JP3207989B2 - 遅延時間計算装置 - Google Patents

遅延時間計算装置

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JP3207989B2
JP3207989B2 JP32258993A JP32258993A JP3207989B2 JP 3207989 B2 JP3207989 B2 JP 3207989B2 JP 32258993 A JP32258993 A JP 32258993A JP 32258993 A JP32258993 A JP 32258993A JP 3207989 B2 JP3207989 B2 JP 3207989B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体の論理検証、
特にレイアウトデータから実配線情報をバックアノテー
トする時の論理検証の際に必要とされる遅延時間計算装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図26は、回路接続データとレイアウト
データから実配線情報(寄生配線抵抗・容量)をバック
アノテートし遅延計算する従来の遅延時間計算装置を構
成する各手段及びその入出力情報を示すブロック図であ
る。
【0003】同図に示すように、所定の論理機能を有す
るセル及びその接続関係を記述することにより検証対象
のLSI回路を規定したLSI回路接続データD1が図
示しないLSI回路接続データ付与手段により、Cモデ
ル/RCモデル抽出手段1、配線遅延素子挿入手段4、
Cモデル遅延計算手段7及びCモデル対応詳細遅延論理
シミュレーション61に付与される。
【0004】また、LSI回路接続データD1に対応す
るLSI回路のレイアウトパターンを規定したレイアウ
トデータD2が図示しないレイアウトデータ付与手段に
より、Cモデル/RCモデル抽出手段1に付与される。
【0005】Cモデル/RCモデル抽出手段1は、LS
I回路接続データD1及びレイアウトデータD2から、
セル間をつなぐ配線とその配線に負荷される寄生配線抵
抗・容量を抽出する。そして、抽出した配線抵抗・容量
のうち、LSI回路接続データD1で規定されたLSI
回路の複数のセルの出力信号が流れる複数の出力配線そ
れぞれに寄生配線容量のみを対応づけた予め決められた
ファイルフォーマットのCモデル出力結果D3をCモデ
ル遅延計算手段7に出力するとともに、上記複数の出力
配線それぞれに寄生配線抵抗・容量を対応づけた予め決
められたファイルフォーマットのRCモデル出力結果D
4をRCモデル遅延計算手段8に出力する。
【0006】配線遅延素子挿入手段4は、LSI回路接
続データD1に規定されたLSI回路に存在する全信号
配線に対して配線遅延素子を挿入して配線遅延素子挿入
後LSI回路接続データD7をRCモデル遅延計算手段
8に出力する。
【0007】一方、Cモデル遅延計算手段7及びRCモ
デル遅延計算手段8には、セル単位の遅延時間を規定し
たデータ群からなるセル毎遅延パラメータライブラリD
8が、図示しないセル毎遅延パラメータライブラリ付与
手段により付与される。
【0008】Cモデル遅延計算手段7は、LSI回路接
続データD1、Cモデル出力結果D3及びセル毎遅延
ラメータライブラリD8に基づき、既存の容量依存型遅
延計算式を用いてセル毎に遅延値を計算して、Cモデル
対応遅延値データD14をCモデル対応詳細遅延論理シ
ミュレーション61に出力する。
【0009】RCモデル遅延計算手段8は、RCモデル
出力結果D4、配線遅延素子挿入後LSI回路接続デー
タD7及びセル毎遅延パラメータライブラリD8に基づ
き、既存の抵抗・容量データ依存型遅延計算式を用いて
ファンクションをもつセル及び配線遅延素子毎に遅延値
を計算してRCモデル対応遅延値データD15をRCモ
デル対応詳細遅延論理シミュレーション62に出力す
る。
【0010】Cモデル対応詳細遅延論理シミュレーショ
ン61は、LSI回路接続データD1及びCモデル対応
遅延値データD14に基づき、Cモデル対応の詳細遅延
論理シミュレーションを実行する。
【0011】RCモデル対応詳細遅延論理シミュレーシ
ョン62は、配線遅延素子挿入後LSI回路接続データ
D7及びRCモデル対応遅延値データD15に基づき、
RCモデル対応の詳細遅延論理シミュレーションを実行
する。
【0012】図27は、Cモデル対応の遅延計算方法を
示すフローチャートである。同図を参照して、ステップ
S31で、Cモデル/RCモデル抽出手段1は、LSI
回路接続データD1からセル間をつなぐ配線とその配線
に負荷される寄生配線容量抽出して、Cモデル出力結果
D3としてCモデル遅延計算手段7に出力する。
【0013】そして、ステップS32で、Cモデル遅延
計算手段7は、LSI回路接続データD1、Cモデル出
力結果D3及びセル毎遅延パラメータライブラリD8に
基づき、既存の容量依存型遅延計算式を用いてセル毎に
遅延値を計算して、Cモデル対応遅延値データD14を
Cモデル対応詳細遅延論理シミュレーション61に出力
する。
【0014】図28は、RCモデル対応の遅延計算方法
を示すフローチャートである。同図を参照して、ステッ
プS41で、Cモデル/RCモデル抽出手段1は、LS
I回路接続データD1からセル間をつなぐ配線とその配
線に負荷される寄生配線抵抗・容量を抽出して、RCモ
デル出力結果D4としてRCモデル遅延計算手段8に出
力する。
【0015】次に、ステップS42で、配線遅延素子挿
入手段4は、LSI回路接続データD1で規定されたL
SI回路に存在する全信号線に対して配線遅延素子を挿
入して配線遅延素子挿入後LSI回路接続データD7を
RCモデル遅延計算手段8に出力する。
【0016】そして、ステップS43で、RCモデル遅
延計算手段8は、RCモデル出力結果D4、配線遅延素
子挿入後LSI回路接続データD7及びセル毎遅延パラ
メータライブラリD8に基づき、既存の抵抗・容量デー
タ依存型遅延計算式を用いてファンクションをもつセル
及び配線遅延素子毎に遅延値を計算してRCモデル対応
遅延値データD15をRCモデル対応詳細遅延論理シミ
ュレーション62に出力する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の遅延時間計算装
置は、以上のように構成されており、遅延計算のフロー
は図27に示すような全信号Cモデルのみのフローと図
28に示すような全信号RCモデルのフローにわけられ
ていた。
【0018】この場合、Cモデルのみのフローは、配線
遅延素子の追加がないため、高速で遅延時間の計算及び
詳細遅延論理シミュレーションが可能であるが、今後の
微細化プロセスを考えると抵抗成分が考慮できず、遅延
精度の誤差が大きくなるという問題点があった。
【0019】一方、全信号RCモデルのフローは、遅延
精度については精度アップするため問題無いが、全信号
に対して配線遅延素子が挿入されるため、遅延時間の計
算に時間がかかり、シミュレーション速度が現実からか
け離れたものとなり問題点がある。
【0020】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、精度の良い遅延時間を高速に計算するこ
とのできる遅延時間計算装置を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載の遅延時間計算装置は、各々が所定の論理機能を
有する複数のセル及びその接続関係を記述することによ
り検証対象の回路を規定した回路接続データを付与する
回路接続データ付与手段と、前記検証対象の回路のレイ
アウトパターンを規定したレイアウトデータを付与する
レイアウトデータ付与手段と、前記回路接続データ及び
前記レイアウトデータに基づき、前記検証対象の回路の
セル間をつなぐ配線及びその配線上に寄生する寄生容量
及び寄生抵抗を抽出し、前記検証対象の回路の前記複数
のセルの出力信号が流れる複数の出力配線それぞれに寄
生容量のみを対応づけた容量モデルデータと、前記複数
の出力配線それぞれに前記寄生容量及び前記寄生抵抗を
対応づけた抵抗・容量モデルデータとを出力するモデル
データ抽出手段と、前記回路接続データ及び前記レイア
ウトデータに基づき、前記検証対象の回路の前記複数の
出力配線の配線長をそれぞれ抽出して配線長データを出
力する信号別配線長データ抽出手段と、前記回路接続デ
ータ及び前記配線長データを受け、前記複数の出力配線
それぞれの配線長と予め定められた基準配線長との比較
結果に基づき、前記検証対象の回路の前記複数の出力配
線それぞれに対し、配線長が基準配線長より長い場合に
抵抗・容量モデルを指示し、そうでない場合に容量モデ
ルを指示するモデル選択結果を出力するモデル選択手段
と、前記回路接続データ及び前記モデル選択結果に基づ
き、前記検証対象の回路の前記複数の出力配線のうち、
前記モデル選択結果が抵抗・容量モデルを指示する出力
配線のみに対し、配線遅延素子を挿入して配線遅延素子
挿入済み回路接続データを出力する配線遅延素子挿入手
段と、前記所定の容量依存型遅延計算式及び前記所定の
抵抗・容量依存型遅延計算式に用いられる遅延パラメー
タ群からなる遅延パラメータデータをセル種別毎に規定
した遅延パラメータデータを付与する遅延パラメータデ
ータ付与手段と、前記容量モデルデータ、前記抵抗・容
量モデルデータ、前記配線遅延素子挿入済み回路接続デ
ータ及び前記遅延パラメータデータに基づき、前記配線
遅延素子が挿入された出力配線及び該出力配線をもつセ
ルに対し、前記抵抗・容量モデルデータを採用して前記
遅延パラメータ群を所定の抵抗・容量依存型遅延計算式
に適用することにより 遅延時間を計算し、前記配線遅延
素子が挿入されていない出力配線及びその出力配線をも
つセルに対し、前記容量モデルデータを採用して前記遅
延パラメータ群を所定の容量依存型遅延計算式に適用す
ることにより遅延時間を計算する遅延時間計算手段とを
備え、前記配線長抽出手段は、前記レイアウトデータに
基づき、各配線が分岐点ごとに分割された部分配線毎に
配線長を抽出して部分配線別配線長データを出力する部
分配線別配線長抽出手段と、前記回路接続データ及び前
記レイアウトデータに基づき、前記検証対象の回路の前
記複数の出力信号がそれぞれ流れる前記複数の出力配線
に対応する少なくとも1つの前記部分配線を抽出して出
力配線対応データを出力する出力配線対応データ抽出手
段と、前記出力配線対応データ及び前記部分配線別配線
長データに基づき、前記複数の出力配線それぞれの配線
長を算出して前記配線長データを出力する配線長算出手
段とを備えて構成される。
【0022】この発明にかかる請求項2記載の遅延時間
計算装置は、各々が所定の論理機能を有し、トランジス
タにより出力信号がドライブされる複数のセル及びその
接続関係を記述することにより検証対象の回路を規定し
た回路接続データを付与する回路接続データ付与手段
と、前記検証対象の回路のレイアウトパターンを規定し
たレイアウトデータを付与するレイアウトデータ付与手
段と、前記回路接続データ及び前記レイアウトデータに
基づき、前記検証対象の回路のセル間をつなぐ配線及び
その配線上に寄生する寄生容量及び寄生抵抗を抽出し、
前記検証対象の回路の前記複数のセルの出力信号が流れ
る複数の出力配線それぞれに寄生容量のみを対応づけた
容量モデルデータと、前記複数の出力配線それぞれに前
記寄生容量及び前記寄生抵抗を対応づけた抵抗・容量モ
デルデータとを出力するモデルデータ抽出手段と、前記
検証対象の回路の前記複数の出力信号それぞれに、抵抗
・容量モデル及び容量モデルうちの一方のモデル選択を
指示した出力信号データを付与する出力信号データ付与
手段と、前記回路接続データ及び前記出力信号データに
基づき、前記検証対象の回路の前記複数の出力配線のう
ち、抵抗・容量モデルの選択を指示された出力信号に対
応する出力配線に対して抵抗・容量モデルを指示するモ
デル選択結果を出力するモデル選択手段と、前記回路接
続データ及び前記モデル選択結果に基づき、前記検証対
象の回路の前記複数の出力配線のうち、前記モデル選択
結果が抵抗・容量モデルを指示する出力配線のみに対
し、配線遅延素子を挿入して配線遅延素子挿入済み回路
接続データを出力する配線遅延素子挿入手段と、前記所
定の容量依存型遅延計算式及び前記所定の抵抗・容量依
存型遅延計算式に用いられる遅延パラメータ群からなる
遅延パラメータデータをセル種別毎に規定した遅延パラ
メータデータを付与する遅延パラメータデータ付与手段
と、前記容量モデルデータ、前記抵抗・容量モデルデー
タ、前記配線遅延素子挿入済み回路接続データ及び前記
遅延パラメータデータに基づき、前記配線遅延素子が挿
入された出力配線及び該出力配線をもつセルに対し、前
記抵抗・容量モデルデータを採用して前記遅延パラメー
タ群を所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に適用するこ
とにより遅延時間を計算し、前記配線遅延素子が挿入さ
れていない出力配線及びその出力配線をもつセルに対
し、前記容量モデルデータを採用し て前記遅延パラメー
タ群を所定の容量依存型遅延計算式に適用することによ
り遅延時間を計算する遅延時間計算手段とを備えて構成
される。
【0023】この発明にかかる請求項3記載の遅延時間
計算装置は、各々が所定の論理機能を有し、トランジス
タにより出力信号がドライブされる複数のセル及びその
接続関係を記述することにより検証対象の回路を規定し
た回路接続データを付与する回路接続データ付与手段
と、前記検証対象の回路のレイアウトパターンを規定し
たレイアウトデータを付与するレイアウトデータ付与手
段と、前記回路接続データ及び前記レイアウトデータに
基づき、前記検証対象の回路のセル間をつなぐ配線及び
その配線上に寄生する寄生容量及び寄生抵抗を抽出し、
前記検証対象の回路の前記複数のセルの出力信号が流れ
る複数の出力配線それぞれに寄生容量のみを対応づけた
容量モデルデータと、前記複数の出力配線それぞれに前
記寄生容量及び前記寄生抵抗を対応づけた抵抗・容量モ
デルデータとを出力するモデルデータ抽出手段と、抵抗
・容量モデル及び容量モデルうちの一方のモデルを選択
する前記検証対象の回路上の信号経路を指示する信号経
路データを付与する信号経路データ付与手段と、前記回
路接続データ及び前記信号経路データに基づき、前記検
証対象の回路の前記複数の出力配線のうち、前記抵抗・
容量モデルの選択を指示された信号経路上にあるすべて
の出力配線に対して抵抗・容量モデルを指示するモデル
選択結果を出力するモデル選択手段と、前記回路接続デ
ータ及び前記モデル選択結果に基づき、前記検証対象の
回路の前記複数の出力配線のうち、前記モデル選択結果
が抵抗・容量モデルを指示する出力配線のみに対し、配
線遅延素子を挿入して配線遅延素子挿入済み回路接続デ
ータを出力する配線遅延素子挿入手段と、前記所定の容
量依存型遅延計算式及び前記所定の抵抗・容量依存型遅
延計算式に用いられる遅延パラメータ群からなる遅延パ
ラメータデータをセル種別毎に規定した遅延パラメータ
データを付与する遅延パラメータデータ付与手段と、前
記容量モデルデータ、前記抵抗・容量モデルデータ、前
記配線遅延素子挿入済み回路接続データ及び前記遅延パ
ラメータデータに基づき、前記配線遅延素子が挿入され
た出力配線及び該出力配線をもつセルに対し、前記抵抗
・容量モデルデータを採用して前記遅延パラメータ群を
所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に適用することによ
り遅延時間を計算し、前記配線遅延素子が挿入されてい
ない出力配線及びその出力配線をもつセルに対し、前記
容量モデルデータを採用して前 記遅延パラメータ群を所
定の容量依存型遅延計算式に適用することにより遅延時
間を計算する遅延時間計算手段とを備えて構成される。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】の発明の請求項記載の遅延時間計算装
置におけるモデル選択手段は、複数の出力配線それぞれ
の配線長と予め定められた基準配線長との比較結果に基
づき、検証対象の回路の複数の出力配線それぞれに対
し、配線長が基準配線長より長い場合に抵抗・容量モデ
ルを指示し、そうでない場合に容量モデルを指示するモ
デル選択結果を出力するため、配線抵抗と関連性の強い
配線長が基準配線長より長く、無視できない抵抗値を有
すると判断される場合のみ、抵抗・容量モデルを指示す
ることができる。
【0036】また、配線長抽出手段は、出力配線対応デ
ータ及び部分配線別配線長データに基づき、複数の出力
配線それぞれの配線長を算出して配線長データを出力す
る配線長算出手段を備えている。部分配線別配線長デー
タには各配線が分岐点ごとに分割されたに部分配線の配
線長が記述されており、この部分配線別配線長データに
基づくことにより、各出力配線の配線長データをより正
確に算出することができる。さらに、遅延パラメータデ
ータ付与手段は、所定の容量依存型遅延計算式及び所定
の抵抗・容量依存型遅延計算式に用いられる遅延パラメ
ータ群からなる遅延パラメータデータをセル種別毎に規
定した遅延パラメータデータを付与し、遅延時間計算手
段は、抵抗・容量モデルデータを採用する場合は遅延パ
ラメータ群を所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に適用
することにより遅延時間を計算し、容量モデルデータを
採用する場合は遅延パラメータ群を所定の容量依存型遅
延計算式に適用することにより遅延時間を計算すること
ができるため、より緻密なレベルでの遅延計算を行うこ
とができる。
【0037】
【0038】の発明の請求項記載の遅延時間計算装
置においては、検証対象の回路の複数の出力信号それぞ
れに、抵抗・容量モデル及び容量モデルうちの一方のモ
デル選択を指示した出力信号データを付与する出力信号
データ付与手段と、回路接続データ及び出力信号データ
に基づき、検証対象の回路の複数の出力配線のうち、抵
抗・容量モデルを指示する出力信号に対応する出力配線
に対して抵抗・容量モデルを指示するモデル選択結果を
出力するモデル選択手段とを備えている。
【0039】したがって、配線抵抗を考慮して遅延計算
を行う必要のある出力信号のみを、抵抗・容量モデルに
選択指示する出力信号データを設計者等が作成すること
により、モデル選択手段は、必要最小限の出力配線に対
して抵抗・容量モデルを指示することができる。さら
に、遅延パラメータデータ付与手段は、所定の容量依存
型遅延計算式及び所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に
用いられる遅延パラメータ群からなる遅延パラメータデ
ータをセル種別毎に規定した遅延パラメータデータを付
与し、遅延時間計算手段は、抵抗・容量モデルデータを
採用する場合は遅延パラメータ群を所定の抵抗・容量依
存型遅延計算式に適用することにより遅延時間を計算
し、容量モデルデータを採用する場合は遅延パラメータ
群を所定の容量依存型遅延計算式に適用することにより
遅延時間を計算することができるため、より緻密なレベ
ルでの遅延計算を行うことができる。
【0040】この発明の請求項記載の遅延時間計算装
置においては、抵抗・容量モデル及び容量モデルうちの
一方のモデルを選択する検証対象の回路上の信号経路を
指示する信号経路データを付与する信号経路データ付与
手段と、回路接続データ及び信号経路データに基づき、
検証対象の回路の複数の出力配線のうち、抵抗・容量モ
デルを指示する信号経路上にあるすべての出力配線に対
して抵抗・容量モデルを指示するモデル選択結果を出力
するモデル選択手段とを備えている。
【0041】したがって、配線抵抗を考慮して遅延計算
を行う必要のある信号経路のみを、抵抗・容量モデルに
選択指示する信号経路データを設計者等が作成すること
により、モデル選択手段は、信号経路データで指示され
た信号経路上にある必要最小限の出力配線に対して抵抗
・容量モデルを指示することができる。
【0042】また、遅延パラメータデータ付与手段は、
所定の容量依存型遅延計算式及び所定の抵抗・容量依存
型遅延計算式に用いられる遅延パラメータ群からなる遅
延パラメータデータをセル種別毎に規定した遅延パラメ
ータデータを付与し、遅延時間計算手段は、抵抗・容量
モデルデータを採用する場合は遅延パラメータ群を所定
の抵抗・容量依存型遅延計算式に適用することにより遅
延時間を計算し、容量モデルデータを採用する場合は遅
延パラメータ群を所定の容量依存型遅延計算式に適用す
ることにより遅延時間を計算することができるため、よ
り緻密なレベルでの遅延計算を行うことができる。
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【実施例】
<第1の実施例>図1はこの発明の第1の実施例である
遅延時間計算装置の構成を示すブロック図である。
【0051】同図に示すように、所定の論理機能を有す
るセル及びその接続関係を記述することにより検証対象
のLSI回路を規定したLSI回路接続データD1が図
示しないLSI回路接続データ付与手段により、Cモデ
ル/RCモデル抽出手段1、配線長抽出手段2及び配線
遅延素子挿入手段4に付与される。
【0052】また、LSI回路接続データD1で規定さ
れた検証対象のLSI回路のレイアウトパターンを規定
したレイアウトデータD2が図示しないレイアウトデー
タ付与手段により、Cモデル/RCモデル抽出手段1及
び配線長抽出手段2に付与される。
【0053】Cモデル/RCモデル抽出手段1は、LS
I回路接続データD1及びレイアウトデータD2から、
セル間をつなぐ配線データ(ポリゴンデータ)に基づ
き、その配線に負荷される寄生配線抵抗・容量を抽出す
る。そして、抽出した配線抵抗・容量のうち、LSI回
路接続データD1で規定されたLSI回路の複数のセル
の出力信号が流れる複数の出力配線それぞれに寄生配線
容量のみを対応づけた予め決められたファイルフォーマ
ットのCモデル出力結果D3を混合RCモデル対応遅延
計算手段5に出力するとともに、上記複数の出力配線そ
れぞれに寄生配線抵抗・容量を対応づけた予め決められ
たファイルフォーマットのRCモデル出力結果D4を混
合RCモデル対応遅延計算手段5に出力する。
【0054】図2は、Cモデル/RCモデル抽出手段1
の内部構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、Cモデル/RCモデル抽出手段1は、配線抵抗・容
量値抽出手段11、信号対応データ抽出手段12及びC
モデル/RCモデル算出手段13から構成される。
【0055】配線抵抗・容量値抽出手段11は、レイア
ウトデータD2を受け、レイアウトデータD2から、各
配線が分岐点毎に分割された部分配線毎に配線容量及び
配線抵抗値を抽出して、各部分配線に対応づけて配線容
量値及び配線抵抗値を記述した部分配線別配線抵抗・容
量値データD10をCモデル/RCモデル算出手段13
に出力する。
【0056】図5はレイアウトデータD2の一例を示す
説明図、図6は図5のレイアウトパターンに対応した部
分配線別配線抵抗・容量値データD10を示す説明図で
ある。
【0057】図5に示すように、セルC21〜C24間
を配線する信号配線は、分岐部P1〜P5で分割された
部分配線N12、N13、N25、N26、N29、N
58、N60及びN66から構成され、セルC21,分
岐部P1間に部分配線N12、セルC22,分岐部P1
間に部分配線N13、分岐部P1,分岐部P2間に部分
配線N25、分岐部P2,分岐部P3間に部分配線N2
6、分岐部P2,分岐部P4間に部分配線N29、分岐
部P4,分岐部P5間に部分配線N60、分岐部P3,
セルC23間に部分配線N58、分岐部P5,セルC2
4間に部分配線N66が形成される。
【0058】配線抵抗・容量値抽出手段11は、図5に
示したようなレイアウトデータD2に対し、図6に示す
ように、各部分配線に対応づけて配線容量値及び配線抵
抗値を記述した部分配線別配線抵抗・容量値データD1
0を作成する。
【0059】図2に戻って、信号対応データ抽出手段1
2は、LSI回路接続データD1及びレイアウトデータ
D2を受け、LSI回路接続データD1で規定されるL
SI回路の2つのセルの入出力間を接続する信号線に対
応するレイアウトデータD2上の部分配線を記述した信
号対応データD11をCモデル/RCモデル算出手段1
3に出力する。例えば、図5に示すようなLSI回路の
場合、図7に示すような信号対応データD11を出力す
る。図7からもわかるように、ここでいう「信号線」と
は、あるセルの出力からあるセルの入力までの配線を意
味する。
【0060】Cモデル/RCモデル算出手段13は、部
分配線別配線抵抗・容量値データD10及び信号対応デ
ータD11を受け、各信号に対応して配線容量値が記述
されたCモデル出力結果D3を出力するとともに、各信
号に対応して配線容量値・配線抵抗値が記述されたRC
モデル出力結果D4を出力する。
【0061】図8は、複数のセルからなる回路例を示す
説明図、図9は図8の回路におけるRCモデル出力結果
D4を示す説明図である。
【0062】図8に示すように、セルC11の出力Oが
セルC12〜C14の各入力Iに接続されている。この
ような回路に対し、図9で示すRCモデル出力結果D4
が記述される。図9において、1行目に出力信号名とし
て、セルC11の出力信号が定義され、2行目にその総
容量値、3行目に総抵抗値が記述され、4行目以降にセ
ルC11の出力信号により駆動される各セルC12〜C
14のRC時定数が記述される。
【0063】図1に戻って、配線長抽出手段2は、LS
I回路接続データD1及びレイアウトデータD2を受
け、LSI回路接続データD1で規定されたLSI回路
内の各出力配線毎にレイアウトデータD2から抽出した
配線長データを対応づけて配線長データD5をモデル選
択手段3に出力する。
【0064】図3は、配線長抽出手段2の内部構成を示
すブロック図である。同図に示すように、配線長抽出手
段2は、部分配線別配線長抽出手段21、信号対応デー
タ抽出手段22及び配線長データ算出手段23から構成
される。
【0065】部分配線別配線長抽出手段21は、レイア
ウトデータD2に基づき、各配線が分岐点ごとに分割さ
れた部分配線それぞれに対応した配線長及び配線層を抽
出して部分配線別配線長データD12を配線長データ算
出手段23に出力する。
【0066】例えば、レイアウトデータD2が図5に示
すような場合、図10で示すような部分配線別配線長デ
ータD12が出力される。なお、図10において、AL
1はアルミ第1層を示し、AL2はアルミ第2層を示
す。
【0067】信号対応データ抽出手段22は、信号対応
データ抽出手段12と同様、LSI回路接続データD1
及びレイアウトデータD2に基づき、図7に示すよう
に、LSI回路接続データD1で規定されるLSI回路
の複数のセルの入出力間の信号線に対応するレイアウト
データD2上の部分配線を抽出して信号対応データD1
1を配線長データ算出手段23に出力する。
【0068】配線長データ算出手段23は、信号対応デ
ータD11及び部分配線別配線長データD12に基づ
き、LSI回路接続データD1で規定されたLSI回路
の出力信号名に対応する出力配線の配線長を算出して、
図11に示すごとく、出力信号名(出力配線名)に対応
する各配線層の配線長及び総配線長を記述した配線長デ
ータD5を出力する。
【0069】このように、配線長データ算出手段23
は、部分配線別配線長データD12に基づくことによ
り、各出力配線に対応して正確な各配線層の配線長及び
総配線長を算出することができる。
【0070】図1に戻って、モデル選択手段3は、配線
長データD5に基づき、各出力配線(出力信号)それぞ
れの総配線長と所定の基準配線長SLと比較し、基準配
線長SLを越える総配線長を有する出力配線に対しては
RCモデルを選択し、基準配線長SLを下回る総配線長
を有する出力配線に対してはCモデルを選択して、出力
信号名に選択モデル名を対応づけたモデル選択結果D6
を配線遅延素子挿入手段4に出力する。
【0071】配線遅延素子挿入手段4は、モデル選択結
果D6に基づき、RCモデルが選択された出力配線を認
識して、LSI回路接続データD1で規定されたLSI
回路内でRCモデルを選択した出力配線に対し配線遅延
素子を挿入して配線遅延素子挿入後LSI回路接続デー
タD7を混合RCモデル対応遅延計算手段5に出力す
る。
【0072】一方、混合RCモデル対応遅延計算手段5
には、セル単位の遅延時間を規定した遅延パラメータ群
を含むセル毎遅延パラメータライブラリD8が、図示し
ないセル毎遅延パラメータライブラリ付与手段により付
与される。
【0073】図12はセル毎遅延パレメータライブラリ
D8の一部の例を示す説明図である。同図において、1
行目にセル機能名、2行目に入力部、3行名に出力部が
規定され、4行目に立ち上がり時間を規定するパラメー
タ、5行目に立ち下がり時間を規定するパラメータ、6
行目に立ち上がり及び立ち下がりのドライブ能力、7行
目にセル負荷容量、8行目にファンアウト数、9行目に
入出力の容量が記述されている。
【0074】混合RCモデル対応遅延計算手段5は、C
モデル出力結果D3、RCモデル出力結果D4、配線遅
延素子挿入後LSI回路接続データD7及びセル毎遅延
パラメータライブラリD8を受け、配線遅延素子が挿入
された出力配線とその出力配線をドライブするセルに対
して、RCモデル出力結果D4とセル毎遅延パラメータ
ライブラリD8に基づき、既存の抵抗・容量データ依存
型遅延計算式を用いてRCモデルでの遅延値計算を行
い、配線遅延素子が挿入されていない信号をドライブす
るセルに対して、Cモデル出力結果D3とセル毎遅延
ラメータライブラリD8に基づき、既存の容量依存型遅
延計算式を用いて遅延計算を行って遅延値データD9を
出力する。
【0075】図13は、容量依存型遅延計算式の一例
示す説明図である。同図に示すように、立ち上がり遅延
時間Td(rise)は(1) 式で規定され、立ち下がり遅延
時間Td(fall)は(2) 式で規定される。なお、(1) 式
において、Cinは規格化入力容量、Cout は規格化出力
容量、K1(r )〜K4(r )は立ち上がりパラメータ
を示し、2式において、Cinは規格化入力容量、Cout
は規格化出力容量、K1(f )〜K4(f )は立ち下が
りパラメータを示す。
【0076】このように、混合RCモデル対応遅延計算
手段5は、セル毎遅延パラメータライブラリD8の遅延
パラメータ群を容量依存型遅延計算式あるいは抵抗・容
量依存型遅延計算式に適用して遅延時間を計算すること
により、よりより緻密なレベルで遅延計算を行うことが
でき、遅延時間計算精度を向上させることができる。
【0077】混合RCモデル対応詳細遅延論理シミュレ
ーション6は、配線遅延素子挿入後LSI回路接続デー
タD7及び遅延値データD9に基づき、Cモデル,RC
モデル混合対応の詳細遅延論理シミュレーションを実行
する。なお、ここで言うCモデル,RCモデル混合対応
のシミュレーションとは、LSI回路接続データD1内
の全素子及び全信号に対して配線遅延素子の有無にかか
わらず(即ち、Cモデル/RCモデルの混在にかかわら
ず)シミュレーションが可能であることを意味するにす
ぎず、既存のシミュレーション技術で十分に対応するこ
とができる。
【0078】図4は、図1〜図3で示した第1の実施例
の遅延時間計算装置による遅延時間計算方法を示すフロ
ーチャートである。
【0079】同図を参照して、ステップS1で、Cモデ
ル/RCモデル抽出手段1は、LSI回路接続データD
1及びレイアウトデータD2を受け、LSI回路接続デ
ータD1及びレイアウトデータD2から、セル間をつな
ぐ配線とその配線に負荷される寄生配線抵抗・容量を抽
出する。そして、抽出した配線抵抗・容量のうち、LS
I回路接続データD1で規定されたLSI回路の複数の
セルの出力信号が流れる複数の出力配線それぞれに寄生
配線容量のみを対応づけたCモデル出力結果D3を混合
RCモデル対応遅延計算手段5に出力するとともに、上
記複数の出力配線それぞれに寄生配線抵抗・容量を対応
づけたRCモデル出力結果D4を混合RCモデル対応遅
延計算手段5に出力する。
【0080】そして、ステップS2で、配線長抽出手段
2は、LSI回路接続データD1及びレイアウトデータ
D2を受け、LSI回路接続データD1で規定されたL
SI回路内の各出力配線毎にレイアウトデータD2から
抽出した配線長データを対応づけて配線長データD5を
モデル選択手段3に出力する。
【0081】次に、ステップS3で、モデル選択手段3
は、配線長データD5に基づき、各出力配線それぞれの
総配線長と所定の基準配線長SLと比較し、基準配線長
SLを越える総配線長を有する出力配線に対してはRC
モデルを選択し、基準配線長SLを下回る総配線長を有
する出力配線に対してはCモデルを選択して、信号名に
選択モデル名を対応づけたモデル選択結果D6を配線遅
延素子挿入手段4に出力する。
【0082】例えば、モデル選択手段3が、図14で示
すように、セルC1〜C6及び配線L1〜L10からな
るLSI回路において、セルC2の第1出力O1からの
出力配線のみをRCモデルに選択した場合、セルC2の
第1出力からセルC4の第2入力I2、セルC5の第1
入力I1、セルC6の第1入力I1を結ぶ配線L5がR
Cモデルとして選択されることになり、他の配線L1〜
L4及びL6〜L10がCモデルとして選択される。
【0083】その後、ステップS4で、配線遅延素子挿
入手段4は、モデル選択結果D6に基づき、RCモデル
が選択された出力信号を認識して、LSI回路接続デー
タD1で規定されたLSI回路内でRCモデルを選択し
た出力配線に対し配線遅延素子を挿入して配線遅延素子
挿入後LSI回路接続データD7を混合RCモデル対応
遅延計算手段5に出力する。
【0084】例えば、図14に示すように、配線L5の
みがRCモデルに選択された場合、配線遅延素子挿入手
段4は、図15に示すように、配線L5にのみ、配線遅
延素子を挿入する。
【0085】そして、ステップS5で、混合RCモデル
対応遅延計算手段5は、Cモデル出力結果D3、RCモ
デル出力結果D4、配線遅延素子挿入後LSI回路接続
データD7及びセル毎遅延パラメータライブラリD8を
受け、配線遅延素子が挿入された出力配線及びその出
線をドライブするセルに対して、RCモデル出力結果
D4とセル毎遅延パラメータライブラリD8とに基づ
き、既存の抵抗・容量データ依存型遅延計算式を用いて
RCモデルでの遅延値計算を行い、配線遅延素子が挿入
されていない出力配線及びその出力配線をドライブする
セルに対して、Cモデル出力結果D3とセル毎遅延パラ
メータライブラリD8に基づき、既存の容量依存型遅延
計算式を用いて遅延計算を行って遅延値データD9を出
力する。
【0086】このように、第1の実施例の遅延時間計算
装置は、LSI回路接続データD1で規定されたLSI
回路の各出力配線のうち、総配線長が基準配線長SLを
越え、その配線抵抗による遅延時間が無視できないレベ
ルと判定する場合のみ、その出力配線に配線遅延素子を
挿入して、Cモデル,RCモデル混在の遅延値計算を行
っている。
【0087】したがって、挿入する配線遅延素子数を必
要最小限に抑えながら、すべての配線に配線遅延素子を
挿入する場合に対して計算精度を劣化させることなく、
遅延時間を計算することができるため、精度の良い遅延
時間を高速に計算することができる効果を奏する。
【0088】その結果、混合RCモデル対応詳細遅延論
理シミュレーション6によるシミュレーション時間も現
実的なレベルを維持することができ、論理検証時間の長
時間化を防ぐことができる。
【0089】なお、モデル選択手段3は、各出力信号の
総配線長に基づき、Cモデル/RCモデルの選択を行っ
たが、特定の形成層の配線長に基づき、Cモデル/RC
モデルの選択を行うこともできる。
【0090】<第2の実施例> 図16は、この発明の第2の実施例である遅延時間計算
装置の構成を示すブロック図である。同図に示すよう
に、モデル選択手段30は、LSI回路接続データD
1、RCモデル出力結果D4及びセル毎遅延パラメータ
ライブラリD8を受け、各セル毎の信号をドライブする
トランジスタのオン抵抗値に基づき、出力配線に選択モ
デル名を対応づけたモデル選択結果D6を配線遅延素子
挿入手段4に出力する。
【0091】なお、配線長抽出手段2及びその出力デー
タである配線長データD5が省かれた点をのぞき、他の
構成及びそれがもたらす効果は第1の実施例の遅延時間
計算装置と同様であるため説明は省略し、以下ではモデ
ル選択手段30の詳細について述べる。
【0092】図17は、モデル選択手段30の内部構成
を示すブロック図である。同図に示すように、オン抵抗
対応データ抽出手段31は、LSI回路接続データD1
及びセル毎遅延パラメータライブラリD8に基づき、L
SI回路接続データD1で規定されるLSI回路の全出
力配線に対して、その出力信号をドライブしているセル
のトランジスタのオン抵抗を抽出して、各出力配線に対
応してオン抵抗を記述したオン抵抗データD13を配線
抵抗有無判断手段32に出力する。
【0093】なお、セル毎遅延パラメータライブラリD
8には、遅延パラメータ群に加え、セルの出力ドライブ
能力がわかるパラメータ(例えば図12の6行目)があ
り、オン抵抗対応データ抽出手段31は、そのパラメー
タを用いてオン抵抗値を抽出することができる。
【0094】配線抵抗有無判断手段32は、RCモデル
出力結果D4及びオン抵抗データD13に基づき、各出
力配線における配線抵抗値LRとオン抵抗値RONとの
抵抗比RR(=LR/RON)を計算し、抵抗比RRが
所定の基準抵抗比SRを越える出力配線に対してはRC
モデルを選択し、基準抵抗比SRを下回る信号に対して
はCモデルを選択して、出力配線に選択モデル名を対応
づけたモデル選択結果D6を配線遅延素子挿入手段4に
出力する。
【0095】図18は、第2の実施例の遅延時間計算装
置による遅延時間計算方法を示すフローチャートであ
る。
【0096】同図を参照して、ステップS11で、
デル/RCモデル抽出手段1は、LSI回路接続データ
D1及びレイアウトデータD2から、セル間をつなぐ配
線とその配線に負荷される寄生配線抵抗・容量を抽出す
る。そして、抽出した配線抵抗・容量のうち、LSI回
路接続データD1で規定されたLSI回路の複数のセル
の出力信号が流れる複数の出力配線それぞれに寄生配線
容量のみを対応づけたCモデル出力結果D3を混合RC
モデル対応遅延計算手段5に出力するとともに、上記複
数の出力配線それぞれに寄生配線抵抗・容量を対応づけ
たRCモデル出力結果D4を混合RCモデル対応遅延計
算手段5に出力する。
【0097】そして、ステップS12で、モデル選択手
段30は、LSI回路接続データD1、RCモデル出力
結果D4及びセル毎遅延パラメータライブラリD8を受
け、各セル毎の出力配線(出力信号)をドライブするセ
ル内のトランジスタのオン抵抗値に基づき、信号名に選
択モデル名を対応づけたモデル選択結果D6を配線遅延
素子挿入手段4に出力する。
【0098】その後、ステップS13で、配線遅延素子
挿入手段4は、モデル選択結果D6に基づき、RCモデ
ルが選択された出力配線を認識して、LSI回路接続デ
ータD1で規定されたLSI回路内でRCモデルを選択
した出力配線に対し配線遅延素子を挿入して配線遅延素
子挿入後LSI回路接続データD7を混合RCモデル対
応遅延計算手段5に出力する。
【0099】そして、ステップS14で、混合RCモデ
ル対応遅延計算手段5は、Cモデル出力結果D3、RC
モデル出力結果D4、配線遅延素子挿入後LSI回路接
続データD7及びセル毎遅延パラメータライブラリD8
を受け、配線遅延素子が挿入された出力配線及びその出
力配線をドライブするセルに対して、RCモデル出力結
果D4とセル毎遅延パラメータライブラリD8の遅延パ
ラメータ群とに基づき、既存の抵抗・容量データ依存型
遅延計算式を用いてRCモデルでの遅延値計算を行い、
配線遅延素子が挿入されていない出力信号及びその出力
信号をドライブするセルに対して、Cモデル出力結果D
3とセル毎遅延パラメータライブラリD8の遅延パラメ
ータ群に基づき、既存の容量依存型遅延計算式を用いて
遅延計算を行って遅延値データD9を出力する。
【0100】このように、第2の実施例の遅延時間計算
装置は、LSI回路接続データD1で規定されたLSI
回路の各出力配線のうち、配線抵抗LRとオン抵抗RO
Nとの抵抗比RR(=LR/RON)が基準抵抗比SR
を越え、オン抵抗値に対する配線抵抗値が大きく、配線
抵抗による遅延時間が無視できないレベルと判定する場
合のみ、その出力配線に配線遅延素子を挿入して、Cモ
デル,RCモデル混在の遅延値計算を行っている。
【0101】したがって、挿入する配線遅延素子数を必
要最小限に抑えながら、すべての配線に配線遅延素子を
挿入する場合に対して計算精度を劣化させることなく、
遅延時間を計算することができるため、精度の良い遅延
時間を高速に計算することができる効果を奏する。
【0102】その結果、混合RCモデル対応詳細遅延論
理シミュレーション6によるシミュレーション時間も現
実的なレベルを維持することができ、論理検証時間の長
時間化を防ぐことができる。
【0103】なお、第2の実施例の配線抵抗有無判断手
段32は、抵抗比RRをモデル選択基準としたが、これ
に限らず、配線抵抗LRとオン抵抗RONから導き出さ
れる他の値をモデル選択基準としてもよい。
【0104】<第3の実施例>図19はこの発明の第3
の実施例である遅延時間計算装置の構成を示すブロック
図である。同図に示すように、モデル選択手段33は、
LSI回路接続データD1及びRCモデルの選択を指示
する出力信号名あるいは信号パス名が記述されたRCモ
デル対応信号名・信号パス名入力データD16をそれぞ
れ図示しないLSI回路接続データ付与手段及びRCモ
デル対応信号名・信号パス名入力データ付与手段より受
ける。
【0105】そして、モデル選択手段33は、RCモデ
ル対応信号名・信号パス名入力データD16の指示に従
い、LSI回路接続データD1で規定されたLSI回路
の各出力配線に選択モデル名を対応づけたモデル選択結
果D6を配線遅延素子挿入手段4に出力する。
【0106】なお、配線長抽出手段2及びその出力デー
タである配線長データD5が省かれた点をのぞき、他の
構成及びそれがもたらす効果は、第1の実施例の遅延時
間計算装置と同様であるため説明は省略し、以下では、
モデル選択手段33の詳細について述べる。
【0107】まず、図21及び図22を参照して、RC
モデル対応信号名・信号パス名入力データD16とし
て、RCモデル対応の信号名が入力された場合について
述べる。図21及び図22は、セルC31〜C36から
構成される回路例である。
【0108】例えば、RCモデル対応信号名・信号パス
名入力データD16が、セルC31の出力部Oからの出
力信号SIG31をRCモデル指定の出力信号と指示し
た場合、図22に示すように、セルC31の出力部Oか
ら、セルC32の入力部I、セルC33の入力部I1、
セルC34の入力部I2、セルC35の入力部I1、セ
ルC36の入力部I2それぞれは至る配線L20がセル
C31の出力配線としてRCモデル対象となる。
【0109】次に、図23〜図25を参照して、RCモ
デル対応信号名・信号パス名入力データD16として、
RCモデル対応の信号パス名が入力された場合について
述べる。図23〜図25は、セルC41〜C47から構
成される回路例である。
【0110】例えば、セルC41の出力部Oからの信号
SIG41からセルC44の出力部Oからの信号SIG
44までの信号経路(信号パス)がRCモデル指定の信
号パスとした場合、まず、後段の信号である信号SIG
44を出力としたセルC44が探索対象セルとなり、セ
ルC44の出力部Oにつながる配線L44がRCモデル
対象となるとともに、セルC44の入力部Iにつながる
配線L43がRCモデル対象となる。
【0111】そして、配線L43が出力部Oに接続され
るセルC43が、次の探索対象セルとなり、セルC43
の入力部I1及びI2につながる配線L42及び配線L
45がRCモデル対象となる。
【0112】次に、配線L42が出力部Oに接続される
セルC42と、配線L45が出力部O1に接続されるセ
ルC45が探索対象セルとなり、セルC42の入力部I
及びC41につながる配線L41がRCモデル対象とな
り、配線L41がセルC41の信号SIG41となるた
め、探索を終了する。
【0113】なお、上記探索により、前段の信号SIG
41に到達しない場合は、その探索経路となった配線
は、RCモデル対象から外される。
【0114】そして、図25に示すように、配線L41
〜L44及びL451に配線遅延素子が挿入される。こ
のように、RCモデル対応信号名・信号パス名入力デー
タD16として信号パスを入力すれば、モデル選択手段
33は、その信号パス上にあるすべての出力配線を自動
的に探索するため、信号パスという比較的簡単な指示で
多くの出力配線をRCモデル対応として選択することが
できる。
【0115】図20は第3の実施例の遅延時間計算装置
の遅延計算動作を示すフローチャートである。
【0116】同図を参照して、ステップS21で、Cモ
デル/RCモデル抽出手段1は、LSI回路接続データ
D1及びレイアウトデータD2から、セル間をつなぐ配
線とその配線に負荷される寄生配線容量・抵抗を抽出す
る。そして、抽出した配線容量・抵抗のうち、LSI回
路接続データD1で規定されたLSI回路の複数のセル
の出力信号が流れる複数の出力配線それぞれに寄生配線
容量のみを対応づけたCモデル出力結果D3を混合RC
モデル対応遅延計算手段5に出力するとともに、上記複
数の出力配線それぞれに寄生配線容量・抵抗を対応づけ
たRCモデル出力結果D4を混合RCモデル対応遅延計
算手段5に出力する。
【0117】次に、ステップS22で、図示しないRC
モデル対応信号名・信号パス名入力データ付与手段によ
り、RCモデル対応信号名・信号パス名入力データD1
6をモデル選択手段33に付与する。
【0118】そして、ステップS23で、モデル選択手
段33は、RCモデル対応信号名・信号パス名入力デー
タD16の指示に従い、LSI回路接続データD1で規
定されたLSI回路の各信号の出力配線に選択モデル名
を対応づけたモデル選択結果D6を配線遅延素子挿入手
段4に出力する。
【0119】その後、ステップS24で、配線遅延素子
挿入手段4は、モデル選択結果D6に基づき、RCモデ
ルが選択された出力配線を認識して、LSI回路接続デ
ータD1で規定されたLSI回路内でRCモデルを選択
した出力配線に対し配線遅延素子を挿入して配線遅延素
子挿入後LSI回路接続データD7を混合RCモデル対
応遅延計算手段5に出力する。
【0120】そして、ステップS25で、混合RCモデ
ル対応遅延計算手段5は、Cモデル出力結果D3、RC
モデル出力結果D4、配線遅延素子挿入後LSI回路接
続データD7及びセル毎遅延パラメータライブラリD8
を受け、配線遅延素子が挿入された出力配線及びその出
力配線をドライブするセルに対して、RCモデル出力結
果D4とセル毎遅延パラメータライブラリD8の遅延パ
ラメータ群とに基づき、既存の抵抗・容量データ依存型
遅延計算式を用いてRCモデルでの遅延値計算を行い、
配線遅延素子が挿入されていない出力配線及びその出力
配線をドライブするセルに対して、Cモデル出力結果D
3とセル毎遅延パラメータライブラリD8の遅延パラメ
ータ群に基づき、既存の容量依存型遅延計算式を用いて
遅延計算を行って遅延値データD9を出力する。
【0121】このように、第3の実施例の遅延時間計算
装置は、LSI回路接続データD1で規定されたLSI
回路の各信号に対して、RCモデル対応信号名・信号パ
ス名入力データD16の指示に基づき、Cモデル,RC
モデル混在の遅延値計算を行っている。
【0122】したがって、設計者等が、挿入する配線遅
延素子数を必要最小限に抑えながら、すべての配線に配
線遅延素子を挿入する場合に対して計算精度を劣化させ
ないようにRCモデル対応信号名・信号パス名入力デー
タD16を作成し、このRCモデル対応信号名・信号パ
ス名入力データD16をモデル選択手段33に与えるこ
とにより、精度の良い遅延時間を高速に計算することが
できる効果を奏する。
【0123】その結果、混合RCモデル対応詳細遅延論
理シミュレーション6によるシミュレーション時間も現
実的なレベルを維持することができ、論理検証時間の長
時間化を防ぐことができる。
【0124】なお、この実施例では、RCモデル対応の
出力信号あるいは信号パスのみを記述したRCモデル対
応信号名・信号パス名入力データD16を示したが、C
モデル対応の出力信号あるいは信号パスをも併せて記述
するようにしてもよく、逆にCモデル対応の出力信号あ
るいは信号パスのみを記述したCモデル対応信号名・信
号パス名入力データをモデル選択手段33に付与するよ
うに構成することもできる。
【0125】また、RCモデル対応信号名・信号パス名
入力データD16は、RCモデル対応の出力信号あるい
は信号パスが記述されたデータであるが、出力信号及び
信号パスのうち少なくとも一方が記述されたデータであ
れば、精度の良い遅延時間を高速に計算することができ
る効果を奏するのは勿論である。
【0126】
【0127】
【0128】の発明の請求項記載の遅延時間計算装
置におけるモデル選択手段は、複数の出力配線それぞれ
の配線長と予め定められた基準配線長との比較結果に基
づき、検証対象の回路の複数の出力配線それぞれに対
し、配線長が基準配線長より長い場合に抵抗・容量モデ
ルを指示し、そうでない場合に容量モデルを指示するモ
デル選択結果を出力するため、配線抵抗と関連性の強い
配線長が基準配線長より長く、無視できない抵抗値を有
すると判断される場合のみ、抵抗・容量モデルを指示す
ることができる。
【0129】したがって、遅延時間計算手段により、配
線抵抗を考慮して遅延計算を行う必要がある出力配線及
びその出力配線を有するセルに対してのみ抵抗・容量モ
デルの遅延時間計算を行わせ、それ以外のセル及びその
出力配線に対して容量モデルの遅延時間を行わせること
が自動的にできるため、精度の良い遅延時間を高速に計
算することができる。
【0130】また、配線長抽出手段は、出力配線対応デ
ータ及び部分配線別配線長データに基づき、複数の出力
配線それぞれの配線長を算出して配線長データを出力す
る配線長算出手段を備えている。部分配線別配線長デー
タには各配線が分岐点ごとに分割されたに部分配線の配
線長が記述されており、この部分配線別配線長データに
基づくことにより、各出力配線の配線長データをより正
確に算出することができ、配線長データに基づくモデル
選択手段の選択基準の精度がより向上する。さらに、遅
延パラメータデータ付与手段は、所定の容量依存型遅延
計算式及び所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に用いら
れる遅延パラメータ群からなる遅延パラメータデータを
セル種別毎に規定した遅延パラメータデータを付与し、
遅延時間計算手段は、抵抗・容量モデルデータを採用す
る場合は遅延パラメータ群を所定の抵抗・容量依存型遅
延計算式に適用することにより遅延時間を計算し、容量
モデルデータを採用する場合は遅延パラメータ群を所定
の容量依存型遅延計算式に適用することにより遅延時間
を計算することができるため、より緻密なレベルでの遅
延計算を行うことができ、遅延計算精度が向上する。
【0131】
【0132】
【0133】の発明の請求項記載の遅延時間計算装
置においては、検証対象の回路の複数の出力信号それぞ
れに、抵抗・容量モデル及び容量モデルうちの一方のモ
デル選択を指示した出力信号データを付与する出力信号
データ付与手段と、回路接続データ及び出力信号データ
に基づき、検証対象の回路の複数の出力配線のうち、抵
抗・容量モデルを指示する出力信号に対応する出力配線
に対して抵抗・容量モデルを指示するモデル選択結果を
出力するモデル選択手段とを備えている。
【0134】したがって、配線抵抗を考慮して遅延計算
を行う必要のある出力信号のみを、抵抗・容量モデルに
選択指示する出力信号データを設計者等が作成すること
により、モデル選択手段は、必要最小限の出力配線に対
して抵抗・容量モデルを指示することができる。
【0135】その結果、遅延時間計算手段により、配線
抵抗を考慮して遅延計算を行う必要がある出力配線及び
その出力配線を有するセルに対してのみ抵抗・容量モデ
ルの遅延時間計算を行わせ、それ以外のセル及びその出
力配線に対して容量モデルの遅延時間を行わせることが
自動的にできるため、精度の良い遅延時間を高速に計算
することができる。さらに、遅延パラメータデータ付与
手段は、所定の容量依存型遅延計算式及び所定の抵抗・
容量依存型遅延計算式に用いられる遅延パラメータ群か
らなる遅延パラメータデータをセル種別毎に規定した遅
延パラメータデータを付与し、遅延時間計算手段は、抵
抗・容量モデルデータを採用する場合は遅延パラメータ
群を所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に適用すること
により遅延時間を計算し、容量モデルデータを採用する
場合は遅延パラメータ群を所定の容量依存型遅延計算式
に適用することにより遅延時間を計算することができる
ため、より緻密なレベルでの遅延計算を行うことがで
き、遅延計算精度が向上する。
【0136】この発明の請求項記載の遅延時間計算装
置においては、抵抗・容量モデル及び容量モデルうちの
一方のモデルを選択する前記検証対象の回路上の信号経
路を指示する信号経路データを付与する信号経路データ
付与手段と、回路接続データ及び信号経路データに基づ
き、検証対象の回路の複数の出力配線のうち、抵抗・容
量モデルを指示する信号経路上にあるすべての出力配線
に対して抵抗・容量モデルを指示するモデル選択結果を
出力するモデル選択手段とを備えている。
【0137】したがって、配線抵抗を考慮して遅延計算
を行う必要のある信号経路のみを、抵抗・容量モデルを
指示する信号経路データを設計者等が作成することによ
り、モデル選択手段は、信号経路データで指示された信
号経路上にある必要最小限の出力配線に対して抵抗・容
量モデルを指示することができる。
【0138】その結果、遅延時間計算手段により、配線
抵抗を考慮して遅延計算を行う必要がある出力配線及び
その出力配線を有するセルに対してのみ抵抗・容量モデ
ルの遅延時間計算を行わせ、それ以外のセル及びその出
力配線に対して容量モデルの遅延時間を行わせることが
自動的にできるため、精度の良い遅延時間を高速に計算
することができる。
【0139】加えて、信号経路データにより信号経路を
指示するだけで、その信号経路上にあるすべての出力配
線の選択モデルを決定することができるため、比較的簡
単に選択モデルの指定を行うことができる。
【0140】さらに、遅延パラメータデータ付与手段
は、所定の容量依存型遅延計算式及び所定の抵抗・容量
依存型遅延計算式に用いられる遅延パラメータ群からな
る遅延パラメータデータをセル種別毎に規定した遅延パ
ラメータデータを付与し、遅延時間計算手段は、抵抗・
容量モデルデータを採用する場合は遅延パラメータ群を
所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に適用することによ
り遅延時間を計算し、容量モデルデータを採用する場合
は遅延パラメータ群を所定の容量依存型遅延計算式に適
用することにより遅延時間を計算することができるた
め、より緻密なレベルでの遅延計算を行うことができ、
遅延計算精度が向上する。
【0141】
【0142】
【0143】
【0144】
【0145】
【0146】
【0147】
【0148】
【0149】
【0150】
【0151】
【0152】
【0153】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例である遅延時間計算装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のCモデル/RCモデル抽出手段の内部構
成を示すブロック図である。
【図3】図1の配線長抽出手段の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】第1の実施例の遅延時間計算装置による遅延時
間計算方法を示すフローチャートである。
【図5】複数のセルからなるレイアウトパターン例を示
す説明図である。
【図6】レイアウト上部分配線別配線抵抗・容量値デー
タの一例を示す説明図である。
【図7】信号対応データの一例を示す説明図である。
【図8】複数のセルからなる回路例を示す説明図であ
る。
【図9】RCモデル出力結果の一例を示す説明図であ
る。
【図10】レイアウト上部分配線別配線長データの一例
を示す説明図である。
【図11】配線長データの一例を示す説明図である。
【図12】セル毎遅延パラメータライブラリの一例を示
す説明図である。
【図13】容量依存型遅延計算式の一例を示す説明図で
ある。
【図14】モデル選択手段の動作説明用の説明図であ
る。
【図15】配線遅延素子挿入手段の動作説明用の説明図
である。
【図16】この発明の第2の実施例である遅延時間計算
装置の構成を示すブロック図である。
【図17】図16のモデル選択手段の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図18】第2の実施例の遅延時間計算装置による遅延
時間計算方法を示すフローチャートである。
【図19】この発明の第3の実施例である遅延時間計算
装置の構成を示すブロック図である。
【図20】第3の実施例の遅延時間計算装置による遅延
時間計算方法を示すフローチャートである。
【図21】モデル選択手段の動作説明用の説明図であ
る。
【図22】配線遅延素子挿入手段の動作説明用の説明図
である。
【図23】モデル選択手段の動作説明用の説明図であ
る。
【図24】モデル選択手段の動作説明用の説明図であ
る。
【図25】配線遅延素子挿入手段の動作説明用の説明図
である。
【図26】従来の遅延時間計算装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図27】従来の遅延時間計算装置によるCモデル対応
遅延時間計算方法を示すフローチャートである。
【図28】従来の遅延時間計算装置によるRCモデル対
応遅延時間計算方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 Cモデル/RCモデル抽出手段 2 配線長抽出手段 3 モデル選択手段 4 配線遅延素子挿入手段 5 混合RCモデル対応遅延計算手段 30 モデル選択手段 31 オン抵抗対応データ抽出手段 32 配線抵抗有無判断手段 33 モデル選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−304563(JP,A) 特開 平2−239373(JP,A) 特開 平1−235249(JP,A) 特開 平6−208604(JP,A) 特開 平5−144941(JP,A) 特開 平5−101137(JP,A) 特開 平4−336673(JP,A) 特開 平4−674(JP,A) 特開 平1−19469(JP,A) 月橋祥治、外2名、”ルールベース形 配線遅延時間算出プログラムLAVI" 情報処理学会、情報処理学会全国大会講 演論文集、平成2年、Vol.40、N o.3、p.1300〜1301 横溝剛一、外、電子情報通信学会春季 全国大会講演論文集、電子情報通信学 会、平成2年、Vol.1990、Pt. 2、p.126〜132 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/50 668

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が所定の論理機能を有する複数のセ
    ル及びその接続関係を記述することにより検証対象の回
    路を規定した回路接続データを付与する回路接続データ
    付与手段と、 前記検証対象の回路のレイアウトパターンを規定したレ
    イアウトデータを付与するレイアウトデータ付与手段
    と、 前記回路接続データ及び前記レイアウトデータに基づ
    き、前記検証対象の回路のセル間をつなぐ配線及びその
    配線上に寄生する寄生容量及び寄生抵抗を抽出し、前記
    検証対象の回路の前記複数のセルの出力信号が流れる複
    数の出力配線それぞれに寄生容量のみを対応づけた容量
    モデルデータと、前記複数の出力配線それぞれに前記寄
    生容量及び前記寄生抵抗を対応づけた抵抗・容量モデル
    データとを出力するモデルデータ抽出手段と、 前記回路接続データ及び前記レイアウトデータに基づ
    き、前記検証対象の回路の前記複数の出力配線の配線長
    をそれぞれ抽出して配線長データを出力する信号別配線
    長データ抽出手段と、 前記回路接続データ及び前記配線長データを受け、前記
    複数の出力配線それぞれの配線長と予め定められた基準
    配線長との比較結果に基づき、前記検証対象の回路の前
    記複数の出力配線それぞれに対し、配線長が基準配線長
    より長い場合に抵抗・容量モデルを指示し、そうでない
    場合に容量モデルを指示するモデル選択結果を出力する
    モデル選択手段と、 前記回路接続データ及び前記モデル選択結果に基づき、
    前記検証対象の回路の前記複数の出力配線のうち、前記
    モデル選択結果が抵抗・容量モデルを指示する出力配線
    のみに対し、配線遅延素子を挿入して配線遅延素子挿入
    済み回路接続データを出力する配線遅延素子挿入手段
    と、 前記所定の容量依存型遅延計算式及び前記所定の抵抗・
    容量依存型遅延計算式に用いられる遅延パラメータ群か
    らなる遅延パラメータデータをセル種別毎に規定した遅
    延パラメータデータを付与する遅延パラメータデータ付
    与手段と、 前記容量モデルデータ、前記抵抗・容量モデルデータ、
    前記配線遅延素子挿入済み回路接続データ及び前記遅延
    パラメータデータに基づき、前記配線遅延素子 が挿入さ
    れた出力配線及び該出力配線をもつセルに対し、前記抵
    抗・容量モデルデータを採用して前記遅延パラメータ群
    を所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に適用することに
    より遅延時間を計算し、前記配線遅延素子が挿入されて
    いない出力配線及びその出力配線をもつセルに対し、前
    記容量モデルデータを採用して前記遅延パラメータ群を
    所定の容量依存型遅延計算式に適用することにより遅延
    時間を計算する遅延時間計算手段とを備え、 前記配線長抽出手段は、 前記レイアウトデータに基づき、各配線が分岐点ごとに
    分割された部分配線毎に配線長を抽出して部分配線別配
    線長データを出力する部分配線別配線長抽出手段と、 前記回路接続データ及び前記レイアウトデータに基づ
    き、前記検証対象の回路の前記複数の出力信号がそれぞ
    れ流れる前記複数の出力配線に対応する少なくとも1つ
    の前記部分配線を抽出して出力配線対応データを出力す
    る出力配線対応データ抽出手段と、 前記出力配線対応データ及び前記部分配線別配線長デー
    タに基づき、前記複数の出力配線それぞれの配線長を算
    出して前記配線長データを出力する配線長算出手段とを
    備える、 遅延時間計算装置。
  2. 【請求項2】 各々が所定の論理機能を有し、トランジ
    スタにより出力信号がドライブされる複数のセル及びそ
    の接続関係を記述することにより検証対象の回路を規定
    した回路接続データを付与する回路接続データ付与手段
    と、 前記検証対象の回路のレイアウトパターンを規定したレ
    イアウトデータを付与するレイアウトデータ付与手段
    と、 前記回路接続データ及び前記レイアウトデータに基づ
    き、前記検証対象の回路のセル間をつなぐ配線及びその
    配線上に寄生する寄生容量及び寄生抵抗を抽出し、前記
    検証対象の回路の前記複数のセルの出力信号が流れる複
    数の出力配線それぞれに寄生容量のみを対応づけた容量
    モデルデータと、前記複数の出力配線それぞれに前記寄
    生容量及び前記寄生抵抗を対応づけた抵抗・容量モデル
    データとを出力するモデルデータ抽出手段と、 前記検証対象の回路の前記複数の出力信号それぞれに、
    抵抗・容量モデル及び容量モデルうちの一方のモデル選
    択を指示した出力信号データを付与する出力信号データ
    付与手段と、 前記回路接続データ及び前記出力信号データに基づき、
    前記検証対象の回路の前記複数の出力配線のうち、抵抗
    ・容量モデルの選択を指示された出力信号に対応する出
    力配線に対して抵抗・容量モデルを指示するモデル選択
    結果を出力するモデル選択手段と、 前記回路接続データ及び前記モデル選択結果に基づき、
    前記検証対象の回路の前記複数の出力配線のうち、前記
    モデル選択結果が抵抗・容量モデルを指示する出力配線
    のみに対し、配線遅延素子を挿入して配線遅延素子挿入
    済み回路接続データを出力する配線遅延素子挿入手段
    と、 前記所定の容量依存型遅延計算式及び前記所定の抵抗・
    容量依存型遅延計算式に用いられる遅延パラメータ群か
    らなる遅延パラメータデータをセル種別毎に規定した遅
    延パラメータデータを付与する遅延パラメータデータ付
    与手段と、 前記容量モデルデータ、前記抵抗・容量モデルデータ、
    前記配線遅延素子挿入済み回路接続データ及び前記遅延
    パラメータデータに基づき、前記配線遅延素子が挿入さ
    れた出力配線及び該出力配線をもつセルに対し、前記抵
    抗・容量モデルデータを採用して前記遅延パラメータ群
    を所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に適用することに
    より遅延時間を計算し、前記配線遅延素子が挿入されて
    いない出力配線及びその出力配線をもつセルに対し、前
    記容量モデルデータを採用して前記遅延パラメータ群を
    所定の容量依存型遅延計算式に適用することにより遅延
    時間を計算する遅延時間計算手段とを備えた遅延時間計
    算装置。
  3. 【請求項3】 各々が所定の論理機能を有し、トランジ
    スタにより出力信号がドライブされる複数のセル及びそ
    の接続関係を記述することにより検証対象の回路を規定
    した回路接続データを付与する回路接続データ付与手段
    と、 前記検証対象の回路のレイアウトパターンを規定したレ
    イアウトデータを付与するレイアウトデータ付与手段
    と、 前記回路接続データ及び前記レイアウトデータに基づ
    き、前記検証対象の回路のセル間をつなぐ配線及びその
    配線上に寄生する寄生容量及び寄生抵抗を抽出し 、前記
    検証対象の回路の前記複数のセルの出力信号が流れる複
    数の出力配線それぞれに寄生容量のみを対応づけた容量
    モデルデータと、前記複数の出力配線それぞれに前記寄
    生容量及び前記寄生抵抗を対応づけた抵抗・容量モデル
    データとを出力するモデルデータ抽出手段と、 抵抗・容量モデル及び容量モデルうちの一方のモデルを
    選択する前記検証対象の回路上の信号経路を指示する信
    号経路データを付与する信号経路データ付与手段と、 前記回路接続データ及び前記信号経路データに基づき、
    前記検証対象の回路の前記複数の出力配線のうち、前記
    抵抗・容量モデルの選択を指示された信号経路上にある
    すべての出力配線に対して抵抗・容量モデルを指示する
    モデル選択結果を出力するモデル選択手段と、 前記回路接続データ及び前記モデル選択結果に基づき、
    前記検証対象の回路の前記複数の出力配線のうち、前記
    モデル選択結果が抵抗・容量モデルを指示する出力配線
    のみに対し、配線遅延素子を挿入して配線遅延素子挿入
    済み回路接続データを出力する配線遅延素子挿入手段
    と、 前記所定の容量依存型遅延計算式及び前記所定の抵抗・
    容量依存型遅延計算式に用いられる遅延パラメータ群か
    らなる遅延パラメータデータをセル種別毎に規定した遅
    延パラメータデータを付与する遅延パラメータデータ付
    与手段と、 前記容量モデルデータ、前記抵抗・容量モデルデータ、
    前記配線遅延素子挿入済み回路接続データ及び前記遅延
    パラメータデータに基づき、前記配線遅延素子が挿入さ
    れた出力配線及び該出力配線をもつセルに対し、前記抵
    抗・容量モデルデータを採用して前記遅延パラメータ群
    を所定の抵抗・容量依存型遅延計算式に適用することに
    より遅延時間を計算し、前記配線遅延素子が挿入されて
    いない出力配線及びその出力配線をもつセルに対し、前
    記容量モデルデータを採用して前記遅延パラメータ群を
    所定の容量依存型遅延計算式に適用することにより遅延
    時間を計算する遅延時間計算手段とを備えた遅延時間計
    算装置。
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