JPH0385289A - 蓋分配・装着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ファーストフードレストラン等において、飲
料の入力注文を受け、完全に自動化された方式で蓋が装
着されたカップ内に飲料の注文を完成してこれを出力部
に供給する自動飲料製造システムのための蓋分離・装着
装置に関するものである。

より詳細には、本発明は、キャッシュレジスター等から
の入力注文を受け、異なる飲料のサイズや味について、
また氷の有無についても、もし望むなら蓋が装着された
コンテナ内に収納して完璧に完成された状態で、飲料の
注文を供給する自動飲料製造システムのための蓋分離・
装着装置に関するものである。この自動飲料製造システ
ムは、クイック・サービスやファーストフードの店舗の
ような環境下において労働力が不要な飲料注文の処理の
ためのものである。

「従来の技術及びその課題」 フレドル（Ｃｒａｄｌｇ）による米国特許第４３１９４
４１号には、本発明に関連する自動飲料混合分配システ
ムが開示されており、このシステムではカップ分配器が
カップを分配し、このカップ内にはソフト飲料（ｓｏｆ
ｔ　ｄｒｉｎｋ）の成分や氷が導かれる。自動歪分配器
はカップに蓋を分配し、この場所で蓋装着器（ｌｉｄ　
ａｐｐｌｉｃａｔｏｒ）によリカツブに蓋が装着され、
次いで蓋には指示された味に対応するマークが付けられ
る。カップは、このカップを保持して位置を次々と移動
させるポケットを各端部に有する上部及び下部のアーム
を備えたカップ表示器（ｃｕｐ　１ｎｄｅｘｅｒ）によ
り、完成されたサイクルにより処理される。このポケッ
トは、様々なカップのサイズに適用可能である。

カップ表示器は１８０°回転し、一方のポケットの組が
カップ内に飲料の混合物や氷を導入する充填位置に至り
、他方のポケットの組がカップに蓋をする蓋装着位置に
至った段階で停止する。カップ排出器は、その場所にお
いてカップに蓋が装着された後にこのカップに接触し、
カップをカップ表示器のポケットから取り去る上部及び
下部のアームを有している。カップ排出器はカップを排
出するために１３５°円弧状に移動し、それから逆方向
に移動して元の位置に戻る。この、フレドルの自動飲料
混合分配システムは、本発明はど完全自動化も包括的適
用もされておらず、本発明によれば７つまでの異なる飲
料を処理できることに比較して、−度に２つの異なる飲
料を処理できるのみである。さらに、フレドルのシステ
ムは水分配システムを接続する能力もなく、また、入力
された注文を処理するためのキャッシュレジスターを直
接接続できるほど完全自動化もされていない。

フレドルのシステムはまた、本発明では蓋回転台（ｌｉ
ｄ　ｃａｒｏｕｓｅｌ）により実現される、蓋を多量に
貯蔵するだけの収納力を持たない。フレドルの特許は、
内部に蓋が垂直に積み重ねられた苦分配システムについ
て開示しており、このシステムは、枢支された支持指と
枢支された把持指とを備えている。把持指にはゴム製の
把持バッドが設けられている。蓋分配器が蓋を分配すべ
しとの信号を受けると、４つの把持指は最底部の蓋をの
ぞく底部の４つの蓋に係合し、これら把持指は積み重ね
られた蓋の山全体を支持する。次いで、支持指が収縮し
て最底部の蓋を蓋の山から落とすようにする。底部の蓋
が供給された後は、支持指は元の位置に戻って把持指が
収縮することにより、蓋の山全体が降ろされて支持指に
より支持される。

このサイクルは、別の蓋が必要となった時点で繰り返さ
れる。従って、このフレドルの蓋分配器は、本発明によ
る蓋分配器とは実質的に興なり、本発明のように、これ
を通って蓋が分配されて２サイクルの工程でカップへの
蓋付けがされ、直線的に往復動する蓋往復器（ｌｉｄ　
５ｈｕｔｔｌｅ）が適用されることはない。さらに、フ
レドルの特許は、自動的な方式により分配された蓋でコ
ンテナーに蓋をする自動蓋装着器につき開示がされてい
ない。

「課題を解決するための手段」 本発明は、積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該
分離された蓋をカップに装着する蓋分離・装着装置に関
するものであって、該装置は、分配される蓋の山を支持
する蓋分配器と、該蓋分配器の底部付近に設けられ、こ
の査分配器に対して収縮位置と伸長位置との間で直線往
復運動自在に支持された蓋往復器とを備え、該蓋往復器
は蓋保合部材を支持し、該蓋保合部材は、前記蓋往復器
が前記伸長位置へと移動される一方で、前記蓋の山の最
底部にある第１の蓋に係合して、当該第１の蓋を前記蓋
往復器内の第１の中間位置に保持する構成とされ、次い
で、前記第１の蓋が、蓋往復器に支持された蓋装着器の
下方にあり、この蓋往復器内に制限された第２の装着位
置へと直進移動される間に、蓋往復器は前記収縮位置へ
と直進移動し、次いで、前記蓋係合部材が、前記蓋の山
の最底部にある第２の蓋に係合して、当該第２の蓋を前
記蓋往復器内の第１の中間位置に保持する一方で、前記
第１の蓋が、前記第２の装着位置に保持されている間に
、蓋往復器は前記伸長位置へと直進移動し、さらに、前
記蓋装着器が、前記第１の蓋を押圧して前記第２の装着
位置の下にあるカップにこれを装着すると共に、前記第
２の蓋が前記蓋往復器内に制限された前記第２の装着位
置に直進移動される間に、蓋往復器は前記収縮位置へと
直進移動し、そして、蓋往復器の直線往復運動の間に、
その後の蓋装着のためにこれら工程が繰り返されるもの
である。

本発明が適用される自動飲料製造装置は、回転自在な回
転台式の飲料輸送器を備え、この輸送器にはその周方向
に間隔をおいてカップホルダーが複数設けられている。

この飲料輸送器は、周方向に間隔をおかれた４つの作業
部、すなわち力・ノブ分配部、水分配部、ソーダ分配部
及び蓋装着・マーキング部の間で飲料が製造される工程
において、これら作業部間で飲料を輸送するものである
。輸送器は、第１の作業部では１つのカップが分配され
る一方で、第２の作業部では他のカップの内部に氷が充
填され、しかも、第３の作業部では他のカップの内部に
ソーダが充填されること等を可能にするように、回転台
式に構成されている。回転台の用途は、カップ分配部の
みならず苦分起部へも拡大できる。このシステムは、任
意の市販の水分配器に接続でき、同様に、レジ係が直接
顧客の注文を入力できるように、キャッシュレジスター
とも直接接続できる。出力部では、カップは直線輸送機
構（昇降機構）により輸送回転台から持ち上げられる。

この直線輸送機構は、カップへの蓋装着・マーキングの
ためにこのカップを昇降させるものである。この後、完
成された飲料は出力コンペアにより出力部へと輸送され
る。

回転自在な飲料輸送回転台は、各カップをその縁部直下
で支持することで、カップホルダー内に収納した状態で
輸送する。このような構成の利点は、処理進行中の他の
飲料がこぼれることによる飲料の混合という事態に対す
る免疫が大きいことにある。こぼれた飲料はその下にあ
る吸引領域に落下し、システムの継続中の処理に悪影響
を及ぼさない。

自動飲料製造装置は、以上量したものよりも多数の又は
少数の作業部やカップホルダーを備えることができる。

例えば飲料供給部は、１以上のシロップ供給部と、炭酸
水供給部とに分離することができる。さらに、シロップ
、炭酸水及び水供給部を含む飲料供給要素の組み合わせ
は、異なるものとすることが可能である。

この自動飲料製造装置は、最初の飲料に１５秒間、以降
の飲料に５秒間の処理時間を要することで、１分間に１
０個の飲料を完成できるような設計となっている。完成
飲料貯蔵領域の出力コンペアには、例えば、１つの注文
に付いて４つの飲料があり、５つの注文があった場合は
、２０個までの飲料を一度に置くことができる。しかし
なから、出力コンペアの長さを調整すれば、−度に置く
ことのできる飲料の数は増減できる。この装置は３つの
サイズのカップ、すなわち標準の１６オンス及び２２オ
ンスのカップ、及び販促用の３２オンスのカップを扱う
ことができ、全体として７００個のカップが貯蔵できる
。しかし、他の実施例では異なるサイズ及び異なる貯蔵
個数を扱うこともできる。１６オンス及び２２オンスの
カップは共にその上端の径が同一であり、従って、飲料
輸送回転台は、１６オンス及び２２オンスのカップ用、
及び３２オンスのカップ用の２つの大きさのホルダーを
用意しておけば良い。蓋は、６５０個貯蔵された蓋の山
から１６オンス及び２２オンスのカップに装着される。

３つのカテゴリー　すなわちダイエツト飲料、紅茶及び
それ以外の飲料を識別するために、蓋にはマーキングが
される。

本発明は、そのような自動飲料製造装置に使用される蓋
の分配方法と装着機構とを提供するものである。

好ましい他の実施例によれば、前記蓋分離・装着装置は
蓋回転台を備え、該蓋回転台は、その内部に蓋の山が複
数個支持され、前記蓋分配器上に配置されてこの蓋分配
器を二に蓋を補充する。前記蓋回転台は、前記蓋分配器
上に配置され、円形の開口部を有する固定基板を備え、
前記回転自在な蓋回転台は、前記固定基板上で前記複数
個の蓋の山を回転させて、この山の１つを前記開口部上
に位置させることで、蓋分配器に蓋を補充する。また、
前記蓋回転台はパルスステッピングモーターにより回転
駆動され、このパルスステッピングモーターには前記蓋
回転台の制御処理を行う制御装置によりパルスが供給さ
れる。前記蓋装着器は、前記蓋往復器の直進運動に対し
て傾斜されている。

また、前記蓋分離・回転装置は１組の摺動棒を備え、こ
の摺動棒に沿って前記蓋往復器がスクリュー駆動機構に
より直線往復運動を行い、このスクリュー駆動機構はパ
ルスステッピングモーターにより回転駆動され、このパ
ルスステッピングモーターには前記蓋回転台の制御処理
を行う制御装置によりパルスが供給される。前記蓋係止
部材は下方に延出するフックを備え、このフックは、蓋
分配器内の最底部にある蓋に対して上方に付勢されてい
る。また、前記蓋分配器は、互いに間をおかれて蓋の山
を支持する１組の底部支持部材を備え、前記フックは、
前記蓋往復器により、これら底部支持部材間の間隙内を
直進移動させられる。さらに、前記蓋分配器は付勢され
たゲート部材を備え、このゲート部材は、前記蓋往復器
が前記伸長位置まで移動すると、一番下の蓋のみがゲー
ト部材を通過できるように構成され、また、前記蓋往復
器が前記収縮位置まで移動すると、ゲート部材は閉止状
態のままとされ、更にこのゲート部材は、蓋を押し出し
て前記第１の中間位置から蓋往復器内の前記第２の装着
位置へと移動させる。さらに、前記蓋分離・装着装置は
前記ゲート部材炉近接して設けられた固定ブロックを備
え、この固定ブロックは、一番下の蓋が前記ゲート部材
を通過する際にその上にある蓋の移動を阻止する。そし
て、前記蓋装着器は、許容範囲内におけるカップの高さ
の差により生じる蓋装着器の偏りにもかかわらず、蓋を
押圧してこれをカップ上に装着するために、カップに加
えられる許容範囲内において一定の力を下方に与える。

「実施例」 以下、この発明の実施例について図面を参照して説明す
る。

第１図ないし第３図に示すように、開示された自動飲料
製造装置１０はカウンター１２の上面でかつ市販の水分
配器１４の前方に配置され、自動飲料製造装置１０の制
ｍ器のハウジング（筐体）たる制御器用キャビネット１
５を備えたものである。この自動飲料製造装置１０の詳
細は、本発明者による米国特許出願（ドケット７３００
）に記載されており、第１図ないし第２図に示すように
、７つまでの飲料を並行処理しうる飲料又はカップ輸送
回転台１６の周囲に各機構が設けられている。

前記飲料輸送回転台１６は、４つの飲料準備位置を通っ
て、カップを間欠的に円軌道上を移動させる。飲料輸送
回転台１６は、カップ分配部１７、水分起部１８、ソー
ダ分配部２０及び出力部２２という４つの処理位置の間
で、各カップを間欠・的に円軌道上を運搬する。出力部
２２では、カップは直線昇降台２４に移送され、ここで
カップが上下動されているうちに蓋装着及びマーキング
作業が行われ、所定位置で休止されて押出又は掃出（ｓ
ｗｅｅｐｅｒ）腕２６により完成された飲料を出力コン
ベア２８へと移送する。第１図及び第５図に示す注文用
デイスプレィ１９は出力コンベア２８に近接して設けら
れ、完成した飲料の注文に伴って飲料注文の番号を表示
する。注文番号は、新たに完成した飲料の注文が出力コ
ンベア２８上に載置されると、この出力コンベア２８の
動きに応じて右側にずれて表示される。

自動飲料製造装置１０は、また、最低２つく３つまで可
能）の異なるサイズのカップをカッーブ分割器及び分配
器に供給するカップ回転台３４を備え、このカップ分配
器は、飲料輸送回転台１６のカップホルダーに適切なサ
イズのカップを分配する。さらに、蓋回転台５６は、本
発明による蓋分配器及び蓋装着器に供給される蓋が積み
重ねられた山を少なくとも４つ保持し、これら蓋分配器
及び蓋装着器は積み重ねられた蓋の山から蓋を分離し、
完成した飲料のカップに蓋を装着する。デイスプレィ１
９はまた、操作員に対して様々なメツセージやデータを
表示する。例えば、蓋やカップを再供給ナベきであると
か、カップ詰まりのような問題が起きて特定の場所を検
査すべきであるとか、入力された注文の表示等である。

入カポタンは、注文を入力したり、あるいは、例えば蓋
の再供給が行われたこと等特定の処置を行ったことを示
すために、前記デイスプレィ１９に伴って適用可能であ
る。

第６図及び＃Ｉ７図は、飲料輸送回転台１６の駆動機構
、及び昇降台２４の駆動機構を示す図である。これら図
に示すように、飲料輸送回転台１６は垂直出力軸２１上
に配置されている。ステッピングモーター２３は、プー
リー２５との間に架は渡されたベルトドライブを介して
、前記垂直出力軸２１の底部に固着されたこのプーリー
２５を駆動する。エンコーダー板２７は回転自在な状態
で前記前記組直出力軸２１の底部に固着されている。

このエンコーダー板２７は、その周縁に、それぞれサイ
ズが異なり　（大小異なり）、光が通過される８つの切
欠２９を備え、これらはエンコーダー板２７に近接して
設けられたエンコーダー検出器３１により検知される。

前記飲料輸送回転台１６は、所定のカップ輸送を実現す
るために所定数のパルスの発生を必要とする（例えば９
０°の回転であれば８００個のパルス）ステッピングモ
ーター２３により駆動される。この回転はエンコーダー
検出器３１により検出される。エンコーダー板２７によ
るセンサー信号はシステム制御器によりチエツクされ、
適切な時間にオン／オフ信号が受信されたことが決定さ
れる（装置は同期状態にある）。もし、輸送の同期エラ
ーが検出されたら、「輸送回転台をチエツクすべし」と
のエラーメツセージが表示される。これに対応して、操
作員は飲料輸送回転台１６をチエツクして、ボタンを押
すことで輸送回転台１６に詰まったカップがないことを
処理装置に知らせる。信号を受信すると、装置は輸送回
転台ステッピングモーター２３に対して、エンコーダー
板２７の周方向に４５°の間隔をおいて位置する切欠２
９の一つがエンコーダー検出器３１を通過するまで、パ
ルスを送出する。

もしそれが小さい又は大きい切欠２９であれば、切欠２
９を通過させるためにエンコーダー板２７をステップさ
せるために必要なパルス数が装置の処理部に示される。

システムは区画（ｓｔａｌｌ）に先んじて処理される象
限（ｑｕａｄｒａｎｔ）を知っており、従って、その位
置を完璧に確定することができて動作を再開することが
できる。

第６図には昇降台２４が示され、この昇降台２４は、ス
クリュー伝達装置３５を介してステッピングモーター３
３により垂直昇降動されるように構成されている。また
、この昇降台２４は、垂直方向に延在するスライダ連結
部材３７により支持されている。この昇降台２４は、蓋
装着及びマーキング位置である第４の作動位置で働く。

この位置において、昇降台２４は輸送回転台１６から飲
料を持ち上げ、蓋装着に適切な高さにこれを位置させる
。昇降台２４の作動位置は、装置が起動した段階で最初
に初期化され、以後、この位置が位置されてメモリー内
に格納される。昇降機はステッピングモーター３３で駆
動されるスクリュー伝達装置３５であり、さらに、昇降
台２４が出力コンベア２８の位置にあるとき、対応する
エンコーダタイプのセンサーによって検出されるような
切欠を有する直線エンコーダ板を備えている。従って、
昇降機を駆動させるパルス命令が与えられたとき、シス
テム処理装置はエンコーダセンサーが変位を検出する時
間を算出し、そのときの変位を求める。この、算出され
た時間のときに変位が検出されなければ、装置が同期状
態から外れていることになる。そこで、操作員に昇降機
に問題があることが通告され、昇降機を点検して操作で
きる状態になった後に、操作員がボタンを押すことで指
示が行われる。この後、装置はエンコーダ板の切欠を検
出することで自身で同期を取り、通常の操作を再開する
。

昇降台が干渉状態にない下降位置にいることを決定する
ために、飲料輸送回転台１６に駆動命令を出すのに先立
って、最初にシステム処理装置により昇降台の位置がチ
エツクされる。飲料輸送回転台１６かも昇降台に供給さ
れるカップのサイズは既知である。蓋装着器は、飲料輸
送回転台１６から所定距離だけ上方にある。従って、処
理装置は、全種類のカップのサイズに対応する標準の蓋
装着器の位置から、このサイズのカップに対して蓋装着
を行うためにカップを持ち上げるべき垂直駆動距離を決
定する。昇降機がカップの縁を標準の蓋装着器の位置ま
で持ち上げたとき、蓋が装着位置にある状態で、蓋装着
器は最も外側の位置に既に配置されている。

昇降台２４と飲料輸送回転台１６の双方の動作は、カッ
プの寸法の変化を許容するようにプログラムすることが
できる。飲料輸送回転台１６は、輸送するカップのサイ
ズに依存して、９０’又は４５°の回転動作ができる。

昇降台２４はフインチのストロークを有し、異なるサイ
ズのカップを許容するように、その行程の中の任意の位
置で停止可能なようにプログラムされている。

第２図に示す２つの異なるサイズのカップホルダー３０
は、飲料輸送回転台１６と一体化され、同様の手法で操
作される。一方のカップホルダー３０は、上端の縁部が
同一径を有する中（１６オンス）又は大（２２オンス）
のカップを輸送できる大きさに形成されている。また、
他方のカップホルダー３０は、販促用（３２オンス）の
カップの大きさに形成されている。重要な構成の特徴は
、このカップホルダー３０が受動的な装置だということ
である。第１図及び第２図に示すように、カップホルダ
ー３０は飲料調整工程を通じてカップを保持し、昇降台
２４が出力部２２にあるときにこの昇降台２４によるカ
ップの取り出しを許容する。カップホルダー３０の形状
は、カップのテーパー形状に依存する。カップホルダー
３０の開口部は、カップが昇降台２４により持ち上げら
れたときにこのカップがカップホルダー３０から滑り落
ちることができ、カップがその縁部直下で支持されて輸
送される場合には開口部内に安定して保持されるように
、その大きさが設定されている。

カップ分配器１７の詳細は本発明者による米国特許出願
（ドケッ）７３０１）に開示されており、第８図に示す
ように、２つのアクチュエータのみによって、カップ回
転台３４に保持された６つの積み重ねられたカップの山
３２のいずれか１つの山３２からカップを分配するもの
である。第１のアクチュエータであるステッピングモー
ターは、適切なカップの山３２をカップ分配部１７上に
あるカップ分配位置へと回転させるために用いられるカ
ップ回転台駆動機構３６の一部を構成する。

また、第２のアクチュエータであるステッピングモータ
ーは、カップを分配するために用いられる。

このカップ分配器１７の他にない構成の特徴は、カップ
を分配するためにこのカップ分配器１７がカップの山３
２を微小角度θ　（３，６°）だけ揺動させることであ
る。このことは、隣接するカップ間を分離部材が移動す
るというよりも、カップの山が対向する分離部材を通っ
て移動するという点で、他の従来技術と明確に異なるも
のである。

この構成思想によれば、単純なピボット（枢支）機構を
用いることができ、また、単一のアクチュエータで全て
の分配動作を行うことができる。この構成の特徴により
、筐体の寸法を削減でき、かつ、移動部分をより少なく
することで信頼性の高いシステムを実現できる。

積み重ねられたカップの山３２のそれぞれは、カップ回
転台３４上の単純なピンピボット４０を中心として枢支
されている。これにより、各カップの山３２は、カップ
回転台３４の中心軸から離接自在な状態でピボット４０
の回りを円弧状に揺動・回転自在とされている。冬山３
２はまた、スプリング４２により外方に付勢された状態
にある。

このスプリング４２としては、例えば第８図に示すよう
に、対向する山３２間に圧縮状態で延在されて、これら
山３２を標準の外方位置に停止させるような単純に曲げ
られたスプリングが使用できる。カップ回転台３４は、
カップの山３２が標準の外方位置に位置した状態で回転
させられる。

カップ分配器は、カップ回転台駆動８１構３６と、カッ
プ分配アクチュエータ３８と、カップ回転台３４という
３つの主要な要素により構成されている。このカップ分
配器は、大規模レストランにおいてピーク需要時にカッ
プ補充の必要がないように、十分な量のカップを貯蔵し
、分配するように設計されている。記載された実施例に
おける最近の設計では、カップ回転台３４はカップを７
００個（１６オンスの中カップ４５０個、２２オンスの
大カップ２００個、３２オンスのジャンボカップ５０個
）貯蔵できる。

カップ回転台駆動機４１１３６は２つの機能を有してい
る。第１は、積み重ねられた適切なサイズのカップの山
３２を、飲料輸送回転台１６上のカップ分配部１７にあ
るカップホルダー３“０上に位置させることである。第
２は、カップ回転台３４を構造的に支持することである
。カップ回転台駆動機構３６は、ステッピングモーター
と、駆動列と、エンコーダ板及びセンサと、出力軸と、
支持フレームとを備えている。この機構の他にない特徴
は、カップの山の位置決めを行うために単純で低コスト
の機構及びエンコーダを用いていることにある。

このような構成により、幾度となく電源の入／切を行う
ことなくシステムが正確なカップの山を見つけることが
可能となる。この構成では、制御装置の指令に基づいて
、カップ回転台駆動機構３６のステッピングモーターに
よりカップ回転台３４が回転される。駆動機構３６は、
カップ回転台３４を回転させるプーリーに装着されたベ
ルトをステッピングモーターが駆動することで、比較的
簡略な構成とすることが可能である。また、カップ回転
台３４の位置は、このカップ回転台３４と共に回転する
エンコーダ板に対応して設けられた固定エンコーダ検出
器により検出することでも、構成の簡略化が可能である
。このことは、前述した飲料輸送回転台１６の場合と同
様である。

処理中の飲料注文に対応する適切なサイズのカップが保
持された適切なカップの山３２が、第８図の左側の山３
２のように分配部へと回転されたら、カップ分配工程に
従ってカップ分配アクチュエータ３８が作動される。第
８図及び第１８図に示すカップ分配アクチュエータ３８
は、基本的にはクランク腕３９を駆動するステッピング
モータであり、図中の符号４１の点で作動アーム４３に
枢支されている。この作動アーム４３は、クランク腕３
９に対して反対側の他端が摺動棒４４に取り付けられ、
カップ回転台３４の中心軸に対して離接する直線運動４
６が可能とされている。作動アーム４３の他端には、カ
ップの山３２に接触する接触腕５０の後方に位置される
接触釣部４８が設けられている。以上のような構成によ
り、ステッピングモーターがクランク腕３９を１周回転
させると、符号４６で示すように、接触釣部４８は、カ
ップ回転台３４の中心軸に最初離間し、次いでこの中心
軸に近付く１工程の運動を行う。これにより、カップの
山３２が、第１０図に示す対向する１組のカップ分離指
５２．５４　（詳細は後述）の間を通るように駆動され
る。摺動棒４４には、その端部に誘導センサ４５が設け
られている。そして、摺動棒４４が誘導センサ４５から
離れることにより、この誘導センサ４５が１工程の完全
な終了を検出するまで、または、立往生を示すシステム
の時間切れが生じるまで、カップ分配器モータにはパル
スが供給される。この構成の利点は、大きく影響しない
立往生やカップ詰まりが生じてもシステムが駆動可能だ
、という点である。各装置の構成では、−度に１つのカ
ップの山３２のみが動かされる一方、１つのステッピン
グモーターが全てのカップの山３２に利用されている。

カップ回転台は、６つのカップの山３２と、第８図に示
すように、これらカップの山３２を枢支する支持機構４
０と、カップ分離部材（指）５２．５４と、カップの山
川復帰スプリング４２とから構成されている。

カップ分離指５２．５４は、第１０図ないし第１４図に
示すように、山３２の最底部にあるカップをその直上に
あるカップから分離するためのユニークな構造を有して
おり、分離工程の多段階に用いられる。１組のカップ分
離相５２．５４は第１Ｏ図に示されており、がっ、これ
らと鏡像（ｍ　ｉ　ｒ　ｒ　ｏ　ｒ　ｉ　ｍ　ａ　ｇ　
ｅ　）の形状を有するカップ分離相が各カップの山３２
の底部に設けられており、これらは互いにカップの縁の
直下におけるカップの外形の距離だけ離間されて設けら
れている。カップの山３２が揺動運動θを行っていると
きは、このカップの山３２に対してカップ分離相５２．
５４は静止状態にある。第１１，１２及び第１３図に示
すカップ分離の最初の２つの段階では、カップは相対的
に静止している指と交差して前後に引っ張られる。一番
下のカップをその下にあるカップ支持指上に落下させる
ために、最底部にある２つのカップ間の間隔が十分にな
るまで、カップ分離相５２．５４の湾曲した表面はカッ
プを押してこれを分離させる（第１３図）。第３の段階
では、カップが飲料輸送回転台１６のカップホルダー３
０上に適切に位置したときに、このカップを落下させる
（第１４図）。

カップの分離は、カップを前記分離指間を通過させるた
めのカップ分配アクチュエータの各動作についての２つ
の十分なサイクルを必要とする２段階の工程である。最
初の段階では、分離相はカップを部分的に分離させる。

第２の段階を通じてカップは更に分離され、最終段階に
おいて落下準備が整うようにこの分離工程が完了される
。システムの準備ができたら、第１３図に示すように、
スライダークランク機構の最初の半ストローク間で底部
のカップが非常に素早く分配される。そこで、１つのカ
ップが分配される一方で、その上にある次のカップが直
ちにカップの山３２から分離される。

都合のよいことに、カップ分離の２段階の工程は、カッ
プの縁に加えられる力が比較的小さくても２つのカップ
を互いに分離させることができ、これにより、カップの
縁に損傷を与えたりカップ詰まりが生じるのを減少する
ことができる。同様に、これら２段階の工程は、小さな
移動距離でのカップ分離を可能とし、カップ分離機構の
構成の小型化を可能とする。

第１１図に示すように、カップ分離の最初の段階におい
ては、最底部のカップは、まず最初に分離相５４のうち
上右側の指の上面で支持される。

第１１図に示した位置から第１２図に示した位置までカ
ップの山３２が左側に揺動すると、上左側の分離相５２
の下面が一番下のカップの分離を行い、これによりカッ
プが落ちて、下左側の分離相５２の上面に支持される。

次いでカップの山３２が右側に揺動して、一番下のカッ
プは上右側の分離相５４の下面によって分離される。こ
れによりカップが落ちて、第１３図に示すように下右側
の分離相５４の上面に支持される。カップの山３２が再
度左側に揺動すると、底部のカップは下左側の分離相５
２の下面によって置き換えられる。そして、この底部の
カップは、分配されるために下右側の分離相５４の上面
からも置゛き換えられて、飲料輸送回転台１６のカップ
ホルダー３０内に落とされる。

水分配器１４のインターフェースにおいては、水分配器
１４はシステムの付加装置として扱われる。自動飲料製
造装置には、機器の背後に開口部が設けられており、水
分配器１４からのシュート（ｃｈｕｔｅ）が飲料製造装
置の水分起部１８に合わせるよう便宜を図られている。

飲料メーカーの後部のコネクタは水分配器１４へ入出力
信号を送り、氷の量とそれを分配するタイミングを制御
する。

ソーダ分配ヘッドは、自動飲料製造装置のソーダ分配部
２０の上に位置している。飲料分配器は、米国特許出願
のＮｏ、１０７４０３にソフトドリンク分配器として記
述されているような瞬時に注げるタイプのものである。

適度な味と分量を調節する際に飲料メーカ内での制御が
決定される。分量は、システム制御装置により、満量の
カップサイズと分配ヘッドからの（各々の味に対する）
流量を知ることによって計算される。計算値は、特定の
味のシロップと炭酸水がカップを満たすのに必要な時間
である。分量コントロールはまた制御装置から切り離す
ことができ、それにより飲料製造装置を手動で作動する
ことができる。さらにまた、位置制御により、氷を必要
とせず、カップの頂上まで満たすような特別の飲料の注
文も扱うことができる。

差分配器は、第９．１５．１６［！ｌ及び第１９図ない
し８２２図に示すように、蓋を保存する、積み重ねられ
た蓋から最底部の蓋を切り離す、カップの上に切り離さ
れた蓋を装着するという３つの作用を果たす。蓋は蓋回
転台５６に４つの山に積み重ねられて保存される。４つ
に積み重ねることによって、大収容レストランでも需要
のピーク時間を通じて蓋補充の必要が生じないように設
計されている。蓋回転台は回転基板５８を備え、この回
＠基板５８は４つの円形穴５７を持ち、その穴により積
み重なった４つの蓋の山の位置が決められる。積み重ね
られた各々の蓋の山は、２つの垂直に伸びたクランク腕
５９と、基準線６０によって示された正方形状で、蓋ス
タックの高さ方向に伸びた中央の維持ハウジングとによ
って位置を固定される。回転基板５８は、飲料製造装置
の制御装置の制御下において、ステッピングモーター６
１が回転基板５８の回りに取り付けられたベルト６３を
駆動することにより回転させられる。蓋回転台５６の回
転基板５８は、固定基板６０上の４つの蓋の山を支える
。蓋の山は、蓋回転台５６の回転の間に前記固定基板６
０上を摺動する。苦分配Ｊａ構６４は基板６０中の円形
穴６６の下に位置しており、円形穴６６に至るまで、こ
の基板６０上を新たな蓋の山が回転、摺動される。そし
てその穴のところで回転は止まり、新たな蓋の山が穴６
６を通って蓋分配器６４上に落ちる。差分配器６４の蓋
の山が設定高さ以下に下がったとき、第１５．１６図に
示すように、苦分配８６４内の蓋の山に隣接する基板６
０の下に位置する蓋の山減少検出用光学センサー６８は
、信号を制御装置に送る。その結果、蓋回転台５６は回
転し、より多くの蓋が差分配器６４の中に置かれる。

蓋回転台装置は、蓋回転台５６と、駆動モーター６１と
、センサーとを備えている。一実施例として、蓋回転台
５６は３０インチの塔であり、４つの蓋の山に対応でき
る。差分配器６４が蓋を必要とする時、蓋の山減少検出
用光学センサー６８によって検出され、蓋の山はシステ
ム制御装置の制御下で回転される。そして蓋の山が基板
６０の六６６を通して差分配器６４に落ちることができ
る位置まで回転される。蓋回転台５６は、制御装置によ
って、４つの蓋の山の各々が基板の穴と一直線上に並び
、所望の蓋を分配することができる位置まで回転される
。もし４箇所試みた後でも、蓋が差分配器６４に運ばれ
ず、蓋の山減少検出用光学センサー６８による検知が行
われたら、そのとき操作員には、デイスプレィ１９によ
り蓋回転台６４は空で補充が必要であることが知らされ
る。

差分配器６４は第１５．１６図及び第１９図ないし第２
２図に示すように、蓋をスタックの底から引っ張り、そ
れを第１５図に示される蓋装着器７０に渡す直線的な動
きを行う。蓋装着器７０はカップの上をまっすぐ動き、
蓋を装着する。蓋の装着手順の始めに、蓋は第１６図の
ようにカップの前線に懸かる。装着器７０が後方に引か
れると、蓋は装着器から引き出され、によりカップの上
に装着される。蓋押圧部７１は蓋が装着器から引き出さ
れる時、蓋を下方向に押し付け、カップの上に蓋をパチ
ンと締める。蓋装着器７０は、高強度の合金により構成
されるのが望ましい。その合金は蓋装着器のゆがみの程
度によらず、蓋に下方の決められた力を与えるように設
計されている。カップは蓋装着器７０の多少のゆがみを
起こすであろう高さに関して、許容誤差内で供給される
ものと理解すべきである。

差分配器６４は、分配されるべき蓋の山を支えるための
支持フレーム７２と、フック７４と、蓋往復器７６と、
ドライブステッピングモーターと、駆動要素とを備えて
いる。この駆動要素は、ステッピングモーターによって
駆動されたスクリュー伝達装置７７と、互いに間をおか
れた２つのスクリュー伝達装置７７とを含む。蓋往復器
７６は、ステッピングモーターとスクリュー伝達機構７
７とによって、スライダー棒７９に沿って直線的に駆動
される。また、蓋往復器７６は、その間に蓋の山が支持
可能な互いに間をおかれた１組の側面支持部材を持つ往
復枠と、上方に付勢されたフック及び蓋押圧器７１が設
けられた接続部材とを含む。支持フレーム７２は蓋回転
台５６から蓋を受は入れ、また支持フレーム７２は、フ
ック７４が蓋の山の底を通って入り、最底部の蓋の内側
の口を捕まえられるように構成されている。蓋に係止さ
れたフック７４と共に、蓋往復器は前方に移動し、蓋の
山の下から蓋を取り出す。蓋の山の前にある開口部７８
は、１度に１つの蓋のみがその中を通過できるように構
成されている。−旦蓋の山から蓋が引き抜かれると、分
配器は工程を繰り返す。２回目の工程では、最初の蓋は
蓋装着器７０の中に押し入れられ、２番目の蓋は積み重
ねられた蓋から引き抜かれる。

蓋装着器７０は蓋分配器６４の蓋往復器７６に取り付け
られ、カップに対して蓋が正しく位置するように、また
カップの上に被せるのに必要な力を与えるように作用す
る。蓋分配器が後方に移動すると、蓋装着器７０はカッ
プの上端を引きずり、それが動くに従ってカップに蓋を
取り付ける。装着器７０は輪郭縁を持つ単純な片持ち梁
の板である。この装置の重要なデザイン上のパラメータ
ーは、片持ち梁の板のスプリングの割合と、それがカッ
プに接近する角度である。

第１９．２０図はそれぞれ引っ込んだ位置にあって、蓋
の山の底部から蓋を引く準備をしている蓋往復器７６を
有する蓋分配器６４の倒立面図および平面図である。蓋
往復器は２つの離れた水平の摺動棒７９（第９図）によ
って動きが支持され、摺動棒７９はその直線的な移送動
作の間支持を行い、制御装置の制御下にあるステッピン
グモータで作動するスクリュー伝達装置７７によって駆
動される。

支持フレーム７２は、基板６０にある環状穴６６の下で
直接的に静止位置で支持されており、垂直に延びる抑制
部材９３および底部が離れた一対の底部支持部材９４を
有し、これらはその間で蓋の山を支持する。２つの離れ
た支持部材にまたがっている蓋の山の重量の支持により
、各離れた支持部材の間の中央部における最下層の蓋の
中央部がわずかに低くなるという有利な結果となる。こ
れは中央部における蓋の縁をわずかに開くか扇形に広げ
る結果となり、フック７４が蓋の山から最下層の蓋を係
合して動かすというのを手助けする。

フック７４は蓋往復器７６に固定され、第１９．２０図
に示すように支持部材９４の間を移動する。

支持フレーム７２は水平に離れた一対のガイド９５を支
持しており、ガイド９５は蓋往復器のように蓋のために
先端の引っ込みをガイドし、フック７４は操作中、蓋を
前方に動かす。水平ガイド９５は、その後端部が上方に
９０’曲げられ（第２０．２２図）、９０に０曲げられ
た部分は支持フレーム７２のフレームに固定される。９
０’　に曲げられた部分の高さは、蓋往復器の前方への
移動によりフック７４によってスタックから最下層の蓋
が引かれるときに、蓋の山の２番目に低い蓋にほぼ対抗
し、又は引っ込める位置に対応している。

また、支持フレーム７２はスプリングによって付勢され
た支持フレームゲート部９６を支持しており、ゲート部
９６は２つの離れたゲート支持部９８によって支持され
ている。ゲート部９６は垂直に離れた２つの従属ゲート
部材１００　（第２１図）を有しており、これらの従属
ゲート部材１００は離れた底部支持部材９４の前面に対
向するようにスプリングによって付勢されている。この
配置は、フック７４の前方への移動期間中、フック７４
が従属ゲート部材１００に対して蓋を引くようにさせ、
フック７４は従属ゲート部材１００を上方および破線１
０２に沿って外方に揺動しく第２１図）、蓋は第１６図
の位置に引かれ、その後ゲート部材１００はスプリング
の付勢力によって閉じる。次いで、蓋往復器がその引込
んだ位置の方へ移動するとき、引き出された蓋はゲート
部材１００に対抗して移動するとともに、蓋往復器の連
続した動きにより第１５図に示すように蓋装着器内の部
分的に負荷のががった位置に強制的に移動する。

蓋往復器は水平で、−船釣なＵ字形状のシャトルフレー
ム部材を備えており、シャトルフレーム部材は上方に折
返された側部１１０および前方の中央Ｕ部１１２によっ
て支持、結合される脚部を伴う離れた蓋支持脚１０８を
有するとともに、上方に折返された側部１１４を有して
いる。上方に折返された側部１１４は旋回し、その間で
蓋装着器７０を支持する。フック７４は、一対のフック
支持部１１６によって中央Ｕ部１１２の下方の中央に取
り付けられている。中央Ｕ部１１２は、またフック７４
のスプリングの付勢力に対抗して後方および下方に延び
るタブ１１８を有している。

蓋往復器７６は引込んだ位置に移動するので、フックの
傾いた表面１２０は蓋の山の底部に接触し、フックが蓋
の山の下を通過するため、スプリングの支持に対して下
方にバイアス（付勢）される。

蓋装着器７０は後方中央突起１２２を有しており、後方
中央突起１２２は第１５１ｒに示すように、蓋往復器が
引込んだ位置に移動するので、蓋が部分的に負荷のかか
った蓋装着位置内に滑るのを助ける。蓋押圧器７１は様
々な形状を想定して設計され、第１５．１６図にその第
１の設計が示され、第１８〜２１図にその第２の設計が
示されている。

蓋分配器の作用を要約すると、まず、蓋はちょうど支持
フレーム７２の中に置かれ、蓋往復器はフレーム側に縮
んだ位置にある。次いで、処理装置は蓋往復器を伸長位
置に移動させ、その動作に伴って蓋フック７４は最も下
にある蓋の前方の縁にかみ合い、それを前方に動かし、
底部支持部材９４が２番目の下層の蓋の動きをふさぐこ
とによって、ゲート部材１００を外側に揺動させる。蓋
往復器が伸長位置に移動すると、その蓋は第１６図に示
すように支持フレームとカップの間の中央に移動する。

次に、処理装置は蓋往復器を再び収縮位置に移動させる
。この時、その引き抜かれている蓋は、支持フレーム７
２の前にあるゲート部材１０Ｏにより制止され、第１５
図に示すように、蓋装着器７０の下に部分的に搭載（負
荷）された位置に移動する。次に、コントローラーによ
り蓋往復器を再び伸長位置に移動させると、フック７４
は次の蓋の前方の縁に係合し、その蓋は第１６図に示す
中央の位置に移動する。一方、最初の蓋は第１６図の左
側に示された充分に搭載された位置に移動する。次にコ
ントローラが蓋往復器を再び収縮だ位置に移動させると
、充分に搭載された蓋はその下の容器に掛けられ、蓋装
着器７０のバネ力によって蓋を押さえつける。蓋押圧器
７１は、蓋往復器が収縮位置に移動する間に蓋を押さえ
つけてカップの上に蓋をパチンと閉める。蓋往復器が収
縮位置に移動する間に第２の蓋はゲート部材１００の一
部によって制止され、第１５図に示すような部分的に搭
載された位置に移動する。そして、このサイクルが繰り
返される。従って、各々の蓋は蓋往復器７６の２つの循
環した動きにより分配され、カップの上に装着される。

蓋装置器はまた蓋部動機構上に誘導センサを持っている
。多くの駆動パルスが蓋往復器駆動モータへ発せられ、
処理装置は適切な時間に誘導センサーからの信号をチエ
ツクする。もし信号が受は取られないと、蓋はカップに
詰め込まれたものと想定され、昇降台は約１／４インチ
の距離だけ下降する。駆動信号は再びステッピングモー
ターに発せられ、処理装置は再び誘導センサからの蓋装
着完了を示す変位信号をチエツクする。もし変位信号が
受は取られないと、処理装置はより深刻な問題が起こっ
たと想定し、操作員に対し、昇降台を検査する必要有り
というエラーメツセージをデイスプレィ１９上に表示す
る。チエツク終了後にサービス終了ボタンを押すことに
より、昇降台は正常であることを示すことができる。

誘導センサーが蓋装着動作が完了したことを示した後に
、昇降台は蓋が装着されたカップを、蓋をマーキングす
る位置に上げる。そしてその位置で蓋をマーキングする
幾つかのソレノイドの内の１つが作動して、蓋にマーク
を付ける。大部分の飲料の注文は、コーラ飲料とダイエ
ツトコーラ飲料を除いて色により容易に区別することが
できる。

これらの２つの飲料はマーキング以外に、一方を蓋付き
にして他方を蓋なしにするとか、押出腕が飲料を置く出
力コンベア２８の位置を変えるとかによっても区別する
ことができる。

出力コンベア装置は、出力コンベア２８、押出・掃出ア
ーム２６、顧客注文番号表示ディスプレイ１９およびセ
ンサー８２．８４から構成される。

この装置は顧客注文による飲料を取りまとめると共に、
店員に出力コンベアが満配で、これ以上飲料注文が続け
られない時を知らせる。

押出腕２６は、出力部２２から完成した飲料を取り出し
、出力コンベア２８の上に飲料を置く直線的なアクチュ
エータである。押出腕２６のストロークは２０インチあ
り、押出腕のストローク上であれば、飲料をコンベア上
の任意の場所に置くことができる。システム制御装置の
制御下で、コンベアが１つの飲料の位置の指示を必要と
する前に、押出腕２６は飲料を搬出コンベア上に４つ並
べて置くことが出来る。コンベアが指示されると、コン
ベアの上のデイスプレィ１９上に顧客注文番号が表示さ
れる。この工程は、自動飲料製造装置が飲料を製造する
よりも素早く店員がコンベアから飲み物を取り出す限り
、中断することなく続く。

もし出力コンベアが完成した飲料の注文で満たされてく
るか、あるいは飲料の注文が最後の表示位置で留まって
いたら、ブザーが鳴り、店員に飲料を取り出すべきこと
を知らせる。コンベアは、それが満たされた時、最後の
表示位置の下のコンベアの右端に位置しており、第４図
に示されている逆反射体センサー８２のトリガーにより
検出される。このセンサーは市販の逆反射光学センサー
であり、搬出コンベアの反対側に位置している１本の反
射テープ８３によって反射された発光を検出する。第４
図に示される第２の逆反射体センサー８４は出力コンベ
アの最初の表示位置にあり、コンベアの反対側の１本の
反射テープに対向して配置されている。このセンサーは
カップが最初の表示位置にあるかどうかをチエツクする
ために利用される。

第１７図は飲料注文処理のロジックを示したものである
。飲料注文は、コントロールディスプレイハネル１９に
設けられたキャッシュレジスタ８７もしくはタッチパネ
ル８８から入力される。そしてタッチパネル８８からの
入力の方が一般的であるので、この方法による注文の方
が優先されるようになっている。自動飲料製造装置は、
１以上のキャッシュレジスタ、操作員が押したパネル又
はスイッチ、顧客が押したパネル又はスイッチから、直
接的に注文人力を受は取ることができる。

言い替えれば自動飲料製造装置は、Ｒ５２３２Ｃインタ
ーフエイスフオーマツトを用いた通信が可能な装置から
、直接注文人力を受信することができる。また自動飲料
製造装置のシステムが作動しない場合には、タッチパネ
ルはマニュアルモードで利用することができる。飲み物
のオーダーは、ＡＤＤＱレジスタ８９を通って先に進む
。このＡＤＤＱレジスタ８９は、各オーダーに割り当て
られた数字、注文番号をレジスタ９１から受は取るもの
である。またレジスタ９１はオーダーをメモリに記録し
、レジスタ９０に既に記録された優先リストを用いて、
メモリ内に記録されたオーダーを繰り上げるものである
。この優先リストに従って、飲み物のオーダーはＦＵＬ
ＬＱレジスタ９２へと進み、各飲み物のオーダーに区分
され、この各オーダーに応じて各飲み物が用意される。

そしてオーダーに応じて用意された飲み物が出力コンベ
ヤ２８に載せられた際に、オーダーデイスプレィ２９が
オーダーナンバーを示す。

以下の説明は、システム制御装置によって制御された自
動飲料製造装置システムの操作のより詳しい説明であり
、上記説明の要約である。

飲料の注文を受けると、出力コンベアの最終表示部をチ
エツクするように逆反射体センサ８２が作動され、最終
表示部にカップが置かれていないことが確認される。こ
の確認ができないことは、出力コンベアが飲料のオーダ
ー状態にあり、飲料を移送中であることを示す。そして
最初の表示部分に設置された第２の逆反射体センサ８４
の出力がチエツクされて、出力コンベアの最初の表示部
にカップが無いことが確認される。

第２図に示したように三角測量を原理として作動する拡
散光センサ８６が、カップが落とされる部分に何も無い
ことをチエツクする。カップ回転台３４が、落とされる
部分に適合したカップのサイズに合わせて回転される。

前述したように、カップ回転台３４の位置は、これと共
に回転されるエンコーダ板２７によって決められる。カ
ップ回転台３４の位置は、装置の電源を入れた際に初期
化され、常に現時点における位置がメモリ中に記録され
る。カップ回転台３４が移動すると、所定時間における
エンコーダ板センサからの信号が、エンコーダ板２７の
位置が移動するのを決めるためにチエツクされる。種々
のサイズのカップを用いるためにカップ回転台３４を再
度位置決めする必要がある場合には、アクチュエータに
積み重ねられた適正サイズのカップの山が置いである位
置にまでカップ回転台３４が移動するように、カップ回
転台３４の移動角度とその回転を処理装置によって決定
する。

次にカップ分配器１７が駆動される。アクチュエータの
摺動棒４４を移動させて、その端部に近接して配置され
た誘導センサ４５の前を通過させる。そして１周期とな
る１回転すなわち誘導センサのところから移動された摺
動棒４４によって表示される１回転を誘導センサ４５が
検出するまで、カップ分配器１７のパルスステッピング
モータにパルスを送る。この構成の利点は、大きく影響
しない立往生やカップ詰まりが生じてもシステムが駆動
可能だ、という点である。

カップの落下部に設置された三方向への拡散光センサ８
６は、カップが落とされているかどうかをチエツクする
。カップが落とされていない場合には、カップを落とす
ためにカップ分配器１７が４回まで続けて作動される。

４回行ってもカップを落とすことができない場合には、
処理装置はカップの山が空であるとみなして、この情報
をメモリ中に記録する。そしてカップ回転台３４が同サ
イズのカップを取り出すように回転される。カップの供
給サイクルはこのようにして繰り返される。

そして供給されたカップが検知されなく、かつ同じ大き
さのカップの山も無くなった場合には、そのサイズのカ
ップの山に対するメモリをチエツクすることによって「
カップを点検せよ」のエラーメツセージが表示される。

飲料輸送回転台１６で他の飲料が同時に処理されている
場合には、全ての操作、カップを落とすこと、氷の供給
、飲み物の供給、カップの蓋付け、飲み物の運び出しの
各操作が同時に進行される。

それぞれ割り当てられたワークが完了した後に、スヘて
の閉ループ処理のワークステーションから処理装置に完
了フラグが戻される。処理装置は、作業が割り当てられ
た閉ループ処理のワークステーションに成功フラグが戻
されたことをチエツクし、飲料輸送回転台１６を９０″
回転させる。この工程は繰り返し行なわれる。飲料輸送
回転台１６は、パルス制御のステッピングモータによっ
て駆動されており、カップ移送機を９０″回転させるに
は多数（たとえば８００）のパルスによって制御されて
いる。飲料輸送回転台１６の回転は、大きさの異なる切
欠中を伝播する光とエンコーダ板とによって検出される
。エンコーダ板センサの信号は、所定時間（この時に機
械は同期状態とされている。）内に入〆切信号が受信さ
れているかをチエツクされる。飲料輸送回転台の同期エ
ラーが検出された場合には、「輸送回転台を点検せよ」
のエラーメツセージが表示される。操作員は輸送回転台
を点検して、カップが詰まっていないことを処理装置に
知らせる信号を送るためにボタンを押さなければならな
い。この信号が受信されると、エンコーダ板の周囲に４
５″離れて位置する小さい溝とこれよりも大きな溝の一
方がエンコーダセンサを通り過ぎるまで、ａ械は輸送回
転台のステッピングモータにパルスを発する。この多数
のパルスは、溝の大小に拘わらず、溝を通って処理装置
に達するもので、このパルスによってディスクがステッ
プされる。システムは区画（ｓｔａｌｌ）に先んじて処
理される象限（ｑｕａｄｒａｎｔ）を知っており、従っ
て、その位置を完璧に確定することができて動作を再開
することができる。

第２のワークステーションは、水分配器１４に関するも
のであり、制御装置が信号を発して、水分起部にカップ
が落とされた際に、供給される氷が適正なサイズである
か、すなわち氷が小さいとか大きいとかを示す。信号が
受信されない時には、氷は供給されない。氷の分配指示
は、開ループ処理システムにおいて行なわれ、氷の供給
オーダーが一定時間をおいた後に実行される。

第３のワークステーションは飲料分配器である。

カップと氷の体積とは既知であり、それぞれ味付けられ
たンーダの流量もまた既知である。制御装置は単に注出
時間を決めて、開ループ処理で計算された通りに注入供
給ヘッドを駆動する。これには液面検知システムを加え
ても良い。液面検知システムを加えると、飲料分配器と
水分配器１４の操作を単純化できる。

第４のワークステーションは蓋装着とマーキングであっ
て、昇降台が飲み物を輸送回転台から運び出し、蓋装着
を行うにちょうど良い高さに位置させる。機械の電源が
入れられると、昇降台の位置が初期化され、その位置が
維持された状態でメモリ中に記録される。昇降台は、ス
テッピングモータ３３によって駆動されるもので、旋回
および直線運動する。さらに昇降台にはエンコーダ板が
配設されている。このエンコーダ板は、昇降台が移送機
の位置にあるときにエンコーダセンサによって検出され
るｖ字型の切欠を有するものである。

したがって昇降台を駆動するためのパルス信号が与えら
れると、エンコーダセンサによって移動が検知される時
間を処理装置が計算するとともに、その時間中の移動を
予測する。計算された時間中に移動が検出されない場合
には、昇降台は同期状態から外れ、操作員に昇降台に問
題が発生したことを知らせる。そして操作員は昇降台を
調べた後、問題が解消されたことをスイッチを押して示
す。

すると昇降台は、エンコーダ板の切欠を捜すことによっ
て自身で同期化し、操作を再開する。

昇降台の位置は処理装置により常に初めにチエツクされ
る。また処理装置は、輸送回転台に対して昇降台が干渉
状態にない下降位置であることを調べるような駆動コマ
ンドを発する。輸送回転台によって昇降台に分配される
カップのサイズは既知である。蓋装着器は輸送回転台の
上部からの距離を記憶しているので、あらゆるカップサ
イズに対しても標準的となる蓋装着位置に達するまで、
カップの蓋装着器の方向への鉛直方向の移動を決定する
。昇降台が蓋の標準装着位置にまでカップの縁を持ち上
げた時には、蓋装着器は既に最も外側の部分に、カップ
に装着すべき位置で蓋と一緒に待機している。

蓋装着器もまたスクリュー式電動装置であり、蓋ドライ
ブ上に誘導センサを有するステッピングモータによって
駆動される。多数のパルスがモータを駆動するために発
せられ、所定時間中に誘導センサから得られる信号をプ
ロセッサがチエツクする。信号が受信されない場合には
、蓋がカップに対して詰っているとみなされ、昇降器を
ほば１／４インチの小さい距離だけ下げる。そして駆動
信号がステッピングモータに対して発せられて、処８！
装置は誘導センサからの移動信号をチエツクし、蓋の装
着が行なわれたことを表示する。ここで移動信号が受信
されない場合には、処理装置はより深刻な問題が発生し
ていると判断し、操作員に対して昇降台のチエツクを行
い、蓋昇降器に問題が無いことを確認した後に、サービ
スが完了したことをボタンを押すことを要求するエラー
メツセージを表示する。

自動飲料製造装置の蓋分配器に関する種々の具体例と変
形例はここに詳説されているが、この発明の開示および
教示は、この分野の技術において置換できる他の装置を
も示唆していることは明白である。

「発明の効果」 以上詳細に説明したように、本発明によれば、蓋装着装
置の完全自動化を図れ、この蓋装着装置により、積み重
ねられた蓋を１個づつ分離してカップに装着することが
可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、自動飲料製造装置の典型例を示す一部破断し
た正面図である。 第２図は、３つのカップを運搬する状態にある飲料輸送
回転台、及び蓋装着、マーキングの操作をしつつカップ
を運搬する昇降装置を示す概略図である。 第３図は、自動飲料製造装置のカップ回転台、蓋回転台
、出力コンベア及び完成飲料貯蔵領域の相対的位置を示
す概略平面図である。 第４図は、出力コンベア、完成飲料貯蔵領域、及び、完
成された飲料を自動飲料製造装置の出力部から出力コン
ベアの前方まで移動させる押出腕を示す概略平面図であ
る。 第５図は、＃Ｉ４図に示す出力コンベアの正面図であり
、番号付けされた顧客注文の表示も示す図である。 第６図は、飲料輸送回転台の駆動機構、位置センサー機
構、昇降台及びその支持・駆動機構を示す一部破断した
平面図である。 第７図は、回転台の駆動機構及び位置センサー機構を示
す一部破断した正面図である。　第８図は、カップ回転
台及びカップ分配装置を示す側面図である。 第９図は、本発明の主題を形成する蓋回転台、蓋分配器
及び蓋装着器を示す概略図である。 第１Ｏ図は、積み重ねられたカップの山からカップを分
割して連続的に移動させる分割指の１組を示す側面図で
ある。 第１１図ないし第１４図は、対向して配置された分割指
により、積み重ねられたカップの山からカップを分割し
て分配する連続的な４つのステップをそれぞれ示す図で
ある。 第１５図ないし第１６図は、積み重ねられた蓋の列°か
ら蓋を分配してこれをカップ上に乗せて蓋をする連続的
な２つのステップを示す図である。 第１７図は、自動飲料製造装置の処理装置による飲料注
文処理を示す概略図である。 第１８図は、カップ分配器の移動機構を示す概略側面図
である。 第１９図は、収縮位置にあって、積み重ねられた蓋の山
の底部から蓋を引き出せる状態にある蓋往復器を有する
、本発明による蓋分配器を示す側面図である。 第２０図は、第１９図に示す収縮位置にある蓋分配器を
示す平面図である。 第２１図は、伸長位置にあって、収縮位置に移動するこ
とによりカップに蓋を装着することのできる状態にある
蓋往復器を有する蓋分配器を示す側面図である。 第２２図は、第２１図に示す伸長位置にある蓋分配器を
示す平面図である。 ・・・フ ９、 ゲ− ０・・・・・・蓋装着器、７１・・・・・・差押圧器、
７４・・・ツク、７６・・・・・・蓋往復器、７９・・
・・・・摺動棒７９４・・・・・・底部支持部材、１０
０・・・・・・（従属）ト部材。

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. （１）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分離
   された蓋をカップに装着する蓋分離・装着装置であって
   、該装置は、 分配される蓋の山を支持する蓋分配器と、 該蓋分配器の底部付近に設けられ、この蓋分配器に対し
   て収縮位置と伸長位置との間で直線往復運動自在に支持
   された蓋往復器とを備え、 該蓋往復器は蓋係合部材を支持し、該蓋係合部材は、前
   記蓋往復器が前記伸長位置へと移動される一方で、前記
   蓋の山の最底部にある第１の蓋に係合して、当該第１の
   蓋を前記蓋往復器内の第１の中間位置に保持する構成と
   され、 次いで、前記第１の蓋が、蓋往復器に支持された蓋装着
   器の下方にあり、この蓋往復器内に制限された第２の装
   着位置へと直進移動される間に、蓋往復器は前記収縮位
   置へと直進移動し、 次いで、前記蓋係合部材が、前記蓋の山の最底部にある
   第２の蓋に係合して、当該第２の蓋を前記蓋往復器内の
   第１の中間位置に保持する一方で、前記第１の蓋が、前
   記第２の装着位置に保持されている間に、蓋往復器は前
   記伸長位置へと直進移動し、 さらに、前記蓋装着器が、前記第１の蓋を押圧して前記
   第２の装着位置の下にあるカップにこれを装着すると共
   に、前記第２の蓋が前記蓋往復器内に制限された前記第
   ２の装着位置に直進移動される間に、蓋往復器は前記収
   縮位置へと直進移動し、 そして、蓋往復器の直線往復運動の間に、その後の蓋装
   着のためにこれら工程が繰り返されることを特徴とする
   蓋分離・装着装置。
2. （２）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分離
   された蓋をカップに装着する請求項１記載の蓋分離・装
   着装置であって、該装置は蓋回転台を備え、該蓋回転台
   は、その内部に蓋の山が複数個支持され、前記蓋分配器
   上に配置されてこの蓋分配器にに蓋を補充することを特
   徴とする蓋分離・装着装置。
3. （３）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分離
   された蓋をカップに装着する請求項２記載の蓋分離・装
   着装置であって、前記蓋回転台は、前記蓋分配器上に配
   置され、円形の開口部を有する固定基板を備え、前記回
   転自在な蓋回転台は、前記固定基板上で前記複数個の蓋
   の山を回転させて、この山の１つを前記開口部上に位置
   させることで、蓋分配器に蓋を補充することを特徴とす
   る蓋分離・装着装置。
4. （４）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分離
   された蓋をカップに装着する請求項３記載の蓋分離・装
   着装置であって、前記蓋回転台はパルスステッピングモ
   ーターにより回転駆動され、このパルスステッピングモ
   ーターには前記蓋回転台の制御処理を行う制御装置によ
   りパルスが供給されることを特徴とする蓋分離・装着装
   置。
5. （５）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分離
   された蓋をカップに装着する請求項１記載の蓋分離・装
   着装置であって、前記蓋装着器は、前記蓋往復器の直進
   運動に対して傾斜されていることを特徴とする蓋分離・
   装着装置。
6. （６）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分離
   された蓋をカップに装着する請求項１記載の蓋分離・装
   着装置であって、該装置は１組の摺動棒を備え、この摺
   動棒に沿って前記蓋往復器がスクリュー駆動機構により
   直線往復運動を行い、このスクリュー駆動機構はパルス
   ステッピングモーターにより回転駆動され、このパルス
   ステッピングモーターには前記蓋回転台の制御処理を行
   う制御装置によりパルスが供給されることを特徴とする
   蓋分離・装着装置。
7. （７）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分離
   された蓋をカップに装着する請求項１記載の蓋分離・装
   着装置であって、前記蓋係止部材は下方に延出するフッ
   クを備え、このフックは、蓋分配器内の最底部にある蓋
   に対して上方に付勢されていることを特徴とする蓋分離
   ・装着装置。
8. （８）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分離
   された蓋をカップに装着する請求項７記載の蓋分離・装
   着装置であって、前記蓋分配器は、互いに間をおかれて
   蓋の山を支持する１組の底部支持部材を備え、前記フッ
   クは、前記蓋往復器により、これら底部支持部材間の間
   隙内を直進移動させられることを特徴とする蓋分離・装
   着装置。
9. （９）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分離
   された蓋をカップに装着する請求項１記載の蓋分離・装
   着装置であって、前記蓋分配器は付勢されたゲート部材
   を備え、このゲート部材は、前記蓋往復器が前記伸長位
   置まで移動すると、一番下の蓋のみがゲート部材を通過
   できるように構成され、また、前記蓋往復器が前記収縮
   位置まで移動すると、ゲート部材は閉止状態のままとさ
   れ、更にこのゲート部材は、蓋を押し出して前記第１の
   中間位置から蓋往復器内の前記第２の装着位置へと移動
   させることを特徴とする蓋分離・装着装置。
10. （１０）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分
    離された蓋をカップに装着する請求項９記載の蓋分離・
    装着装置であって、この装置は前記ゲート部材に近接し
    て設けられた固定ブロックを備え、この固定ブロックは
    、一番下の蓋が前記ゲート部材を通過する際にその上に
    ある蓋の移動を阻止することを特徴とする蓋分離・装着
    装置。
11. （１１）積み重ねられた蓋の山から蓋を分離して、該分
    離された蓋をカップに装着する請求項１記載の蓋分離・
    装着装置であって、前記蓋装着器は、許容範囲内におけ
    るカップの高さの差により生じる蓋装着器の偏りにもか
    かわらず、蓋を押圧してこれをカップ上に装着するため
    に、カップに加えられる許容範囲内において一定の力を
    下方に与えることを特徴とする蓋分離・装着装置。