JP2602056Y2 - ブラシ付き注出容器 - Google Patents

ブラシ付き注出容器

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JP2602056Y2
JP2602056Y2 JP1993042217U JP4221793U JP2602056Y2 JP 2602056 Y2 JP2602056 Y2 JP 2602056Y2 JP 1993042217 U JP1993042217 U JP 1993042217U JP 4221793 U JP4221793 U JP 4221793U JP 2602056 Y2 JP2602056 Y2 JP 2602056Y2
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cap
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brush
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光夫 古沢
次男 荒井
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば部分洗い用液体
洗剤のような液体の内容物を塗布等するためのブラシを
有する容器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、部分洗い用液体洗剤やシミ落と
し液のようなものは、ブラシ等によって、必要箇所に付
着させたり、付着させたものを広げたり、あるいはこす
りつけることが行われている。そのため、前記液体を収
容する容器とは別にブラシを用意する必要があった。
【0003】そこで、容器とブラシとを一体としたもの
として、容器の頂部に植設されたブラシと、容器の頂部
から陥没し互いに嵌合するとともに回動方向に摺動する
2つの筒部とを備え、これらの筒部の下部に通孔を各々
設け、回動によってこれら筒部の通孔が連通するブラシ
付き容器が知られている(実公昭45−5876号公
報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来のブラ
シ付き容器では、回動によって摺動する面が前記通孔を
閉塞するため密閉性が良くなく、加えて、容器から注出
された内容物が容器頂部に設けられた筒部に溜まってし
まうことがあった。
【0005】本考案は前記事項に鑑みてなされたもので
あり、密閉性が良く、かつ注出された内容物が溜まらな
ブラシ付き注出容器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を解
決するために下記の構成とした。すなわち、本考案の
ラシ付き注出容器は、口筒部31を有する容器本体30
と、この容器本体30の口筒部31に取り付けられる有
頂筒状のキャップ10と、このキャップ10の上部に取
り付けられキャップ10に対して上下方向に移動する摘
み20とを備えている。
【0007】前記容器本体30は口筒部31を有する。
前記キャップ10は、キャップ10頂部から立設し、周
面上部から突出する第1突部13aを有する筒部13
と、筒部13内側のキャップ10頂部から突設すると共
に筒部13上端よりも上方に先端が突出し、かつ径大の
段部12aを基端側に有する弁体部12と、筒部13内
側の空間と容器本体30内側の空間とを連通する開口1
1とを有する。
【0008】前記摘み20は、前記筒部13に液密かつ
摺動自在に嵌合し、周面下部に前記第1突部13aに掛
合可能な第2突部24aを有する摺動筒部24と、前記
弁体部12の先端に嵌合する注出孔21を有し摺動筒部
24上端を閉塞する頂板26と、注出孔21を一端側に
内包するように頂板26から下方に垂設されると共に、
前記弁体部12の段部12aに他端側が嵌合する内筒2
3と、頂板26に設けられたブラシ22とを有する。
【0009】前記摘み20の内筒23の他端には、前記
弁体部12の基端側に設けられた径大の段部12aと嵌
合する凹み部23aを設けると良い。
【0010】なお、前記容器本体30に収容される内容
物は、部分洗い用液体洗剤に限るものではなく、種々の
液体、例えばシミ落とし液、液体化粧料、液体医薬品な
どを例示できる。
【0011】また、本考案においてキャップ10の筒部
13は、摘み20の摺動筒部24の外側に設けるように
してもよいしあるいは内側に設けるようにしてもよい。
【0012】
【作用】摘み20が下方に移動すると注出孔21が弁体
部12と嵌合して閉塞し、摘み20が上方に移動すると
注出孔21が弁体部12から離間し、注出孔21と開口
11とが連通される。従って、摘み20をキャップ10
に対して上方へ移動させ、容器30の胴部32を押圧す
ると、容器本体30に収容された内容物を注出孔21か
ら注出できる。
【0013】また、閉塞時には、注出孔21と弁体部1
2の先端、及び弁体部12の基端と内筒23の他端の2
箇所が嵌合するため密閉性が良い。さらに、弁体部12
の先端が注出孔21に嵌合したときに、注出孔21近辺
にくぼみがほとんど生じないため、注出された容器本体
30の内容物が注出孔21近辺に溜まらない。
【0014】内容物を必要量注出した後、摘み20をキ
ャップ10に対して下方移動して、摘み20の注出孔2
1をキャップ10の弁体部12により閉塞する。 次に、
容器本体30の胴部32を手で持ち、注出した内容物を
摘み20に設けたブラシ22で必要箇所に付着させた
り、付着させたものを広げたり、あるいはこすりつけ
る。尚、内容物の種類によっては、注出孔21から注出
させながら、これと同時にブラシ22を使用することも
可能である。
【0015】
【実施例】以下、本考案にかかる実施例を図面を参照し
て説明する。なお、本実施例のブラシ付き注出容器は、
部分洗い用液体洗剤用容器としての態様である。
【0016】本実施例のブラシ付き注出容器は、図1に
示すように、容器本体30、キャップ10及び摘み20
から構成する。前記容器本体30は合成樹脂製で略円筒
状の胴部32を有し、この胴部32の上部に口筒部31
が形成されている。口筒部31の外周面には雄ねじ部3
1aが形成されている。
【0017】前記キャップ10は合成樹脂製であり、固
定部16と、弁体部12と、筒部13と、開口11とを
有している。前記固定部16は有頂筒状をなし、その内
周面には雌ねじ部16aが形成されており、この雌ねじ
部16aは前記雄ねじ部31aに螺合されている。
【0018】前記弁体部12は突起状をなし、前記固定
部16の頂部中央に立設され、基端側には径大な段部1
2aが形成されている。前記筒部13は、前記固定部1
6の頂部に立設された筒状体であり、前記弁体部12の
外側に配されている。この筒部13には上部外周面から
突出する第1突部13aが形成されている。
【0019】前記開口11は、前記弁体部12と前記筒
部13の間に複数設けられている。前記摘み20は合成
樹脂製であり、頂板26と、注出孔21と、内筒23
と、摺動筒部24と、外筒25と、ブラシ22とを有し
ている。
【0020】前記頂板26は前記キャップ10の筒部1
3を覆っている。前記注出孔21は、前記頂板26の中
央に設けられており、前記キャップ10の弁体部12の
先端が液密状態に嵌入可能になっている。
【0021】前記内筒23は前記注出孔21の外側に配
されており、前記頂板26から下方に垂設されている。
この内筒23の下部内面には凹み部23aが形成されて
いて、この凹み部23aは前記段部12aに液密状態に
嵌合可能になっている。
【0022】この内筒23の内部には、前記開口11か
ら前記注出孔21に至るまでの注出路27になってい
る。前記摺動筒部24は、前記内筒23の外側に配され
ており、前記頂板26から下方に垂設されている。この
摺動筒部24は前記第1突部13aに液密状態に摺動可
能にされており、下部内面には第2突部24aが形成さ
れている。
【0023】この第2突部24aは、前記キャップ10
の第1突部13aに掛合することによって摘み20を
止可能になっていて、これによって、摘み20はキャッ
プ10から離脱不能になっている。前記外筒25は前記
頂板26の外周から下方に垂設されている。
【0024】前記ブラシ22は注出孔22の周りに前記
頂板26から上向き姿勢に設けられている。次に、本実
施例の作用を説明する。
【0025】容器本体30の内容物である部分洗い用液
体洗剤を注出するには、摘み20をキャップ10に対し
て上方移動して、注出孔21及び凹み部23aを弁体部
12から離間させる。そして、注出孔21を下向きにし
て付着すべき部分に向け、容器本体30の胴部32を押
圧する。すると、容器本体30内の液体洗剤が開口11
から注出路27を通って注出孔21より注出される。
【0026】次に、容器本体30の胴部32を手で持
ち、注出した液体洗剤をブラシ22で広げたり、あるい
はこすりつけたりする。そして、容器の使用後は、摘み
20を下方移動させる。このことによって、図2に示す
ように、摘み20の注出孔21及び凹み部23aがキャ
ップ10の弁体部12により閉塞される。弁体部12は
注出路27の両端を閉塞するので、密閉性が良いととも
に、注出路27に残存する内容物が少量である。さら
に、閉塞時において、内容物が注出孔21付近に溜まら
ないので、この状態で容器を倒しても、内容物が飛散す
ることはほとんどない。
【0027】以上のように本実施例では、ブラシ22を
有する摘み20が、容器本体30に取り付けたキャップ
10から離脱不能にされているので、ブラシ22がなく
なることはない。
【0028】また、摘み20をキャップ10に対して下
方移動した状態で注出孔21及び凹み部23aが弁体部
12によって閉塞されるようになっているので、ブラシ
使用時に液体洗剤の注出を停止させることができ、液体
洗剤の過剰注出を防止できる。
【0029】
【考案の効果】本考案によれば、閉塞時において注出孔
と開口との間を2箇所で閉塞するため、密閉性を良くす
ることができ、内容物の保管に有利である。さらに、注
出孔近辺にくぼみがないため、注出された内容物が溜ま
らないことから、容器が転倒しても内容物が飛散するこ
とがない。
【0030】そして、携帯性が優れたブラシ付き注出容
器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例において摘みを上方移動させた
状態での一部断面図である。
【図2】本考案の実施例において摘みを下方移動させた
状態での一部断面図である。
【図3】本考案の実施例において摘みをキャップに取り
付けた状態での斜視図である。
【符号の説明】10 キャップ 11 開口 12 弁体部 12a 段部 13 筒部 13a 第1突部 16 固定部 16a 雌ねじ部 20 摘み 21 注出孔 22 ブラシ 23 内筒 23a 凹み部 24 摺動筒部 24a 第2突部 25 外筒 26 頂板 27 注出路 30 容器本体 31 口筒部 31a 雄ねじ部 32 胴部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口筒部を有する容器本体と、この容器本
    体の口筒部に取り付けられる有頂筒状のキャップと、こ
    のキャップの上部に取り付けられキャップに対して上下
    方向に移動する摘みとを備え、前記キャップは、 キャップ頂部から立設し、周面上部から突出する第1突
    部を有する筒部と、 筒部内側のキャップ頂部から突設すると共に筒部上端よ
    りも上方に先端が突出し、かつ径大の段部を基端側に有
    する弁体部と、 筒部内側の空間と容器本体内側の空間とを連通する開口
    と、 を有し、前記摘みは、 前記筒部に液密かつ摺動自在に嵌合し、周面下部に前記
    第1突部に掛合可能な第2突部を有する摺動筒部と、 前記弁体部の先端に嵌合する注出孔を有し摺動筒部上端
    を閉塞する頂板と、 前記注出孔を一端側に内包するように頂板から下方に垂
    設されると共に、前記弁体部の段部に他端側が嵌合する
    内筒と、 頂板に設けられたブラシと、 を有し、 前記摘みが下方に移動すると前記注出孔及び前記内筒が
    前記弁体部と嵌合して閉塞し、摘みが上方に移動すると
    注出孔及び内筒が弁体部から離間し、注出孔と前記開口
    とが連通されることを特徴とするブラシ付き注出容器。
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