JPH08123006A - 写真フィルム切断装置 - Google Patents

写真フィルム切断装置

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Publication number
JPH08123006A
JPH08123006A JP26513494A JP26513494A JPH08123006A JP H08123006 A JPH08123006 A JP H08123006A JP 26513494 A JP26513494 A JP 26513494A JP 26513494 A JP26513494 A JP 26513494A JP H08123006 A JPH08123006 A JP H08123006A
Authority
JP
Japan
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photographic film
cartridge
cutting
film
spool
Prior art date
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Application number
JP26513494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanji Tokuda
莞司 徳田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影領域を過ぎた写真フィルムの引出方向後
端を確実に切断する。 【構成】 カートリッジ20を収容する載置台60の下
流側に、制御装置62からの信号によって作動されるカ
ッタ68が配設し、カッタ68の下流側に制御装置62
に接続された光センサ70を配設する。写真フィルム1
8が引き出され、光センサ70が最終駒を示すターンア
ラウンドパーフォレーションを検出し、さらにデタッチ
パーフォレーションを検出すると、制御装置62がカッ
タ68を作動させ、デタッチパーフォレーションよりも
写真フィルム18の引出方向終端側の所定位置を切断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプールに層状に巻き
取られカートリッジに収容されている撮影済写真フィル
ムをカートリッジから引き出し、撮影領域を過ぎた写真
フィルムの引出方向終端を切断してスプールから分離す
る写真フィルム切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現像所では、撮影済の写真フィルムをカ
ートリッジから取り出して、現像処理及び乾燥処理を行
う。
【0003】この撮影済みの写真フィルムは、多数本を
連続して接合して一度に現像処理する場合と、多数本を
連続して接合せずに現像処理する場合がある。
【0004】多数本の写真フィルムを現像処理する場合
には、フィルム接合装置(いわゆる、フィルムスプライ
サー)によって接合をするようになっている。
【0005】この種のフィルム接合装置では、カートリ
ッジに入れられた撮影済み現像前の写真フィルムは、先
端部が所定量引き出されてカートリッジ収容部に載せら
れる。スタートボタンが押されると、切断機によりフィ
ルム先端が所定量切断され、先行フィルムの後端と突き
合わされた位置で停止した後、両者がテープで接合され
る。その後、写真フィルムは高速で巻き取られるが、後
端はカートリッジのスプールからは外れないため、カー
トリッジ全体が引っ張られ、カートリッジと当接する検
出バーが移動する。これにより、フィルム後端であるこ
とがわかるので、切断機により後端が切断される。切断
後のカートリッジは、検出バーの戻りにより収納部から
外れて下へ落ちるようになっている。なお、切断された
写真フィルムの後端は、次の写真フィルムの先端を待つ
ため、待機位置に停止する。
【0006】なお、機構、動作は前述したフィルム接合
機と同様で、カートリッジ自体ではなく、その中身の写
真フィルムを巻いたスプールをセットするフィルム接合
機もある。
【0007】また、ミニラボ用の写真フィルム現像機で
は、カートリッジに入れられた撮影済み現像前の写真フ
ィルムは、先端部が引き出されてショートリーダーに手
動で接合され、現像機に入口にセットされるようになっ
ている。遮光用の蓋を閉じた後、現像を開始すると、写
真フィルムはショートリーダーの移動に導かれてカート
リッジから引き出され、現像機内に入って行く。そし
て、やはり後端になると、フィルム後端がスプールから
外れないため、カートリッジ全体が引っ張られ、カート
リッジ収容部が移動する。これを検出することにより、
フィルム後端と判断して切断するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来方
法では、カートリッジ収容部またはスプールセット部分
が繰り返し移動可能なように設計されていなければなら
ず、機械的な部品の点数が多く、耐久性考慮のため、高
価と成るばかりでなくカートリッジまたはスプールの移
動のためのスペースも必要である。
【0009】また、フィルム引出し負荷は不安定なもの
であり、この安定検出のための機構は困難である。例え
ば、フィルム面同士がカートリッジ内部で接着したため
引き出せなくなった場合や、写真フィルムがカートリッ
ジ内部で強くカールしていた場合などには、引出し負荷
が増加し、写真フィルムの中間部であるにも係わらず後
端と誤ることがある。
【0010】近年では、従来の135サイズフィルムよ
りも小型化の図られた写真フィルムが提案されている。
図2に示すように、この写真フィルム18は、幅方向一
方の片側にパーフォレーション90が撮影駒92と一定
の位置関係になるように配置されており、他方の片側に
は撮影駒92毎のパーフォレーション90は無い。その
代わりに、写真フィルム18の後端側(図の矢印B方向
側)には、最終駒92Aよりも後端側にターンアラウン
ドパーフォレーショ(第2の指示手段)94と呼ばれる
最終駒92Aを示すパーフォレーションが形成されてお
り、さらに、ターンアラウンドパーフォレーション94
よりも後端側に所定距離をおいてデタッチパーフォレー
ション(第1の指示手段)96が形成されている。
【0011】この写真フィルム18は、フィルム後端1
8Aに形成された孔98が図示しないカートリッジのス
プールに設けられた突起部に係合することによりスプー
ルに係止され、前述したデタッチパーフォレーション9
6は、スプールに係止した写真フィルム18を図示しな
いデタッチャーの爪によってスプールから外す際の動作
開始時点を検出するために設けられているものである。
また、この写真フィルム18は、図3に示すように、図
示しない135サイズフィルムのカートリッジよりも小
型のカートリッジ20に入れられるようになっており、
135サイズフィルムよりも小径に巻き取られるように
なっている。
【0012】このため、この写真フィルム18には巻き
癖が強く残る可能性がある。したがって、従来の写真フ
ィルム切断装置にこの写真フィルム18を用いると、中
間部と後端との判断違いが増えると予想される。
【0013】本発明は上記事実を考慮し、撮影領域を過
ぎた写真フィルムの引出方向後端を確実に切断すること
のできるフィルム切断装置を提供することが目的であ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、スプールに層状に巻き取られカートリッジに収容さ
れており、写真フィルムの引出方向後端側に設けられ写
真フィルムをスプールから離脱するデタッチャーの動作
開始時点検出用の第1の指示手段を有する撮影済写真フ
ィルムをカートリッジから引き出し、撮影領域を過ぎた
写真フィルムの引出方向後端を切断してスプールから分
離する写真フィルム切断装置であって、前記写真フィル
ムの搬送経路に沿って設けられ前記第1の指示手段を検
出する検出センサと、前記検出センサによる前記第1の
指示手段の検出結果に基づいて前記写真フィルムの撮影
領域よりも写真フィルムの引出方向終端側の所定位置を
切断する切断手段と、を備えたことを特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明は、スプールに層状
に巻き取られカートリッジに収容されており、最終駒を
示す第2の指示手段を有する撮影済写真フィルムをカー
トリッジから引き出し、撮影領域を過ぎた写真フィルム
の引出方向後端を切断してスプールから分離する写真フ
ィルム切断装置であって、前記写真フィルムの搬送経路
に沿って設けられ前記第2の指示手段を検出する検出セ
ンサと、前記検出センサによる前記第2の指示手段の検
出結果に基づいて前記写真フィルムの撮影領域よりも写
真フィルムの引出方向終端側の所定位置を切断する切断
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、スプール
に層状に巻き取られカートリッジに収容されており、写
真フィルムの引出方向後端側に設けられ写真フィルムを
スプールから離脱するデタッチャーの動作開始時点検出
用の第1の指示手段と、最終駒を示す第2の指示手段
と、を有する撮影済写真フィルムをカートリッジから引
き出し、撮影領域を過ぎた写真フィルムの引出方向後端
を切断してスプールから分離する写真フィルム切断装置
であって、前記写真フィルムの搬送経路に沿って設けら
れ前記第1の指示手段と前記第2の指示手段とを検出す
る検出センサと、前記検出センサによる前記第2の指示
手段の検出結果と前記第1の指示手段の検出結果と両方
の検出結果に基づいて前記写真フィルムの撮影領域より
も写真フィルムの引出方向終端側の所定位置を切断する
切断手段と、を備えたことを特徴としている。
【0017】
【作用】請求項1に記載のフィルム切断装置によれば、
撮影済の写真フィルムが収容されたカートリッジを装置
本体の所定位置に装填し、このカートリッジから写真フ
ィルムを引き出す。引き出された写真フィルムは搬送装
置によって搬送され、カートリッジから全て引き出され
る。このとき、検出センサで第1の指示手段が検出され
ると、撮影領域よりも写真フィルムの引出方向終端側の
所定位置で写真フィルムが切断手段によって切断され、
カートリッジから分離される。
【0018】請求項2に記載のフィルム切断装置によれ
ば、撮影済の写真フィルムが収容されたカートリッジを
装置本体の所定位置に装填し、このカートリッジから写
真フィルムを引き出す。引き出された写真フィルムは搬
送装置によって搬送され、カートリッジから全て引き出
される。このとき、検出センサで第2の指示手段が検出
されると、撮影領域よりも写真フィルムの引出方向終端
側の所定位置で写真フィルムが切断手段によって切断さ
れ、カートリッジから分離される。
【0019】また、請求項3に記載のフィルム切断装置
によれば、撮影済の写真フィルムが収容されたカートリ
ッジを装置本体の所定位置に装填し、このカートリッジ
から写真フィルムを引き出す。引き出された写真フィル
ムは搬送装置によって搬送され、カートリッジから全て
引き出される。このとき、検出センサで第2の指示手段
と第1の指示手段との両方が検出されると、撮影領域よ
りも写真フィルムの引出方向終端側の所定位置で写真フ
ィルムが切断手段によって切断され、カートリッジから
分離される。
【0020】
【実施例】
〔第1実施例〕図1には、本発明の第1実施例に係るフ
ィルム切断装置の適用された現像装置10が示されてい
る。
【0021】現像装置10のケーシング12内には、図
の左上角部分にカートリッジ20を収容する載置台60
が設けられており、蓋部16を開放させることによりカ
ートリッジ20を収容することができるようになってい
る。
【0022】なお、カートリッジ20から引き出された
写真フィルム18を搬送する際には、先端部をショート
リーダ(図示せず)の後端部に予め貼付けるようになっ
ている。
【0023】載置台60の下流側(矢印A方向側)に
は、制御装置62からの信号によって作動されるカッタ
68が配設されている。なお、制御装置62とカッタ6
8とで切断手段が構成されている。
【0024】カッタ68の下流側には、写真フィルム1
8の搬送経路に対応して検出センサとしての光センサ7
0が配設されている。この光センサ70は制御装置62
に接続されており、、ターンアラウンドパーフォレーシ
ョン94とデタッチパーフォレーション96とを検出す
るようになっている。
【0025】光センサ70の下流側には、写真フィルム
18を挟持してカートリッジ20から引き出すローラ対
24,26が配置されている。このローラ対24,26
は、制御装置62によって制御されるモータによって回
転駆動されるようになっている。
【0026】ローラ対24,26の下流側には、現像槽
28、漂白槽30、定着槽32、水洗槽34及び安定槽
36で構成される処理部38が配設されている。
【0027】現像槽28には現像液、漂白槽30には漂
白液、定着槽32には定着液、水洗槽34には水洗水、
安定槽36には安定液がそれぞれ貯留されている。ロー
ラ対24,26によって挟持搬送される写真フィルム1
8は、各処理槽へ浸漬され、現像処理等がなされる。
【0028】各処理槽には、その液面及び底面近傍にロ
ーラ40、42(現像槽28のみを図示)が設けられ、
幅方向中央部に均一突起部44が設けられた無端のベル
ト46が掛け渡されている。ここで、ローラ40、42
が回転することにより、ベルト46は駆動される。
【0029】前記ショートリーダには突起部44に噛み
合わされる矩形孔(図示省略)が設けられており、この
矩形孔に前記突起部44が噛み合うことによりショート
リーダ及び写真フィルム18は、ベルト46の駆動に伴
って各処理槽内で略U字型に搬送される構成である。
【0030】また、各処理槽を仕切る仕切り壁48の上
方には巻き掛けローラ50が配設され、ショートリーダ
及び写真フィルム18を次の槽へと受け渡すようになっ
ている。
【0031】安定槽36の下流側には、乾燥部52が設
けられており、現像処理等が終了した写真フィルム18
は、乾燥部52へと搬送され温風によって乾燥処理がな
され、現像装置ケーシング12の排出口54から排出さ
れる。排出口54から排出されたショートリーダは、自
身の腰の強さによって縦壁部56に沿って上方へ移動さ
れる。縦壁部56の上端部には、フック58が形成され
ており、ショートリーダの矩形孔が掛け止めされるよう
になっている。その後、写真フィルム18が順次排出口
54から排出されると、写真フィルム18は、フック5
8に吊り下げられた状態で保持されるようになってい
る。
【0032】以下に第1実施例の作用を説明する。撮影
済のカートリッジ20(正確には撮影済の写真フィルム
18が層状に巻き取られて収容されたカートリッジ)を
ケーシング12内の載置台60へ収納し、写真フィルム
18の先端部をショートリーダの後端部に貼付ける。
【0033】ショートリーダ及び写真フィルム18はロ
ーラ対24,26に挟持され、このローラ対24,26
の回転によって処理部38へと送り出される。
【0034】処理部38では、現像槽28、漂白槽3
0、定着槽32、水洗槽34及び安定槽36の順に写真
フィルム18が浸漬され、現像処理等がなされる。
【0035】各処理が終了した写真フィルム18は、乾
燥部52で乾燥処理が行われた後、排出口54から排出
される。排出されたショートリーダは、縦壁部56に沿
って上方へ移動し、フック58に掛け止めされ、その後
排出される写真フィルム18は吊り下げ状態で保持され
る。
【0036】ここで、写真フィルム18が全て引き出さ
れると、カートリッジ20のスプールから写真フィルム
18を分離する必要がある。以下、この写真フィルム1
8の全引出状態からカートリッジ20との分離までを説
明する。
【0037】写真フィルム18がローラ対24,26に
よって引き出され、光センサ70がターンアラウンドパ
ーフォレーション94を検出し、さらにデタッチパーフ
ォレーション96を検出すると、制御装置62はローラ
対24,26の駆動を一時停止してカッタ68を作動さ
せる。カッタ68は、デタッチパーフォレーション96
よりも写真フィルム18の引出方向終端側の所定位置を
切断する。切断が終了するとローラ対24,26の駆動
が即座に再開され、写真フィルム18が搬送されて所定
の処理が行われる。
【0038】なお、現像槽28までの経路途中にループ
部を形成することにより、先に送り込まれた写真フィル
ム18の搬送速度が一時停止のために変化するようなこ
とはなく、現像処理に影響を及ぼすことはない。
【0039】このように、本実施例では、光センサ70
がターンアラウンドパーフォレーション94とデタッチ
パーフォレーション96との両方を検出して写真フィル
ム18を切断するので、撮影領域を過ぎた写真フィルム
18の引出方向後端を確実に切断することができる。
【0040】また、従来のフィルム切断機では、カート
リッジ全体が引っ張られ、検出バーが移動することによ
ってフィルム後端を検出していたため、可動部分が多か
ったが、本実施例では、カートリッジを保持する部位に
おいては可動部分が無いので、装置の耐久性が良く、故
障箇所も少なくなる。
【0041】また、本実施例では、フィルム途中を後端
と間違えることがないため、切断の信頼性が格段に向上
する。 〔第2実施例〕以下に本発明の第2実施例を図4及び図
5にしたがって説明する。なお、第1実施例と同一構成
部分については、同一符号を付してその構成の説明を省
略する。本実施例は、本発明をいわゆる大ラボで使用さ
れるスプライサに適用したものである。
【0042】図4には、本発明の適用された大ラボ用の
スプライサ80が斜視図にて示されている。なお、この
スプライサ80は、従来から一般的に使用されているも
のと殆ど同じ構造であり、本発明の適用された要部以外
は簡単に説明する。
【0043】このスプライサ80には、手前側面に左側
にカートリッジ20を収容する載置台60が設けられて
いる。
【0044】載置台60の下流側には、写真フィルム1
8を切断する切断部82が配置されており、切断部82
の下流側には写真フィルム18同士を図示しないテープ
で接合するフィルム接合部84が配置されている。ま
た、フィルム接合部84の下流側には、フィルムガイド
ローラ86及びリザーブローラ87を介して巻取リール
88が配置されている。
【0045】図5に示すように、切断部82には、載置
台60の下流側に、写真フィルム18の先端を検出する
光センサ100、ローラ対24,26、カッタ68、タ
ーンアラウンドパーフォレーション94及びデタッチパ
ーフォレーション96を検出する光センサ70が順に配
設されている。写真フィルム18の先端がカートリッジ
20から送り出され、光センサ100がフィルム先端を
検出すると、ローラ対24,26が回転駆動され、写真
フィルム18をカートリッジ20から引き出して搬送す
るようになっている。
【0046】フィルム接合部84には、上流側にフィル
ムプレス台102が配置されており、フィルムプレス台
102の上方には、上下方向に移動する接合ヘッド10
4が配置されている。フィルムプレス台102の上流側
にはフィルム先端を検知するフィルム先端検知板106
が配置されており、フィルムプレス台106の下流側に
はフィルム後端を検知するフィルム後端検知板108が
配置されている。また、フィルム後端検知板108の下
流側には、フィルム後端を検出する光センサ110が配
置されており、光センサ110の下流側には送出しロー
ラ112が配置されている。
【0047】送出しローラ112を手で時計方向に回転
させ、先行する写真フィルム18の後端が光センサ11
0を通過すると、光センサ110の信号により送出しロ
ーラ112が自動的に反時計方向に回転し、フィルム後
端がフィルム後端検知板108に到達して搬送が停止す
る。一方、ローラ対24,26でカートリッジ20から
引き出された写真フィルム18の先端がフィルム先端検
知板106が到達すると、ローラ対24,26の回転が
停止し、フィルム後端検知板108及びフィルム先端検
知板106が下方に退避し、図示しない接合テープロー
ルより接合テープ114がフィルム接合部分の上方に送
り出され、接合ヘッド104が下降してフィルムプレス
台102との間で写真フィルム18の先端と後端とを接
合テープ114で接合するようになっている。
【0048】本実施例においても、第1実施例と同様に
光センサ70がターンアラウンドパーフォレーション9
4とデタッチパーフォレーション96との両方を検出し
て写真フィルム18を切断するので、撮影領域を過ぎた
写真フィルム18の引出方向後端を確実に切断すること
ができる。
【0049】なお、複数の写真フィルム18が以上のよ
うにして順次繋がれて巻取リール88に巻き取られる。
【0050】なお、前記実施例では、光センサ70でタ
ーンアラウンドパーフォレーション94とデタッチパー
フォレーション96との両方を検出してから写真フィル
ム18を切断したが、本発明はこれに限らず、ターンア
ラウンドパーフォレーション94とデタッチパーフォレ
ーション96との何れか一方を検出して写真フィルム1
8を切断しても良い。
【0051】また、ターンアラウンドパーフォレーショ
ン94又はデタッチパーフォレーション96を検出した
時点で搬送を止めて切断しても良く、検出して所定量搬
送してから切断をしても良い。切断するタイミングは、
光センサ70とカッタ68との相対的な位置関係によっ
て変えることができる。
【0052】また、前記実施例では、写真フィルム18
の切断位置がデタッチパーフォレーション96よりも引
出方向終端側であったが、最終駒よりも引出方向終端側
であれば何れの部位で切断しても良い。なお、他の写真
フィルム18やショートリーダとの接合がある場合に
は、接合シロを残して切断をするのは勿論である。
【0053】なお、ターンアラウンドパーフォレーショ
ン94とデタッチパーフォレーション96との少なくと
も1つを検出して写真フィルム18の切断を行ったが、
カートリッジ20の外部に付されたフィルム長さを示す
情報(例えば、バーコード、磁気コード、DXコード
等)を読取る検出手段(例えば、バーコードを読取るス
キャナ、読取ヘッド、DXコードを読取る電気接点等)
を載置台60に設け、検出手段で検出した結果に基づい
て写真フィルム18を搬送し、カッタ68で写真フィル
ム18の撮影領域よりも引出方向終端側の所定位置を切
断しても良い。
【0054】また、カートリッジ20の外部に付された
情報(例えば、DXコード等)を読み取って、写真フィ
ルム18の駒に対応したパーフォレーションの孔数をか
ぞえながら写真フィルム18を搬送し、最終駒のパーフ
ォレーションをカウント終了後に写真フィルム18の撮
影領域よりも引出方向終端側の所定位置を切断すること
もできる。
【0055】また、この写真フィルム18では、ターン
アラウンドパーフォレーション94及びデタッチパーフ
ォレーション96の形成されている側とは反対側には、
撮影駒92に対応してパーフォレーション90が形成さ
れており、最終駒92Aよりも引出方向終端側には、こ
のパーフォレーション90が形成されていない。したが
って、写真フィルム18を所定距離搬送して、撮影駒9
2に対応したパーフォレーション90が検出されなくな
った場合に、最終駒92Aを過ぎたと判断して写真フィ
ルム18の撮影領域よりも引出方向終端側の所定位置を
切断することもできる。
【0056】また、写真フィルム18に、駒数、長さ等
を示す情報(例えば、磁気記録層)が付されている場
合、これらの情報に基づいて写真フィルム18を搬送し
て写真フィルム18の撮影領域よりも引出方向終端側の
所定位置を切断することもできる。このような場合に
は、光センサ70の位置に読取ヘッド等を配置して制御
装置62に接続すれば良い。
【0057】また、前記実施例では、ターンアラウンド
パーフォレーション94及びデタッチパーフォレーショ
ン96を検出して写真フィルム18の撮影領域よりも引
出方向終端側の所定位置を切断したが、写真フィルム1
8の全てが引き出されてスプールに所定値以上の引張力
が作用した際にカートリッジ20が所定量移動するよう
に載置台60を構成すると共に載置台60が移動をスイ
ッチで検出できるように構成し(又は、スプールに所定
値以上の引張力が作用した際にカートリッジ20がスイ
ッチを直接的に押すように構成し)、ターンアラウンド
パーフォレーション94及び又は及びデタッチパーフォ
レーション96を検出して、さらに載置台60の移動に
よりスイッチが入ってから写真フィルム18の撮影領域
よりも引出方向終端側の所定位置を切断することもでき
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明した如く請求項1に記載の写真
フィルム切断装置では、デタッチパーフォレーションを
検出して切断を行うので、撮影領域よりも引出方向終端
側の所定位置を確実に切断できるという優れた効果を有
する。また、カートリッジを移動可能に保持するような
複雑な機構を設ける必要がないので、機械的な構造が簡
単になり、カートリッジ移動のためのスペースも必要と
しない。
【0059】請求項2に記載の写真フィルム切断装置で
は、第2の指示手段を検出して切断を行うので、撮影領
域よりも引出方向終端側の所定位置を確実に切断できる
という優れた効果を有する。また、カートリッジを移動
可能に保持するような複雑な機構を設ける必要がないの
で、機械的な構造が簡単になり、カートリッジ移動のた
めのスペースも必要としない。
【0060】また、請求項3に記載の発明によれば、第
2の指示手段とデタッチパーフォレーションとの両方を
検出して切断を行うので、撮影領域よりも引出方向終端
側の所定位置を確実に切断できるという優れた効果を有
する。また、カートリッジを移動可能に保持するような
複雑な機構を設ける必要がないので、機械的な構造が簡
単になり、カートリッジ移動のためのスペースも必要と
しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像装置の概略構成図である。
【図2】写真フィルムの平面図である。
【図3】カートリッジから引き出した写真フィルムの斜
視図である。
【図4】スプライサの斜視図である。
【図5】スプライサの要部の内部構成図である。
【符号の説明】
10 現像装置 14 カートリッジ 18 写真フィルム 20 カートリッジ 62 制御装置(切断手段) 68 カッタ(切断手段) 70 光センサ(検出センサ) 80 スプライサ 94 ターンアラウンドパーフォレーション(第2の
指示手段) 96 デタッチパーフォレーション(第1の指示手
段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプールに層状に巻き取られカートリッ
    ジに収容されており、写真フィルムの引出方向後端側に
    設けられ写真フィルムをスプールから離脱するデタッチ
    ャーの動作開始時点検出用の第1の指示手段を有する撮
    影済写真フィルムをカートリッジから引き出し、撮影領
    域を過ぎた写真フィルムの引出方向後端を切断してスプ
    ールから分離する写真フィルム切断装置であって、 前記写真フィルムの搬送経路に沿って設けられ前記第1
    の指示手段を検出する検出センサと、 前記検出センサによる前記第1の指示手段の検出結果に
    基づいて前記写真フィルムの撮影領域よりも写真フィル
    ムの引出方向終端側の所定位置を切断する切断手段と、 を備えた写真フィルム切断装置。
  2. 【請求項2】 スプールに層状に巻き取られカートリッ
    ジに収容されており、最終駒を示す第2の指示手段を有
    する撮影済写真フィルムをカートリッジから引き出し、
    撮影領域を過ぎた写真フィルムの引出方向後端を切断し
    てスプールから分離する写真フィルム切断装置であっ
    て、 前記写真フィルムの搬送経路に沿って設けられ前記第2
    の指示手段を検出する検出センサと、 前記検出センサによる前記第2の指示手段の検出結果に
    基づいて前記写真フィルムの撮影領域よりも写真フィル
    ムの引出方向終端側の所定位置を切断する切断手段と、 を備えた写真フィルム切断装置。
  3. 【請求項3】 スプールに層状に巻き取られカートリッ
    ジに収容されており、 写真フィルムの引出方向後端側
    に設けられ写真フィルムをスプールから離脱するデタッ
    チャーの動作開始時点検出用の第1の指示手段と、最終
    駒を示す第2の指示手段と、を有する撮影済写真フィル
    ムをカートリッジから引き出し、撮影領域を過ぎた写真
    フィルムの引出方向後端を切断してスプールから分離す
    る写真フィルム切断装置であって、 前記写真フィルムの搬送経路に沿って設けられ前記第1
    の指示手段と前記第2の指示手段とを検出する検出セン
    サと、 前記検出センサによる前記第2の指示手段の検出結果と
    前記第1の指示手段の検出結果と両方の検出結果に基づ
    いて前記写真フィルムの撮影領域よりも写真フィルムの
    引出方向終端側の所定位置を切断する切断手段と、 を備えた写真フィルム切断装置。
JP26513494A 1994-10-28 1994-10-28 写真フィルム切断装置 Pending JPH08123006A (ja)

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