JPH05127352A - 写真フイルム現像装置 - Google Patents

写真フイルム現像装置

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Publication number
JPH05127352A
JPH05127352A JP29012991A JP29012991A JPH05127352A JP H05127352 A JPH05127352 A JP H05127352A JP 29012991 A JP29012991 A JP 29012991A JP 29012991 A JP29012991 A JP 29012991A JP H05127352 A JPH05127352 A JP H05127352A
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JP
Japan
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photographic film
negative film
cartridge
film
spool
Prior art date
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Pending
Application number
JP29012991A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Yoshikawa
純生 吉川
Shinpei Ikegami
真平 池上
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP29012991A priority Critical patent/JPH05127352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像処理の前工程作業を増加させることな
く、自動的にネガフィルムの終端を検出して巻き癖矯正
の手段を施し、作業効率を向上する 【構成】 センサ78でネガフィルム18の終端を示す
パーフォレーション80を検出し、矯正部材70は、ネ
ガフィルム18の搬送路へ送りこまれる。このため、ネ
ガフィルム18の終端と矯正部材70とが重ね合わされ
る。カッタ68では、ネガフィルム18の切断と共に矯
正部材70を切断する。カッタ68の作動後所定時間経
過後にネガフィルム18の搬送を一時停止するように制
御する。この停止状態で、ネガフィルム18と矯正部材
70との重ね合わせ部は、矯正部材接合部82へ位置決
めされ重ね合わせ部に上下方向から接近して熱を加え、
両者(ネガフィルム18と矯正部材70)を溶着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプールに層状に巻き
取られパトローネに収容されている撮影済写真フィルム
をパトローネから引き出し、撮影領域を過ぎた写真フィ
ルムの引出方向終端を切断してスプールから分離した状
態で、処理部へ搬送して現像、定着及び水洗等の各処理
を経て、乾燥部で乾燥処理して排出する写真フィルム現
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮影済のネガフィルムはパトローネから
取り出され、現像処理、乾燥処理及び焼付処理がなされ
る。このとき、パトローネから引き出されたネガフィル
ムはスプールに巻き取られた状態で収容されているた
め、巻き癖が生じており、搬送時のジャムや蛇行を生じ
させると共に、焼付処理時には、ネガフィルムの浮きに
よって焦点ずれが生じることがある。
【0003】このため、パトローネから引き出された端
部にネガフィルムの巻き癖とは反対方向の歪みを持った
テープを貼付け、上記巻き癖を矯正して搬送時のジャ
ム、蛇行及び焼付時の焦点ずれを防止するようにしてい
る(一例として実公昭52−18138号公報参照)。
【0004】また、ネガフィルムを一対の波型のローラ
に挟持させ、ネガフィルムの端部に幅方向に亘って波状
に変形させ、巻き癖を矯正する手段も提案されている
(米国特許第3,966,868 号参照)。これによれば、別部
材を用いずにネガフィルムの巻き癖を矯正することがで
きる。
【0005】ところで、撮影済のネガフィルムをパトロ
ーネに収容したままの状態で装填し、このパトローネか
らネガフィルムを引き出して現像処理し、パトローネか
らの全引出を検知してネガフィルムの終端を切断して処
理を継続する所謂ストリプス処理の現像装置において、
ショートリーダと称される案内部材をネガイルムの先端
部に貼付け、このショートリーダを案内搬送させなが
ら、現像処理及び乾燥処理を行っている。
【0006】このショートリーダにより、ネガフィルム
の巻き癖が解消されるため、搬送時にジャムや蛇行等を
生じることはない。
【0007】なお、関連技術として、このショートリー
ダの貼付けに関して、貼付時に使用する糊等のはみ出し
を防止する対策として、ショートリーダを構成するプラ
スチックフィルムを二つ折りにした構造のものが提案さ
れている(実公昭47−30445号参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、ネガフィルムの先端の巻き癖を矯正することは
可能であるが、ネガフィルムはスプールに巻き取られて
いるときの最下層(すなわち、終端部)が最も巻き癖が
強いため、ループ状の巻き癖がついていると、このルー
プがローラによって押潰され、ネガフィルムが折れ曲が
ることが考えられる。
【0009】特に近年、ネガフィルムを収容するスプー
ル軸を逆転させることによって、容易に所謂ベロ出しが
可能なカートリッジが提案されている。このようなカー
トリッジでは、ネガフィルムを隙間なくスプール軸に巻
き取り、ケースを小型として、ネガフィルム最外層とケ
ース内壁とのクリアランスを少なくして、前記ベロ出し
時に、挫屈を生じさせるスペースを無くすようにしてい
る。
【0010】このような、カートリッジに巻き取られた
ネガフィルムは、その終端部の巻き癖がさらに強く、こ
の強い巻き癖のネガフィルムを前記ストリプス処理の現
像装置で処理を行うと、ネガフィルムの終端部がフリー
であるため、現像トラブルを引き起こすことがある。
【0011】なお、カメラの小型化に併せ、小さなパト
ローネにネガフィルムを収容することも考えられてお
り、このような小さなパトローネにおいても上記と同様
に巻き癖が強くなる。
【0012】このため、ネガフィルムの後端部にも前記
ショートリーダを付けることにより巻き癖を矯正するこ
とは、従来技術から容易に達成することは可能である。
【0013】しかし、このショートリーダの貼付箇所が
ネガフィルムの前後端となるため、その貼付作業、すな
わち、現像装置での処理の前工程作業が煩雑となり、処
理全体の作業効率が低下することになる。
【0014】さらに、パトローネを装置内へ装填して処
理を行うストリプス処理の現像装置においては、ネガフ
ィルムの終端へのショートリーダ貼付作業を行うことが
できない。
【0015】本発明は上記事実を考慮し、現像処理の前
工程作業を増加させることなく、自動的にネガフィルム
の終端を検出して巻き癖矯正の手段を施すことができ、
作業効率を向上することができる写真フィルム現像装置
を得ることが目的である。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、スプールに層状に巻き取られパトローネに収容され
ている撮影済写真フィルムをパトローネから引き出し、
撮影領域を過ぎた写真フィルムの引出方向終端を切断し
てスプールから分離した状態で、処理部へ搬送して現
像、定着及び水洗等の各処理を経て、乾燥部で乾燥処理
して排出する写真フィルム現像装置であって、前記パト
ローネから引き出された写真フィルムの終端を検出する
写真フィルム終端検出センサと、前記スプール軸に巻き
取られることによって生じている写真フィルムの巻き癖
を矯正する矯正部材を収容する収容部と、矯正部材を前
記収容部から引き出して前記写真フィルムの搬送路へ合
流させる搬送路を備えた矯正部材搬送部と、前記写真フ
ィルム終端検出センサで検出される写真フィルムの終端
を前記矯正部材搬送部との合流点下流側へ位置決めする
写真フィルム位置決め手段と、前記写真フィルム位置決
め手段で位置決めされた写真フィルムの終端部に前記矯
正部材を接合する接合手段と、を有している。
【0017】請求項2記載の発明は、スプールに層状に
巻き取られパトローネに収容されている撮影済写真フィ
ルムをパトローネから引き出し、撮影領域を過ぎた写真
フィルムの引出方向終端を切断してスプールから分離し
た状態で、処理部へ搬送して現像、定着及び水洗等の各
処理を経て、乾燥部で乾燥処理して排出する写真フィル
ム現像装置であって、前記パトローネから引き出された
写真フィルムの終端を検出する写真フィルム終端検出セ
ンサと、前記写真フィルムの搬送路上に設けられ作動時
に前記スプール軸に巻き取られることによって生じてい
る写真フィルムの巻き癖を矯正する変形を施す変形処理
部と、前記写真フィルム終端検出センサで検出される写
真フィルムの終端部が前記変形処理部へきたときに前記
変形処理部を作動させる駆動手段と、を有している。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、撮影済の写真
フィルムが収容されたパトローネを装置本体の所定位置
に装填し、このパトローネから写真フィルムを引き出
す。引き出された写真フィルムは順次現像処理及び乾燥
処理されるが、その途中で写真フィルムはパトローネか
ら全て引き出される。このとき、写真フィルムの全引出
を検知して写真フィルムの終端が切断され、パトローネ
から分離される。
【0019】写真フィルムの終端は、スプールに巻き取
られていたことにより、巻き癖がついている。このた
め、本発明では、写真フィルム終端検出センサにより、
写真フィルムの終端を検出し、この終端を矯正部材搬送
部との合流点下流側へ位置決めする。
【0020】一方、矯正部材は矯正部材搬送部によって
前記合流点へ送り込まれ、接合手段によって前記写真フ
ィルムの終端部に接合される。この矯正部材の接合によ
って、写真フィルムの終端の巻き癖は解消し、搬送時の
ジャムや蛇行等のトラブルを防止することができる。
【0021】このように、本発明では、現像装置内部で
写真フィルム終端に自動的に矯正部材を接合することが
できるので、現像処理前の工程を増加することがなく、
また、作業効率を低下させることがない。
【0022】請求項2に記載の発明によれば、写真フィ
ルム終端検出センサで写真フィルムの終端が検出される
と、駆動手段によって変形処理部が作動し、写真フィル
ムの終端に変形を施す。この変形は、写真フィルムの終
端に生じている巻き癖を矯正する役目を有しており、他
部材を用いずに写真フィルムの終端の巻き癖を解消する
ことができる。
【0023】
【実施例】
〔第1実施例〕図1には、本実施例に係る現像装置10
が示されている。
【0024】現像装置10のケーシング12内には、カ
ートリッジ14が装填可能とされており、蓋部16を開
放させた状態で送り込まれる構成となっている。
【0025】カートリッジ14には、ネガフィルム18
を層状に巻き取って収容するパトローネ20が収容され
ており、このパトローネ20から引き出されたネガフィ
ルム18の先端部には、ショートリーダ22(図3参
照)が予め貼付けられている。すなわち、カートリッジ
14は、ネガフィルム18を安定してローディングする
役目を有している。
【0026】最先端に配置されたカートリッジ14は、
現像装置10内の所定位置に位置決めされ、このカート
リッジ14から引き出されたネガフィルム18の先端部
が下流側のローラ対24、26に挟持され、かつローラ
対24、26の回転によって引き出される。
【0027】ローラ対26の下流側には、現像槽28、
漂白槽30、定着槽32、水洗槽34及び安定槽36で
構成される処理部38が配設されている。
【0028】現像槽28には現像液、漂白槽30には漂
白液、定着槽32には定着液、水洗槽34には水洗水、
安定槽36には安定液がそれぞれ貯留されている。ロー
ラ対24、26によって挟持搬送されるネガフィルム1
8は、各処理槽へ浸漬され、現像処理等がなされる。
【0029】各処理槽には、その液面及び底面近傍にロ
ーラ40、42(現像槽28のみを図示)が設けられ、
幅方向中央部に均一突起部44が設けられた無端のベル
ト46が掛け渡されている。ここで、ローラ40、42
が回転することにより、ベルト46は駆動される。
【0030】前記ショートリーダ22には突起部44に
対応して矩形孔(図示省略)が設けられており、この矩
形孔に前記突起部44が噛み合うことにより、ショート
リーダ22及びネガフィルム18は、ベルト46の駆動
に伴って各処理槽内で略U字型に搬送される構成であ
る。
【0031】また、各処理槽を仕切る仕切り壁48の上
方には巻き掛けローラ50が配設され、ショートリーダ
22及びネガフィルム18を次の槽へと受け渡すように
なっている。
【0032】安定槽36の下流側には、乾燥部52が設
けられており、現像処理等が終了したネガフィルム18
は、乾燥部52へと搬送され温風によって乾燥処理がな
され、現像装置ケーシング12の排出口54から排出さ
れる。排出口54から排出されたショートリーダ22
は、自身の腰の強さによって縦壁部56に沿って上方へ
移動される。縦壁部56の上端部には、フック58が形
成されており、ショートリーダ22の矩形孔が掛け止め
されるようになっている。その後、ネガフィルム18が
順次排出口54から排出されると、ネガフィルム18
は、フック58に吊り下げられた状態で保持されるよう
になっている。
【0033】図3に示される如く、所定位置に位置決め
されたカートリッジ14は、ネガフィルム搬送方向に移
動可能な載置台60上に載置されるようになっている。
この載置台60は、図示しない付勢手段の付勢力によ
り、ネガフィルム搬送方向とは反対方向に移動されてい
る。この載置台60の下方には、制御装置62に接続さ
れたリミットスイッチ64が取付けられているが、その
接触子は、通常状態では載置台60とは干渉されないよ
うになっているため、オフ状態となっている。
【0034】この状態で、ネガフィルム18はスプール
軸66(図2参照)が回転することにより引き出されて
も、カートリッジ14自体を引っ張る力は前記付勢手段
の付勢力よりも小さいため、載置台60は移動するよう
なことはない。しかし、ネガフィルム18の全引出状態
では、スプール軸66が回転されないので、ネガフィル
ム18の引っ張り力は前記付勢手段の付勢力よりも大き
くなる。これにより、載置台60が付勢力に抗してネガ
フィルム搬送方向へ移動し、前記リミットスイッチ64
がオンとなる構成となっている。
【0035】前記ローラ対24の上流側近傍には、カッ
タ68が配設されている。このカッタ68は、制御装置
62からの信号によって作動されるようになっており、
前記リミットスイッチ64がオンとなったときに作動す
る。
【0036】また、このカッタ68の配設位置は、矯正
部材70を搬送するための搬送路とネガフィルム18を
搬送する搬送路との合流点となっている。
【0037】矯正部材70は、カートリッジ14の装填
部の下方にリール72に層状に巻き取られて収容されて
いる。矯正部材70の最上層は、ローラ対74、76に
挟持され、このローラ対74、76の回転駆動によって
前記合流点へ送りこまれるようになっている。このロー
ラ対74、76の回転駆動タイミングは、前記ローラ対
26の上流側近傍に設けられたセンサ78からの信号に
同期している。
【0038】すなわち、ネガフィルム18には、前記カ
ッタ68による切断位置よりも若干先端側にパーフォレ
ーション80(図2参照)が設けられている。前記セン
サ78ではこのパーフォレーション80を検出し、制御
装置62へ信号を出力するようになっており、この信号
に応じてローラ対74、76の回転駆動が開始される。
このため、ネガフィルム18の終端と矯正部材70とが
重ね合わされた状態でローラ対24、26に挟持されて
搬送されることになる。
【0039】ここで、カッタ68では、ネガフィルム1
8の切断と共に矯正部材70を切断することになる。ま
た、制御部62では、カッタ68の作動後所定時間経過
後にネガフィルム18の搬送を一時停止するように制御
する。
【0040】この停止状態で、ネガフィルム18と矯正
部材70との重ね合わせ部は、ローラ対24とローラ対
26との間に位置されることになる。
【0041】このローラ対24とローラ対26との間に
は、接合手段としての矯正部材接合部82が配設されて
いる。矯正部材接合部82は、前記重ね合わせ部に上下
方向から接近して熱を加え、両者(ネガフィルム18と
矯正部材70)を溶着する役目を有している(図4参
照)。なお、この溶着は超音波溶着であってもよい。
【0042】これにより、ネガフィルム18の終端に
は、矯正部材70が接合された状態で下流側の処理部3
8へと搬送される。
【0043】以下に第1実施例の作用を説明する。撮影
済のパトローネ20(正確には撮影済のネガフィルム1
8が層状に巻き取られて収容されたパトローネ)をカー
トリッジ14に装填し、ケーシング16内へ挿入する。
【0044】位置決めされたカートリッジ14から引き
出されたネガフィルム18の先端部はローラ対24、2
6に挟持され、このローラ対24、26の回転によって
処理部38へと送り出される。
【0045】処理部38では、現像槽28、漂白槽3
0、定着槽32、水洗槽34及び安定槽36の順にネガ
フィルム18が浸漬され、現像処理等がなされる。
【0046】各処理が終了したネガフィルム18は、乾
燥部52で乾燥処理が行われた後、排出口54から排出
される。排出されたショートリーダ22は、縦壁部56
に沿って上方へ移動し、フック58に掛け止めされ、そ
の後排出されるネガフィルム18は吊り下げ状態で保持
される。
【0047】ここで、ネガフィルム18が全て引き出さ
れると、パトローネ20からネガフィルム18を分離す
る必要がある。以下、このネガフィルム18の全引出状
態からの制御を図5のフローチャートに従い説明する。
【0048】ステップ100では、センサ78によりパ
ーフォレーション80を検出したか否かが判断され、検
出されるとステップ102へ移行して、ローラ対74、
76を駆動させる。これにより、矯正部材70がネガフ
ィルム18の搬送路へと送り込まれ、ネガフィルム18
と重ね合わされた状態で搬送される。
【0049】次のステップ104では、リミットスイッ
チ64がオンとなったか否かが判断される。すなわち、
ネガフィルム18がパトローネ20から全て引き出され
ると、スプール軸66の回転は止まり、カートリッジ1
4自体が付勢力に抗して移動する。この移動によりリミ
ットスイッチ64がオンして、ネガフィルム18の全引
出状態を検知する。
【0050】ステップ104で肯定判定されると、ステ
ップ106へ移行してカッタ68を駆動させる。これに
より、ネガフィルム18の終端部及び矯正部材70が共
に切断される。
【0051】次のステップ108では、カッタ駆動後所
定時間経過したか否かが判断され、肯定判定されるとネ
ガフィルム18と矯正部材70との重ね合わせ部が接合
位置へ到達したと判断され、ステップ110へ移行して
ローラ対24、26の駆動を一時停止する。
【0052】次のステップ112では、接合処理がなさ
れ、ネガフィルム18と矯正部材70とが接合される。
この矯正部材70の接合により、ネガフィルム18の終
端部に生じている巻き癖を取り除くことができる。この
ため、下流側の現像処理や乾燥処理中にネガフィルム1
8の終端がローラに食いついてジャムを起こしたり、蛇
行するようなことはなく、円滑な搬送を継続することが
できる。
【0053】次のステップ114では、ローラ対24、
26の駆動を再開し、ネガフィルム18を現像槽28へ
と送り込む。なお、現像槽28までの経路途中にループ
部を形成することにより、先に送り込まれたネガフィル
ム18の搬送速度が一時停止のために変化するようなこ
とはなく、現像処理に悪影響を及ぼすことない。
【0054】このように、本実施例では、現像装置内で
自動的に矯正部材70を貼付けることができるので、現
像処理前の工程でネガフィルムの終端に矯正部材70を
貼付けるような作業が不要であり、作業効率を向上する
ことができる。 〔第2実施例〕以下に本発明の第2実施例について図6
乃至図8に従い説明する。なお、前記第1実施例と同一
構成部分については、同一符号を付してその構成の説明
を省略する。
【0055】第2実施例の特徴は、ネガフィルム18の
終端に生じている巻き癖を解消するために、別部材(例
えば、第1実施例で示した矯正部材70等)を使用しな
いことにある。
【0056】図6及び図7に示される如く、ローラ対2
4、26の間には、周面に輪状の突起部84が複数個形
成されたしごきローラ86、88が配設されている。ネ
ガフィルム18の搬送路の下側のしごきローラ86は、
その軸線は固定されており、通常のネガフィルム18の
搬送時には、突起部84の先端とネガフィルム18とは
干渉されないようになっている。
【0057】一方、ネガフィルム18の搬送路の上側の
しごきローラ88は、その回転軸が軸直角方向に移動可
能とされており、下側のしごきローラ86と接近離反可
能となっている。
【0058】ここで、ネガフィルム18の搬送中にセン
サ78によりパーフォレーション80を検出すると、上
側のしごきローラ88が下側のしごきローラ86へ接近
する方向へ軸直角移動する。これにより、ネガフィルム
18の終端は、一対のしごきローラ86、88に挟持さ
れることになり、突起部84によって、波型に変形され
る(図8参照)。
【0059】この変形により、ネガフィルム18の終端
の巻き癖は解消され、搬送時のジャムや蛇行を防止する
ことができる。
【0060】このように、第2実施例によれば、別部材
を用いずにネガフィルム18の終端の巻き癖を自動的に
解消させることができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真フィ
ルム現像装置は、現像処理の前工程作業を増加させるこ
となく、自動的にネガフィルムの終端を検出して巻き癖
矯正の手段を施すことができ、作業効率を向上すること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る現像装置の概略構成図であ
る。
【図2】ネガフィルムの終端部を示す斜視図である。
【図3】第1実施例に係る接合部近傍の拡大図である。
【図4】第1実施例に係るネガフィルムと矯正部材との
接合時の状態を示す図3に対応する拡大図である。
【図5】第1実施例に係る制御フローチャートである。
【図6】第2実施例に係る現像装置の概略構成図であ
る。
【図7】しごきローラの斜視図である。
【図8】しごきローラでしごかれたネガフィルム終端の
斜視図である。
【符号の説明】
10 現像装置 14 カートリッジ 18 ネガフィルム 20 パトローネ 24 ローラ対 26 ローラ対 62 制御装置(位置決め手段) 64 リミットスイッチ 68 カッタ 70 矯正部材 72 リール(収容部) 74 ローラ対(矯正部材搬送部) 76 ローラ対(矯正部材搬送部) 78 センサ(写真フィルム終端検出センサ) 80 パーフォレーション 82 矯正部材接合部(接合手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールに層状に巻き取られパトローネ
    に収容されている撮影済写真フィルムをパトローネから
    引き出し、撮影領域を過ぎた写真フィルムの引出方向終
    端を切断してスプールから分離した状態で、処理部へ搬
    送して現像、定着及び水洗等の各処理を経て、乾燥部で
    乾燥処理して排出する写真フィルム現像装置であって、
    前記パトローネから引き出された写真フィルムの終端を
    検出する写真フィルム終端検出センサと、前記スプール
    軸に巻き取られることによって生じている写真フィルム
    の巻き癖を矯正する矯正部材を収容する収容部と、矯正
    部材を前記収容部から引き出して前記写真フィルムの搬
    送路へ合流させる搬送路を備えた矯正部材搬送部と、前
    記写真フィルム終端検出センサで検出される写真フィル
    ムの終端を前記矯正部材搬送部との合流点下流側へ位置
    決めする写真フィルム位置決め手段と、前記写真フィル
    ム位置決め手段で位置決めされた写真フィルムの終端部
    に前記矯正部材を接合する接合手段と、を有する写真フ
    ィルム現像装置。
  2. 【請求項2】 スプールに層状に巻き取られパトローネ
    に収容されている撮影済写真フィルムをパトローネから
    引き出し、撮影領域を過ぎた写真フィルムの引出方向終
    端を切断してスプールから分離した状態で、処理部へ搬
    送して現像、定着及び水洗等の各処理を経て、乾燥部で
    乾燥処理して排出する写真フィルム現像装置であって、
    前記パトローネから引き出された写真フィルムの終端を
    検出する写真フィルム終端検出センサと、前記写真フィ
    ルムの搬送路上に設けられ作動時に前記スプール軸に巻
    き取られることによって生じている写真フィルムの巻き
    癖を矯正する変形を施す変形処理部と、前記写真フィル
    ム終端検出センサで検出される写真フィルムの終端部が
    前記変形処理部へきたときに前記変形処理部を作動させ
    る駆動手段と、を有する写真フィルム現像装置。
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