JP3207642B2 - 感光材料の搬送方法及び感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料の搬送方法及び感光材料処理装置

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JP3207642B2 JP29776393A JP29776393A JP3207642B2 JP 3207642 B2 JP3207642 B2 JP 3207642B2 JP 29776393 A JP29776393 A JP 29776393A JP 29776393 A JP29776393 A JP 29776393A JP 3207642 B2 JP3207642 B2 JP 3207642B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料の搬送幅方向
の両端部を案内溝に遊嵌させながらローラによって搬送
力を付与して搬送する感光材料の搬送方法及び感光材料
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルム(例えばネガフィルム)等
の感光材料は、画像が露光された後、自動現像装置等の
感光材料処理装置によって処理される。自動現像装置
は、画像露光されたネガフィルムを現像槽、定着槽、水
洗槽等の処理槽内を湾曲させながら搬送して、それぞれ
の処理槽内の現像液、定着液、水洗水等の処理液に浸漬
して処理する。
【0003】このような自動現像装置で処理されるネガ
フィルムは、搬送方向に沿った剛性が比較的高いため、
ネガフィルムの先端にリーダを設け、自動現像装置が、
このリーダを所定の搬送路に沿って搬送することによ
、ネガフィルムがこのリーダに引っ張られて搬送路か
ら外れることなく円滑に案内搬送されるようにしてい
る。
【0004】リーダを用いてネガフィルムの搬送を行う
場合、ネガフィルムの先端にリーダを取付けるときに、
ネガフィルムとリーダが装置内で外れてしまわないよう
に接合する必要があり、さらに、ネガフィルムの先端か
らリーダを取り外す作業が煩雑である。このため、自動
現像装置には、搬送路の幅方向の両側にネガフィルムの
両端部を遊嵌して搬送方向に沿って案内する案内溝を設
け、フィルムの先端にリーダを設けることなく、ネガフ
ィルムを搬送することができるようにした、所謂リーダ
レスの自動現像装置がある。
【0005】このリーダレスの自動現像装置によって処
理されるネガフィルムは、搬送方向の両側が案内溝に遊
嵌された状態で装置内を搬送されて処理されるようにな
っており、ネガフィルムの幅方向の両側をこの案内溝に
よって搬送路に沿って案内するようにしているためにリ
ーダが不要となっている。
【0006】ところで、自動現像装置で処理されるネガ
フィルムの先端部は、両端と直交するように略真っ直ぐ
切断されるのが通常であるが、このようなネガフィルム
を長手方向に沿って湾曲させると、ネガフィルムの幅方
向の両側が案内溝によって抑えられているために、ネガ
フィルムの幅方向の中間部ネガフィルムの剛性や巻癖
によって湾曲の半径方向の外側へ膨らんでしまうことが
ある。
【0007】すなわち、図9A及び図9Bに示すよう
に、矢印B方向(図9Aにのみ図示)に搬送されるネガ
フィルム12は、搬送幅方向の両端部がガイド溝72に
案内されており、このネガフィルム12の先端部がロー
ラ45Aの周囲に沿った湾曲部分に達すると、幅方向の
両端部ガイド溝72によって抑えられているため、ネ
ガフィルム12の先端の中央部分のみが、ネガフィルム
12自体の剛性によって膨らんでしまう(図9B参
照)。
【0008】自動現像装置では、ネガフィルム12の先
端が湾曲部分で膨らんでしまうと、湾曲部分の外側に設
けたローラによってネガフィルム12の先端部を捲り上
げてしまったり折り曲げてしまい、ネガフィルム12を
損傷させてしまうことがある。また、湾曲部分でネガフ
ィルムが膨らんでしまったために、ネガフィルム12が
搬送路から外れてしまうなどして円滑な処理ができなく
なることがある。特に、隣接する処理槽へネガフィルム
12を送り出すクロスオーバー部分では、ネガフィルム
12に付着している処理液をスクイズする必要があるた
め、ネガフィルムの湾曲する部分にローラを対向させて
設ける必要があり、搬送不良を生じやすい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮してなされたものであり、所謂リーダレスの感光材料
処理装置において、感光材料を損傷させることなく良好
な搬送性確保し、円滑な処理を可能とする感光材料の
搬送方法及び感光材料処理装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
感光材料の搬送方法は、感光材料に搬送力を付与するロ
ーラ及び、搬送路の幅方向の両側に対で設けられて感光
材料の搬送幅方向の端部を遊嵌して案内する案内溝によ
って形成される湾曲した搬送路に沿って感光材料を搬送
する感光材料の搬送方法であって、前記搬送方向の先端
部が、少なくとも搬送幅方向の一端側を搬送幅方向の中
央部より搬送方向に突出している感光材料を前記搬送路
に沿って搬送することにより、前記感光材料の先端部が
前記搬送路の湾曲部を通過するときに、搬送幅方向の中
間部が湾曲の外方に突出するのを防止することを特徴と
する。また、請求項2に係る感光材料の搬送方法は、請
求項1に記載の感光材料の搬送方法であって、前記搬送
方向の先端部が、搬送幅方向の両端部を搬送幅方向の中
央部より搬送方向に突出している感光材料を搬送するこ
とを特徴とする。本発明の請求項3に係る感光材料処理
装置は、感光材料に搬送力を付与するローラ及び、搬送
路の搬送幅方向の両側に対で設けられて感光材料の幅方
向の両端部を遊嵌して案内する案内溝によって前記感光
材料を湾曲させながら搬送する搬送路を備えた感光材料
処理装置であって、前記感光材料の処理の開始に先立っ
て感光材料の搬送方向の先端部を、感光材料の搬送幅方
向の少なくとも一端側が搬送幅方向の中央部より搬送方
向に突出するように切断することにより感光材料の先端
部が搬送路の湾曲部を通過するときに搬送幅方向の中間
部が湾曲の外方に突出するのを防止する切断手段を備え
たことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4に係る感光材料処理装置
は、感光材料に搬送力を付与するローラ及び、搬送路の
搬送幅方向の両側に対で設けられて感光材料の幅方向の
両端部を遊嵌して案内する案内溝によって前記感光材料
を湾曲させながら搬送する搬送路を備えた感光材料処理
装置であって、前記感光材料の処理に先立って感光材料
の搬送方向の先端形状を検出する検出手段と、前記検出
手段の検出結果から前記感光材料の先端の搬送幅方向の
少なくとも一端側が搬送幅方向の中央部より搬送方向に
突出していたときにのみ感光材料の処理を許可すること
により感光材料の先端部が搬送路の湾曲部を通過すると
きに搬送幅方向の中間部が湾曲の外方に突出するのを防
止する処理許可手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に記載の感光材料の搬送方法
は、少なくとも搬送幅方向の一端側が搬送幅方向の中間
部よりも搬送方向に突出した先端形状の感光材料を、
内溝とローラによって形成している搬送路に沿って搬送
する。このような先端形状の感光材料は、少なくとも搬
送幅方向の一端部に対して幅方向の中間部が削られた形
状となっているので、搬送路の湾曲部分を通過するとき
に、感光材料の先端部の幅方向の中間部が湾曲の外側に
膨らむのを小さく抑えることができる。したがって、感
光材料の先端部が、搬送路の湾曲部分を通過するとき
に、搬送幅方向の中間部が大きく膨らんでしまうことに
よる感光材料の損傷や搬送不良の発生を防止することが
でき、円滑な搬送が可能となる。このような本発明で
は、搬送幅方向の両端部を、搬送幅方向の中間部より突
出させることがより好ましく、これにより、ローラと一
対の案内溝によって形成した搬送路に沿った感光材料の
安定した搬送が可能となる。本発明の請求項3に記載の
感光材料処理装置は、挿入された感光材料の先端の非画
像部分を切断手段によって切断した後に、感光材料の搬
送を開始する。このとき、切断手段は、少なくとも感光
材料の幅方向の一端部が幅方向の中央部より突出する形
状とする。
【0013】このように感光材料の先端を切断すること
により、感光材料の先端が搬送路の湾曲部分に達して
も、感光材料の先端の幅方向の中間部が削られた状態と
なっているため、感光材料の幅方向の中間部の実質的な
膨らみを小さく抑えることができ、感光材料の先端部の
膨らみ部分が湾曲部に設けているローラの周面に当接し
ても、ローラによって搬送方向へ案内され、感光材料の
先端部が案内溝が外れてしまうのを防止することがで
き、感光材料が円滑に感光材料処理装置内を搬送される
ことになる。
【0014】本発明の請求項4に記載の感光材料処理装
置では、検出手段によって検出した感光材料の先端が
少なくとも搬送幅方向の一端側を搬送幅方向の中央部よ
り搬送方向に突出していることにより、搬送路の湾曲部
を通過するときに、搬送幅方向の中間部が湾曲の外方に
突出するのを防止した形状であってときにのみ感光材料
の処理を開始する。これにより、装置内に送り込まれる
感光材料には、搬送不良が生じることがない。
【0015】このような本発明の感光材料処理装置で
、感光材料の先端の形状、幅方向の一端又は両端が
幅方向の中央部より突出させたものであればよい。特
に、幅方向の両端が突出したものであれば、感光材料の
幅方向の中間部が湾曲した搬送路の外方へ突出しても、
幅方向の両端部が案内溝から外れてしまうことがない。
【0016】
【実施例】次に図面を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明する。
【0017】図1には、本実施例に適用した自動現像装
置10が示されている。この自動現像装置10は、その
外側がフレーム14によって囲われて内部が遮光されて
いる。また、フレーム14の下部には複数の支持脚が配
置が設けられて床面から支持されている。
【0018】フレーム14の底部からは複数の立壁18
が立設され、現像槽20、漂白槽22、定着槽24、水
洗槽26、28及び安定槽30が形成され、それぞれの
槽に処理液が貯留されている(以下総称するときには
「処理部32」という)。
【0019】処理部32の図1紙面左側には、フィルム
装填部34が設けられている。このフィルム装填部34
には、パトローネ36が装填されて保持される保持部3
8が設けられている。この保持部38に装填されて保持
されたパトローネ36からネガフィルム12は先端部か
ら引き出されてローラ対40、42によって挟持搬送さ
れる(図1の矢印A方向に搬送)。なお、本実施例で
は、感光材料としてポリエチレンテレフタレート(PE
T)等の支持体の表面に形成した感光層を形成したネガ
フィルム12を適用している。
【0020】ローラ対40、42の間には、ネガフィル
ム12の幅方向の両端部をそれぞれ搬送方向に沿って案
内する一対のガイド溝60が設けられると共に、フィル
ムセンサ62及びカッタ44が配置されている。
【0021】図2に示されるように、カッタ44は、ネ
ガフィルム12の搬送幅方向に対して所定の角度で交差
するように傾斜されて配置されている。また、ローラ対
40、42の間に配置されたガイド溝60は、カッタ4
4に対向する位置で、搬送方向の上流側のガイド溝60
Aと下流側のガイド溝60Bに分割されており、ガイド
溝60Aは、カッタ44の傾斜角度に合わせて一方が他
方より搬送方向に沿って突出している。また、下流側の
ガイド溝60Bには、分割された先端部に搬送方向上流
側の下方から搬送方向の上方へ向けられたガイド部64
が形成されている。
【0022】ローラ対40によって挟持搬送されたネガ
フィルム12は、ガイド溝60Aから送り出されると、
ガイド部64に案内されてガイド溝60Bに達する。こ
のとき、フィルムセンサ62がネガフィルム12の先端
を検出してから所定のタイミングでネガフィルム12の
搬送を一旦停止する。このタイミングは、ネガフィルム
12の先端部の非画像部分がガイド溝60A、60Bの
間に位置しており、この位置でカッタ44が作動するこ
とにより先端部が所定の形状に切断されると共に、切断
されたネガフィルム12の先端は、自重によってガイド
部64から下方へ落下するようになっている。
【0023】図3Aには、カッタ44によって切断され
たネガフィルム12の先端部を示している。このネガフ
ィルム12の搬送方向(矢印A方向)の先端部12A
は、幅方向の一端が幅方向の中間部66より搬送方向に
突出した先端68を形成した形状となっている。
【0024】このネガフィルム12の先端部12Aは、
ネガフィルム12の幅寸法、支持体であるPETの剛
性、搬送路を構成するローラの大きさや搬送路の湾曲の
大きさ等に応じて傾斜状態(例えば傾斜角度等)を設定
することができるが、この切断部分の寸法としては、例
えばネガフィルム12の幅寸法Wが35mm(35ミリフ
ィルム)であるときには、幅方向の両端の間の段差Hが
約5〜20mm程度とすることができる。さらに、両端の
パーフォレーションにかからない形で切断することによ
り、ネガフィルム12の幅方向の両端の強度を低下させ
ることがないために好ましい。
【0025】また、図3Bに示されるように、ネガフィ
ルム12の先端68には、所定の丸み部70が形成され
ており、この丸み部70によってネガフィルム12が処
理部32内を案内されるときに、ガイド溝の継目等に引
っ掛かりをおこすのを防止して、円滑な搬送を可能とし
ている。この丸み部70は、搬送方向に最も突出した先
端がガイド溝から飛び出さない大きさに設定することが
好ましい。
【0026】なお、図3Aには、従来のネガフィルム1
2の先端部の形状を想像線で示しているおり、カッタ4
4によって切断されたネガフィルム12の先端部12A
は、この想像線部分を切除した形状となっている。ま
た、カッタ44は、ネガフィルム12が略全量パトロー
ネ36から引き出されてときに作動して、引き出された
ネガフィルム12の後端とパトローネ36とを切り離す
ようになっている。
【0027】図1に示されるように、処理部32のそれ
ぞれの処理槽内には、処理ラック33が配置されてい
る。この処理ラック33は、それぞれ上方の一部分を除
いて処理液に浸漬されている。
【0028】これらの処理ラック33には、液面近傍、
底部近傍及びこれらの中間部に、大径ローラ45Aとこ
の大径ローラ45Aに対向する小径ローラ45B又は大
径ローラ45Aによって構成される搬送ローラ45が配
置されている。また、それぞれの搬送ローラ45の間に
は、ネガフィルム12の幅方向の両端部を案内するガイ
ド溝72が対で配置されている(図1では一方のみ図
示)。
【0029】なお、処理ラック33の底部に配置された
大径ローラ45Aの周囲には、複数個の小径ローラ45
Bが配置されると共に、これらの小径ローラ45Bの軸
端部分にガイド溝72を形成して、ネガフィルム12を
大径ローラ45Aの周面に沿って安定した状態で案内し
て反転させる搬送ローラ74を構成している。
【0030】また、図1に示されるように、処理ラック
33の上部、すなわち処理液の液面上方のクロスオーバ
ー部76の互いに隣接する処理ラック33には、出口側
の搬送ローラ78とガイド溝80A及び入り口側の搬送
ローラ82とガイド溝82Bとが対向されている。搬送
ローラ78は、大径ローラ45Aと小径ローラ45Bと
が所定の角度で傾斜されて対向されており、処理液中か
ら送り出されたネガフィルム12の搬送方向を変えて水
平方向に沿って隣接する搬送ローラ82へ向けて送り出
すようになっている。このとき、大径ローラ45Aと小
径ローラ45Bによってネガフィルム12の表面に付着
している処理液がスクイズされて槽内へ回収されるよう
になっている。
【0031】また、搬送ローラ82は、大径ローラ45
Aと小径ローラ45Bとが略上下に配置され、搬送ロー
ラ78から送り込まれたネガフィルム12の先端部を送
り出すようになっている。このとき、大径ローラ45A
の周囲に沿って設けられたガイド溝80Bによってネガ
フィルム12は下方へ向けられて処理液中へ送り込まれ
るようになっている。
【0032】このように、ネガフィルム12は、処理ラ
ック33によって各処理槽内及び隣接する処理槽の間を
湾曲されながら搬送されて、最終の安定槽30から排出
されると乾燥部56へ受け渡されるようになっている。
【0033】乾燥部56には、安定槽30の下方にヒー
タ50と送風機52とによって構成される温風供給手段
が設けられており、この温風供給手段によって発生され
た温風がダクト54を介して乾燥風として乾燥部56へ
送り込まれる。乾燥部56では、処理部32から送りこ
まれたネガフィルム12をガイド溝49によって下方に
向けて搬送した後、ターンローラ48によって上方へ向
けて反転させ、さらにガイド溝49によって排出口14
Aへ案内して、自動現像装置10の機外へ送り出すよう
になっている。このとき、乾燥部56内を搬送されるネ
ガフィルム12は温風供給手段から供給される温風にさ
れされて乾燥されるようになっている。
【0034】次に本実施例の作用を説明する。本実施例
の自動現像装置10では、パトローネ装填部34に装填
されたパトローネ36内の露光済のネガフィルム12を
引出して、処理部32内へ送り込む。このとき、パトロ
ーネ36から引き出されたネガフィルム12の先端部
は、ローラ対40から送り出されると、ガイド溝60に
よって案内されてフィルムセンサ62の上方を通過す
る。フィルムセンサ62がネガフィルム12の先端の通
過を検出すると、自動現像装置10では、ネガフィルム
12の先端部がカッタ44に対向する位置で一旦停止さ
せ、カッタ44によってネガフィルム12を切断して、
ネガフィルム12の先端部12Aが、幅方向の一端が突
出するように斜めに切断される。
【0035】この後、再度ネガフィルム12の搬送を開
始して、ネガフィルム12を処理部32へ送り込む。こ
こで、パトローネ36から略全量のネガフィルム12を
引き出すと、カッタ44によってネガフィルム12の後
端部を切断してパトローネ36とネガフィルム12とを
切り離す。
【0036】処理部32では、それぞれの処理槽に配置
した処理ラック33によってネガフィルム12を湾曲さ
せながら搬送して、順にネガフィルム12を処理液に浸
漬して処理する。処理部32で処理されたネガフィルム
12は、乾燥部56へ送りこまれ、乾燥部56内で温風
にされされて乾燥処理され、自動現像装置10の機外へ
排出される。
【0037】この自動現像装置10では、処理ラック3
3にガイド溝72と搬送ローラ45、74によってネガ
フィルム12の湾曲した搬送路が形成された処理部32
へ送り込む。このとき、図4に示されるように、湾曲し
たネガフィルム12の搬送路が形成されたクロスオーバ
ー部76をネガフィルム12が通過するときについて図
4を参照しながら説明する。
【0038】クロスオーバー部76では、処理槽内から
大径ローラ45Aと小径ローラ45B(搬送ローラ7
8)の間へガイド溝72によってネガフィルム12の先
端部12Aが案内される。このとき、ネガフィルム12
の先端部12Aは、ガイド溝72によって湾曲されなが
ら搬送ローラ78の間へ案内されるため、小径ローラ4
5Bの手前側で剛性により幅方向の中央部に搬送路の湾
曲の外側への膨らみが生じる。
【0039】ここで、ネガフィルム12Aの先端部12
Aは、幅方向に沿って所定の角度で傾斜させて切断され
ているため、搬送方向に最も突出した先端68がガイド
溝72によって搬送ローラ78の間へ案内されるが、ネ
ガフィルム12の幅方向の中間部分の先端である中間部
66は、先端22より僅かに遅れて小径ローラ45Bの
周面に接近する。このとき、ネガフィルム12の先端部
12Aでは、先端68に隣接した幅方向の中間部分で最
も大きい膨らみが生じるが、この先端68に隣接した部
分を切除している(図4に想像線で示す)ため、ネガフ
ィルム12の先端部12Aが湾曲したときの膨らみ量
は、抑えられてそれ程大きくない。
【0040】この状態で、ネガフィルム12の先端部1
2Aは小径ローラ45Bの周面に接近するが、中間部6
8の膨らみ量が少ないため、小径ローラ45Bによって
小径ローラ45Bと大径ローラ45Aの間へ案内され、
小径ローラ45Bの周面に当接したときに、湾曲した部
分が捲り上げられたり、折り曲げられたりすることがな
い。
【0041】このクロスオーバー部76では、上流側の
処理槽から上方へ向けて送り出されたネガフィルム12
の搬送方向を反転させ、下流側の処理槽内へ送り込む必
要があると共に、ネガフィルム12の表面に付着した上
流側の処理槽内の処理液をスクイズする必要がある。こ
のために、湾曲させながら搬送ローラ78によって挟持
する必要がある。このとき、ネガフィルム12の先端部
12Aを幅方向に対して傾斜するように切断しておくこ
とにより、搬送路の湾曲部分でネガフィルム12の先端
部12Aの膨らみ量を少なくすることができ、ネガフィ
ルム12の先端部12Aが搬送路の湾曲部分に配置した
小径ローラ45Bによって捲り上げられたり折れ曲げら
れたりして損傷するのを防止することができる。
【0042】これにより、ネガフィルム12の先端にフ
ィルムリーダを設けずにローラによって搬送力を付与し
ながら一対のガイド溝によって案内しながら搬送して処
理する自動現像装置10において、搬送路の湾曲部分に
おいてネガフィルム12の通過性が極めて良好となり、
円滑なネガフィルム12の搬送処理が可能となる。な
お、ネガフィルム12の先端68に設けた丸み部70
は、クロスオーバー部76で、上流側の処理ラック33
のガイド溝80Aから下流側の処理ラック33のガイド
溝80Bの間で、ネガフィルム12の幅方向の先端がガ
イド溝80A、80Bの継目で引っ掛かるのを防止する
ことができる。
【0043】なお、カッタ44によって切断されたネガ
フィルム12の先端部の形状、すなわち、カッタ44が
ネガフィルム12を切断する形状は、種々の形状の適用
が適用可能である。
【0044】例えば図5A、図5Bに示されるように、
ネガフィルム12の先端に円弧状の凹部を形成する先端
部12Bの形状を適用することができる。この場合も両
端のパーフォレーションにかからない形で切断すること
により両端部の強度を低下させずに好ましい。このネガ
フィルム12の先端部12Bは、丸み部70が形成され
た搬送幅方向の両側の先端68の間が円弧状に切り取っ
て中間部66を両側の先端68より搬送方向(矢印A方
向)に対して後退させた形状となっている。なお、この
先端部12Bでは、先端28と中間部30の間の搬送方
向に沿った段差Gをネガフィルム12の幅寸法Wを35
mmとしてときに、1〜10mm程度としている。これは、
前記した如く、搬送路の形状、ネガフィルム12剛性等
の種々の条件を検討して設定することが好ましい。
【0045】このように、円弧状の先端部12Bを形成
したネガフィルム12をガイド溝72によって湾曲させ
ながら搬送ローラ78の間で送り込んでも、前記したネ
ガフィルム12の先端部12Aと同様に小径ローラ45
Bによって円滑に小径ローラ45Bと大径ローラ45A
の間に搬送され、円滑に搬送ローラ78によって送り出
される。
【0046】このとき、ネガフィルム12の先端部12
Bは、中間部66が膨らんだ場合、幅方向の両端がガイ
ド溝72から引き出される方向へ引っ張られるが、幅方
向の両側に、ガイド溝72に嵌まり込む先端68を設け
ているため、一方の先端68によって他方の先端68が
ガイド溝72から外れるのを抑えることができ、ネガフ
ィルム12の幅方向の両端がガイド溝72から外れるの
を確実に防止することができ、搬送時の信頼性が向上す
る。
【0047】次の本発明の実施例2について説明する。
この実施例では、基本的な構成は実施例1と同様であ
り、同一の部品には同一の符号を付与してその説明を省
略する。
【0048】図6A及び図6Bには、自動現像装置10
のパトローネ装填部34に設けたフィルムセンサ90の
配置を示している。このフィルムセンサ90は、実施例
1に適用したフィルムセンサ62に代えて設けたもので
ある。また、この実施例では、前記カッタ44に代え
て、ネガフィルム12をパトローネ36から略全量引き
出したときにネガフィルム12の後端とパトローネ36
を切り離す一般的なカッタ(図示省略)を用いてよい。
【0049】図6Aに示されるように、フィルムセンサ
90を配置した部分のガイド溝60が切りかかれてお
り、この切欠部分にネガフィルム12の幅方向の両端部
に対向するセンサ92Aが配置され、センサ92Aの間
に複数個のセンサ92Bが配置されている。センサ92
Bは、ネガフィルム12の幅方向の中間部の複数箇所に
対向している。
【0050】図6Bに示されるように、フィルムセンサ
90は、自動現像装置10の制御装置94に接続されて
いる。この制御装置94は、自動現像装置10の処理部
32、乾燥部56の作動を制御するようになっており、
各処理ラック33の大径ローラ45Aを駆動する駆動源
96等が接続されている。
【0051】この制御装置94では、パトローネ36か
ら引き出されたネガフィルム12の先端がフィルムセン
サ90によって検出すると、処理部32をネガフィルム
12の処理が可能となるようにしている。このとき、制
御装置94では、ネガフィルム12の幅方向に沿って配
置した複数のセンサ92A、92Bによって、処理部3
2へ送り込むネガフィルム12の先端の概略形状を確認
して、所定形状であったときには、処理部32へネガフ
ィルム12を送り込み、これ以外の形状であったときに
は、駆動源96の駆動を停止して、処理部32へネガフ
ィルム12が送り込まれないようにすると共に、制御装
置94に接続された警報装置98等の告知手段によっ
て、自動現像装置10での円滑な処理に不的確な先端形
状のネガフィルム12が挿入されたことを報知するよう
になっている。
【0052】図7には、パトローネ36から引き出され
たネガフィルム12の処理に先立って、ネガフィルムの
先端及び先端形状を検出するフローチャートを示してい
る。このフローチャートは、パトローネ36からネガフ
ィルム12が引き出されると実行される。
【0053】最初のステップ100では、フィルムセン
サ90のセンサ92Aが、ネガフィルム12の幅方向の
何れか一方の先端が通過したか否かを確認し、ステップ
102では、ネガフィルム12の幅方向の中間部の通過
をセンサ92Bの何れかが検出したかを確認している。
【0054】ここで、センサ92Bがネガフィルム12
の幅方向の中間部を検出するより先にセンサ92Aによ
ってネガフィルム12の幅方向の両端部の何れか一方を
検出すると、ステップ104へ移行して、ネガフィルム
12を一定の長さだけ搬送する。こののち、ステップ1
06では、ネガフィルム12が一定の長さだけ搬送され
る間に、センサ92Bによって幅方向の中間部を検出し
なかったとき(ステップ106で否定判定)には、ステ
ップ108へ移行して、処理部32でのネガフィルム1
2の処理を開始する。
【0055】これに対して、センサ92Aがネガフィル
ム12の幅方向の端部を検出する前に、何れかのセンサ
92Bがネガフィルム12の幅方向の中間部の通過を検
出したとき(ステップ102で肯定判定)、又は、セン
サ92Aによって幅方向のいずれか少なくとも一方の端
部を検出した後、ネガフィルム12が一定長さ搬送され
る間にセンサ92Bが幅方向の中間部の通過を検出した
とき(ステップ106で肯定判定)には、ステップ11
0へ移行して、駆動源96の作動を停止すると共に、ス
テップ112で警報装置98を作動させてアラーム等に
よって報知する。
【0056】すなわち、センサ92Aが先に作動したと
きには、ネガフィルム12の先端の形状が、図3A又は
図5Aの何れかに該当する形状であり、自動現像装置1
0で湾曲しながら搬送しても円滑な処理が可能となる
が、センサ92Bが先に作動するか、センサ92Aとセ
ンサ92Bが同時に作動したときには、自動現像装置1
0で円滑な搬送処理を行なうのに好ましくない形状であ
ると判断している。
【0057】これによって、円滑な処理の可能な先端形
状のネガフィルム12のみを処理し、これ以外の先端形
状のネガフィルム12の処理を禁止することにより、装
置内でネガフィルム12を損傷させてしまうのを防止す
ることができると共に、常に円滑な処理を進めることが
できる。なお、先のフローチャートでは、センサ92
A、92Bによってネガフィルム12の幅方向の端部か
幅方向の中間部の何れが搬送方向に突出しているかを検
出したが、ネガフィルム12の先端形状をさらに詳細に
検出して、処理の適否を判断するようにしてもよい。
【0058】なお、実施例2では、所定形状以外のネガ
フィルム12の処理を中止するようにしたが、実施例1
に示すカッタ44を併設して、ネガフィルム12の先端
が所定形状でなかったときには、カッタ44によってネ
ガフィルム12の先端形状を自動現像装置10で円滑に
処理可能な形状とするようにしてもよい。
【0059】また、検出手段としては、センサ92A、
92Bによって構成されるフィルムセンサ90に限るも
のではなく、ネガフィルム12の幅方向の少なくとも一
端が幅方向の中間部より搬送方向に沿って突出している
か否かを検出することができれば適用が可能である。
【0060】なお、実施例1及び実施例2では、自動現
像装置10で円滑に処理することができるネガフィルム
12の先端形状を斜めの先端部12Aや、円弧状の先端
部12Bとして説明したが、本発明の感光材料処理装置
によって切断又は選択されるネガフィルム12の先端部
形状は、これらに限定するものではなく、少なくとも幅
方向の一端部が幅方向の中間部より搬送方向に突出した
形状であることが好ましく、先端に搬送方向に沿った凹
凸が生じていても、凸部が幅方向の一端より搬送方向に
突出していなければよい。
【0061】また、本実施例では、処理槽内を略下方へ
向けて搬送した後、処理槽の底部で上方へ向けて反転さ
せる搬送路が形成された自動現像装置10を用いたが、
本発明に適用される感光材料処理装置の構成はこれに限
定するものではない。例えば図8に示される如く、処理
槽120の上流部と下流部とに搬送ローラ対122、1
24を設け、処理槽120の内部でフィルム126の幅
方向の両端部を緩やかに下方へ凸と成るように湾曲させ
る搬送路をガイド溝128によって構成された、所謂、
浅型の処理槽を備えた自動現像装置130に適用するこ
とができ、好ましい効果が得られる。なお、図8には、
自動現像装置130の一部の処理槽120の概略構成を
示している。
【0062】この自動現像装置130おいては、処理槽
120の内部でガイド溝128によってフィルム126
を案内しているため、湾曲部分でフィルム126の幅方
向の中間部に膨らみが生じてもローラを設けていないた
め、フィルム126の先端部を損傷させたり、搬送不良
が生じることはない。しかし、処理槽120からフィル
ム126をスクイズしながら送り出す搬送ローラ対12
4へフィルム126を送り込む部分で搬送路を湾曲させ
る必要があり、この湾曲部分でフィルム126の幅方向
の中間部が大きく膨らんでしまうと、搬送不良やフィル
ム126に損傷を与えやすい。このときに、処理するフ
ィルム126の先端部が所定の形状であれば、フィルム
126に損傷を与えることなく、円滑な処理が可能とな
る。
【0063】また、本実施例では、感光材料としてネガ
フィルム12を処理する自動現像装置について説明した
が、フィルムに限らずカラーペーパなどの印画紙等の他
の感光材料を処理する感光材料処理装置に適用しても良
い。
【0064】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明では、感光材
料の搬送方向の先端を、搬送幅方向の少なくとも一端側
が搬送幅方向より搬送方向に突出していることにより搬
送路の湾曲部を通過するときに搬送幅方向の中間部が湾
曲の外方に突出するのを防止するようにしているため、
搬送幅方向の両側に対で設けた案内溝によって感光材料
を搬送するときに、搬送路の湾曲部分で感光材料の搬送
不良が生じることがない。本発明の感光材料処理装置で
は、切断手段によって感光材料の先端部を処理の円滑な
進行に適する形状に変えているため、感光材料が処理装
置内で損傷を受けることがない。また、検出手段によっ
て円滑な処理の可能な先端形状以外の感光材料を検出し
たときに、処理を中止するため感光材料の損傷を未然に
防止することができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に適用した自動現像装置の概略構成図
である。
【図2】実施例1の自動現像装置のカッタ近傍を示す概
略斜視図である。
【図3】(A)はカッタによって切断されたネガフィル
ムの先端部の形状を示す概略平面図、(B)はネガフィ
ルムの両端をガイド溝に遊嵌した状態を示す概略平面図
である。
【図4】クロスオーバー部の概略構成図である。
【図5】(A)及び(B)はネガフィルムの先端の形状
の変形例を示し、(A)はネガフィルムの先端部の形状
を示す概略平面図、(B)はネガフィルムの両端をガイ
ド溝に遊嵌した状態を示す概略平面図である。
【図6】(A)は実施例2に適用したフィルムセンサの
配置を示す概略平面図、(B)はフィルムセンサの接続
を示す概略ブロック図である。
【図7】実施例2に係るフィルムの先端を検出するフロ
ーチャートである。
【図8】本発明の適用に好ましい自動現像装置の要部構
成図である。
【図9】(A)は従来のネガフィルムの搬送を示す概略
図、(B)は(A)の9B−9B線に沿ったネガフィル
ムの先端部分を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 自動現像装置 12 感光材料 12A、12B 先端部 33 処理ラック 44 カッタ(切断手段) 92A、92B センサ(検出手段) 94 制御装置(処理許可手段) 45A 大径ローラ 45B 小径ローラ 72 ガイド溝(案内溝) 76 クロスオーバー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 13/00 B65H 20/02 G03D 3/00 G03D 3/13

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料に搬送力を付与するローラ及
    び、搬送路の幅方向の両側に対で設けられて感光材料の
    搬送幅方向の端部を遊嵌して案内する案内溝によって形
    成される湾曲した搬送路に沿って感光材料を搬送する感
    光材料の搬送方法であって、 前記搬送方向の先端部が、少なくとも搬送幅方向の一端
    側を搬送幅方向の中央部より搬送方向に突出している感
    光材料を前記搬送路に沿って搬送することにより、前記
    感光材料の先端部が前記搬送路の湾曲部を通過するとき
    に、搬送幅方向の中間部が湾曲の外方に突出するのを防
    止することを特徴とする感光材料の搬送方法。
  2. 【請求項2】 前記搬送方向の先端部が、搬送幅方向の
    両端部を搬送幅方向の中央部より搬送方向に突出してい
    る感光材料を搬送することを特徴とする請求項1に記載
    の感光材料の搬送方法。
  3. 【請求項3】 感光材料に搬送力を付与するローラ及
    び、搬送路の搬送幅方向の両側に対で設けられて感光材
    料の幅方向の両端部を遊嵌して案内する案内溝によって
    前記感光材料を湾曲させながら搬送する搬送路を備えた
    感光材料処理装置であって、前記感光材料の処理の開始
    に先立って感光材料の搬送方向の先端部を、感光材料の
    搬送幅方向の少なくとも一端側が搬送幅方向の中央部よ
    り搬送方向に突出するように切断することにより感光材
    料の先端部が搬送路の湾曲部を通過するときに搬送幅方
    向の中間部が湾曲の外方に突出するのを防止する切断手
    段を備えたことを特徴とする感光材料処理装置。
  4. 【請求項4】 感光材料に搬送力を付与するローラ及
    び、搬送路の搬送幅方向の両側に対で設けられて感光材
    料の幅方向の両端部を遊嵌して案内する案内溝によって
    前記感光材料を湾曲させながら搬送する搬送路を備えた
    感光材料処理装置であって、前記感光材料の処理に先立
    って感光材料の搬送方向の先端形状を検出する検出手段
    と、前記検出手段の検出結果から前記感光材料の先端の
    搬送幅方向の少なくとも一端側が搬送幅方向の中央部よ
    り搬送方向に突出していたときにのみ感光材料の処理を
    許可することにより感光材料の先端部が搬送路の湾曲部
    を通過するときに搬送幅方向の中間部が湾曲の外方に突
    出するのを防止する処理許可手段と、を有することを特
    徴とする感光材料処理装置。
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