JP3205452B2 - 塗布容器 - Google Patents

塗布容器

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JP3205452B2
JP3205452B2 JP03797994A JP3797994A JP3205452B2 JP 3205452 B2 JP3205452 B2 JP 3205452B2 JP 03797994 A JP03797994 A JP 03797994A JP 3797994 A JP3797994 A JP 3797994A JP 3205452 B2 JP3205452 B2 JP 3205452B2
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liquid
container
coating
cap
pouring hole
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義幸 角田
治夫 土田
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗布容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
【発明が解決しようとする課題】塗布容器として、注出
孔より注出した液を略平坦に引き延ばして塗布すること
ができるものが提案されている。
【0003】この種容器として、例えば、実公昭45−
14717号公報に記載されたものがある。この容器
は、容器体の口部へ嵌着させた筒状部の先端部へ、先端
の開口面が塗布面と一致する傾斜面に形成された偏平塗
布部を連設したキャップ体を装着させて構成しており、
容器体より注出された液を筒状部内を介して偏平塗布部
先端開口より注出し、この塗布部の傾斜面で塗布した液
を平坦に引き延ばす如く構成したものである。
【0004】上記容器は、液注出と同時に注出した液を
略平坦に引き延ばして塗布することが出来る便利なもの
であるが、その構造上傾斜面の塗布面との当接方向にの
みしか塗布が行えないものである。そこで、本発明の目
的の一つとして、容器の前後いずれの方向からも同じよ
うに塗布及び引き延ばしが行える塗布容器を提案するも
のである。
【0005】また、上記従来の容器では、注出孔は容器
体内から直通して開口しているため、非使用時には別に
キャップを装着しないと内容物が乾燥する等の不都合が
ある。本発明の他の目的は、特別にキャップを必要とし
なくても非使用時には注出孔を液密に閉塞させておくこ
とが出来るとともに、使用時にはそのままの状態から液
の注出及び引き延ばしが行える使用上便利な容器を提案
するにある。
【0006】更に、上記従来の容器は、その塗布部傾斜
面が塗布面と一致する如く構成しているため、傾斜面と
塗布面とを当接させると円滑な液の注出を行い難く、そ
のため、傾斜面と塗布面とを完全に当接させずに容器を
必要だけ傾けて使用しなければならないという取扱い難
さがある。そこで、本発明の更に他の目的として、極め
て簡単な操作で確実に液の注出及び引き延ばしが行える
容器を提案するものである。
【0007】本発明の更に他の目的は、揺動ヘラの前後
方向への揺動がより容易に行え、耐久性に優れた容器を
提案するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本請求項1に記載された
発明は上記課題を解決するため、容器本体2の口頚部5
に塗布キャップ3を装着させた塗布容器であって、上記
塗布キャップ3は、周壁8上端縁より延設した頂壁9中
央部に横長の注出孔12を穿設するとともに、容器体口頚
部5外周に液密に嵌合する嵌合筒部11上端部を上記注出
孔12と連通させ、且つ、頂壁9上面両側に上面が円弧状
をなす一対の支持壁13を設けてなるキャップ本体6と、
該本体6両側中央下部に基端部を連結し且つ前後方向へ
弾性屈曲可能に一対の支柱14を起立させるとともに、各
支柱14間に平板状の延液板15を架設して前後揺動可能に
設け、且つ、延液板15下面により上記注出孔12を開閉可
能に閉塞する揺動ヘラ7とから構成した。
【0009】また、本請求項2に記載された発明は、上
記各支柱14が、キャップ本体2両側中央下部に基端部を
連結し且つ側面視S字状をなす弾性屈曲部16を介して前
後方向への弾性屈曲が可能に起立させた支柱14である請
求項1記載の塗布容器として構成した。
【0010】また、本請求項3に記載された発明は、上
記延液板15下面に上記注出孔12に離脱可能に嵌合する突
条19を突設してなる請求項1記載の塗布容器として構成
した。
【0011】また、本請求項4に記載された発明は、上
記延液板15下面に上記注出孔12に離脱可能に嵌合する突
条19を突設してなる請求項2記載の塗布容器として構成
した。
【0012】
【作用】使用に当たっては、例えば、容器1を倒立させ
て揺動ヘラ7の延液板15先端縁部を塗布面21に当接しつ
つキャップ本体6に対して揺動ヘラ7を傾倒させると注
出孔12が開口し、次いで、胴部4を圧搾しつつ(或い
は、液の粘度によってはそのまま)容器を後方へ引く
と、横長の注出孔12より幅広に注出された液はヘラ7の
延液板15先端部により略平坦に延ばされて塗布面21に塗
布される。
【0013】この際、注出孔12と塗布面21との間には各
支持壁13により小間隙が生じ、円滑な液の注出を行え
る。
【0014】揺動ヘラ7は前後どちらの方向にも傾倒す
るため、容器の前後いずれの側からも同じ様に液の注
出,引き延ばしを行える。
【0015】非使用時には延液板15下面により注出孔12
を閉塞して液の乾燥等を防止し、特に、延液板15下面に
注出孔12と離脱可能に嵌合する突条19を設けることによ
り、より良好な乾燥等の防止を行う。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】本発明の容器1は、液状の接着剤,洗剤等
を収納して注出孔より注出した液を略平坦に引き延ばし
ながら塗布することができるものであり、容器本体2
と、塗布キャップ3とから構成している。また、全体を
ポリエチレン,ポリプロピレン等の合成樹脂により形成
している。容器本体2は横長楕円筒状胴部4より口頚部
5を起立して構成しており、胴部4は薄肉に形成する等
して圧搾可能に構成している。尚、収納液の粘度等によ
り圧搾可能でないものであっても良い。
【0018】塗布用キャップ3は、キャップ本体6と、
揺動ヘラ7とから構成している。
【0019】キャップ本体6は、楕円筒状の周壁8上端
縁より上面が前後方向へ円弧状に弯曲する頂壁9を延設
し、また、周壁8の両側部分を、下部を一部残して、内
方へ各々凹ませた一対の凹部10を形成している。また、
周壁8内部中央下部には容器本体口頚部5外周に螺合す
る嵌合筒部11を有し、該筒部11上端を頂壁9中央に穿設
した横長の注出孔12と連通させている。上記注出孔12両
側の頂壁9上面からは、上面が前後方向に円弧状に弯曲
し、小突出幅をなす、一対の支持壁13を起立させてい
る。
【0020】揺動ヘラ7は、上記各凹部10の底面に基端
部を固定するとともに、前後方向の屈曲が可能に上方へ
起立する一対の支柱14を有し、各支柱14上端間に平板状
の延液板15を架設して前後方向の揺動が可能に構成して
いる。
【0021】上記各支柱14の下部に側面視S字状をなす
弾性屈曲部16を設けることにより、揺動ヘラ7の前後方
向の揺動が行い易く、しかも度重なる使用によっても延
液板15の元の状態への復元誤差が少なく構成している。
【0022】延液板15は正面視横長矩形状をなす板状
で、上端縁を尖らせた形状をなし、また、前後面には塗
布液を延ばす際に両側に液が逃げるのを防止するための
多数の縦溝17を縦設している。また、下面両端部には、
上記各支持壁13を逃げるための切り溝18を設けている。
更に、下面中央部には常態では、上記注出孔12に嵌合し
て注出孔12の良好な閉塞を行え、使用時に揺動ヘラ7を
傾倒させた場合には簡単に外れる半円柱状の突条19を設
けている。
【0023】また、本発明の容器は、図1に示す如きオ
ーバーキャップ20を設けてもよい。このオーバーキャッ
プ20は、周壁下端部を塗布キャップ3のキャップ本体周
壁8外周下部に嵌合させて着脱自在に塗布キャップ3を
被覆する如く構成している。
【0024】
【発明の効果】以上説明した如く本発明容器は、前後揺
動可能に設けた揺動ヘラの存在で、前後いずれの方向か
らでも同じように液の塗布及び引き延ばしを行える。
【0025】また、支持壁の存在で注出孔と塗布面との
間に小隙間を生じるため、液の塗布面への円滑な注出を
行えるとともに、支持壁はその上面が前後方向に円弧状
に弯曲しているため、塗布面との接触部分を少なくして
塗布面上の容器の摺動を容易に行え、ひいては液の注
出,引き延ばしを容易に行える。
【0026】また、非使用時には延液板下面により注出
孔を閉塞しているため、別にキャップを装着しなくて
も、内容液の乾燥や誤って容器を倒した場合の液の漏出
等の不都合を防止でき、特に、延液板下面に注出孔に嵌
合する突条を突設している場合には、その効果がより顕
著である。
【0027】また、側面視S字状をなす弾性屈曲部を有
する支柱とすることにより、揺動ヘラの前後方向の揺動
がより容易に、しかも度重なる使用に際しても元の状態
への復元が確実に行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の一実施例を示す要部斜視図であ
る。
【図2】 同実施例の使用状態を説明する一部切欠き要
部側面図である。
【符号の説明】
2…容器本体,3…塗布キャップ,5…口頚部,6…キ
ャップ本体,7…揺動ヘラ,8…周壁,9…頂壁,11…
嵌合筒部,12…注出孔,13…支持壁,14…支柱,16…屈
曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−134250(JP,U) 実開 昭54−85157(JP,U) 実開 昭63−39477(JP,U) 実開 昭60−8550(JP,U) 実開 昭62−48960(JP,U) 実開 昭63−177259(JP,U) 実公 昭39−26581(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 47/44 B65D 47/08 B65D 47/08 - 47/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体2の口頚部5に塗布キャップ3
    を装着させた塗布容器であって、上記塗布キャップ3
    は、周壁8上端縁より延設した頂壁9中央部に横長の注
    出孔12を穿設するとともに、容器体口頚部5外周に液密
    に嵌合する嵌合筒部11上端部を上記注出孔12と連通さ
    せ、且つ、頂壁9上面両側に上面が円弧状をなす一対の
    支持壁13を設けてなるキャップ本体6と、該本体6両側
    中央下部に基端部を連結し且つ前後方向へ弾性屈曲可能
    に一対の支柱14を起立させるとともに、各支柱14間に平
    板状の延液板15を架設して前後揺動可能に設け、且つ、
    延液板15下面により上記注出孔12を開閉可能に閉塞する
    揺動ヘラ7とからなることを特徴とする塗布容器。
  2. 【請求項2】 上記各支柱14が、キャップ本体2両側中
    央下部に基端部を連結し且つ側面視S字状をなす弾性屈
    曲部16を介して前後方向への弾性屈曲が可能に起立させ
    た支柱14である請求項1記載の塗布容器。
  3. 【請求項3】 上記延液板15下面に上記注出孔12に離脱
    可能に嵌合する突条19を突設してなる請求項1記載の塗
    布容器。
  4. 【請求項4】 上記延液板15下面に上記注出孔12に離脱
    可能に嵌合する突条19を突設してなる請求項2記載の塗
    布容器。
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JP4944560B2 (ja) * 2006-10-18 2012-06-06 アイカ工業株式会社 ノズル及び該ノズル付き容器

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