) | Торговый автомат | |
JP2003067828A (ja) | カップ式自動販売機 | |
JP4929693B2 (ja) | 飲料販売装置及びプログラム | |
JP4032998B2 (ja) | 自動販売機の商品払出し装置 | |
JP2609899B2 (ja) | カップ式飲料自動販売機 | |
JP3258696B2 (ja) | カップ式自動販売機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |