JP3207862U - 製品ストック装置 - Google Patents

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一正 倉橋
一正 倉橋
吉田 勝弘
勝弘 吉田
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Abstract

【課題】幅寸法が異なるパレットを用いて製品をストックすることができる製品ストック装置を提供する。【解決手段】幅寸法変更検出部は、検出するパレットの幅寸法に変更があると、ストッパ機構19に変更指令を出力する。ストッパ機構19は、ストッパ19Aの位置を変える位置制御可能なシリンダ装置19Bを備えている。シリンダ装置19Bは、空パレット積層群の幅寸法が変わったことを指示する変更指令が入力されると、変更指令に応じてストッパ19Aの位置を自動的に変更する。搬入機構は、幅寸法が異なる複数種類のパレット積層群に含まれるパレットの幅寸法に合わせて収納位置におけるパレットを位置決めするスペースSの搬送方向の幅寸法を変更する。【選択図】図3

Description

本考案は、製造装置に隣接して配置されて、製造装置から製品取出機により取り出された1以上の製品をパレット内に収納して一時的にストックする製品ストック装置に関するものである。
図15(A)乃至(C)は、非特許文献1に示されたACS−EG.Deckerの名称で出願人が販売する従来の成形品ストック装置の正面図、左側面図並びに成形機A、成形品取出機B及び製品ストック装置Cの配置関係を示す図である。従来の製品ストック装置Cは、複数の空パレット101が積層されてなる空パレット積層群102を搬入位置P1から空パレット101に製品を収納する待機位置P2に搬送し、待機位置P2にある空パレット積層群から一つの空パレット101を待機位置P2に隣接する収納位置P3まで搬送する搬入機構103と、収納位置P3にある空パレット101に製品取出機Bにより取り出された1以上の製品が収納されてなる収納済みパレットが、複数積層されてなる収納パレット積層群104を収納待機位置の下方にある搬出搬送開始位置P4まで搬送する図示しないリフト機構と、搬送排出開始位置から搬出位置P5まで収納パレット積層群104を搬出する搬出機構105をフレーム内に備えている。
http://www.ype.co.jp/model/window/window_stock/acs−eg_02.html
従来の製品ストック装置Cでは、パレット101の形状寸法が一定であることを前提に構成されている。成形品の形状によっては、パレットの寸法を変更したいという要望があるものの、従来の装置ではパレットの寸法の変更に対応することができなかった。
本考案の目的は、幅寸法が異なるパレットを用いて製品をストックすることができる製品ストック装置を提供することにある。
本考案の製品ストック装置は、製造装置に隣接して配置されて、製造装置から製品取出機により取り出された1以上の製品をパレット内に収納して一時的にストックする。そこで本考案の製品ストック装置は、複数のパレットが積層されてなるパレット積層群を搬入位置から待機位置に搬送する搬送機構と、待機位置にあるパレット積層群から最下層の一つのパレットを待機位置に隣接する収納位置まで搬送する搬入機構と、収納位置にあるパレットに製品取出機により取り出された1以上の製品が収納されてなる収納済みパレットが、複数積層されてなる収納済みのパレット積層群を収納位置の下方にある搬出搬送開始位置まで搬送するリフト機構と、搬出搬送開始位置から搬出位置まで収納済みのパレット積層群を搬送する搬出機構とを備えている。本考案では、搬送機構、リフト機構及び搬出機構は、パレット積層群の搬送方向の幅寸法が異なる複数種類のパレット積層群を搬送できるように構成されている。特に、搬入機構は、幅寸法が異なる複数種類のパレット積層群に含まれるパレットの幅寸法に合わせて収納位置におけるパレットを位置決めするスペースの搬送方向の幅寸法を変更するように構成されている。搬入機構をこのように構成すると、幅寸法の異なるパレットが使用されても、パレットを確実に収納位置に位置決めすることができる。
具体的な搬入機構は、搬入位置に搬入されたパレット積層群の幅寸法の変更を検出する幅寸法変更検出部と、パレット積層群の搬送方向に位置して収納位置に搬送されてくるパレットと当接してパレットの移動を阻止するストッパを備えたストッパ機構とを備えている。そしてストッパ機構はパレット積層群の幅寸法が変わったことを指示する変更指令が幅寸法変更検出部から入力されると、該変更指令に応じてストッパの位置を自動的に変更するように構成されている。このようにするとパレット積層群の搬送方向に位置して収納位置に搬送されてくるパレットとストッパが当接してパレットを適正位置に停止する。ストッパ機構はパレット積層群の幅寸法が変わったことを指示する変更指令が入力されると、該指令に応じてストッパの位置を自動的に変更する。このような構成を採用すると、ストッパ機構によりストッパの位置を変更するだけで、幅寸法の異なるパレットに製品を収納することが可能になる。
パレットが少なくとも搬送方向の前端部に被係合部を備えていれば、搬送機構を次のように構成することにより、同じ機構で幅寸法のことなるパレットを搬送することが可能になる。すなわち具体的な搬送機構は、パレット積層群の最下部にあるパレットの前端部の被係合部と係合する係合部を備え、搬送されてきたパレット積層群の前端部の到来を検出すると前端部と係合するように係合部を駆動し、係合解除指令が入力されると被係合部と係合部との係合を解除する係合装置と、係合装置が係合を解除しているときにパレット積層群を待機位置まで移動させる移動機構とを備えている。そして移動機構は、パレット積層群の最下部にあるパレットの前端部の被係合部と係合部とが係合状態にあるときには、パレット積層群の最下部にあるパレットとの間に滑りを生じさせる構造を有している。
搬送機構がこの構成を採用していると、パレットの幅寸法が異なっても、パレット積層群を必ず同じ待機位置に搬送することができ、しかも待機位置にパレット積層群を保持することができる。
また具体的な搬入機構は、パレット積層群に含まれる複数のパレットのうち、最下段にあるパレットを除く残りのパレットを上方に持ち上げる上下動機構と、最下段にあるパレットの前端部が収納位置にあるストッパに当接するまで移送する移送装置を備えている。この構成により収納位置に一枚ずつパレットを搬送することが可能になる。
なお具体的な移送装置は、最下段にあるパレットの後端部と当接する当接部と、該当接部を搬送方向に間隔をあけて設定された始点と終点との間で往復移動させる往復移動機構とを備えており、始点と終点との間の距離が、最大幅寸法を有するパレットの幅寸法以上であるものを用いることができる。このような移送装置では、パレットの幅寸法が異なっても、同じ移送装置で待機位置から収納位置へ最下段にあるパレットを搬送することができる。
本実施の形態の製品ストック装置の全体構成を外装を除いて示す斜視図である。 本実施の形態の製品ストック装置によりストック可能な2種類のパレットを示す斜視図である。 標準のパレットの幅寸法の半分の幅寸法を有するパレットをストックする際の動作を説明するために用いる図である。 標準のパレットの幅寸法の半分の幅寸法を有するパレットをストックする際の動作を説明するために用いる図である。 標準のパレットの幅寸法の半分の幅寸法を有するパレットをストックする際の動作を説明するために用いる図である。 標準のパレットの幅寸法の半分の幅寸法を有するパレットをストックする際の動作を説明するために用いる図である。 標準のパレットの幅寸法の半分の幅寸法を有するパレットをストックする際の動作を説明するために用いる図である。 (A)及び(B)は、パレットの幅寸法が異なる場合のストッパ機構の動作を説明するために用いる図である。 (A)及び(B)は、パレットの幅寸法の変更を検出する幅寸法検出部の原理を説明するために用いる図である。 (A)乃至(F)は、第1の光電センサ、ストップ機構及び制御部からなるストップ機構の動作原理を説明するために用いる図である。 幅寸法が標準パレットの1/2のパレットを用いて空パレット積層群を構成した場合の動作ステップの状態と、標準パレットを用いて空パレット積層群を構成した場合の動作ステップの状態を対比して示す図である。 幅寸法が標準パレットの1/2のパレットを用いて空パレット積層群を構成した場合の動作ステップの状態と、標準パレットを用いて空パレット積層群を構成した場合の動作ステップの状態を対比して示す図である。 幅寸法が標準パレットの1/2のパレットを用いて空パレット積層群を構成した場合の動作ステップの状態と、標準パレットを用いて空パレット積層群を構成した場合の動作ステップの状態を対比して示す図である。 幅寸法が標準パレットの1/2のパレットを用いて構成した空パレット積層群と標準パレットを用いて構成した空パレット積層群を混載した場合の動作ステップの状態を示す図である。 幅寸法が標準パレットの1/2のパレットを用いて構成した空パレット積層群と標準パレットを用いて構成した空パレット積層群を混載した場合の動作ステップの状態を示す図である。 (A)乃至(C)は、従来の製品ストッカ構成を示す正面図、側面図及び平面図である。
以下図面を参照して、本考案の製品ストック装置の実施の形態を詳細に説明する。図1(A)は、本実施の形態の製品ストック装置1の全体構成を外装を除いて示す斜視図であり、図1(B)は、本実施の形態の製品ストック装置1によりストック可能な2種類のパレット9及び90を示す斜視図である。図2乃至図6は、この製品ストック装置1において、標準のパレット90の幅寸法の半分の幅寸法を有するパレット9をストックする際の動作を説明するために用いる図である。なお図1(B)に示すパレット9,90は、搬送方向に沿う幅方向の中心を通る仮想線PLを通る直交仮想平面に対して鏡面対称となる形状を有しており、収納部の開口側縁部にはフランジ部Fを備えており、フランジ部Fには幅方向に対向する一対の凹部Rが形成されている。後に説明するようにフランジ部Fは、空パレット積層群を上下動する際に被係合部となり、またフランジ部の下方に位置するパレットの周壁部の外面EPは、パレットを停止させる際に被係合部となる。
図1(A)及び図2乃至図6において、本実施の形態の製品ストック装置1は、図示しない樹脂成形機(製造装置)に隣接して配置されて、樹脂成形機から成形品取出機により取り出された1以上の成形品(製品)をパレット9内に収納して一時的にストックする目的で使用される。本実施の形態の製品ストック装置1は、基本構成として、主ストックユニット3と、追加ストックユニット7とを備えている。
主ストックユニット3は、主フレーム5内に、複数の空パレット9が積層されてなる空パレット積層群11B及び11Cを搬入位置P1から空パレット9に製品を収納する直前における待機位置P2に搬送する搬送機構12と、待機位置P2にある空パレット積層群11Aから一つの空パレット9を待機位置P2に隣接する収納位置P3まで搬送する搬入機構13を備えている。本実施の形態の主ストックユニット3は、搬送機構12が、電動モータからなる搬入駆動源15と搬入駆動源15によって駆動される搬入コンベア17を備えている。搬入コンベア17は、平行に並んだ一対のコンベアチェーンが平行に並んだ構造を有している。
(搬送機構の詳細)
搬送機構12は、図2(A1)及び(A2)に示すように、搬入位置P1にある2つの空パレット積層群11A及び11Bのうち1つの空パレット積層群11Aを搬入コンベア17の動作により搬入位置P1から待機位置P2に搬送する。
搬送機構12は、後に図8を用いて詳しく説明するように、ストップ機構(後方ストップ機構)SPを備えている。ストップ機構SPは、図2に示す空パレット積層群11Bの最下部にあるパレットの前端部の外面EP[図1(B)]と係合する後述するシリンダSC(係合部)を備えている。ストップ機構SPは、搬送されてきた空パレット積層群11Bの前端部の到来を検出すると前端部の外面EPと係合するようにシリンダSC(係合部)を駆動し、係合解除指令が入力されるとパレットの前端部の外面EP(被係合部)とシリンダSCとの係合を解除する。また搬送機構12は、ストップ機構SPが係合を解除しているときに空パレット積層群11Aを待機位置P2に向かって移動させる移動機構として搬入コンベア17を備えている。搬入コンベア17の表面は、空パレット積層群11Bの最下部にあるパレットの前端部の外面EPとストップ機構SPのシリンダSCとが係合状態にあるときには、空パレット積層群11B及び11Cの最下部にあるパレットとの間に滑りを生じさせるような摩擦抵抗を有している。
具体的に図2並びに図8及び図9を用いて説明すると、搬送機構12は、搬入位置P1にある2つの空パレット積層群11A及び11Bのうち1つの空パレット積層群11Aを搬入コンベア17の動作により搬入位置P1から待機位置P2に搬送するために、図8(A)及び(B)に示す第1の光電センサSA及び第2の光電センサSBと、ストップ機構SPと、制御部CRとからなる幅寸法変更検出部(SA,SB,SP,CR)と、図9(A)乃至(F)を用いて説明する第1の光電センサSA、ストップ機構SP及び制御部CRからなるストップ機構(SA,SP,CR)を備えている。第1の光電センサSA及び第2の光電センサSBは、それぞれ発光部と受光部を備えて構成され、発光部から放射した光の反射光を受光するか否かにより、各光電センサの上に検出対象物が在るか否かを検出する。第1の光電センサSAと第2の光電センサSBとの間の距離は、標準のパレット90の幅寸法よりも僅かに短い寸法に定められている。なお図8(A)及び(B)並びに図9(A)乃至(F)においては、便宜的に1枚のパレット(9,90)の表示により空パレット積層群11A及び11Bを簡略的に示している。
本実施の形態で用いる幅寸法変更検出部(SA,SB,SP,CR)は、ストップ機構SPがシリンダSCを突出させている状態で、搬入コンベア17が動作して、1つの空パレット積層群が搬入位置P1に搬入されて停止したときに、第1の光電センサSAがパレットの存在を検知しているが、第2の光電センサSBがパレットの存在を検知していないときには、空パレット積層群を構成するパレットの幅寸法が、標準パレット90の幅寸法よりも短いと判断する。すなわち空パレット積層群を構成するパレットが、ハーフサイズのパレット9であると、幅寸法変更検出部が判断する。また搬入コンベア17が動作して、1つの空パレット積層群が搬入位置P1に搬入されて停止したときに、第1の光電センサSAがパレットの存在を検知しており、しかも第2の光電センサSBがパレットの存在を検知しているときには、空パレット積層群を構成するパレットの幅寸法が、標準パレット90の幅寸法と同じであると判断する。幅寸法変更検出部は、検出する幅寸法に変更があると、後述するストッパ機構19に変更指令を出力する。
図9(A)乃至(F)に示すストップ機構(SA,SP,CR)は、幅寸法変更検出部(SA,SB,SP,CR)が検出した空パレット積層群を構成するパレットの幅寸法に応じて、搬入位置P1に2つの空パレット積層群11A及び11Bが存在しているときに、先頭の空パレット積層群11Aだけを送り出すために先頭の空パレット積層群11Aと後方の空パレット積層群11Bとを縁切りする動作を行う。すなわち図2(A1)の状態から図2(A2)の状態になるときに、図9(A)乃至(F)に示す縁切り動作が行われる。図4(A6)に示す状態で、収納位置P3にあるパレット9に成形品を収納する動作が行われて、待機位置P2にある空パレット積層群11Aの全てのパレット9が無くなると、図9(A)に示す状態から図9(B)に示す状態に移行する。すなわちストップ機構SPのシリンダSCが下降する。その後搬入コンベア17が送り動作を行い、図9(C)に示すように、第1の光電センサSAの上に2つのパレット9の境界部に位置する一対の凹部R[図1(B)参照]が到達すると、第1の光電センサSAは反射光を検出しなくなる。その後、さらに搬入コンベア17が動作して後ろの空パレット積層群11Bの最下部のパレットの本体と第1の光電センサSAとが対向して[図9(D)]、第1の光電センサSAが反射光を検出すると、ストップ機構SPがシリンダSCを上昇させる[図9(E)]。その後さらに、搬入コンベア17を動作させても、ストップ機構SPのシリンダが、後ろの空パレット積層群11Bの最下部のパレット9のフランジ部F[図1(B)参照]の下方にある本体の外面EPと当たり、後ろの空パレット積層群11Bの移動が阻止される[図9(F)]。この状態で搬入コンベア17がさらに動作すると、前方の空パレット積層群11Aだけが待機位置P2に向かって移動する。図2(A1)及び図2(A2)に示されるように、搬入コンベア17の前方近傍に設けられたシリンダ18Aを備えた前方ストップ機構18の一対のシリンダ18Aに前方の空パレット積層群11Aの最下部のパレットの前端部の外面が当接することにより、空パレット積層群11Aは待機位置P2で停止する。なおこの前方ストップ機構18の一対のシリンダ18Aは、待機位置P2にある空パレット積層群11Aからパレット9を一枚ずつ収納位置P3に移送する移送装置23が、空パレット積層群11Aの最下部のパレットを移送するときに、下降する。この前方ストップ機構18の制御も前述の制御部CRが行う。待機位置P2にパレットが到着したこと及び待機位置P2から最後の一枚のパレットが収納位置に移送されたことも、図9に示した第1の光電センサSAと同様の光電センサ(図示せず)を前方ストップ機構の近傍に置いて、光電センサが反射光を検知するか否かによって決定している。
(搬入機構の構成)
図3乃至図6に示すように、本実施の形態の搬入機構13は、幅寸法が異なる複数種類のパレット積層群に含まれるパレットの幅寸法に合わせて収納位置P3におけるパレットを位置決めするスペースSの搬送方向の幅寸法を変更するように構成されている。搬入機構13をこのように構成すると、幅寸法の異なるパレット9またはパレット90が使用されても、パレットを確実に収納位置P3に位置決めすることができる。具体的な搬入機構13は、図8(A)及び(B)に示したように、搬入位置P1に搬入された空パレット積層群(最下部のパレット)の幅寸法の変更を検出する幅寸法変更検出部(SA,SB,SP,CR)と、図3に示すように、空パレット積層群の搬送方向に位置して収納位置P3に搬送されてくるパレットと当接してパレットの移動を阻止するストッパ19Aを備えたストッパ機構19と、空パレット積層群11Aに含まれる複数のパレット9のうち、最下段にあるパレットを除く残りのパレットを上方に持ち上げる上下動機構21と、最下段にあるパレットの前端部が収納位置P3にあるストッパ19Aに当接するまで移送する移送装置23と、ストッパ19Aと当接しているパレットを収納が完了するまで保持するパレット保持機構25とを備えている。ストッパ機構19は、ストッパ19Aの位置を変える位置制御可能なシリンダ装置19Bを備えている。シリンダ装置19Bは、空パレット積層群の幅寸法が変わったことを指示する変更指令が幅寸法変更検出部(SA,SB,SP,CR)から入力されると、該変更指令に応じてストッパ19Aの位置を自動的に変更するように構成されている。
上下動機構21は、図2(A1)に示すように、空パレット積層群11Aの幅方向または搬送方向と直交する横方向に一対のブレード21Aと、一対のブレード21Aを上下方向に移動させる駆動装置21B[図3(A4)]を備えている。一対のブレード21Aは、空パレット積層群の最下部のパレットの上のパレットのフランジ部Fの下に挿入されて上方に移動することにより、最下部のパレットを空パレット積層群から分離する。この状態で、移送装置23が最下段にあるパレットを収納位置P3に移送する。
移送装置23は、最下段にあるパレットの後端部と当接する当接部23A[図3(A3)]を備えた移動プレート23Bと、該当接部23Aを搬送方向に間隔をあけて設定された始点[図3(A3)の位置]と終点[図4(A5)の位置]との間で往復移動させる往復移動機構23C[図4(A5)]とを備えている。往復移動機構23Cは、当接部23Aを備えた移動プレート23Bと図示しない駆動装置とを備えている。当接部23Aは、空パレット積層群11Aが待機位置P2に移動する際には、障害にならないように移動プレート23B内に収納される。当接部23Aが移動する始点と終点との間の距離は、最大幅寸法を有するパレット90の幅寸法以上であるものを用いる。そして移送装置23が最下部のパレットを移送する際には、当接部23Aが図1(B)に示したパレット9のフランジ部Fに設けた一対の凹部Rのうち後方側に位置する凹部R内に嵌合した状態で、当接部23Aが始点から終点へと移動する[図4(A5)]。当接部23Aが終点に移動したときに、ストッパ19Aがパレット9のフランジ部Fに設けた一対の凹部Rのうち前方側に位置する凹部R内に嵌合した状態となる[図4(A5)]。このような移送装置23では、パレットの幅寸法が異なっても、同じ移送装置で待機位置P2から収納位置P3へ最下段にあるパレットを搬送することができる。
収納位置P3にパレット9が移送されると、図4(A6)に示すように、パレット保持機構25の一対のブレード25Aが収納位置P3にあるパレット9のフランジ部Fの下に挿入されて、パレット9が保持される。この状態になると、往復移動機構23Cは、移動プレート23Bを始点に戻す[図5(A7)参照]。この状態で、パレット9には図示しない成形品取出機から成形品が順次収納される。成形品の収納が完了する前に、上下動機構21は、空パレット積層群11Aを下降させて、最下部のパレットを移動プレート23Bの上に降ろす[図5(A8)]。
そして成形品の収納が完了すると、図5(A8)に示すように、リフト機構26の支持プレート26Aがリフト機構によって上方に移動され、支持プレート26Aがパレット保持機構25によって保持された成形品収納済みのパレット9を支持する。その後、パレット保持機構25の一対のブレード25Aが収納位置P3にあるパレット9のフランジ部Fの下から外側に出され、パレット保持機構25によるパレット9の保持が解除される。のその後リフト機構26は、図6(A9)に示すように、成形品収納済みのパレット9が次の収納動作の障害にならない位置まで成形品収納済みのパレット9を下方に下げるために、支持プレート26Aを下降させる。なおパレットに収納した成形品は図示していない。次に図2(A1)〜図4(A6)に示したステップと同じステップが繰り返されて、図6(A10)のように、2枚目のパレット9に成形品が収納される。
本実施の形態では、パレットの搬送方向に沿う幅方向の幅寸法が異なっても、図7(A)及び図7(B)に示すようにストッパ機構19のシリンダ装置19Bが、空パレット積層群の幅寸法が変わったことを指示する変更指令が幅寸法変更検出部(SA,SB,SP,CR)から入力されると、該変更指令に応じてストッパ19Aの位置を自動的に変更するので、パレットの変更に自動で対応することができる。
図10乃至図12には、幅寸法が標準のパレット90の1/2のパレット9を用いて空パレット積層群を構成した場合の動作ステップの状態を(A1)乃至(A14)として示しており、また標準のパレット90を用いて空パレット積層群を構成した場合の動作ステップの状態を(B1)乃至(B14)として示している。なお図2乃至図6に示した(A1)乃至(A10)の状態は、図10及び図11の(A1)乃至(A10)の状態と同じである。図12の(A12)に示すように、待機位置P2に空のパレット9が無くなって、リフト機構26上に成形品収納済みのパレットからなる収納済みパレット積層群11´が構成されると、収納パレット積層群11´を収納位置の下方にある搬出搬送開始位置P4[図12(A13)]まで搬送するリフト機構26、搬出搬送開始位置P4から搬出位置P5まで収納パレット積層群11´を搬出する搬出機構27を備えている。リフト機構26は、待機位置P2から空パレット9が収納位置P3に移送されるごとに段階的に下にさがり、所定枚数のパレットが積層されると、収納パレット積層群11´を搬出搬送開始位置P4まで移送する。
図12(A13)に示すように、搬出機構27は、モータからなる駆動源28と駆動源28によって駆動される搬出コンベア29とを有している。搬出コンベア29は、平行に並んだ一対のコンベアチェーンが平行に並んだ構造を有している。主ストックユニット3内の複数の駆動源の制御は、コントロールボックス30内の制御部CRによって制御される。コントロールボックス30内の制御部CRへの指令の入力は、図示しないコントロールパネルから入力される。
(追加ストックユニット7)
本実施の形態では、図1に示すように、追加ストックユニット7が主ストックユニット3に対して直列に配置されている。追加ストックユニット7は、上下するリフトコンベア71の位置に応じて追加リフト機構73を備えている。なお図1においては、理解を容易にするために追加リフト機構73のリフトコンベア71が追加搬入位置P12にいる状態と追加搬出位置P52にいる状態の両方の状態を一緒に示している。リフトコンベア71は、最初に空パレット積層群11Cを搬入位置P1まで搬入する際には、追加搬入位置P12にリフトアップされて追加搬入機構として機能している。また、収納パレット積層群11´を搬出する際には、リフトコンベア71は追加搬出位置P52にリフトダウンされて追加搬出機構として機能している。追加リフト機構73は、リフトコンベア71のリフトアップ及びリフトダウンを、チェーンを利用した公知のリフト機構により実現している。このような追加リフト機構73を設ければ、例えば、追加搬出位置P52から収納パレット積層群11´を追加搬入位置P12に持ち上げて、深夜の無人作業で製造された製品を収納した収納パレット積層群11´を延長搬入機構の搬送ライン中に保存することが可能になる。また空パレット積層群11を追加搬出位置P52にあるリフトコンベア71上に置き、追加リフト機構73によりリフトコンベア71を追加搬入位置P12に移動させ、空パレット積層群11を延長搬入位置P11へと送ることができる。このようにすると、作業者は低い位置にある追加搬入位置P12から空パレットの供給を行える。なお追加ストックユニット7と主ストックユニット3は、工具を必要とすることなく手作業で機械的に連結する延長連結構造8を介して分離可能に連結されている。
本実施の形態の追加ストックユニット7は、リフトコンベア71のコンベアを駆動する図示しない追加駆動源とリフトコンベア71を上下動させる追加リフト駆動源を備えている。主ストックユニット3の駆動源だけで、搬入及び搬出をするためには、主ストックユニット3の駆動源として、パワーの大きな高価な駆動源を必要とする。そこで本実施の形態のように、図示しない追加駆動源及び追加リフト駆動源を用いれば、追加ストックユニット7を用いる場合に、部品点数は増加するものの、安価な駆動源を利用して装置全体の価格を下げることができる。
(混在搭載の場合)
図13及び図14は、標準のパレット90を積層した空パレット積層群11Bと標準のパレット90の幅寸法の1/2の幅寸法を有する空パレット積層群11Aとが混在してストックされる場合の動作の状態を(C1)乃至(C14)に示している。混在搭載の場合には、ストッパ機構19が、パレット積層群11Aまたは11Bの幅寸法が変わったことを指示する変更指令がシリンダ装置19Bに入力されると、該指令に応じてストッパ19Aの位置を自動的に変更する。なお本実施の形態では、図13(C2)に示すようにパレット90が積層された空パレット積層群11Bが搬入位置P1に搬入されたときに、パレット90の幅寸法が検知され、パレットの幅寸法の変更が認識される。そして図14(C12)に示すように空パレット積層群11Aが待機位置P2から無くなると、変更指令がシリンダ装置19Bに入力されるようになっている。その結果、空パレット積層群11Bが待機位置P2に来ると、ストッパ機構19はストッパ19Aの位置を標準のパレット90と当接する位置で止まるようにシリンダ装置19Bを駆動する[図14(C13)]。この構成により、搬入機構13は、幅寸法が異なる2種類の空パレット積層群11Aまたは11Bに含まれるパレット9またはパレット90の幅寸法に合わせて、収納位置P3におけるパレットを位置決めするスペースSの搬送方向に沿う幅寸法を変更する。
このような構成を採用すると、ストッパ機構19によりストッパ19Aの位置を変更するだけで、幅寸法の異なるパレットに製品を収納することが可能になる。
本考案によれば、幅寸法の異なるパレットが使用されても、パレットを確実に収納位置に位置決めすることができる。
1 製品ストック装置
3 主ストックユニット
5 主フレーム
7 追加ストックユニット
8 延長連結構造
9,90 パレット
11A,11B,11C 空パレット積層群
12 搬送機構
13 搬入機構
15 搬入駆動源
17 搬入コンベア
18 前方ストップ機構
19 ストッパ機構
21 上下動機構
23 移送装置
25 パレット保持機構
26 リフト機構
27 搬出機構
28 駆動源
29 搬出コンベア
30 コントロールボックス
71 リフトコンベア
73 追加リフト機構

Claims (5)

  1. 製造装置に隣接して配置されて、前記製造装置から製品取出機により取り出された1以上の製品をパレット内に収納して一時的にストックする製品ストック装置であって、
    複数のパレットが積層されてなるパレット積層群を搬入位置から待機位置に搬送する搬送機構と、
    前記待機位置にある前記パレット積層群から最下層の一つの前記パレットを前記待機位置に隣接する収納位置まで搬送する搬入機構と、
    前記収納位置にある前記パレットに前記製品取出機により取り出された前記1以上の製品が収納されてなる収納済みパレットが、複数積層されてなる収納済みのパレット積層群を前記収納位置の下方にある搬出搬送開始位置まで搬送するリフト機構と、
    前記搬出搬送開始位置から搬出位置まで前記収納済みのパレット積層群を搬送する搬出機構とを備え、
    前記搬送機構、前記リフト機構及び前記搬出機構は、前記パレット積層群の搬送方向の幅寸法が異なる複数種類のパレット積層群を搬送できるように構成されており、
    前記搬入機構は、前記幅寸法が異なる複数種類のパレット積層群に含まれる前記パレットの前記幅寸法に合わせて、前記収納位置におけるパレットを位置決めするスペースの前記搬送方向の幅寸法を変更するように構成されていることを特徴とする製品ストック装置。
  2. 前記搬入機構は、前記搬入位置に搬入された前記パレット積層群の前記幅寸法の変更を検出する幅寸法変更検出部と、
    前記パレット積層群の搬送方向に位置して前記収納位置に搬送されてくる前記パレットと当接して前記パレットの移動を阻止するストッパを備えたストッパ機構とを備えており、
    前記ストッパ機構は前記パレット積層群の前記幅寸法が変わったことを指示する変更指令が前記幅寸法変更検出部から入力されると、該変更指令に応じて前記ストッパの位置を自動的に変更するように構成されている請求項1に記載の製品ストック装置。
  3. 前記パレットは少なくとも前記搬送方向の前端部に被係合部を備えており、
    前記搬送機構は、前記パレット積層群の最下部にある前記パレットの前記前端部の前記被係合部と係合する係合部を備え、搬送されてきた前記パレット積層群の前記前端部の到来を検出すると前記前端部と係合するように前記係合部を駆動し、係合解除指令が入力されると前記被係合部と前記係合部との係合を解除する係合装置と、前記係合装置が係合を解除しているときに前記パレット積層群を前記待機位置まで移動させる移動機構とを備えており、
    前記移動機構は、前記パレット積層群の最下部にある前記パレットの前記前端部の前記被係合部と前記係合部とが係合状態にあるときには、前記パレット積層群の最下部にある前記パレットとの間に滑りを生じさせる構造を有している請求項1または2に記載の製品ストック装置。
  4. 前記搬入機構は、前記パレット積層群に含まれる前記複数のパレットのうち、最下段にあるパレットを除く残りのパレットを上方に持ち上げる上下動機構と、前記最下段にあるパレットの前端部が前記収納位置にある前記ストッパに当接するまで移送する移送装置を備えている請求項2に記載の製品ストック装置。
  5. 前記移送装置は、前記最下段にあるパレットの後端部と当接する当接部と、該当接部を前記搬送方向に間隔をあけて設定された始点と終点との間で往復移動させる往復移動機構とを備えており、
    前記始点と前記終点との間の距離が、最大幅寸法を有するパレットの幅寸法以上であることを特徴とする請求項4に記載の製品ストック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020070136A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 株式会社ユーシン精機 製品ストック装置

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