JP3206209U - 継手着脱工具 - Google Patents

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【課題】作業性の優れた継手着脱工具を提供する。【解決手段】継手の着脱に用いる継手着脱工具Pにおいて、長手方向中間において支軸13に回動自在に支持された一対の杆体1,1の先端部に一対の第1挟持部21,21を設けた。第1挟持部21,21は、互いに離隔するように設けられ、両杆体1,1を通る平面と交差するように折れ曲がり、把持部11を互いに近づくように閉操作したときに閉じて継手を両側から挟持するように構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、継手又の着脱に用いる継手着脱工具に関するものである。
一般的に、温水床暖房・パネルヒーティング等(以下、単に床暖房等という)の液送や流量制御において、熱源機と床暖房等との間に樹脂製のヘッダーを介在させる方法が用いられている。例えば、ヘッダーと床暖房等との間は樹脂製の配管(以下、樹脂管という)で接続されており、この樹脂管は、例えば、その先端部に装着された樹脂製のQF(クイックファスナー)アダプター継手を用いてヘッダーに取り付けられている。また、ヘッダーの接続口のうち、使用しない接続口には、樹脂製のプラグが嵌め込まれている。例えば、非特許文献の249頁及び250頁には、ヘッダー、ジョイント(QFアダプター継手)及びプラグの一例が開示されている。
電子カタログ"給湯暖房システム部材"、249〜253頁、[online]、新和産業株式会社、[平成28年6月1日検索]、インターネット<http://www.shinwasangyo-net.co.jp/prod4_23.pdf>
ところで、一般的に、樹脂製の継手は、径方向外側の対向する位置に、先端部に爪部が形成されかつ径方向へのたわみ変形が可能に一体形成された係止部を有しており、この係止部の弾性によって爪部が径方向に変形してヘッダーの接続部外壁に係止されることで、抜け止めされるようになっている(非特許文献1の249頁参照)。したがって、作業者は、メンテナンスや交換に際し、上記係止部を爪部が径方向外側に向かうようにたわませてその抜け止めを解除し、たわませた状態を保持しながら継手を引き抜く必要がある。
しかしながら、長期間が経過していると、継手の係止部が固くなってたわませにくくなる場合がある。また、水垢等により、継手がヘッダーの内壁に固着されている場合がある。このような場合、継手の取り外しに大きな力を要する。これに対し、非特許文献1の253頁には、係止部による係止を解除するための専用治具が開示されている。この専用治具は、係止部による係止が解除された状態を維持するために用いられるが、継手が固着している場合に継手の引き抜きに大きな力が必要であることに変わりがない。また、ヘッダーには複数の接続部が近接して併設されている場合があり、このような治具を用いた作業がしにくい場合がある。
汎用のプライヤーを用いることも考えられるが、継手の引き抜き作業において力が入りにくいという問題がある。具体的には、樹脂製の継手に配管が接続されている場合、引抜方向と直交する方向から開操作したプライヤーを挿入し、プライヤーを閉操作して係止部をたわませた後に、その状態を保持しつつ、挿入方向と直交する方向に勘合部材を引き抜く必要がある。このとき、腕を挿入した方向(腕の延びる方向)と直交する方向つまり腕を振る方向にプライヤーを動かす必要があり、力が入りにくく作業性が悪化するという問題がある。狭い場所での作業も多いため、作業性がさらに悪くなる場合がある。また、係止部は、非特許文献1にも例示されているとおり、弾性変形可能に構成するために剛性が高くないため、一連の作業者によるプライヤー操作の中で力が入りすぎると係止部が破壊される場合がある。
上記の課題に鑑み、本考案の目的は、上記問題を解決可能に構成された使い勝手のよい継手着脱工具を提供することにある。
本考案の一態様では、継手の着脱に用いるための継手着脱工具において、各々の長手方向中間において支軸により互いに回動自在に支持された一対の杆体と、前記一対の杆体の基端部に形成された把持部と、前記一対の杆体の先端部に互いに離隔するように設けられ、両杆体を通る平面と交差するように折れ曲がり、前記把持部を互いに近づくように閉操作したときに閉じて前記継手を両側から挟持するように構成された一対の第1挟持部とを備えている。
ここで、本考案において継手とは、樹脂性の配管等の管状体と、ヘッダー等の被接続対象物の接続口との間を接続するためのジョイント部材に加えて、プラグのように、ヘッダー等の接続口を閉塞するような部材を含む概念である。すなわち、本考案における継手とは、ジョイント等の接続部材に限定されるものではなく、被接続対象物の接続口に嵌入される嵌入部材を広く含む概念である。
上記態様に係る継手着脱工具は、支軸の軸方向に向かって一体的に延びる第1挟持部を設けたので、作業者が把持部を操作して第1挟持部で継手を着脱する際に、自然な手の角度で(例えば、腕の向きに沿うようにその引き動作で)継手着脱工具を移動させることができるため、作業しやすい構造になっている。また、第1挟持部が各杆体から互いに離れる方向に向かって支軸の軸方向に向かうように延びているため、作業者が把持部を完全に閉操作した場合においても、第1挟持部の間に開閉方向の所定の間隔ができ、継手に必要以上の力がかからないようにすることができる。したがって、作業者が継手を破壊しないようにするために力加減をする必要がない。
前記第1挟持部が閉じたときに該第1挟持部の先端同士が当接してもよい。
これにより、作業者が作業中に継手着脱工具を軸方向に移動させた場合においても、継手着脱工具が外れないようにすることができる。また、作業者が把持部を完全に閉操作した場合に、第1挟持部の先端同士が当接して第1挟持部がそれ以上閉じないように構成されており、作業者が継手を破壊しないようにするために力加減をする必要がない。
前記第1挟持部と前記支軸との間の前記一対の杆体に設けられ、前記把持部の閉操作により閉じて対象物を挟持する一対の第2挟持部と、前記一対の第2挟持部と前記支軸との間の前記一対の杆体に設けられ、対向する壁面が半円形状に凹陥した挟持面を有し、前記把持部の閉操作により閉じて前記挟持面で管状体を挟持する一対の第3挟持部とを備えていてもよい。
これにより、継手の着脱作業、樹脂管Lバンド(樹脂管バンド)の取り付け及び取外し及び樹脂管を挟持しての作業を1本の継手着脱工具で実現することができ、温水床暖房・パネルヒーティング等に係る取付、交換、修理作業において、必要な作業のほぼすべての網羅することができるため、非常に使い勝手がよい。
当該継手着脱工具の前記第1挟持部の離隔間隔が変更できるように構成されていてもよい。
これにより、1本の継手着脱工具で異なる大きさの継手の着脱作業ができるようになる。
前記第1挟持部は、前記一対の杆体を通る平面との間の折れ曲がり角度が90°以下であってもよい。
このような傾斜にすることで、作業者が継手着脱工具の第1挟持部で継手を挟持した場合に、自然な手の角度で継手着脱工具を操作することができるので、作業性が向上する。なお、第1挟持部の一対の杆体を通る平面との間の折れ曲がり角度が90°に近い角度であるのが好ましい。これにより、より自然な手の角度で継手着脱工具を操作することができ、作業性がさらに向上する。
本考案に係る継手着脱工具は、作業者が継手を着脱する際に、自然な手の角度で継手着脱工具を移動させることができ、継手に必要以上の力がかからないように構成されているため、作業者の使い勝手がよい継手着脱工具を提供することができる。
継手着脱工具を正面下側から見た斜視図である。 第1挟持部の間隔変更について説明するための図である。 第2挟持部について説明するための図である。 第3挟持部について説明するための図である。 ヘッダー及び継手の一例を示す正面図である。 継手の着脱作業に係る継手着脱工具及び継手の状態を例示した図である。 継手の着脱作業に係る継手着脱工具及び継手の状態を例示した図である。
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本考案、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものでは全くない。
図1に示すように、本実施形態に係る継手着脱工具としての継手着脱工具Pは、略S字状に延びる一対の杆体1,1を備えている。一対の杆体1,1は、例えばステンレス等の金属製である。一対の杆体1,1の基端部には、作業者が開閉操作をするための把持部11,11が形成されている。
図2に示すように、各杆体1は、長手方向中間における先端寄りの部位において幅広に構成された幅広部12を有する。一方の杆体1の幅広部12には、幅方向の偏った位置に円形状の軸孔12a(図2参照)が厚さ方向に貫通形成されている。また、他方の杆体1の幅広部12には、幅方向中央が若干括れた長円状の長孔12bが厚さ方向に貫通形成されている。軸孔12a及び長孔12bには、位置合わせがされた状態で円柱状の支軸13が挿通され、軸方向への抜け止めがされている。これにより、一対の杆体1,1は、支軸13により揺動するように(回動自在に)軸支されている。具体的には、両把持部11,11は、接離して開閉するように構成されており、作業者の操作を受けて両把持部11,11が開閉されると、一対の杆体1,1の先端部も接離して開閉する。上記閉操作された場合における継手着脱工具Pの状態を閉状態ともいい、開操作された場合における継手着脱工具Pの状態を開状態という。
また、長孔12bを設けたので、長孔12bにおける支軸13(軸孔12a)の位置が変わることにより、図2の実線及び仮想線で示すように、一対の杆体1,1の互いの位置を幅方向にずらすことができる。すなわち、図2に示すように、継手着脱工具Pの開状態及び閉状態に係る第1挟持部2の開口幅(開口の広さ)を例えばW1からW2に変えることができ、サイズの異なる継手に対応させることができるようになる。なお、本実施形態では、支軸13を挿通する孔(軸孔12a及び長孔12b)の形状を工夫することで、第1挟持部2の開口の広さを可変可能にしたが、当該開口広さを調整するための構造は特に限定されない。例えば、図示しないが、後述する一対の第1挟持部21,21が幅方向に伸縮して離隔間隔が調整できるような構成になっていてもよい。
なお、図示しないが、把持部11に、滑り止め加工が施されていてもよい。例えば、把持部11の一部を削って段部を形成する等の滑り止め加工が施されていてもよいし、把持部11が滑り止め用のカバーで覆われていてもよい。なお、本実施形態では、説明の便宜上、継手着脱工具P(一対の杆体1,1)の長手方向において、把持部11が形成されている側を基端側又は下側と称し、その反対側を先端側または上側と称する。
一対の杆体1,1の先端部には、前側に向かって延びる一対の第1挟持部が一体的に突設されている。より具体的には、各杆体1の先端部には、半円形リング状の第1挟持部としての片部21(以下、第1挟持部21という)が前側に向かって延びるように一体に突設されている。この第1挟持部21は、支軸13から離れるに従って、相対する第1挟持部21から離れた後に該第1挟持部21に近づくように円弧上に湾曲しており、継手着脱工具Pが閉操作されて一対の杆体1,1の先端同士が互いに当接したときに、対向する第1挟持部21,21の前後の端部同士が互いに突き合わされて略円形のリング状をなすように構成されている。換言すると、略円形のリング状をなす一対の第1挟持部21,21は、両杆体1,1を通る平面(図1及び図2の紙面に沿う平面)と交差するように前側に向かって折れ曲がっている。継手着脱工具Pにおいて、一対の第1挟持部21,21が形成されている方を前側と称し、その反対側を後側と称する。
ここで、図3及び図4に示すように、第1挟持部は、前後方向に対して、若干先端側が上向くように傾斜角θで傾斜していてもよい。このような構成とすることにより、継手の着脱に係る作業性がさらに向上する。すなわち、このような傾斜を設けることで、継手着脱工具Pの第1挟持部2で継手を挟持した場合に、自然な手の角度で継手着脱工具Pを操作することができる。また、例えば、後述するヘッダー5及びプラグ6の背後に壁がある場合に、継手着脱工具Pと壁面との間に作業者の手が入るスペースを確保することができるというメリットもある。ここで、第1挟持部2の杆体1に対する傾斜角θは任意に設定することが可能であるが、略直角から先端側に若干傾斜させるような角度であるのが好ましい。
図3に示すように、一対の杆体1,1の先端部において、前壁と後壁との間は閉状態において当接するように構成され、当該当接部分により一対の第2挟持部31,31を構成している。この一対の第2挟持部31,31の後壁は、斜め前側に向かって傾斜している。これにより、例えば、樹脂製の管状の配管7(以下、樹脂管7という)が挿通され、継手に対して樹脂管7を抜け止めするために用いるバンド8の締め付けを解除するための操作突起81を挟持する場合に、継手着脱工具Pを斜めにした状態で挟持することができ、作業しやすい構造となっている。
また、図4に示すように、一対の杆体1,1は、それぞれ、第1挟持部2と幅広部12との間において、双方の対向する壁面が半円形状に切り欠かれた切欠部41を有する。一対の切欠部41,41により、把持部11の開閉操作により開閉して樹脂管7を跨いで挟持できるように構成されており、当該部分で一対の第3挟持部41,41を構成している。
図5は、熱源機(図示省略)と床暖房(図示省略)等との間に設けられるヘッダー5と、ヘッダー5に嵌合される継手としてのプラグ6の一例を示している。なお、プラグ6は、継手着脱工具Pの先端側(上側)に向かって嵌合され、基端側(下側)に向かって引き抜かれるものとする。
図5に示すように、ヘッダー5は図面横方向に延びる管状のヘッダー本体51を有し、ヘッダー本体51から下側に向かって管状の接続部52が突設されている。ヘッダー本体51と接続部52とは連通しており、相互間は液密状態に接続されている。接続部52の下端部には、上下方向に貫通形成された断面円形状の接続口53(図7参照)が開口するとともに、周方向の外側において上側に向かって広がる傾斜面を有するリング状の顎部54が一体的に突設されている。
プラグ6は、下端部が下壁部61a(図6参照)によって閉塞された円筒状のプラグ本体61と、プラグ本体61の直径方向に対向する位置の径方向外側に突設された一対の係止部62とを備えている。
プラグ本体61は、ヘッダー5の接続口53よりも若干小さい円筒状の嵌合部61bと、嵌合部の下側において接続部の下端面に当接させてプラグを係止するためのフランジ部61cとをさらに備えている。嵌合部61bには、上下方向に離間する複数の周溝61d,61dが形成されていて、各周溝61dにはOリング61eが嵌められており、プラグ6がヘッダー5の接続部52に嵌合されたときに液密状態になるように構成されている。
各係止部62は弾性変形可能な材料からなるもので、プラグ本体61のフランジ部61cの下側において、径方向外側に向かって延びる第1腕部63aと、第1腕部63aの先端から一体的に上下方向の延びる第2腕部63bとからなる腕部63を有する。第2腕部63bの上端部には、径方向内側に爪部64が一体的に突設され、第2腕部63bの下端部には、径方向外側に突出する段部65が一体的に突設されている。これにより、プラグ6の嵌合部61bをヘッダー5の接続口53の接続口53に嵌入すると、プラグ6の腕部63が顎部54の傾斜面に沿ってたわみながら移動し、爪部64の下端部が顎部54の上端をこえたとき、腕部63の付勢力により、爪部64と顎部54とが係止されるようになっている。また、第2腕部63bの下端部に外側から内向きの力が加えられると腕部63がたわんで、爪部64が径方向外側に広がり、爪部64と顎部54との係止が解除されるようになっている。
なお、本実施形態では、プラグ6を例に説明しているが、ヘッダー5への嵌入対象がアダプターであっても同様である。図5において仮想線で例示しているように、継手としてのアダプターは、プラグ6の下壁部が開口しており、該開口と連通した円筒状の管接続部が下向きに延伸されている。管接続部の外壁には、樹脂管を抜け止めするための抜止段部が形成されている。それ以外の構成、以下に説明する着脱操作等はプラグ6と同様であり、その詳細説明を省略する。
次に、図6及び図7を用いて、本実施形態に係る継手着脱工具Pを用いたプラグ6の着脱作業について詳細に説明する。なお、図6及び図7において、作業者は紙面奥側において作業するものとする。また図5と同様に、ヘッダー5の接続口53は下向きに開口しているものとし、プラグ6は上下方向に抜き差しされるものとする。
まず、プラグ6の取り外し作業について詳細に説明する。
作業者は、継手着脱工具Pの把持部11を開操作して、第1挟持部2の間隔を広げ、継手着脱工具Pを紙面手前側に動かして、第1挟持部2をプラグ6の段部65の上側からあてがうようにする。その後、作業者は、継手着脱工具Pの把持部11を掴んで閉操作することで、プラグ6の腕部63をたわませて、プラグ6の爪部64とヘッダー5の顎部54との係止を解除する(図6参照)。その状態を保持したまま、継手着脱工具Pを下側に向かって引き下げる。そうすると、図7に示すように、プラグ6が引き抜かれ、プラグ6の取り外し作業は完了する。
このとき、第2腕部63bの下端部に段部65が設けられているため、第1挟持部2の下端部と段部65の上端とが当接して引っかかり、継手着脱工具Pが抜け止めされる。また、図6に示すように、継手着脱工具Pが閉操作された際に一対の杆体1,1の先端部同士及び一対の第1挟持部21,21の前後の壁面同士が互いに当接するように構成されているため、第1挟持部2の開口幅の最小幅が規定され、必要以上に強い力が腕部63に与えられない。これにより、作業者が強い力で把持部11を把持したとしても、プラグ6の腕部63が破壊されることはない。すなわち、作業者が把持力を加減する必要がなく、非常に作業しやすい構成になっている。なお、図6では、杆体1,1の先端部同士及び第1挟持部21,21の前後の壁面同士の両方が互いに当接されるものとしたが、杆体1,1の先端部同士並びに第1挟持部21,21の前壁面同士及び後壁面同士のいずれか1つが互いに当接するようにしても同様の効果が得られる。ただし、すべてを互いに当接させることで位置安定性が高くなる。
次に、プラグ6の取り付け作業について詳細に説明する。
プラグ6の取り付けは、直接手で行うことも可能であるが、作業場所が狭い場合や、経時劣化等によりプラグ6の腕部63がたわみにくくなった場合等に、継手着脱工具Pを用いて取り付け作業をすることが有効である。具体的に、作業者は、第1挟持部2の間にプラグを挿入し、継手着脱工具Pの把持部11を閉操作して、プラグ6の腕部63をたわませ、プラグ6とヘッダー5の接続口53との位置合わせをして上側に向かって押し込む。図6の状態まで押し込んだ後、作業者が把持部11の把持力を解除すると、プラグ6の腕部63の付勢力により、プラグ6の爪部64とヘッダー5の顎部54とが係止される。
なお、第1挟持部2の間にプラグ6の腕部63を挿入し、継手着脱工具Pの把持部11を軽く握った状態で、プラグ6とヘッダー5の接続口53との位置合わせをして上側に押し込むようにしてもよい(図7参照)。そうすることで、プラグ6の腕部63が顎部54の傾斜面に沿ってたわみながら移動し、爪部64の下端部が顎部54の上端をこえると、腕部63の付勢力により、爪部64と顎部54とが係止される。
以上のように、本実施形態によると、継手着脱工具Pに対して、前側に向かって一体的に突設された第1挟持部2を設けたので、作業者が継手(例えばプラグ6)を引き抜く際に、自然な手の角度で、すなわち、腕を伸縮させる方向に沿う方向に継手着脱工具Pを操作することができ、継手着脱工具Pを継手の引き抜き方向に移動させやすくなる。さらに、一対の第1挟持部21,21がリング状になっているので、把持部11が完全に閉操作された場合においても、第1挟持部21,21の前後方向の中間位置同士は当接せずに所定の離隔間隔を保っている。これにより、例えば、第1挟持部21,21の離隔間隔を調整することにより、プラグ6の腕部63をたわませるのに必要な力以上の力が与えられないようにすることができる。上記離隔間隔の調整は、あらかじめ設計で行っていてもよいし、図2に示すように継手着脱工具Pの構成を工夫して作業者が後から調整できるようにしてもよい。
また、本実施形態に係る継手着脱工具には、第1〜第3挟持部21,31,41が設けられており、継手の着脱作業、樹脂管Lバンド(樹脂管バンド)の取り付け及び取外し、及び樹脂管を挟持しての作業を1本の継手着脱工具で実現することができ、温水床暖房・パネルヒーティング等に係る取付、交換、修理作業において、必要な作業のほぼすべての網羅することができるため、非常に使い勝手がよい。
なお、上記実施形態では、説明の便宜上、第1挟持部2が継手着脱工具Pの前側に設けられ、一対の第2挟持部31,31が継手着脱工具Pの後側に設けられている例を示したが、一対の第1挟持部21,21と一対の第2挟持部31,31の位置が反対であってもよい。また、一対の第1及び第2挟持部21,21,31,31と、第3挟持部41,41の上下方向の位置が反対になってもかまわない。
本考案によると、例えば、温水床暖房・パネルヒーティング等に係る取付、交換、修理作業に極めて有用であり、産業上の利用可能性が高い。
P 継手着脱工具
1 杆体
11 把持部
21 第1挟持部
31 第2挟持部
41 第3挟持部
6 プラグ(継手)

Claims (5)

  1. 継手の着脱に用いるための継手着脱工具であって、
    各々の長手方向中間において支軸により互いに回動自在に支持された一対の杆体と、
    前記一対の杆体の基端部に形成された把持部と、
    前記一対の杆体の先端部に互いに離隔するように設けられ、両杆体を通る平面と交差するように折れ曲がり、前記把持部を互いに近づくように閉操作したときに閉じて前記継手を両側から挟持するように構成された一対の第1挟持部とを備えている
    ことを特徴とする継手着脱工具。
  2. 請求項1記載の継手着脱工具において、
    前記第1挟持部が閉じたときに該第1挟持部の先端同士が当接する
    ことを特徴とする継手着脱工具。
  3. 請求項1記載の継手着脱工具において、
    前記第1挟持部と前記支軸との間の前記一対の杆体に設けられ、前記把持部の閉操作により閉じて対象物を挟持する一対の第2挟持部と、
    前記一対の第2挟持部と前記支軸との間の前記一対の杆体に設けられ、対向する壁面が半円形状に凹陥した挟持面を有し、前記把持部の閉操作により閉じて前記挟持面で管状体を挟持する一対の第3挟持部とを備えている
    ことを特徴とする継手着脱工具。
  4. 請求項1記載の継手着脱工具において、
    当該継手着脱工具の前記第1挟持部の離隔間隔が変更できるように構成されている
    ことを特徴とする継手着脱工具。
  5. 請求項1記載の継手着脱工具において、
    前記第1挟持部は、前記一対の杆体を通る平面との間の折れ曲がり角度が90°以下である
    ことを特徴とする継手着脱工具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114473948A (zh) * 2022-02-14 2022-05-13 中建八局轨道交通建设有限公司 供安装管道密封圈的辅助装置及其施工方法

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